JPH0946114A - コイル収容ケース - Google Patents

コイル収容ケース

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JPH0946114A
JPH0946114A JP7194654A JP19465495A JPH0946114A JP H0946114 A JPH0946114 A JP H0946114A JP 7194654 A JP7194654 A JP 7194654A JP 19465495 A JP19465495 A JP 19465495A JP H0946114 A JPH0946114 A JP H0946114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル収容ケース51内にコイル54を収容
するには、コイル54の片面及び端子15a、15bを
絶縁皮膜55で被覆しておく必要があり、作業性が劣る
と共に絶縁の確実性が低い。 【解決手段】 その一端にハーネス13が接続され、他
端にコイル14が接続された端子15と、コイル14と
を収容するためのコイル収容ケース1において、筒状の
コイル巻き取り体10にコイル巻き取り部10aと端子
収容部10bとに区切る絶縁壁11が形成されているこ
とを特徴とするコイル収容ケース1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイル収容ケースに
関し、より詳細には、例えば電子機器のECU(エレク
トロ・コントロール・ユニット)等に接続され、特定周
波数の電波をキャッチするアンテナの役割を担うコイル
のコイル収容ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】車の盗難防止対策としては従来から様々
の方法が採られているが、最近では合鍵等による車の盗
難防止のため、所定の周波数の電波を発する鍵が用いら
れるようになってきている。前記鍵による車の盗難防止
対策は以下の通りである。
【0003】鍵自体には特定の周波数の電波を発振させ
る発振器が装備され、キーシリンダ側にはECUに接続
されたアンテナが装備され、車体側の前記ECUには前
記特定周波数で特定される番号が記憶されている。また
前記ECUにあっては前記鍵によりスタータがオンされ
た場合に、前記鍵が発している電波の周波数とECUに
記憶されている前記番号とが一致するか否かを判断し、
一致すると判断した場合にはセルモータの回転と同時に
燃料の噴射を指示してエンジンを作動させ、一致しない
と判断した場合にはセルモータの回転は指示するものの
燃料噴射の指示は行わず、エンジンを作動させない。前
記鍵が発している電波をECUが認識するためには該電
波をキャッチするための前記アンテナが必要であるが、
該アンテナとしては一般にコイルが用いられている。
【0004】図5(a)は前記アンテナを構成するコイ
ルがハーネスと接続された状態を示した模式的斜視図で
あり、(b)は前記ハーネスと接続されたコイル、及び
それを収容するケースを示した模式的斜視図である。
【0005】図中54はコイルを示しており、図中13
は絶縁加工されたハーネスを示している。コイル54は
導線が同一軸心で環状に巻かれることにより形成されて
おり、コイル54の巻き初めの導線54aには真鍮等の
金属製の端子15aが、コイル54の巻き終りの導線5
4bには同様に端子15bが接続されている。また、端
子15aにはハーネス13の一端部13aが接続されて
おり、端子15bにはハーネス13の一端部13bが接
続されている。
【0006】図中51はコイル54を保護、収容するた
めの、コイル収容ケースを示しており、コイル収容ケー
ス51はその中央部に円形の鍵差し込み孔56aが形成
された環状の蓋体56と、有底円筒形状体の底面中央部
に同じく円形の鍵差し込み孔57aが形成された本体5
7とから構成されている。本体57の円筒部の所定箇所
にはハーネス13の一端部13a、13bを引き出すた
めの切り欠き部57bが形成されている。
【0007】コイル54をコイル収容ケース51内に収
容するにあたっては、コイル54と端子15a、15b
とが接触してショートが発生するのを防止するために、
端子15a、15bをそれぞれ絶縁皮膜55で覆ってお
き、さらにコイル54の片面に絶縁皮膜55を密着さ
せ、端子15a、15bを絶縁皮膜55を介してコイル
54の前記片面に配置する。この後コイル54を蓋体5
6及び本体57に収容し、ハーネス13の一端部13
a、13bを本体57の切り欠き部57bに嵌込むと共
にハーネス13の一端部13a、13b以外の部分をコ
イル収容ケース51外に配置し、ECUへ接続する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
コイル収容ケース51内にコイル54を収容するには、
コイル54の片面及び端子15a、15bを絶縁皮膜5
5で被覆しておく必要があり、作業性が劣ると共に絶縁
の確実性が低いという課題があった。
【0009】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、コイルと端子、あるいは端子同士を確実に絶
縁し得ると共に作業性を向上させることができるコイル
収容ケースを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るコイル収容ケースは、その一端にハーネ
スが接続され、他端にコイルが接続された端子と、前記
コイルとを収容するためのコイル収容ケースにおいて、
筒状のコイル巻き取り体にコイル巻き取り部と端子収容
部とに区切る絶縁壁が形成されていることを特徴として
いる(1)。
【0011】上記コイル収容ケース(1)によれば、前
記絶縁壁により前記コイル巻き取り部と前記端子収容部
とが確実に隔離されることとなり、絶縁膜を用いずとも
コイルと端子とのショートが防止され、絶縁膜を準備、
形成する必要がないため作業性が向上する。
【0012】また、本発明に係るコイル収容ケースは、
上記(1)記載のコイル収容ケースにおいて、端子収容
部にコイル巻き取り体の中心を挟んで左右両側に別れた
端子固定部が形成されていることを特徴としている
(2)。
【0013】上記コイル収容ケース(2)によれば、両
端子を適切な位置に固定し得るため、端子同士が前記端
子収容部内で一箇所に集まることがなく、端子同士の接
触によるショートを確実に防止し得る。
【0014】また、本発明に係るコイル収容ケースは、
上記(1)又は(2)記載のコイル収容ケースにおい
て、端子収容部を2部屋に区切る隔壁が形成されている
ことを特徴としている(3)。
【0015】上記コイル収容ケース(3)によれば、前
記コイル巻き取り部から引き出された導線が前記端子収
容部において多少たるみを生じていても、たるんだ導線
同士は前記隔壁により隔てられるため、導線同士のショ
ートを確実に防止し得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコイル収容ケ
ースの実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従
来例と同一の機能を有する構成部品には同一の符合を付
すものとする。図1(a)は実施の形態1に係るコイル
収容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)は
コイル収容ケース内にコイルを収容した状態を示す、端
子部を含む模式的断面図である。
【0017】図中1は例えば樹脂製のコイル収容ケース
を示しており、コイル収容ケース1はコイル巻き取り体
10とカバー体12とから構成されている。カバー体1
2は環状部12aと円筒体部12cとから構成され、環
状部12aの中央部は鍵差し込み孔12bとなってお
り、円筒体部12cの所定部には切り欠き部12dが形
成されている。また、円筒体部12cの開放端にはコイ
ル巻き取り体10の所定部と嵌合させるための凸部12
eが複数個、延設されている。
【0018】コイル巻き取り体10はカバー体12の外
周よりやや大きい外周を有し、鍵差し込み孔12bと同
じ大きさの鍵差し込み孔18を有した環状の板部16
と、板部16よりも小さい外周を有し、鍵差し込み孔1
8を有した環状の絶縁壁11を含んで構成されている。
コイル巻き取り体10においては板部16と絶縁壁11
との平面方向が平行であり、両方の内周部が鍵差し込み
孔18を形成する円筒部分17aにより前記平面方向と
垂直に接続された形状となっている。また、絶縁壁11
あるいは板部16よりもカバー体12側には円筒部分1
7aと同じ外周を有する円筒部分17bが延設された形
状となっている。また、板部16の、カバー体12に形
成された凸部12eと対向する箇所には嵌合孔16aが
形成されている。円筒部分17aを底面とする、絶縁壁
11と板部16との間の空間がコイル巻き取り部10a
となり、円筒部分17bを底面とする絶縁壁11よりも
カバー体12側の空間が端子収容部10bとなってい
る。
【0019】このように構成されたコイル収容ケース1
にあっては、コイル巻き取り体10のコイル巻き取り部
10aに導線が巻き付けられることによりコイル14が
形成され、巻き初めの導線54aと巻き終りの導線54
bが絶縁壁11の切り欠き部11a、11b(図示せ
ず)から端子収容部10b側に引き出されている。引き
出された導線54a、54bの一端には端子15a、1
5bがそれぞれ接続されており、端子15a、15bの
他端にはハーネス13の一端部13a、13bがそれぞ
れ接続されている。
【0020】コイル14が収容されたコイル巻き取り体
10とカバー体12との一体化は、ハーネス13の一端
部13a、13bがカバー体12の切り欠き部12dか
ら外部に引き出される一方、カバー体12の凸部12e
がコイル巻き取り体10の嵌合孔16aに嵌込まれるこ
とにより行われる。
【0021】上記した構成のコイル収容ケース1にあっ
ては、絶縁膜55(図5)を用いなくても絶縁壁11に
よりコイル巻き取り部10aと端子収容部10bとが確
実に隔離されることとなり、コイル14と端子15との
ショートを確実に防止することができる。また、絶縁膜
55を準備、形成する必要がなく、またコイル14に密
着させる工程を必要としないため作業性を向上させるこ
とができる。
【0022】図2(a)は実施の形態2に係るコイル収
容ケースを示した模式的分解斜視図であり、(b)は模
式的分解正面図である。
【0023】図中2はコイル収容ケースを示しており、
コイル収容ケース2はコイル巻き取り体20とカバー体
22とから構成されており、カバー体22の環状部22
aの所定箇所には突起状の端子固定部22fが形成され
ている以外は実施の形態1に係るカバー体12と同様に
構成されている。
【0024】また、コイル巻き取り体20の絶縁壁21
にはコイル巻き取り体20の中心線Bを挟んで左右両側
の所定位置に正面視略W形状の導線捲回部21aが形成
されている。また、導線捲回部21aから所定距離隔て
コイル巻き取り体20の中心線Bを挟んで左右両側の所
定箇所には突起状の端子固定部21bが形成されてい
る。その他の部分は実施の形態1の場合と同様に構成さ
れている。
【0025】このように構成されたコイル収容ケース2
にあっては、コイル巻き取り体20のコイル巻き取り部
10aに導線54が巻き付けられることによりコイル1
4が形成されており、巻き初めの導線54aと巻き終り
の導線54bがそれぞれ絶縁壁21の導線捲回部21a
に一旦掛止され、端子固定部21bに固定された端子1
5a、15bに接続される。
【0026】コイル14が収容されたコイル巻き取り体
20とカバー体22との一体化は、ハーネス13の一端
部13a、13bがカバー体22の切り欠き部22dか
ら外部に引き出される一方、カバー体22の凸部22e
がコイル巻き取り体20の嵌合孔16aに嵌込まれるこ
とにより行われ、この時、絶縁壁21に形成された端子
固定部21bの突起に嵌込まれている端子15a、15
bはカバー体22の環状部22aに形成された端子固定
部22fにより確実に抑え込まれる。
【0027】上記した構成のコイル収容ケース2にあっ
ては、端子収容部10bにコイル巻き取り体20の中心
線Bを挟んで左右両側に別れた端子固定部21bが形成
されているので、端子15を適切な位置に固定し得るた
め、端子収容部10b内で端子15同士が一箇所に集ま
ることがなく、端子15同士の接触によるショートを確
実に防止することができる。
【0028】図3(a)は実施の形態3に係るコイル収
容ケース3を示した模式的分解斜視図であり、(b)は
模式的分解正面図である。
【0029】図中3はコイル収容ケースを示しており、
コイル収容ケース3はコイル巻き取り体30とカバー体
22とから構成されており、カバー体22は実施の形態
2の場合と同様に構成されている。
【0030】また、コイル巻き取り体30では、コイル
巻き取り体30の絶縁壁31上であってコイル巻き取り
体30の中心線B上の位置に端子収容部10bを2部屋
に区切る隔壁31aが形成されており、その他の部分は
実施の形態2の場合と同様に構成されている。
【0031】上記した構成のコイル収容ケース3にあっ
ては、端子収容部10bを2部屋に区切る隔壁31aが
形成されているので、コイル巻き取り部10aから引き
出された導線54a、54bが導線捲回部21aにおい
て多少たるみを生じていても、該たるんだ導線同士が接
触するおそれがないため、導線54a、54bのショー
トを確実に防止することができる。
【0032】上記実施の形態にあっては端子固定部21
b及び端子15の形態として図4(a)−(a´)に示
すような形態としたが何らこれに限定されるものでな
く、別の実施の形態では図4(b)−(b´)、(c)
−(c´)に示すような形態であってもよい。
【0033】以下、図4(a)−(a´)、(b)−
(b´)、(c)−(c´)に示した端子固定部及び端
子の形態について説明する。(a)は図2、図3に示し
た実施の形態に係る端子固定部21bを示した部分拡大
正面図であり、(b)は別の実施の形態に係る端子固定
部61bを示した部分拡大斜視図であり、(c)はさら
に別の実施の形態に係る端子固定部71bを示した部分
拡大斜視図である。(a´)〜(c´)はそれぞれ
(a)〜(c)に固定される端子15、65、75を示
した模式的斜視図である。
【0034】端子固定部21b(図4(a))は例えば
2つの突起21b1 、21b2 から構成されており、こ
れら突起21b1 、21b2 はこれら突起21b1 、2
1b2 を結んだ線Aがコイル巻き取り体20(30)の
中心線Bと平行になるよう配置されている。一方、端子
15(図4(a´))は平面視長方形状の連結部15e
の両端から連結部15eと垂直方向に同じく平面視長方
形状の先端部15dが延設された平面視略コの字形状の
板部材から構成されており、先端部15dが連結部15
e側に丸く折り返された形状となっている。連結部15
eの所定箇所には端子固定部21bの突起が嵌め込まれ
る貫通孔15cが2つ形成されており、それぞれの貫通
孔15cの中心間の距離及び位置関係は突起21b1
21b2と対応している。
【0035】端子固定部21bに端子15を固定するに
は、端子15に形成された貫通孔15cに端子固定部2
1bの突起21b1 、21b2 を嵌め込み、上記したよ
うにカバー体22の環状部22aに形成された端子固定
部22fにより、端子15を抑えつける。
【0036】また、端子固定部61b(図4(b))は
平面視長方形状の板部材を側面視逆J字形状に変形させ
た構成となっており、前記板部材の端部61cがコイル
巻き取り体20(30)の中心線Bと平行に絶縁壁21
(31)の所定箇所に固定され、他の端部61dが絶縁
壁21(31)の周縁部方向に開放された開放端となっ
た形状を有している。一方、端子65(図4(b´))
は円筒形状を呈しており、端子65の中心部が貫通孔6
5cとなっている。
【0037】端子固定部61bに端子65を固定するに
は、端子固定部61bの開放端である端部61d側から
端子65を嵌め込む。端子固定部61bは例えば樹脂製
を有しているので、端子65該弾力により端子固定部6
1bにしっかり固定される。
【0038】また、端子固定部71b(図4(c))は
側面視逆L字形状の2つの板部材71b1 、71b2
ら構成されており、板部材71b1 、71b2 の一端面
71dの延長線がコイル巻き取り体20(30)の中心
線Bと垂直になるように一端面71dにおいて絶縁壁2
1(31)の所定箇所に固定され、他の一端面71eが
各々接することなく平行に向き合う形状となっている。
一方、端子75(図4(c´))は平面視長方形状の連
結部75eの両端において連結部75eと垂直方向に先
端部75aが延設された平面視略コの字形状の板部材か
らなり、先端部75aは先細形状のテーパ面75bを有
し、テーパ面75bと先端部75aの側面75dとは端
子固定部71bへの引っ掛け部となる面75fにより連
結されており、面75fと側面75dとは直角に交わっ
ている。さらに連結部75eにはその長軸方向に伸びる
貫通孔75cが形成されている。
【0039】端子固定部71bに端子75を固定するに
は、端子固定部71bに図中矢印D方向から端子75を
先端部75a側から嵌め込む。すると端子75はテーパ
面75bにより案内されて先端部75aは内側に少し反
らされ、面75fが端子固定部71bの端部を過ぎると
先端部75aは弾性によりもとの形状に復帰し、面75
fが端子固定部71bの端部に係合し、抜け止めとな
る。
【0040】(a´)〜(c´)の端子15、65、7
5においてはいずれも図中矢印A方向から導線54aあ
るいは54bを貫通孔15c、65c、75cに差し込
み、図中矢印B方向からハーネスの一端部13aあるい
は13bを貫通孔15c、65c、75cに差し込んで
両方の箇所を溶接する。端子15、65、75はいずれ
も真鍮などの金属性であり、前記溶接により導線54
a、54bとハーネス13とが導通されることとなる。
【0041】また上記実施の形態にあっては切り欠き部
12d、22dがカバー体12、22の円筒体部12
c、22cの所定箇所に形成されているが、何らこれに
限定されるものでなく、別の実施の形態では環状部12
a、22aの所定箇所に形成されていてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、上記コイル収容ケ
ース(1)によれば、その一端にハーネスが接続され、
他端にコイルが接続された端子と、前記コイルとを収容
するためのコイル収容ケースにおいて、筒状のコイル巻
き取り体にコイル巻き取り部と端子収容部とに区切る絶
縁壁が形成されているので、前記絶縁壁により前記コイ
ル巻き取り部と前記端子収容部とが確実に隔離されるこ
ととなり、絶縁膜を用いずともショートを防止すること
ができる。また、絶縁膜を準備、形成する必要がないた
め作業性を向上させることができる。
【0043】また、上記コイル収容ケース(2)によれ
ば、上記(1)記載のコイル収容ケースであって前記端
子収容部にコイル巻き取り体の中心を挟んで左右両側に
別れた端子固定部が形成されているので、両端子を適切
な位置に固定し得るため、前記端子収容部内で端子同士
が一箇所に集まることがなく、端子同士の接触によるシ
ョートを確実に防止することができる。
【0044】また、上記コイル収容ケース(3)によれ
ば、上記(1)又は(2)記載のコイル収容ケースであ
って前記端子収容部を2部屋に区切る隔壁が形成されて
いるので、前記コイル巻き取り部から引き出された導線
が前記端子収容部において多少たるみを生じていても、
たるんだ導線同士は前記隔壁により絶縁されるため、導
線同士のショートを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施の形態1に係るコイル収容ケース
を示した模式的分解斜視図であり、(b)はコイル収容
ケース内にコイルを収容した状態を示す端子部を含む模
式的断面図である。
【図2】(a)は実施の形態2に係るコイル収容ケース
を示した模式的分解斜視図であり、(b)は模式的分解
正面図である。
【図3】(a)は実施の形態3に係るコイル収容ケース
を示した模式的分解斜視図であり、(b)は模式的分解
正面図である。
【図4】(a)〜(c)は端子固定部を示した部分拡大
正面図、部分拡大斜視図であり、(a´)〜(c´)は
それぞれ(a)〜(c)に固定される端子を示した斜視
図である。
【図5】(a)はアンテナとして用いられるコイルがハ
ーネスと接続された状態を示した模式的斜視図であり、
(b)は前記ハーネスと接続されたコイル、及びそれを
収容する従来のケースを示した模式的斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3 コイル収容ケース 10、20、30 コイル巻き取り体 10a コイル巻き取り部 10b 端子収容部 14 コイル 15 端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端にハーネスが接続され、他端に
    コイルが接続された端子と、前記コイルとを収容するた
    めのコイル収容ケースにおいて、筒状のコイル巻き取り
    体にコイル巻き取り部と端子収容部とに区切る絶縁壁が
    形成されていることを特徴とするコイル収容ケース。
  2. 【請求項2】 端子収容部にコイル巻き取り体の中心を
    挟んで左右両側に別れた端子固定部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコイル収容ケース。
  3. 【請求項3】 端子収容部を2部屋に区切る隔壁が形成
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のコイル収容ケース。
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