JP7457564B2 - ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアハンドル装置に関する。
従来、静電容量センサの電極をインサート成形してハンドル本体を形成し、ハンドル本体の基板収容部に実装基板を収容し、実装基板をポッティング樹脂により封止するようにしたドアハンドル装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
また、一対の電極、両電極間の静電容量の変化を検出する検出回路、及び回路基板をホルダに取り付け、これらを金型成形により合成樹脂からなる被覆部で覆うようにしたドアハンドル装置が公知である(例えば、特許文献2参照)。
現在、ドアハンドル装置では、ロックセンサの静電容量検出用の電極をハンドル表面側に配置し、アンロックセンサの静電容量検出用の電極をハンドル裏面側に配置するようになって来ている。
しかしながら、前述のポッディング樹脂で封止する工法や、金型成形で被覆する工法により、前記電極の両方を樹脂部材で覆う構造とすると、次のような問題がある。すなわち、ドアハンドル内に収容される樹脂ケース内に於ける前記両電極、アンテナ、及び回路基板の存在により、樹脂ケース内に樹脂をスムーズに充填するための空間を確保できない。このため、前記部品の被覆状態が不十分となる。また、樹脂ケース内に前記部品を組み付けてから樹脂を充填しなければならず、組立工数が増える。
特許第4079647号公報 特許第4104496号公報
本発明は、ロックセンサ及びアンロックセンサの2つの電極、アンテナ及び回路基板を樹脂で完全に覆うことにより確実に一体的に形成して組立性を向上させることができるドアハンドル装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、第1収容凹部を有するドアハンドルケースと、前記第1収容凹部を覆うように前記ドアハンドルケースに取り付けられるドアハンドルカバーと、前記第1収容凹部に配置され、底面部から膨出部が膨出する第2収容凹部を有するケーシングと、前記第2収容凹部に収容されるアンテナと、前記ケーシングの膨出部にインサート成形される第1電極を有する第1静電容量センサと、前記ケーシングの底面部にインサート成形される第2電極を有する第2静電容量センサと、前記第2収容凹部に収容され、前記第1静電容量センサ及び前記第2静電容量センサと電気接続される回路基板と、を備えるドアハンドル装置を提供する。
この構成によれば、ケーシングに底面部から膨出する膨出部を形成するようにしたので、底面部に第1電極をインサート成形すると共に、膨出部に第2電極をインサート成形することができる。したがって、ケーシングに第1電極及び第2電極を組み付ける必要がなくなり、組立性を向上させることできる。また、第1電極及び第2電極を確実に樹脂で覆うことができる。
前記第2収容凹部は、前記ケーシングの一端側から他端側に向かう長手方向に沿って延び、前記膨出部は、前記ケーシングの一端側から長手方向に沿って延び、前記第2収容凹部の長手方向に直交する短手方向の一方の側部に形成されるものであり、前記回路基板は、前記膨出部に隣接する前記第2収容凹部の他方の側部に配置される幅狭部と、前記第2収容凹部の前記膨出部が形成されていない領域に配置される幅広部とを有し、両面に電子部品が実装されているのが好ましい。
この構成によれば、回路基板の両面に電子部品を実装することで、膨出部を形成することにより間隔の狭くなった領域に配置可能な幅狭部を形成してケーシングを大型化することなく、その第2収容凹部内に回路基板を配置することができる。
前記第2収容凹部に合成樹脂材料を充填することにより形成されて前記回路基板を覆う被覆部材をさらに備えるのが好ましい。
この構成によれば、第2収容凹部内の回路基板を覆ってその防水性を高めることができる。また、膨出部にインサート成形した第1電極及び第2電極の防水性をさらに高めることができる。
前記ドアハンドルカバーと前記被覆部材との間であって、少なくとも前記第2静電容量センサの電極に対応する位置に形成される内部空間を占有するように圧縮状態で配置される防水パッドを備えるのが好ましい。
この構成によれば、防水パッドを配置した領域、すなわち第2静電容量センサの電極表面側への水の浸入を阻止することにより、水が滞留することがなく、電極の静電容量への影響を確実に防止することができる。
本発明によれば、ケーシングに底面部から膨出する膨出部を形成することにより、底面部に第1電極を、膨出部に第2電極をそれぞれインサート成形することができる。このため、ドアハンドルケースへの各種部品の組立性を向上させることが可能となる。
本実施形態に係るドアハンドル装置の正面図。 図1のドアハンドル装置の斜視図。 図2のドアハンドル装置の分解斜視図。 図3のケーシング、第1電極及び第2電極を示す斜視図。 図3のアンテナの分解斜視図。 図2のドアハンドル装置に於けるケーシングの縦断面図。 図2のドアハンドル装置に於けるケーシングの部分縦断面図。 他の実施形態に係る被覆部材の斜視図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
(全体構成)
図1及び図2は、本実施形態に係るドアハンドル装置1を示す。このドアハンドル装置1は、車両ドアのアウターパネル2に取り付けられるハンドル3を備える。ハンドル3には、図3に示すように、アンテナユニット4が内蔵され、被覆部材5によって覆われている。被覆部材5の一部には防水パッド6が圧接している。
(ハンドル)
ハンドル3は合成樹脂製であり、ドアハンドルケース7とドアハンドルカバー8とで構成されている。ドアハンドルケース7とドアハンドルカバー8とで形成される内部空間にはケーシング9が収容されている。
ドアハンドルケース7は、一端から他端に向かって延びる溝状に形成されている。この溝状部分が第1収容凹部10である。ドアハンドルケース7の一端部からは作動部11が突出している。作動部11は、車両ドアの内部に配置されたドアロック装置(図示せず)と接続されている。ドアハンドルケース7の他端部からはアーム部12が突出している。アーム部12の先端は、アウターパネル2の支軸(図示せず)に回転可能に支持されている。アーム部12の近傍には開口部13が形成されている。開口部13を介してアンテナユニット4から延びるコード37をドア本体内へと引き出すことができるようになっている。
ドアハンドルカバー8は、ドアハンドルケース7の第1収容凹部10を覆うようにしてドアハンドルケース7に取り付けられる。ドアハンドルカバー8は、一端から他端に向かう長手方向の中央部分が突出するように湾曲し、これに直交する短手方向でも中央部分が突出するように湾曲している。
ケーシング9は合成樹脂製で、図4に示すように、一端から他端に向かって延び、表面(第1面9a:ケーシング9をハンドルケースの第1収容凹部10に収容した際に露出する面)には第2収容凹部14が形成されている。ケーシング9の他の面で構成される外面形状は、ドアハンドルケース7の第1収容凹部10の内面形状とほぼ合致している。第2収容凹部14は、一端側の幅狭凹部15と、他端側の幅広凹部16とで構成されている。第2収容凹部14の底面には、アンテナ24及び回路基板27を支持するための複数の突部17と、回路基板27を保持するための複数の係止爪18とがそれぞれ突出している。幅広凹部16の底面からは、各内側面に沿って一対の突条19が突出している。突条19と内側面との間に形成される溝部20には、後述するアンテナ24から延びるコード37が配索される。
後述するように、第2収容凹部14の底面部14aには、第1電極33がインサート成形により内蔵されている。第2収容凹部14の底面2箇所に形成される第1凹部21(一方は図示せず)は、第1電極33をインサート成形する際の金型に対する位置決め用のピンが成形後に引き抜かれることによって形成されるものである。一方の第1凹部21の両側に前記係止爪18のうちの2つが位置している。
また、第2収容凹部14の底面部14aには、上方に膨出する膨出部22が形成されている。この膨出部22は、幅狭凹部15を構成する一方の内側面にもつながっている。膨出部22には、第2電極34がインサート成形により内蔵されている。膨出部22の表面3箇所には第2凹部23が形成されている。第2凹部23は第2電極34をインサート成形する際の金型に対する位置決め用のピンが成形後に引き抜かれることによって形成される。
(アンテナユニット)
アンテナユニット4は、アンテナ24、アンロックセンサ25(第1静電容量センサ)、ロックセンサ26(第2静電容量センサ)、及び回路基板27を備える。
アンテナ24は、図5に示すように、外周部にコイル28が巻回されたボビン29と、ボビン29に収容されたフェライトバー30と、ボビン29の一端側に取り付けられる一対の接続端子31とを備える。ボビン29は絶縁材料からなり、一対の側部29aと、これら側部29aを接続する複数の連結部29bとで構成されている。側部29aは板状で、互いの平面を対向させて、一端から他端に向かって延びている。各連結部29bは、幅の広いものと狭いものの2種類があり、側部29aの両側をそれぞれ接続している。側部29aと連結部29bによって、ホビンにはフィライトバー30を配置可能なスペースが形成される。コイル28は、線材が各連結部29bの間の複数箇所(ここでは、5箇所)にそれぞれ巻回され、接続端子31に両端部(巻き始めと巻き終わり)がそれぞれ接続される。接続端子31は、ボビン29の各側部29aの一端部に一体的に取り付けられている。接続端子31の先端部分はほぼ直角に折り曲げられ、後述する回路基板27に電気接続される。
アンロックセンサ25は、平板状の第1電極33を備える。第1電極33は、図4に示すように、一端側の第1板部33aと、他端側で一方の側縁(第1側縁)が切除されることにより第1半部よりも若干幅が狭くなった第2板部33bとを有する。第2板部の第1側縁には、第1板部33a側の近傍部分がほぼ直角方向に延びる第1端子部33cが形成されている。
ロックセンサ26は、平板状の第2電極34を備える。第2電極34は、一端がほぼ直角方向に屈曲し、さらにこの屈曲部分とで略U字状をなす第2端子部34aが延びている。
第1電極33と第2電極34とは、図6及び図7に示すように、ケーシング9にインサート成形される。第1電極33及び第2電極34は、自己容量方式の静電容量センサの電極であり、電極とアースとの間に静電容量(寄生容量)を有するように構成され、手がハンドル3に近づくことにより新たな静電容量を発生させる。第1電極33は、ケーシング9の第2収容凹部14の底面部14aに配置され、湾曲した底面に沿っており、ハンドル3をつかんだとき、ハンドルケース7の背面側とアウターパネル2の凹部との間に挿入された手を検出できるようになっている。第2電極34は、ケーシング9の膨出部22に配置され、ハンドル3のハンドルカバー8の表面への手の接触を検出できるようになっている。また、第1電極33及び第2電極34は、第1端子部33cと第2端子部34aが、第2収容凹部14内に突出するようにケーシング9にインサート成形され、後述する回路基板27に電気接続される。
回路基板27は、図3に示すように、その表裏面に種々の電子部品27aがそれぞれ実装されており、一端側の幅狭部35と、他端側の幅広部36とで構成されている。電子部品27aを回路基板27の表裏面に実装することで、幅狭部35を形成しても必要な電子部品を搭載することが可能となっている。幅狭部35及び幅広部36は、ケーシング9の幅狭凹部15及び幅広凹部16にそれぞれ配置される。回路基板27の幅広部36側の端部には4本のコード37が接続されている。コード37はケーシング9の開口部13から引き出される。
(被覆部材)
被覆部材5は、図2では別部材として図示しているが、ケーシング9の第2収容凹部14内にアンテナ24及び回路基板27を組み込んだ状態で、金型を使用した低圧成形により第2収容凹部14内に溶融樹脂を充填して形成される。被覆部材5は、第2収容凹部14内に形成された状態では、アンテナ24、回路基板27、第1電極33の第1端子部33cと回路基板27との接続部、第2電極34の第2端子部34aと回路基板27との接続部、アンテナ24のコイル28と接続端子31との接続部、回路基板27と接続端子31との接続部、及び第1電極33などが全て被覆部材15により覆われる。これにより、防水性を高めることができる。
(防水パッド)
防水パッド6は、ポリウレタン等の吸水率の低い弾性材料で構成された板状のものであり、被覆部材5及びケーシング9の一部とドアハンドルカバー8との間に配置されている。すなわち、防水パッド6は、ケーシング9の膨出部22に対応する部分を覆い、ドアハンドルケース7にドアハンドルカバー8を装着した状態では、被覆部材5とドアハンドルカバー8との間に隙間なく圧縮された状態で保持される。
(組立方法)
前記構成からなるドアハンドル装置1は、次のようにして組み立てる。
まず、第1電極33と第2電極34をインサート成形することによりケーシング9を形成する。このインサート成形では、図示しない位置決めピンを使用して、金型内で、第1電極33をケーシング9の底面に沿った位置に、第2電極34を膨出部22の表面に沿った位置にそれぞれ配置する。このため、ケーシング9の形成後、位置決めピンが引き抜かれた位置に第1凹部21と第2凹部23がそれぞれ形成される。
また、フィライトバー30をボビン29の側部29aと連結部29bの間に差し込み、ボビン29の周囲にコイル28を巻回し、接続端子31にコイル28の両端部をハンダ付け等で接続することによりアンテナ24を完成する。完成したアンテナ24は、ケーシング9の第2収容凹部14に配置し、ボビン29の各連結部29bの両側部をケーシング9の突条19の内側面にガイドさせた状態で組み付ける。
続いて、ケーシング9の第2収容凹部14に回路基板27を配置する。回路基板27は、幅狭部35及び幅広部36をケーシング9の幅狭凹部15及び幅広凹部16にそれぞれ組み付ける。このとき、回路基板27の両側縁にはケーシング9に形成した係止爪18が係止し、回路基板27はケーシング9から抜け止めされる。回路基板27に接続したコード37は、ケーシング9の溝部20に沿わせ、開口部13から引き出す。
ここでは、アンテナ24と回路基板27をそれぞれ個別にケーシング9内に収容するようにしたが、アンテナ24の接続端子31を回路基板27に接続してアンテナユニット4としてからケーシング9内に組み付けるのが好ましい。そして、第1電極33の第1端子部33c及び第2電極34の第2端子部34aを回路基板27に形成した孔(スルーホール)に挿入して接続すればよい。なお、各端子部33c、34aと回路基板27との接続部は、ハンダ付け等により固定するのが好ましい。
その後、ケーシング9の第2収容凹部14に低圧成形により合成樹脂を充填することにより被覆部材5を形成する。これにより、第2収容凹部14は被覆部材5によって完全に覆われ、アンテナ24及び回路基板27の防水性が確保される。このとき、膨出部22の表面(第1面9a)も被覆部材5によって覆われる。この結果、第1凹部21から露出する第1電極33だけでなく、第2凹部23から露出する第2電極34も被覆部材5によって覆われる。
このようにしてケーシング9内にアンテナユニット4収容されれば、続いてこのケーシング9をドアハンドルケース7の第1収容凹部10に配置する。そして、ケーシング9の膨出部22の表面(第1面9a)、すなわち第2電極34に対応する位置に防水パッド6を配置し、ドアハンドルケース7にドアハンドルカバー8を装着して組立作業を完了する。このとき、防水パッド6は、被覆部材5の一部と、ドアハンドルカバー8との間で圧縮状態となる。防水パッド6はケーシング9の膨出部22の表面(第1面9a)に両面テープ等の接着材を使用して固定するのが好ましい。
以上のようにして組み立てられたドアハンドル装置1では、ケーシング9の第2収容凹部14は被覆部材5で覆われている。これにより、第2収容凹部14内に配置したアンテナ24や回路基板27が確実に防水される。また、第1電極33及び第2電極34がインサート成形によってケーシング9内に位置し、さらに膨出部22も被覆部材5によって覆われる。つまり、第1電極33及び第2電極34は、被覆部材5のみならず、ケーシング9によっても防水性が高められる。さらに、ドアハンドルカバー8と被覆部材5の間の空間、すなわちケーシング9の膨出部22の表面(第1面9a:第2電極34が配置された領域)には防水パッド6が圧接して隙間が形成されることがない。これにより、ハンドル3内に水が浸入したとしても滞留するスペースがなく、第2電極34での静電容量の変化に悪影響を及ぼすことはない。この結果、ハンドル3への接触検出を確実に行うことができる。
また、第2収容凹部14の底面部14aから上方に向かって膨出する膨出部22を設けることにより、その表面側に第2電極34をインサート成形することができる。つまり、第1電極33だけでなく、第2電極34をも同時にインサート成形によりケーシング9に一体的に形成することができる。このため、ドアハンドルケース7にケーシング9を組み付けるだけで、第1電極33及び第2電極34の組み付けも完了することができ、組立性を向上させることが可能となる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、膨出部22も被覆部材5で覆うようにしたが、膨出部22を覆わずに第2収容凹部14のみを覆うようにしてもよい。この場合、膨出部22の表面に直接、防水パッド6を設けるようにすればよい。
前記実施形態では、被覆部材5とは別部材である防水パッド6を設けるようにしたが、この防水パッド6は被覆部材5と一体的に設けるようにしてもよい。すなわち、図8に示すように、被覆部材5の一端側表面にパッド状部41を形成する。被覆部材5にパッド状部41を一体的に形成することで、部品点数を削減して組立作業を簡略化することができる。パッド状部41の表面には複数の凸部42が形成されている。ここでは、凸部42は所定間隔で配置した複数の突条42aで構成されている。ドアハンドルカバー8の内面は湾曲しているものの、突条42aによってパッド状部41の表面が面接触する場合に比べて圧縮状態に偏りが出にくい。このため、ロックセンサ26の第2電極34側での圧接状態を安定させて防水性を高めることができる。なお、被覆部材5とは別体の防水パッド6であっても、被覆部材5とは一体のパッド状部41であっても、表面に複数の凸部42を有する構成とするのが好ましい。また、凸部42の形態は、突条42aに限らず、平面視円形状の複数の突起等で構成しても構わない。
前記実施形態では、第1電極33及び第2電極34に自己容量方式で使用される各1枚の電極で構成するようにしたが、相互容量方式で使用される各2枚の電極で構成することもできる。
1…ドアハンドル装置
2…アウターパネル
3…ハンドル
4…アンテナユニット
5…被覆部材
6…防水パッド
7…ドアハンドルケース
8…ドアハンドルカバー
9…ケーシング
10…第1収容凹部
11…作動部
12…アーム部
13…開口部
14…第2収容凹部
15…幅狭凹部
16…幅広凹部
17…突部
18…係止爪
19…突条
20…溝部
21…第1凹部
22…膨出部
23…第2凹部
24…アンテナ
25…アンロックセンサ(第1静電容量センサ)
26…ロックセンサ(第2静電容量センサ)
27…回路基板
28…コイル
29…ボビン
30…フェライトバー
31…接続端子
33…第1電極
34…第2電極
35…幅狭部
36…幅広部
37…コード
38…位置決め凹部
39…係止受部
41…パッド状部
42…凸部

Claims (4)

  1. 第1収容凹部を有するドアハンドルケースと、
    前記第1収容凹部を覆うように前記ドアハンドルケースに取り付けられるドアハンドルカバーと、
    前記第1収容凹部に配置され、底面部から膨出部が膨出する第2収容凹部を有するケーシングと、
    前記第2収容凹部に収容されるアンテナと、
    前記ケーシングの膨出部にインサート成形される第1電極を有する第1静電容量センサと、
    前記ケーシングの底面部にインサート成形される第2電極を有する第2静電容量センサと、
    前記第2収容凹部に収容され、前記第1静電容量センサ及び前記第2静電容量センサと電気接続される回路基板と、
    を備える、ドアハンドル装置。
  2. 前記第2収容凹部は、前記ケーシングの一端側から他端側に向かう長手方向に沿って延び、
    前記膨出部は、前記ケーシングの一端側から長手方向に沿って延び、前記第2収容凹部の長手方向に直交する短手方向の一方の側部に形成されるものであり、
    前記回路基板は、前記膨出部に隣接する前記第2収容凹部の他方の側部に配置される幅狭部と、前記第2収容凹部の前記膨出部が形成されていない領域に配置される幅広部とを有し、両面に電子部品が実装されている、請求項1に記載のドアハンドル装置。
  3. 前記第2収容凹部に合成樹脂材料を充填することにより形成されて前記回路基板を覆う被覆部材をさらに備える、請求項1又は2に記載のドアハンドル装置。
  4. 前記ドアハンドルカバーと前記被覆部材との間であって、少なくとも前記第2静電容量センサの電極に対応する位置に形成される内部空間を占有するように圧縮状態で配置される防水パッドを備える、請求項に記載のドアハンドル装置。
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