JPH0945110A - ランプの防曇構造 - Google Patents

ランプの防曇構造

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JPH0945110A
JPH0945110A JP7197450A JP19745095A JPH0945110A JP H0945110 A JPH0945110 A JP H0945110A JP 7197450 A JP7197450 A JP 7197450A JP 19745095 A JP19745095 A JP 19745095A JP H0945110 A JPH0945110 A JP H0945110A
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JP
Japan
Prior art keywords
lamp
chamber
inner panel
communication port
front cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7197450A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Terano
直樹 寺野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曇り易い部位での対流を確実に生じさせると
ともに露点より温度を高くし、点灯中常に曇りの無い状
態とする。 【解決手段】 ランプハウジング2の前面には透明の前
面カバー6が備えられ、内部にはバルブ10を有する灯
室8が収容されている。また、ランプハウジング2内は
インナパネル18によって前室20と後室22とに区画
されている。前室20の曇り易い部位P1,P2と灯室8
とがパイプ状の連通路24,26で接続されており、灯
室8内の高温空気が周辺環境に左右されることなく曇り
易い部位P1,P2へ流れるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプの曇りを防
止する防曇構造に係り、特に、プロジェクタランプ(ヘ
ッドライト)に好適なランプの防曇構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプロジェクタランプでは、例えば
図2に示すように、透明な前面カバー50を有するラン
プハウジング52内にはバルブ53を備えた灯室54が
収容されており、ランプハウジング52内は、インナパ
ネル56によって前面カバー近傍の前室58と、これに
続く後室60とに区画されている。前室58、特に前面
カバー50の端部近傍は灯室54から離れるため、低温
部となって曇り易いことから、これを防止すべく、曇り
易い部位からホース62,64を引き出し、呼吸チュー
ブ66,68を介して外気に開放する対策が講じられて
いる。これは、曇り易い部位に直接外気を導入し、矢印
で示すように曇り易い部位での空気の対流を促進させて
曇りを防止する、という考えに基づくものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術では、外気の温度とランプ内の温度の関
係が不安定なため、例えば外気(エンジンルーム内)の
湿度が高い場合には矢印で示すような対流が常時生じる
とは限らず、むしろ流れが停滞して曇りを生じることが
多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、曇り易い部位
での対流を確実に生じさせることができるとともに当該
部位の温度を露点より高くすることができ、よって常に
曇らない状態を維持することができるランプの防曇構造
の提供を、その目的とする。本発明は、上記目的を達成
するために、ランプ内の最も温度の高い空気を曇りやす
い低温部へランプ内の他の部位と遮断状態で限定的に導
き、外気の条件に左右されることのない強制的な流れを
起こして確実に対流を生じさせる、という考えに立って
いる。この考えの下、請求項1記載の発明では、前端に
レンズを有するとともに後端にバルブを有する灯室と、
上記灯室を収容するとともに上記レンズ側に透明な前面
カバーを有するランプハウジングと、上記ランプハウジ
ング内を上記前面カバー近傍の前室とこれに続く後室と
に区画するインナパネルと、上記灯室と上記前室とを結
ぶパイプ状の連通路とを備えている、という構成を採っ
ている。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記連通路の上記前室側における開口部
は、上記前面カバーの端部近傍に設定されている、とい
う構成を採っている。請求項3記載の発明では、請求項
2記載の構成において、上記開口部は上記インナパネル
に形成されている、という構成を採っている。請求項4
記載の発明では、請求項1,2又は3記載の構成におい
て、上記前室は上記後室と連通する連通口を有するとと
もに上記後室は大気と連通する通気口を有する、という
構成を採っている。請求項5記載の発明では、請求項4
記載の構成において、上記連通口は上記インナパネルに
形成されている、という構成を採っている。
【0006】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
構成において、上記連通口は上記灯室と上記インナパネ
ルとの間に形成されている、という構成を採っている。
請求項7記載の発明では、請求項5記載の構成におい
て、上記連通口は上記灯室近傍の上記インナパネルに形
成されている、という構成を採っている。請求項8記載
の発明では、請求項4記載の構成において、上記連通口
は上記ランプハウジングと上記インナパネルとの間に形
成されている、という構成を採っている。請求項9記載
の発明では、請求項5記載の構成において、上記連通口
は上記ランプハウジング近傍の上記インナパネルに形成
されている、という構成を採っている。請求項10記載
の発明では、請求項6記載の構成において、上記連通口
は上記ランプハウジング近傍の上記インナパネルに形成
されている、という構成を採っている。請求項11記載
の発明では、請求項1記載の構成において、上記インナ
パネルは上記前面カバーの外周近傍に該前面カバーの内
面に沿って配設されている、という構成を採っている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。ランプハウジング2は、図示しないエンジンル
ーム側のヘッドランプサポートパネルで支持されるハウ
ジング本体4と、このハウジング本体4の前面開口部を
閉塞する透明な前面カバー6とから構成されている。ラ
ンプハウジング2内には灯室8が収容されている。この
灯室8は、光源としてのバルブ10と、光反射体として
の凹面鏡12と、導光筒14と、前面カバー6側に位置
する凸レンズ16とから構成されており、バルブ10は
ハウジング本体4の底面部41で支持されている。
【0008】ランプハウジング2内は、前面カバー6の
外周近傍にこの前面カバー6の内面に沿って配設された
インナパネル18によって、前面カバー6の近傍である
前室20と、これに続く後室22とに区画されている。
また、灯室8と、前室20における前面カバー6端部近
傍の曇り易い部位P1,P2とはそれぞれパイプ状の連通
路24,26で接続されており、各連通路24,26は
インナパネル18に形成された開口部241,261を
有している。インナパネル18には、後室22に連通す
る環状の中央連通口28が形成されているとともに、同
様に環状に連なる外周連通口30が形成されている。ま
た、ランプハウジング4の底面部41には、外気に連通
する通気口32,34が形成されている。連通路24,
26の灯室8に対する開口部242,262は、できる
だけ温度差の大きい部位を連通するという観点から、凹
面鏡12の反射機能を損なわない範囲でバルブ10に最
も近い位置に設定されることが望ましい。なお、灯室8
とインナパネル18とを密接させ、インナパネル18の
灯室8近傍位置を開口して中央連通口28に相当する連
通口を形成してもよく、また、ランプハウジング4の前
端をインナパネル18で閉塞し、インナパネル18のラ
ンプハウジング4近傍位置を開口して外周連通口30に
相当する連通口を形成してもよい。
【0009】次に、本発明のランプの防曇構造における
対流の発生状態を説明する。ランプが点灯された場合、
バルブ10を密閉的に有する灯室8内がランプハウジン
グ2内において最も高温となる。灯室8内の高温空気
は、連通路24,26を介して前室20の曇り易い部位
1,P2へ向かって流れ、それぞれ前面カバー6の中央
部へ向かう流れF1,F2と、前面カバー6の外周部へ向
かい連通口30を通って後室22入り込む流れF3,F4
とに分かれる。前面カバー6の中央部へ向かう流れ
1,F2は、中央連通口28を通って後室22へ入り込
む。以上のように、曇り易い部位P1,P2には、常に温
度の高い空気による一定方向の対流が生じるので、当該
部位は常に露点より高くなり、点灯中の曇りが防止され
る。
【0010】灯室8の放熱によって後室22の空気も温
度が上がるが、灯室8内の高温空気は後室22内の空気
とは連通路24,26によって遮断された状態で曇り易
い部位P1,P2へ流れるので、ランプハウジング2内に
おいて最も温度差の大きい部位間での空気流れを効果的
に形成することができ、ランプハウジング2内で生じさ
せ得る最も大きい自然対流速度を得ることができる。外
気に連通する通気口32,34は連通口28,30に直
結することなく後室22に開放されているので、外気の
温度に影響されることなく常に対流が生じる。また、外
気の湿度が高く通気口32,34からこれを吸い込んで
も曇り易い部位P1,P2部には影響がない。上記例では
各構成要素を特定の形状並びに特定の配置形態で示した
が、これに限定される趣旨ではなく、上述の温度の高い
空気を周囲から遮断した状態で限定的に温度の低い部分
へ移動させるという条件を満足する範囲で適宜に設計変
更できるものである。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、灯室内の
高温空気をパイプ状の連通路で周囲の環境の影響を受け
ることなく直接に曇り易い部位へ導く構成であるので、
外気の条件に左右されない流速の大きい対流を起こすこ
とができ、点灯中、常に曇りのない状態を維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すランプの防曇構造の概
要断面図である。
【図2】従来例を示す概要断面図である。
【符号の説明】
2 ランプハウジング 6 前面カバー 8 灯室 10 バルブ 16 レンズ 18 インナパネル 20 前室 22 後室 24,26 連通路 28,30 連通口 32,34 通気口 241,261 開口部 P1,P2 曇り易い部位

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前端にレンズを有するとともに後端にバル
    ブを有する灯室と、 上記灯室を収容するとともに上記レンズ側に透明な前面
    カバーを有するランプハウジングと、 上記ランプハウジング内を上記前面カバー近傍の前室と
    これに続く後室とに区画するインナパネルと、 上記灯室と上記前室とを結ぶパイプ状の連通路とを備え
    ていることを特徴とするランプの防曇構造。
  2. 【請求項2】上記連通路の上記前室側における開口部
    は、上記前面カバーの端部近傍に設定されていることを
    特徴とする請求項1記載のランプの防曇構造。
  3. 【請求項3】上記開口部は上記インナパネルに形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載のランプの防曇構
    造。
  4. 【請求項4】上記前室は上記後室と連通する連通口を有
    するとともに上記後室は大気と連通する通気口を有する
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のランプの防
    曇構造。
  5. 【請求項5】上記連通口は上記インナパネルに形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載のランプの防曇構
    造。
  6. 【請求項6】上記連通口は上記灯室と上記インナパネル
    との間に形成されていることを特徴とする請求項4記載
    のランプの防曇構造。
  7. 【請求項7】上記連通口は上記灯室近傍の上記インナパ
    ネルに形成されていることを特徴とする請求項5記載の
    ランプの防曇構造。
  8. 【請求項8】上記連通口は上記ランプハウジングと上記
    インナパネルとの間に形成されていることを特徴とする
    請求項4記載のランプの防曇構造。
  9. 【請求項9】上記連通口は上記ランプハウジング近傍の
    上記インナパネルに形成されていることを特徴とする請
    求項5記載のランプの防曇構造。
  10. 【請求項10】上記連通口は上記ランプハウジング近傍
    の上記インナパネルに形成されていることを特徴とする
    請求項6記載のランプの防曇構造。
  11. 【請求項11】上記インナパネルは上記前面カバーの外
    周近傍に該前面カバーの内面に沿って配設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のランプの防曇構造。
JP7197450A 1995-08-02 1995-08-02 ランプの防曇構造 Withdrawn JPH0945110A (ja)

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