JPH0944769A - 火災感知器及びその取付構造 - Google Patents

火災感知器及びその取付構造

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JPH0944769A
JPH0944769A JP19446495A JP19446495A JPH0944769A JP H0944769 A JPH0944769 A JP H0944769A JP 19446495 A JP19446495 A JP 19446495A JP 19446495 A JP19446495 A JP 19446495A JP H0944769 A JPH0944769 A JP H0944769A
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Kazuyuki Koganemaru
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーを外してもプロテクタにより火災検出
素子を保護することのできる火災感知器を得ること。ま
た、火災検出素子を保護するプロテクタのカバーからの
突出長が短かく、薄形で意匠的にすぐれた火災感知器を
得ること。さらに、天井等への取付けが容易でその上カ
バーが脱落するおそれのない火災感知器の取付構造を得
ること。 【解決手段】 火災検知素子26が搭載されたプリント
基板15などが収容される本体1と、本体1に結合され
るカバー40とを備え、本体1側に火災検知素子26を
保護するプロテクタ30を設けると共に、カバー40に
よりプロテクタ30の全周又はその一部を覆うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、室内の異
常な温度、煙などを検出して火災の発生を検知する火災
感知器及びその取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、熱式火災感知器は、サーミスタ
の如き感熱素子により室内等の異常な温度を検出して火
災の発生を検知するようにしており、この感熱素子は、
物がぶつかったり指などが触れたりすると、リード線が
曲ったり、素子が脱落したり、あるいは特性が変化した
りするため、通常プロテクタによって保護されている。
【0003】このような熱式火災感知器は、例えば、実
開昭63−118693号公報あるいは実開平2−18
194号公報に示すように、接続端子を有し、天井等に
取付けられたベースに連結される本体と、感熱素子のプ
ロテクタを有し、検出回路などが設けられて感熱素子が
実装されたプリント基板などが取付けられ、フック等に
より本体に結合されたカバーとからなっている。この場
合、感熱素子はカバーに設けたプロテクタ内に位置す
る。また、本体に感熱素子が実装されたプリント基板を
取付け、カバーを装着したときに感熱素子がカバーに設
けたプロテクタ内に位置するようにしたものもある。
【0004】さらに、感熱素子は、例えば、実開昭63
−118693号公報に示すように、そのリード線を上
面が平坦なパッキン(取付台)に挿通してその端部をプ
リント基板に接続している。
【0005】また、熱式火災感知器を含む火災感知器
は、通常、実公昭55−37993号公報に示すよう
に、止め金具により天井等に取付けたベースの係止金具
に、本体に設けた接続端子を係止させて電気的、機械的
に接続して取付けているが、例えば、実公昭58−38
472号公報に示すように、天井等に固定した取付金具
に、電池を内蔵した火災感知器に設けた係止部を係止さ
せて取付けるようにしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】感熱素子を保護するプ
ロテクタは、前述のようにカバーと一体に形成されてい
るため、カバーが外れているとき、あるいは電池式の場
合において電池を交換するためにカバーを着脱する場合
などには感熱素子が露出してしまい、感熱素子の保護が
はかれないという問題がある。
【0007】また、感熱素子はそのリード線を上面が平
坦な取付台に挿通してその端部をプリント基板に接続し
ているが、火災発生時には、熱気流により感熱素子が加
熱されるとともに、その熱は感熱素子を加熱するだけで
なく、取付台から本体へも逃げてしまうため、感熱素子
のリード線を長くして取付台との距離を離し、熱の逃げ
を少なくしている。このため、感熱素子を保護するプロ
テクタのカバーからの突出長が長くなり、結果的に火災
感知器全体としても高さ(厚み)が高く、厚くなるとい
う問題がある。
【0008】さらに、カバーをフックで本体に装着して
いる場合、特に電池を内蔵した火災感知器においては電
池交換のため時々カバーを着脱するため、フック機能が
低下して自然に本体から外れてカバーが脱落することが
あり、好ましくなかった。
【0009】本発明は、カバーを装着しないとき、ある
いはカバーを外してもプロテクタにより火災検出素子を
保護することのできる火災感知器を得ることを目的とし
たものである。また、本発明は、火災検出素子を保護す
るプロテクタのカバーからの突出長が短く、薄形で意匠
的にすぐれた火災感知器を得ることを目的としたもので
ある。さらに、本発明は、フックにより本体にカバーを
装着するようにした火災感知器において、天井等への取
付けが容易でその上カバーが脱落するおそれのない火災
感知器の取付構造を得ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明に係る火災感知器は、火災検知素子が搭
載されたプリント基板などが収容される本体と、この本
体に結合されるカバーとを備え、本体側に火災検知素子
を保護するプロテクタを設けると共に、カバーによりプ
ロテクタの全周又はその一部を覆うようにしたものであ
る。 (2) また、上記(1)のカバーに、プロテクタが挿
入される穴又は切欠き部を設けたものである。
【0011】(3) また、本発明に係る火災感知器
は、本体及びこの本体に結合されるカバーと、火災検知
素子が取付けられた取付台等が搭載され、本体又はカバ
ー内に収容されるプリント基板等からなり、取付台を断
面ほぼ凹字状に形成し、この凹部内に火災検出素子のリ
ード線を挿通する挿通穴を設けたものである。
【0012】(4) さらに、本発明に係る火災感知器
の取付構造は、本体、この本体に結合手段を介して結合
されるカバー、及び検出回路等が設けられ本体又はカバ
ー内に収容されるプリント基板等からなる火災感知器
と、この火災感知器を天井等に取付ける取付具とを備
え、本体に係合部を設けると共に、取付具に本体の係合
部に係止する係止部及び本体の係合部に取付具の係止部
が係止したときに結合手段に近接してカバーの結合状態
を保持する保持手段を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の平面
図、図2はそのA−A断面図、図3は図1の底面図、図
4は図3の側面図、図5は図1のカバーを外した状態を
示す平面図で、本実施形態は、本発明を家庭用熱式火災
感知器に実施した例を示すものである。
【0014】図において、1は本体、40はカバー、5
0は取付金具である。本体1において、その底面は下方
に突出した底板2と、段部3を介してその周辺に形成さ
れた周縁部4とからなり、周縁部4の外周には側壁5が
立設されている。6a,6bは段部3に沿って周縁部4
に設けられた複数の係止穴、7は底板2の背面の中心部
に突設されて一部が切除されたほぼ円筒状のガイドであ
る。8a,8bはガイド7の両側に設けられた係合部を
構成するロック部材で、図6(a)の実施形態に示すよ
うに、大径部9、中径部10及び小径部11とからな
り、底板2に設けた穴2aに小径部11を嵌入し、ねじ
12により固定したものである。
【0015】15はプリント基板で、火災検出回路など
が設けられており、本体1に設けた係止片13により本
体1に装着されている。16は別に設けたプリント基板
17に搭載されたブザーである。18は本体1に設けた
電池ボックス14に収納された複数の電池、19は移報
コネクタである。
【0016】20は感熱素子の取付台で、その実施形態
を図7、図8に示す。この取付台20は断面ほぼ凹字状
に形成されており、凹部の中心部に突設された支持部2
1には感熱素子のリード線の挿通穴22a,22bが設
けられている。23は支持部21に対向して背面に突設
された円筒状の保持部である。24a,24b,24c
は周縁部に設けられ、後述のプロテクタの係止片が係止
する係止穴、25a,25b,25cは外方に突設され
た係止爪を有し、周壁からほぼ等間隔に垂下した係止片
で、プリント基板15に設けた係止穴(図示せず)に係
止する。
【0017】26は火災検出素子の一例であるサーミス
タの如き感熱素子で、リード線が支持部21の挿通穴2
2a,22bから保持部23に挿通され、先端部がプリ
ント基板15のスルーホールに挿通されてはんだ付けさ
れている。なお、保持部23にはシリコンなどが充填さ
れ、リード線を保持している。
【0018】30はプロテクタで、その実施形態を図
9、図10に示す。このプロテクタは、感熱素子26の
取付台20の外径とほぼ等しい外径でリング状の基枠3
1と、中心部に穴を有し基枠31より小径の上枠32と
をほぼ等間隔に設けた複数のリブ33により連結したも
ので、ほぼ截頭円錐状に形成されている。34a,34
b,34cは外方に突出した係止爪を有し、基枠31か
らほぼ等間隔で垂下した係止片で、取付台20に設けた
係止穴24a〜24cに係止する。
【0019】40はカバーで、図11、図12の実施形
態に示すように、中心部はプロテクタ30の基枠31の
外径とほぼ等しい内径の穴41があけられており、周縁
部には外方に突出した係止爪を有し、本体1の係止穴6
a,6bに係止する結合手段を形成する係止片42a,
42bが設けられている。なお、43は本体1に設けた
ブザー16の収容部、44はブザー16の音響穴であ
る。
【0020】50は火災感知器を天井等へ取付けるため
の取付具で、その実施形態を図13、図14に示す。こ
の取付具50は例えば金属板を折曲げ加工してなり、ほ
ぼ菱形状の本体部51と、その平行辺から段部を介して
延出され、先端部にほぼ直角に同方向に折曲げられた保
持手段である係止片53a,53bを有する腕部52
a,52bとからなっている。54は本体部51の中心
部に設けられた嵌合穴で、その内径は本体1のガイド7
より僅かに大きく形成されている。55a,55bは嵌
合穴54の両側において、切り起しによって形成された
突片で、その外側面にはそれぞれ突起56a,56bが
設けられている。57a,57bは突片55a,55b
の両側において、本体部51の両縁部に形成された円弧
状の切欠き部、58a,58bは切欠き部57a,57
bに近接して設けた突起で、これらにより係止部60
a,60bを形成している。59a,59bは取付具5
0を天井等に固定する場合のねじ挿通穴である。なお、
係止片53a,53bの内のり間の距離Lは、本体1の
底板2の外径Dより僅かに大きく形成されている。
【0021】次に、上記のように構成した本発明の組立
手順の一例を説明する。 (1) 取付台20の支持部21に設けた挿通穴22
a,22bに感熱素子26のリード線を挿通し、保持部
23にシリコンを充填して固定する。
【0022】(2) ついで、感熱素子26のリード線
の先端部をプリント基板15のスルーホールに挿通する
と共に、取付台20の係止片25a〜25cをプリント
基板15の係止穴に挿入して係止爪を係止させ、感熱素
子26のリード線をプリント基板15にはんだ付けして
電気的に接続する。これにより、取付台20及び感熱素
子26は、プリント基板15に一体的に取付けられる。
なお、このとき感熱素子26は取付台20から突出して
露出し、熱気流にさらされ易くなっている。
【0023】(3) 次に、プロテクタ30の係止片3
4a〜34cを取付台20の係止穴24a〜24cに挿
入し、係止爪を係止させる。これにより、プロテクタ3
0は取付台20に一体的に組込まれ、感熱素子26はプ
ロテクタ30内に保持される。 (4) そして、あらかじめロック部材8a,8bが取
付けられた本体1内に取付台20、感熱素子26及びプ
ロテクタ30等が搭載されたプリント基板15を収容
し、係止片13の係止爪を係止して電池ボックス14な
ど必要な電気配線を行う。
【0024】(5) 最後に、カバー40の穴41をプ
ロテクタ30に嵌合して係止片42a,42bを本体1
の係止穴6a,6bに挿入し、係止爪を係止させれば、
組立が完了する。このとき、プロテクタ30はカバー4
0の上面から突出しており、感熱素子26も従来と同様
にプロテクタ30内において上枠32の近傍に位置して
いるので、温度の検出には全く支障がない。また、カバ
ー40を外しても、感熱素子26はプロテクタ30内に
保持されているので、物や人が触れることはない。さら
に、感熱素子26の取付台20の上面、つまり支持部2
1からの突出長が短かいので、これを保護するプロテク
タ30も低くなり、このため、カバー40からのプロテ
クタ30の突出長が短くなって薄形の火災感知器を得る
ことができる。なお、取付台20を凹字状に形成して感
熱素子26と取付台20との距離を離すことにより、感
熱素子26を加熱する熱気流が本体1へ逃げるのを防止
できるので、火災感知器を薄形にしても感度が下ること
はない。
【0025】次に、上記のようにして組立てられた火災
感知器を天井等に取付ける場合の手順を説明する。 (1) 取付具50をその係止片53a,53bを下向
き(天井等と反対側)にして天井等に当接し、ねじ挿通
穴59a,59bに挿通したねじを螺入して固定する。
【0026】(2) 次に、図15に示すように、取付
具50の下方からその嵌合穴54に、両者の音響穴マー
ク(位置決め手段)を合わせながら火災感知器の本体1
の底板2に設けたガイド7を嵌入すると共に、底板2を
取付具50の係止片53a,53bの間に位置させる。
このように、カバー40及び取付具50に音響穴マーク
を設けることにより、本体1を取付具50に取付ける際
の位置決めを容易にすることができる。
【0027】(3) この状態で火災感知器を矢印a方
向に回動すると、図6(b)及び図16に示すように、
ロック部材8a,8bの中径部10が取付具50の切り
欠き部57a,57bに当って停止する。このとき、切
り欠き部57a,57bはロック部材8a,8bの中径
部10と火災感知器の本体1の底板2との間に位置し、
突起56a,56bはロック部材8a,8bの大径部9
に、また、突起58a,58bは大径部9の下面にそれ
ぞれ圧接し、火災感知器は取付具50にロックされる。
【0028】(4) 一方、取付具50の係止片53
a,53bは、本体1の段部3とカバー40の係止片4
2a,42bとの間に位置しており、係止片42a,4
2bの移動、したがって、係止穴6a,6bから抜け出
るのを阻止している。 (5) 火災感知器を取付具50から取外す場合は、火
災感知器を矢印aと反対方向に回動すれば、取付具50
とロック部材8a,8bとのロックが解除され、容易に
取外すことができる。このように、本発明によれば、火
災感知器の天井等への着脱がきわめて容易であり、その
上カバー40の脱落を確実に防止することができる。
【0029】上記のようにして天井等に取付けられた火
災感知器は、火災が発生するとこれによって生じた熱気
流が感熱素子26に触れてこれを加熱する。これにより
感熱素子26の電気抵抗が変化し、これを検出した検出
回路が火災信号を発信し、火災の発生をブザー16によ
り報知する。このとき、熱気流は感熱素子26を加熱
し、その一部は取付台20の凹部内に滞留するため、感
熱素子をより確実に加熱することができ、高感度で火災
の発生を検出することができる。
【0030】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、さらに、次のような実施形態を実施する
ことができる。 (1) 上記の実施形態では、火災検出素子としてのサ
ーミスタを用いた場合を示したが、火災時に発生するC
Oガスを検知するCOセンサ、焦げ臭を検知するにおい
センサ、あるいは煙りを検知する光電式のセンサなどを
用いた火災感知器にも本発明を実施することができる。
【0031】(2) また、上記の実施形態において
は、本体1の中央部にプロテクタ30が設けられている
ため、カバー40の中央部にプロテクタ30が挿入され
る穴41を設けてあるが、プロテクタが本体の隅に設け
られている場合は、カバーの穴に代えて切欠き部を設
け、この切欠き部をプロテクタに挿入して外周を覆うよ
うにしてもよく、あるいはプロテクタとカバーを並設す
るようにしてもよい。
【0032】(3) さらに、プロテクタ30を、プリ
ント基板15に搭載した取付台20に、係止片34a〜
34cを介して取付けた場合を示したが、プロテクタ3
0はプリント基板15に係止片を介して直接取付けても
よく、あるいは、本体1の底板2に係止片を介して取付
け、さらには本体1と一体に形成してもよい。また、プ
ロテクタ30を係止片に代えてねじ等により取付台20
などに取付けてもよい。
【0033】(4) また、ロック部材8a,8bを別
に設けて本体1の底板2にねじ止めした場合を示した
が、本体1と一体に形成してもよい。さらに、本体1の
底板2にガイド7を一体成形した場合を示したが、別に
設けたガイドをねじ等により底板2に取付けてもよい。
【0034】(5) また、本体1に設けた係合部をロ
ック部材8a,8bで構成し、取付具50に設けた係止
部60a,60bを突起56a,56b、58a,58
b及び切欠き部57a,57bで構成した場合を示した
が、これら係合部及び係止部60a,60bは上記実施
形態に限定するものではなく、適宜変更することができ
る。
【0035】(6) さらに、上記の実施形態では、感
熱素子26の取付台20及びプロテクタ30が搭載され
たプリント基板15を本体1内に収容し、プロテクタ3
0が挿入される穴41を有するカバー40を本体1に結
合した場合を示したが、本発明に係る取付構造を実施す
る場合は、取付台20が搭載されたプリント基板15を
本体1内に収容し、プロテクタ30を有するカバー40
を本体1に結合するようにしたもの、あるいは、取付台
20が搭載されたプリント基板15をプロテクタ30を
有するカバー40内に収容し、このカバー40を本体1
に結合するようにしてもよい。
【0036】(7) また、本体1に環状のガイド7
を、また取付具50にこのガイド7に嵌合する嵌合穴5
4を設け、本体1を回動させて取付具50に取付ける場
合を示したが、取付具50に平行に並んだ2本の立壁を
設けると共に、本体1にこれに対応する溝を設け、立壁
に溝を嵌合してスライドさせ、別に設けた係合部と係止
部により両者を固定するようにしてもよい。
【0037】(8) 上記の実施形態では電池を内蔵し
た家庭用の熱式火災感知器に本発明を実施した場合を示
したが、電源兼信号線が接続された外部電源方式の熱式
火災感知器にも本発明に係る火災検知素子の保護手段を
実施することができる。
【0038】(9) また、各種の火災感知器におい
て、本体に内蔵したプリント基板と接続される接続金具
を設けると共に、取付具に絶縁部を介して電源兼信号線
が接続される接続金具を設け、両接続金具により本体を
取付具に電気的、機械的に接続するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
(1) 本発明に係る火災検知器は、火災検知素子が搭
載されたプリント基板などが収容される本体と、この本
体に結合されるカバーとを備え、本体側に火災検知素子
を保護するプロテクタを設けると共に、カバーによりプ
ロテクタの全周又はその一部を覆うように構成し、カバ
ーを装着しないときあるいはカバーを取外したときで
も、プロテクタにより火災検知素子を保護するようにし
たので、火災検知素子に物や人が触れるおそれがなく、
火災検知素子を常に正常な状態に保持することができ、
信頼性の高い火災感知器を得ることができる。 (2) カバーに、プロテクタが挿入される穴又は切欠
き部を設けたので、カバーの着脱が容易である。
【0040】(3) また、本発明に係る火災感知器
は、本体及びこの本体に結合されるカバーと、火災検知
素子が取付けられた取付台等が搭載され、本体又はカバ
ー内に収容されるプリント基板等からなり、取付台を断
面ほぼ凹字状に形成し、この凹部内に火災検知素子のリ
ード線を挿通する挿通穴を設けて火災検知素子を取付け
るようにしたので、火災検知素子のカバー上面からの突
出長を増やすことなく、火災検知素子と取付台上面との
距離を従来と同じか又はこれより長くできる。このた
め、火災検知素子を保護するプロテクタを低くすること
ができ、これにより、薄形で意匠的にすぐれた火災感知
器を得ることができる。また、火災の発生によって生じ
た熱気流は、火災検知素子を加熱すると共に取付台の凹
部に滞留するので、より高感度で火災の発生を検出する
ことができる。
【0041】(4) さらに、本発明に係る火災感知器
の取付構造は、本体、この本体に結合手段を介して結合
されるカバー、及び検出回路等が設けられ本体又はカバ
ー内に収容されるプリント基板等からなる火災感知器
と、この火災感知器を天井等に取付ける取付具とを備
え、本体に係合部を設けると共に、取付具に本体の係合
部に係止する係止部、及び本体の係合部に取付具の係止
部が係止したときに結合手段に近接してカバーの結合状
態を保持する保持手段を設けたので、取付具に対する火
災感知器の取付けが容易で、その上カバーが脱落するお
それがなく、信頼性の高い火災感知器を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1のカバーを取外した状態を示す平面図であ
る。
【図6】ロック部材の実施形態の断面図及び作用説明図
である。
【図7】感熱素子の取付台の実施形態の平面図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】プロテクタの実施形態の平面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】カバーの実施形態の平面図である。
【図12】図11のC−C断面図である。
【図13】取付具の実施形態の平面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】取付具に火災感知器を取付けるための作用説
明図である。
【図16】取付具に火災感知器を取付けるための作用説
明図である。
【符号の説明】
1 本体 6a,6b 係止穴 8a,8b ロック部材(係合部) 15 プリント基板 20 感熱素子の取付台 24a,24b 係止穴 25a,25b 係止片 26 感熱素子 30 プロテクタ 34a,34b 係止片 40 カバー 41 穴 42a,42b 係止片 50 取付具 53a,53b 係止片(保持手段) 60a,60b 係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災検知素子が搭載されたプリント基板
    などが収容される本体と、該本体に結合されるカバーと
    を備え、 前記本体側に火災検知素子を保護するプロテクタを設け
    ると共に、前記カバーにより該プロテクタの全周又はそ
    の一部を覆うようにしたことを特徴とする火災感知器。
  2. 【請求項2】 カバーに、プロテクタが挿入される穴又
    は切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の火
    災感知器。
  3. 【請求項3】 本体及び該本体に結合されるカバーと、
    火災検知素子が取付けられた取付台等が搭載され、前記
    本体又はカバー内に収容されるプリント基板等からな
    り、 前記取付台を断面ほぼ凹字状に形成し、該凹部内に前記
    火災検知素子のリード線を挿通する挿通穴を設けたこと
    を特徴とする火災感知器。
  4. 【請求項4】 本体、該本体に結合手段を介して結合さ
    れるカバー、及び検出回路等が設けられ前記本体又はカ
    バー内に収容されるプリント基板等からなる火災感知器
    と、該火災感知器を天井等に取付ける取付具とを備え、 前記本体に係合部を設けると共に、前記取付具に前記本
    体の係合部に係止する係止部及び本体の係合部に取付具
    の係止部が係止したときに前記結合手段に近接してカバ
    ーの結合状態を保持する保持手段を設けたことを特徴と
    する火災感知器の取付構造。
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