JP2006209987A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コイル支持台22上に誘導加熱コイル21が設けられた1個又は複数個の加熱部20、この加熱部20の駆動部57、冷却ファン59等が内部に設けられ、上面が開口した箱状の本体ケース2と、外周に天板枠が取付けられ、本体ケース2の上面開口部を覆って装着された天板10とを有し、加熱部20のコイル支持台22に、天板10の下面に当接又は近接して配設され被加熱容器60の温度を検出する複数の温度センサ41を設けると共に、複数の温度センサ41のリード線42を1個の共通端子56に接続した。
【選択図】 図2
Description
また、複数の温度センサのリード線を1個の共通端子に接続するようにしたので、リード線の誤接合がなく、制御部への接続も容易である。
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の斜視図、図2は図1の断面図、図3は図2の加熱部の断面図、図4は図3の一部拡大図、図5は図3の上面図、図6は同じく下面図、図7は一部を省略した図3の分解斜視図である。なお、図7は図3と上下を逆にして示してある。
そして、本体ケース2の前面側には、電源スイッチや火力、タイマー等を操作するダイアルを備えた操作部3が設けられており、この操作部3と並設されて引出し式のグリル4が設けられている。また、操作部3の後部側に段部を介して立設された縦壁には吸気穴5が設けられている。
コイル支持台22には複数の開口部24が設けられており、この開口部24の下面には開口部24の半径方向の幅より大径の円筒部25が突設され、この円筒部25には先端部に係止爪27を有する係止片26a,26bが設けられている。そして、これら開口部24、円筒部25及び係止片26a,26bにより、温度センサユニット取付部23が形成される。
45は円板状の支持板で、中心部にはホルダ43の下部が摺動自在に挿入される穴46が設けられている。また、穴46の外周にはばね座47が形成され、さらにその外周には凹溝48が形成されており、この凹溝48には温度センサユニット取付部23の係止片26a,26bの係止爪27が係止される係止部49が設けられている。
先ず、ホルダ43に上方から温度センサ41を挿入して取付け、リード線42をホルダ43の下方から引き出す。ついで、ホルダ43の下部を支持板45の穴46に挿入すると共に、ホルダ43のストッパ44と支持板45のばね座47との間にコイルばね50を配置する。そして、ホルダ43の上部をコイル支持台22の開口部24に下から挿入すると共に、支持板45の凹溝48に係止片26a,26bの係止爪27を挿入し、支持板45を回転させてその係止部49を係止爪27に係止させる。
また、コイル支持台22に設けた複数の温度センサ41のリード線42を、1個の共通端子56に纏めて接続するようにしたので、この共通端子56を制御部58の端子台58aに接続するだけで各温度センサ41の制御部58への接続が完了するため、接続作業がきわめて簡単であり、誤接続することもない。
さらに、複数の温度センサ41をコイル支持台22に設けてそれぞれ天板10に当接又は近接させるようにしたので、被加熱容器60を天板10上の載置部12a〜12cからずれた位置に載置した場合でも、被加熱容器60の温度を確実に検出することができる。
図8は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の加熱部の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、複数の温度センサユニット40を1個の支持板45aによりコイル支持台22に取付けるようにしたものである。なお、本実施の形態においては、誘導加熱コイル22を内、中、外の3つのリング状に形成してコイル支持台22上に取付け、これら誘導加熱コイル21の間に実施の形態1の場合と同様に温度センサユニット取付部23を形成した。また、支持板45aには、この温度センサユニット取付部23に対応して、実施の形態1の場合と同様にそれぞれ穴46、ばね座47、凹溝48及び係止部49を設けた。
本実施の形態による温度センサユニット40のコイル支持台22への取付手順、作用、効果は、実施の形態1の場合とほぼ同様である。
また、支持板45bの中心部近傍及び外周部近傍に、コイル支持台22の係止片28の係止爪30が係止する係止部51をそれぞれ設けると共に、温度センサユニット40のホルダ43の下部が挿入される穴46の外周にばね座47だけを設けたものである。
そして、支持板45bの各係止部51をコイル支持台22の係止片28の係止爪29を係止させて支持板45bをコイル支持台22に取付け、各温度センサ41のリード線42を1個の共通端子56に接続する。
本例の作用、効果は、図8の場合と同様である。
図10は本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器の加熱部の断面図、図11は図10の下面図、図12は一部を省略した図10の分解斜視図で、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。なお、図12は図10と上下を逆にしてある。
本実施の形態に係る加熱部20の構成は、実施の形態1の加熱部20とほぼ同様であるが、一部又は全部の支持板45に誘導加熱コイル21の温度を検出する温度センサ54を設けたものである。
温度センサ54はほぼ逆U字状に形成されて、腕部52の凹溝53内に収容され、そのリード線55は貫通穴53a,53bから下方に取り出されている。
このように、本実施の形態によれば、誘導加熱コイル21があらかじめ定めた温度を超えたときは、被加熱容器60の温度を検出する温度センサ41とは別に設けた温度センサ54によりこれを検出し、誘導加熱コイル21への通電を停止するようにしたので、誘導加熱コイル21の温度上昇を防止することができ、安全である。
図13は本発明の実施の形態4に係る誘導加熱調理器の加熱部の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態に係る加熱部20の構成は、実施の形態1の加熱部20の構成とほぼ同様であるが、一部の温度センサユニット40aの構造を変更して、誘導加熱コイル21の温度を検出するようにしたものである。
このように構成した温度センサユニット40aを、他の温度センサユニット40と同様に、温度センサ41が収容されたホルダ43aの上部を、誘導加熱コイル21の直下に位置する開口部24に挿入し、支持板45によりコイル支持台22に取付けて、そのリード線42を共通端子56に接続する。このとき、温度センサ41の上面はコイル支持台22とほぼ同一平面上に位置し、誘導加熱コイル21に当接し、又は近接して保持される。
本実施の形態の作用、効果は、実施の形態3の場合とほぼ同様である。
本実施の形態は、実施の形態3の温度センサ54を保持する腕部52、又は実施の形態4の温度センサ41を保持するホルダ43aの構造を若干変更して、コイル支持台22又はコイル支持台22の下面に設けたフェライト30に当接又は近接して配置したものである。
そして、これら温度センサ41,54によるコイル支持台22又はフェライト30の温度検出信号が、あらかじめ定めた温度を超えたときは誘導加熱コイル21の温度が上昇したと判断し、制御部57が誘導加熱コイル21への通電を停止するようにしたものである。
本実施の形態においても、実施の形態3,4とほぼ同様の効果を得ることができる。
Claims (7)
- コイル支持台上に誘導加熱コイルが設けられた1個又は複数個の加熱部、該加熱部の駆動部、冷却ファン等が内部に設けられ、上面が開口した箱状の本体ケースと、外周に天板支持枠が取付けられ、前記本体ケースの上面開口部を覆って装着された天板とを有し、
前記加熱部のコイル支持台に、前記天板の下面に当接又は近接して配設され被加熱容器の温度を検出する複数の温度センサを設けると共に、前記複数の温度センサのリード線を1個の共通端子に接続したことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記加熱部のコイル支持台に、誘導加熱コイルに当接又は近接して配置され、前記誘導加熱コイルの温度を検出する温度センサを設け、該温度センサのリード線を他の温度センサのリード線と共に1個の共通端子に接続したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 前記加熱部のコイル支持台に、該コイル支持台又は該コイル支持台に設けたフェライトに当接又は近接してこれらの温度を検出する温度センサを設け、該温度センサのリード線を他の温度センサのリード線と共に1個の共通端子に接続したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 前記コイル支持台に設けた複数の開口部の下面にそれぞれ設けた取付部と、温度センサが上部に収容された円筒状のホルダ、該ホルダを前記コイル支持台の取付部に取付ける支持板、及び該支持板と前記ホルダとの間に介装され前記ホルダを上方に付勢する付勢手段からなる複数の温度センサユニットとを有し、
前記ホルダの上部を前記コイル支持台の開口部から突出させて該ホルダを前記支持板により前記コイル支持台にそれぞれ取付けたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。 - 前記温度センサが収容された複数のホルダと付勢手段とを、1個の支持板によりコイル支持台に取付けたことを特徴とする請求項4記載の誘導加熱調理器。
- 前記温度センサユニットの一部又は全部の支持板に取付腕を設け、該取付腕に誘導加熱コイル、コイル支持台又はフェライトの温度を検出する温度センサを取付けたことを特徴とする請求項2、3、4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
- 前記誘導加熱コイルの温度を検出する温度センサが収容されるホルダを他のホルダより短かく形成し、該ホルダに収容されてコイル支持台上に設けた誘導加熱コイルの温度を検出する温度センサを設けたことを特徴とする請求項2、4、5のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
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