JP2003310432A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2003310432A
JP2003310432A JP2002121344A JP2002121344A JP2003310432A JP 2003310432 A JP2003310432 A JP 2003310432A JP 2002121344 A JP2002121344 A JP 2002121344A JP 2002121344 A JP2002121344 A JP 2002121344A JP 2003310432 A JP2003310432 A JP 2003310432A
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rice cooker
control board
battery
lid
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JP2002121344A
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Hirofumi Kasahara
浩文 笠原
Koji Tsurumaki
孝司 弦巻
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Toshiba Home Technology Corp
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Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御部を半田槽に通した後で、作業性に困難
さを伴なうことなく、所望の部位に電池などを配置す
る。 【解決手段】 半田槽により電池49以外の電装部品を制
御基板42に半田付けした後で、この制御基板42上に操作
ボタン46と固定部47とを兼用する支持部材48を配置し、
支持部材48に形成した孔部50に電池49を置く。その際、
孔部50に形成したリブ51,52によって電池49を案内する
ことで、作業性を改善しつつも、制御基板42上の所望の
部位に電池49を正しく配置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯や保温を行な
う炊飯器に関し、特に製造性や組立性の向上を考慮した
炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の炊飯器
は、炊飯や保温の加熱行程を制御するマイクロコンピュ
ータが、透明窓部を有する操作部の内方に設けた制御基
板に搭載されているが、図11や図12に示すように、
制御基板101にはマイクロコンピュータ以外に、LCD
などの表示器102や、複数の押釦式のスイッチ103など
が、他の電子部品と共に搭載されている。そして、スイ
ッチ103に対向する操作ボタン104と、表示器102を固定
するための固定部材105が一つの部品(支持部材106)で
提供されており、指で操作部(図示せず)を外面側より
押し込むと、これに連動して操作ボタン104が制御基板1
01上のスイッチ103を押すようになっていた。なお、107
は表示器102の周囲にあって、この表示器102を保持する
LCDホルダである。
【0003】上記従来技術において、制御基板101上の
表示器102を固定するための固定部105と、操作部を押す
と連動して制御基板101上のスイッチ103を押す操作ボタ
ン104とを、共通の支持部材106で一体化させることで、
安価な製品を製造することは可能ではあるが、操作ボタ
ン104によって制御基板101の表面の大部分が覆われるた
め、マイクロコンピュータの時計機能などをバックアッ
プする電池108は、図12に示すように、操作ボタン104
の下部に配置せざるを得なかった。
【0004】また、支持部材106は表示器102を固定する
役目を兼用しているため、電池108を制御基板101に配置
した上で、表示器102および操作ボタン104を一体化した
支持部材106を制御基板101に配置する必要がある。これ
とは別に、制御基板101上にある電池108を含めた複数の
電装部品を固定するには、最後に半田槽に通して各電装
部品を制御基板101に半田付け接続することが必要であ
る。しかし、制御基板101を半田層に通している最中
に、何等かの原因で制御基板101が半田槽に落下する
と、制御基板101上に配置した電池108が短絡して爆発す
る虞れがあった。
【0005】こうした問題を回避するには、制御基板10
1を半田槽に通した後で、電池108を制御基板101上に配
置すればよいが、前述のように制御基板101の表面の大
部分は支持部材106の一部をなす操作ボタン104で占有さ
れているために、作業性に困難さを伴なうことなく、所
望の部位に電池108を配置することができなかった。
【0006】一方、被調理物を収容する鍋を電磁誘導加
熱するために加熱コイルを備えた炊飯器にあっては、図
13や図14に示すように、加熱コイル(図示せず)に
高周波電流を供給する加熱基板201を備えたインバータ
回路202と、このインバータ回路202を構成する発熱部品
の冷却手段である冷却ファン203とを、底板204および外
枠205により構成される炊飯器本体206の内部に備えてい
る。インバータ回路202や冷却ファン203は、いずれも樹
脂製のケースであるユニットケース207に固定されてお
り、このユニットケース207の後側には、炊飯器本体206
への取付部208が一体的に形成される。さらに、この取
付部208に対応して、外枠205には円筒螺合部209が下方
に突出して形成されると共に、底板204に形成した取付
座210には、中空円筒状のカラー211が嵌合固定される。
【0007】製造に際しては、外枠205を上下逆にした
状態で、予めインバータ回路202と冷却ファン203を搭載
したユニットケース207の取付部208を外枠205の円筒螺
合部209に合致嵌合させ、外枠205の下面開口部を塞ぐよ
うにして、外底面が上を向くように底板204を配置す
る。そして、中空状のカラー211から螺子212を挿入し
て、このねじ212を円筒螺合部209に螺着することによ
り、ユニットケース207を炊飯器本体206にねじ止め固定
することができる。
【0008】このように、従来はユニットケース207を
ねじ212により固定する構造を採用していたが、ねじ212
を使用すると、作業者がユニットケース207を炊飯器本
体206に固定した後で、ねじ止め用の工具であるドライ
バーを持ちかえる必要がある。さらに、ねじ止め箇所は
カラー211の先端部の深い位置にあり、さらに作業に手
間取る要因をもたらしていた。
【0009】また、使用者の指が直接触れる操作部(操
作パネル)の透明窓部を大きくし、操作部の周囲にある
複数のスイッチ押部の回りにまで、この透明窓部を広げ
ようとした場合には、透明窓部の下側に配置された制御
基板上にある複数の部品が露出して見えるため、外観上
非常に違和感があった。そのため、表示部の周囲に設け
られているシート部材としてのメニューシートを、制御
基板上に設けた操作ボタンの周囲に至るまで大型に形成
することで、上記違和感を改善するようにしている。こ
の場合、メニューシートが操作ボタンと干渉しないよう
に、メニューシートは操作ボタンの配置箇所に孔部が形
成されている。
【0010】しかし、今日の炊飯器にあっては、直線的
な外観を持つものは少なく、殆どが丸みを帯びた外観形
状を有している。この場合、メニューシートを操作ボタ
ンの周囲に至るまで大型に形成すると、メニューシート
を直線的に配置することが困難になるため、外観に沿う
ような形状に、プレスなどでメニューシートの形状を矯
正する必要があるが、それではコスト高になる問題点が
ある。
【0011】本発明は上記問題点を解決して、制御部を
半田槽に通した後で、作業性に困難さを伴なうことな
く、所望の部位に電池などを配置することができる炊飯
器を提供することをその目的とする。
【0012】本発明の第2の目的は、ねじ止め作業を不
要にして、ケースを炊飯器本体に簡単に取付け固定する
ことができる炊飯器を提供することにある。
【0013】本発明の第3の目的は、プレス加工などを
行なわずに、シート部材の形状を簡単に矯正できる炊飯
器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の炊飯
器では、半田槽により例えば電池以外の電装部品を制御
部に半田付けした後で、この制御部上に操作部と固定部
とを兼用する共通部材を配置し、共通部材に形成した孔
部に電池を置くことができる。その際、制御部上の限ら
れた面積に孔部が形成されるため、十分な大きさの孔部
が形成されない場合が多いが、孔部に形成した案内部に
よって電池を案内することで、作業性を改善しつつも、
制御部上の所望の部位に電池を正しく配置することが可
能になる。
【0015】本発明の請求項2の炊飯器では、予めイン
バータ部と冷却手段を搭載したケースを挟み込むだけ
で、ケースが炊飯器本体に固定される。したがって、従
来のようなねじ止め作業を必要とせず、ケースを炊飯器
本体に簡単に取付け固定することができる。
【0016】本発明の請求項3の炊飯器では、外観が丸
みを帯びた形状であっても、この外観裏面では抑え部が
シート部材に接して、シート部材を外観に合わせた形状
に矯正する。すなわち、プレス加工などを行なわずに、
抑え部を形成するだけで、シート部材の形状を簡単に矯
正できる。
【0017】
【発明の実施形態】以下、本発明における炊飯器の一実
施例について、図1〜図10を参照しながら説明する。
【0018】図1において、1は炊飯器の外郭となる炊
飯器本体で、この炊飯器本体1は、胴部を形成するほぼ
筒状の外枠2と、この外枠2の下面開口部を覆って設け
られた底板3とにより形成されている。炊飯器本体1の
上部には、その後部に位置する弾性部材としてのヒンジ
バネ4により開閉可能な蓋すなわち蓋体5が配設され
る。また、外枠2の上部内周部から一体に垂下させて形
成されるほぼ筒状の鍋収容部6と、この鍋収容部6の下
面開口を覆って設けられた内枠8とにより、後述する鍋
11を収納する有底筒状で非磁性材料からなる外槽部9が
形成される。
【0019】前記外槽部9内には、米や水などの被調理
物を収容する有底筒状の内鍋すなわち鍋11が着脱自在に
収容される。この鍋11は、熱伝導性のよいアルミニウム
を主材料とした熱伝導部としての鍋本体12と、この鍋本
体12の外面の側面下部から底面部にかけて接合され、磁
性ステンレスや鋼板などの磁性材料からなる誘導発熱部
としての発熱体13とにより構成される。鍋11の側面中央
から上部に発熱体13を設けないのは、鍋11の軽量化を図
るためである。また、鍋11の上端周囲には、その外周側
に延出する円環状のフランジ部14が形成されている。
【0020】前記外槽部9の一部を構成する内枠8は、
鍋11の発熱体13に対向して位置しているが、この内枠8
の外面の発熱体13に対向する側面下部および底面部に
は、鍋11を電磁誘導加熱する加熱手段としての加熱コイ
ル16が設けられている。加熱コイル16は、鍋11の発熱部
からほぼ一定の距離を保つように配置されると共に、φ
0.5mm以下の複数の素線にて形成される。加熱コイル16
の下部には少なくとも3本以上のフェライト17が、鍋11
の中心部から放射方向に配置されており、炊飯器本体1
の外部に磁気を漏らさないようにしている。そして、加
熱コイル16に高周波電流を供給すると、加熱コイル16か
ら発生する交番磁界によって鍋11の発熱体13が発熱し、
鍋11ひいては鍋11内の水や米などの被調理物が加熱され
るようになっている。
【0021】また、内枠8の底部中央部には、鍋11の底
部外面と弾発的に接触するように、鍋温度検出手段とし
ての温度センサ21が配置され、鍋11の温度を検知するよ
うになっている。この温度センサ21は、前記フェライト
17と共に非磁性材料からなるセンサホルダ22にて押えら
れている。センサホルダ22を内枠8の底部に配置するこ
とにより前記加熱コイル16も押えられ、この加熱コイル
16に電流が流れたときに、電流によって加熱コイル16が
振動することを抑制している。なお、23は温度センサ21
の近傍に設けられた温度ヒューズである。
【0022】前記蓋体5は、その回転軸であるヒンジ軸
24に巻装されたヒンジバネ4の力により開く方向へ付勢
されている。また、外枠2の前部上側に設けられたフッ
ク26が、蓋体5の前部に係脱自在に係合することによ
り、ヒンジバネ4の付勢に抗して、蓋体5を閉じた状態
に保持する。蓋体5の後部には、ヒンジバネ4の他にブ
レーキバネ27が設けられており、このブレーキバネ27の
弾性力を利用して、蓋体5が緩やかに開くようになって
いる。
【0023】前記鍋11の上面開口部は、蓋体5を閉じた
ときに、その内側に設けられた内蓋組立29により閉塞さ
れるようになっている。内蓋組立29は、清掃などの手入
れがしやすいように、蓋体5の下面に着脱可能に設けら
れる。内蓋組立29の外側すなわち上側には、この内蓋組
立29を外した時に視認できる例えばアルミニウムなどの
放熱板30が配置される。放熱板30の外側すなわち上側に
は、鍋11の内側を加熱するための蓋加熱手段たる蓋ヒー
タ31が設けられており、この蓋ヒータ31から放熱板30を
介して内蓋組立29を温め、かつ鍋11の内側を加熱する。
【0024】内蓋組立29は、例えばステンレスやアルミ
ニウムなどの金属材料からなる内蓋33と、内蓋33の外周
部に設けられ、鍋11の周囲をその弾性によりシールする
蓋パッキン34と、内蓋組立29と蓋体5とを固定するため
のパッキンベース35とにより構成される。内蓋33とパッ
キンベース35との固定は、ねじ,溶着若しくはカシメな
どで、間隔は等間隔に固定される。また蓋パッキン34
は、内蓋33とパッキンベース35の固定部とにより共に固
定されるようになっている。
【0025】一方、蓋体5は、蓋体5の下面を形成する
蓋下面材としての放熱板30の他に、上面外殻を形成する
外蓋36と、これら外蓋36と放熱板30とを結合させて蓋体
5の骨格を形成する外蓋カバー37とを主たる構成要素と
している。蓋体5の上部には、鍋11内で発生した蒸気を
外部へ放出するための蒸気口38が着脱可能に取り付けら
れている。
【0026】前記炊飯器本体1の胴部をなす外枠2の前
部には、使用者が直接指で触れることのできる操作部と
しての操作パネル41が設けられている。ここで操作パネ
ル41およびその内部の構成を図2〜図8に基づき詳しく
説明すると、操作パネル41の内方には、炊飯や保温の加
熱行程を制御する制御部品としてのマイクロコンピュー
タ(図示せず)などを搭載した制御基板42が設けられ
る。制御基板42にはマイクロコンピュータ以外に、LC
Dからなる表示器43と、複数の押釦式のスイッチ44と、
炊飯,保温,予約炊飯などの行程を表示する発光素子と
してのLED45などが、他の電子部品と共に半田付け接
続される。表示器43は、マイクロコンピュータの時計機
能を利用した現在時刻,炊上がり時刻,予約炊飯時刻を
セグメント表示すると共に、選択した炊飯メニュー・コ
ースを記号で指定するものであり、制御基板42のほぼ中
央に配置される。またスイッチ44は、表示器43を取り囲
むように制御基板42の周囲に配置される。そして、スイ
ッチ44に対向する操作ボタン46と、表示器43の周囲にあ
ってこの表示器43を固定するための固定部47が、一つの
部品である支持部材48として例えば樹脂などで形成さ
れ、この支持部材48は制御基板42上をほぼ占有して設け
られている。すなわち、ここでの操作ボタン46は表示器
43を固定する機能を兼用している。
【0027】制御基板42上には、その他に扁平略円筒状
の電池49が配置される。この電池49は、主に商用電源の
供給が途絶えたときに、マイクロコンピュータの時計機
能を動作させ続けるためのバックアップ用に設けられて
いる。電池49の配置箇所に対応して、前記操作ボタン46
には、支持部材48を制御基板42上に配置した後でそこに
電池49を収容することができる孔部50が形成されてい
る。さらに、この孔部50の側面周囲には、電池49に向け
て突出した少なくとも2本以上(本実施例では5本)の
リブ51,52が配置される。これらのリブ51,52は、いず
れも電池49を所定位置に案内して、電池49の取付け時に
おける作業性を改善するものであるが、特に一対のリブ
52は、電池49の側部に部分的に形成した角部53の両側を
保持する形状になっており、電池49の回り止めを兼用し
て、さらに作業性を改善している。
【0028】そして、制御基板42に対する組立作業を行
なうに際しては、先ず電池49を除く各電子部品を、半田
槽により制御基板42に予め半田付け接続しておく。その
後、この電子部品を実装した制御基板42上に支持部材48
を取付け固定し、電池49の角部53がリブ52に挟み込まれ
るように、操作ボタン46に形成した孔部50に電池49を挿
入し、この電池49を制御基板42の所定箇所に配置する。
このように、電池49は半田槽を通した後に単品で制御基
板42上に配置されるので、従来のような半田槽における
電池49の短絡は起こらない。また、電池49を配置するに
際しては、支持部材48に干渉されることがないため、操
作ボタン46の下側に電池49が配置されるような制約も一
切受けない。
【0029】因みに、制御基板42上の限られた面積に孔
部50が形成されることから、実際には十分な大きさの孔
部50が形成されない場合が多く、作業性が困難となる。
その点、本実施例では孔部50の周囲に2本以上のリブ5
1,52を形成して、電池49を所定位置に案内するため、
電池49の取付けに関して作業性を大きく改善することが
できる。
【0030】操作パネル41は、表示器43に対向して形成
される透明窓部61と、各操作ボタン46に対応して形成さ
れるスイッチ押部62とを有するが、透明窓部61は図4に
示すように、スイッチ押部62に可及的に近接して、すな
わちスイッチ押部62の回りにまで広く形成されている。
また、操作パネル41と制御基板42の間にあるシート部材
としてのメニューシート63は、透明窓部61を通して操作
パネル41の内部が直接見えないように、操作ボタン46の
外周に至るまで形成されている。このメニューシート63
の表面には、表示器43の表示と共に、炊飯メニューなど
の設定がわかるように、操作ボタン46上の複数の炊飯メ
ニューなどが記載されていると共に、表示器43の記号で
選択される現在設定されたメニューが記載されている。
さらに、メニューシート63が操作ボタン46と干渉しない
ように、メニューシート63は操作ボタン46の配置箇所に
孔部64が形成されている。そして、指でスイッチ押部62
を外面側より押し込むと、これに連動して若干弾性のあ
る操作ボタン46が動いて、制御基板42上のスイッチ44を
押すようになっている。
【0031】操作パネル41の裏面には、この操作パネル
41の曲面形状に沿ってメニューシート63を抑えるための
複数のリブ65が一体的に形成される。このリブ65は、メ
ニューシート63が変形しやすい外端部や、孔部64の周囲
全体に設けられており、操作パネル41の裏面から同じ高
さで形成されている。これにより、メニューシート63を
操作基板42上に配置した状態で、外枠2の正面側から操
作パネル41を被せると、リブ65がメニューシート63表面
の特に変形しやすい部位に当接して、メニューシート63
全体が操作パネル41の形状に沿った形に矯正される。す
なわち、メニューシート63の形状を予めプレスなどで矯
正する必要がなく、操作パネル41に形成したリブ65によ
りメニューシート63の形状を簡単に矯正できるので、従
来のコスト高の要因を一掃できる。
【0032】71は、前記制御基板42を保持するための保
持部材であるユニットケースである。このユニットケー
ス71は樹脂製で、外枠2の内部前方に取付け固定され
る。また制御基板42の下方には、この制御基板42とケー
ブル(図示せず)で電気的に接続しているインバータ回
路72が設けられる。このインバータ回路72は、前記加熱
コイルに高周波電流を供給するもので、加熱基板73上に
複数の電子部品74を搭載して構成される。インバータ回
路72は発熱する電気部品を搭載しているので、アルミニ
ウムなどの熱伝導性の良好な放熱器75が、立設した加熱
基板73の下側に発熱部品と熱的に接して設けられる。さ
らに、放熱器75からの熱を奪って冷却するための冷却フ
ァン76が、底板3に設けた排気孔77に対向して、放熱器
75の下方に設けられている。
【0033】上記インバータ回路72や冷却ファン76は、
共通する樹脂製のケースすなわちユニットケース79に固
定され、これにより冷却ファン76と放熱器75が一定距離
を保って配置される。ユニットケース79の上部および下
部には、炊飯器本体1への取付部80が突出して一体的に
複数個形成される。取付部80は、ユニットケース79の上
部および下部にそれぞれ1〜3個形成される(実施例で
は各々2個)。この取付部80は断面が十字形状で若干の
弾性を有しており、後述する筒部81,82に挿入しやすい
ように、先端に向かうほど細く形成されている。
【0034】ユニットケース79の上部にある取付部80に
対応して、外枠2には中空円筒状の筒部81が下方に突出
して形成される。また、ユニットケース79の下部にある
取付部80に対応して、底板3には別の中空円筒状の筒部
82が上方に突出して形成される。これらの筒部81,82と
は別に、外枠2と底板3とをねじ(図示せず)で直接取
付け固定するために、外枠2には円筒螺合部83が下方に
突出して形成されると共に、底板3には上方に突出した
ねじ挿通孔部84が形成される。さらに、外枠2の筒部81
の周囲には、ユニットケース79の位置決めを補助するた
めのリブ85が数本形成されており、ユニットケース79の
炊飯器本体1内部における倒れを防止している。その
他、炊飯器本体1の内部には、電源プラグ87(図9およ
び図10参照)を巻き取るためのコードリール88が設け
られる。
【0035】そして、このユニットケース79の組立てに
際しては、外枠2を上下逆にした状態で、予めインバー
タ回路72と冷却ファン76を搭載したユニットケース79の
取付部80を外枠2の筒部81に合致挿入させると、取付部
80の弾性によってこの取付部80と筒部81の内面が摩擦係
合し、ユニットケース79が外枠2に仮固定される。この
とき、筒部81の周囲にはリブ85が形成されているので、
仮固定時においてユニットケース79が倒れるようなこと
はない。
【0036】次に、この状態でユニットケース79の別の
取付部80を底板3の筒部82に合致挿入させつつ、外枠2
の下面開口部を塞ぐようにして、外底面が上を向くよう
に底板3を配置する。ここでも、取付部80の弾性によっ
てこの取付部80と筒部82の内面が摩擦係合すると共に、
底板3を配置した時点で、ユニットケース79が外枠2と
底板3との間に挟み込まれ、ねじのない状態でユニット
ケース79が炊飯器本体1の内部に取付け固定される。
【0037】そして、底板3のねじ挿通孔部84からねじ
を挿入して、このねじを外枠3の円筒螺合部83に螺着す
ることにより、外枠2に対する底板3の取付け固定が完
了する。このねじ止めに際しては、ユニットケース79が
何ら介在していないので、その分、ねじを挿通する孔位
置を合わせる必要がなく、作業性が改善する。
【0038】91は、外枠2の両側部を跨ぐように設けら
れた運搬用の回転可能なハンドルである。ここでハンド
ル91について図9および図10をも参照して説明する
と、ハンドル85は通常の非運搬時には炊飯器本体1の後
部に倒される一方、運搬時には垂直に回転して手で持つ
もので、ハンドル91を炊飯器本体1の後部に倒したとき
に当接する位置規制のための凸部92が、炊飯器本体1の
側面から後方角部にかけて外方に突出して形成される。
すなわち、炊飯器本体1を側面より見ると、凸部92は炊
飯器本体1の最後面93より突出せず、特に炊飯器本体1
の奥行き方向に対し、凸部92が目立たないようになって
いる(図1参照)。
【0039】さらに、凸部92はハンドル85に沿うような
形状に形成されており、ハンドル85を垂直に回転させた
場合でも、凸部92がハンドル85と同じような形状として
見え、炊飯器本体1の全体的な印象が崩れないように配
慮してある。特に凸部92の最大突出部分は、炊飯器本体
1の後方角部に設けられている。これは炊飯器の場合、
炊飯器本体1の後方角部が、炊飯器本体1の最大幅寸法
よりも数ミリ小さく形成されるためで、ここに凸部92の
最大突出部分を設けても、炊飯器本体1の寸法や外観デ
ザインにはさほど影響を及ぼさない。
【0040】以上のように、本実施例では制御部である
制御基板42に表示器43とスイッチ44とを備え、スイッチ
44を押す操作部としての操作ボタン46と、表示器43の固
定部47とを共通する共通部材としての支持部材48で形成
した炊飯器において、支持部材48を制御基板42上に配置
した後で、例えばバックアップ用の電池49を支持部材48
に干渉されることなく制御基板42上に配置するための孔
部50を支持部材48に形成すると共に、電池49を所定位置
に案内する案内部としてのリブ51,52を孔部50に形成し
ている。
【0041】このようにすると、半田槽により電池49以
外の電装部品を制御基板42に半田付けした後で、この制
御基板42上に操作ボタン46と固定部47とを兼用する支持
部材48を配置し、支持部材48に形成した孔部50に電池49
を置くことができる。その際、制御基板42上の限られた
面積に孔部50が形成されるため、十分な大きさの孔部50
が形成されない場合が多いが、孔部50に形成したリブ5
1,52によって電池49を案内することで、作業性を改善
しつつも、制御基板42上の所望の部位に電池49を正しく
配置することが可能になる。
【0042】また本実施例では、インバータ部であるイ
ンバータ回路72と、このインバータ回路72の冷却手段で
ある冷却ファン76とをケースであるユニットケース79に
固定した炊飯器において、ユニットケース79を炊飯器本
体1の枠である外枠2と底板3との間に挟み込んで固定
している。
【0043】この場合、予めインバータ回路72と冷却フ
ァン76を搭載したケースすなわちユニットケース79を、
炊飯器本体1の外枠2と底板3に挟み込むだけで、ユニ
ットケース79が炊飯器本体1に固定される。したがっ
て、従来のようなねじ止め作業を必要とせず、ユニット
ケース79を炊飯器本体1に簡単に取付け固定することが
できる。
【0044】また本実施例では、操作パネル41の内方に
ある制御基板42に表示器43とスイッチ44とを備え、スイ
ッチ44を押す操作部としての操作ボタン46と、表示器43
の固定部47とを共通する共通部材すなわち支持部材48で
形成し、操作パネル41と制御基板42との間にシート部材
としてのメニューシート63を介在させた炊飯器におい
て、メニューシート63は操作ボタン46の配置箇所に孔部
64が形成され、操作ボタン46の外周すなわち外側にまで
広く配置されると共に、このメニューシート63を抑える
抑え部としてのリブ65を操作パネル41に設けている。
【0045】この場合、操作パネル41の外観が例えば直
線状ではなく丸みを帯びた形状であっても、この操作パ
ネル41の裏面にあるリブ65がメニューシート63に接し
て、メニューシート63を操作パネル41の外観に合わせた
形状に矯正する。すなわち、プレス加工などを行なわず
に、操作パネル41の裏面にリブ65を形成するだけで、メ
ニューシート63の形状を簡単に矯正できる。
【0046】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可
能である。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1の炊飯器によれば、制
御部を半田槽に通した後で、作業性に困難さを伴なうこ
となく、所望の部位に電池などを配置することができ
る。
【0048】本発明の請求項2の炊飯器によれば、ねじ
止め作業を不要にして、ケースを炊飯器本体に簡単に取
付け固定することができる。
【0049】本発明の請求項3の炊飯器によれば、プレ
ス加工などを行なわずに、シート部材の形状を簡単に矯
正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の全体断面図で
ある。
【図2】同上制御基板とその周辺の正面図である。
【図3】同上制御基板とその周辺の側面図である。
【図4】同上操作パネルの一部を切欠いた正面図であ
る。
【図5】同上操作パネルとその周辺の横断面図である。
【図6】同上操作パネルとその周辺の縦断面図である。
【図7】同上炊飯器本体の前面側の縦断面図である。
【図8】同上炊飯器を正面から見た一部切欠断面図であ
る。
【図9】同上ハンドルのない状態の炊飯器の平面図であ
る。
【図10】同上炊飯器の平面図である。
【図11】従来例を示す制御基板とその周辺の正面図で
ある。
【図12】従来例を示す制御基板とその周辺の側面図で
ある。
【図13】従来例を示す炊飯器を正面から見た一部切欠
断面図である。
【図14】従来例を示す炊飯器を側面から見た一部切欠
断面図である。
【符号の説明】
42 制御基板(制御部) 46 操作ボタン(操作部) 47 固定部 48 支持部材(共通部材) 50 孔部 51,52 リブ(案内部) 63 メニューシート(シート部材) 64 孔部 65 リブ(抑え部) 72 インバータ回路(インバータ部) 73 冷却ファン(冷却手段) 79 ユニットケース(ケース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA03 BA28 BA29 CA17 CA22 CA65 CA66 CA70 CA73 CC16 CC17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部を備え、操作部と固定部とを共通
    部材で形成した炊飯器において、孔部を形成すると共
    に、案内部を前記孔部に形成したことを特徴とする炊飯
    器。
  2. 【請求項2】 インバータ部と冷却手段とを固定した炊
    飯器において、ケースを挟み込んで固定したことを特徴
    とする炊飯器。
  3. 【請求項3】 制御部を備え、操作部と固定部とを共通
    部材で形成し、シート部材を介在させた炊飯器におい
    て、前記シート部材は孔部が形成され、外側まで配置さ
    れると共に、前記シート部材の抑え部を設けたことを特
    徴とする炊飯器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116018A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品ユニットおよびこれを取り付けた炊飯器
JP2007115611A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品ユニットおよびこれを取り付けた炊飯器
JP2010270964A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Zojirushi Corp 加熱器

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JP2007115611A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品ユニットおよびこれを取り付けた炊飯器
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