JPH1014765A - 電気ポットの端子台構造 - Google Patents
電気ポットの端子台構造Info
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- JPH1014765A JPH1014765A JP16797196A JP16797196A JPH1014765A JP H1014765 A JPH1014765 A JP H1014765A JP 16797196 A JP16797196 A JP 16797196A JP 16797196 A JP16797196 A JP 16797196A JP H1014765 A JPH1014765 A JP H1014765A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 端子台周辺の部品点数および作業工程数の削
減を図る。また、衝撃に対し信頼性を向上させ、小スペ
ースで組み立てができるようにする。 【解決手段】 タブ端子53の突起54を端子台55の切欠部
60に係止して、タブ端子53を端子台55,56で挾持する。
これにより、タブ端子53を他のねじ部材などで固定しな
くても、端子台55,56間にタブ端子53を簡単かつ確実に
取付け固定できる。また、タブ端子53の先端は、ヒータ
27への電源供給用リード線の接続部65となっている。し
たがって、部品点数および作業工程数の削減を図ること
ができる。また、ねじ止め部が少なくなる分だけ信頼性
が向上し、小スペースでも組み立てができる。
減を図る。また、衝撃に対し信頼性を向上させ、小スペ
ースで組み立てができるようにする。 【解決手段】 タブ端子53の突起54を端子台55の切欠部
60に係止して、タブ端子53を端子台55,56で挾持する。
これにより、タブ端子53を他のねじ部材などで固定しな
くても、端子台55,56間にタブ端子53を簡単かつ確実に
取付け固定できる。また、タブ端子53の先端は、ヒータ
27への電源供給用リード線の接続部65となっている。し
たがって、部品点数および作業工程数の削減を図ること
ができる。また、ねじ止め部が少なくなる分だけ信頼性
が向上し、小スペースでも組み立てができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の加熱手段で
あるヒータのリード線と、このヒータへの電源供給用リ
ード線とを接続する電気ポットの端子台構造に関する。
あるヒータのリード線と、このヒータへの電源供給用リ
ード線とを接続する電気ポットの端子台構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図6は、従来の電気ポ
ットの内部配線を接続する構造を示している。同図にお
いて、1は水を貯溜する容器、2はこの容器1の底面に
設けられた容器1の加熱手段たるヒータであって、ヒー
タ2から導出する各リード線3の先端には、ねじ止めが
可能な孔を有する導電性の圧着端子4が取り付け固定さ
れる。また、ヒータ2の下方には、絶縁材料からなる端
子台5の切欠部6に、複数の導電性の端子板7をほぼ等
間隔に並列配置した端子台組立8が、ねじ9により脚金
具10の底面に取付け固定される。そして、前記リード線
3に接続する圧着端子4を端子板7の一側に各々ねじ11
で接続固定するとともに、電源回路からの電源供給用リ
ード線12の先端に接続される別の圧着端子13を、端子板
7の他端にねじ14で固定することにより、リード線3,
12間の電気的,機械的接続を端子台組立8で行なうよう
にしている。
ットの内部配線を接続する構造を示している。同図にお
いて、1は水を貯溜する容器、2はこの容器1の底面に
設けられた容器1の加熱手段たるヒータであって、ヒー
タ2から導出する各リード線3の先端には、ねじ止めが
可能な孔を有する導電性の圧着端子4が取り付け固定さ
れる。また、ヒータ2の下方には、絶縁材料からなる端
子台5の切欠部6に、複数の導電性の端子板7をほぼ等
間隔に並列配置した端子台組立8が、ねじ9により脚金
具10の底面に取付け固定される。そして、前記リード線
3に接続する圧着端子4を端子板7の一側に各々ねじ11
で接続固定するとともに、電源回路からの電源供給用リ
ード線12の先端に接続される別の圧着端子13を、端子板
7の他端にねじ14で固定することにより、リード線3,
12間の電気的,機械的接続を端子台組立8で行なうよう
にしている。
【0003】このような、従来の電気ポットにおける端
子台構造では、端子板7をねじ15で端子台5に取り付け
固定する他に、各端子板7の両側に圧着端子4,13をね
じ止めしなければならず、部品点数が多くなるととも
に、リード線3,12を端子台組立8に結線するまでの作
業工程数が多い。また、容器1の底部は床などへの載置
部に近く、特に衝撃を受けやすい部分であり、ここに端
子板7や圧着端子4,13のねじ止め部が多く形成されて
いると、信頼性にも問題を来たす。また、端子台組立8
が配置される容器1の底部は、そもそも部品を取り付け
るための空間部分が狭いのにも拘らず、端子板7や圧着
端子4,13をねじ止めするのに大きな占有空間が必要と
なり、構造上の制約もあった。
子台構造では、端子板7をねじ15で端子台5に取り付け
固定する他に、各端子板7の両側に圧着端子4,13をね
じ止めしなければならず、部品点数が多くなるととも
に、リード線3,12を端子台組立8に結線するまでの作
業工程数が多い。また、容器1の底部は床などへの載置
部に近く、特に衝撃を受けやすい部分であり、ここに端
子板7や圧着端子4,13のねじ止め部が多く形成されて
いると、信頼性にも問題を来たす。また、端子台組立8
が配置される容器1の底部は、そもそも部品を取り付け
るための空間部分が狭いのにも拘らず、端子板7や圧着
端子4,13をねじ止めするのに大きな占有空間が必要と
なり、構造上の制約もあった。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、部品
点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に対する信頼
性を向上させるとともに、少ないスペースで組み立てを
行なうことのできる電気ポットの端子台構造を提供する
ことをその目的とする。
点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に対する信頼
性を向上させるとともに、少ないスペースで組み立てを
行なうことのできる電気ポットの端子台構造を提供する
ことをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における電気ポッ
トの端子台構造は、前記目的を達成するために、容器底
面に設けた加熱手段のリード線に係止部を設けた端子を
接続するとともに、前記端子の係止部を係止する被係止
部を備えた一対の端子台で該端子を挾持し、前記端子台
から突出する前記端子の先端を前記加熱手段への電源供
給用リード線の接続部としたものである。
トの端子台構造は、前記目的を達成するために、容器底
面に設けた加熱手段のリード線に係止部を設けた端子を
接続するとともに、前記端子の係止部を係止する被係止
部を備えた一対の端子台で該端子を挾持し、前記端子台
から突出する前記端子の先端を前記加熱手段への電源供
給用リード線の接続部としたものである。
【0006】上記構成によれば、端子の係止部を端子台
の被係止部に係止させた状態で、端子を端子台で挾持す
るだけで、他のねじ部材などで端子を固定しなくても、
端子台の間に端子を簡単かつ確実に取付け固定すること
ができる。しかも、加熱手段のリード線に接続した端子
の先端は、この加熱手段への電源供給用リード線の接続
部となっており、従来の端子台に設けられる端子板と、
リード線に取付けられる圧着端子とを端子で兼用してい
るので、端子を端子台に取付けるねじ部材が不要になる
ことと相俟って、部品点数の大幅な削減と、組立時にお
ける作業工程数の削減を図ることが可能になる。また、
従来よりもねじ止め部が少なくなることによって、衝撃
を受けやすい部分である容器の底部に取付けられる端子
台組立の信頼性が向上し、さらに、ねじ止めのための大
きな占有空間が不要になって、少ないスペースで端子台
組立を組み立てることができる。
の被係止部に係止させた状態で、端子を端子台で挾持す
るだけで、他のねじ部材などで端子を固定しなくても、
端子台の間に端子を簡単かつ確実に取付け固定すること
ができる。しかも、加熱手段のリード線に接続した端子
の先端は、この加熱手段への電源供給用リード線の接続
部となっており、従来の端子台に設けられる端子板と、
リード線に取付けられる圧着端子とを端子で兼用してい
るので、端子を端子台に取付けるねじ部材が不要になる
ことと相俟って、部品点数の大幅な削減と、組立時にお
ける作業工程数の削減を図ることが可能になる。また、
従来よりもねじ止め部が少なくなることによって、衝撃
を受けやすい部分である容器の底部に取付けられる端子
台組立の信頼性が向上し、さらに、ねじ止めのための大
きな占有空間が不要になって、少ないスペースで端子台
組立を組み立てることができる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の各実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1〜図4は、本発明の
第1実施例を示すものであり、電気ポットの全体断面図
を示す図1において、21はポット本体、22はこのポット
本体21の上部開口に設けられた蓋であり、蓋22はポット
本体21の後方に設けられたヒンジ23により回動自在に軸
支される。ポット本体21は、このポット本体21の外殻を
形成する外ケース24の内部に、水を貯溜する有底筒状の
容器25を設けて構成される。容器25の底面に形成された
凹部26には、加熱手段としてのヒータ27がヒータ押え28
により密着状態で取り付け固定される。また、この凹部
26のほぼ中央部には、容器25の温度を検出するサーミス
タなどの温度検出素子29が設けられる。
図面を参照しながら説明する。図1〜図4は、本発明の
第1実施例を示すものであり、電気ポットの全体断面図
を示す図1において、21はポット本体、22はこのポット
本体21の上部開口に設けられた蓋であり、蓋22はポット
本体21の後方に設けられたヒンジ23により回動自在に軸
支される。ポット本体21は、このポット本体21の外殻を
形成する外ケース24の内部に、水を貯溜する有底筒状の
容器25を設けて構成される。容器25の底面に形成された
凹部26には、加熱手段としてのヒータ27がヒータ押え28
により密着状態で取り付け固定される。また、この凹部
26のほぼ中央部には、容器25の温度を検出するサーミス
タなどの温度検出素子29が設けられる。
【0008】容器25の下部には、後述する端子台組立31
を取り付け固定するための脚金具32が設けられる。ま
た、この容器25の下部には、流入口が容器25内に連通す
る電動ポンプ33が設けられる。34は、ポット本体21の正
面側と容器25との間に鉛直に設けられた透明な水位計パ
イプであり、この水位計パイプ34の下端は前記電動ポン
プ33の吐出口に連通している。水位計パイプ34の上端に
は、吐出口35を下向きに設けてなる出湯パイプ36が連通
接続されており、電動ポンプ33の駆動により、容器25内
の湯が水位計パイプ34から出湯パイプ36を通って、吐出
口35よりポット本体21の外部に出るようになっている。
を取り付け固定するための脚金具32が設けられる。ま
た、この容器25の下部には、流入口が容器25内に連通す
る電動ポンプ33が設けられる。34は、ポット本体21の正
面側と容器25との間に鉛直に設けられた透明な水位計パ
イプであり、この水位計パイプ34の下端は前記電動ポン
プ33の吐出口に連通している。水位計パイプ34の上端に
は、吐出口35を下向きに設けてなる出湯パイプ36が連通
接続されており、電動ポンプ33の駆動により、容器25内
の湯が水位計パイプ34から出湯パイプ36を通って、吐出
口35よりポット本体21の外部に出るようになっている。
【0009】38は、温度検知素子29からの温度検知出力
に基づき、ヒータ27の通断電を制御して湯沸かしおよび
保温を行なう制御回路である。また、39は蓋22の開閉を
規制するロックボタンである。なお、40は容器25内の湯
を出したり、沸騰や保温などを指示入力するための操作
スイッチ、41は外ケース24の下部に設けられる脚であ
る。
に基づき、ヒータ27の通断電を制御して湯沸かしおよび
保温を行なう制御回路である。また、39は蓋22の開閉を
規制するロックボタンである。なお、40は容器25内の湯
を出したり、沸騰や保温などを指示入力するための操作
スイッチ、41は外ケース24の下部に設けられる脚であ
る。
【0010】そして、ポット本体21の上部にある蓋22を
開け、容器25に水を入れた後、電源プラグ(図示せず)
をコンセントに挿入すると、ヒータ27が通電される。そ
の後、湯沸かし状態となり、温度検知素子29が容器25内
の沸騰を検知すると、容器25の湯は自動的に保温状態で
保持される。出湯する場合は、操作スイッチ40の出湯ス
イッチ(図示せず)を操作すると、電動ポンプ33が駆動
して、出湯パイプ36の吐出口35から容器25内の湯が流出
するようになっている。
開け、容器25に水を入れた後、電源プラグ(図示せず)
をコンセントに挿入すると、ヒータ27が通電される。そ
の後、湯沸かし状態となり、温度検知素子29が容器25内
の沸騰を検知すると、容器25の湯は自動的に保温状態で
保持される。出湯する場合は、操作スイッチ40の出湯ス
イッチ(図示せず)を操作すると、電動ポンプ33が駆動
して、出湯パイプ36の吐出口35から容器25内の湯が流出
するようになっている。
【0011】次に、前記端子台組立31周辺の構造を、図
2および図3に基づきさらに詳述する。51は、ヒータ押
え28の長孔52から脚金具32の下方に導出したヒータ27の
リード線であり、各リード線51の先端には、導電性の端
子であるタブ端子53が接続される。このタブ端子53に
は、係止部としての抜け止め用の突起54が、基端より両
方向に延出して設けられている。55,56は、各タブ端子
53を脚金具32の下方で挾持するプラスチックなどの絶縁
材料からなる一対の端子台である。この端子台55,56
は、お互いが当接し合う突合わせ面57,58を一側に形成
しており、一方の端子台55の突合わせ面57には、前記タ
ブ端子53の外形形状にほぼ一致する凹部59が形成され
る。そして、凹部59には、タブ端子53の突起54を係止す
る被係止部としての切欠部60が形成される。
2および図3に基づきさらに詳述する。51は、ヒータ押
え28の長孔52から脚金具32の下方に導出したヒータ27の
リード線であり、各リード線51の先端には、導電性の端
子であるタブ端子53が接続される。このタブ端子53に
は、係止部としての抜け止め用の突起54が、基端より両
方向に延出して設けられている。55,56は、各タブ端子
53を脚金具32の下方で挾持するプラスチックなどの絶縁
材料からなる一対の端子台である。この端子台55,56
は、お互いが当接し合う突合わせ面57,58を一側に形成
しており、一方の端子台55の突合わせ面57には、前記タ
ブ端子53の外形形状にほぼ一致する凹部59が形成され
る。そして、凹部59には、タブ端子53の突起54を係止す
る被係止部としての切欠部60が形成される。
【0012】61は、各端子台55,56の両外部に設けられ
た脚金具32への取付け用の孔であり、図3に示すよう
に、各端子台55,56でタブ端子53を挾持すると、端子台
55,56の各孔61の位置が一致して、この孔61にねじ62を
挿通できるようになっている。そして、ねじ62を脚金具
32に形成されたねじ孔63(図2参照)に螺入すると、一
体となった端子台55,56が脚金具32の下面に取付け固定
される。また、この状態では、端子台55,56の突合わせ
面57,58より突出したタブ端子53の先端に、ヒータ27へ
の電源供給用リード線64の接続部65が形成される。そし
て、この接続部65には、電源供給用リード線64の先端に
接続されるファストン端子66が嵌着される。
た脚金具32への取付け用の孔であり、図3に示すよう
に、各端子台55,56でタブ端子53を挾持すると、端子台
55,56の各孔61の位置が一致して、この孔61にねじ62を
挿通できるようになっている。そして、ねじ62を脚金具
32に形成されたねじ孔63(図2参照)に螺入すると、一
体となった端子台55,56が脚金具32の下面に取付け固定
される。また、この状態では、端子台55,56の突合わせ
面57,58より突出したタブ端子53の先端に、ヒータ27へ
の電源供給用リード線64の接続部65が形成される。そし
て、この接続部65には、電源供給用リード線64の先端に
接続されるファストン端子66が嵌着される。
【0013】そして、端子台組立31周辺の組立てに際し
ては、各リード線51の先端に取り付けられたタブ端子53
を、一方の端子台55の突き合わせ面57に形成された凹部
59に各々組み込む。このとき、タブ端子53の両側面に設
けられた突起54は、タブ端子53を端子台55に組み込むと
きのガイドとなって凹部59の切欠部60に係止し、この突
起54がタブ端子53の上下方向の抜け止めとして作用す
る。その後、タブ端子53を端子台55の凹部59に係止させ
た状態で、突き合わせ面57,58が互いに当接し合うよう
に、他方の端子台56を一方の端子台55に組み込むと、各
タブ端子53は端子台55,56の突き合わせ面57,58間に挾
持される。このとき、タブ端子53は、凹部59の切欠部60
に突起54が係止されることでその動きが規制される。ま
た、図3に示すように、端子台55,56でタブ端子53を挾
持しつつ端子台組立31を組み立てると、端子台55,56の
各孔61の位置が一致する。この孔61にねじ62を挿通し
て、ねじ孔63にねじ62を螺入すれば、端子台55,56を脚
金具32の下面の所定位置に取付け固定することができ
る。
ては、各リード線51の先端に取り付けられたタブ端子53
を、一方の端子台55の突き合わせ面57に形成された凹部
59に各々組み込む。このとき、タブ端子53の両側面に設
けられた突起54は、タブ端子53を端子台55に組み込むと
きのガイドとなって凹部59の切欠部60に係止し、この突
起54がタブ端子53の上下方向の抜け止めとして作用す
る。その後、タブ端子53を端子台55の凹部59に係止させ
た状態で、突き合わせ面57,58が互いに当接し合うよう
に、他方の端子台56を一方の端子台55に組み込むと、各
タブ端子53は端子台55,56の突き合わせ面57,58間に挾
持される。このとき、タブ端子53は、凹部59の切欠部60
に突起54が係止されることでその動きが規制される。ま
た、図3に示すように、端子台55,56でタブ端子53を挾
持しつつ端子台組立31を組み立てると、端子台55,56の
各孔61の位置が一致する。この孔61にねじ62を挿通し
て、ねじ孔63にねじ62を螺入すれば、端子台55,56を脚
金具32の下面の所定位置に取付け固定することができ
る。
【0014】以上のように、本実施例によれば、ヒータ
27のリード線51に接続したタブ端子53に突起54を設ける
一方、端子台55の突き合わせ面57に前記突起54に係止す
る切欠部60を備えてあるので、タブ端子53の突起54を端
子台55の切欠部60に係止させた状態で、タブ端子53を端
子台55,56で挾持するだけで、タブ端子53を他のねじ部
材などで固定しなくても、端子台55,56間にタブ端子53
を簡単かつ確実に取付け固定することができる。しか
も、ヒータ27のリード線51に接続したタブ端子53の先端
は、このヒータ27への電源供給用リード線64の接続部65
となっており、従来技術の図6に示した端子台5に設け
られる端子板7と、リード線3に取付けられる圧着端子
4とを、単一の部品であるタブ端子53で兼用しているの
で、端子板7あるいは圧着端子4の一方と、これらの間
に設けられるねじ11は不要になる。したがって、前記タ
ブ端子53を端子台55,56に取付けるねじ部材が不要にな
ることと相俟って、部品点数の大幅な削減と、組立時に
おける作業工程数の削減を図ることが可能になる。ま
た、従来よりもねじ止め部が少なくなることによって、
衝撃を受けやすい部分である容器25の底部に取付けられ
る端子台組立31の信頼性を向上することが可能となり、
さらに、ねじ止めのための大きな占有空間が不要になっ
て、少ないスペースにより端子台組立31を組み立てるこ
とができるようになる。
27のリード線51に接続したタブ端子53に突起54を設ける
一方、端子台55の突き合わせ面57に前記突起54に係止す
る切欠部60を備えてあるので、タブ端子53の突起54を端
子台55の切欠部60に係止させた状態で、タブ端子53を端
子台55,56で挾持するだけで、タブ端子53を他のねじ部
材などで固定しなくても、端子台55,56間にタブ端子53
を簡単かつ確実に取付け固定することができる。しか
も、ヒータ27のリード線51に接続したタブ端子53の先端
は、このヒータ27への電源供給用リード線64の接続部65
となっており、従来技術の図6に示した端子台5に設け
られる端子板7と、リード線3に取付けられる圧着端子
4とを、単一の部品であるタブ端子53で兼用しているの
で、端子板7あるいは圧着端子4の一方と、これらの間
に設けられるねじ11は不要になる。したがって、前記タ
ブ端子53を端子台55,56に取付けるねじ部材が不要にな
ることと相俟って、部品点数の大幅な削減と、組立時に
おける作業工程数の削減を図ることが可能になる。ま
た、従来よりもねじ止め部が少なくなることによって、
衝撃を受けやすい部分である容器25の底部に取付けられ
る端子台組立31の信頼性を向上することが可能となり、
さらに、ねじ止めのための大きな占有空間が不要になっ
て、少ないスペースにより端子台組立31を組み立てるこ
とができるようになる。
【0015】つまり、容器25の底面に設けたヒータ27の
リード線51に、突起54を設けたタブ端子53を接続すると
ともに、このタブ端子53の突起54を係止する切欠部60を
備えた一対の端子台55,56でタブ端子53を挾持し、端子
台55,56から突出するタブ端子53の先端を、ヒータ27へ
の電源供給用リード線64の接続部65としてあるので、部
品点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に対する信
頼性を向上させるとともに、少ないスペースで端子台組
立31の組み立てを行なうことができる。
リード線51に、突起54を設けたタブ端子53を接続すると
ともに、このタブ端子53の突起54を係止する切欠部60を
備えた一対の端子台55,56でタブ端子53を挾持し、端子
台55,56から突出するタブ端子53の先端を、ヒータ27へ
の電源供給用リード線64の接続部65としてあるので、部
品点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に対する信
頼性を向上させるとともに、少ないスペースで端子台組
立31の組み立てを行なうことができる。
【0016】この場合、図4の変形例にも示すように、
突起54をタブ端子53の一方にのみ形成してもよい。これ
により、端子台55,56間に複数のタブ端子53を並べて挾
持する際に、隣り合うタブ端子53間の距離を縮めること
ができ、端子台組立31の特にタブ端子53の並設方向の小
形化を図ることができる。また、突起54の代わりに孔や
溝を設け、これに係止する突出部を端子台55,56に設け
るようにしてもよい。要は、端子台55,56でタブ端子53
を挾持したときに、タブ端子53の抜け止めとなるような
係止部と被係止部が、タブ端子53と端子台55,56に各々
設けられていればよい。また、電源供給用リード線64の
先端には、タブ端子53の先端の接続部65に接続する着脱
可能なファストン端子66を設けることが好ましい。これ
により、電源供給用リード線64とタブ端子63との間の接
続に際してもねじが不要となり、前述の部品点数および
作業工程数の削減を一層促進できる。
突起54をタブ端子53の一方にのみ形成してもよい。これ
により、端子台55,56間に複数のタブ端子53を並べて挾
持する際に、隣り合うタブ端子53間の距離を縮めること
ができ、端子台組立31の特にタブ端子53の並設方向の小
形化を図ることができる。また、突起54の代わりに孔や
溝を設け、これに係止する突出部を端子台55,56に設け
るようにしてもよい。要は、端子台55,56でタブ端子53
を挾持したときに、タブ端子53の抜け止めとなるような
係止部と被係止部が、タブ端子53と端子台55,56に各々
設けられていればよい。また、電源供給用リード線64の
先端には、タブ端子53の先端の接続部65に接続する着脱
可能なファストン端子66を設けることが好ましい。これ
により、電源供給用リード線64とタブ端子63との間の接
続に際してもねじが不要となり、前述の部品点数および
作業工程数の削減を一層促進できる。
【0017】次に、図5に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。なお、前記第1実施例と同一箇所には同一
符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略す
る。本実施例では、各端子台55,56の突き合わせ面57,
58が水平方向に形成されていることと、タブ端子53の基
端側をガイドする側壁71を他方の端子台56に形成してい
る点以外は、図示しない部分も含めて第1実施例のもの
と構成が一致している。この場合、第1実施例と同様
に、部品点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に対
する信頼性を向上させるとともに、少ないスペースで端
子台組立31の組み立てを行なうことができるという作
用,効果を発揮するが、その他に、端子台55,56により
タブ端子53を水平方向に挾持しているので、タブ端子53
の基端から先端にかけての長さが有る程度長くなって
も、容器25の底部の狭いスペースに端子台組立31を支障
なく組み込むことができるという利点がある。
を説明する。なお、前記第1実施例と同一箇所には同一
符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略す
る。本実施例では、各端子台55,56の突き合わせ面57,
58が水平方向に形成されていることと、タブ端子53の基
端側をガイドする側壁71を他方の端子台56に形成してい
る点以外は、図示しない部分も含めて第1実施例のもの
と構成が一致している。この場合、第1実施例と同様
に、部品点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に対
する信頼性を向上させるとともに、少ないスペースで端
子台組立31の組み立てを行なうことができるという作
用,効果を発揮するが、その他に、端子台55,56により
タブ端子53を水平方向に挾持しているので、タブ端子53
の基端から先端にかけての長さが有る程度長くなって
も、容器25の底部の狭いスペースに端子台組立31を支障
なく組み込むことができるという利点がある。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、端子および端子台の形状など
は実施例に示したものに限定されるものではなく、容器
底部のスペースに応じて適宜変形すればよい。
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、端子および端子台の形状など
は実施例に示したものに限定されるものではなく、容器
底部のスペースに応じて適宜変形すればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明における電気ポットの端子台構造
は、容器底面に設けた加熱手段のリード線に係止部を設
けた端子部を接続するとともに、前記端子部の係止部を
係止する被係止部を備えた一対の端子台で該端子部を挾
持し、この端子台から突出する前記端子部の先端を前記
加熱手段への電源供給用リード線の接続部としたもので
あり、部品点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に
対する信頼性を向上させるとともに、少ないスペースで
組み立てを行なうことのできる電気ポットの端子台構造
を提供できる。
は、容器底面に設けた加熱手段のリード線に係止部を設
けた端子部を接続するとともに、前記端子部の係止部を
係止する被係止部を備えた一対の端子台で該端子部を挾
持し、この端子台から突出する前記端子部の先端を前記
加熱手段への電源供給用リード線の接続部としたもので
あり、部品点数および作業工程数の削減を図り、衝撃に
対する信頼性を向上させるとともに、少ないスペースで
組み立てを行なうことのできる電気ポットの端子台構造
を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す電気ポットの全体断
面図である。
面図である。
【図2】同上端子を端子台で挾持する前の端子台組立周
辺の構成を示す分解斜視図である。
辺の構成を示す分解斜視図である。
【図3】同上端子を端子台で挾持した後の端子台組立周
辺の構成を示す分解斜視図である。
辺の構成を示す分解斜視図である。
【図4】同上変形例を示す要部の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す端子を端子台で挾持
する前の端子台組立周辺の構成をあらわした分解斜視図
である。
する前の端子台組立周辺の構成をあらわした分解斜視図
である。
【図6】従来例を示す端子台組立周辺の構成をあらわし
た斜視図である。
た斜視図である。
25 容器 27 ヒータ(加熱手段) 51 リード線 53 タブ端子(端子) 54 突起(係止部) 55,56 端子台 60 切欠部(被係止部) 64 電源供給用リード線 65 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田川 俊夫 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 杉崎 俊英 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 容器底面に設けた加熱手段のリード線
に、係止部を設けた端子を接続するとともに、前記端子
の係止部を係止する被係止部を備えた一対の端子台で該
端子を挾持し、前記端子台から突出する前記端子の先端
を、前記加熱手段への電源供給用リード線の接続部とし
たことを特徴とする電気ポットの端子台構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16797196A JPH1014765A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 電気ポットの端子台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16797196A JPH1014765A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 電気ポットの端子台構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1014765A true JPH1014765A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15859430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16797196A Pending JPH1014765A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 電気ポットの端子台構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1014765A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008010391A (ja) * | 2006-06-02 | 2008-01-17 | Fuji Denki Technica Kk | 電源簡易接続型端子部付きレール取付型コンセント |
JP2013101982A (ja) * | 2007-04-17 | 2013-05-23 | Traxxas Lp | 電気コネクタ・アセンブリ |
CN107769182A (zh) * | 2017-09-26 | 2018-03-06 | 东莞市领亚电线电缆有限公司 | 一种自锁式浪涌保护装置 |
CN109090980A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种接线端子安装结构及烹饪器具 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16797196A patent/JPH1014765A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008010391A (ja) * | 2006-06-02 | 2008-01-17 | Fuji Denki Technica Kk | 電源簡易接続型端子部付きレール取付型コンセント |
JP2013101982A (ja) * | 2007-04-17 | 2013-05-23 | Traxxas Lp | 電気コネクタ・アセンブリ |
CN107769182A (zh) * | 2017-09-26 | 2018-03-06 | 东莞市领亚电线电缆有限公司 | 一种自锁式浪涌保护装置 |
CN109090980A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种接线端子安装结构及烹饪器具 |
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