JPH0982389A - 中継端子台 - Google Patents

中継端子台

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JPH0982389A
JPH0982389A JP23260595A JP23260595A JPH0982389A JP H0982389 A JPH0982389 A JP H0982389A JP 23260595 A JP23260595 A JP 23260595A JP 23260595 A JP23260595 A JP 23260595A JP H0982389 A JPH0982389 A JP H0982389A
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JP
Japan
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power supply
casing
terminal block
relay terminal
cement
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Pending
Application number
JP23260595A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Udagawa
俊夫 宇田川
Kosaku Nakajima
光策 中島
Mikio Fujisaki
幹雄 藤崎
Kenichi Meguro
賢一 目黒
Shunei Sugizaki
俊英 杉崎
Kazuyoshi Sekiya
一芳 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱的な耐久力を向上させ、部品点数および組
立て工数を削減できる中継端子台を得る。 【解決手段】 ケーシング61にセメント充填部72を形成
し、このセメント充填部72に給電端子62の基部73を配設
する。この状態で、セメント部材76を充填するだけで、
給電端子62をケーシングに固着できる。また、ケーシン
グ61自体はセメント製のため、熱的な耐久力も向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気保温ポット
などの各種電気機器に適用される中継端子台に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この種の中継
端子台は、各種電気機器に組み込まれており、例えば、
実開平3−55021号公報には、電源絶縁体の給電端
子盤に2個の給電端子を設けた中継端子台を、電気保温
ポットの底リングに取り付け、電気ヒータおよびコンセ
ントからのリード線の端部を、各給電端子に螺子止めす
ることにより、電気ヒータとコンセントとの電気的接続
を図るようにしている。
【0003】図6および図7は、こうした中継端子台1
を用いたリード線2の接続方法を図示したものである。
各図において、3は給電端子盤に相当する主にフェノー
ル樹脂や不飽和ポリエステルなどからなる樹脂製のケー
シング、4はこのケーシング3を他の部材に固着するた
めの取付け螺子である。そして、図6では、ケーシング
3の底部より給電用の螺子5を突出固定し、この螺子5
の突出部にリード線2の端部に連結する丸端子6を挿入
して、ナット7で各丸端子6を螺子5に固定する構造を
有している。また、図7では、平板状の給電端子11を螺
子12によりケーシング3に固定し、この給電端子11にリ
ード線2の端部に連結する丸端子6を螺子13で固定した
り、あるいは、着脱可能なファストン端子14を直接差し
込むようにしている。
【0004】しかし、上記図6および図7の各構造で
は、中継端子台1に対する丸端子6あるいはファストン
端子14の取付けが不完全で、いわゆる接触不良によるチ
ャタリング現象を起こしたり、リード線2と丸端子6ま
たはファストン端子14との接触抵抗が何らかの原因で大
きくなると、中継端子台1の温度が上昇し、ケーシング
3が熱により劣化する虞れがある。
【0005】また、中継端子台1を組み立てる際に、個
々の螺子5や給電端子11を螺子止めによりケーシング3
に取り付けなければならず、組立て工数が増加するとと
もに、必要な螺子5,12やナット7、および螺子5の回
り止め用のワッシャーなどの部品点数が多く、コスト的
にも問題がある。
【0006】そこで本発明は上記問題点に鑑み、熱的な
耐久力を向上させると同時に、部品点数および組立て工
数を削減できる中継端子台を提供することをその目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の中継端子台は、
リード線の端部を接続する給電端子の基部を、磁器製ま
たはセメント製のケーシング内に埋設して構成される。
【0008】上記構成では、ケーシングをモールド成形
する際に、給電端子の基部を埋め込むか、あるいは、ケ
ーシングのセメント充填部に給電端子の基部を配設し、
このセメント充填部にセメント部材を充填するなどし
て、給電端子の基部がケーシング内に埋設される。
【0009】上記構成によれば、給電端子を取付けるた
めの部材を一切用いることなく、給電端子をガタつきな
くケーシングに固着することができる。また、ケーシン
グ自体は耐熱性に優れるため、ケーシングが熱により劣
化する虞れはない。
【0010】
【発明の実施形態】以下、電気保温ポットに適用した本
発明の中継端子台の各実施例について、図面を参照しな
がら説明する。
【0011】図1乃至図3は、本発明の第1実施例を示
すものである。先ず、電気保温ポットの全体断面図を示
す図1において、21はポット本体で、このポット本体21
は、外筒22の底部に一体成形された底枠23および底板24
が固定されており、これら底枠23および底板24間に円環
状の脚体25が回動自在に設けられている。また、外筒22
の上部には、上枠26が固定されている。この上枠26の前
部は前方に突出した突出部27となっており、突出部27の
下側に吐出口28が下向きに設けられる。
【0012】前記ポット本体21内には、有底円筒状の容
器31が固定されており、この容器31の底部には、容器31
を加熱する面状のヒータ32と、サーモスタット33と、リ
ミッタ34が各々設けられている。これらのヒータ32,サ
ーモスタット33,およびリミッタ34は、いずれもヒータ
押え板35により下側から保持されて容器31に密着状態で
固定される。ヒータ押え板35の下側には、脚部である底
枠23を固定するための脚止め金具36が設けられている。
この脚止め金具36の底部には、図2にも示すように、中
継端子台37が取付け固定されるとともに、脚止め金具35
より下側に屈曲した取付片38に、ヒータ32を通断電する
ためのリレー39が取付け固定される。また、ヒンジ基部
40の近傍で上枠26の下側には、蒸気検出手段である蒸気
サーモセンサ41が設けられている。この蒸気サーモセン
サ41には、これに熱を伝導させるアルミニウムなどから
なる感熱棒42(図1参照)が接続される。なお、43は吐
出口28と容器31とを連通する出湯路であり、これは、一
端が容器31の底部に接続するU字管44と、このU字管44
の他端より鉛直に設けられ吐出口28に至る透明パイプ45
とにより構成される。
【0013】51は、外筒22の前面に設けられた表示パネ
ルである。この表示パネル51には、パイラン52が取付け
固定される。また、53はポット本体21の後部に位置して
外筒22と底枠23との間に設けられたプラグ受けである。
55は容器31の上面開口を開閉自在に閉塞する蓋体であ
り、この蓋体55は、上枠26の後方より膨出したヒンジ基
部40のヒンジ軸56に回動自在に支持される。蓋体55の頂
部には、上下動自在に支持された押し体57が設けられ
る。また、58は上枠26に回動自在に設けられた取手であ
る。
【0014】前記中継端子台37は、絶縁性を有するセメ
ント製のケーシング61内に、導電性の給電端子62を複数
埋設して構成される。そして、前記ヒータ32,サーモス
タット33,リミッタ34,蒸気サーモセンサ41,パイラン
52およびプラグ受け53に接続されるリード線63の丸端子
64が、螺子65およびナット66により各給電端子62に接続
される。
【0015】この中継端子台37の構成を、図3に基づき
さらに詳述すると、長方形状をなすケーシング61は、そ
の中央部に取付孔71が形成されるとともに、取付孔71の
外方には、凹状のセメント充填部72が各々設けられる。
一方、平板状の各給電端子62は、正面からみてコ字状の
基部73がほぼ中央に折曲げ形成されており、この基部73
の両端より外方に、前述の丸端子64を接続する接続部74
が形成される。そして、これらの各接続部74に、螺子65
を挿通するための孔75が形成される。なお、図2では、
螺子65およびナット66を利用して、リード線63の端部に
ある丸端子64を接続部74に固定する構造を示している
が、従来例で示したファストン端子14をリード線63の端
部に接続することにより、螺子65やナット66を用いず
に、直接ファストン端子14を接続部74に装着してもよ
い。
【0016】給電端子62の基部73は、その外側部をセメ
ント充填部72の壁面に当接するようにして、セメント充
填部72内に設けられている。そして、このセメント充填
部72にセメント部材76を充填することにより、各給電端
子62が所定の位置で固定されるようになっている。本実
施例では、セメント部材76を用いて、ケーシング61内に
給電端子62の基部73を埋設固定するようにしているが、
磁器製またはセメント製のケーシング61をモールド成形
する際に、給電端子62の基部73を埋め込んで、各給電端
子62を固定するようにしてもよい。
【0017】上記構成の電気保温ポットは、容器31内に
水を入れた後に電源を投入すると、この容器31内の水が
ヒータ32により加熱される。そして、容器31内で発生し
た蒸気が、蒸気サーモセンサ41の感熱棒42に直接触れる
ようになり、蒸気サーモセンサ41の検知する温度が設定
温度に達すると、ヒータ32が断電され、湯沸かし完了と
なる。その後は、容器31の底部にあるサーモスタット33
の検出する温度に応じて、ヒータ32がリレー39により通
断電され、容器31内の湯の温度がほぼ一定に保たれる。
また、容器31内の湯を出すには、押し体57を押し下げ
る。これにより、容器31内に圧力が加わり、容器31内の
湯が出湯路43を通って、吐出口28から外部に出るように
なる。
【0018】一方、中継端子台37の製造時には、給電端
子62の基部73をセメント充填部72内に挿入し、このセメ
ント充填部72にセメント部材76を充填するだけで、複数
の給電端子62をケーシング61に固着することができる。
したがって、従来のように、給電端子を取付けるための
螺子,ナットおよびワッシャーなどの部材が一切不用と
なり、組立て工数も大幅に削減できる。また、給電端子
を螺子止めによりケーシングに固定すると、給電端子が
ガタつく虞れもあるが、本実施例の場合、給電端子62の
基部73はケーシング61内に埋設されるため、こうしたガ
タつきの問題も起こらない。しかも、ケーシング61自体
は耐熱性にも優れたセメント製の部材から形成されるの
で、中継端子台37が何らかの原因で温度上昇を起こして
も、ケーシング61が熱により劣化する虞れは回避され
る。
【0019】つまり、リード線63の丸端子64を接続する
給電端子62の基部73を、磁器製またはセメント製のケー
シング61内に埋設することにより、熱的な耐久力を向上
させると同時に、部品点数および組立て工数を削減でき
る中継端子台37を得ることができ、また、給電端子62の
ガタつきも防止できる。
【0020】また、本実施例のように、中継端子台37を
ヒータ32の近傍の容器31の下部に設けた場合でも、中継
端子台37は熱的な制約を受けなくなるので、その取付け
位置を比較的自由に選択できるという利点もある。
【0021】次に、本発明の第2実施例を図4および図
5を参照して説明する。なお、上記第1実施例と同一部
分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明
は重複するため省略する。
【0022】本実施例の中継端子台37は、抵抗としての
機能をも果たすものであり、具体的には、ケーシング61
にセメント部材76を充填する第1のセメント充填部72お
よび第2のセメント充填部72aを形成し、この第1のセ
メント充填部72内に抵抗体81を埋設している。抵抗体81
の両端には導電性の接続端子82が設けられており、この
接続端子82の先端部が、ケーシング61より上方に突出し
ている。また、第1のセメント充填部72のほぼ中央部に
は、一側に一対の接続部74を形成した給電端子62aの基
部73が配設されており、第1の充填部72にセメント部材
76を充填することによって、この給電端子62aおよび抵
抗体81の接続端子82が同時に固定される。また、第2の
セメント充填部72aには、両側に接続部74を形成した別
形状の給電端子62の基部73が埋設される。なお、取付孔
71は、給電端子62aの接続部74と重ならないように、ケ
ーシング61の他側に形成される。
【0023】本実施例では、ケーシング61内に抵抗体81
を埋設しているので、中継端子台37本来の機能のみなら
ず、抵抗としての機能をも発揮することができる。した
がって、給電端子62,62aの接続部74に外付けの抵抗器
を接続しなくてもよく、コストの低減が図れるととも
に、抵抗器が内蔵される分だけ、取付けスペースの節約
にもなる。また、前述のように、中継端子台37が熱的な
制約を受けない点と相俟って、電気保温ポット内におけ
る中継端子台37の取付け位置は、一層自由に選択でき
る。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、本発明の中継端子台は電気保
温ポットに限らず、電気的な接続を必要とするあらゆる
電気機器に組み込むことが可能である。また、給電端子
の形状,個数などは、リード線の本数や他の部材との配
置関係などに応じて、適宜変更すればよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の中継端子台は、リード線の端部
を接続する給電端子の基部を、磁器製またはセメント製
のケーシング内に埋設したものであり、熱的な耐久力を
向上させると同時に、部品点数および組立て工数を削減
することができ、また、給電端子のガタつきも防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気保温ポットの全
体断面図である。
【図2】同上要部の分解斜視図である。
【図3】同上中継端子台の平面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す中継端子台の平面図
である。
【図5】同上図4のA−A線断面図である。
【図6】従来例を示す中継端子台の正面図である。
【図7】従来例を示す中継端子台の正面図である。
【符号の説明】
37 中継端子台 61 ケーシング 62,62a 給電端子 63 リード線 64 丸端子(端部) 73 基部
フロントページの続き (72)発明者 目黒 賢一 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 杉崎 俊英 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 関谷 一芳 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線の端部を接続する給電端子の基
    部を、磁器製またはセメント製のケーシング内に埋設し
    たことを特徴とする中継端子台。
JP23260595A 1995-09-11 1995-09-11 中継端子台 Pending JPH0982389A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23260595A JPH0982389A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 中継端子台

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JP23260595A JPH0982389A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 中継端子台

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JPH0982389A true JPH0982389A (ja) 1997-03-28

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ID=16941978

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JP23260595A Pending JPH0982389A (ja) 1995-09-11 1995-09-11 中継端子台

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JP (1) JPH0982389A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010009914A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Toshiba Corp 加熱調理器
JP2012055634A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Toshiba Home Technology Corp 湯沸かし器

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