JP2016532977A - 熱感知器 - Google Patents

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Abstract

本体(16)を画定するハウジングを有する熱警報装置(10)が提供される。熱センサー(12)は本体から延在しており、ゲージ(24)は、熱センサー(12)が位置する筐体を画定する。ゲージ(24)は開口部を有し、その開口部を通じて空気が自由に流れることを可能にする。ゲージ(24)はハウジングに対して移動可能であり、そのゲージ(24)の移動は熱警報装置(10)のテスト/リセットスイッチ(46)を作動させる。

Description

本願発明は、熱警報装置に関する。
例えば火事から、熱を検知するための熱警報装置は、当該技術において周知である。
従来、そのような熱警報装置は、制御及び駆動回路を含む本体と、本体から延在している熱センサーと、前記熱センサーを超えて空気の自由な流れを可能にする方法で熱センサーの周りに位置したゲージと、を備える。前記ゲージは剛体であり、センサーの邪魔にならないようにセンサーから離れている寸法で製造されており、それによって、その熱質量は、周囲温度における上昇に対してセンサーの応答における最小限のインパクトを有する。
ゲージは、熱警報装置の電子機器及び本体の巨大な熱質量(thermal mass)から取り除かれた位置において熱センサーを提供するために必要がある一方で、損傷から熱センサーを保護し、(電源に取り付けられるであろう)熱センサーが人間によって偶然に接触されることを防ぐ。
センサーは略中央に位置する。それによって、本体の熱質量の効果は、熱が発生した方向に関わりなく実質的に等しくなり(例えば、センサーをオフセットすることによって生成されたヒートシャドー(heat shadow)が存在しない)、保護ゲージは一般的に、空気がセンサーの周りに自由に循環することができるように、センサーに対して非常に大きくなる。
上記の結果として、熱警報装置を試験するために又は作動後に熱警報装置をリセットするために使用されたテスト/リセットボタンは通常、熱警報装置の一の側に配置された小さなボタンである。そのような熱警報装置が通常天井に装着されるので、身体の不自由な高齢者、例えば、踏み台を容易に使用することができない高齢者又は椅子の上に容易に立つことができない高齢者にとって特に作動させることが難しい場合がある。
改善した熱感知器を提供することが本願発明の目的である。
本願発明によれば、本体を画定するハウジングと、前記本体から延在している熱検出手段と、を備える熱警報装置が提供される。前記ハウジングと前記保護手段との間に筐体であって、前記熱検出手段がその中に位置する筐体を画定する保護手段も提供される。前記保護手段はその開口部を通じてガスの自由な流れを可能にするために開口部を有し、前記保護手段は前記熱警報装置のテスト/リセットスイッチを作動させるように前記ハウジングに対して移動可能である。
前記保護手段は好ましくは、熱警報装置の一の面の略中央に装着される。前記ハウジングは、その第1の側に前記熱警報装置を装着するために構成された取付手段を有してもよく、前記保護手段は、前記第1の側の反対側である前記ハウジングの第2の側に位置してもよい。
前記ハウジングは凹部を備えることができ、前記保護手段は前記凹部内に部分的に受容されることができる。
好ましくは、保護手段は剛体中央領域と、その剛体中央領域から延在している複数の脚部とを備える。前記剛体中央領域は凹状面を有してもよい。前記保護手段の直径は少なくとも2cmであってもよい。前記保護手段の直径は少なくとも3cmであってもよい。前記凹状面の直径は少なくとも2cmであってもよい。
電気回路基板は好ましくは前記ハウジング内に取り囲まれており、前記保護手段の移動は前記電気回路基板上のスイッチを作動させる。バネは、前記ハウジングから離れるように前記保護手段を弾性的に付勢することができる。前記バネは、前記ハウジングの一部として形成された片持ちバネを備えてもよい。前記保護手段は2つ以上のバネクリップによって前記ハウジングに対して保持されることができる。
一の実施形態において、熱警報装置は検知モジュールを備えることができ、前記検知モジュールは、ベースと、前記熱検出手段と、前記熱検出手段を駆動するための回路と、前記保護手段とを備えており、前記検知モジュールは前記テスト/リセットスイッチを作動させるために、前記ハウジングに対して移動可能である。前記筐体は前記保護手段と前記ベースとの間に形成される。
前記ベースはその熱吸収を増加させるように3次元テクスチャ表面を有することができ、前記3次元テクスチャ表面はピラミッドのアレイを備えることができる。任意選択的に、前記ベースは、少なくとも前記熱センサーを面する側において、黒色であってもよく、艶消しの黒色であってもよい。
前記ハウジングは凹部を備えてもよく、その凹部内に前記保護手段が部分的に受容されてもよい。前記ハウジングは、複数の片持ちバネによって前記ハウジングに取り付けられた凹状の下部表面を備えてもよい。
一の実施形態において、前記下部表面は略円形状であり、その周りに側壁を有しており、前記検知モジュールはそこから放射状に延在している複数の延在部を有している。この実施形態の熱警報装置は、複数の特徴であって、前記複数の特徴のそれぞれが前記側壁において形成された2つの段差を備え、それによって、第1の段差における前記側壁の高さが第1の減少した高さまで減少しており、第2の段差における前記側壁の高さが第2の減少した高さまで減少している、複数の特徴と、前記側壁の半径方向外側に位置し、且つ前記側壁に隣接して位置した複数の突出部であって、前記突出部が前記第2の段差と位置合わせされ、前記凹部の側部に取り付けられる、複数の突出部と、をさらに備えている。前記段差及び前記突出部は、前記検知モジュールが前記凹部内に位置する場合に、前記突出部が前記段差と位置合わせするように位置する。前記片持ちバネが変形しない場合に、前記第1の段差の上部と前記突出部の前記下部表面との間の距離が前記検知モジュールの前記延在部の厚さより小さくなっている。この配置構成は、これ以降に記載されるように、熱警報装置のハウジングに対する検知モジュールの非常にしっかりとした取付を可能にしており、前記センサーのハウジングの偶然の取り外しを防止する。
本願発明の特定の実施形態は図面を参照して例として以下に記載される。
本願発明による熱警報装置の第1の実施形態の斜視図を示す。 図1の熱警報装置の部分分解図を示す。 図1の熱警報装置の断面図を示す。 図1の熱警報装置の分解断面図を示す。 検知モジュールが省略された状態の図1の熱警報装置の上部の斜視図を示す。 前記基部のための異なる仕様による、図1の熱警報装置の応答時間を示す。 本願発明による熱警報装置の第2の実施形態の部分分解斜視図を示す。 本願発明の第2の実施形態の断面斜視図を示す。 図7の断面図を示す。 熱警報装置の第2の実施形態の分解断面図を示す。 本願発明の熱警報装置のための取付プレートを示す。 本願発明の第3の実施系の分解図を示す。 本願発明の第3の実施形態のハウジング本体の上部の斜視図を示す。 本願発明の第3の実施形態のハウジング本体の底部の斜視図を示す。 本願発明の第3の実施形態のセンサーボタンアセンブリの分解図を示す。
図1〜5を参照すると、熱警報装置10が示される。熱警報装置は、例えば、サーミスタである熱センサー12を有し、この熱センサー12は、使用時に熱警報装置が位置した環境における温度変化を検出し、温度変化を示すためにスピーカー14を介して警報を鳴らす。熱警報装置は火災を検出するために使用されてもよい。ハウジング本体16は、ベース200に取り付けられる(図11を参照する)。
熱警報装置は本体16を有し、当該本体16は、熱センサー12に電力を供給し、且つ検出された熱変化に応じてスピーカー14を介して警報を発するための電子回路34を取り囲む。電子回路は、検知されている事前に規定された温度に基づいて、検知されている昇温速度に基づいて、それらの2つの組み合わせに基づいて、又は、当該技術分野において周知であり、且つ火災表示器として有益な他の温度検出又は変化基準に基づいて、警報を発生させることができる。
本体16は、その中央において凹部18を有しており、その凹部18内には、検知モジュール20が受容される。検知モジュールは、基部22と保護手段24とを有し、当該基部22及び当該保護手段24は、熱センサー12がその中に位置した筐体を一緒に画定する。基部22はその中に孔を有し、その孔を通じて熱センサー12は筐体内へ突出する。保護手段24は、約2cmの直径の凹状面を有する剛体中央部分26と、ゲージ状の構造を形成するために、剛体中央部分から延在している複数のゲージ状のリブ28と、を備える。
使用時に、空気は、複数のリブ28の間に自由に通過することができ、それによって、熱センサー12は、空気温度の変化を検出することができる。
基部22及び保護手段24又はゲージは、筐体を形成するために一緒にクリップ留めされ、保護手段24の外側表面にバネクリップ30が設けられる。バネクリップが保護手段24に取り付けられたものとして示されるけれども、当然のことながら、バネクリップ30が本願発明から逸脱することなく基部22に設けられてもよい。
バネクリップ30は、最大限の移動を制限するが、複数の溝38の方向において凹部18内における制限された移動を可能にする方法で、凹部18内に設けられた複数の溝38内に位置する。
熱センサー12は、回路基板32に取り付けられる。当該回路基板32は、クリップ36によって基部22の底部にクリップ留めされ、検知モジュールの一部を形成する。回路基板32は、検知モジュール20の一部を形成する。
この方法において、検知モジュール20全体は凹部18内でスライドすることができる。バネ40は、検知モジュール20が本体16から最大位置で延在される最も外側の位置に検知モジュールを付勢し、凹部に向けた方向における保護手段24の圧力は、バネの付勢に対して複数の溝38内で検知モジュールを移動させる。
バネ40は、本体16と同じプラスチック成型体の一部として形成される片持ちバネに取り付けられた小さなボスを備える。3つのバネ40は、凹部18内に対称的に位置付けられ、それによって、均一な付勢力が検知モジュール20に提供される。けれども、変形後に延在位置に戻るのに十分な付勢力が検知モジュールに提供される場合には、当然ながら、異なる種類又は異なる数のバネが使用される場合がある。
また、凹部18内に設けられたものは、ボタンアクチュエータの片持ちバネ42であり、当該ボタンアクチュエータの片持ちバネ42は片持ちバネから垂れ下がっているアクチュエータ延在部44を有する。このアクチュエータ延在部44は、電子回路34上のテスト/リセットボタン46に隣接して位置付けられるように、且つ電子回路34上のテスト/リセットボタン46から離隔されているように位置合わせされる。
検知モジュール20の基部22には、複数のアクチュエータ円柱部48が設けられており、これらのアクチュエータ円柱部48は、回路基板32を通じて延在する。それによって、検知モジュールが本体16に向けて移動するようにバネ40に対して押し下げられた場合に、アクチュエータフィンガ48がボタンアクチュエータの板バネ42を押圧し、次いで、ボタンアクチュエータの板バネ42はテスト/リセットボタン46を押圧するように撓む。
上記に記載された実施形態において、熱感知器には、巨大な検知モジュールが設けられている。この巨大な検知モジュールは、熱センサーを保護するために保護手段又はゲージ24を含み、この巨大な検知モジュールはまた、テスト/リセットボタンの役割も兼ねている(double up as)。このことは、装置のテスト又はリセットを実施するための巨大な目標物を提供し、それ自体は容易に作動可能であり、例えば、長い棒、例えば、箒の柄又はステッキによってテスト/リセットボタンを押すことができる。凹状面は、多くの場合に凸状の丸い端部を有するステッキによる押圧を容易にする。このことは、本願の設計と同様に通常の使用時に天井に装着されるであろう以前の設計におけるオフセットした小さなテスト/リセットボタンに到達するために、使用者が階段又はイスに登る必要性を減少させるので、体の不自由な人間が装置を使用することを非常に容易にする。さらに、検知モジュールをテスト/リセットボタンとして使用することによって、巨大なボタンは、熱警報装置の残りの部分の寸法を増大させずに達成されることができる。巨大なボタンが警報の対称性を妨害することなく使用されることを可能にし、この警報の対称性は、類似のスタイルのボタンが熱感知器の警報装置における現在の設計の熱センサーと同時に配置された場合に引き起こされるであろうヒートシャドー効果を減少させる点で有利である。
熱感知器12の性能を改善するために、熱センサー12に面する基部22の面には、表面テクスチャが設けられている。この表面テクスチャは、この実施形態において四角錐である複数の浅いピラミッドを備える。けれども、当然ながら、他の表面テクスチャ又異なる形状のベースを有するピラミッドが使用されてもよい。ピラミッドの表面は好ましくは、艶消しのダークな色、例えば、艶消しの黒色である。それらの幾何学形状を使用すること及び艶消しの暗い色の表面を使用することが図6に示されるように温度センサーの応答時間を増大させることができることが示された。同一の試験条件の下で、サーミスタ12によって測定された温度は外部温度が増加するにつれて時間経過とともに記録された。
明らかに証明されるように、サーミスタ12に面する基部22の表面のカラーを黒色に変更すること及びファセットされた面の方法で表面テクスチャを導入することの両方は、センサー12が温度上昇を測定することができた速度を増大させた。理解されるように、火災を検出する際に、システムの応答時間は非常に重要であり、それ故にそれらの特徴は増加した応答時間を可能にする。
次いで図7〜図10を参照すると、本願発明の第2の実施形態が示される。この実施形態において、熱警報装置110が示される。熱警報装置は、例えばサーミスタである熱センサー112を有しており、この熱センサー112は、使用時に、熱警報装置が位置した環境における温度変化を検出し、温度変化を示すために、スピーカーを介して警報を鳴らす。熱警報装置は火災を検出するために使用されてもよい。
熱警報装置は本体116を有し、当該本体116は、熱センサー112に電力を供給し、且つ検出された熱変化に応じてスピーカー14を介して警報を発するための電子回路134を取り囲む。電子回路134は、検知されている事前に規定された温度に基づいて、検知されている昇温速度に基づいて、それらの2つの組み合わせに基づいて、又は、当該技術分野において周知であり、且つ火災表示器として有益な他の温度検出又は変化基準に基づいて、警報を発生させることができる。
本体116には、第1の実施形態と同様に、その中央に位置した凹部118が設けられている。凹部内に位置したものは回路基板122であり、熱センサー112、例えばサーミスタはこの回路基板122に取り付けられる。回路基板122は熱センサー112のための駆動電子機器を含んでもよい。
保護手段124は凹部118内に位置しており、保護手段と凹部118との間に筐体を形成し、その凹部118内には、熱センサー112が位置する。第1の実施形態のように、保護手段124は、少なくとも2cmの直径の凹状面を有する剛体中央部分126と、ゲージ状構造を形成するために、その剛体中央部分から延在している複数のゲージ状リブ128と、を備える。
使用時に、空気は、熱センサー112が空気温度における変化を検出することができるように複数のリブ128の間を自由に通過することができる。
保護手段124又はゲージには、その外側表面に、バネクリップ130が設けられる。バネクリップ130は、最大限の移動を制限するが、複数の溝138の方向において凹部118内における制限された移動を可能にする方法で、凹部118内に設けられた複数の溝138内に位置する。
この方法において、保護手段124は凹部118内でスライドすることができる。バネ140は、保護手段124が本体116から最大位置で延在される最も外側の位置に検知モジュールを付勢し、凹部に向けた方向における保護手段124の圧力は、バネ140の付勢に対して複数の溝138内に検知モジュールを移動させる。複数の孔150は回路基板122に設けられており、これらの複数の孔150を通じてバネ140が延在している。1つのみが断面図に示されているけれども、当然ながら、バネ140は、図5に示されたバネ40と同じ方法で成型されており、複数の孔は凹部118内に設けられる。
テスト/リセットボタン146は回路基板122に設けられており、保護手段124が凹部内へ押圧されるので、その保護手段の下部表面152はテスト/リセットボタンを作動させるために、テスト/リセットボタン146と接触した状態になる。
示されていないけれども、当然ながら、回路基板122には、第1の実施形態に関して開示されるような艶消しの黒色及び/又はテクスチャ表面が設けられてもよい。代替的には、艶消しの黒色及び/又はテクスチャ表面を有する追加的な構成要素(図示しない)が、回路基板122と保護手段124との間に含まれていることができる。理解されるように、熱センサー112及びバネ140のための複数の孔は、そのような構成要素に設けられるであろう。これらの構成要素は使用時に移動することができないように凹部の底部に取り付けられるであろう。
第2の実施形態は、テスト/リセット機能のための巨大な中央ボタンが設けられる第1の実施形態と同じ方法で機能し、且つ第1の実施形態と同じの利点を提供する。
図12〜図15を参照すると、本願発明の第3の実施形態が示される。この実施形態は、検知モジュール220が異なる方法でハウジング本体216内に装着される点で図1〜図10に示される実施形態と異なっている。当然ながら、図12、図13、及び図14に示された部分は、本体ハウジングのうちの一の半体のみを示しており、実際には、下側部分は、図1〜図10に示されるように熱警報装置の内部空間を取り囲むために提供されるだろう。
最初に図15を参照すると、検知モジュール220が示されており、この検知モジュール220は、4つの部品、保護ゲージ224と、任意選択的に表面特徴のアレイ、例えば四角柱のアレイが設けられてもよい凹状反射面を有する基部222(図12に示される)と、回路基板232と、熱センサー212と、を備える。基部222には、1つ又は複数の孔256が設けられている。熱センサー212の電気コネクタは、組み立てられた場合に、熱センサー212の検知部分が基部222の凹状面と保護ゲージ又は保護手段224との間に形成された空間内に位置するように、1つ又は複数の孔256を通過することができ、それらの電気コネクタは、その他の側においてそれらを回路基板232と電気的に接触させることができるように、基部における複数の孔256を通過することができる。反射面が凹状であるように示され且つ記載されているけれども、当然ながら、以前の実施形態に関して記載されるように平坦な反射面も使用されることができる。
基部は延在部258を有しており、この延在部258は保護ゲージ224の凹部260内に受容されており、回転位置合わせにおいて2つの部品を位置する。保護ゲージ224は1つ又は複数のバネクリップ230を有し、当該バネクリップ230は、2つの部品が接合されるように弾性的に変位し、それらの2つの部品が完全に接合された場合に、基部222を保持するために元の位置に跳ね返って戻る。保護手段224は、少なくとも2cmの直径の凹状面を有する剛体中央部分226と、ゲージ状の構造を形成するために剛体中央部分から延在している複数のゲージ状のリブ228と、を備える。それらの構成要素は、組み立てられたセンサーモジュール220を一緒に形成する。
図13及び図14を次いで参照すると、ハウジング本体216は凹状部分218を有し、この凹状部分218は検知モジュール220を受容する。この凹部は下部表面262を有しており、この下部表面262は、凹状部分218の周りに位置した複数の片持ち式バネ240によってハウジング本体216によって弾性的に保持され、これらの片持ち式バネ240はそれぞれ、一方の端部240Aにおいてハウジング本体216に取り付けられ、且つ他方の端部240Bにおいて下部表面262に取り付けられる。この方法において、下部表面262は、凹部の中心軸方向に沿ってそれに付加された力がその方向において下部表面262を移動させ、移動させる力が除去された場合に下部表面がその本来の位置に弾性的に戻るであろう方法で、凹部218内に弾性的に保持される。
下部表面262は円形であり、その周りに側壁264を有する。側壁264の周りに離隔されているものは、複数の階段状の特徴である。これらの階段状の特徴において、側壁の高さは第1の減少した高さ266まで下がり、次いで第2の減少した高さ268までさらに下がる。それらの階段状の区画は、検知モジュール220が凹部218内に位置した場合に、延在部258と一致するように離隔されている。第2の段差268と位置合わせされ、且つ側壁270に取り付けられるものは、側壁264の半径方向外側に位置し、且つ側壁264に隣接して位置する複数の突出部272である。その自然な位置において、つまりバネが変形しない位置において、第1の階段状の特徴266の上部と突出部272の下部表面との間の垂直方向の距離は、検知モジュール220の延在部258の厚さより小さくなっている。
ボタンアセンブリが押し下げられた場合に、移動量は、突出部272の上部表面と相互作用している保護ゲージ224の外側縁部274によって制限されており、それによって、「停止部」として作用する。突出部272は、妥当な力がそれを変形することができないことを確実するのに十分な頑丈である。それ故に、ゲージアセンブリが偶然に分解されることができないことを確実にする。それ故に、ゲージアセンブリをフロントカバー216から取り外す唯一の方法は、その標準最大移動距離を超えて下部表面262を引っ張るために、熱警報装置の内側から下部表面262に接続されるタブ263を引っ張ることである。このことは、ねじなどのさらなる固定手段の必要性を排除する。
ユニットを組み立てるために、センサーモジュール220は、突出部258が第1の窪んだ段差266と位置合わせされた状態で凹部内へ挿入される。検知モジュールは次いで、バネ240を変形させるために凹部内へ押圧される。それによって、第1の窪んだ段差266の上部と突出部272の底面との間の垂直方向の距離を増加させ、それによって、その垂直方向の距離は検知モジュール220の延在部258の厚さより大きくなる。検知モジュール220は次いで、第2の窪んだ段差268と位置合わせ状態でそれらの延在部258を移動させるために回転させ、次いで解放される。検知モジュール220はそれ故に、凹部内にしっかりと保持されており、熱感知器を分解することなく容易に取り外されることができない。
第1の実施形態及び第2の実施形態に関して記載されるように、ハウジングは熱警報装置に電力を供給し、且つ熱警報装置を制御するために電子回路を含むであろう。図14に示され得るように、スイッチポスト244は、下部表面262の底部から延在しており、図4に示された延在部44に関して記載される方法と同様の方法で操作する。つまり、検知モジュールが押圧された場合に、延在部244は、ハウジング内の回路基板におけるスイッチを押圧する。
本願発明の3つの全ての実施形態は通常、性質上天井に取り付けられるであろう。けれども、それらは、壁に取り付けられてもよい。図11に示されるように、取付プレート200は示される。取付プレート200には複数の固定孔302が設けられており、それらの固定孔302によって壁又は外側表面に取り付けられることができ、熱警報装置には、クリップ54及び154が設けられており、そのクリップによって、底板上のクリップと併せて取付プレート200に取り付けられる。
10 熱警報装置
12 サーミスタ、熱感知器、熱センサー
14 スピーカー
16 ハウジング本体
16 本体
18 凹部
20 検知モジュール
22 基部
24 保護ゲージ、保護手段
26 剛体中央部分
28 リブ
30 バネクリップ
32 回路基板
34 電子回路
36 クリップ
38 溝
40 バネ
42 板バネ
44 アクチュエータ延在部
46 テスト/リセットスイッチ、テスト/リセットボタン
48 アクチュエータ円柱部、アクチュエータフィンガ
54 クリップ
110 熱警報装置
112 熱センサー
116 本体
118 凹部
122 回路基板
124 保護手段
126 剛体中央部分
128 リブ
130 バネクリップ
134 電子回路
138 溝
140 バネ
146 テスト/リセットボタン
150 孔
152 下部表面
200 ベース、取付プレート
212 熱センサー
216 フロントカバー、ハウジング本体
218 凹部、凹状部分
220 センサーモジュール、検知モジュール
222 基部
224 保護手段、保護ゲージ
226 剛体中央部分
228 リブ
230 バネクリップ
232 回路基板
240 片持ち式バネ
240A、240B 端部
244 延在部、スイッチポスト
256 孔
258 延在部、突出部
260 凹部
262 下部表面
263 タブ
264 側壁
266 第1の段差
268 第2の段差
270 側壁
272 突出部
274 外側縁部
302 固定孔

Claims (21)

  1. 本体を画定するハウジングと、
    前記本体から延在している熱検出手段と、
    前記熱検出手段がその中に配置される筐体を画定する保護手段と、
    を備える熱警報装置であって、
    前記保護手段は、その開口部を通じてガスの自由な流れを可能にするために、開口部を有し、前記保護手段は、前記熱警報装置のテスト及び/又はリセットスイッチを作動させるように前記ハウジングに対して移動可能である、熱警報装置。
  2. 前記保護手段が前記熱警報装置の一の面に略中央に装着される、請求項1に記載の熱警報装置。
  3. 前記ハウジングは、使用時に前記熱警報装置を装着するために構成された取付手段をその第1の側に有し、前記保護手段は、前記第1の側の反対側である前記ハウジングの第2の側に位置する、請求項1又は2に記載の熱警報装置。
  4. 前記ハウジングは凹部を備え、前記保護手段は前記凹部内に部分的に受容される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  5. 前記保護手段は剛体中央領域と、前記剛体中央領域から延在している複数の脚部とを備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  6. 前記剛体中央領域は凹状面を有する、請求項5に記載の熱警報装置。
  7. 前記保護手段の直径は少なくとも1.5cmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  8. 前記保護手段の直径は少なくとも2cmである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  9. 電気回路基板は前記ハウジング内に取り囲まれており、前記保護手段の移動は前記電気回路基板上のスイッチを作動させる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  10. 前記保護手段を前記ハウジングから離れるように弾性的に付勢する少なくとも1つのバネをさらに備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  11. 前記バネは、前記ハウジングの一部として形成された片持ちバネを備える、請求項10に記載の熱警報装置。
  12. 前記保護手段は、2つ以上のバネクリップによって前記ハウジングに対して保持される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  13. 検知モジュールをさらに備え、
    前記検知モジュールは、
    ベースと、
    前記熱検出手段と、
    前記熱検出手段を駆動するための回路と、
    前記保護手段と、
    を備え、
    前記筐体は前記保護手段と前記ベースとの間に形成されており、前記検知モジュールは前記テスト及び/又はリセットスイッチを作動させるために、前記ハウジングに対して移動可能である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の熱警報装置。
  14. 前記ベースは、3次元テクスチャ表面を有する、請求項13に記載の熱警報装置。
  15. 前記3次元テクスチャ表面がピラミッドのアレイを備える、請求項14に記載の熱警報装置。
  16. 前記ベースは、前記熱センサーに面する少なくとも側において黒色である、請求項13又は請求項14に記載の熱警報装置。
  17. 前記ハウジングは凹部を備え、前記保護手段は前記凹部内に部分的に受容されており、前記ハウジングは、複数の片持ちバネによって前記ハウジングに取り付けられた窪んだ下部表面を備える、請求項13に記載の熱警報装置。
  18. 前記下部表面は略円形状であり、その周りに側壁を有しており、前記検知モジュールはそこから放射状に延在している複数の延在部を有しており、
    前記熱警報装置は、
    複数の特徴であって、前記複数の特徴のそれぞれが前記側壁において形成された2つの段差を備え、それによって、第1の段差における前記側壁の高さが第1の減少した高さまで減少しており、第2の段差における前記側壁の高さが第2の減少した高さまで減少している、複数の特徴と、
    前記側壁の半径方向外側に位置し、且つ前記側壁に隣接して位置した複数の突出部であって、前記突出部が前記第2の段差と位置合わせされ、前記凹部の側部に取り付けられる、複数の突出部と、
    をさらに備えており、
    前記段差及び前記突出部は、前記検知モジュールが前記凹部内に位置した場合に、前記突出部が前記段差と位置合わせするようになっており、前記複数の片持ちバネが変形しない場合に、前記第1の段差と前記突出部の前記下部表面との間の距離が前記検知モジュールの前記延在部の厚さより小さくなっている、請求項17に記載の熱警報装置。
  19. 図1〜4を参照して本願明細書に実質的に記載される熱警報装置。
  20. 図7〜10を参照して本願明細書に実質的に記載される熱警報装置。
  21. 図12〜15を参照して本願明細書に実質的に記載される熱警報装置。
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