JPH0944012A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JPH0944012A
JPH0944012A JP7212698A JP21269895A JPH0944012A JP H0944012 A JPH0944012 A JP H0944012A JP 7212698 A JP7212698 A JP 7212698A JP 21269895 A JP21269895 A JP 21269895A JP H0944012 A JPH0944012 A JP H0944012A
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Osamu Koudaka
理 向高
Yoji Tomoyuki
洋二 友行
Yasunari Watanabe
康成 渡辺
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Kenichi Ogawa
賢一 小川
Masato Yoshioka
真人 吉岡
Manabu Takano
学 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱体6と、加熱体支持体3と、加熱体と直
接もしくは他部材1を介して相互圧接して加熱ニップ部
Nを形成する加圧体2を有し、加熱ニップ部Nに被加熱
体Pを通すことで加熱する加熱装置において、電力制御
系の故障による加熱体暴走時に加熱体暴走を停止させる
加熱体割れを生じさせる弱化部を加熱体に具備させなく
とも、問題なく安全に加熱体暴走を確実に停止させるこ
とができる位置Zに割れ場所を特定させて加熱体割れを
生じさせ、加熱体に弱化部を形成具備させる場合におけ
る加熱体製造時の歩留り低下の問題を解消する。 【解決手段】 加熱体支持体3が熱変形性を有するこ
と、該支持体あるいは該支持体の加熱体支持面部分が熱
可塑性の樹脂でできていること、該支持体の加熱体支持
面部分が熱可塑性の樹脂と非可塑化部材とでできている
こと、加熱体支持体の熱膨張率が加熱体の熱膨張率より
小さいこと等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも、通電
により発熱する発熱体を有する加熱体と、該加熱体を支
持させた加熱体支持体と、該支持体に支持させた加熱体
と直接もしくは他部材を挟んで相互圧接して加熱ニップ
部を形成する加圧体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を
通すことで加熱する加熱装置、及び該加熱装置を像加熱
装置として備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】便宜上、特開昭63−313182号公
報・特開平1−263679号公報・特開平2−157
878号公報・特開平4−44075〜44083号公
報等に開示のフィルム加熱方式の加熱装置について説明
する。
【0003】この加熱装置は、通電により発熱する発熱
体を有する加熱体を支持体に支持させ、該加熱体と、加
圧体としての弾性加圧ローラーとを薄膜の耐熱性フィル
ム材(またはシート材)を挟んで圧接させて加熱ニップ
部を形成させ、該加熱ニップ部の耐熱性フィルム材と加
圧ローラーとの間に被加熱体を導入して耐熱性フィルム
材と一緒に加熱ニップ部を挟持搬送させることで加熱ニ
ップ部において被加熱体に耐熱性フィルム材を介して加
熱体の熱エネルギーを付与して被加熱体を加熱処理する
方式・構成のもので、低熱容量で昇温の速い加熱体を用
い、加熱ニップ部を集中的に加熱できて、クイックスタ
ート性があり、また省電力等の特長を有する装置であ
る。
【0004】該加熱装置は、例えば、複写機・プリンタ
ー等の画像形成装置における画像定着用の像加熱装置、
即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像形成
プロセス手段により転写方式あるいは直接方式で被記録
材(転写材、感光紙、静電記録紙等)に形成担持させた
未定着トナー画像を永久定着像として熱定着させる画像
加熱定着装置として有効に使用できる。
【0005】低熱容量で昇温の速い加熱体としては、耐
熱性・絶縁性・良熱伝導性のセラミック材基板と、該基
板に印刷・焼成等の手段で形成具備させた抵抗発熱体を
基本構成体とし、抵抗発熱体に電力を供給して発熱させ
る、全体に低熱容量で昇温の速い所謂セラミックヒータ
ーが用いられている。
【0006】この加熱体(以下、ヒーターと記す)は、
ヒーターの温度を検出する検温素子(サーミスタ等)を
含む温調系により、ヒーター温度が所定の温度、画像加
熱定着装置にあっては例えば160〜180°Cの範囲
の所定の設定温度に温調されるように、抵抗発熱体に対
する供給電力が制御されるようになっている。
【0007】また安全対策として、ヒーターの抵抗発熱
体に対する給電系に直列に温度ヒューズ等の安全素子を
介入させてヒーターの裏面にサーミスタと同様に当接さ
せて配設してある。
【0008】これは、温調系のサーミスタ等の検温素子
やA/D変換器、制御部(CPU)、抵抗発熱体に対す
る給電系のACドライバーやトライアック等の電力制御
系の故障のために、ヒーターの抵抗発熱体に対して制御
なしに電力が供給されてヒーターが昇温し続けて過熱す
る所謂「ヒーターの暴走」状態を生じたとき、例えば4
00°C以上にもなる過熱で発煙や発火に至る前に、該
温度ヒューズの作動により抵抗発熱体に対する電力供給
を遮断させてヒーター暴走を停止させるものである。
【0009】また二重の安全対策として、その温度ヒュ
ーズ等の安全素子の、故障による不作動や不調による大
幅な作動遅れを想定し、その場合でも発煙や発火に至る
前にヒーターの暴走を停止させるべく、過熱状態のヒー
ターに、発煙や発火に至る前に、ヒーターに形成されて
いるACライン(抵抗発熱体と該抵抗発熱体と一連の導
電路)の断線を含むヒーター破断(ヒーター割れ)を自
然に生じさせる手段構成がとられている。
【0010】具体的には、ヒーターの予め定めた場所に
弱化部としてスルーホールを開けたり、スクライブ溝を
入れておき、暴走で過熱状態となったヒーターの熱応力
をその弱化部に集中させることで、ヒーターが発煙や発
火するに至る前に該弱化部においてACラインの断線を
含むヒーター割れを自然に生じさせるようにしてヒータ
ーの暴走を停止させるものである。
【0011】この場合、ヒーターの割れ方や割れ位置は
重要であり、ACラインの断線を含まない割れ方・割れ
位置、ACラインとDCライン(ヒーターに形成された
サーミスタと該サーミスタと一連の導電路)との絶縁が
とれない割れ方・割れ位置、DCラインだけが断線した
割れ方・割れ位置は、ヒーターの暴走を停止させること
ができないか、漏電・感電、温調制御系の破損などを生
じさせる可能性がある。
【0012】前記のヒーター弱化部は、上記のような問
題なくヒーター暴走を確実に停止させることができる場
所にヒーター割れが特定されるように設けられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の二重の
安全対策としての、ヒーター暴走時にヒーターに割れを
生じさせるための弱化部を具備させる手段構成の場合
は、ヒーターの製造工程でもその弱化部でヒーター破損
を生じやすく、歩留りを下げるという問題があった。
【0014】そこで本発明は、この種の加熱装置につい
て、ヒーターの暴走時に温度ヒューズ等の安全素子が作
動しないままヒーターが安全素子の作動温度を越えて過
熱した時に、ヒーターに割れ場所を特定するスルーホー
ルやスクライプ溝等の、製造歩留り低下の問題がある弱
化部を予め形成具備させておかなくとも、特定の場所で
問題なく安全にヒーター割れを生じさせてそのヒーター
割れにて、発火・発煙に至る前にヒーター暴走を安全に
停止させることを目的とする。
【0015】また、本発明はヒーター暴走時に温度ヒュ
ーズ等の安全素子が作動する前にヒーターに前述のよう
な不良割れを含む不特定の割れが生じることがないよう
にして、即ちヒーターを破断させずに安全素子の作動に
て、同じくヒーター暴走を安全に停止させることを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置及び画像形成装置である。
【0017】(1)少なくとも、通電により発熱する発
熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支
持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他
部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧
体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱す
る加熱装置において、加熱体支持体が熱変形性を有する
ことを特徴とする加熱装置。
【0018】(2)前記(1)において、加熱体が平板
状であることを特徴とする加熱装置。
【0019】(3)前記(1)または(2)において、
加熱体がセラミックヒーターであることを特徴とする加
熱装置。
【0020】(4)前記(1)乃至(3)の何れか1つ
において、加熱体支持体あるいは該加熱体支持体の加熱
体支持面部分が熱可塑性の樹脂でできていることを特徴
とする加熱装置。
【0021】(5)前記(1)乃至(3)の何れか1つ
において、加熱体支持体の加熱体支持面部分が熱可塑性
の樹脂と、熱によって可塑化しない部材とでできている
ことを特徴とする加熱装置。
【0022】(6)前記(4)または(5)において、
熱可塑性の樹脂が250°C以上で可塑化することを特
徴とする加熱装置。
【0023】(7)少なくとも、通電により発熱する発
熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支
持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他
部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧
体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱す
る加熱装置において、加熱体支持体の熱膨張率が加熱体
の熱膨張率より小さいことを特徴とする加熱装置。
【0024】(8)少なくとも、通電により発熱する発
熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支
持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他
部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧
体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱す
る加熱装置において、加熱体支持体の熱膨張率が加熱体
の熱膨張率より小さく、250°C以下では、加熱体支
持体の加熱体取付面長手方向と加熱体には隙間を有し、
250°C以上では隙間がなくなる関係構成にしたこと
を特徴とする加熱装置。
【0025】(9)少なくとも、通電により発熱する発
熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支
持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他
部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧
体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱す
る加熱装置において、加熱体支持体の熱膨張率が加熱体
の熱膨張率より小さく、加熱体支持体の加熱体取付面長
手方向と加熱体には、250°C以下では隙間を有し、
250°C以上では所定の方向において隙間がなくなる
関係構成にしたことを特徴とする加熱装置。
【0026】(10)少なくとも、通電により発熱する
発熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体
支持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは
他部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加
圧体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱
する加熱装置において、加熱体の常温25°Cから40
0°Cまでの熱膨張量より大きな隙間を加熱体支持体と
加熱体の間に設けたことを特徴とする加熱装置。
【0027】(11)少なくとも、通電により発熱する
発熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体
支持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは
他部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加
圧体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱
する加熱装置において、加熱体支持体の加熱体支持面の
端を曲面形状部にしたことを特徴とする加熱装置。
【0028】(12)少なくとも、通電により発熱する
発熱体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体
支持体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは
他部材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加
圧体を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱
する加熱装置において、加熱体支持体の加熱体との接触
面にザグリ穴が有り、このザグリ穴の端と加熱体との端
とがほぼ一致することを特徴とする加熱装置。
【0029】(13)前記(7)乃至(12)の何れか
1つにおいて、加熱体が平板状であることを特徴とする
加熱装置。
【0030】(14)被加熱体が未定着画像を担持した
被記録材であり、装置が該未定着画像を永久定着像とし
て被記録材面に熱定着させる像加熱装置であることを特
徴とする(1)乃至(13)の何れか1つに記載の加熱
装置。
【0031】(15)被記録材に未定着画像を形成する
画像形成手段と、その未定着画像を記録媒体に熱定着さ
せる像加熱手段を有する画像形成装置であり、該像加熱
手段が前記(1)乃至(13)の何れか1つに記載の加
熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
【0032】即ち本発明は、加熱体(ヒーター)支持体
あるいは該加熱体支持体の加熱体支持面部分を熱変形性
を有するものにする、より具体的には熱可塑性材料とし
て、加熱体暴走時に温度ヒューズ等の安全素子が作動し
ないあるいは作動に大幅なタイムラグがある場合でも加
熱体が発煙や発火するに至る前に加熱体支持体に熱変形
を生じさせ、これにより加熱体に予め弱化部を具備させ
ることなしに割れ位置を適切に特定させて加熱体割れを
確実に発生させ、問題なく加熱体暴走を安全に停止させ
るものである。
【0033】この場合、加熱体支持体の加熱体支持面部
分を熱可塑性の樹脂と、熱によって可塑化しない部材と
で構成することで、加熱体暴走時に加熱体支持面部分が
熱変形したとき、非可塑化部材を支点に加熱体の両側に
加熱体折り曲げ力が作用して加熱体にその非可塑化部材
の位置において確実に割れを生じさせることができ、信
頼性をより向上させることができる。
【0034】また本発明は、加熱体の熱膨張率と加熱体
支持体の熱膨張率の違いを利用して、加熱体暴走時に温
度ヒューズ等の安全素子が作動しないあるいは作動に大
幅なタイムラグがある場合でも加熱体が発煙や発火する
に至る前に、上記の熱膨張率の違いによる加熱体へのス
トレスを加熱体の特定の場所に集中させることで、加熱
体に予め弱化部を具備させることなしに割れ位置を適切
に特定させて加熱体割れを確実に発生させ、問題なく加
熱体暴走を安全に停止させるものである。
【0035】また本発明は、加熱体支持体と加熱体との
取り付けガタを十分にとり、加熱体に熱ストレスを生じ
させずに、従って加熱体を破断させずに温度ヒューズ等
の安全素子を作動させるものである。即ち、加熱体暴走
時に温度ヒューズ等の安全素子が作動する前に加熱体に
不良割れを含む不特定の割れが生じることがないように
して加熱体を破断させずに安全素子の作動にて加熱体暴
走を安全に停止させるものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
〈実施形態例1〉(図1〜図5) (1)画像形成装置例 図1は画像形成装置の一例の概略構成模型図である。本
例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレー
ザビームプリンターである。
【0037】13は像担持体としての回転ドラム型の電
子写真感光体であり、矢示の時計方向に所定の回転周速
度(プロセススピード)にて回転駆動される。本例の感
光体13は直径30mmのOPC感光体であり、25m
m/secで回転駆動される。
【0038】14は感光体13に当接させた一次帯電手
段としての接触帯電ローラーである。該帯電ローラー1
4に不図示の帯電バイアス電源から所定の帯電バイアス
が印加されることにより、回転感光体13の周面が一様
に一次帯電処理される。本例は−650Vに均一帯電さ
せている。
【0039】その回転感光体の一次帯電面に対して、レ
ーザスキャナのレーザダイオード15から、目的の画像
情報信号に対応して変調されて出力されるレーザビーム
による走査露光(画像露光)Lがなされることで、回転
感光体13面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形
成されていく。
【0040】次いで現像装置16によりその静電潜像が
トナー画像として現像される。本例の現像装置は磁性一
成分トナーを用いたジャンピング現像方式・反転現像方
式の装置である。
【0041】一方、給紙ローラー17の駆動により給紙
トレイ上の被記録材としての転写材Pが装置内に一枚分
離給送されて感光体13と転写ローラー18との当接ニ
ップ部である転写部に所定のタイミングにて導入される
ことで、感光体13面のトナー画像が導入転写材Pの面
に順次に転写されていく。転写ローラー18には不図示
の転写バイアス電源から所定の転写バイアスが印加され
る。
【0042】転写部を通った転写材Pは回転感光体13
面から分離されて加熱定着装置Aへ導入されて未定着の
転写トナー画像の熱定着処理を受けて排紙される。
【0043】また転写材分離後の感光体13面は、クリ
ーニング装置19の、感光体13面に当接させたウレタ
ンゴム製のクリーニングブレードによって拭掃されて転
写残りトナー等の残留付着物の除去を受けて清浄面化さ
れ、繰り返して作像に供される。
【0044】(2)加熱定着装置A 本例の加熱定着装置Aはエンドレスベルト状の耐熱性フ
ィルム材(耐熱スリーブ)を用いたフィルム加熱方式の
加熱装置である。
【0045】図2は要部の拡大横断面模型図、図3は要
部の縦断面模型図、図4の(a)はヒーターの途中部省
略・一部切欠き表面模型図、(b)は途中部省略裏面模
型図、図5は加熱体としてのヒーターと、ヒーター支持
体の分解斜視図である。
【0046】6は加熱体としてのヒーターである。本例
のヒーターは装置に導入される被加熱体としての転写材
の搬送方向に直交する方向を長手とする横長平板状のセ
ラミックヒーターであり、後述する抵抗発熱体5に対す
る通電により急速に昇温する低熱容量ヒーターである。
【0047】3は加熱体支持体としての横長のヒーター
支持体であり、ヒーター6はこのヒーター支持体3の下
面に長手に沿って具備させたザグリ穴22にヒーター表
面側を外側にしてはめこんである。ヒーター6はヒータ
ー支持体3のザグリ穴22内に接着固定して配設しても
よいし、単にはめこんで配設してもよい。
【0048】このヒーター支持体3は200°C以上の
耐熱性を有し、250°C以上では可塑化する熱可塑性
プラスチック(熱可塑性樹脂)、例えば液晶ポリマー、
PPS等で作られている。
【0049】また、このヒーター支持体3の上面側(ヒ
ーター支持側とは反対面側)には横断面コの字型の補強
板金20を配設して形状を保つようにしてある。
【0050】上記のヒーター6・支持体3・補強板金2
0のアセンブリはヒーター6を下向きにして不図示の支
持部材に定置配設させてある。
【0051】11・12は上記のヒーター6・支持体3
・補強板金20のアセンブリに略並行させて配設した駆
動ローラーとテンションローラーである。
【0052】1はエンドレスベルト状の耐熱性フィルム
材(以下、定着フィルムと記す)であり、ヒーター6・
駆動ローラー11・テンションローラー12間に懸回張
設させてある。
【0053】この定着フィルム1は、例えば、総厚10
0μm以下、好ましくは20〜40μmの耐熱性・離型
性・強度・耐久性のあるPTFEやPFA等の単層フィ
ルム、あるいはポリイミド、ポリアミドイミド、PEE
K、PES、PPS等のベースフィルムの表面にPTF
E、PFA、FEP等を離型層として積層した複合層フ
ィルム等である。
【0054】2はシリコーンゴム等の離型性のよい耐熱
性の弾性層を有する加圧体としての加圧ローラーであ
り、定着フィルム1を挟ませてヒーター6の下面に対し
て弾性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接させ
て所定幅の加熱ニップ部N(以下、定着ニップ部と記
す)を形成させてある。
【0055】定着フィルム1は駆動ローラー11の回転
により、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向
に、ヒーター6の下面に密着して該ヒーター下面を摺動
しながら所定の周速度、即ち装置Aに導入される転写材
Pの搬送速度と略同一速度で回転駆動される。加圧ロー
ラー2は定着フィルム1の回転に従動して回転する。
【0056】定着フィルム1が回転駆動され、またヒー
ター6の抵抗発熱体5への電力供給によりヒーター6が
所定の温度に加熱・温調された状態において、定着ニッ
プ部Nの定着フィルム1と加圧ローラー2との間に被加
熱体としての転写材Pが導入されることで、該転写材P
が定着フィルム1に密着してフィルムと一緒の重なり状
態で定着ニップ部Nを通過していく。
【0057】この定着ニップ部通過過程でヒーター6か
ら定着フィルム1を介して転写材Pに熱エネルギーが付
与されて転写材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定
着される。転写材Pは定着ニップ部通過後に定着フィル
ム1から分離して排出されていく。
【0058】このようなフィルム加熱方式の装置Aは、
非常に熱容量が小さく昇温の速い加熱体としてのヒータ
ー6を用いることができ、ヒーター6が所定の加熱温度
に達する間での時間を大きく短縮できる。
【0059】加えて、常温からでも容易に高温に立ち上
げることができるため、非プリント時に装置が待機状態
にあるときのスタンバイ温調をする必要がなく省電力化
にも貢献する。
【0060】(3)ヒーター6、電力制御系 加熱体としてのセラミックヒーター6は、本例のもの
は、主として図4を参照して、 a)ヒーター基板としての、長さ270mm・幅7mm
・厚さ0.635mmの横長平板状の、電気絶縁性・良
熱伝導性・低熱容量の、アルミナ等のセラミック基板3
0、 b)このヒーター基板30の一方面側(表面側)に、そ
の幅方向の略中央部に長手に沿って細帯状にパターン印
刷・焼成して具備させた、Ag/Pa等の抵抗発熱体5
(本例は抵抗値34Ω)、 c)該抵抗発熱体5の両端部にそれぞれ電気的に導通さ
せて、ヒーター基板両端部側の表面部分にパターン印刷
・焼成して具備させた、Ag等の第1と第2の給電用電
極パターン32・33、 d)第1と第2の給電用電極パターン32・33部分を
除いて、抵抗発熱体5を覆わせてヒーター基板表面に形
成具備させた、耐熱性ガラス等のヒーター表面保護層3
1、 e)ヒーター基板30の他方面側(裏面側)の適所に接
着あるいはパターン印刷・焼成して具備させた、検温素
子としてのサーミスタ4、 f)該サーミスタ4からの信号取り出し用リード部とし
て、ヒーター基板裏面にパターン印刷・焼成して具備さ
せた、Ag等の2条の導電路パターン36・37と第3
と第4の電極パターン38・39、 g)ヒーター基板裏面の適所に耐熱性接着剤で接着ある
いは押圧当接させて具備させた、安全素子としての温度
ヒューズ21 等からなる。
【0061】抵抗発熱体5、第1及び第2の電極パター
ン32・33がヒーター6におけるACラインである。
【0062】サーミスタ4、導電路パターン36・3
7、第3と第4の電極パターン38・39がヒーター6
におけるDCラインである。
【0063】ACラインの第1及び第2の電極パターン
32・33にはそれぞれヒーター両端部に対する不図示
の給電コネクタの給電端子34・35(図3・図4)が
接触する。またDCラインの第3と第4の電極パターン
38・39が制御系のA/D変換器(コンバータ)7と
接続される。
【0064】ACラインの第1及び第2の電極パターン
32・33間に給電端子34・35によりAC電源Sか
らACドライバー9を介して電力が供給されることで、
ヒーター6の抵抗発熱体5が全長に渡って発熱してヒー
ター6が急速昇温する。
【0065】またヒーター6の昇温温度がサーミスタ4
で検出されてそのヒーター検温情報がDCラインの第3
と第4の電極パターン38・39からA/D変換器7を
介して制御部(CPU)8へ入力する。A/D変換器7
はサーミスタ4の出力をデジタル化して制御部8へ入力
する。
【0066】制御部8はその入力するヒーター検温情報
に基づいてトライアック等を含むACドライバー9を制
御して、ヒーター6の表面温度が所定の加熱温度(定着
温度)に維持されるようにACラインの抵抗発熱体5へ
の通電電力を制御して温調する。本例のヒーター温調設
定温度は165°Cとしてある。
【0067】抵抗発熱体5への通電制御は、位相制御、
波数制御等を用い、例えば波数制御なら、AC入力電圧
の14波を基本単位としてこのうちの何波を抵抗発熱体
5に通電するかで入力電力を変化させる。ON/OFF
の比率はデューティー比で表し、0〜100%の間で変
化させることができる。
【0068】(4)ヒーター暴走時 .安全素子としての温度ヒューズ21は、本例は作動
温度183°Cの設定のものであり、ACドライバー9
と、抵抗発熱体5の第1電極パターン32に対する給電
端子34との間に直列に介入させて、かつヒーター基板
30の裏面に当接させて配設させてある。40(図3)
はヒーター支持体3に具備させた温度ヒューズ落とし込
み穴である。
【0069】温度ヒューズ21は、ヒーター6が前記所
定の温調温度に制御されている限りはその温調温度は温
度ヒューズ21の作動温度以下であるので、作動しな
い。
【0070】また起動時にヒーター6の温度が温調温度
よりも大きくオーバーシュートしたとしても、温度ヒュ
ーズ21の熱容量は比較的大きいので、通常は、加熱不
十分で作動する温度に加熱されるには至らず、ヒーター
6の抵抗発熱体5に対する電力供給は遮断されない。
【0071】.ヒーター6が暴走したときは、温度ヒ
ューズ21はヒーター6の過熱で上記の作動温度183
°C以上に加熱されることで作動して、発煙や発火に至
る前にはヒーター6の抵抗発熱体5に対する電力供給が
遮断されてヒーター暴走が停止する。
【0072】ヒーター支持体3は熱可塑性樹脂製である
けれども、前記のように200°C以上の耐熱性があ
り、250°C以上で可塑化する材質であるから、ヒー
ター6の温調温度及びそれよりも高い設定の温度ヒュー
ズ21の作動温度に対しては十分に耐熱範囲であり、熱
変形せず安定していて、ヒーター支持体3として支障な
く機能する。
【0073】.ヒーター暴走時に温度ヒューズ21が
故障していて作動不能の状態、あるいは不調で作動に大
幅なタイムラグがある状態となっているときは、ヒータ
ー6は温度ヒューズ21が作動しないまま温度ヒューズ
21の作動温度を越えて昇温し続け過熱していく。
【0074】この場合には、ヒーター6の過熱温度がヒ
ーター支持体3の可塑化温度である250°C以上にな
ると、その過熱したヒーター6の熱により、ヒーター支
持体3の少なくともヒーター支持面(取付面)部分が可
塑化・溶融する。
【0075】ここで、図3において、aは加圧ローラー
2が定着フィルム1を挟んでヒーター6に押圧圧接する
長さ範囲(定着ニップ部Nの長さ範囲)、bは定着フィ
ルム1の幅寸法、cはヒーター6の長さ寸法であり、a
<b<cの寸法関係に構成してある。
【0076】ヒーター6は加圧ローラー2によってロー
ラー長さに対応する領域範囲aで押されている。ヒータ
ー6の長さcは加圧ローラー2によるヒーター押圧長さ
範囲aよりも大きく、ヒーター6の抵抗発熱体5の両端
部はそれぞれ加圧ローラー2によるヒーター押圧長さ範
囲aより外側まで伸びている。
【0077】ヒーター6が暴走して温度ヒューズ21が
作動しないままヒーター6が発熱し続け、250°C以
上になると、加圧ローラー2によるヒーター押圧長さ範
囲aに対応するヒーター支持体3の長さ範囲部分の、特
にヒーター支持面近傍部が熱と圧力で可塑化・溶融して
熱圧変形してヒーター取付座面が下がる。
【0078】一方で、上記範囲a以外のヒーター支持体
部分は圧力がなかったり、発熱がなかったりするため、
範囲aとの間で座面のくい違いが生じて、その食い違い
部、即ち範囲aの両端部に略対応する位置Z(加圧ロー
ラー2の端部に略対応する位置)において、ヒーター6
の面に垂直方向のストレスが生じ、該Z位置においてヒ
ーター6に、ACラインの抵抗発熱体5の断線が自然に
生じて抵抗発熱体5への電力供給が、ヒーター温度が4
00°C以上にも過熱して発煙や発火に至る前に確実に
安全に遮断される。
【0079】このように、本実施形態例においては、ヒ
ーター6に予めヒーター割れ場所を特定させる弱化部を
形成具備させておかなくとも、ヒーターの暴走時に温度
ヒューズ21が作動しないままヒーター6が温度ヒュー
ズ21の作動温度を越えて過熱したときは、問題なくヒ
ーター暴走を確実に安全に停止させることができるZ位
置に割れ場所を特定させて確実にヒーター割れを生じさ
せることができる。
【0080】従って、ヒーターに予めヒーター割れ場所
を特定させる弱化部を形成具備させる場合におけるヒー
ター製造時の歩留り低下の問題を解消できる。
【0081】ヒーター支持体3はその全体を熱可塑性の
樹脂にして熱変形性を具備させてもよいし、ヒーター支
持面(ヒーター取付座面)部分についてだけを熱変形性
にしてもよい。
【0082】〈実施形態例2〉(図6・図7) 本実施形態例は、上記の実施形態例1におけるヒーター
支持体3について、図6に示したように、ヒーターはめ
こみ取付用のザグリ穴22の中にもう一段の内側ザグリ
穴23を設けた。
【0083】このようなヒーター支持体構造にすること
で、ヒーターの暴走時に温度ヒューズ21が作動しない
ままヒーター6が温度ヒューズ21の作動温度を越えて
過熱して前記のように該ヒーター支持体3のヒーター支
持面近傍部が熱と圧力で可塑化・溶融した場合に、その
可塑化・溶融した部分がこの内側ザグリ穴23へはみ出
してヒーター取付座面がより一層低下する一方で、ヒー
ターはめこみ取付用ザグリ穴22の端部にこの内側ザグ
リ穴23を設けないでおけばこの内側ザグリ穴23の端
23a・23bにおいてもヒーター6面に垂直なストレ
スが集中するのでヒーター6はこの位置23a・23b
(Z)で破断する。そして、この穴23の端23a・2
3bと、加圧ローラー2によるヒーター押圧長さ範囲a
の端とを一致させた構成にすることでヒーター暴走時に
ヒーター6はこの場所23a・23bで一層破断し易く
なる。
【0084】さらには図7に示すように、ヒーター支持
体3の内側ザグリ穴23の端と加圧ローラー2との端面
を一致させることで、加圧ローラー2による加圧力によ
るストレスとヒーター支持体3への熱伝導の差によるス
トレスとがこの部分に集中してヒーター6を割ることが
可能となる。
【0085】〈実施形態例3〉(図8) 本実施形態例は、上記の実施形態例1又は2において、
熱可塑性のヒーター支持体3のヒーター支持面部分内に
非溶融の部材(熱によって可塑化しない部材)を設け
る。
【0086】ヒーター6の暴走時に安全ヒューズ21が
作動しないままヒーター6の昇温が続いた場合には前述
のようにヒーター支持体3のヒーター支持面(ヒーター
取付座面)は可塑化・溶融して沈降するが、非溶融部材
部分では沈降せず、従って、この非溶融部材部分を支点
にして、ヒーターの両側に力が働く事になり、その支点
部でヒーター破断が生じる。
【0087】図8はこの例を示すもので、前述実施形態
例2の図6の、内側ザグリ穴23を付加した形態のヒー
ター支持体3に、さらにその内側ザグリ穴23の中に非
溶融の部材24を入れる。
【0088】ヒーター6の長さが270mm、幅が7m
mとしたときに、この非溶融部材24はヒーター6との
接触幅が1mm以下、望ましくは、接触する先端がエッ
ジ状になっていることが好ましい。これは、エッジ形状
の方が圧力が集中するからヒーター6をより確実に割る
ことができるからである。また、ヒーター6との接触位
置は、ヒーター端部から30mmから中央までの間であ
ればよい。これは、端部過ぎると、ヒーター6の端部で
はヒーター支持体が溶融しないので、2箇所でヒーター
を支えることになり、思うように割れないからである。
【0089】このような非溶融部材24は、耐熱性で、
熱可塑性でないプラスチック、例えば熱硬化性ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリアミド、フェノール樹脂
や、セラミックが好ましい。特に、これらのものは、ヒ
ーター6が割れた後も導通しないように、絶縁性のもの
が好ましい。そして、ヒーター支持体3よりも熱膨張の
大きいものが好ましい。
【0090】通常状態では、この非溶融部材24はヒー
ター6に接するか、0.1mmまでの間隙をもって配置
される。そして、ヒーター支持体3が溶融し始めると、
ヒーター6はザグリ穴22の中で非溶融部材24を支点
に両側を加圧ローラー2で押される状態となる。かくし
て、ヒーター6はこの非溶融部材24の位置で破断す
る。
【0091】〈実施形態例4〉本実施形態例は、長手方
向にヒーター6が熱膨張することを用いて、ヒーターの
割れる位置を特定するものである。
【0092】ヒーター6は基板30がアルミナ基材で作
られているとすると、7.2×10-6/°Cの熱膨張率
であるから長さ270mmのヒーター6であれば、室温
から400°Cまで昇温する間に計算上0.7mm長く
なる。一方でヒーター支持体3の方は、急速な温度上昇
に全体が追従できずにさして膨張しない。従って、この
膨張の差を用いて、ヒーターの一部にストレスを与えて
割る位置を特定することが可能である。
【0093】すなわち、長手方向にヒーター支持体とヒ
ーターとの間隙をつける際に、間隙を0.7mm以下に
し、かつ間隙の方向を一方に決める。間隙は両側で均等
でなく、一方が小さいようにしておく。これによって、
間隙の短い方で先に突き当たりストレスがヒーターにか
かる。特に、図3のように、ヒーター中央部では、加圧
ローラー2によって抑えられているため、ヒーターはた
わむことができず、非加圧のヒーター両端部でヒーター
割れが生じ易い。そこで、割りたい方の間隙を少なく
し、かつ、加圧ローラー当接領域から出ている部分を長
くとることで、ヒーター割れ位置をヒーターの一方の端
部側に特定することが可能である。
【0094】これによって、ヒーターの暴走によってヒ
ーターが破断しても、ACラインとサーミスタ間の絶縁
は保たれるので、危険はない。
【0095】なお、通常時はヒーター6は250°C以
下なので、この時にはヒーター支持体3とつき当たって
割れないように0.3mm以上の間隙が有ることは言う
までもない。
【0096】〈実施形態例5〉(図9〜図11) 上記の実施形態例4では、ヒーター6の長手方向の熱膨
張について利用したが、本実施形態例では、ヒーター6
の幅方向の熱による反りを利用して、ヒーターの割れる
位置を特定するものである。
【0097】通常、ヒーター6は昇温に伴い、図9に誇
張して示したように幅方向に扇状に反る。これは、ヒー
ター6の発熱中心が、ヒーターの中心とずれている場合
や、定着ニップ部Nの中央と発熱分布の中央が一致しな
い場合が多い。設計上わざとずらしているもの、あるい
は、設計のバラツキでずれるものがあり、必ずどちらか
に反るといってよい。
【0098】そこで、本実施形態例では、このヒーター
の昇温に伴う幅方向への反りeを利用して、ヒーター暴
走時にヒーター6に割れを生じさせるものである。ヒー
ター6が図9のように反る場合に、ヒーター支持体3の
ヒーター取付面の形状(ザグリ穴22の平面形状)を図
10・図11のように形成する。すなわち、一部ではヒ
ーター6の幅W1より若干広いW2とし、それ以外の部
分ではさらに広いW3とする。d点はザグリ穴22の幅
W2部分と幅W3部分の境界部の段差角部(ヒーター取
付座面の角部)である。
【0099】そして、ヒーター6が過熱して図11(図
9)のように幅方向に反った場合には、上記の角部dに
あたり、ここにストレスが集中してヒーター6が割れる
ことになる。
【0100】実測では、ヒーター6の幅方向の反りe
は、ヒーター幅W1=7mmのもので最大0.5mmあ
り、それに対して、W2は7.3mm(W2−W1=
0.3mm)、W3は7.7mm(W3−W1=0.7
mm)に設定した。また、d点は、中央と中央から10
5mmの範囲にもうけた。
【0101】これによって、ヒーター6の暴走時にd点
においてヒーター6にストレスを集中させて、ヒーター
6を割ることが可能となった。
【0102】なお、上記例では、端部一方に点dを設け
たが、ヒーターの幅方向の間隙を無くす意味で両端側に
幅W2の部分を設けても良い。このようなd点の位置に
関してA4を縦で送るような場合には、ヒーター6の抵
抗発熱体5はおよそ紙送りの中心(中央基準搬送)から
両側に105mmあり、ヒーター6の反りも、中央から
この長さの範囲で顕著であるので、この範囲に置くとよ
い。当然、B4を縦で送る場合には、紙送り中心から1
29mm以内にd点を設けると良く、A4横送りの場合
は、中央から149mm以内に置くと良い。
【0103】さらに、片一方の端部のヒーター支持体の
ヒーター受け面幅を W3>W2′>W2>W1 というように、左右不均一しても良い。
【0104】これによって、ヒーター6の暴走によって
ヒーターが破断しても、ACラインとサーミスタ間の絶
縁は保たれるので、危険はない。
【0105】この場合も250°C以下ではヒーター6
が支持体3とつき当たらないように十分な間隙をあけて
おり、この値が0.3mmである。
【0106】〈実施形態例6〉(図12〜図14) 実施形態例1〜5では、ヒーター6にストレスを加えて
割るようにしていたが、本実施形態例ではヒーターを割
らずに、そのストレスを無くし、温度ヒューズ21が働
くようにしたものである。即ち、ヒーター6の、常温2
5°Cから400°Cまでの熱膨張量より大きい隙間を
ヒーター支持体とヒーター間に設けたものである。
【0107】この例を図12に示す。ヒーター支持体3
のヒーター取付面(ヒーターはめこみザグリ穴22)
は、十分な幅方向のガタ (W3−W1)>0.7mm と、長さ方向のガタ (f−c)>0.7mm を有する。
【0108】そして、ヒーター取付面の端部D・D′に
はRがついており、ヒーター6が突き当たって反った場
合にも、ヒーターの角が逃げる事ができ、ヒーター6に
ストレスを生じないようにしている。この場合のRは、
以下のようにして決められる。
【0109】ヒーター6の反りは、円状に反ると近似し
て曲率R′とその中心角θをもとに、 R′θ=135mm R′−R′ cosθ=0.5mm ここで、135mmはヒーターの長さc=270mmの
1/2、0.5mmはヒーター6の幅方向の反り量eで
ある。
【0110】これから、θ≒0.0024π、 R′=
17904mmともとまる。
【0111】これから、ヒーター端部の傾きはW1=7
mmのときにw1θ=0.052となり、ヒーター支持
体3の端部D・D′のRは、この傾きを吸収できるもの
であればよい。
【0112】実際はヒーター6自体が、ヒーター支持体
3の取付座面22内で傾くこともあるので、Rの突出部
と端部の差W4(図13)が0.5mm以上とれること
が好ましい。例えば、ヒーター支持体3のザグリ穴22
の端から10mm離れたところを中心に半径10.5m
mの円弧を、ザグリ穴22の端面としても良い。
【0113】また、図13では、ヒーター幅方向全域に
Rがついているが、中央部に半円状のRがついて、それ
以外は直線になっている図14のような形状も可能であ
る。
【0114】これ等によって、ヒーターは割れることな
く、温度ヒューズが作動して、安全かつ、確実にヒータ
ーの暴走を防止することが可能となった。
【0115】〈実施形態例7〉(図15) 図15の(a)・(b)・(c)はそれぞれフィルム加
熱方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものであ
る。
【0116】(a)のものは、ヒーター支持体3に支持
させたヒーター6と駆動ローラー11の2部材間にエン
ドレスベルト状の耐熱性フィルム1を懸回張設して駆動
ローラー11により回転駆動させる構成のものである。
【0117】(b)のものは、ヒーター6を支持させ
た、フィルムガイド兼用のヒーター支持体3に円筒状の
耐熱性フィルム1をルーズに外嵌し、ヒーター6に対し
てフィルム1を加圧ローラー2で圧接させ、該加圧ロー
ラー2を回転駆動させることによりフィルム1の内面を
ヒーター6面に密着摺動させながら回転駆動する構成
(加圧ローラー駆動式)のものである。
【0118】(c)のものは、耐熱性フィルム1とし
て、エンドレスベルト状のものではなく、ロール巻きに
した長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出し軸41
側からヒーター6を経由させて巻き取り軸42側へ所定
の速度で走行させるように構成したものである。
【0119】なお、本発明の加熱装置は実施形態例の画
像加熱定着装置Aとしてばかりではなく、その他、例え
ば、画像を担持した記録材を加熱して表面性(つや等)
を改質する装置、仮定着処理する装置、シート状物を給
紙して乾燥処理・ラミネート処理する等の加熱装置とし
て広く使用できることは勿論である。
【0120】また、本発明はフィルム加熱方式の加熱装
置としてばかりではなく、加熱体支持体(ヒーター支持
体)に支持させた加熱体(ヒーター)を被加熱体に直接
接触させて加熱する構成の装置等にも適用できることは
勿論である。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明によって、短
時間で昇温し、消費電力を抑えた加熱体を使用した加熱
装置において、電力制御系が故障しても、安全に加熱体
暴走を停止させることが可能となった。
【0122】加熱体暴走時に割れ場所を特定するための
弱化部を加熱体に具備させなくとも、問題なく安全に加
熱体暴走を確実に停止させることができる位置に割れ場
所を特定させて確実に加熱体割れを生じさせることがで
き、加熱体に予め加熱体割れ場所を特定させる弱化部を
形成具備させる場合における加熱体製造時の歩留り低下
の問題を解消できる。
【0123】或いは、加熱体が破断する前に確実に温度
ヒューズ等の安全素子が作動するようにすることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置例の概略構成図
【図2】加熱装置としてのフィルム加熱方式の画像加熱
定着装置の要部の拡大横断面模型図
【図3】同装置の縦断面模型図
【図4】(a)はヒーター(セラミックヒーター)の途
中部省略・一部切欠き表面模型図、(b)は途中部省略
の裏面模型図
【図5】ヒーターとヒーター支持体の分解斜視図
【図6】実施形態例2におけるヒーター支持体とヒータ
ーとの分解斜視図
【図7】要部の縦断面模型図
【図8】実施形態例3におけるヒーターとヒーター支持
体の分解斜視図
【図9】幅方向に反りeを生じたヒーターの平面図(誇
張図)
【図10】実施形態例5におけるヒーターとヒーター支
持体の分解斜視図
【図11】ヒーター割れ位置の説明図
【図12】実施形態例6におけるヒーターとヒーター支
持体の分解斜視図
【図13】一端側の拡大模型図
【図14】他の構成形態を示した図
【図15】(a)・(b)・(c)はそれぞれフィルム
加熱方式の加熱装置の他の構成形態例の略図
【符号の説明】
1 耐熱性フィルム(定着フィルム) 2 加圧ローラー(加圧体) 3 加熱体支持体(ヒーター支持体) 6 加熱体(セラミックヒーター) 30 ヒーター基板 5 抵抗発熱体 4 検温素子(サーミスタ) 31 ヒーター表面保護ガラス層 21 安全素子(温度ヒューズ) 22・23 ザグリ穴 24 非熱可塑性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 康成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 矢野 秀幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小川 賢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉岡 真人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高野 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、通電により発熱する発熱体
    を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持体
    と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部材
    を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体を
    有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する加
    熱装置において、 加熱体支持体が熱変形性を有することを特徴とする加熱
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、加熱体が平板状であ
    ることを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、加熱
    体がセラミックヒーターであることを特徴とする加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1つにお
    いて、加熱体支持体あるいは該加熱体支持体の加熱体支
    持面部分が熱可塑性の樹脂でできていることを特徴とす
    る加熱装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3の何れか1つにお
    いて、加熱体支持体の加熱体支持面部分が熱可塑性の樹
    脂と、熱によって可塑化しない部材とでできていること
    を特徴とする加熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、熱可
    塑性の樹脂が250°C以上で可塑化することを特徴と
    する加熱装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも、通電により発熱する発熱体
    を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持体
    と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部材
    を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体を
    有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する加
    熱装置において、 加熱体支持体の熱膨張率が加熱体の熱膨張率より小さい
    ことを特徴とする加熱装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも、通電により発熱する発熱体
    を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持体
    と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部材
    を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体を
    有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する加
    熱装置において、 加熱体支持体の熱膨張率が加熱体の熱膨張率より小さ
    く、250°C以下では、加熱体支持体の加熱体取付面
    長手方向と加熱体には隙間を有し、250°C以上では
    隙間がなくなる関係構成にしたことを特徴とする加熱装
    置。
  9. 【請求項9】 少なくとも、通電により発熱する発熱体
    を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持体
    と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部材
    を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体を
    有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する加
    熱装置において、 加熱体支持体の熱膨張率が加熱体の熱膨張率より小さ
    く、加熱体支持体の加熱体取付面長手方向と加熱体に
    は、250°C以下では隙間を有し、250°C以上で
    は所定の方向において隙間がなくなる関係構成にしたこ
    とを特徴とする加熱装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも、通電により発熱する発熱
    体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持
    体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部
    材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体
    を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する
    加熱装置において、 加熱体の常温25°Cから400°Cまでの熱膨張量よ
    り大きな隙間を加熱体支持体と加熱体の間に設けたこと
    を特徴とする加熱装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも、通電により発熱する発熱
    体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持
    体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部
    材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体
    を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する
    加熱装置において、 加熱体支持体の加熱体支持面の端を曲面形状部にしたこ
    とを特徴とする加熱装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも、通電により発熱する発熱
    体を有する加熱体と、該加熱体を支持させた加熱体支持
    体と、該支持体に支持させた加熱体と直接もしくは他部
    材を介して相互圧接して加熱ニップ部を形成する加圧体
    を有し、加熱ニップ部に被加熱体を通すことで加熱する
    加熱装置において、 加熱体支持体の加熱体との接触面にザグリ穴が有り、こ
    のザグリ穴の端と加熱体との端とがほぼ一致することを
    特徴とする加熱装置。
  13. 【請求項13】 請求項7乃至請求項12の何れか1つ
    において、加熱体が平板状であることを特徴とする加熱
    装置。
  14. 【請求項14】 被加熱体が未定着画像を担持した被記
    録材であり、装置が該未定着画像を永久定着像として被
    記録材面に熱定着させる像加熱装置であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項13の何れか1つに記載の加熱
    装置。
  15. 【請求項15】 被記録材に未定着画像を形成する画像
    形成手段と、その未定着画像を記録媒体に熱定着させる
    像加熱手段を有する画像形成装置であり、該像加熱手段
    が請求項1乃至請求項13の何れか1つに記載の加熱装
    置であることを特徴とする画像形成装置。
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