JPH10189218A - 加熱体、加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱体、加熱装置および画像形成装置

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JPH10189218A
JPH10189218A JP35844596A JP35844596A JPH10189218A JP H10189218 A JPH10189218 A JP H10189218A JP 35844596 A JP35844596 A JP 35844596A JP 35844596 A JP35844596 A JP 35844596A JP H10189218 A JPH10189218 A JP H10189218A
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JP
Japan
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heating element
substrate
heating
reinforcing member
heat
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JP35844596A
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Inventor
Atsushi Iwasaki
岩崎  敦志
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の抵抗発熱体形成面と反対側の面に、基
板補強部材を具備させることによって加熱体自身の屈折
強度を増し、抵抗発熱体への過大な電力供給時等、熱ス
トレスによる加熱体破損を防止すること。 【解決手段】 基板12の片面側に抵抗発熱体13a,
13bを形成具備させた加熱体10において、該基板1
2の他方面側に基板補強部材25を具備させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に抵抗発熱体
を形成具備させた加熱体、該加熱体で被加熱体を加熱す
る加熱装置、該加熱装置で未定着画像を加熱定着する画
像形成装置、例えば電子写真プロセスや静電記録プロセ
ス、磁気記録プロセスを用いた画像形成装置、これらの
プロセスにおいて、未定着トナー像を被記録材に永久固
着させるための加熱定着装置として用いられる加熱装
置、そして、該加熱装置において被記録材の加熱をオン
デマンドに行うセラミックヒータ等の加熱体、に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機・プリンタ等の画像形成装
置における加熱装置としては熱ローラ方式が多く使われ
てきた。この方式は、ハロゲンヒータ等の内蔵熱源によ
り所定の加熱温度に維持させた加熱ローラ(定着ロー
ラ)と、これに圧接させた弾性加圧ローラとの圧接ニッ
プ部(定着ニップ部)に被記録材を導入して挟持搬送さ
せることで加熱ローラの熱で被記録材面の未定着画像を
加熱定着させるものである。
【0003】しかしこの熱ローラ方式の画像加熱定着装
置としての加熱装置は、いつでもすぐに画像出力がなさ
れるようにするために加熱ローラの温度を常時高温に維
持しておかなければならず、そのために消費エネルギー
が大きく、また待機中も機内に熱を放出するため機内昇
温の問題も発生していた。また電源を投入してから加熱
ローラが被加熱材としての被記録材を加熱するのに適し
た所定温度に昇温するまでにかなりの待ち時間を要す
る。
【0004】最近では、フィルム加熱方式の加熱装置が
提案され、実用化されている。この加熱装置は、被加熱
材を加熱体に耐熱フィルムを介して密着させ、加熱体と
耐熱フィルムとを相対移動させて加熱体の熱を耐熱フィ
ルムを介して被加熱材へ与える方式・構成のものであ
り、未定着トナー画像を、そのトナー画像が担持されて
いる被記録材面に永久固着画像として加熱定着させる手
段として活用できる。
【0005】図11はフィルム加熱方式の加熱装置(画
像加熱定着装置)の一例の要部の拡大横断面模型図であ
る。また、図12は該加熱装置に具備された加熱体の一
部切欠き平面模型図である。
【0006】10は加熱体であり、ヒータ基板12、該
ヒータ基板12の片面側に形成した抵抗発熱体(通電発
熱体)パターン13a・13b、導電パターン23、2
つの給電電極パターン21・22、抵抗発熱体パターン
13a・13bを被覆した表面保護層11等よりなる。
【0007】ヒータ基板12は、耐熱性フィルム15、
被加熱材としての被記録材Pの搬送・移動方向Aに対し
て直交する方向を長手とする横長・薄肉の形状を有して
いる。
【0008】抵抗発熱体パターン13a・13bは、例
えば、銀パラジウム(Ag/Pd)・Ta2N等の電気
抵抗材料ペースト(抵抗ペースト)を例えば厚さ10μ
m、幅1mmの細帯状にセラミック基材面長手に沿って
略平行にスクリーン印刷等により塗工し焼成することで
形成したものである。2つの給電電極パターン21・2
2はセラミック基材12の一端部側に並べて具備させて
ある。
【0009】そして、抵抗発熱体パターン13a・13
bの一端部側は上記2つの給電電極パターン21・22
の夫々と導電パターン23を介して導通させてある。ま
た抵抗発熱体パターン13aと抵抗発熱体パターン13
bの他端部は互いに導通させてある。
【0010】上記導電パターン23、2つの給電パター
ン21・22はいずれもAg等の導電材料ペーストをス
クリーン印刷等によりセラミック基材12の面にパター
ン塗工し焼成することで形成したものである。
【0011】この加熱体10を、抵抗発熱体パターン1
3a・13bを形成した面側を下向きにして露呈させ、
剛性・断熱性を有する加熱体ホルダ(ステイ)16に保
持させて固定配設している。
【0012】この加熱体10は給電電極パターン21・
22に不図示の給電回路から給電することにより抵抗発
熱体パターン13a・13bが長手全長にわたって発熱
することで昇温し、その昇温が温度検知素子14で検知
され、その検知温度が不図示の温度制御回路へフィード
バックされて加熱体10の温度が所定の温度に維持され
るように抵抗発熱体パターン13a・13bへの通電が
制御される。
【0013】15は、例えば厚さ30μm〜100μm
程度のポリイミド等の耐熱性フィルム、17は該耐熱性
フイルム15を加熱体10のフィルム摺動面である表面
保護層11面に圧接する加圧部材としての加圧ローラで
ある。
【0014】耐熱性フィルム15は、この加圧ローラ1
7により加熱体10に圧接され、不図示の駆動手段によ
り、或は加圧ローラ17を駆動手段として該加圧ローラ
17の回転駆動力により、矢印A方向に所定速度で加熱
体10面(表面保護層11面)に接触摺動しながら移動
する。
【0015】抵抗発熱体パターン13a・13bに対す
る通電により加熱体10を所定温度に昇温させ、また、
耐熱性フィルム15を加熱体10に摺動させた状態にお
いて、耐熱性フィルム15を挟んで形成される、加熱体
10と加圧ローラ17との圧接ニップ部(定着ニップ
部)Nの耐熱性フィルム15と加圧ローラ17との間
に、被加熱材としての画像定着すべき被記録材Pを導入
して耐熱性フィルム15と一緒に定着ニップ部Nを挟持
搬送させることにより、加熱体の熱を耐熱性フィルム1
5を介して被記録材Pに付与して該被記録材P上の未定
着トナー画像Tを被記録材P面に加熱定着するものであ
る。定着ニップ部Nを通った被記録材Pは耐熱性フィル
ム15の面から分離されて搬送される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置にお
いて、加熱体に過大な電力を供給した場合、該加熱体が
急激に上昇するため、加熱体の基材であるセラミック基
材の内部で大きな温度差が生じ、基材強度を超える熱ス
トレスが加わることで加熱体が破損するという問題が生
じることがあった。
【0017】また、被加熱材として封筒のような小サイ
ズ紙を通紙した場合、通紙部分では加熱体の熱が耐熱性
フィルムを介して被加熱材に供給されるが、非通紙部分
では該熱が被加熱材に供給されないので放熱量が少なく
なっている。しかしながら、加熱体は長手全域にわたっ
て均一に発熱しているため、通紙部分を所定の温度に保
つように制御すると放熱量の少ない非通紙部分では過剰
に昇温してしまい、通紙部分と被通紙部分とで温度差が
生じる。更に非通紙部分における通紙部との境界付近で
は、被加熱材の厚みにより加圧ローラ表面がフィルム面
からういて、定着ニップ部Nの面積が通紙部に比較して
小さくなり、加圧ローラに奪われる熱が少なくなるの
で、この部分で特に昇温し、他の部分との温度差が著し
くなる。
【0018】また、小サイズ紙としての被加熱材が重送
されたり、電力供給が過大となった場合には上記の温度
差は大きくなり、加熱体ホルダが溶解したり、基材強度
を超える熱ストレスが加わることで加熱体が破損すると
いう問題が発生することがあった。
【0019】また、トライアックの故障や温度ヒューズ
の不良によって、温調制御が不能になった場合、過昇温
に伴う熱ストレスによってセラミック基材が割れてしま
うことがあるが、このときセラミック基板が不特定に割
れてしまうと、割れ方によっては、温度検出素子の通電
パターンのみが遮断され、温度制御されないまま抵抗発
熱体への給電が継続されてしまうことがある。また、該
割れにより、発熱を促す一次系ACと所要温度に制御す
る二次系DCの絶縁耐圧を満足することができなくな
り、時には本体に漏れた電流によって二次系回路を破壊
してしまう等の副次的な損害を生じさせる可能性があっ
た。
【0020】そこで本発明は、基板の抵抗発熱体形成面
と反対側の面に、基板補強部材を具備させることによっ
て加熱体自身の屈折強度を増大し、抵抗発熱体への過大
な電力供給時等、熱ストレスによる加熱体破損を防止す
ることを目的としている。
【0021】また、基板の抵抗発熱体形成面と反対側の
面に、良熱伝導性を有する基板補強部材を具備させるこ
とによって、加熱体内の温度差を短時間で緩和し、熱ス
トレスによる加熱体破損や部分的な過昇温を防止するこ
とを目的としている。
【0022】また、基材の破損箇所を特定し、加熱体破
損時の損害を最小限に抑えることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
(1)基板の片面側に抵抗発熱体を形成具備させた加熱
体において、該基板の他方面側に基板補強部材を具備さ
せたことを特徴とする加熱体。
【0024】(2)基板の片面側に、抵抗発熱体を形成
具備させ、該基板の他方面側に温度検知素子と該温度検
知素子の通電路とを形成具備させた加熱体において、前
記温度検知素子形成面の少なくとも該温度検知素子及び
通電路を覆う範囲に基板補強部材を具備させたことを特
徴とする加熱体。
【0025】(3)前記基板補強部材は、前記基板以上
の強度、弾性、延性、塑性のいずれか或いはそれらの組
み合わせを有していることを特徴とする(1)又は
(2)に記載の加熱体。
【0026】(4)前記基板補強部材は、前記基板以上
の良熱伝導性、良断熱性の何れかを有していることを特
徴とする(1)乃至(3)の何れか1つに記載の加熱
体。
【0027】(5)前記基板補強部材が、前記基板以上
の良熱伝導性を有しており、前記基板の基板補強部材形
成面上において、小サイズの被加熱材を通紙した場合の
通紙部に対応する位置から非通紙部に対応する位置にか
けて、該基板補強部材を設けたことを特徴とする(1)
乃至(3)の何れか1つに記載の加熱体。
【0028】(6)前記基板補強部材は基板長手方向と
直交する幅方向において、0.1mm以上の任意の幅寸
法で形成されていることを特徴とする(1)乃至(5)
の何れか1つに記載の加熱体。
【0029】(7)前記基板補強部材は基板長手方向に
おいて、1.0mm以上の任意の長さで形成されている
ことを特徴とする(1)乃至(6)の何れか1つに記載
の加熱体。
【0030】(8)前記基板補強部材は1.0μm以上
の任意の厚さで形成されていることを特徴とする(1)
乃至(7)の何れか1つに記載の加熱体。
【0031】(9)前記基板補強部材は、物性の異なる
複数種の部材を用いて複数カ所に設けられていることを
特徴とする(1)乃至(8)の何れか1つに記載の加熱
体。
【0032】(10)前記基板がセラミックであること
を特徴とする(1)乃至(9)の何れか1つに記載の加
熱体。
【0033】(11)被加熱材を加熱する加熱体とし
て、前記(1)乃至(10)の何れか1つに記載の加熱
体を備えたことを特徴とする加熱装置。
【0034】(12)被加熱材を耐熱性フィルムを介し
て加熱体に密着させ、加熱体の熱を耐熱性フィルムを介
して被加熱材に与える加熱装置であり、該加熱体が前記
(1)乃至(10)の何れか1つに記載の加熱体である
ことを特徴とする加熱装置。
【0035】(13)加熱体と加圧ローラとの間に耐熱
性フイルムを挟ませて加熱ニップ部を形成させ、該加熱
ニップ部の耐熱性フィルムと加圧ローラとの間に被加熱
材を導入して耐熱性フィルムと一緒に加熱ニップ部を挟
持搬送させて被加熱材を熱処理する加熱装置であり、該
加熱体が前記(1)乃至(10)の何れか1つに記載の
加熱体であることを特徴とする加熱装置。
【0036】(14)被加熱材が顕画剤画像を担持した
記録媒体であり、該記録媒体に加熱体からの熱を付与し
て該顕画剤画像の熱処理を行うことを特徴とした(1
1)乃至(13)の何れか1つに記載の加熱装置。
【0037】(15)記録媒体に未定着画像を形成する
画像形成手段と、この未定着画像を記録媒体に熱定着さ
せる画像加熱定着手段を有し、該画像加熱定着手段が前
記(11)乃至(14)の何れか1つに記載の加熱装置
であることを特徴とする画像形成装置。
【0038】〈作用〉そこで本発明は、基板の抵抗発熱
体形成面と反対側の面に、基板補強部材を具備させるこ
とによって加熱体自身の屈折強度を増大し、抵抗発熱体
への過大な電力供給等での熱ストレスによる加熱体破損
を防止している。
【0039】また、基板の抵抗発熱体形成面と反対側の
面に基材以上の良熱伝導性を有する基板補強部材を具備
させることによって、加熱体内の温度差を短時間で緩和
し、熱ストレスによる加熱体破損や部分的な過昇温を防
止している。
【0040】また、基板補強部材を形成する領域を限定
したり、厚みや形状、物性に変化をつけることで、加熱
体自体の強度分布を制御し、基材の破損箇所を特定して
加熱体破損時の損害を最小限に抑えている。
【0041】
【発明の実施の形態】 〈実施形態例1〉 1.加熱装置の概略構成 図1は本発明に基づくフィルム加熱方式の加熱装置の概
略構成模型図を示している。
【0042】同図において、10は熱容量の小さな加熱
体(セラミックヒータ)、15は円筒状の耐熱性フィル
ムであり、例えば厚さ30μm〜100μm程度のポリ
イミド等よりなっている。16は液晶ポリマーや、フェ
ノール樹脂、PPS、PEEK等により形成された加熱
体ホルダーであり、加熱体10を保持すると共に、フィ
ルム15を外嵌され、該フィルム15の移動を案内する
フィルムガイドとしても機能している。
【0043】17は芯金17aの外周に弾性層12bが
設けられた加圧ローラであり、フィルム15を挟み加熱
体10に対して圧接されて圧接ニップ部(加熱ニップ
部)Nを形成している。
【0044】この加圧ローラ17は駆動手段18により
矢印A方向(図中時計方向)に回転駆動される。該加圧
ローラ17の回転駆動により、該加圧ローラ17と耐熱
性フィルム15の外面との摩擦力で該耐熱性フィルム1
5に回転力が作用して、該耐熱性フィルム15が加熱体
10を保持した加熱体ホルダ16の外回りを矢印A方向
(加熱体10の幅方向)に回転する。
【0045】そして該耐熱性フィルム15の回転駆動と
共に、加熱体10に対する通電により加熱体10が所定
の温度に昇温され、該耐熱性フィルム15と加圧ローラ
17との間の定着ニップ部Nに、被加熱材である未定着
トナー像Tを担持した被記録材Pが投入されることで、
加熱体10の熱が耐熱性フィルム15を介して被記録材
Pに付与され、未定着トナー像Tが被記録材P面に熱定
着される。定着ニップ部Nを通過した被記録材Pは耐熱
性フィルム15の面から曲率分離されて搬送される。
【0046】2.加熱体 図2は、本実施形態例1に基づく加熱体10表面の一部
切欠き概略平面図を示している。
【0047】本実施例装置における加熱体10は、その
表面に通電により発熱する抵抗発熱体パターン13a・
13b、該抵抗発熱体パターン13a・13bに給電す
るためのAC導電パターン23a,23b,23c及び
2つの給電電極パターン21・22を有し、被加熱材搬
送方向Aと直交する方向を長手方向とすると、該長手方
向に沿って抵抗発熱体パターン13a・13bが互いに
略並行に配設され、電極21・22間に供給される電力
の往路と復路をなしている。
【0048】そして抵抗発熱体パターン13a・13b
及びAC導電パターン23a,23b,23cと外部と
の絶縁耐圧を保つため、これらを被覆するようにガラス
ペースト等をスクリーン印刷して乾燥、焼成させた表面
保護層11を設けている。
【0049】該ヒータ基板12は、耐熱性フィルム1
5、被加熱材としての被記録材Pの搬送・移動方向Aに
対して直交する方向を長手とする横長・薄肉の形状を有
し、例えば、長さ270mm・幅7mm・厚さ0.63
5mmの、アルミナ等の耐熱性・電気絶縁性・低熱容量
のセラミック基材である。
【0050】該抵抗発熱体パターン13a・13bは、
例えば、銀パラジウム(Ag/Pd)・Ta2 N等の電
気抵抗材料ペースト(抵抗ペースト)を例えば厚さ10
μm、幅1mmの細帯状にセラミック基材面長手に沿っ
て略平行にスクリーン印刷等により塗工し焼成されたも
のである。2つの給電電極パターン21・22はセラミ
ック基材12の一端部側に並べて具備させてある。
【0051】上記導電パターン23a,23b,23
c、2つの給電パターン21・22はいずれもAg等の
導電材料ペーストをスクリーン印刷等によりセラミック
基材12の面にパターン塗工し焼成されたものである。
【0052】そして、抵抗発熱体パターン13a・13
bの一端部側は上記2つの給電電極パターン21・22
の夫々と導電パターン23a・23cを介して導通させ
てある。また抵抗発熱体パターン13aと抵抗発熱体パ
ターン13bの他端部は導電パターン23bで互いに導
通させてあり、これらの各パターン21→23a→13
a→23b→13b→23c→22により、基板上の一
次回路を形成している。
【0053】この加熱体10は給電電極パターン21・
22間に不図示の給電回路から所要に制御された電力を
供給され、抵抗発熱体パターン13a・13bが長手全
長にわたって発熱することで昇温し、その昇温が温度検
知素子14で検知され、その検知温度が不図示の温度制
御回路へフィードバックされて加熱体10の温度が所定
の温度に維持されるように抵抗発熱体パターン13a・
13bへの通電が制御される。
【0054】図3は、本実施形態例1に基づく加熱体1
0表面の一部切欠き概略平面図を示している。
【0055】本例装置における加熱体10は、その背面
に温度検知素子14、DC導電パターン24a,24b
を有している。該温度検知素子14はDC導電パターン
24a,24b、スルーホール24c,24dを介して
基板表側に設けられた2つの電極パターン24e,24
fと導通しており、該電極パターン24e,24fに取
り付けられるコネクタ(不図示)を介して温度制御回路
へ接続されている。
【0056】本例では、加熱体10背面上のほぼ全域に
わたって基板補強部材25を形成してある。
【0057】該基板補強部材25は例えばセラミック基
板12以上の屈折強度を有するガラスペーストを用いて
いる。これは加熱体10表面の表面保護層11と同様に
スクリーン印刷して乾燥し、焼成している。このように
基板裏面側に設けた基板補強部材25の厚みを例えば6
0μmとした場合、加熱体10は基板補強部材25を形
成しない場合に比較して約1.5倍の屈折強度を有する
ようになった。
【0058】以上のように本形態例によれば、基板12
に基板補強部材25を設けたことにより、抵抗発熱体1
3aへ過大な電力供給を行って加熱体基材内部に温度差
を生じさせた場合等の熱ストレスに対する加熱体10の
強度が高まり、該ストレスによる加熱体破損に対するマ
ージンが確保できた。
【0059】なお、本形態例では基板補強部材25を基
板以上の屈折強度を有する部材としたが、これに限らず
基板以上の強度、弾性、延性、塑性のいずれか或いはそ
れらの組み合わせを有した部材であっても良い。
【0060】〈実施形態例2〉図4は本形態例に基づく
加熱体10背面の概略平面図である。本形態例では、前
記形態例1と比べ、物性の異なる基板補強部材を複数箇
所に設けた点が異なり、その他の構成は略同じである。
【0061】本例では、基板背面上の温度検知素子14
及び導電パターン24a,24bを設けていない側の端
部に、基板12よりも強度の高い基板補強部材25aを
設け、その反対側端部に該基板補強部材25aよりも屈
折強度の高い基板補強部材25bを設けた。
【0062】これにより、熱ストレスに対する加熱体1
0の屈折強度を高め、被通紙部等で熱ストレスが生じた
場合の基板12の破損を防止し、且つ適切な強度分布を
持たせることにより、該熱ストレスが大き過ぎて基板1
2が破損してしまう場合でも強度の低い方の基板補強部
材25aを設けた範囲で破損が生じるので、温度検知素
子14及び導電パターン24a,24bには支障がな
く、一次系回路と二次系回路との絶縁耐圧を保持するこ
とが可能になる。
【0063】なお、本形態例では強度を異ならせた基板
補強部材25a,25bを用いたが、これに限らず基板
以上の、弾性、延性、塑性のいずれか或いはそれらの組
み合わせを異ならせた部材であっても良い。
【0064】また、基板補強部材25a,25bの物性
を異ならせることに限らず、厚みや幅を異ならせること
で加熱体10に強度分布を持たせるものでも良い。
【0065】〈実施形態例3〉図5は本形態例に基づく
加熱体10背面の概略平面図である。本形態例では、前
記形態例1と比べ、良熱伝導性の基板補強部材を用いた
点が異なっており、その他の構成は略同じである。
【0066】本例装置における加熱体10は、形態例1
と同様、その背面に温度検知素子14、DC導電パター
ン24a,24bを有している。該DC導電パターン2
4a,24bは良熱伝導性を有するAg等の金属ペース
トを用いており、その幅方向には加熱体基板12幅寸法
内で許される限り広く、その長手方向には基板端部から
基板中央付近に設けられた温度検知素子4にわたって塗
布され、乾燥・焼成される。
【0067】本例では、基板12が長さ270mm,幅
7mmであるのに対し、DC導電パターン24a,24
bの幅を2mm,厚さを20μm、そしてDC導電パタ
ーン24aの長さを110mm、DC導電パターン24
bの長さを105mmとしている。
【0068】このようにDC導電パターン24a,24
bを広い範囲にわたって形成することにより、該DC導
電パターン24a,24bを基板補強部材25としても
機能させている。
【0069】また、基板12裏面上のDC導電パターン
24が形成されていない側(図5中左側)の端部には、
DC導電パターン24a,24bと同様の金属ペースト
を塗布、乾燥、焼成させることで基板補強部材25とし
ての良熱伝達部材24gを形成している。この良熱伝達
部材24gはDC導電パターン24a,24b等と同様
にスクリーン印刷による塗布が可能である。
【0070】本例の基板補強部材25は、基板の補強の
役割と共に良熱伝達部材としての役割も有しており、そ
の塗布領域として、封筒などの小サイズ紙の通紙部と非
通紙部に対応する位置の夫々にまたがるような広い領域
をとってある。
【0071】このような良熱伝導性の基板補強部材25
を設けた本例加熱体10を具備したフィルム加熱方式の
加熱装置において、封筒等の小サイズ紙の通紙時におけ
る加熱体10内部の熱流の様子を図6に示した。
【0072】加熱体10の長手方向における発熱量は均
一であり、小サイズ紙を通紙した場合でも、加熱体10
中の通紙部にあたる部分の抵抗発熱体13による発熱量
Qaと、非通紙部にあたる部分の抵抗発熱体13による
発熱量Qbとは同量である(Qa=Qb)。
【0073】一方、小サイズ紙を通紙した場合の該加熱
体10から加圧ローラ17や被加熱材Pに放出される熱
量は、通紙部と被通紙部とで異なっており、通紙部にお
いては、フィルム15を介して圧接した被加熱材Pに熱
供給されるのに対し、非通紙部においては、加圧ローラ
17との圧接で作られる定着ニップ部Nの面積が通紙部
と比較して小さくなり、放熱量が少ない、また被加熱材
Pに熱供給されないので、その分だけの熱が加熱体10
自身を昇温させる(ΔQa<ΔQb)。
【0074】従って加熱体10背面温度は通紙部と非通
紙部で差が生じる(Ta<Tb)わけであるが、Ag等
の金属層である基板補強部材25の熱伝導率が約400
W/mKであるのに対し、アルミナ等よりなるセラミッ
ク基材12の熱伝導率が約20W/mKであり、基板補
強部材25の方がはるかに良熱伝導性を有するため、基
板補強部材25内で短時間の内に非通紙部から通紙部へ
熱(ΔQab)が流れ込み、結果的に通紙部と非通紙部
の加熱体10内の温度差は短時間で緩和される(Ta≒
Tb)。
【0075】図7に従来の加熱体10を保持させたフィ
ルム加熱方式の加熱装置を用いた場合の、封筒等の小サ
イズ紙通紙時における加熱体10内部の熱流の様子を示
した。この場合は熱伝達部材はセラミック基材12自身
のみなので、非通紙部から通紙部への単位時間あたりの
熱流は本形態例の場合よりもはるかに小さく、通紙部と
非通紙部との温度差は短時間では解消されない(Ta<
Tb)。その間に加熱体10自身の非通紙部分、ひいて
は加熱体ホルダ16を昇温させてしまう。
【0076】このように基板補強部材25として良熱伝
導部材を用いることによって、封筒等の小サイズ紙通紙
時、特に封筒の複数重送時等の非通紙部昇温を抑え、加
熱体ホルダの溶解や、非通紙部昇温に起因する加熱体破
損を防止できる。
【0077】〈実施形態例4〉図8は本形態例に基づく
加熱体10背面の概略平面図である。本形態例では、前
記形態例1と比べ、良断熱性の基板補強部材を用いた点
が異なっており、その他の構成は略同じである。
【0078】本例装置における加熱体10は、形態例1
と同様、その背面に温度検知素子14及びDC導電パタ
ーン24a,24bを有している。そして該温度検知素
子14及びDC導電パターン24a,24bの設けられ
ていない側の一部に、良断熱性の基板補強部材(例えば
シリコン樹脂)25を配設している。
【0079】本例では該基板補強部材25を基板背面上
において特に温度差の生じ易い小サイズ紙通紙時の通紙
部と被通紙部との境界付近に設けている。
【0080】これにより基板補強部材25を設けた位置
の放熱を抑え、該部材25を設けた位置とその他の位置
とで温度差を生じさせるようにし、基板12に熱ストレ
スがかかった場合には、該基板補強部材25の位置から
基板12が破損するように、破損位置を特定している。
従って基板破損時にも一次系回路と二次系回路との絶縁
耐圧を保つことができる。
【0081】なお、本例では、基板補強部材25を小サ
イズ紙通紙時の通紙部と被通紙部との境界付近に設けた
が、これに限らず、断熱することによって破損位置を特
定できれば他の位置に設けても良い。
【0082】〈実施形態例5〉図9は本形態例に基づく
加熱体10背面の概略平面図である。本形態例は前述の
形態例1と比べ、基板補強部材を基板の温度検知素子形
成面の少なくとも該温度検知素子及び通電路を覆う範囲
に設け、基板破損箇所を特定した点が異なり、その他の
構成は略同じである。
【0083】本例装置における加熱体10は、基板12
上の温度検知素子形成面の少なくとも該温度検知素子1
4及び通電路24a,24bを覆う範囲に基板補強部材
25を具備させている。
【0084】該基板補強部材25の塗布領域は基板長手
方向において、温度検知素子14及び通電路24a,2
4bを設けた端部から加熱体10表面に具備されている
抵抗発熱体13のAC給電パターン23側の端部にあた
る部分までは至らない範囲としている。
【0085】また、基板補強部材25はセラミック基板
12以上の物性(例えば屈折強度)を有するガラスペー
ストを用いている。該塗布領域内において該基板補強部
材25の厚みを例えば60μmとすると、加熱体10は
基板補強部材25を塗布しない部分に比較して約1.5
倍の屈折強度を有する。
【0086】而して、該加熱体10を保持させたフィル
ム加熱方式の加熱装置において、装置の暴走時に加熱体
10の破損が始まる場所は加熱体10基板中で最も屈折
強度が小さい部分、つまり加熱体基板10中の基板補強
部材25が塗布されていない領域内であり、DC導電パ
ターン24の具備領域に破損が至ることはなく、基板破
損時にも一次系回路と二次系回路との絶縁耐圧は保たれ
る。
【0087】ただし基板補強部材25の塗布領域が狭す
ぎると破損がDC導電パターン24の具備領域に至る可
能性が増大するので基板補強部材25の塗布範囲には十
分留意する。
【0088】このように本形態例によれば、基板補強部
材25の塗布領域を限定することで加熱体自体の屈折強
度分布を制御でき、暴走時のセラミック基材12の破損
箇所を特定して、基板破損時にも一次系回路と二次系回
路との絶縁耐圧を満足することが可能になる。
【0089】なお、本形態例では基板補強部材25を基
板以上の強度を有する部材としたが、これに限らず基板
以上の弾性、延性、塑性のいずれか或いはそれらの組み
合わせを有した部材であっても良い。
【0090】〈画像形成装置例〉図10は画像形成装置
の一例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置
は、転写式電子写真プロセス利用、プロセスカートリッ
ジ着脱式のレーザービームプリンターである。
【0091】1は第一の像担持体としての回転ドラム型
電子写真感光体(以下、ドラムと記す)である。このド
ラム1は矢示の時計方向に所定の回転周速度(プロセス
スピード)にて回転駆動され、その回転過程で一次帯電
器2により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。
【0092】次いでそのドラム帯電処理面に対して、目
的の画像情報に対応して変調されたレーザー光Lによる
走査露光がなされることで、回転ドラム1面に目的の画
像情報に対応した静電潜像が形成され、該潜像形成面に
対して現像器4によりトナーTが付与され、該潜像が顕
画化(トナー像化)される(ドラム1面のレーザー露光
部にトナーが付着)。
【0093】一方、給紙ローラー4の駆動により給紙カ
セット5内に積載収納されている被記録紙Pが一枚分離
給送されて装置内に導入され、その転写紙Pがレジスト
ローラー対6によりドラム1と転写ローラー7との圧接
部である転写ニップ部tに所定のタイミングにて搬送さ
れることで、転写ニップ部tにおいて該搬送転写紙に対
してドラム1面側の前記トナー画像が順次に転写されて
いく。
【0094】転写ニップ部tを通過した転写紙Pは回転
ドラム1の面から分離され、前述の形態例1〜5に示し
たような画像加熱定着装置Rに導入されて、所定の温度
と加圧力によりトナー画像の定着処理を受け、排紙ロー
ラー8により装置外に排紙される。
【0095】転写紙分離後の回転ドラム1面はクリーニ
ング装置9により転写残りトナー等の残存付着物が除去
されて清浄面化され、繰り返して作像に供される。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板の抵抗発熱体形成面と反対側の面に、基板補強部材を
具備させることによって加熱体自身の屈折強度を増大
し、抵抗発熱体への過大な電力供給時等、熱ストレスに
よる加熱体破損を防止できる。
【0097】また、基板の抵抗発熱体形成面と反対側の
面に、良熱伝導性を有する基板補強部材を具備させるこ
とによって、加熱体内の温度差を短時間で緩和し、熱ス
トレスによる加熱体破損や部分的な過昇温を防止するこ
とができる。
【0098】また、基材の破損箇所を特定し、加熱体破
損時の損害を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるフィルム加熱方式の加熱装置
の概略模型図
【図2】 実施形態例1に基づく加熱体表面の一部切欠
き概略平面図
【図3】 実施形態例1に基づく加熱体背面の一部切欠
き概略平面図
【図4】 実施形態例2に基づく加熱体背面の一部切欠
き概略平面図
【図5】 実施形態例3に基づく加熱体背面の一部切欠
き概略平面図
【図6】 実施形態例3にかかる装置の小サイズ紙通紙
時における加熱体内部の熱流を示す模式説明図
【図7】 従来装置の小サイズ紙通紙時における加熱体
内部の熱流を示す模式説明図
【図8】 実施形態例4に基づく加熱体背面の一部切欠
き概略平面図
【図9】 実施形態例5に基づく加熱体背面の一部切欠
き概略平面図
【図10】 本発明にかかる画像形成装置の概略模型図
【図11】 従来の加熱装置の概略模型図
【図12】 従来の加熱体の一部切欠き平面模型図
【符号の説明】
10 加熱体 11 加熱体表面保護層 12 基板 13 抵抗発熱体 13a 被加熱材搬送方向に対して上流側の抵抗発熱体 13b 被加熱材搬送方向に対して下流側の抵抗発熱体 14 温度検知素子 15 耐熱性フィルム 16 加熱体ホルダ 17 加圧ローラ 21 給電電極パターン 22 給電電極パターン 23 AC導電パターン 24 DC導電パターン 25 基板補強部材 T トナー P 被記録紙 N 定着ニップ部 A 被加熱材搬送方向 Qa・Qb 通紙部・被通紙部の抵抗発熱体の発熱量 ΔQa・ΔQb 通紙部・被通紙部の抵抗発熱体から加
熱体内部への伝達熱量 Ta・Tb 通紙部・非通紙部の加熱体背面温度 ΔQab 非通紙部から通紙部への伝達熱量

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の片面側に抵抗発熱体を形成具備さ
    せた加熱体において、該基板の他方面側に基板補強部材
    を具備させたことを特徴とする加熱体。
  2. 【請求項2】 基板の片面側に、抵抗発熱体を形成具備
    させ、該基板の他方面側に温度検知素子と該温度検知素
    子の通電路とを形成具備させた加熱体において、 前記温度検知素子形成面の少なくとも該温度検知素子及
    び通電路を覆う範囲に基板補強部材を具備させたことを
    特徴とする加熱体。
  3. 【請求項3】 前記基板補強部材は、前記基板以上の強
    度、弾性、延性、塑性のいずれか或いはそれらの組み合
    わせを有していることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の加熱体。
  4. 【請求項4】 前記基板補強部材は、前記基板以上の良
    熱伝導性、良断熱性の何れかを有していることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れか1つに記載の加熱体。
  5. 【請求項5】 前記基板補強部材が、前記基板以上の良
    熱伝導性を有しており、前記基板の基板補強部材形成面
    上において、小サイズの被加熱材を通紙した場合の通紙
    部に対応する位置から非通紙部に対応する位置にかけ
    て、該基板補強部材を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至3の何れか1つに記載の加熱体。
  6. 【請求項6】 前記基板補強部材は基板長手方向と直交
    する幅方向において、0.1mm以上の任意の幅寸法で
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    か1つに記載の加熱体。
  7. 【請求項7】 前記基板補強部材は基板長手方向におい
    て、1.0mm以上の任意の長さで形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の加熱
    体。
  8. 【請求項8】 前記基板補強部材は1.0μm以上の任
    意の厚さで形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至7の何れか1つに記載の加熱体。
  9. 【請求項9】 前記基板補強部材は、物性の異なる複数
    種の部材を用いて複数カ所に設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至8の何れか1つに記載の加熱体。
  10. 【請求項10】 前記基板がセラミックであることを特
    徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載の加熱体。
  11. 【請求項11】 被加熱材を加熱する加熱体として、前
    記請求項1乃至10の何れか1つに記載の加熱体を備え
    たことを特徴とする加熱装置。
  12. 【請求項12】 被加熱材を耐熱性フィルムを介して加
    熱体に密着させ、加熱体の熱を耐熱性フィルムを介して
    被加熱材に与える加熱装置であり、該加熱体が前記請求
    項1乃至10の何れか1つに記載の加熱体であることを
    特徴とする加熱装置。
  13. 【請求項13】 加熱体と加圧ローラとの間に耐熱性フ
    イルムを挟ませて加熱ニップ部を形成させ、該加熱ニッ
    プ部の耐熱性フィルムと加圧ローラとの間に被加熱材を
    導入して耐熱性フィルムと一緒に加熱ニップ部を挟持搬
    送させて被加熱材を熱処理する加熱装置であり、該加熱
    体が前記請求項1乃至10の何れか1つに記載の加熱体
    であることを特徴とする加熱装置。
  14. 【請求項14】 被加熱材が顕画剤画像を担持した記録
    媒体であり、該記録媒体に加熱体からの熱を付与して該
    顕画剤画像の熱処理を行うことを特徴とした請求項11
    乃至13の何れか1つに記載の加熱装置。
  15. 【請求項15】 記録媒体に未定着画像を形成する画像
    形成手段と、この未定着画像を記録媒体に熱定着させる
    画像加熱定着手段を有し、該画像加熱定着手段が前記請
    求項11乃至14の何れか1つに記載の加熱装置である
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP35844596A 1996-12-27 1996-12-27 加熱体、加熱装置および画像形成装置 Pending JPH10189218A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001102159A (ja) * 1999-07-27 2001-04-13 Toto Ltd 温水加熱用金属ヒータ、これを用いた温水装置、及びこれを備えた衛生洗浄装置
US8669495B2 (en) 2006-02-07 2014-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Heater having heat generating resistor on substrate and image heating apparatus mounting heater thereon
US9235172B2 (en) 2013-07-22 2016-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus
JP2019040193A (ja) * 2018-10-02 2019-03-14 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP2019219674A (ja) * 2019-08-09 2019-12-26 キヤノン株式会社 画像加熱装置

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