JP2000228272A - ロール状ヒータ及び定着装置 - Google Patents

ロール状ヒータ及び定着装置

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JP2000228272A
JP2000228272A JP11029022A JP2902299A JP2000228272A JP 2000228272 A JP2000228272 A JP 2000228272A JP 11029022 A JP11029022 A JP 11029022A JP 2902299 A JP2902299 A JP 2902299A JP 2000228272 A JP2000228272 A JP 2000228272A
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heating
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JP11029022A
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Toshiaki Kagawa
敏章 香川
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォームアップ時間を短くすることにより待
機時の消費電力を低減可能にし、しかも非通紙部昇温が
なく、ウォームアップ直後の定着性も良好で、紙しわの
解消と良好な定着性を両立可能なロール状ヒータ及び定
着装置を提供する。 【解決手段】 円筒状基体12の表面もしくは内面に設
けた発熱体14を、両端に設けた2つの電極15a,1
5bに並列に接続された正の抵抗温度係数を有する複数
の発熱部によって構成し、複数の発熱部はロール状ヒー
タの長手方向単位長さ当たりの発熱量が部分的に異なる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状ヒータに
関し、更に詳しくは複写機、ファクシミリ、プリンタ等
の電子写真プロセスを用いた電子写真機器の定着装置
や、インクジェットプリンタの乾燥装置に使用されるロ
ール状ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機、ファクシミリ、プリン
タ等の電子写真機器に使用される定着装置としては、加
熱・加圧された一対のローラ間に未定着トナー像をもつ
記録紙を通過させることにより、トナー像を溶融し記録
紙に定着させる熱ローラ定着装置が一般的に用いられて
いる。図13は、従来の熱ローラ定着装置の概略断面図
である。熱ローラ定着装置は、定着ローラ101と、こ
の定着ローラ101に圧接する加圧ローラ102とを備
え、定着ローラ101の内部には加熱源であるヒーター
ランプ103が配設されている。定着ローラ101は、
アルミニウム製の芯金101aの表面に被覆層101b
が設けられた構造を有する。定着ローラ101表面の温
度はサーミスタ等の温度検知手段104により検知さ
れ、図示しない制御回路により所定の温度にコントロー
ルされる。万一温度検知手段や制御回路が故障し、定着
ローラ温度が異常に昇温しても、サーモスタット、若し
くは温度ヒューズ等の安全装置105により、ヒーター
ランプ103への通電が自動的に遮断される構成となっ
ている。
【0003】上記のように構成された定着装置におい
て、定着ローラ101と加圧ローラ102の圧接部Wn
(いわゆる定着ニップ部)に未定着トナー像Tを有する
記録紙Pを通過させることにより定着を行う。一方、近
年、環境問題に対する関心の高まりから、定着装置にお
ける消費電力の削減が大きな課題となっており、熱ロー
ラ定着装置においては定着ローラを薄肉・小径化し熱容
量を小さくすることでウォームアップ時間を短縮し、待
機時の予熱を最小限に留めることで省エネルギー化を図
る試みが種々なされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、定着ローラ
を薄肉・小径化していった場合、定着ローラ幅に比べて
幅の小さい記録紙、例えばはがきや封筒等を連続で定着
を行うと、記録紙が通紙されない部分(非通紙域)の温
度が過度に昇温する、いわゆる非通紙部昇温が起こりや
すいといった問題があった。これは、定着ローラの薄肉
・小径化により定着ローラの断面積が小さくなり長手方
向の熱伝導特性が悪化して、非通紙域に部分的に滞留し
た熱が長手方向にうまく流れていかないためである。非
通紙部昇温が生じると、その直後に普通サイズの記録紙
を通紙した場合、高温オフセットやしわが発生したり、
また軸受や駆動ギアに熱的ダメージを与える等の問題が
発生する。この非通紙部昇温の問題を解決するために、
特開平6−231864号公報、特開平7−19969
3号公報等には、正の抵抗温度係数を有するPTC(Po
sitive Temperature Coefficient)発熱体を用いた定着
装置が提案されている。
【0005】しかしながら、特開平6−231864号
公報に開示されている定着装置は、共通電極の幅(若し
くは面積)が発熱体の幅(面積)とほぼ同じであるた
め、共通電極部と発熱部との間の温度差が大きく、定着
むらが発生してしまうという問題がある。また、特開平
7−199693号公報に開示されている定着装置は、
フイルムとPTC発熱体が摺動する構造であるため、定
着装置の高速化に対応できないといった問題がある。
【0006】また、定着ローラを薄肉・小径化していっ
た場合の第2の問題点として、定着性の低下がある。こ
の定着性の低下は、特にウォームアップ終了直後が顕著
であり、その理由は、定着ローラの熱容量が小さいため
に通紙初期に定着ローラの熱が記録紙や加圧ローラに急
速に奪われ、熱源からの熱供給が追いつかなくなって定
着ローラの温度降下が発生するためである。また、第3
の問題点として、定着ローラ強度が低下するために加圧
ローラの圧力により定着ローラがたわみ、その結果、紙
しわが発生しやすくなるといった問題がある。定着ロー
ラのたわみによる紙しわは加圧ローラの圧力を低下させ
れば解消できるものの、加圧ローラの圧力を低下させる
と今度は定着ニップ幅が狭くなるため定着性が悪くなる
といった問題が生じる。本発明は、このような従来技術
の問題に鑑みてなされたもので、ウオームアップ時間を
短くすることにより待機時の消費電力を低減可能にし、
しかも非通紙部昇温がなく、ウォームアップ直後の定着
性も良好で、紙しわの解消と定着性とを両立可能なロー
ル状ヒータ及び定着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明によるロール状ヒータは、円筒状基体と、円筒状
基体の両端部に各々設けられた2つの電極と、円筒状基
体の表面もしくは内面に設けられ2つの電極に接続され
た発熱体とを含むロール状ヒータにおいて、発熱体は、
2つの電極の間に並列に接続された正の抵抗温度係数を
有する複数の発熱部を備え、各発熱部は円筒状基体の長
手方向単位長さ当たりの発熱量が部分的に異なるように
構成されていることを特徴とする。
【0008】一つの発熱部に関して前記長手方向単位長
さ当たりの発熱量が大きく設定されている領域では、他
の少なくとも一つの発熱部は前記長手方向単位長さ当た
りの発熱量が小さく設定されている。発熱部の発熱量を
部分的に異なるようにする方法としては、例えば各発熱
部を、前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が大きく設
定されている領域(主発熱領域)で矩形波状に大きく蛇
行させ、前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が小さく
設定されている領域(準発熱領域)では蛇行させないよ
うにする方法がある。
【0009】また、別の方法としては、各発熱部を、前
記長手方向単位長さ当たりの発熱量が大きく設定されて
いる領域においては単位長さ当たりの電気抵抗を大きく
し、前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が小さく設定
されている領域においては単位長さ当たりの電気抵抗を
小さくする方法がある。各発熱部の電気抵抗を変える方
法としては、前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が小
さく設定されている領域において発熱体に比べて体積電
気抵抗の小さい導電性材料を被覆する方法、各発熱部の
前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が大きく設定され
ている領域における厚さをt1、前記長手方向単位長さ
当たりの発熱量が小さく設定されている領域における厚
さをt2とする時、t1<t2とする方法などがある。
この場合、各発熱部の前記長手方向単位長さ当たりの発
熱量が大きく設定されている領域における面積をS1、
前記単位長さ当たりの発熱量が小さく設定されている領
域における面積をS2とする時、S1>S2とするのが
好ましい。
【0010】また、本発明によるロール状ヒータは、円
筒状基体と、円筒状基体の両端部から長手方向に伸びた
2つの電極と、円筒状基体の表面もしくは内面に設けら
れ、2つの電極に接続された正の抵抗温度係数を有する
発熱体とを備え、円筒状基体の円周方向に見た前記電極
の幅をWe、前記発熱体の幅をWhとする時、We<W
hであることを特徴とする。2つの電極は、円筒状基体
の円周方向に関して180°対向した位置に配置するの
が好ましい。そして、本発明によるロール状ヒータは、
特に定着装置の定着ローラとして使用すると好適であ
る。
【0011】本発明による定着装置は、前述したロール
状ヒータと、ロール状ヒータに圧接して設けられた加圧
部材とを含み、未定着トナー像が坦持された記録材をロ
ール状ヒータと前記加圧部材との間に搬送して定着を行
うことを特徴とする。この定着装置は、幅の異なる複数
の記録材を対象とし、前記長手方向単位長さ当たりの発
熱量が小さく設定されている領域のロール状ヒータ長手
方向の幅は、複数の記録材のうちの一つの記録材の幅と
一致している。また、発熱体が過昇温防止機能を担うた
め、サーモスタット、温度ヒューズといった過昇温防止
用の安全装置を別個に備える必要はない。また、加圧部
材はエンドレスベルトを巻きかけ、これをロール状ヒー
タに対して加圧する構成であることが望ましい。
【0012】上記のように構成されたロール状ヒータ及
びそれを用いた定着装置では、発熱体がPTCヒータで
あり、更に幅の狭い記録紙が通過する領域とそれ以外の
領域とで電気的に並列回路を構成するため、幅の狭い記
録紙を連続で定着した場合でも、非通紙部の温度上昇は
一定温度で抑えられる。従って、定着ローラを薄肉・小
径化しても非通紙部昇温の問題は生じない。
【0013】また、本発明の定着装置は、発熱体が定着
ローラに直接形成されているため、従来のハロゲンラン
プを用いた間接加熱方式に比べ熱応答性がよく、更に発
熱体がPTCヒータであるため、記録紙の通過により定
着ローラの温度が低下すると自動的に発熱体の温度が復
帰する。従って、従来のサーミスタ等の温度検知手段を
用いて定着ローラ温度を検知し制御する方法に比べ熱応
答性に優れるため、定着ローラの熱容量が小さく、通紙
初期に定着ローラの熱が記録紙や加圧ローラに急速に奪
われた場合でも、発熱体から瞬時に熱が供給され、定着
ローラの温度降下が発生しないため、通紙初期の定着不
良を解消することができる。
【0014】更に、本発明の定着装置は、加圧部材がエ
ンドレスベルトを巻きかけて構成されており、このエン
ドレスベルトを定着ローラであるロール状ヒータに対し
て加圧する構成であるため、低い加圧力でも容易に広い
定着ニップ幅を確保することができ、定着ローラを薄肉
・小径化した場合でも紙しわの防止と定着性とを両立す
ることができる。更に、本発明の定着装置は、発熱体が
PTCヒータであるため、温度検知手段や制御回路が故
障した場合でも発熱体の温度が一定温度までしか昇温せ
ず、サーモスタットや温度ヒューズといった安全装置が
不必要となり、定着装置の低価格化が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 [実施の形態1]本発明を、モノクロ用レーザープリン
タの定着装置に適用した場合について説明する。図14
は本実施の形態の形態に係るモノクロ用レーザープリン
タの概略図であり、このレーザプリンタは給紙部50、
画像形成装置60、レーザ走査部70、定着装置80を
有している。用紙(記録材)Pは、給紙部50から画像
形成装置60に搬送される。画像形成装置60では、レ
ーザ走査部70によるレーザ光74に基づいてトナー像
が形成され、このトナー像を搬送された用紙Pに転写す
るようになっている。トナー像の転写された用紙Pは、
定着装置80に搬送され、トナー像が用紙Pに固定され
る。トナー像が定着された用紙Pは、定着装置80の用
紙搬送下流側に設けられた用紙搬送ローラ91,92に
よって装置外部に排出される。このように用紙Pは、矢
印Eの経路に沿って、給紙トレイ51、画像形成装置6
0、定着装置80の順に搬送され、装置外部に排出され
る。
【0016】給紙部50は、給紙トレイ51、給紙ロー
ラ52、用紙分離摩擦板53、加圧ばね54、用紙検知
アクチュエータ55、用紙検知センサー56、及び制御
回路57を有している。給紙トレイ51に装着された用
紙Pは、プリント命令を受け、給紙ローラ52、用紙分
離摩擦板53、加圧ばね54の作用により一枚ずつ給紙
されプリンタ内部に給送される。プリンタ内部に送り込
まれた用紙Pは用紙検知アクチュエータ55を倒し、用
紙検知光学センサ56に電気信号として出力させ、画像
印刷の開始を指示する。用紙検知アクチュエータ55の
動作により起動された制御回路57は、画像信号をレー
ザ走査部70のレーザダイオード発光ユニット71に送
り、レーザダイオードの点灯または非点灯を制御する。
【0017】レーザ走査部70は、上記レーザダイオー
ド発光ユニット71、走査ミラー72、走査ミラーモー
タ73、及び反射ミラー75,76,77を備えてい
る。走査ミラー72は走査ミラーモータ73により高速
かつ定速に回転し、レーザ光74を図14の紙面に対し
て垂直方向に走査する。レーザダイオード発光ユニット
71から照射されたレーザ光74は、反射ミラー75,
76,77を介して感光体61へ照射される。このとき
レーザ光74は、制御回路57からの点灯または非点灯
の情報に従って、感光体61上を選択的に露光する。画
像形成装置60は、感光体61、転写ローラ62、帯電
部材63、現像ローラ64、現像ユニット65、及びク
リーニングユニット66を備えており、予め帯電部材6
3により帯電された感光体表面電荷をレーザ光74より
選択的に放電させ、感光体61上に静電潜像を形成させ
る。現像に供されるトナーは現像ユニット65に蓄積さ
れており、現像ユニット65内で適度の攪拌により電荷
付与されたトナーは、現像ローラ64に与えられた現像
バイアス電圧及び感光体表面電位の作り出す電界の作用
により静電潜像に応じたトナー像を感光体61に形成す
る。
【0018】給紙部50から画像形成装置60に搬送さ
れた用紙Pは、感光体61と転写ローラ62に挟まれて
送られる。そして、転写ローラ62に印加された転写電
圧の与える電界の作用により、感光体61上のトナーが
電気的に吸引されて用紙P上に転写される。このとき、
感光体61上のトナーは転写ローラ62により用紙Pに
転写されるとともに、未転写トナーはクリーニングユニ
ット66により回収される。その後、用紙Pは定着装置
80に搬送される。そこで、エンドレスベルト20及び
180℃に保たれた定着ローラ10により適度な温度と
加圧力が与えられることによってトナーが溶解して用紙
Pに固定され、堅牢な画像となる。この後、用紙Pは用
紙搬送ローラ91,92により搬送され機外に排出され
る。
【0019】次に、定着装置80について、図1を参照
しながら以下に説明する。定着装置80は、本発明のロ
ール状ヒータを用いた定着ローラ10、加圧手段として
のエンドレスベルト20、そのエンドレスベルト20を
懸架するための加圧ローラ30及びテンションローラ4
0を備えており、定着ローラ10と加圧ローラ30はエ
ンドレスベルト20を介して所定の圧力(本実施の形態
では、線圧0.2N/mm)で圧接されている。また、
エンドレスベルト20は、テンションローラ40により
所定の張力(本実施の形態では、30N)で張架されて
いる。定着ローラ10とエンドレスベルト20との間に
形成される定着ニップ領域Wnは、エンドレスベルト2
0を定着ローラ10に対し所定の角度で巻き付けること
により形成される(本実施の形態では、Wn=9mmに
設定)。定着ローラ10は図示しない駆動手段により矢
印Aの方向に回転駆動され、エンドレスベルト20、加
圧ローラ30、テンションローラ40はこれに従動して
矢印Bの方向に回転する。エンドレスベルト20は、耐
熱性、弾性及び離型性を有する材料で構成され、本実施
の形態では、周長50mm、厚さ1mmのシリコーンゴ
ムからなるエンドレスベルトを使用している。
【0020】定着ローラ10は外径30mmで、アルミ
ニウム製の中空芯金12(肉厚0.6mm)の上にポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)からなる被覆層1
1が形成されている。中空芯金12の内側には、ポリイ
ミドからなる絶縁層13を介して、正の抵抗温度係数を
有する発熱体(以下、PTC発熱体という)14が設け
られており、発熱体14に通電することによって定着ロ
ーラ10表面を所定の温度に加熱する。PTC発熱体1
4としては、チタン酸バリウム(BaTiO3)等のセ
ラミックやこのセラミック粒子を結着材中に分散させた
もの、あるいはタングステン(W)、ニッケル(N
i)、白金(Pt)などの粉末を主成分として混錬した
もの、更には樹脂中にカーボン粒子を分散させたもの等
の公知のPTC発熱材料が使用可能である。
【0021】芯金12はアルミニウムに限定されるもの
ではなく、例えば炭素鋼、ガラス、セラミック、高耐熱
樹脂等も使用可能である。芯金12としてガラスやセラ
ミック、高耐熱樹脂等の絶縁材料を使用する場合は、絶
縁層13は不要となる。また、絶縁層13及び発熱体1
4はディッピングや溶射等により直接芯金12上に形成
してもよく、シート状の絶縁層13上に発熱体14をス
クリーン印刷により形成した後に芯金12内部に挿入接
着してもよい。また、発熱体14は定着ローラ芯金12
の内側だけでなく、外側にも設けることができる。
【0022】加圧ローラ30は外径25mmで、ステン
レス製の芯金31(直径22mm)の上にLTV(Low
Temperature Vulcanizing)のシリコーンゴム層32
(厚さ1.5mm)が形成された構成であり、テンショ
ンローラ40は外径20mmで、アルミニウム製の中空
芯金(肉厚2mm)の上に厚さ30μmのフッ素ゴム層
(図示せず)がコーティングされた構成である。定着ロ
ーラ10の回転方向に対し定着ニップ入り口側近傍に
は、定着ローラ10の表面温度を検出するためのサーミ
スタ50が配置されている。サーミスタ50からの検出
信号は図示していない通電制御回路に送られ、この検出
信号に基づいて定着ローラ10への通電が通電制御回路
により制御される。ここで、定着時の温度設定が紙種や
環境条件等に関係なく1つの温度設定でよく、PCTヒ
ータにおける発熱体14の自己温度制御の精度が十分高
い場合には、サーミスタ50は不要である。
【0023】上記構成の定着装置において、ウォームア
ップ時には、定着ローラ10は停止した状態で発熱体1
4への通電がONし、定着ローラ10の表面が所定の温
度(本実施の形態では、180℃)に上昇するまで加熱
され、ウォームアップが完了する。ウォームアップ完了
後、定着ローラ10表面が180℃に維持コントロール
されると共に、定着ローラ10が回転駆動し、レーザプ
リンタにより未定着トナー像Tが形成された記録紙(記
録材)Pが定着ニップ部Wnに搬送され定着が行われ
る。このように加圧部材としてエンドレスベルト20を
使用することにより、従来に比べてより低い圧力で十分
な幅の定着ニップWnを確保しているため、定着ローラ
10を薄肉・小径化しているにも係らず、従来のように
紙しわや定着不良は発生しない。
【0024】また本実施の形態では、発熱体14として
PTC発熱体を用いているため、温度検知手段や制御回
路が故障した場合でも発熱体14の温度が一定温度(本
実施の形態では200℃)以上は昇温しない。従って、
サーモスタットや温度ヒューズといった安全装置は不要
であり、従来必要であったこれらの安全装置を廃止する
ことで定着装置の低価格化を図っている。次に、定着ロ
ーラ10について、図2、図3、図4及び図5を用いて
詳細に説明する。図2は、定着ローラ10の縦断面図、
図3は発熱体14の展開図、図4はPTC発熱体14の
等価電気回路図である。
【0025】図2に示すように、中空芯金12の両端部
には、銅合金製の電極15a,15bが設けられ、発熱
体14の両端部と電気的に接続されている。電極15
a,15bには各々給電用のカーボンブラシ16a,1
6bが所定の圧力で当接されており、電極15a,15
bを介して発熱体14に通電可能な構成となっている。
芯金12の片側端部には、定着ローラ10を回転駆動す
るための駆動ギヤ17が配設されている。本実施の形態
における発熱体14はPTC発熱体であり、発熱体温度
が200℃になると抵抗が急激に上昇し、それ以上の温
度上昇が抑制される特性を有している。また、図2に示
した定着ローラ10の領域Psは封筒やはがき、A5サ
イズの普通紙など幅の狭い記録紙(以下、小サイズ紙と
いう)が通過するように設定された領域であり、領域P
nはそれ以外の記録紙も通過する定着領域を示す。なお
温度検知手段であるサーミスタ50は、領域Ps内に配
置されている。
【0026】発熱体14は、図3及び図4に示すよう
に、電気的に並列な2つの発熱部14a,14bから構
成されている。そして、図3に示すように、発熱部14
aは、領域Psに相当する部分が蛇行した矩形波形状を
なしており、領域Pnでは直線状に伸びている。一方、
発熱部14bは、発熱部14aとは逆に領域Psにおい
て直線状に伸びており、領域Pnで蛇行した矩形波形状
をなしている。従って、発熱部14a,14b各々の定
着ローラ長手方向における単位長さ当たりの発熱量は、 発熱部14a:領域Psでの発熱量>領域Pnでの発熱
量 発熱部14b:領域Psでの発熱量<領域Pnでの発熱
量 となり、領域Psにおける定着ローラ10への熱供給
は、ほとんどが発熱部14aによって、また領域Pnに
おける定着ローラ10への熱供給は、ほとんどが発熱部
14bによって行われることになる。
【0027】図5は、記録材として小サイズ紙を連続し
て定着した場合の定着ローラ表面の領域Ps,Pnでの
温度変化を示した図である。図5の横軸は時間、縦軸は
定着ローラの表面温度を表す。小サイズ紙を連続通紙す
ると、その通過領域にあたる領域Psの定着ローラ温度
は一瞬低下するが、この温度降下はサーミスタ50によ
り検知され、制御回路により瞬時に発熱体14への通電
が行われるため、領域Ps部の温度はすぐに設定温度で
ある180℃に復帰する。領域Pn部は記録紙に熱を奪
われないため、熱が滞留し徐々に温度上昇していくが、
上記のように発熱体14は200℃の自己温度制御性を
有するPTCヒータであり、また発熱部14a,14b
が電気的に並列に構成されているため、領域Pnの温度
が200℃に達すると自動的に発熱部14bへの電流I
bのみが抑制される。その結果、発熱部14bの発熱は
抑えられ、領域Pnの温度は200℃に到達後飽和する
ため、非通紙部昇温による種々の問題は生じない。
【0028】[実施の形態2]次に、図6及び図7を用
いて本発明による定着装置の第2の実施形態について説
明する。なお、第2の実施の形態における定着装置は、
定着ローラの発熱体以外の構成は第1の実施の形態と同
じであるので、第1の実施の形態と重複する説明は省略
する。
【0029】図6は、第2の実施の形態における発熱体
14の展開図、図7はPTC発熱体14の等価電気回路
図である。発熱体14は、図6及び図7に示すように、
電気的に並列な一対の発熱部14a,14bが複数列
(図示の例では4列)配置された構成となっている。発
熱部14aは、領域Psにおける単位長さ当たりの抵抗
をRsa、領域Pnにおける単位長さ当たりの抵抗をRna
とした時、 Rsa>Rna となるように構成されている。
【0030】一方、発熱部14bは、領域Psにおける
単位長さ当たりの抵抗をRsb、領域Pnにおける単位長
さ当たりの抵抗をRnbとした時、発熱部14aとは逆
に、 Rsb<Rnb となるように構成されている。従って、発熱部14a,
14b各々の定着ローラ長手方向における単位長さ当た
りの発熱量は、 発熱部14a:領域Psでの発熱量>領域Pnでの発熱
量 発熱部14b:領域Psでの発熱量<領域Pnでの発熱
量 となり、領域Psにおける定着ローラ10への熱供給
は、ほとんどが発熱部14aによって、また領域Pnに
おける定着ローラ10への熱供給は、ほとんどが発熱部
14bによって行われることになる。その結果、実施の
形態1と同様、小サイズ紙を連続通紙した場合でも非通
紙部昇温を抑制することができる。
【0031】発熱体14の抵抗を各領域によって変える
方法としては、発熱体14に別途抵抗の小さい導電性材
料、例えば銀(Ag)、銀・プラチナ合金(Ag/P
t)、金(Au)、プラチナ(Pt)等の良導電性材料
を混錬したペーストを被覆したり、発熱体14の厚さを
各領域で変える等の方法がある。なお、上記構成の場
合、発熱部14a,14bはそれぞれ準発熱領域(発熱
部14aにおける領域Pn、及び発熱部14bにおける
領域Ps)ではほとんど発熱しないため、主発熱領域
(発熱部14aにおける領域Ps、及び発熱部14bに
おける領域Pn)との発熱量の差により、定着ローラ周
方向で温度むらが発生する可能性がある。従って、図8
に示すように、準発熱領域における発熱体の面積S2を
主発熱領域における発熱体の面積S1より小さく設定す
るのがより好ましい。
【0032】[実施の形態3]図9から図12を用い
て、本発明による定着装置の第3の実施の形態について
説明する。なお、第3の実施の形態の定着装置は、定着
ローラ以外の構成は第1の実施の形態と同じであるの
で、第1の実施の形態と重複する説明は省略する。図9
は第3の実施の形態における定着ローラの横断面図、図
10は定着ローラの縦断面図、図11は定着ローラ内面
の展開図、図12はPTC発熱体14の等価電気回路図
である。 定着ローラ10は外径30mmで、アルミニ
ウム製の中空芯金12(肉厚0.6mm)の上にポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)からなる被覆層11
が形成されている。中空芯金12の内側には、ポリイミ
ドからなる絶縁層13を介してPTC発熱体14が設け
られており、更に発熱体14の表面には定着ローラ両端
部の各々から平行に伸びた2本の通電用電極18a,1
8bが被覆されている。通電用電極18a,18bとし
ては、例えば銀(Ag)、銀・プラチナ合金(Ag/P
t)、金(Au)、プラチナ(Pt)等の良導電性材料
を混錬したペーストをスクリーン印刷した後に焼成して
形成する。中空芯金12の両端部には銅合金製の電極1
5a,15bが設けられ、それぞれ通電用電極18a,
18bと電気的に接続されている。電極15a,15b
にはそれぞれ給電用カーボンブラシ16a,16bが所
定の圧力で当接されており、電極15a,15b及び通
電用電極18a,18bを介して発熱体14に通電可能
な構成となっている。
【0033】図11に示すように、電極15a,15b
は発熱体14には直接接触しておらず、発熱体14への
通電は通電用電極18a,18bを介して行われる。発
熱体14内で電流が流れる平均の方向は定着ローラ10
の周方向となる。上記構成により、図12に示すよう
に、小サイズ紙の通紙領域Psに相当する発熱体14の
発熱体14aと小サイズ紙の非通紙部領域Pnに相当す
る発熱部14bとは並列回路を構成することになる。
【0034】この定着装置において、小サイズ紙を連続
通紙すると、その通過領域にあたる領域Psの定着ロー
ラ温度は一瞬低下するが、この温度降下はサーミスタ5
0により検知され制御回路により瞬時に発熱体14への
通電が行われるため、領域Ps部の温度はすぐに設定温
度である180℃に復帰する。また、領域Pn部は記録
紙に熱を奪われないため温度上昇するが、上記のように
発熱体14は200℃の自己温度制御性を有するPTC
ヒータであり、また発熱部14aと発熱部14bとが電
気的に並列に構成されているため、領域Pnの温度が2
00℃に達すると自動的に発熱部14bへの電流Ibの
みが抑制される。その結果、発熱部14bの発熱は抑え
られ、領域Pnの温度200℃に到達後飽和するため、
非通紙部昇温は生じない。
【0035】ここで、通電用電極18a,18bの幅W
eは発熱体14の幅Whに対して、 We<Wh となるように構成するのが好ましい。通電用電極18
a,18bが被覆されている部分は発熱体14がほとん
ど発熱しない非発熱部である。従って、例えば通電用電
極18a,18bの幅Weを発熱体14の幅Whより大
きくした場合、非発熱部の面積が大きくなるために発熱
部との温度差が大きくなり、定着むら等が発生しやすく
なる。
【0036】また、2本の通電用電極18a,18b
は、定着ローラ10の周方向に関して180°対向した
位置に設けるのが好ましい。通電用電極18a,18b
が被覆されている部分は、発熱体14がほとんど発熱し
ない非発熱部である。従って、例えば通電用電極18
a,18bを定着ローラ周方向に関して隣り合わせて配
置した場合、180°対向して配置した場合に比べて非
発熱部の面積が大きくなるために発熱部との温度差が大
きくなり、定着むら等が発生しやすくなる。なお、上記
ではロール状ヒータを定着装置の定着ローラに用いた場
合について説明してきたが、本発明によるロール状ヒー
タの用途は定着ローラに限られるわけではなく、例えば
インクジェットプリンタの乾燥装置等に使用されるロー
ル状ヒータとしても適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のロー
ル状ヒータ及びロール状ヒータを用いた定着装置では、
発熱体がPTCヒータであり、更に幅の狭い記録紙が通
過する領域とそれ以外の領域とで電気的に並列回路を構
成するため、幅の狭い記録紙を連続で定着した場合で
も、非通紙部の温度上昇は一定に抑えられる。従って、
定着ローラを薄肉・小径化しても非通紙部昇温の問題は
生じない。
【0038】また、本発明の定着装置は、発熱体が定着
ローラに直接形成されているため、従来のハロゲンラン
プを用いた間接加熱方式に比べて熱応答性がよく、更に
発熱体がPTCヒータであるため、記録紙の通過により
定着ローラの温度が低下すると自動的に発熱体の温度が
復帰する。従って、従来のサーミスタ等の温度検知手段
を用いて定着ローラ温度を検知し制御する方法に比べ熱
応答性に優れるため、定着ローラの熱容量が小さく、か
つ通紙初期に定着ローラの熱が記録紙や加圧ローラに急
速に奪われた場合でも、発熱体から瞬時に熱が供給さ
れ、定着ローラの温度降下が発生しないため、通紙初期
の定着不良を解消することができる。更に本発明の定着
装置は、加圧部材がエンドレスベルトを巻きかけて構成
されており、このエンドレスベルトを定着ローラである
ロール状ヒータに対して加圧する構成であるため、低い
加圧力でも容易に広い定着ニップ幅を確保することがで
き、定着ローラを薄肉・小径化した場合でも紙しわの防
止と定着性とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定着装置の概略断面図。
【図2】定着ローラの一例の縦断面図。
【図3】定着ローラ発熱体の一例を示す展開図。
【図4】定着ローラ発熱体の一例の等価電気回路図。
【図5】小サイズ紙を連続して定着した場合の定着ロー
ラ表面の領域Ps,Pnでの温度変化を示した図。
【図6】定着ローラ発熱体の他の例を示す展開図。
【図7】定着ローラ発熱体の他の例の等価電気回路図。
【図8】定着ローラ発熱体の他の例を示す展開図。
【図9】定着ローラの他の例の横断面図。
【図10】定着ローラの他の例の縦断面図。
【図11】定着ローラ発熱体の他の例を示す展開図。
【図12】定着ローラ発熱体の他の例の等価電気回路
図。
【図13】従来の定着装置の概略断面図。
【図14】レーザプリンタの概略断面図。
【符号の説明】
10…定着ローラ、11…被覆層、12…中空芯金、1
3…絶縁層、14…発熱体、15a,15b…電極、1
6a,16b…カーボンブラシ、17…駆動ギヤ、18
a,18b…通電用電極、20…エンドレスベルト、3
0…加圧ローラ、31…芯金、32…シリコーンゴム
層、40…テンションローラ、50…サーミスタ、P…
記録紙(記録材)、T…未定着トナー像、Wn…定着ニ
ップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/14 H05B 3/14 A Fターム(参考) 2H033 AA03 AA09 AA15 AA21 AA30 BA27 BB12 BB19 BB33 BB39 CA51 3K058 AA02 AA34 AA81 AA94 AA95 BA18 CB01 CE03 CE05 CE13 CE17 CE21 CE29 CE30 CF01 DA03 GA06 3K092 PP18 QA02 QB02 QB05 QB17 QB19 QB21 QB76 QB77 QC27 QC37 RA06 RD02 RD08 RD09 RD10 RD28 TT36 UA06 UA19 UC07 VV04 VV16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状基体と、前記円筒状基体の両端部
    に各々設けられた2つの電極と、前記円筒状基体の表面
    もしくは内面に設けられ前記2つの電極に接続された発
    熱体とを含むロール状ヒータにおいて、 前記発熱体は、前記2つの電極の間に並列に接続された
    正の抵抗温度係数を有する複数の発熱部を備え、各発熱
    部は前記円筒状基体の長手方向単位長さ当たりの発熱量
    が部分的に異なるように構成されていることを特徴とす
    るロール状ヒータ。
  2. 【請求項2】 一つの発熱部に関して前記長手方向単位
    長さ当たりの発熱量が大きく設定されている領域では、
    他の少なくとも一つの発熱部は前記長手方向単位長さ当
    たりの発熱量が小さく設定されていることを特徴とする
    請求項1記載のロール状ヒータ。
  3. 【請求項3】 各発熱部は、前記長手方向単位長さ当た
    りの発熱量が大きく設定されている領域で蛇行している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロール状ヒー
    タ。
  4. 【請求項4】 各発熱部は、前記長手方向単位長さ当た
    りの発熱量が大きく設定されている領域において単位長
    さ当たりの電気抵抗が大きく、前記長手方向単位長さ当
    たりの発熱量が小さく設定されている領域において単位
    長さ当たりの電気抵抗が小さいことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のロール状ヒータ。
  5. 【請求項5】 各発熱部には、前記長手方向単位長さ当
    たりの発熱量が小さく設定されている領域において発熱
    体に比べて体積電気抵抗の小さい導電性材料が被覆され
    ていることを特徴とする請求項4記載のロール状ヒー
    タ。
  6. 【請求項6】 各発熱部は、前記長手方向単位長さ当た
    りの発熱量が大きく設定されている領域における厚さを
    t1、前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が小さく設
    定されている領域における厚さをt2とする時、 t1<t2 であることを特徴とする請求項4記載のロール状ヒー
    タ。
  7. 【請求項7】 各発熱部は、前記長手方向単位長さ当た
    りの発熱量が大きく設定されている領域における面積を
    S1、前記単位長さ当たりの発熱量が小さく設定されて
    いる領域における面積をS2とする時、 S1>S2 であることを特徴とする請求項4記載のロール状ヒー
    タ。
  8. 【請求項8】 円筒状基体と、前記円筒状基体の両端部
    から長手方向に伸びた2つの電極と、前記円筒状基体の
    表面もしくは内面に設けられ、前記2つの電極に接続さ
    れた正の抵抗温度係数を有する発熱体とを備え、前記円
    筒状基体の円周方向に見た前記電極の幅をWe、前記発
    熱体の幅をWhとする時、 We<Wh であることを特徴とするロール状ヒータ。
  9. 【請求項9】 前記2つの電極は、前記円筒状基体の円
    周方向に関して180°対向した位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項8記載のロール状ヒータ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載のロ
    ール状ヒータと、前記ロール状ヒータに圧接して設けら
    れた加圧部材とを含み、未定着トナー像が坦持された記
    録材を前記ロール状ヒータと前記加圧部材との間に搬送
    して定着を行うことを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 幅の異なる複数の記録材を対象とし、
    前記長手方向単位長さ当たりの発熱量が小さく設定され
    ている領域の前記ロール状ヒータ長手方向の幅は、前記
    複数の記録材のうちの一つの記録材の幅と一致している
    ことを特徴とする請求項10記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 前記加圧部材はエンドレスベルトを巻
    きかけ、これをロール状ヒータに加圧してなることを特
    徴とする請求項10又は11記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040097A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Harison Toshiba Lighting Corp 加熱ヒータ、加熱装置、画像形成装置
JP2009251132A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Sharp Corp 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
US20120201582A1 (en) * 2009-12-21 2012-08-09 Canon Kabushiki Kaisha Heater and image heating apparatus including same
JP2013088734A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Canon Inc 画像加熱装置および画像形成装置

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