JPH094313A - 引き戸の走行装置 - Google Patents
引き戸の走行装置Info
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- JPH094313A JPH094313A JP17162295A JP17162295A JPH094313A JP H094313 A JPH094313 A JP H094313A JP 17162295 A JP17162295 A JP 17162295A JP 17162295 A JP17162295 A JP 17162295A JP H094313 A JPH094313 A JP H094313A
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F5/00—Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
- E05F5/003—Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers for sliding wings
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D13/00—Accessories for sliding or lifting wings, e.g. pulleys, safety catches
- E05D13/04—Fasteners specially adapted for holding sliding wings open
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/06—Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
- E05D15/0621—Details, e.g. suspension or supporting guides
- E05D15/066—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings supported at the bottom
- E05D15/0665—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings supported at the bottom on wheels with fixed axis
- E05D15/0669—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings supported at the bottom on wheels with fixed axis with height adjustment
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/21—Brakes
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
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- E05Y2201/26—Mechanical friction
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- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/10—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
- E05Y2900/13—Type of wing
- E05Y2900/132—Doors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラーの外周両側が傾斜した走行部であ
り、レールがＶ字状となったＶ字型走行装置において、
横方の力がかかってもローラーがレールから容易に外れ
にくくする。また引き戸が勢いよく閉められても、閉ま
る直前で勢いが弱められ、大きな音を発したり、反発で
少しあくようなことがない。 【構成】 外周両側が傾斜した走行部９、９となったロ
ーラー２の近傍には、最上部に位置したときには下端が
ローラーの下部と略同一位置であり、最下部に位置した
ときにはレール１４中央のガイド溝１７の底面近くに位
置するガイド棒３が上下動可能に設置されている。また
レールの端部には弾性体の二本の挟持体１９、１９から
なるブレーキ装置１８が設置されている。
り、レールがＶ字状となったＶ字型走行装置において、
横方の力がかかってもローラーがレールから容易に外れ
にくくする。また引き戸が勢いよく閉められても、閉ま
る直前で勢いが弱められ、大きな音を発したり、反発で
少しあくようなことがない。 【構成】 外周両側が傾斜した走行部９、９となったロ
ーラー２の近傍には、最上部に位置したときには下端が
ローラーの下部と略同一位置であり、最下部に位置した
ときにはレール１４中央のガイド溝１７の底面近くに位
置するガイド棒３が上下動可能に設置されている。また
レールの端部には弾性体の二本の挟持体１９、１９から
なるブレーキ装置１８が設置されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建具、間仕切り、家具
等の引き戸に取り付ける走行装置に関する。
等の引き戸に取り付ける走行装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】建具、間仕切り、据付家具等の出入口に
は、戸の開閉を容易にするため、戸の下部にローラーを
取り付け、戸が走行する床面にはレールを敷設するとい
う走行装置が用いられている。ところで古来からある走
行装置は、ローラーの走行部が平らな面、即ち厚さの薄
い円柱であり、レールも走行面が平らな凹状の溝という
平面走行装置であった。このように平らな走行部のロー
ラーが平らな走行面のレール上を走行するときは、ロー
ラーとレールとの接触が一直線となり、引き戸の全重量
がこの一直線上に乗るため、引き戸の開閉時には大きな
力が必要となるものであった。
は、戸の開閉を容易にするため、戸の下部にローラーを
取り付け、戸が走行する床面にはレールを敷設するとい
う走行装置が用いられている。ところで古来からある走
行装置は、ローラーの走行部が平らな面、即ち厚さの薄
い円柱であり、レールも走行面が平らな凹状の溝という
平面走行装置であった。このように平らな走行部のロー
ラーが平らな走行面のレール上を走行するときは、ロー
ラーとレールとの接触が一直線となり、引き戸の全重量
がこの一直線上に乗るため、引き戸の開閉時には大きな
力が必要となるものであった。
【０００３】このようにローラーとレールが一直線で接
触するために大きな力を必要とするという平面走行装置
の欠点に鑑み、少ない力でも容易に開閉できるようにし
たのがＶ型走行装置である。Ｖ型走行装置とは、ローラ
ーの外周断面が台形となっており、レールは台形の傾斜
部と略同一傾斜のＶ字形溝となっているものである。こ
のＶ型走行装置はローラー外周の二つの傾斜部とＶ字溝
の二つの傾斜面とが接触するため、戸の全重量が二箇所
に分散され、平面走行装置よりも極めて少ない力で戸の
開閉が行えるものである。
触するために大きな力を必要とするという平面走行装置
の欠点に鑑み、少ない力でも容易に開閉できるようにし
たのがＶ型走行装置である。Ｖ型走行装置とは、ローラ
ーの外周断面が台形となっており、レールは台形の傾斜
部と略同一傾斜のＶ字形溝となっているものである。こ
のＶ型走行装置はローラー外周の二つの傾斜部とＶ字溝
の二つの傾斜面とが接触するため、戸の全重量が二箇所
に分散され、平面走行装置よりも極めて少ない力で戸の
開閉が行えるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】Ｖ型走行装置は円滑走
行が行えるという特長を有しているものであるが、引き
戸の開閉をレールに対して平行に行わなかったり、引き
戸の下部を横方に軽く押したりするだけで引き戸が簡単
に外れてしまうという問題があった。
行が行えるという特長を有しているものであるが、引き
戸の開閉をレールに対して平行に行わなかったり、引き
戸の下部を横方に軽く押したりするだけで引き戸が簡単
に外れてしまうという問題があった。
【０００５】また平面走行装置にかぎらず、従来のＶ型
走行装置では、引き戸を勢いよく閉めると、勢い付いた
引き戸が戸柱に当たって大きな音をたてたり、戸柱から
跳ね返されて少し開いた状態となったり、さらには勢い
よく閉めることが数多く行われると、その衝撃で戸柱が
所定の位置からずれたりすることがあった。
走行装置では、引き戸を勢いよく閉めると、勢い付いた
引き戸が戸柱に当たって大きな音をたてたり、戸柱から
跳ね返されて少し開いた状態となったり、さらには勢い
よく閉めることが数多く行われると、その衝撃で戸柱が
所定の位置からずれたりすることがあった。
【０００６】本発明は、Ｖ型走行装置であるにもかかわ
らず、決してローラーがレールから外れることがないと
いう走行装置であり、また引き戸を勢いよく閉めても戸
柱に勢いよく当たるようなことがないという走行装置を
提供することにある。
らず、決してローラーがレールから外れることがないと
いう走行装置であり、また引き戸を勢いよく閉めても戸
柱に勢いよく当たるようなことがないという走行装置を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ローラーが
レールよりも上方に位置したときでも、ローラーに設置
したものがレールから外れないようにしておけば、ロー
ラーもレール上から外方に外れることがないものであ
り、また動いている物が弾性のある狭い隙間を通過する
ときにはブレーキがかけられ急速に動きが弱められるこ
とに着目して本発明を完成させた。
レールよりも上方に位置したときでも、ローラーに設置
したものがレールから外れないようにしておけば、ロー
ラーもレール上から外方に外れることがないものであ
り、また動いている物が弾性のある狭い隙間を通過する
ときにはブレーキがかけられ急速に動きが弱められるこ
とに着目して本発明を完成させた。
【０００８】本発明の第１発明は、引き戸に取り付ける
ローラー本体には、ローラーと上下動可能なガイド棒が
設置されていて、ローラーは外周両側に傾斜にした走行
部が形成されているとともに、ガイド棒は最下部に置か
れたときには下端がローラー下部よりも下方に位置し、
最上部に置かれたときには下端がローラー下部と略同位
置となり、また上記ローラーが走行するレールは、上部
両側が前記ローラーの走行部と略同一角度の傾斜が付さ
れた走行面となっていて、しかもレール中央には前記ガ
イド棒を最下部に置いたときにガイド棒を容易に移動さ
せることのできるガイド溝が形成されていることを特徴
とする引き戸の走行装置である。
ローラー本体には、ローラーと上下動可能なガイド棒が
設置されていて、ローラーは外周両側に傾斜にした走行
部が形成されているとともに、ガイド棒は最下部に置か
れたときには下端がローラー下部よりも下方に位置し、
最上部に置かれたときには下端がローラー下部と略同位
置となり、また上記ローラーが走行するレールは、上部
両側が前記ローラーの走行部と略同一角度の傾斜が付さ
れた走行面となっていて、しかもレール中央には前記ガ
イド棒を最下部に置いたときにガイド棒を容易に移動さ
せることのできるガイド溝が形成されていることを特徴
とする引き戸の走行装置である。
【０００９】本発明の第２発明は、引き戸に取り付ける
ローラー本体には、ローラーと上下動可能なガイド棒が
設置されていて、ローラーは外周両側に傾斜にした走行
部が形成されているとともに、ガイド棒は最下部に置か
れたときには下端がローラー下部よりも下方に位置し、
最上部に置かれたときには下端がローラー下部と略同位
置となり、また上記ローラーが走行するレールは、上部
両側が前記ローラーの走行部と略同一角度の傾斜が付さ
れた走行面となっていて、しかもレール中央には前記ガ
イド棒を最下部に置いたときにガイド棒を容易に移動さ
せることのできるガイド溝が形成されていて、さらにガ
イド溝の端部には、移動するガイド棒を挟んで引き戸の
走行を急速に弱めるブレーキ装置が設置されていること
を特徴とする引き戸の走行装置である。
ローラー本体には、ローラーと上下動可能なガイド棒が
設置されていて、ローラーは外周両側に傾斜にした走行
部が形成されているとともに、ガイド棒は最下部に置か
れたときには下端がローラー下部よりも下方に位置し、
最上部に置かれたときには下端がローラー下部と略同位
置となり、また上記ローラーが走行するレールは、上部
両側が前記ローラーの走行部と略同一角度の傾斜が付さ
れた走行面となっていて、しかもレール中央には前記ガ
イド棒を最下部に置いたときにガイド棒を容易に移動さ
せることのできるガイド溝が形成されていて、さらにガ
イド溝の端部には、移動するガイド棒を挟んで引き戸の
走行を急速に弱めるブレーキ装置が設置されていること
を特徴とする引き戸の走行装置である。
【００１０】本発明に使用するローラーには、ローラー
の上下方向の取り付け位置を調整することのできる上下
動装置を設置しておくと、引き戸をレールに乗せた後
で、ローラーを下方に少し出すことにより、上部の鴨居
と引き戸間の所謂「遊び」がなくなるため、さらに引き
戸の脱落を防ぐことができるようになる。
の上下方向の取り付け位置を調整することのできる上下
動装置を設置しておくと、引き戸をレールに乗せた後
で、ローラーを下方に少し出すことにより、上部の鴨居
と引き戸間の所謂「遊び」がなくなるため、さらに引き
戸の脱落を防ぐことができるようになる。
【００１１】
【作用】Ｖ字形溝の中央に深い溝を形成し、該溝内にガ
イド棒を挿入してローラーとともに移動させるようにし
たため、ローラーが脱輪する方向の力、即ちレールに対
して横方の力がかかっても、ガイド棒が溝内の残ってロ
ーラーの脱輪を防ぐ。
イド棒を挿入してローラーとともに移動させるようにし
たため、ローラーが脱輪する方向の力、即ちレールに対
して横方の力がかかっても、ガイド棒が溝内の残ってロ
ーラーの脱輪を防ぐ。
【００１２】レールの端部、つまり引き戸を閉めたとき
にガイド棒が位置する箇所にガイド棒を挟み込む弾性体
からなるブレーキを設置しておくと、引き戸を勢いよく
閉めても、引き戸が閉まる直前でガイド棒にブレーキを
かけて引き戸の勢いを弱める。
にガイド棒が位置する箇所にガイド棒を挟み込む弾性体
からなるブレーキを設置しておくと、引き戸を勢いよく
閉めても、引き戸が閉まる直前でガイド棒にブレーキを
かけて引き戸の勢いを弱める。
【００１３】
【実施例】以下図面に基づいて本発明を説明する。図１
は本発明走行装置の使用状態を説明する正面断面図、図
２は同側面図、図３は本発明走行装置におけるローラー
とレールの接触状態を説明する拡大図、図４は本発明走
行装置に使用するレールの平面図、図５は同正面断面
図、図６は図５のＸ−Ｘ線断面図である。
は本発明走行装置の使用状態を説明する正面断面図、図
２は同側面図、図３は本発明走行装置におけるローラー
とレールの接触状態を説明する拡大図、図４は本発明走
行装置に使用するレールの平面図、図５は同正面断面
図、図６は図５のＸ−Ｘ線断面図である。
【００１４】本発明走行装置のローラー本体１は、ロー
ラー２、ガイド棒３、上下動装置４から構成されてい
る。ローラー本体１は引き戸Ｄの下部の両端（一端は図
示せず）に刻設した取り付け溝に挿入されて引き戸Ｄに
取り付けられる。その取り付けは、ローラー本体１の上
部に穿設された取り付け孔５から木ネジ６で引き戸に固
定するものである。ローラー本体１の下部には箱体状の
ローラー設置部７が形成されており、その略中央にロー
ラー２が軸８で回転自在に設置されている。ローラー２
は図３に示すように円柱の外周両側を傾斜させて走行部
９、９にしたものである。
ラー２、ガイド棒３、上下動装置４から構成されてい
る。ローラー本体１は引き戸Ｄの下部の両端（一端は図
示せず）に刻設した取り付け溝に挿入されて引き戸Ｄに
取り付けられる。その取り付けは、ローラー本体１の上
部に穿設された取り付け孔５から木ネジ６で引き戸に固
定するものである。ローラー本体１の下部には箱体状の
ローラー設置部７が形成されており、その略中央にロー
ラー２が軸８で回転自在に設置されている。ローラー２
は図３に示すように円柱の外周両側を傾斜させて走行部
９、９にしたものである。
【００１５】ローラー設置部７の一側で引き戸Ｄの側面
に近いところにはガイド棒３が図１の矢印Ａの如く上下
動可能に設置されている。ガイド棒３は上部が四角柱で
下部が円柱となっており、上部から少し下がったところ
に把手１０が形成されている。ガイド棒３の下端は、ガ
イド棒を最下部に位置させたときにはローラー２の下部
よりもさらに下方にあって、後述レールのガイド溝の底
面に接しない程度にガイド溝の底面近くとなっており、
また最上部に位置したときにはローラー２の下部と略同
一、或はそれよりも少し上方となるようになっている。
に近いところにはガイド棒３が図１の矢印Ａの如く上下
動可能に設置されている。ガイド棒３は上部が四角柱で
下部が円柱となっており、上部から少し下がったところ
に把手１０が形成されている。ガイド棒３の下端は、ガ
イド棒を最下部に位置させたときにはローラー２の下部
よりもさらに下方にあって、後述レールのガイド溝の底
面に接しない程度にガイド溝の底面近くとなっており、
また最上部に位置したときにはローラー２の下部と略同
一、或はそれよりも少し上方となるようになっている。
【００１６】ローラー設置部７の上部には上下動装置４
が取り付けられている。上下動装置とは、ローラー設置
部７に固定された雄ネジ１１、該雄ネジに螺合された作
動傘歯車１２、作動傘歯車と連動されている駆動傘歯車
１３から構成されている。駆動傘歯車１３は端部にプラ
スのドライバー挿入溝が形成され、該ドライバー挿入溝
は外部からドライバーで回転できるようになっており、
駆動傘歯車１３をドライバーで回転させると、連動した
作動傘歯車１２が回転し、作動傘歯車１２に螺合されて
いる雄ネジ１１が上下動してローラー設置部７を上下動
させるようになっている。
が取り付けられている。上下動装置とは、ローラー設置
部７に固定された雄ネジ１１、該雄ネジに螺合された作
動傘歯車１２、作動傘歯車と連動されている駆動傘歯車
１３から構成されている。駆動傘歯車１３は端部にプラ
スのドライバー挿入溝が形成され、該ドライバー挿入溝
は外部からドライバーで回転できるようになっており、
駆動傘歯車１３をドライバーで回転させると、連動した
作動傘歯車１２が回転し、作動傘歯車１２に螺合されて
いる雄ネジ１１が上下動してローラー設置部７を上下動
させるようになっている。
【００１７】上記ローラー２が走行するレール１４は、
部屋のフロアーＦに刻設したレール溝に埋め込んで取り
付けられるもので、上部両側にはフランジ１５、１５が
形成されている。レール１４は、図２、３に示すように
上部両側が傾斜したＶ字形の走行面１６、１６となって
いる。該走行面の傾斜角度は、前述ローラー２の傾斜し
た走行部９、９と略同一である。またレール１４の中央
には幅が前記ガイド棒３の直径よりも少し広いガイド溝
１７が形成されている。
部屋のフロアーＦに刻設したレール溝に埋め込んで取り
付けられるもので、上部両側にはフランジ１５、１５が
形成されている。レール１４は、図２、３に示すように
上部両側が傾斜したＶ字形の走行面１６、１６となって
いる。該走行面の傾斜角度は、前述ローラー２の傾斜し
た走行部９、９と略同一である。またレール１４の中央
には幅が前記ガイド棒３の直径よりも少し広いガイド溝
１７が形成されている。
【００１８】レールの端部、即ち引き戸を閉めたときに
ガイド棒が位置するところにはブレーキ装置１８が設置
されている。本発明に使用するブレーキ装置とはナイロ
ンのような弾性体で形成されたもので、図４乃至６に示
すように、一端から二本の挟持体１９、１９が突出して
いる。この二本の挟持体の先端部間２０はガイド棒３の
直径よりも広くなっており、また二本の挟持体の中央部
間２１はガイド棒の直径よりも狭く、そして二本の挟持
体突出元間２２ではガイド棒の直径と略同一径の半円形
となっている。
ガイド棒が位置するところにはブレーキ装置１８が設置
されている。本発明に使用するブレーキ装置とはナイロ
ンのような弾性体で形成されたもので、図４乃至６に示
すように、一端から二本の挟持体１９、１９が突出して
いる。この二本の挟持体の先端部間２０はガイド棒３の
直径よりも広くなっており、また二本の挟持体の中央部
間２１はガイド棒の直径よりも狭く、そして二本の挟持
体突出元間２２ではガイド棒の直径と略同一径の半円形
となっている。
【００１９】次に上記ローラー本体が取り付けられた引
き戸をレールに乗せる方法について説明する。先ず上下
動装置４の駆動傘歯車１３を回転させてローラー設置部
７を上方に引き上げておき、次にガイド棒３の把手１０
を上方に持ち上げ、ガイド棒３の下端をローラー２の下
部と略同一位置にしておく。そして図示しない引き戸の
上部をやはり図示しない鴨居の溝に挿入し、引き戸を上
方に持ち上げてローラー２とレール１４間が少しあいた
状態にしてからローラー２をレール１４上に乗せる。こ
のときローラー２の走行部９、９はレール１４の走行面
１６、１６に接して乗るようになる。ローラー２がレー
ル１４に乗ったならば、ガイド棒３の把手１０を下方に
下ろし、ガイド棒の先端をレール１４のガイド溝１７内
に挿入する。この状態では、ガイド棒３の先端がローラ
ー２の下部よりも下方となっているため、引き戸を上方
に持ち上げ鴨居の溝に引き戸の上部を深く入れてもガイ
ド棒３の先端はガイド溝１４内にあり、ローラー２は横
方に移動しない。それから上下動装置４の駆動歯車１３
を回転させてローラー設置部７を下方に降ろし、引き戸
を上方に上昇させて、引き戸があまり持ち上がらない程
度にしておくと、引き戸は、さらに外れにくくなる。
き戸をレールに乗せる方法について説明する。先ず上下
動装置４の駆動傘歯車１３を回転させてローラー設置部
７を上方に引き上げておき、次にガイド棒３の把手１０
を上方に持ち上げ、ガイド棒３の下端をローラー２の下
部と略同一位置にしておく。そして図示しない引き戸の
上部をやはり図示しない鴨居の溝に挿入し、引き戸を上
方に持ち上げてローラー２とレール１４間が少しあいた
状態にしてからローラー２をレール１４上に乗せる。こ
のときローラー２の走行部９、９はレール１４の走行面
１６、１６に接して乗るようになる。ローラー２がレー
ル１４に乗ったならば、ガイド棒３の把手１０を下方に
下ろし、ガイド棒の先端をレール１４のガイド溝１７内
に挿入する。この状態では、ガイド棒３の先端がローラ
ー２の下部よりも下方となっているため、引き戸を上方
に持ち上げ鴨居の溝に引き戸の上部を深く入れてもガイ
ド棒３の先端はガイド溝１４内にあり、ローラー２は横
方に移動しない。それから上下動装置４の駆動歯車１３
を回転させてローラー設置部７を下方に降ろし、引き戸
を上方に上昇させて、引き戸があまり持ち上がらない程
度にしておくと、引き戸は、さらに外れにくくなる。
【００２０】このようにしてレール１４上に乗せられた
引き戸は、ローラー２が傾斜した二箇所の走行部９、９
でレール１４の二箇所の走行面１６、１６上を走行する
ため、少ない力で容易に走行させることができる。
引き戸は、ローラー２が傾斜した二箇所の走行部９、９
でレール１４の二箇所の走行面１６、１６上を走行する
ため、少ない力で容易に走行させることができる。
【００２１】次に本発明の第２発明について説明する。
開いていた引き戸が勢いよく閉められた場合、ガイド棒
３は、広く開いた二本の挟持体１９、１９の先端部間２
０に入ってから、狭くなった挟持体の中央部間２１に進
入する。ここでガイド棒３は狭くなった二本の挟持体で
勢いが抑えられ、速度が急激に遅くなる。そして勢いが
なくなったガイド棒がさらに進入すると、二本の挟持体
間が少し広がり、ガイド棒の直径と略同一となった挟持
体突出元間２２で停止する。この状態は引き戸が完全に
閉じた状態である。そして引き戸が閉まった後は、少し
の力、例えば猫や犬等の動物が引き戸を引っ掻いたり、
小さな子供が開けようとしたりしても、ガイド棒は狭く
なった二本の挟持体間の抵抗で開かないようになってい
る。従って、中に収納した物が動物や子供にいたずらさ
れるような心配はない。
開いていた引き戸が勢いよく閉められた場合、ガイド棒
３は、広く開いた二本の挟持体１９、１９の先端部間２
０に入ってから、狭くなった挟持体の中央部間２１に進
入する。ここでガイド棒３は狭くなった二本の挟持体で
勢いが抑えられ、速度が急激に遅くなる。そして勢いが
なくなったガイド棒がさらに進入すると、二本の挟持体
間が少し広がり、ガイド棒の直径と略同一となった挟持
体突出元間２２で停止する。この状態は引き戸が完全に
閉じた状態である。そして引き戸が閉まった後は、少し
の力、例えば猫や犬等の動物が引き戸を引っ掻いたり、
小さな子供が開けようとしたりしても、ガイド棒は狭く
なった二本の挟持体間の抵抗で開かないようになってい
る。従って、中に収納した物が動物や子供にいたずらさ
れるような心配はない。
【００２２】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の走行装置
は、Ｖ型走行装置であることから引き戸の開閉が円滑に
行われ、しかも引き戸に横方の力がかかってもローラー
本体に設置されたガイド棒がガイド溝内にあるため、ロ
ーラーはレールから外方に移動せず、さらにはレール端
部にブレーキ装置が設置されているため、引き戸を勢い
よく閉めても引き戸が閉まる寸前で勢いが弱められ、戸
柱に強く当たって大きな音をたてたり、勢いよく当たっ
た反発で引き戸が少し開く等という不都合がなく、安全
性、信頼性に優れたものでもある。
は、Ｖ型走行装置であることから引き戸の開閉が円滑に
行われ、しかも引き戸に横方の力がかかってもローラー
本体に設置されたガイド棒がガイド溝内にあるため、ロ
ーラーはレールから外方に移動せず、さらにはレール端
部にブレーキ装置が設置されているため、引き戸を勢い
よく閉めても引き戸が閉まる寸前で勢いが弱められ、戸
柱に強く当たって大きな音をたてたり、勢いよく当たっ
た反発で引き戸が少し開く等という不都合がなく、安全
性、信頼性に優れたものでもある。
【図１】本発明走行装置の使用状態を説明する正面断面
図
図
【図２】本発明走行装置の使用状態を説明する側面図
【図３】本発明走行装置におけるローラーとレールの接
触状態を説明する拡大図
触状態を説明する拡大図
【図４】本発明走行装置に使用するレールの平面図
【図５】本発明走行装置に使用するレールの正面断面図
【図６】図５のＸ−Ｘ線断面図
１ ローラー本体 ２ ローラー ３ ガイド棒 ４ 上下動装置 ７ ローラー設置部 ９ 走行部 １０ 把手 １４ レール １６ 走行面 １７ ガイド溝 １８ ブレーキ装置 １９ 挟持体 Ｄ 引き戸 Ｆ フロアー
Claims (4)
- 【請求項１】 引き戸に取り付けるローラー本体には、
ローラーと上下動可能なガイド棒が設置されていて、ロ
ーラーは外周両側に傾斜にした走行部が形成されている
とともに、ガイド棒は最下部に置かれたときには下端が
ローラー下部よりも下方に位置し、最上部に置かれたと
きには下端がローラー下部と略同位置となり、また上記
ローラーが走行するレールは、上部両側が前記ローラー
の走行部と略同一角度の傾斜が付された走行面となって
いて、しかもレール中央には前記ガイド棒を最下部に置
いたときにガイド棒を容易に移動させることのできるガ
イド溝が形成されていることを特徴とする引き戸の走行
装置。 - 【請求項２】 引き戸に取り付けるローラー本体には、
ローラーと上下動可能なガイド棒が設置されていて、ロ
ーラーは外周両側に傾斜にした走行部が形成されている
とともに、ガイド棒は最下部に置かれたときには下端が
ローラー下部よりも下方に位置し、最上部に置かれたと
きには下端がローラー下部と略同位置となり、また上記
ローラーが走行するレールは、上部両側が前記ローラー
の走行部と略同一角度の傾斜が付された走行面となって
いて、しかもレール中央には前記ガイド棒を最下部に置
いたときにガイド棒を容易に移動させることのできるガ
イド溝が形成されていて、さらにガイド溝の端部には、
移動するガイド棒を挟んで引き戸の走行を急速に弱める
ブレーキ装置が設置されていることを特徴とする引き戸
の走行装置。 - 【請求項３】 前記ローラー本体には上下動調整装置が
設置されていることを特徴とする請求項１乃至２記載の
引き戸の走行装置。 - 【請求項４】 前記ブレーキ装置は、一端から二本の弾
性ある挟持体が突出しており、二本の挟持体の先端間は
ガイド棒の直径よりも広くなっており、また二本の挟持
体の中央部はガイド棒の直径よりも狭く、そして挟持体
突出元ではガイド棒の直径と略同一径の半円形となって
いることを特徴とする請求項２記載の引き戸の走行装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17162295A JPH094313A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 引き戸の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17162295A JPH094313A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 引き戸の走行装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094313A true JPH094313A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15926596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17162295A Pending JPH094313A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 引き戸の走行装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094313A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247152A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 引き戸のレール装置及びそれを用いた引き戸装置 |
| JP2008031843A (ja) * | 2007-10-23 | 2008-02-14 | Nippon Door Check Mfg Corp | 縦軸型ドアークローザー |
| JP2016510370A (ja) * | 2013-01-30 | 2016-04-07 | ヘティッヒ‐ハインゼ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー． カーゲー | ガイドレールを介して誘導方向に家具部品を誘導するための走行部、および家具用建具 |
| JP2018016945A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 引戸装置 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP17162295A patent/JPH094313A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247152A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 引き戸のレール装置及びそれを用いた引き戸装置 |
| JP2008031843A (ja) * | 2007-10-23 | 2008-02-14 | Nippon Door Check Mfg Corp | 縦軸型ドアークローザー |
| JP2016510370A (ja) * | 2013-01-30 | 2016-04-07 | ヘティッヒ‐ハインゼ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー． カーゲー | ガイドレールを介して誘導方向に家具部品を誘導するための走行部、および家具用建具 |
| JP2018016945A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 引戸装置 |
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