JP2505178Y2 - 引戸構造 - Google Patents

引戸構造

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JP2505178Y2
JP2505178Y2 JP1989112434U JP11243489U JP2505178Y2 JP 2505178 Y2 JP2505178 Y2 JP 2505178Y2 JP 1989112434 U JP1989112434 U JP 1989112434U JP 11243489 U JP11243489 U JP 11243489U JP 2505178 Y2 JP2505178 Y2 JP 2505178Y2
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JP
Japan
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sliding door
guide
magnetic body
pair
guide pins
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JPH0354479U (ja
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進 山内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、吊り戸形式の引戸構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来例を第8図および第9図に示す。図において、50
は吊り戸形式の引戸であり、レール51にランナ52にて吊
り下げられている。引戸50の下端面にはガイド溝55が形
成されており、床53にはガイド溝55に嵌合したガイド部
材54が立設されている。
引戸50を矢印方向に走行し想像線で示す引戸50′の位
置に移動する間、ガイド溝55がガイド部材54にガイドさ
れ、横振れが規制される。
〔考案が解決しようとする課題〕
第8図の例では、引戸50の走行距離が長くなり、想像
線で示す引戸50″の位置まで移動する場合には次のよう
な問題が発生する。すなわち、引戸50″がガイド部材54
から離脱して横振れが生じ、しかも引戸50が通過した後
ガイド部材54が床53に露出した状態となり危険である。
したがって、この考案の目的は、引戸の横振れを確実
に防ぐことができ、しかも引戸が通過した床面はフラッ
トな状態となる引戸構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の引戸構造は、下端面にガイド溝を有した1
枚のみからなる引戸の走行経路の床に、ガイド溝に嵌合
する一対のガイドピンを設けたものであって、一対のガ
イドピンは、ガイド溝内に嵌合する起立姿勢とガイド溝
内から離脱する転倒姿勢との間で起倒自在であり、かつ
互いに向き合う方向にのみ転倒可能であって、しかも起
立姿勢にて倒れ規制された下降位置と上昇位置との間で
昇降自在であり、引戸の走行方向両側端部でかつガイド
ピンの上方を通過する位置に、互いの設置間隔を一対の
ガイドピンの設置間隔と略等しいか若しくは大きくして
一対の第1の磁性体を設け、ガイドピンに第1の磁性体
に吸引される第2の磁性体を設け、第1および第2の磁
性体の少なくとも一方を磁石とし、引戸が走行経路の始
端に位置する状態で、走行方向前端の第1の磁性体が一
対のガイドピン間に位置し、引戸が走行経路の終端に位
置する状態で、走行方向後端の第1の磁性体が一対のガ
イドピン間に位置することを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案の引戸構造によると、引戸の走行経路に、互
いに向き合う方向にのみ転倒可能な一対のガイドピンを
設け、引戸の走行方向両側端部に一対の第1の磁性体を
設け、かつ引戸が走行経路の始端に位置する状態で、走
行方向前端の第1の磁性体を一対のガイドピン間に配置
したので、走行経路の始端に位置した引戸を引き出す
と、走行方向前端の第1の磁性体によって床に収納され
たガイドピンを起立させてガイド溝内に嵌合し、引戸の
横振れを防ぐことができる。また、走行方向後端の第1
の磁性体によってガイド溝内に嵌合しているガイドピン
を転倒し、引戸の通過した床面をフラットな状態にする
ことができる。逆に、走行経路の終端に位置した引戸を
引き出す場合も同様となる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第7図に基づいて
説明する。
第1図において、10は吊り戸形式の引戸であり、上端
をレール(図示せず)に取付けてある。また、引戸10の
下端にはガイド溝11が形成されている。引戸10の走行経
路の床12には、ガイド部材13が埋設されている。ガイド
部材13は、ケース15内にガイドピン14を設けたものであ
る。ガイドピン14は、ケース15内に収納される転倒姿勢
と、ケース15から突出して引戸10のガイド溝11内に嵌合
する起立姿勢との間で起倒回動自在に軸16にて支持され
ている。さらに、ガイドピン14の軸16を挿通した挿通孔
17は、起立姿勢におけるガイドピン14の上下方向に延び
る長孔形状をしており、かつ起立姿勢におけるガイドピ
ン14の下端にはケース15の凸部18に嵌合する凹部19が形
成されている。なお、20は消音ゴムである。さらに、引
戸10の走行方向両側端面部でかつガイドピン14の上方を
通過する位置に、一対の第1の磁性体21が設けられてお
り、ガイドピン14にはこの第1の磁性体21に吸引される
第2の磁性体22が埋設されている。第1および第2の磁
性体21,22は、少なくとも一方が磁石であればよい。
次に、第2図ないし第5図を用いて、ガイドピン14の
起倒動作について説明する。第2図は、転倒姿勢を示し
ている。第3図は、引戸の第1の磁性体21が接近し、ガ
イドピン14の第2の磁性体22が吸引され、若干回動した
状態を示している。第4図は、起立姿勢を示しており、
かつ第1の磁性体21に吸引されて上昇位置にある。第5
図は、第1の磁性体が通過し、ガイドピン14が自重によ
り下降した状態を示しており、ガイドピン14の凹部19に
ケース15の凸部18が嵌合し、ガイドピン14は起立姿勢に
て倒れ規制される。なお、逆の順で第5図の起立姿勢か
ら第2図の転送姿勢となるようにも回動し、ガイドピン
14の転倒時に消音ゴム20に当たって消音される。
次に、第6図および第7図を用いて、実際の使用例に
ついて説明する。
第6図の例は、開口幅Lが引戸10の3枚分の幅に相当
するものであり、40,41は開口両側の壁を示している。
引戸10の走行経路の床12には、一対のガイド部材13,1
3′が埋設されており、各ガイド部材13,13′のガイドピ
ン14,14′は、互いに向き合う方向のみに転倒可能であ
る。また、引戸10の両端の第1の磁性体21,21′の間隔
は、ガイド部材13,13′の間隔に略等しいか若しくは大
きく設定されている。さらに、同図(A)の引戸10が走
行経路の始端に位置する状態で、走行方向前端の第1の
磁性体21′が一対のガイドピン14,14′間に位置し、同
図(E)の引戸10が走行経路の終端に位置する状態で、
走行方向後端の第1の磁性体21が一対のガイドピン14,1
4′間に位置する。
同図(A)では、起立姿勢のガイドピン14がガイド溝
11に嵌合している。この状態から矢印方向に引戸10を移
動させている状態が(B)である。そして、(C)のよ
うに、引戸10の前後端がガイド部材13,13′の位置に達
すると、ガイドピン14は引戸10の後端側の第1の磁性体
21の吸引力によって転倒方向に回動し、逆にガイドピン
14′は前端側の第1の磁性体21′の吸引力によって転倒
姿勢から起立方向に回動する。第1の磁性体21,21′の
設置間隔が、ガイドピン14,14′の設置間隔と略等しい
か若しくは大きく形成されているので、(C)の状態で
は、両ガイドピン14,14′は共にガイド溝11に嵌合して
引戸10を支持し、両ガイドピン14,14′が同時にガイド
溝11から脱し、引戸10ががたつくのを防ぐことができ
る。なお、第1の磁性体21,21′の設置間隔と、ガイド
ピン14,14′の設置間隔が略等しくてもよいとしたの
は、第1の磁性体21,21′の設置間隔がガイドピン14,1
4′の設置間隔より多少小さくてもよいからである。す
なわち、(C)の状態で、第1の磁性体21,21′の吸引
力によりガイドピン14,14′が傾斜姿勢にあっても、両
ガイドピン14,14′がガイド溝11に嵌合していればよい
からである。
(D)にように、引戸10がガイドピン14を通過すると
転倒姿勢となり、ガイドピン14′は起立姿勢となってガ
イド溝11に嵌合し、(E)の状態で引戸10の移動が完了
する。なお、(E)の状態から(A)の状態に引戸10を
移動すると、ガイドピン14,14′は逆の順に動作をす
る。
なお、床12の一走行経路には、1枚のみの引戸10しか
設けられておらず、引戸10の3倍の幅Lの開口を塞ぐた
めに、3枚の引戸10が引き違いに並設されて間仕切りの
ように施工されている。すなわち、図6の引戸構造が3
条並設されている。
第7図の例は、開口幅L′が引戸10の2枚分の幅に相
当するものであり、42は開口一側の袖壁、43は開口他端
の壁を示しており、2枚の引戸10が袖壁42部分に重なる
ように収納されて開口が全開するように、引戸構造が2
条並設されている。なお、引戸10の動作は、第6図の例
と同様である。
このように構成された引戸構造によると、引戸10の走
行方向両側端部に一対の第1の磁性体21,21′を設ける
ことで、引戸10を一方向へ走行する際、走行方向前端の
第1の磁性体21′によってガイドピン14′を起立させて
ガイド溝11内に嵌合させ、かつ走行方向後端の第1の磁
性体21によってガイド溝11内に嵌合したガイドピン14を
転倒させることができる。このように、引戸10の第1の
磁性体21′が通過するとガイドピン14′が起立姿勢とな
ってガイド溝11内に嵌合し、引戸10の横振れを防止す
る。また、引戸10の第1の磁性体21が通過するとガイド
ピン14は転倒姿勢となって床12に埋設したケース15に収
納され、床面がフラットにより安全である。
また、ガイドピン14は起立姿勢でその凹部19にケース
15の凸部18が嵌合するので、ガイドピン14が不用意に転
倒しない。
さらに、ケース15内に消音ゴム20を設けたので、ガイ
ドピン14の転倒時に音が出ない。
〔考案の効果〕
この考案の引戸構造によると、引戸の走行経路に、互
いに向き合う方向にのみ転倒可能な一対のガイドピンを
設け、引戸の走行方向両側端部に一対の第1の磁性体を
設け、かつ引戸が走行経路の始端に位置する状態で、走
行方向前端の第1の磁性体を一対のガイドピン間に配置
したので、走行経路の始端に位置した引戸を引き出す
と、走行方向前端の第1の磁性体によって床に収納され
たガイドピンを起立させてガイド溝内に嵌合し、引戸の
横振れを防ぐことができる。また、走行方向後端の第1
の磁性体によってガイド溝内に嵌合しているガイドピン
を転倒し、引戸の通過した床面をフラットな状態にする
ことができる。逆に、走行経路の終端に位置した引戸を
引き出す場合も同様となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部破断正面図、第2図
ないし第5図はそのガイドピンの動作説明図、第6図は
その使用説明図、第7図はその他の使用説明図、第8図
は従来例の正面図、第9図はその部分斜視図である。 10……引戸、11……ガイド溝、12……床、14……ガイド
ピン、21……第1の磁性体、22……第2の磁性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端面にガイド溝を有した1枚のみからな
    る引戸の走行経路の床に、前記ガイド溝に嵌合する一対
    のガイドピンを設けた引戸構造であって、 前記一対のガイドピンは、前記ガイド溝内に嵌合する起
    立姿勢と前記ガイド溝内から離脱する転倒姿勢との間で
    起倒自在であり、かつ互いに向き合う方向にのみ転倒可
    能であって、しかも前記起立姿勢にて倒れ規制された下
    降位置と上昇位置との間で昇降自在であり、 前記引戸の走行方向両側端部でかつ前記ガイドピンの上
    方を通過する位置に、互いの設置間隔を前記一対のガイ
    ドピンの設置間隔と略等しいか若しくは大きくして一対
    の第1の磁性体を設け、前記ガイドピンに前記第1の磁
    性体に吸引される第2の磁性体を設け、前記第1および
    第2の磁性体の少なくとも一方を磁石とし、 前記引戸が走行経路の始端に位置する状態で、走行方向
    前端の第1の磁性体が前記一対のガイドピン間に位置
    し、前記引戸が走行経路の終端に位置する状態で、走行
    方向後端の第1の磁性体が前記一対のガイドピン間に位
    置することを特徴とする引戸構造。
JP1989112434U 1989-09-26 1989-09-26 引戸構造 Expired - Lifetime JP2505178Y2 (ja)

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JPH0354479U JPH0354479U (ja) 1991-05-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02229382A (ja) * 1989-03-02 1990-09-12 Nishi Seisakusho:Kk 引き戸の案内装置

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JPH0354479U (ja) 1991-05-27

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