JP2000087635A - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP2000087635A
JP2000087635A JP10274402A JP27440298A JP2000087635A JP 2000087635 A JP2000087635 A JP 2000087635A JP 10274402 A JP10274402 A JP 10274402A JP 27440298 A JP27440298 A JP 27440298A JP 2000087635 A JP2000087635 A JP 2000087635A
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belt
fitting
endless belt
sill
magnet
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Kazumoto Hashizume
和元 橋詰
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズに建具が移動でき、老人や子供でも
負担なく軽い力で移動させることができ、建具や敷居な
どが変形しても軽い力で移動させることができる建具を
提供することにある。 【解決手段】 敷居2の表面に磁性板4を設け、ベルト
支持車7を障子1の下端の両側に取り付け、同ベルト支
持車7にベルト6を掛け渡し、ベルト6に磁石5を取り
付け、下方のベルト面を水平に保持する保持部材11を
設け、鴨居3にガイドレール9を設け、障子1の上部に
ガイドレール9と係合する金具を10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無端ベルトに取り付
けた磁石と敷居上面の磁性体が引き合うことを利用して
円滑に動かせるようにし、敷居の溝をなくし、高齢者や
子供が敷居に足を引っ掛けたりすることを無くした玄関
戸・出入り口の戸・雨戸・部屋の戸・窓・障子・襖など
の建具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建具には、敷居に建具の移動方向
を決めるための溝があった。感覚が鈍りがちな高齢者
は、見ためにはっきりとわかる床などの段差より、気づ
きにくい敷居の溝などがつまづきやすく、足をとられて
転んだりすることがあった。また、従来の敷居と鴨居の
溝で建具を倒れないようにする構造では、転びそうにな
って建具につかまると建具がはずれて負傷したりする。
高齢化の進む今日では、見のがせない問題である。ま
た、小さい子供も敷居の溝でつまづき転ぶことが多い。
また、敷居・鴨居・建具が変形し、開閉に大きな力が必
要な場合は、老人や子供に大きな負担となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題を解消し、スムーズに建
具が移動でき、老人や子供でも負担なく軽い力で移動さ
せることができ、建具や敷居などが変形しても軽い力で
移動させることができる建具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 建具を摺動する敷居表面に磁性板を設け、回動自
在なベルト支持車を建具下端の両側に取り付け、同ベル
ト支持車間に敷居に沿って下方のベルト面が水平になる
ようにして無端ベルトを掛け渡し、同無端ベルトにベル
ト長手方向に沿って前期磁性板と引き合う磁石を取り付
け、無端ベルトの下方のベルト面が磁性板に接地する状
態に水平に保持する保持部材を設け、鴨居に建具上部と
係止するガイドを設け、敷居に沿った力を建具に加える
と無端ベルト上側ベルト部分が順に前方へ繰り出されて
敷居表面の前記磁性板に吸着し後方の下側のベルト部分
が前記磁性板より離れて順にベルト上側に移動して建具
が敷居上をなめらかに移動する建具 2) 無端ベルトの外周に所定の間隔で多数の磁石を取
り付ける構造にした前記1)記載の建具 3) 無端ベルトの外周面に多数の溝を設け、同溝に磁
石を埋め込み、無端ベルトが荷重の大部分を受けるよう
に接地する構造にした前記2)記載の建具 4) 無端ベルトの外周にテープ状の磁石を取りつけた
構造にした前記1)記載の建具 5) 建具を摺動する敷居表面に磁性板を設け、回動自
在なベルト支持車を建具下端の両側に取り付け、多数の
金属板同士を回動自在に連結して無端ベルトとし、前記
ベルト支持車間に敷居に沿って下方のベルト面が水平に
なるようにして無端ベルトを掛け渡し、前記金属板の各
々に前記磁性板と引き合う磁石を取り付け、無端ベルト
の下方のベルト面が磁性板に接地する状態に水平に保持
する保持部材を設け、鴨居に建具上部と係止するガイド
を設け、敷居に沿った力を建具に加えると無端ベルト上
側ベルト部分が順に前方へ繰り出されて敷居表面の前記
磁性板に吸着し後方の下側のベルト部分が前記磁性板よ
り離れて順にベルト上側に移動して建具が敷居上をなめ
らかに移動する建具 6) 無端ベルト支持車の外周より外側にはみ出す回転
側板を同ベルト支持車の側面に設けて無端ベルトの脱落
を防止する前記1)〜5)いずれかに記載の建具 7) 無端ベルトの途中にたわみ防止用の遊動輪を設け
た前記1)〜6)いずれかに記載の建具 8) 無端ベルトの内側に歯をラック状に設け、それに
嵌合する歯面をベルト支持車の外周に形成した前記1)
〜7)いずれかに記載の建具 9) 敷居の上面が床面と同一レベルとなるようにした
前記1)〜8)いずれかに記載の建具 10) 建具を摺動する敷居表面に磁性板を設け、円板
型の磁石の中央に回動軸を取り付けたベルト支持磁石車
を建具下端の両端に取り付け、同ベルト支持磁石車間に
敷居に沿って下方のベルト面が水平になるようにして無
端ベルトを掛け渡し、無端ベルトの下方のベルト面が磁
性板に接地する状態に水平に保持する保持部材を設け、
鴨居に建具上部と係止するガイドを設け、敷居に沿った
力を建具に加えるとベルト支持磁石車が無端ベルトを挟
んで磁性板と引き合いながら回動して無端ベルト上側ベ
ルト部分が順に前方へ繰り出され後方の下側のベルト部
分が順にベルト上側に移動して建具が敷居上をなめらか
に移動する建具 11) 建具を摺動する敷居表面に磁石帯を設け、円板
型の磁性体の中央に回動軸を取り付けたベルト支持車を
建具下端の両端に取り付け、同ベルト支持車間に敷居に
沿って下方のベルト面が水平になるようにして無端ベル
トを掛け渡し、無端ベルトの下方のベルト面が磁石帯に
接地する状態に水平に保持する保持部材を設け、鴨居に
建具上部と係止するガイドを設け、敷居に沿った力を建
具に加えるとベルト支持車が無端ベルトを挟んで磁石帯
と引き合いながら回動して無端ベルト上側ベルト部分が
順に前方へ繰り出され後方の下側のベルト部分が順にベ
ルト上側に移動して建具が敷居上をなめらかに移動する
建具 12) 建具を摺動する敷居表面に複数の磁石を設け、
回動自在なベルト支持車を建具下端の両側に取り付け、
多数の磁性体同士を回動自在に連結して無端ベルトと
し、前記ベルト支持車間に敷居に沿って下方のベルト面
が水平になるようにして無端ベルトを掛け渡し、無端ベ
ルトの下方のベルト面が磁石に接地する状態に水平に保
持する保持部材を設け、鴨居に建具上部と係止するガイ
ドを設け、鴨居に沿った力を建具に加えると無端ベルト
上側ベルト部分が順に前方へ繰り出されて敷居表面の前
記磁石に吸着し後方の下側のベルト部分が前記磁石より
離れて順にベルト上側に移動して建具が敷居上をなめら
かに移動する建具にある。
【0005】
【作用】本発明では、無端ベルトに取り付けた磁石と敷
居に取り付けた磁性板が引き合うようにして、敷居に対
して建具を安定して保持する。この建具に敷居に沿った
力を加えるとベルト支持車が回転することによって、無
端ベルトの上側部分が順に前方の無端ベルトの下側に移
動して、無端ベルトに取り付けた磁石と敷居表面に取り
付けた磁性板が磁気的に引き合うことによって新たに無
端ベルトの上側部分から無端ベルトの下側に移動したベ
ルト外周面が敷居の磁性板に吸着する。また、無端ベル
トの後方では、ベルト支持車が回転することにより、無
端ベルトの下側の後端は敷居の磁性板との吸着がはず
れ、無端ベルトの上側の後端へ移動する。これをくり返
して、ベルトを転動させるようにして、建具を移動す
る。無端ベルトの外周面に所定の感覚で多数の磁石を取
り付ける構造にしたものは、多数の磁石を取り付けるこ
とで、ベルトを多関節を有するように動かして、磁石に
無理な影響を与えないように無端ベルトを移動する。無
端ベルトの外周に多数の溝を設け、溝に磁石を埋め込む
ようにしたものは、溝周辺の無端ベルトが荷重の大部分
を受けて、磁石が受ける荷重を少なくする。無端ベルト
の外周にテープ状の磁石を取りつけたものは、磁石と磁
性板の脱着を間断なく行ってスムーズに無端ベルトが移
動する。多数の金属板同士を回動自在に連結して無端ベ
ルトとしたものは、ベルトの剛性を高めることができ
る。無端ベルト支持車の外周より外側にはみ出す回転側
板をベルト支持車の側面に設けたものは、ベルトが横ズ
レをおこした場合に、ベルト支持車から脱落するのを防
止する。無端ベルトの内側に歯をラック状に設け、それ
に嵌合する歯面をベルト支持車の外周に形成したもの
は、無端ベルトとベルト支持車をしっかり嵌合させてす
べらせないようにする。敷居の上面が床面と同一レベル
になるようにしたものは、足をひっかけてつまづく原因
となる敷居の溝をなくすことができる。円板型の磁石の
中央に回動軸を取り付けてベルト支持磁石車としたもの
は、ベルト支持磁石車が無端ベルトを挟んで磁性板と引
き合うことによって建具が敷居上からはずれないように
移動する。円板型の磁性体の中央に回動軸を取り付けて
ベルト支持車としたものは、ベルト支持車が無端ベルト
を挟んで磁性帯と引き合うことによって建具が敷居上か
らはずれないように移動する。
【0006】
【発明の実施の形態】無端ベルトに取り付ける磁石とし
ては、フェライト磁石、希土類磁石(Nd−Fe−B
系、Sm−Co系など)、プラスチック磁石などがあ
り、安価で磁束密度が高いものが好ましい。建具に取り
付けるベルト支持車の数は建具の重さに応じて決める。
敷居の磁性板としては鉄、(電磁)ステンレスなどがあ
り透磁率が高く、安価で強度の高いものが好ましい。建
具としては、障子・襖・戸・サッシなどがあり、和式洋
式のどちらでもかまわない。また、建具は木製、金属製
のどちらでもかまわない。床面は、木の床・畳床などが
あり、じゅうたんやマットが既設の場合にはそれらと比
べてもつまづかない敷居のレベルにするのが望ましい。
ベルトは、適度な強度があれば軟質のものでも、硬質の
ものを連結させたものなどでもかなわない。保持部材に
はローラー、水平板、スプロケットなどがあり、また、
保持部材によって建具を支持するようにしてもよい。ベ
ルト支持車及び回転側板としては木、ゴム、樹脂、金属
等があり、何を用いてもかまわない。多数の磁性体同士
を回動自在に連結して無端ベルトとし、敷居に複数の磁
石を設けたものは敷居表面の磁石に磁性板を吸着させて
所定の軌道上を移動させる。
【0007】
【実施例】本発明の各実施例について図面を参照して具
体的に説明する。 実施例1(図1〜7参照) 図1〜7に示す実施例1はベルトの外周に所定の感覚で
多数の溝を設け、溝に磁石を埋め込み、ベルトの脱落防
止用の回転側板を設け、無端ベルトの途中にたわみ防止
用の遊動輪としてベルトの緊張用ローラーを設け、無端
ベルトの内側に歯をラック状に設け、それに嵌合する歯
面をベルト支持車の外周に形成し、保持部材として支持
用スプロケットを設け、敷居の上面が床面と同一レベル
になるようにした建具の例である。図1は実施例1の建
具の縦断面図である。図2は実施例1の建具の正面図で
ある。図3は実施例1の建具の一部切欠断面図である。
図4は実施例1の建具のベルト支持車・ベルト・磁石を
示す説明図である。図5は実施例1の建具の動作を示す
説明図である。図6は実施例1の建具の動作を示す説明
図である。図7は実施例1の建具の磁石の配置状態を示
す説明図である。図中、1は建具として用いた障子、2
は敷居、3は鴨居、4は磁性板、5は磁石、6はベル
ト、7はベルト支持車、7aは回転側板、8は遊動輪と
して用いたベルトの緊張用ローラー、9はガイドレー
ル、10はT字状の金具、11は保持部材として用いた
支持用スプロケットである。実施例1では、図1〜7に
示すように、敷居に溝を設け、その溝に長尺な磁性板4
を嵌め込んで固定している。これによって敷居の上面は
同一レベルとなり、老人や子供がつまづくことがなくな
り、掃除なども容易にできるようになる。次に建具とし
て用いた障子1の下端の両側にベルト支持車7を設け、
そのベルト支持車7にベルト6を掛け渡す。ベルト6に
は多数の溝が設けられており、その溝へ磁石5を嵌め込
んで固定する。次に、ベルト6の下面を下方に押し付け
るようにして、ベルト6を介して建具を支持する支持用
スプロケット11をベルト6の途中の3ケ所に設ける。
次に上側を通るベルト6の上面にベルトの緊張用ローラ
ー8を設ける。このようにして、ベルトを緊張させるこ
とによってベルトが緩んで、ズレたり、ベルト支持ロー
ラーからはずれてしまうのを防いで、ベルトを確実に送
り、確実にスムーズに移動する建具にする。次に鴨居3
にガイドレール9を設け、障子1の上端にT字状の金具
10を設ける。また、ベルト6の内側には図4に示すよ
うに、ラック状の歯を設け、それと嵌合する歯面をベル
ト支持車7の外周に設けている。また、ベルト支持車7
の両側面には、ベルト支持車7の外径より外側にはみ出
す形状の回転側板7aが設けられている。これによって
ベルト6の横ズレ及びベルト6のベルト支持車7からの
脱落を防いで、確実にベルトを確実に送り、スムーズに
移動できるようにする。実施例1の建具を取り付けるに
は図1に示すように、鴨居3に取り付けたガイドレール
9と障子1の上端に取り付けたT字状の金具10を係合
させて、次にベルト6が敷居2の磁性板4上にくるよう
にして載せる。この状態においては、図7に示すように
ベルト6の外周面に溝を設けて取り付けた多数の磁石5
が、敷居に取り付けた磁性板4と磁気的に引き合うこと
によって障子1は敷居2の磁性板4上に安定して位置
し、風などによって容易に揺れることはない。また、こ
のように実施例1の建具は溝に嵌合させず、ガイドレー
ル9とT字状の金具10がスキマをもって嵌合している
ので、変形などをおこしても、動きが悪くなるようなこ
とはない。この障子1に人の手によって開閉方向のいず
れかに力を加えると、図5〜7に示すようにベルト6と
敷居2は、敷居2に設けた磁性板4とベルト6の外周に
埋め込むようにして設けた磁石5が吸着しているので容
易には摺動しない。また、ベルト6とベルト支持車7は
ベルト6の内側とベルト支持車7の外周に歯面を設けて
歯面同士を係合させているので容易に摺動しない。よっ
て回転自在に設けたベルト支持車7が回転する。また、
このようにベルト6の内側をベルト支持車7の外周に歯
面を設けることで確実にベルトを送れるようにしてい
る。ベルト支持車7が回転すると、上側のベルト6の先
端が前方に繰り出されて、上側のベルト6の先端が下側
に移動し、ベルト6の外周に埋め込んで取り付けられた
磁石5が敷居2に取り付けた磁性板4に吸着する。ま
た、下側のベルト6の後端はベルト支持車7の回転によ
って、敷居2に取り付けた磁性板4より離れてベルトの
上側へと移動する。これが繰り返されることによって障
子1は力を開閉方向に加えられるとスムーズに移動す
る。よって、老人や子供でも負担なく軽い力で移動させ
ることができる。また、実施例1ではベルト6の外周面
に所定の間隔で多数の磁石5を埋め込むようにして設け
ているので、ベルト6は多関節的に動き、スムーズにベ
ルト6が転動して、障子1が移動できる。また、ベルト
6に溝を設けて磁石を嵌め込んで固定しているので、溝
の周辺のベルト6が磁性板4に先に当たって荷重を受け
るので、磁石5に過度の荷重がかかって破損することが
ないようにしている。よって重い建具の場合にも対応で
きる。また、障子1の荷重は、ベルト6を介して、2つ
のベルト支持車7、3つの支持用スプロケット11で支
持させる。このような構成にすれば多くの保持部材で安
定して支持することができる。 実施例2(図8参照) 図8に示す実施例2は、ベルトの外周にテープ状の磁石
を取り付けた建具の例である。図8は実施例2の建具の
ベルト支持車・ベルト・磁石を示す説明図である。図
中、12はテープ状の磁石である。実施例2では図8に
示すようにベルトの外周にテープ状の磁石12を取り付
けている。このようにテープ状の磁石12を用いれば、
磁石と磁性板の脱着が間断なく行われるようになるの
で、よりスムーズに動く建具にできる。その他符号、構
成、作用、使い方は実施例1と同じである。 実施例3(図9,10参照) 図9,10に示す実施例3は、多数の金属板同士を回動
自在に連結して無端ベルトとした建具の例である。図9
は実施例3の建具のベルトの部分の平面図である。図1
0は実施例3の建具のベルトの部分の側面図である。図
中、13は金属板、14は金属板を連結する線材であ
る。実施例3では図9,10に示すように多数の金属板
13同士を線材14でつないで無端ベルトとし、金属板
13に溝を設けて、そこへ磁石5を嵌め込んで固定して
いる。このように、ベルトを金属板13で構成して、ベ
ルトの強度を上げて重い建具の場合にも対応できるよう
にしてもよい。その他符号、構成、作用、使い方は実施
例1と同じである。 実施例4(図11参照) 図11に示す実施例4は、保持部材に水平板を用いた建
具の例である。図11は実施例4の建具の一部切欠断面
図である。図中、15は水平板である。実施例4では水
平板15をベルト6の途中に設けている。このようにベ
ルト6の途中に水平板15を設ければ、ベルト6を真っ
直ぐに案内しながら広い面積で建具をベルトを介して保
持できるので、建具が重い場合にも有用な建具にでき
る。 実施例5(図12参照) 図12に示す実施例5は、円板型の磁石の中央に回動軸
を取り付けたベルト支持磁石車を建具下端の両端に取り
付け、ベルト支持磁石車に無端ベルトを掛け渡した建具
の例である。図12は実施例5の建具の縦断面図であ
る。図中、16はベルト支持磁石車である。実施例5で
は、円板型の磁石の中央に回動軸を取り付けてベルト支
持磁石車16とし、ベルト6は薄く弾力性のあるゴムベ
ルトにしている。このように磁石が弾性のあるベルトを
介して接地するようにして、磁石が破損しないようにし
て、また異物、ゴミ等の影響を受けないようにしてもよ
い。その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じ
である。 実施例6(図13参照) 図13に示す実施例6は、敷居表面に磁石帯を設け、円
板型の磁性体の中央に回動軸を取り付けてベルト支持車
とした建具の例である。図13は実施例6の建具の縦断
面図である。図中、17は円板型の磁性体、18は磁石
帯である。実施例6では、敷居2の表面に磁石帯18を
設け、円板型の磁性体17の中央に回動軸を取り付けて
ベルト支持車とし、ベルト6は薄く弾力性のあるゴムベ
ルトにしている。このように磁石帯の上を弾力性のある
ベルト6を介してベルト支持車の磁性体17が引き合う
ようにして移動する。よって磁石は破損しないようにな
り、また異物、ゴミ等の影響を受けないようになる。そ
の他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じであ
る。 実施例7(図14〜16参照) 図14〜16に示す実施例7は複数のベルト支持磁石車
に金属板を多数連結したベルトを掛け渡した建具の例で
ある。図14は磁石7の建具の説明図である。図15は
実施例7の建具の説明図である。図16は図15のA−
A断面図である。実施例7では図14〜16に示すよう
に障子1の下方に複数のベルト支持磁石車16を設け、
図15に示すように多数の金属板13を線材14で連結
したベルトを掛け渡している。このようにしてベルト支
持磁石車16によって磁化された金属板13が敷居2に
設けた磁性板4に吸着するようにしてもよい。その他符
号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。 実施例8(図17参照) 図17に示す実施例8は多数の磁性体同士を回動自在に
連結して無端ベルトとし、敷居に複数の磁石を設けた建
具の例である。図17は実施例8の建具の一部切欠断面
図である。図中、19は保持部材として用いた支持車、
20は開閉する戸である。実施例8では図17に示すよ
うに多数の磁性体である金属板13を連結して無端ベル
トとしている。建具設置面である敷居2には、建具が移
動する軌道上の敷居2に複数の磁石5を設けている。磁
性体である金属板13が直接、磁石5に吸着するので、
高い吸着力を得ることができる。このようにして、さら
に敷居2からはずれにくい建具としてもよい。その他、
符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、スムーズに建具が移動
でき、老人や子供でも負担なく軽い力で移動させること
ができ、建具や敷居などが変形しても軽い力で移動させ
ることができる建具を提供できる。無端ベルトの外周面
に所定の間隔で多数の磁石を取り付ける構造にしたもの
は、さらにスムーズに建具が移動できるようにする。無
端ベルトの外周に多数の溝を設け、溝に磁石を嵌め込む
ようにしたものは、建具が重いものであっても対応でき
るようにする。無端ベルトの外周にテープ状の磁石を取
り付けたものは、さらにスムーズに移動できる建具にで
きる。多数の金属板同士を回動自在に連結して無端ベル
トとしたものは、建具が重い場合でも対応できるように
する。無端ベルト支持車の外周より外側にはみ出す回転
側板をベルト支持車の側面に設けたものと無端ベルトの
途中にたわみ防止用の遊動輪を設けたものは、確実にベ
ルトを送って移動する建具にできる。無端ベルトの内側
に歯をラック状に設け、それに嵌合する歯車をベルト支
持車の外周に形成したものは、確実にベルトを送って移
動する建具にできる。敷居の上面が床面と同一レベルに
なるようにしたものは、老人や子供に安全な建具にする
ことができる。円板型の磁石の中央に回動軸を取り付け
てベルト支持磁石車としたものと円板型の磁性体の中央
に回動軸を取り付けてベルト支持車としたものは、磁石
が破損しないようにし、また、異物、ゴミ等の異物の影
響を受けないようにする。多数の磁性体同士を回動自在
に連結して無端ベルトとし、敷居に複数の磁石を設けた
ものは、さらに敷居からはずれにくい建具にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の建具の縦断面図である。
【図2】実施例1の建具の正面図である。
【図3】実施例1の建具の一部切欠断面図である。
【図4】実施例1の建具のベルト支持車・ベルト・磁石
を示す説明図である。
【図5】実施例1の建具の動作を示す説明図である。
【図6】実施例1の建具の動作を示す説明図である。
【図7】実施例1の建具の磁石の配置状態を示す説明図
である。
【図8】実施例2の建具のベルト支持車・ベルト・磁石
を示す説明図である。
【図9】実施例3の建具のベルト部分の平面図である。
【図10】実施例3の建具のベルト部分の側面図であ
る。
【図11】実施例4の建具の一部切欠断面図である。
【図12】実施例5の建具の縦断面図である。
【図13】実施例6の建具の縦断面図である。
【図14】実施例7の建具の説明図である。
【図15】実施例7の建具の説明図である。
【図16】図15のA−A断面図である。
【図17】実施例8の建具の一部切欠断面図である。
【符号の説明】
1 建具として用いた障子 2 敷居 3 鴨居 4 磁性板 5 磁石 6 ベルト 7 ベルト支持車 7a 回転側板 8 遊動輪として用いたベルトの緊張用ローラー 9 ガイドレール 10 T字状の金具 11 保持部材として用いた支持用スプロケット 12 テープ状の磁石 13 金属板 14 金属板を連結する線材 15 水平板 16 ベルト支持磁石車 17 円板型の磁性体 18 磁石帯 19 保持部材として用いた支持車 20 開閉する戸

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具を摺動する敷居表面に磁性板を設
    け、回動自在なベルト支持車を建具下端の両側に取り付
    け、同ベルト支持車間に敷居に沿って下方のベルト面が
    水平になるようにして無端ベルトを掛け渡し、同無端ベ
    ルトにベルト長手方向に沿って前期磁性板と引き合う磁
    石を取り付け、無端ベルトの下方のベルト面が磁性板に
    接地する状態に水平に保持する保持部材を設け、鴨居に
    建具上部と係止するガイドを設け、敷居に沿った力を建
    具に加えると無端ベルト上側ベルト部分が順に前方へ繰
    り出されて敷居表面の前記磁性板に吸着し後方の下側の
    ベルト部分が前記磁性板より離れて順にベルト上側に移
    動して建具が敷居上をなめらかに移動する建具。
  2. 【請求項2】 無端ベルトの外周に所定の間隔で多数の
    磁石を取り付ける構造にした請求項1記載の建具。
  3. 【請求項3】 無端ベルトの外周面に多数の溝を設け、
    同溝に磁石を埋め込み、無端ベルトが荷重の大部分を受
    けるように接地する構造にした請求項2記載の建具。
  4. 【請求項4】 無端ベルトの外周にテープ状の磁石を取
    りつけた構造にした請求項1記載の建具。
  5. 【請求項5】 建具を摺動する敷居表面に磁性板を設
    け、回動自在なベルト支持車を建具下端の両側に取り付
    け、多数の金属板同士を回動自在に連結して無端ベルト
    とし、前記ベルト支持車間に敷居に沿って下方のベルト
    面が水平になるようにして無端ベルトを掛け渡し、前記
    金属板の各々に前記磁性板と引き合う磁石を取り付け、
    無端ベルトの下方のベルト面が磁性板に接地する状態に
    水平に保持する保持部材を設け、鴨居に建具上部と係止
    するガイドを設け、敷居に沿った力を建具に加えると無
    端ベルト上側ベルト部分が順に前方へ繰り出されて敷居
    表面の前記磁性板に吸着し後方の下側のベルト部分が前
    記磁性板より離れて順にベルト上側に移動して建具が敷
    居上をなめらかに移動する建具。
  6. 【請求項6】 無端ベルト支持車の外周より外側にはみ
    出す回転側板を同ベルト支持車の側面に設けて無端ベル
    トの脱落を防止する請求項1〜5いずれかに記載の建
    具。
  7. 【請求項7】 無端ベルトの途中にたわみ防止用の遊動
    輪を設けた請求項1〜6いずれかに記載の建具。
  8. 【請求項8】 無端ベルトの内側に歯をラック状に設
    け、それに嵌合する歯面をベルト支持車の外周に形成し
    た請求項1〜7いずれかに記載の建具。
  9. 【請求項9】 敷居の上面が床面と同一レベルとなるよ
    うにした請求項1〜8いずれかに記載の建具。
  10. 【請求項10】 建具を摺動する敷居表面に磁性板を設
    け、円板型の磁石の中央に回動軸を取り付けたベルト支
    持磁石車を建具下端の両端に取り付け、同ベルト支持磁
    石車間に敷居に沿って下方のベルト面が水平になるよう
    にして無端ベルトを掛け渡し、無端ベルトの下方のベル
    ト面が磁性板に接地する状態に水平に保持する保持部材
    を設け、鴨居に建具上部と係止するガイドを設け、敷居
    に沿った力を建具に加えるとベルト支持磁石車が無端ベ
    ルトを挟んで磁性板と引き合いながら回動して無端ベル
    ト上側ベルト部分が順に前方へ繰り出され後方の下側の
    ベルト部分が順にベルト上側に移動して建具が敷居上を
    なめらかに移動する建具。
  11. 【請求項11】 建具を摺動する敷居表面に磁石帯を設
    け、円板型の磁性体の中央に回動軸を取り付けたベルト
    支持車を建具下端の両端に取り付け、同ベルト支持車間
    に敷居に沿って下方のベルト面が水平になるようにして
    無端ベルトを掛け渡し、無端ベルトの下方のベルト面が
    磁石帯に接地する状態に水平に保持する保持部材を設
    け、鴨居に建具上部と係止するガイドを設け、敷居に沿
    った力を建具に加えるとベルト支持車が無端ベルトを挟
    んで磁石帯と引き合いながら回動して無端ベルト上側ベ
    ルト部分が順に前方へ繰り出され後方の下側のベルト部
    分が順にベルト上側に移動して建具が敷居上をなめらか
    に移動する建具。
  12. 【請求項12】 建具を摺動する敷居表面に複数の磁石
    を設け、回動自在なベルト支持車を建具下端の両側に取
    り付け、多数の磁性体同士を回動自在に連結して無端ベ
    ルトとし、前記ベルト支持車間に敷居に沿って下方のベ
    ルト面が水平になるようにして無端ベルトを掛け渡し、
    無端ベルトの下方のベルト面が磁石に接地する状態に水
    平に保持する保持部材を設け、鴨居に建具上部と係止す
    るガイドを設け、鴨居に沿った力を建具に加えると無端
    ベルト上側ベルト部分が順に前方へ繰り出されて敷居表
    面の前記磁石に吸着し後方の下側のベルト部分が前記磁
    石より離れて順にベルト上側に移動して建具が敷居上を
    なめらかに移動する建具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200478775Y1 (ko) 2015-06-25 2015-11-13 양이수 슬라이딩도어
CN110319163A (zh) * 2019-07-31 2019-10-11 郭美繁 一种新型传动结构

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