JPH0941917A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
弁開閉時期制御装置Info
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- JPH0941917A JPH0941917A JP7193745A JP19374595A JPH0941917A JP H0941917 A JPH0941917 A JP H0941917A JP 7193745 A JP7193745 A JP 7193745A JP 19374595 A JP19374595 A JP 19374595A JP H0941917 A JPH0941917 A JP H0941917A
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- Japan
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- gear
- main
- teeth
- auxiliary
- central
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/34403—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft
- F01L1/34406—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft the helically teethed sleeve being located in the camshaft driving pulley
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2101—Cams
- Y10T74/2102—Adjustable
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変動トルクの違う内燃機関でもチューニング
が不要であり、歯車駆動機構による歯車集合体の良好な
応答性が長期間安定して得られる弁開閉時期制御装置を
提供すること。 【解決手段】 中心歯車14と外周歯車17との間の環
状空間に組付けられる歯車集合体20を、中心歯車の外
歯と外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する主
歯車21と、この主歯車とは別体で中心歯車の外歯と外
周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する副歯車2
2と、主歯車21と副歯車22が中心歯車14と外周歯
車17間に組付けられた状態で主歯車21と副歯車22
間に介在し主歯車21と副歯車22間の軸方向長さを調
整により設定可能で設定状態にて軸方向長さを固定され
て主歯車21と副歯車22の軸方向変位量を規定する規
定部材(プラグ23と鋼球24)とを備える構成とし
た。
が不要であり、歯車駆動機構による歯車集合体の良好な
応答性が長期間安定して得られる弁開閉時期制御装置を
提供すること。 【解決手段】 中心歯車14と外周歯車17との間の環
状空間に組付けられる歯車集合体20を、中心歯車の外
歯と外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する主
歯車21と、この主歯車とは別体で中心歯車の外歯と外
周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する副歯車2
2と、主歯車21と副歯車22が中心歯車14と外周歯
車17間に組付けられた状態で主歯車21と副歯車22
間に介在し主歯車21と副歯車22間の軸方向長さを調
整により設定可能で設定状態にて軸方向長さを固定され
て主歯車21と副歯車22の軸方向変位量を規定する規
定部材(プラグ23と鋼球24)とを備える構成とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉時
期制御装置(内燃機関のバルブタイミング調整装置)に
関する。
吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉時
期制御装置(内燃機関のバルブタイミング調整装置)に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁開閉時期制御装置の一つとし
て、内燃機関のクランクシャフトまたはカムシャフトの
一方に連結されて回転し、外周に外歯が形成された中心
歯車と、前記クランクシャフトまたは前記カムシャフト
の他方に連結されて回転するとともに、前記中心歯車の
外周に同軸的に組付けられ、内周に内歯が形成された外
周歯車と、前記中心歯車と前記外周歯車との間の環状空
間に軸方向へ移動可能に挿入され、少なくとも一方がは
す歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内歯
とに係合して回転を伝達するとともに、軸方向への移動
により前記中心歯車と前記外周歯車とを相対的に回転さ
せて、前記クランクシャフトと前記カムシャフトとの間
の回転位相を変更させる円筒形の歯車集合体と、前記歯
車集合体を軸方向へ移動させる歯車駆動機構を備えて、
前記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉動作時期を
変化可能としたものがあり、例えば特公平5−7784
2号公報に示されている。
て、内燃機関のクランクシャフトまたはカムシャフトの
一方に連結されて回転し、外周に外歯が形成された中心
歯車と、前記クランクシャフトまたは前記カムシャフト
の他方に連結されて回転するとともに、前記中心歯車の
外周に同軸的に組付けられ、内周に内歯が形成された外
周歯車と、前記中心歯車と前記外周歯車との間の環状空
間に軸方向へ移動可能に挿入され、少なくとも一方がは
す歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内歯
とに係合して回転を伝達するとともに、軸方向への移動
により前記中心歯車と前記外周歯車とを相対的に回転さ
せて、前記クランクシャフトと前記カムシャフトとの間
の回転位相を変更させる円筒形の歯車集合体と、前記歯
車集合体を軸方向へ移動させる歯車駆動機構を備えて、
前記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉動作時期を
変化可能としたものがあり、例えば特公平5−7784
2号公報に示されている。
【0003】上記した公報の弁開閉時期制御装置におい
ては、前記歯車集合体が、前記中心歯車の外歯と前記外
周歯車の内歯とに係合する内歯と外歯を有して前記歯車
駆動機構によって軸方向へ移動される主歯車と、この主
歯車とは別体で前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内
歯とに係合する内歯と外歯を有して弾性部材を介して前
記主歯車に連結された副歯車とを備える構成となってい
て、主歯車と副歯車が弾性部材の付勢力により軸方向の
逆方向に付勢されることにより、当該歯車集合体の各歯
と前記中心歯車の外歯及び前記外周歯車の内歯とのバッ
クラッシュがゼロとされている。
ては、前記歯車集合体が、前記中心歯車の外歯と前記外
周歯車の内歯とに係合する内歯と外歯を有して前記歯車
駆動機構によって軸方向へ移動される主歯車と、この主
歯車とは別体で前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内
歯とに係合する内歯と外歯を有して弾性部材を介して前
記主歯車に連結された副歯車とを備える構成となってい
て、主歯車と副歯車が弾性部材の付勢力により軸方向の
逆方向に付勢されることにより、当該歯車集合体の各歯
と前記中心歯車の外歯及び前記外周歯車の内歯とのバッ
クラッシュがゼロとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報の弁開閉時期制御装置においては、主歯車と副歯車が
弾性部材の付勢力により軸方向の逆方向に付勢されるこ
とにより、上記バックラッシュがゼロとされているた
め、適用する内燃機関の変動トルクに応じて弾性部材の
付勢力をチューニングする必要があり、また上記弾性部
材のへたりにより上記バックラッシュをゼロとすること
ができなくなってバックラッシュによる不具合(噛合騒
音の発生、弁開閉時期の不安定化)が生じるようにな
る。また、歯車駆動機構が弾性部材の付勢力によって生
じる主歯車及び副歯車と中心歯車及び外周歯車間の摩擦
係合力に抗して歯車集合体を軸方向へ移動させることと
なり、歯車集合体の円滑な軸方向移動が得られなくて応
答性が悪い。
報の弁開閉時期制御装置においては、主歯車と副歯車が
弾性部材の付勢力により軸方向の逆方向に付勢されるこ
とにより、上記バックラッシュがゼロとされているた
め、適用する内燃機関の変動トルクに応じて弾性部材の
付勢力をチューニングする必要があり、また上記弾性部
材のへたりにより上記バックラッシュをゼロとすること
ができなくなってバックラッシュによる不具合(噛合騒
音の発生、弁開閉時期の不安定化)が生じるようにな
る。また、歯車駆動機構が弾性部材の付勢力によって生
じる主歯車及び副歯車と中心歯車及び外周歯車間の摩擦
係合力に抗して歯車集合体を軸方向へ移動させることと
なり、歯車集合体の円滑な軸方向移動が得られなくて応
答性が悪い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、内燃機関のクランク
シャフトまたはカムシャフトの一方に連結されて回転
し、外周に外歯が形成された中心歯車と、前記クランク
シャフトまたは前記カムシャフトの他方に連結されて回
転するとともに、前記中心歯車の外周に同軸的に組付け
られ、内周に内歯が形成された外周歯車と、前記中心歯
車と前記外周歯車との間の環状空間に軸方向へ移動可能
に挿入され、少なくとも一方がはす歯とされた前記中心
歯車の外歯と前記外周歯車の内歯とに係合して回転を伝
達するとともに、軸方向への移動により前記中心歯車と
前記外周歯車とを相対的に回転させて、前記クランクシ
ャフトと前記カムシャフトとの間の回転位相を変更させ
る円筒形の歯車集合体と、前記歯車集合体を軸方向へ移
動させる歯車駆動機構を備えて、前記カムシャフトによ
る吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉
時期制御装置において、前記歯車集合体を、前記中心歯
車の外歯と前記外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯
を有する主歯車と、この主歯車とは別体で前記中心歯車
の外歯と前記外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を
有する副歯車と、前記主歯車と副歯車が前記中心歯車と
外周歯車間に組付けられた状態で前記主歯車と副歯車間
に介在し前記主歯車と副歯車間の軸方向長さを調整によ
り設定可能で設定状態にて軸方向長さを固定されて前記
主歯車と副歯車の軸方向変位量を規定する規定部材とを
備える構成とした。
に対処すべくなされたものであり、内燃機関のクランク
シャフトまたはカムシャフトの一方に連結されて回転
し、外周に外歯が形成された中心歯車と、前記クランク
シャフトまたは前記カムシャフトの他方に連結されて回
転するとともに、前記中心歯車の外周に同軸的に組付け
られ、内周に内歯が形成された外周歯車と、前記中心歯
車と前記外周歯車との間の環状空間に軸方向へ移動可能
に挿入され、少なくとも一方がはす歯とされた前記中心
歯車の外歯と前記外周歯車の内歯とに係合して回転を伝
達するとともに、軸方向への移動により前記中心歯車と
前記外周歯車とを相対的に回転させて、前記クランクシ
ャフトと前記カムシャフトとの間の回転位相を変更させ
る円筒形の歯車集合体と、前記歯車集合体を軸方向へ移
動させる歯車駆動機構を備えて、前記カムシャフトによ
る吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉
時期制御装置において、前記歯車集合体を、前記中心歯
車の外歯と前記外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯
を有する主歯車と、この主歯車とは別体で前記中心歯車
の外歯と前記外周歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を
有する副歯車と、前記主歯車と副歯車が前記中心歯車と
外周歯車間に組付けられた状態で前記主歯車と副歯車間
に介在し前記主歯車と副歯車間の軸方向長さを調整によ
り設定可能で設定状態にて軸方向長さを固定されて前記
主歯車と副歯車の軸方向変位量を規定する規定部材とを
備える構成とした。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明による弁開閉時期制御装置
においては、主歯車と副歯車が中心歯車と外周歯車間に
組付けられた状態、すなわち主歯車と副歯車の各内歯が
中心歯車の外歯に噛合し、かつ各外歯が外周歯車の内歯
に噛合した状態で、主歯車と副歯車間に介在する規定部
材の主歯車と副歯車間の軸方向長さを調整により適宜設
定することによって各歯の噛合部におけるバックラッシ
ュをゼロ近辺に調整することができ、またかかる設定状
態にて規定部材の主歯車と副歯車間の軸方向長さが固定
されて主歯車と副歯車の軸方向変位量が規定される。
においては、主歯車と副歯車が中心歯車と外周歯車間に
組付けられた状態、すなわち主歯車と副歯車の各内歯が
中心歯車の外歯に噛合し、かつ各外歯が外周歯車の内歯
に噛合した状態で、主歯車と副歯車間に介在する規定部
材の主歯車と副歯車間の軸方向長さを調整により適宜設
定することによって各歯の噛合部におけるバックラッシ
ュをゼロ近辺に調整することができ、またかかる設定状
態にて規定部材の主歯車と副歯車間の軸方向長さが固定
されて主歯車と副歯車の軸方向変位量が規定される。
【0007】したがって、変動トルクの違う内燃機関で
もチューニングすることなく同様に組付けることがで
き、組付作業効率の改善を図ることができる。また、設
定状態にて主歯車と副歯車間の軸方向長さが固定される
規定部材によって主歯車と副歯車の軸方向変位量が規定
されるものであり、規定部材によって主歯車と副歯車が
軸方向の逆方向に弾撥的に付勢されることはなく、主歯
車及び副歯車と中心歯車及び外周歯車間に無用な摩擦係
合力は生じないため、組付後から長期間にわたって歯車
集合体の円滑な軸方向移動が保証されて、歯車駆動機構
による歯車集合体の良好な応答性が長期間安定して得ら
れるとともに、長期間にわたってバックラッシュをゼロ
近辺に調整した状態が保持されてバックラッシュによる
不具合は生じない。更に、規定部材の主歯車と副歯車間
の軸方向長さが組付時に全数調整されて、各歯の噛合部
におけるバックラッシュがゼロ近辺に調整されるもので
あるため、各歯車の製作精度をラフ化することができ、
コスト低減を図ることができる。
もチューニングすることなく同様に組付けることがで
き、組付作業効率の改善を図ることができる。また、設
定状態にて主歯車と副歯車間の軸方向長さが固定される
規定部材によって主歯車と副歯車の軸方向変位量が規定
されるものであり、規定部材によって主歯車と副歯車が
軸方向の逆方向に弾撥的に付勢されることはなく、主歯
車及び副歯車と中心歯車及び外周歯車間に無用な摩擦係
合力は生じないため、組付後から長期間にわたって歯車
集合体の円滑な軸方向移動が保証されて、歯車駆動機構
による歯車集合体の良好な応答性が長期間安定して得ら
れるとともに、長期間にわたってバックラッシュをゼロ
近辺に調整した状態が保持されてバックラッシュによる
不具合は生じない。更に、規定部材の主歯車と副歯車間
の軸方向長さが組付時に全数調整されて、各歯の噛合部
におけるバックラッシュがゼロ近辺に調整されるもので
あるため、各歯車の製作精度をラフ化することができ、
コスト低減を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による弁開
閉時期制御装置の第1実施形態を示していて、この第1
実施形態においては、内燃機関のカムシャフト11にピ
ン12とボルト13を用いて中心歯車14が同軸的かつ
一体回転可能に組付けられている。また、カムシャフト
11にはハブ15が回転可能に組付けられていて、この
ハブ15にボルト16を用いて外周歯車17とタイミン
グプーリ18が同軸的かつ一体回転可能に組付けられて
いる。タイミングプーリ18は、タイミングベルト(図
示省略)を介して内燃機関のクランクシャフト(図示省
略)により駆動されるようになっている。
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による弁開
閉時期制御装置の第1実施形態を示していて、この第1
実施形態においては、内燃機関のカムシャフト11にピ
ン12とボルト13を用いて中心歯車14が同軸的かつ
一体回転可能に組付けられている。また、カムシャフト
11にはハブ15が回転可能に組付けられていて、この
ハブ15にボルト16を用いて外周歯車17とタイミン
グプーリ18が同軸的かつ一体回転可能に組付けられて
いる。タイミングプーリ18は、タイミングベルト(図
示省略)を介して内燃機関のクランクシャフト(図示省
略)により駆動されるようになっている。
【0009】中心歯車14は所要の軸方向長さを有して
いて、外周にははす歯の外歯14aが形成されている。
外周歯車17は中心歯車14の外周に至るまで同軸的に
延びていて、中心歯車14の外歯14aに対応する内周
にははす歯の内歯17aが形成されており、中心歯車1
4と外周歯車17との間の環状空間には、歯車駆動機構
30によって軸方向に移動される円筒状の歯車集合体2
0が軸方向へ移動可能に挿入されている。なお、外周歯
車17の端部にはカバープレート19が液密的かつ脱着
可能に組付けられている。
いて、外周にははす歯の外歯14aが形成されている。
外周歯車17は中心歯車14の外周に至るまで同軸的に
延びていて、中心歯車14の外歯14aに対応する内周
にははす歯の内歯17aが形成されており、中心歯車1
4と外周歯車17との間の環状空間には、歯車駆動機構
30によって軸方向に移動される円筒状の歯車集合体2
0が軸方向へ移動可能に挿入されている。なお、外周歯
車17の端部にはカバープレート19が液密的かつ脱着
可能に組付けられている。
【0010】歯車集合体20は、中心歯車14の外歯1
4aと外周歯車17の内歯17aとに係合して回転を伝
達するとともに、軸方向への移動により中心歯車14と
外周歯車17とを相対的に回転させて、クランクシャフ
ト(図示省略)とカムシャフト11との間の回転位相を
変更させるものであり、中心歯車14の外歯14aと外
周歯車17の内歯17aとに噛合する内歯21aと外歯
21bを有する環状の主歯車21と、この主歯車21と
は別体で中心歯車14の外歯14aと外周歯車17の内
歯17aとに噛合する内歯22aと外歯22bを有する
副歯車22と、主歯車21と副歯車22の軸方向変位量
tを規定する規定部材としてのプラグ23及び鋼球24
(周方向にて略等間隔に4個設けられている)によって
構成されている。
4aと外周歯車17の内歯17aとに係合して回転を伝
達するとともに、軸方向への移動により中心歯車14と
外周歯車17とを相対的に回転させて、クランクシャフ
ト(図示省略)とカムシャフト11との間の回転位相を
変更させるものであり、中心歯車14の外歯14aと外
周歯車17の内歯17aとに噛合する内歯21aと外歯
21bを有する環状の主歯車21と、この主歯車21と
は別体で中心歯車14の外歯14aと外周歯車17の内
歯17aとに噛合する内歯22aと外歯22bを有する
副歯車22と、主歯車21と副歯車22の軸方向変位量
tを規定する規定部材としてのプラグ23及び鋼球24
(周方向にて略等間隔に4個設けられている)によって
構成されている。
【0011】プラグ23は、鉄製で外周に複数の環状シ
ール溝を有するカップ形状に形成されていて、単体では
主歯車21に設けた軸方向の取付孔21cに軸方向へ移
動可能に嵌合され、内部に鋼球24が圧入されることに
より主歯車21に対して軸方向へ移動不能に固定される
ようになっている。プラグ23及び鋼球24は、耐圧用
シール部材として使用されるものであり、主歯車21と
副歯車22が中心歯車14と外周歯車17間に組付けら
れた状態で主歯車21と副歯車22間に介在し、主歯車
21と副歯車22間の軸方向長さ(主歯車21からの軸
方向突出量)をプラグ23単体で調整により設定可能
で、設定状態にてプラグ23の内部に鋼球24が圧入さ
れることにより軸方向長さが固定されるようになってい
る。
ール溝を有するカップ形状に形成されていて、単体では
主歯車21に設けた軸方向の取付孔21cに軸方向へ移
動可能に嵌合され、内部に鋼球24が圧入されることに
より主歯車21に対して軸方向へ移動不能に固定される
ようになっている。プラグ23及び鋼球24は、耐圧用
シール部材として使用されるものであり、主歯車21と
副歯車22が中心歯車14と外周歯車17間に組付けら
れた状態で主歯車21と副歯車22間に介在し、主歯車
21と副歯車22間の軸方向長さ(主歯車21からの軸
方向突出量)をプラグ23単体で調整により設定可能
で、設定状態にてプラグ23の内部に鋼球24が圧入さ
れることにより軸方向長さが固定されるようになってい
る。
【0012】歯車駆動機構30は、中心歯車14とハブ
15と外周歯車17等によって構成されるシリンダ31
と、上記した主歯車21に一体的に形成されてシリンダ
31内にシールリング32を介して軸方向へ摺動可能に
組付けたピストン33と、このピストン33の軸方向移
動を制御する油圧制御弁34及びバルブタイミング制御
装置35等によって構成されていて、ピストン33の図
示右側に形成された油室はハブ15とカムシャフト11
に設けた油路36を通して油圧制御弁34のAポートに
接続され、ピストン33の図示左側に形成された油室は
各歯の噛合部とボルト13とカムシャフト11に設けた
油路37を通して油圧制御弁34のBポートに接続され
ている。また、油圧制御弁34のPポートには油圧ポン
プ38が接続されRポートにはリザーバ39が接続され
ていて、油圧制御弁34がバルブタイミング制御装置3
5によって作動を制御されることにより、ピストン33
が軸方向に駆動されて、歯車集合体20が軸方向に駆動
されるようになっている。
15と外周歯車17等によって構成されるシリンダ31
と、上記した主歯車21に一体的に形成されてシリンダ
31内にシールリング32を介して軸方向へ摺動可能に
組付けたピストン33と、このピストン33の軸方向移
動を制御する油圧制御弁34及びバルブタイミング制御
装置35等によって構成されていて、ピストン33の図
示右側に形成された油室はハブ15とカムシャフト11
に設けた油路36を通して油圧制御弁34のAポートに
接続され、ピストン33の図示左側に形成された油室は
各歯の噛合部とボルト13とカムシャフト11に設けた
油路37を通して油圧制御弁34のBポートに接続され
ている。また、油圧制御弁34のPポートには油圧ポン
プ38が接続されRポートにはリザーバ39が接続され
ていて、油圧制御弁34がバルブタイミング制御装置3
5によって作動を制御されることにより、ピストン33
が軸方向に駆動されて、歯車集合体20が軸方向に駆動
されるようになっている。
【0013】上記のように構成した第1実施形態におい
ては、主歯車21と副歯車22が中心歯車14と外周歯
車17間に組付けられた状態、すなわち主歯車21と副
歯車22の各内歯21a,22aが中心歯車14の外歯
14aに噛合し、かつ各外歯21b,22bが外周歯車
17の内歯17aに噛合した状態で、主歯車21に組付
けられて主歯車21と副歯車22間に介在するプラグ2
3を単体で軸方向に移動して主歯車21と副歯車22間
の軸方向長さ(プラグ23の主歯車21からの突出量)
を調整により増大または減少することによって、主歯車
21と副歯車22の各歯を歯車集合体20の歯としてみ
た場合に見かけ上の歯厚を増大または減少することがで
きて、各歯14a,17a,21a,21b,22a,
22bの噛合部におけるバックラッシュをゼロ近辺に調
整することができ、またかかる設定状態にてプラグ23
内に鋼球24を圧入することにより主歯車21と副歯車
22間の軸方向長さが固定されて主歯車21と副歯車2
2の軸方向変位量tが規定される。
ては、主歯車21と副歯車22が中心歯車14と外周歯
車17間に組付けられた状態、すなわち主歯車21と副
歯車22の各内歯21a,22aが中心歯車14の外歯
14aに噛合し、かつ各外歯21b,22bが外周歯車
17の内歯17aに噛合した状態で、主歯車21に組付
けられて主歯車21と副歯車22間に介在するプラグ2
3を単体で軸方向に移動して主歯車21と副歯車22間
の軸方向長さ(プラグ23の主歯車21からの突出量)
を調整により増大または減少することによって、主歯車
21と副歯車22の各歯を歯車集合体20の歯としてみ
た場合に見かけ上の歯厚を増大または減少することがで
きて、各歯14a,17a,21a,21b,22a,
22bの噛合部におけるバックラッシュをゼロ近辺に調
整することができ、またかかる設定状態にてプラグ23
内に鋼球24を圧入することにより主歯車21と副歯車
22間の軸方向長さが固定されて主歯車21と副歯車2
2の軸方向変位量tが規定される。
【0014】ところで、上記したプラグ23を単体で軸
方向へ移動する作業は、図2の鋼球24が組付けられて
いない状態にて図3の図示右方に示した治具50(4本
の押動ピン51とこれらを支持するピン支持体52から
なる)を用いて各押動ピン51で各プラグ23を押動す
ることにより行われている。また、上記した設定状態に
てプラグ23内に鋼球24を圧入する作業は、図2の状
態で図3に示した左右の治具50,60(治具60は、
副歯車22の端面に当接して鋼球24の圧入時の荷重を
受ける受圧台61と、この受圧台61に進退可能に組付
けられて受圧台61が副歯車22の端面に当接する状態
にて副歯車22に設けた貫通孔22cを通して主歯車2
1の端面に弱いばね力で弾撥的に当接する保持ピン62
と、受圧台61と各保持ピン62を支持する支持体63
からなる)を用いて、治具60の受圧台61が副歯車2
2の端面に当接しかつ各保持ピン62の先端が主歯車2
1の端面に当接した状態で、治具50の各押動ピン51
にて各鋼球24を押動することにより行われている。
方向へ移動する作業は、図2の鋼球24が組付けられて
いない状態にて図3の図示右方に示した治具50(4本
の押動ピン51とこれらを支持するピン支持体52から
なる)を用いて各押動ピン51で各プラグ23を押動す
ることにより行われている。また、上記した設定状態に
てプラグ23内に鋼球24を圧入する作業は、図2の状
態で図3に示した左右の治具50,60(治具60は、
副歯車22の端面に当接して鋼球24の圧入時の荷重を
受ける受圧台61と、この受圧台61に進退可能に組付
けられて受圧台61が副歯車22の端面に当接する状態
にて副歯車22に設けた貫通孔22cを通して主歯車2
1の端面に弱いばね力で弾撥的に当接する保持ピン62
と、受圧台61と各保持ピン62を支持する支持体63
からなる)を用いて、治具60の受圧台61が副歯車2
2の端面に当接しかつ各保持ピン62の先端が主歯車2
1の端面に当接した状態で、治具50の各押動ピン51
にて各鋼球24を押動することにより行われている。
【0015】したがって、上記した第1実施形態におい
ては、変動トルクの違う内燃機関でもチューニングする
ことなく同様に組付けることができ、組付作業効率の改
善を図ることができる。また、図2に示した設定状態に
て主歯車21と副歯車22間の軸方向長さが固定される
プラグ23と鋼球24によって主歯車21と副歯車22
の軸方向変位量tが規定されるものであり、プラグ23
と鋼球24によって主歯車21と副歯車22が軸方向の
逆方向に弾撥的に付勢されることはなく、主歯車21及
び副歯車22と中心歯車14及び外周歯車17間に無用
な摩擦係合力は生じないため、組付後から長期間にわた
って歯車集合体20の円滑な軸方向移動が保証されて、
歯車駆動機構30による歯車集合体20の良好な応答性
が長期間安定して得られるとともに、長期間にわたって
バックラッシュをゼロ近辺に調整した状態が保持されて
バックラッシュによる不具合は生じない。更に、プラグ
23と鋼球24による主歯車21と副歯車22間の軸方
向長さが組付時に全数調整されて、各歯14a,17
a,21a,21b,22a,22bの噛合部における
バックラッシュがゼロ近辺に調整されるものであるた
め、各歯車14,17,21,22の製作精度をラフ化
することができ、コスト低減を図ることができる。
ては、変動トルクの違う内燃機関でもチューニングする
ことなく同様に組付けることができ、組付作業効率の改
善を図ることができる。また、図2に示した設定状態に
て主歯車21と副歯車22間の軸方向長さが固定される
プラグ23と鋼球24によって主歯車21と副歯車22
の軸方向変位量tが規定されるものであり、プラグ23
と鋼球24によって主歯車21と副歯車22が軸方向の
逆方向に弾撥的に付勢されることはなく、主歯車21及
び副歯車22と中心歯車14及び外周歯車17間に無用
な摩擦係合力は生じないため、組付後から長期間にわた
って歯車集合体20の円滑な軸方向移動が保証されて、
歯車駆動機構30による歯車集合体20の良好な応答性
が長期間安定して得られるとともに、長期間にわたって
バックラッシュをゼロ近辺に調整した状態が保持されて
バックラッシュによる不具合は生じない。更に、プラグ
23と鋼球24による主歯車21と副歯車22間の軸方
向長さが組付時に全数調整されて、各歯14a,17
a,21a,21b,22a,22bの噛合部における
バックラッシュがゼロ近辺に調整されるものであるた
め、各歯車14,17,21,22の製作精度をラフ化
することができ、コスト低減を図ることができる。
【0016】図4〜図6は本発明による弁開閉時期制御
装置の第2実施形態を示していて、この第2実施形態に
おいては、上記第1実施形態と同様に、中心歯車14と
外周歯車17との間の環状空間に円筒状の歯車集合体1
20が軸方向へ移動可能に挿入されている。なお、歯車
集合体120以外の構成は、上記第1実施形態の構成と
同じであるため、同一構成に同一符号を付してその説明
は省略する。
装置の第2実施形態を示していて、この第2実施形態に
おいては、上記第1実施形態と同様に、中心歯車14と
外周歯車17との間の環状空間に円筒状の歯車集合体1
20が軸方向へ移動可能に挿入されている。なお、歯車
集合体120以外の構成は、上記第1実施形態の構成と
同じであるため、同一構成に同一符号を付してその説明
は省略する。
【0017】歯車集合体120は、ピストン33に一体
的に形成されて中心歯車14の外歯14aと外周歯車1
7の内歯17aとに噛合する内歯121aと外歯121
bを有する一対で円弧状の主歯車121と、これら主歯
車121とは別体で各主歯車121間に軸方向へ移動可
能に組付けられ中心歯車14の外歯14aと外周歯車1
7の内歯17aとに噛合する内歯122aと外歯122
bを有する一対で円弧状の副歯車122と、主歯車12
1と副歯車122の軸方向変位量tを規定する規定部材
としてのプラグ123及び鋼球124(周方向にて略等
間隔に2個設けられている)によって構成されている。
プラグ123は、鉄製で外周に複数の環状シール溝を有
するカップ形状に形成されていて、単体では主歯車12
1に設けた軸方向の取付孔121cに軸方向へ移動可能
に嵌合され、内部に鋼球124が圧入されることにより
主歯車121に対して軸方向へ移動不能に固定されるよ
うになっている。
的に形成されて中心歯車14の外歯14aと外周歯車1
7の内歯17aとに噛合する内歯121aと外歯121
bを有する一対で円弧状の主歯車121と、これら主歯
車121とは別体で各主歯車121間に軸方向へ移動可
能に組付けられ中心歯車14の外歯14aと外周歯車1
7の内歯17aとに噛合する内歯122aと外歯122
bを有する一対で円弧状の副歯車122と、主歯車12
1と副歯車122の軸方向変位量tを規定する規定部材
としてのプラグ123及び鋼球124(周方向にて略等
間隔に2個設けられている)によって構成されている。
プラグ123は、鉄製で外周に複数の環状シール溝を有
するカップ形状に形成されていて、単体では主歯車12
1に設けた軸方向の取付孔121cに軸方向へ移動可能
に嵌合され、内部に鋼球124が圧入されることにより
主歯車121に対して軸方向へ移動不能に固定されるよ
うになっている。
【0018】上記のように構成した第2実施形態におい
ては、主歯車121と副歯車122が中心歯車14と外
周歯車17間に組付けられた状態、すなわち主歯車12
1と副歯車122の各内歯121a,122aが中心歯
車14の外歯14aに噛合し、かつ各外歯121b,1
22bが外周歯車17の内歯17aに噛合した状態で、
主歯車121に組付けられて主歯車121と副歯車12
2間に介在するプラグ123を単体で軸方向に移動して
主歯車121と副歯車122間の軸方向長さ(プラグ1
23の主歯車121からの突出量)を調整により増大ま
たは減少することによって、主歯車121と副歯車12
2の各歯を歯車集合体120の歯としてみた場合に見か
け上の歯厚を増大または減少することができて、各歯1
4a,17a,121a,121b,122a,122
bの噛合部におけるバックラッシュをゼロ近辺に調整す
ることができ、またかかる設定状態にてプラグ123内
に鋼球124を圧入することにより主歯車121と副歯
車122間の軸方向長さが固定されて主歯車121と副
歯車122の軸方向変位量tが規定される。
ては、主歯車121と副歯車122が中心歯車14と外
周歯車17間に組付けられた状態、すなわち主歯車12
1と副歯車122の各内歯121a,122aが中心歯
車14の外歯14aに噛合し、かつ各外歯121b,1
22bが外周歯車17の内歯17aに噛合した状態で、
主歯車121に組付けられて主歯車121と副歯車12
2間に介在するプラグ123を単体で軸方向に移動して
主歯車121と副歯車122間の軸方向長さ(プラグ1
23の主歯車121からの突出量)を調整により増大ま
たは減少することによって、主歯車121と副歯車12
2の各歯を歯車集合体120の歯としてみた場合に見か
け上の歯厚を増大または減少することができて、各歯1
4a,17a,121a,121b,122a,122
bの噛合部におけるバックラッシュをゼロ近辺に調整す
ることができ、またかかる設定状態にてプラグ123内
に鋼球124を圧入することにより主歯車121と副歯
車122間の軸方向長さが固定されて主歯車121と副
歯車122の軸方向変位量tが規定される。
【0019】ところで、上記したプラグ123を単体で
軸方向へ移動する作業は、図4及び図5の鋼球124が
組付けられていない状態にて図6の図示右方に示した治
具150(2本の押動ピン151とこれらを支持するピ
ン支持体152からなる)を用いて各押動ピン151で
各プラグ123を押動することにより行われている。ま
た、上記した設定状態にて各プラグ123内に各鋼球1
24を圧入する作業は、各プラグ123の開口端部に各
鋼球124をはめて図6に示した左右の治具150,1
60(治具160は、各副歯車122の端面に当接して
鋼球124の圧入時の荷重を受ける一対で円弧状の受圧
台161と、これら受圧台161に対して進退可能で受
圧台161が副歯車122の端面に当接する状態にて各
主歯車121の端面に弱いばね力で弾撥的に当接する一
対で円弧状の保持台162からなる)を用いて、治具1
60の各受圧台161が各副歯車122の端面に当接し
かつ各保持台162が各主歯車121の端面に当接した
状態で、治具150の各押動ピン151にて各鋼球12
4を押動することにより行われている。
軸方向へ移動する作業は、図4及び図5の鋼球124が
組付けられていない状態にて図6の図示右方に示した治
具150(2本の押動ピン151とこれらを支持するピ
ン支持体152からなる)を用いて各押動ピン151で
各プラグ123を押動することにより行われている。ま
た、上記した設定状態にて各プラグ123内に各鋼球1
24を圧入する作業は、各プラグ123の開口端部に各
鋼球124をはめて図6に示した左右の治具150,1
60(治具160は、各副歯車122の端面に当接して
鋼球124の圧入時の荷重を受ける一対で円弧状の受圧
台161と、これら受圧台161に対して進退可能で受
圧台161が副歯車122の端面に当接する状態にて各
主歯車121の端面に弱いばね力で弾撥的に当接する一
対で円弧状の保持台162からなる)を用いて、治具1
60の各受圧台161が各副歯車122の端面に当接し
かつ各保持台162が各主歯車121の端面に当接した
状態で、治具150の各押動ピン151にて各鋼球12
4を押動することにより行われている。
【0020】したがって、上記した第2実施形態におい
ては、変動トルクの違う内燃機関でもチューニングする
ことなく同様に組付けることができ、組付作業効率の改
善を図ることができる。また、図5に示した設定状態に
て主歯車121と副歯車122間の軸方向長さが固定さ
れるプラグ123と鋼球124によって、主歯車121
と副歯車122の軸方向変位量tが規定されるものであ
り、プラグ123と鋼球124によって主歯車121と
副歯車122が軸方向の逆方向に弾撥的に付勢されるこ
とはなく、主歯車121及び副歯車122と中心歯車1
4及び外周歯車17間に無用な摩擦係合力は生じないた
め、組付後から長期間にわたって歯車集合体120の円
滑な軸方向移動が保証されて、歯車駆動機構30による
歯車集合体120の良好な応答性が長期間安定して得ら
れるとともに、長期間にわたってバックラッシュをゼロ
近辺に調整した状態が保持されてバックラッシュによる
不具合は生じない。更に、プラグ123と鋼球124に
よる主歯車121と副歯車122間の軸方向長さが組付
時に全数調整されて、各歯14a,17a,121a,
121b,122a,122bの噛合部におけるバック
ラッシュがゼロ近辺に調整されるものであるため、各歯
車14,17,121,122の製作精度をラフ化する
ことができ、コスト低減を図ることができる。また、円
弧状の各主歯車121間に円弧状の各副歯車122が軸
方向へ移動可能に組付けられる構成であるため、当該歯
車集合体120の軸方向長さを短くすることができて、
当該弁開閉時期制御装置を軸方向にコンパクトな構成と
することができる。
ては、変動トルクの違う内燃機関でもチューニングする
ことなく同様に組付けることができ、組付作業効率の改
善を図ることができる。また、図5に示した設定状態に
て主歯車121と副歯車122間の軸方向長さが固定さ
れるプラグ123と鋼球124によって、主歯車121
と副歯車122の軸方向変位量tが規定されるものであ
り、プラグ123と鋼球124によって主歯車121と
副歯車122が軸方向の逆方向に弾撥的に付勢されるこ
とはなく、主歯車121及び副歯車122と中心歯車1
4及び外周歯車17間に無用な摩擦係合力は生じないた
め、組付後から長期間にわたって歯車集合体120の円
滑な軸方向移動が保証されて、歯車駆動機構30による
歯車集合体120の良好な応答性が長期間安定して得ら
れるとともに、長期間にわたってバックラッシュをゼロ
近辺に調整した状態が保持されてバックラッシュによる
不具合は生じない。更に、プラグ123と鋼球124に
よる主歯車121と副歯車122間の軸方向長さが組付
時に全数調整されて、各歯14a,17a,121a,
121b,122a,122bの噛合部におけるバック
ラッシュがゼロ近辺に調整されるものであるため、各歯
車14,17,121,122の製作精度をラフ化する
ことができ、コスト低減を図ることができる。また、円
弧状の各主歯車121間に円弧状の各副歯車122が軸
方向へ移動可能に組付けられる構成であるため、当該歯
車集合体120の軸方向長さを短くすることができて、
当該弁開閉時期制御装置を軸方向にコンパクトな構成と
することができる。
【0021】上記した第2実施形態においては、歯車集
合体120の主歯車121と副歯車122の軸方向変位
量tを規定する規定部材としてプラグ123及び鋼球1
24を採用したが、これに代えて図7に示した圧入ピン
123Aまたは図8,図9及び図10に示した圧入リン
グ123Bを採用しても、上記した第2実施形態と同様
の作用効果を得ることが可能である。圧入ピン123A
または圧入リング123Bを用いて本発明を実施する場
合には、構成部品数の減少によりコスト低減を図ること
ができるものの、圧入ピン123Aまたは圧入リング1
23Bを主歯車121に圧入する前に、各歯の噛合部に
おけるバックラッシュが略ゼロとなる主歯車121と副
歯車122の軸方向変位量tをピストン33側から取付
孔121cまたはピストン33の内孔を通して測定し、
この測定値となるように圧入ピン123Aまたは圧入リ
ング123Bを主歯車121に圧入する必要がある。な
お、図7に示した圧入ピン123Aは、図1〜図4に示
した第1実施形態のプラグ23及び鋼球24に代えて採
用することも可能である。
合体120の主歯車121と副歯車122の軸方向変位
量tを規定する規定部材としてプラグ123及び鋼球1
24を採用したが、これに代えて図7に示した圧入ピン
123Aまたは図8,図9及び図10に示した圧入リン
グ123Bを採用しても、上記した第2実施形態と同様
の作用効果を得ることが可能である。圧入ピン123A
または圧入リング123Bを用いて本発明を実施する場
合には、構成部品数の減少によりコスト低減を図ること
ができるものの、圧入ピン123Aまたは圧入リング1
23Bを主歯車121に圧入する前に、各歯の噛合部に
おけるバックラッシュが略ゼロとなる主歯車121と副
歯車122の軸方向変位量tをピストン33側から取付
孔121cまたはピストン33の内孔を通して測定し、
この測定値となるように圧入ピン123Aまたは圧入リ
ング123Bを主歯車121に圧入する必要がある。な
お、図7に示した圧入ピン123Aは、図1〜図4に示
した第1実施形態のプラグ23及び鋼球24に代えて採
用することも可能である。
【0022】図11〜図13は上記した第1実施形態の
第1変形実施形態を示していて、この第1変形実施形態
においては、副歯車22のプラグ23に対応する箇所に
プラグ23の径を小径とする段付孔22dが設けられて
いて、この段付孔22dの大径部にゴム25が嵌合され
て蓋26によりゴム25の容積を保持するように全面を
覆う形で抜け止めされている。これにより、段付孔22
dの小径部からゴム25に外力が加わると、ゴム25は
段付孔22d内に密に収容され、蓋26によりその容積
を保持されているため、大きな弾性力が得られる(アキ
ュムレータ作用)。その他の構成は、上記した第1実施
形態の構成と同じであるため、同一構成に同一符号を付
してその説明は省略する。
第1変形実施形態を示していて、この第1変形実施形態
においては、副歯車22のプラグ23に対応する箇所に
プラグ23の径を小径とする段付孔22dが設けられて
いて、この段付孔22dの大径部にゴム25が嵌合され
て蓋26によりゴム25の容積を保持するように全面を
覆う形で抜け止めされている。これにより、段付孔22
dの小径部からゴム25に外力が加わると、ゴム25は
段付孔22d内に密に収容され、蓋26によりその容積
を保持されているため、大きな弾性力が得られる(アキ
ュムレータ作用)。その他の構成は、上記した第1実施
形態の構成と同じであるため、同一構成に同一符号を付
してその説明は省略する。
【0023】この第1変形実施形態においては、プラグ
23の先端がゴム25に当接する状態で組付けられるよ
うになっていて、上記した第1実施形態と同様の作用効
果が得られるとともに、仮に各歯車精度のバラツキ、ベ
ルト張力変動等により各歯の平行度がくるった場合で
も、プラグ23がゴム25内に進入して歯車集合体20
の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動機構30
による歯車集合体20の良好な応答性が保証される。な
お、図14はこの第1変形実施形態の特有の構成(ゴム
及び蓋)を上記第2実施形態の歯車集合体120に適用
した実施形態を示したものであり、各プラグ123に対
応して副歯車122に設けた段付孔122dにゴム12
5が嵌合されて蓋126により抜け止めされている。こ
のため、図14の歯車集合体120を採用して本発明を
実施すれば、上記した第2実施形態と同様の作用効果が
得られるとともに、仮に各歯車精度のバラツキ、ベルト
張力変動等により各歯の平行度がくるった場合でも、プ
ラグ123がゴム125内に進入して歯車集合体120
の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動機構30
による歯車集合体120の良好な応答性が保証される。
23の先端がゴム25に当接する状態で組付けられるよ
うになっていて、上記した第1実施形態と同様の作用効
果が得られるとともに、仮に各歯車精度のバラツキ、ベ
ルト張力変動等により各歯の平行度がくるった場合で
も、プラグ23がゴム25内に進入して歯車集合体20
の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動機構30
による歯車集合体20の良好な応答性が保証される。な
お、図14はこの第1変形実施形態の特有の構成(ゴム
及び蓋)を上記第2実施形態の歯車集合体120に適用
した実施形態を示したものであり、各プラグ123に対
応して副歯車122に設けた段付孔122dにゴム12
5が嵌合されて蓋126により抜け止めされている。こ
のため、図14の歯車集合体120を採用して本発明を
実施すれば、上記した第2実施形態と同様の作用効果が
得られるとともに、仮に各歯車精度のバラツキ、ベルト
張力変動等により各歯の平行度がくるった場合でも、プ
ラグ123がゴム125内に進入して歯車集合体120
の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動機構30
による歯車集合体120の良好な応答性が保証される。
【0024】図15〜図17は上記した第1実施形態の
第2変形実施形態を示していて、この第2変形実施形態
においては、上記した第1実施形態のプラグ23及び鋼
球24に代えて、主歯車21に設けた取付孔21cに軸
方向へ移動可能に組付けたローラピン27と、各取付孔
21cの内端を接続する環状溝21dに図示左方へのみ
移動可能に組付けられて各ローラピン27を固定する断
面略V字状の鋼板リング28が採用されている。その他
の構成は、上記した第1実施形態の構成と同じであるた
め、同一構成に同一符号を付してその説明は省略する。
第2変形実施形態を示していて、この第2変形実施形態
においては、上記した第1実施形態のプラグ23及び鋼
球24に代えて、主歯車21に設けた取付孔21cに軸
方向へ移動可能に組付けたローラピン27と、各取付孔
21cの内端を接続する環状溝21dに図示左方へのみ
移動可能に組付けられて各ローラピン27を固定する断
面略V字状の鋼板リング28が採用されている。その他
の構成は、上記した第1実施形態の構成と同じであるた
め、同一構成に同一符号を付してその説明は省略する。
【0025】この第2変形実施形態においては、鋼板リ
ング28によって位置決め固定されている各ローラピン
27の先端が副歯車22に当接する状態で組付けられる
ようになっていて、上記した第1実施形態と同様の作用
効果が得られるとともに、仮に各歯車精度のバラツキ、
ベルト張力変動等により各歯の平行度がくるった場合で
も、各ローラピン27によって鋼板リング28が押され
て弾性変形し歯車集合体20の円滑な軸方向移動を保証
するため、歯車駆動機構30による歯車集合体20の良
好な応答性が保証される。なお、図18はこの第2変形
実施形態の特有の構成(ローラピン及び鋼板リング)を
上記第2実施形態の歯車集合体120に適用した実施形
態を示したものであり、上記した第2実施形態のプラグ
123及び鋼球124に代えてローラピン127と鋼板
リング128が採用されている。このため、図18の歯
車集合体120を採用して本発明を実施すれば、上記し
た第2実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、
仮に各歯車精度のバラツキ、ベルト張力変動等により各
歯の平行度がくるった場合でも、各ローラピン127に
よって鋼板リング128が押されて弾性変形し歯車集合
体120の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動
機構30による歯車集合体120の良好な応答性が保証
される。
ング28によって位置決め固定されている各ローラピン
27の先端が副歯車22に当接する状態で組付けられる
ようになっていて、上記した第1実施形態と同様の作用
効果が得られるとともに、仮に各歯車精度のバラツキ、
ベルト張力変動等により各歯の平行度がくるった場合で
も、各ローラピン27によって鋼板リング28が押され
て弾性変形し歯車集合体20の円滑な軸方向移動を保証
するため、歯車駆動機構30による歯車集合体20の良
好な応答性が保証される。なお、図18はこの第2変形
実施形態の特有の構成(ローラピン及び鋼板リング)を
上記第2実施形態の歯車集合体120に適用した実施形
態を示したものであり、上記した第2実施形態のプラグ
123及び鋼球124に代えてローラピン127と鋼板
リング128が採用されている。このため、図18の歯
車集合体120を採用して本発明を実施すれば、上記し
た第2実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、
仮に各歯車精度のバラツキ、ベルト張力変動等により各
歯の平行度がくるった場合でも、各ローラピン127に
よって鋼板リング128が押されて弾性変形し歯車集合
体120の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動
機構30による歯車集合体120の良好な応答性が保証
される。
【0026】図19〜図22は上記した第1実施形態の
第3変形実施形態を示していて、この第3変形実施形態
においては、上記した第1実施形態のプラグ23及び鋼
球24に代えて、副歯車22に設けた取付孔22eに小
径部にて軸方向へ移動可能に組付けられかつ大径部にて
主歯車21に設けた取付孔21cに圧入固定された段付
ピン29と、副歯車22と各段付ピン29間に介装され
て各段付ピン29を軸方向に付勢して副歯車22に弾撥
的に当接させる皿ばねSと、各段付ピン29に組付けら
れて各皿ばねSを抜け止め保持するクリップCが採用さ
れている。その他の構成は、上記した第1実施形態の構
成と同じであるため、同一構成に同一符号を付してその
説明は省略する。
第3変形実施形態を示していて、この第3変形実施形態
においては、上記した第1実施形態のプラグ23及び鋼
球24に代えて、副歯車22に設けた取付孔22eに小
径部にて軸方向へ移動可能に組付けられかつ大径部にて
主歯車21に設けた取付孔21cに圧入固定された段付
ピン29と、副歯車22と各段付ピン29間に介装され
て各段付ピン29を軸方向に付勢して副歯車22に弾撥
的に当接させる皿ばねSと、各段付ピン29に組付けら
れて各皿ばねSを抜け止め保持するクリップCが採用さ
れている。その他の構成は、上記した第1実施形態の構
成と同じであるため、同一構成に同一符号を付してその
説明は省略する。
【0027】この第3変形実施形態においては、皿ばね
SとクリップCを用いて副歯車22に組付けられている
各段付ピン29が主歯車21の取付孔21cに軸方向長
さを調整されて圧入固定されていて、各歯の噛合部にお
けるバックラッシュがゼロ近辺に調整されているため、
上記した第1実施形態と同様の作用効果が得られるとと
もに、仮に各歯車精度のバラツキ、ベルト張力変動等に
より各歯の平行度がくるった場合でも、副歯車22が各
皿ばねSに抗してバックラッシュの増大側に移動して歯
車集合体20の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車
駆動機構30による歯車集合体20の良好な応答性が保
証される。なお、図22はこの第3変形実施形態の特有
の構成(段付ピンと皿ばねとクリップ)を上記第2実施
形態の歯車集合体120に適用した実施形態を示したも
のであり、上記した第2実施形態のプラグ123及び鋼
球124に代えて段付ピン129と皿ばねSとクリップ
Cが採用されている。このため、図22の歯車集合体1
20を採用して本発明を実施すれば、上記した第2実施
形態と同様の作用効果が得られるとともに、仮に各歯車
精度のバラツキ、ベルト張力変動等により各歯の平行度
がくるった場合でも、副歯車22が各皿ばねSに抗して
バックラッシュの増大側に移動して歯車集合体120の
円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動機構30に
よる歯車集合体120の良好な応答性が保証される。
SとクリップCを用いて副歯車22に組付けられている
各段付ピン29が主歯車21の取付孔21cに軸方向長
さを調整されて圧入固定されていて、各歯の噛合部にお
けるバックラッシュがゼロ近辺に調整されているため、
上記した第1実施形態と同様の作用効果が得られるとと
もに、仮に各歯車精度のバラツキ、ベルト張力変動等に
より各歯の平行度がくるった場合でも、副歯車22が各
皿ばねSに抗してバックラッシュの増大側に移動して歯
車集合体20の円滑な軸方向移動を保証するため、歯車
駆動機構30による歯車集合体20の良好な応答性が保
証される。なお、図22はこの第3変形実施形態の特有
の構成(段付ピンと皿ばねとクリップ)を上記第2実施
形態の歯車集合体120に適用した実施形態を示したも
のであり、上記した第2実施形態のプラグ123及び鋼
球124に代えて段付ピン129と皿ばねSとクリップ
Cが採用されている。このため、図22の歯車集合体1
20を採用して本発明を実施すれば、上記した第2実施
形態と同様の作用効果が得られるとともに、仮に各歯車
精度のバラツキ、ベルト張力変動等により各歯の平行度
がくるった場合でも、副歯車22が各皿ばねSに抗して
バックラッシュの増大側に移動して歯車集合体120の
円滑な軸方向移動を保証するため、歯車駆動機構30に
よる歯車集合体120の良好な応答性が保証される。
【0028】上記した各実施形態においては、中心歯車
14の外歯14aと外周歯車17の内歯17aを共には
す歯として実施したが、何れか一方のみをはす歯として
実施することも可能である。また、上記した各実施形態
においては、本発明による弁開閉時期制御装置をカムシ
ャフト側に設けたが、クランクシャフト側に設けて実施
することも可能である。
14の外歯14aと外周歯車17の内歯17aを共には
す歯として実施したが、何れか一方のみをはす歯として
実施することも可能である。また、上記した各実施形態
においては、本発明による弁開閉時期制御装置をカムシ
ャフト側に設けたが、クランクシャフト側に設けて実施
することも可能である。
【図1】 本発明による弁開閉時期制御装置の第1実施
形態を示す縦断側面図である。
形態を示す縦断側面図である。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 図1及び図2に示した歯車集合体とこれの組
付時に用いる治具とを示した斜視図である。
付時に用いる治具とを示した斜視図である。
【図4】 本発明による弁開閉時期制御装置の第2実施
形態を示す縦断側面図である。
形態を示す縦断側面図である。
【図5】 図4の要部拡大断面図である。
【図6】 図4及び図5に示した歯車集合体とこれの組
付時に用いる治具とを示した斜視図である。
付時に用いる治具とを示した斜視図である。
【図7】 図5のプラグ及び鋼球に代えて圧入ピンを採
用した歯車集合体の実施形態を示す要部断面図である。
用した歯車集合体の実施形態を示す要部断面図である。
【図8】 図5のプラグ及び鋼球に代えて圧入リングを
採用した歯車集合体の実施形態を示す要部断面図であ
る。
採用した歯車集合体の実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図9】 図8に示した歯車集合体の分解斜視図であ
る。
る。
【図10】 図8及び図9に示した歯車集合体の断面図
である。
である。
【図11】 第1実施形態の第1変形実施形態を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図12】 図11の要部拡大断面図である。
【図13】 図11及び図12に示した歯車集合体の斜
視図である。
視図である。
【図14】 第2実施形態の第1変形実施形態を示す歯
車集合体の斜視図である。
車集合体の斜視図である。
【図15】 第1実施形態の第2変形実施形態を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図16】 図15の要部拡大断面図である。
【図17】 図15及び図16に示した歯車集合体の斜
視図である。
視図である。
【図18】 第2実施形態の第2変形実施形態を示す歯
車集合体の斜視図である。
車集合体の斜視図である。
【図19】 第1実施形態の第3変形実施形態を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図20】 図19の要部拡大断面図である。
【図21】 図19及び図20に示した歯車集合体の斜
視図である。
視図である。
【図22】 第2実施形態の第3変形実施形態を示す歯
車集合体の斜視図である。
車集合体の斜視図である。
11…カムシャフト、14…中心歯車、14a…外歯、
17…外周歯車、17a…内歯、20…歯車集合体、2
1…主歯車、21a…内歯、21b…外歯、22…副歯
車、22a…内歯、22b…外歯、23…プラグ、24
…鋼球。
17…外周歯車、17a…内歯、20…歯車集合体、2
1…主歯車、21a…内歯、21b…外歯、22…副歯
車、22a…内歯、22b…外歯、23…プラグ、24
…鋼球。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトまたはカム
シャフトの一方に連結されて回転し、外周に外歯が形成
された中心歯車と、前記クランクシャフトまたは前記カ
ムシャフトの他方に連結されて回転するとともに、前記
中心歯車の外周に同軸的に組付けられ、内周に内歯が形
成された外周歯車と、前記中心歯車と前記外周歯車との
間の環状空間に軸方向へ移動可能に挿入され、少なくと
も一方がはす歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周
歯車の内歯とに係合して回転を伝達するとともに、軸方
向への移動により前記中心歯車と前記外周歯車とを相対
的に回転させて、前記クランクシャフトと前記カムシャ
フトとの間の回転位相を変更させる円筒形の歯車集合体
と、前記歯車集合体を軸方向へ移動させる歯車駆動機構
を備えて、前記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉
動作時期を変化可能とした弁開閉時期制御装置におい
て、前記歯車集合体を、前記中心歯車の外歯と前記外周
歯車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する主歯車と、
この主歯車とは別体で前記中心歯車の外歯と前記外周歯
車の内歯とに噛合する内歯と外歯を有する副歯車と、前
記主歯車と副歯車が前記中心歯車と外周歯車間に組付け
られた状態で前記主歯車と副歯車間に介在し前記主歯車
と副歯車間の軸方向長さを調整により設定可能で設定状
態にて軸方向長さを固定されて前記主歯車と副歯車の軸
方向変位量を規定する規定部材とを備える構成としたこ
とを特徴とする弁開閉時期制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193745A JPH0941917A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 弁開閉時期制御装置 |
DE19630403A DE19630403C2 (de) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Ventilzeit-Einstellvorrichtung |
FR9609419A FR2737251B1 (fr) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Mecanisme de reglage de la distribution dans un moteur a combustion interne |
US08/686,425 US5645021A (en) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Valve timing adjusting mechanism for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193745A JPH0941917A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 弁開閉時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941917A true JPH0941917A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16313111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7193745A Pending JPH0941917A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 弁開閉時期制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5645021A (ja) |
JP (1) | JPH0941917A (ja) |
DE (1) | DE19630403C2 (ja) |
FR (1) | FR2737251B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19723945A1 (de) * | 1997-06-06 | 1998-12-10 | Schaeffler Waelzlager Ohg | Vorrichtung zum Verändern der Öffnungs- und Schließzeiten von Gaswechselventilen einer Brennkraftmaschine |
US6336433B1 (en) * | 1999-04-14 | 2002-01-08 | Daimlerchrysler Ag | Apparatus for adjusting the relative angle of a cam shaft |
CN102733879A (zh) * | 2011-04-07 | 2012-10-17 | 朱譞晟 | 调相器型全可变气门正时机构 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1026040B (it) * | 1974-01-05 | 1978-09-20 | Daimler Benz Ag | Perfezionamento nelle trasmissioni per prese di forza in motori a combustione interna |
US4811698A (en) * | 1985-05-22 | 1989-03-14 | Atsugi Motor Parts Company, Limited | Valve timing adjusting mechanism for internal combustion engine for adjusting timing of intake valve and/or exhaust valve corresponding to engine operating conditions |
JP2525777Y2 (ja) * | 1988-09-26 | 1997-02-12 | 株式会社ユニシアジェックス | バルブタイミング制御装置の組立構造 |
US5058539A (en) * | 1989-09-20 | 1991-10-22 | Atsugi Unisia Corporation | Valve timing adjusting system for internal combustion engine |
JPH0436004A (ja) * | 1990-05-31 | 1992-02-06 | Atsugi Unisia Corp | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JPH04191406A (ja) * | 1990-11-26 | 1992-07-09 | Atsugi Unisia Corp | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JP3194993B2 (ja) * | 1991-07-16 | 2001-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 注出口 |
JPH0533614A (ja) * | 1991-07-31 | 1993-02-09 | Atsugi Unisia Corp | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JP2570766Y2 (ja) * | 1991-08-23 | 1998-05-13 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JPH0683909U (ja) * | 1993-05-24 | 1994-12-02 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
EP0654588B1 (en) * | 1993-11-18 | 1998-06-17 | Unisia Jecs Corporation | Variable cam phaser for internal combustion engine |
US5588404A (en) * | 1994-12-12 | 1996-12-31 | General Motors Corporation | Variable cam phaser and method of assembly |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP7193745A patent/JPH0941917A/ja active Pending
-
1996
- 1996-07-26 DE DE19630403A patent/DE19630403C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-26 FR FR9609419A patent/FR2737251B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1996-07-26 US US08/686,425 patent/US5645021A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5645021A (en) | 1997-07-08 |
FR2737251A1 (fr) | 1997-01-31 |
FR2737251B1 (fr) | 1998-06-26 |
DE19630403C2 (de) | 2001-05-23 |
DE19630403A1 (de) | 1997-02-06 |
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