JPH0533614A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents
内燃機関のバルブタイミング制御装置Info
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- JPH0533614A JPH0533614A JP3191759A JP19175991A JPH0533614A JP H0533614 A JPH0533614 A JP H0533614A JP 3191759 A JP3191759 A JP 3191759A JP 19175991 A JP19175991 A JP 19175991A JP H0533614 A JPH0533614 A JP H0533614A
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- receiving chamber
- pressure receiving
- hydraulic
- hydraulic passages
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/34403—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft
- F01L1/34406—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft the helically teethed sleeve being located in the camshaft driving pulley
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
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- Y10T74/21—Elements
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- Y10T74/2102—Adjustable
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、筒状歯車の移動応答性を向上させると共に、装置の
軸方向の長さを短尺化する。 【構成】 スプロケット21とカムシャフト22との相
対回動を筒状歯車28の軸方向の移動によって変換する
と共に、該筒状歯車28を2経路の第1,第2油圧通路
35,36から給排される油圧を介して移動させる駆動
機構27を備えたバルブタイミング制御装置であって、
筒状歯車28の内筒部位29a内周面に各油圧通路3
5,36の下流端42,46が適宜連通する第1受圧室
33を設ける一方、各油圧通路35,36の上流側に夫
々第1,第2切換電磁弁47,48を設けると共に、前
記各下流端を第1受圧室33に対して軸方向へ互いに偏
倚して配置した。
て、筒状歯車の移動応答性を向上させると共に、装置の
軸方向の長さを短尺化する。 【構成】 スプロケット21とカムシャフト22との相
対回動を筒状歯車28の軸方向の移動によって変換する
と共に、該筒状歯車28を2経路の第1,第2油圧通路
35,36から給排される油圧を介して移動させる駆動
機構27を備えたバルブタイミング制御装置であって、
筒状歯車28の内筒部位29a内周面に各油圧通路3
5,36の下流端42,46が適宜連通する第1受圧室
33を設ける一方、各油圧通路35,36の上流側に夫
々第1,第2切換電磁弁47,48を設けると共に、前
記各下流端を第1受圧室33に対して軸方向へ互いに偏
倚して配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気・排気
バルブの開閉時期を運転状態に応じて可変制御するバル
ブタイミング制御装置に関する。
バルブの開閉時期を運転状態に応じて可変制御するバル
ブタイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバルブタイミング制御装置として
は、種々提供されており、その一例としては米国特許第
4,535,731号公報に開示されたものや、該公報
記載の発明を改良したものとして、本出願人が先に出願
した実願平2−19537号に記載されたものがある。
は、種々提供されており、その一例としては米国特許第
4,535,731号公報に開示されたものや、該公報
記載の発明を改良したものとして、本出願人が先に出願
した実願平2−19537号に記載されたものがある。
【0003】この本出願人が出願したバルブタイミング
制御装置は、図10に示すように、機関のクランク軸か
ら駆動力が伝達される円筒状のスプロケット1と、該ス
プロケット1の回転力によって例えば吸気バルブを開閉
作動させる駆動カムを一体に有するカムシャフト2と、
該スプロケット1とカムシャフト2との間に噛合して、
左右軸方向の移動に伴い該両者1,2の相対回動位相を
変換する筒状歯車3と、該筒状歯車3を左右軸方向に移
動させる駆動機構4とを備えている。
制御装置は、図10に示すように、機関のクランク軸か
ら駆動力が伝達される円筒状のスプロケット1と、該ス
プロケット1の回転力によって例えば吸気バルブを開閉
作動させる駆動カムを一体に有するカムシャフト2と、
該スプロケット1とカムシャフト2との間に噛合して、
左右軸方向の移動に伴い該両者1,2の相対回動位相を
変換する筒状歯車3と、該筒状歯車3を左右軸方向に移
動させる駆動機構4とを備えている。
【0004】この駆動機構4は、筒状歯車3の前端部側
に有する2つの受圧室5a,5aに相対的に油圧を導入
する油圧回路6と、筒状歯車3の後端部に弾装された圧
縮スプリング7とを備えており、油圧回路6の上流側に
は、三方型の電磁弁8が設けられていると共に、下流側
のカムシャフト2前端部にはスプール弁9aと電磁アク
チュエータ9bとからなる油圧切替機構9が設けられて
いる。
に有する2つの受圧室5a,5aに相対的に油圧を導入
する油圧回路6と、筒状歯車3の後端部に弾装された圧
縮スプリング7とを備えており、油圧回路6の上流側に
は、三方型の電磁弁8が設けられていると共に、下流側
のカムシャフト2前端部にはスプール弁9aと電磁アク
チュエータ9bとからなる油圧切替機構9が設けられて
いる。
【0005】そして、機関低負荷時には、コントローラ
10から電磁弁8,電磁アクチュエータ9bに夫々OF
F信号(非通電)が出力されて、油供給通路6aを閉成
する。したがって、オイルポンプ11から圧送された圧
油は、ドレン通路8aから排出されて第1受圧室5aに
供給されず、筒状歯車3は圧縮スプリング7のばね力で
前方に移動し、スプロケット1とカムシャフト2との相
対回動位相を一方側に変換する。
10から電磁弁8,電磁アクチュエータ9bに夫々OF
F信号(非通電)が出力されて、油供給通路6aを閉成
する。したがって、オイルポンプ11から圧送された圧
油は、ドレン通路8aから排出されて第1受圧室5aに
供給されず、筒状歯車3は圧縮スプリング7のばね力で
前方に移動し、スプロケット1とカムシャフト2との相
対回動位相を一方側に変換する。
【0006】一方、低負荷域から中負荷域に移行する
と、電磁弁8にON信号(通電)が出力されて、オイル
ポンプ11からの圧油が第1受圧室5aに導入される。
依って、可動部材12がストッパ部13に突き当たるま
で図中右方向に移動し、筒状歯車3を所定量だけ右方向
に移動させるため、スプロケット1とカムシャフト2と
は、他方側へ所定量だけ相対回動する。
と、電磁弁8にON信号(通電)が出力されて、オイル
ポンプ11からの圧油が第1受圧室5aに導入される。
依って、可動部材12がストッパ部13に突き当たるま
で図中右方向に移動し、筒状歯車3を所定量だけ右方向
に移動させるため、スプロケット1とカムシャフト2と
は、他方側へ所定量だけ相対回動する。
【0007】さらに、高負荷域に移行した場合は、電磁
アクチュエータ9bにもON信号が出力されて、駆動ロ
ッド9cがスプール弁9aをコイルスプリング9dのば
ね力に抗して押圧して該スプール弁9aにより連通路6
bと第2油路部6dとを連通させる一方、ドレン孔6e
と外部を連通させる。このため、第1受圧室5a内の油
圧が外部に排出されると共に、第2受圧室5b内に圧油
が導入されて、可動部材12を左方向に最大移動させる
と同時に筒状歯車3をさらに右方向へ移動させる。これ
によって、スプロケット1とカムシャフト2が、他方側
へ最大に相対回動する。
アクチュエータ9bにもON信号が出力されて、駆動ロ
ッド9cがスプール弁9aをコイルスプリング9dのば
ね力に抗して押圧して該スプール弁9aにより連通路6
bと第2油路部6dとを連通させる一方、ドレン孔6e
と外部を連通させる。このため、第1受圧室5a内の油
圧が外部に排出されると共に、第2受圧室5b内に圧油
が導入されて、可動部材12を左方向に最大移動させる
と同時に筒状歯車3をさらに右方向へ移動させる。これ
によって、スプロケット1とカムシャフト2が、他方側
へ最大に相対回動する。
【0008】したがって、スプロケット1とカムシャフ
ト2とを、単に正逆2段階の相対回動変換ではなく、任
意の中間相対回動位相にも安定的に保持することができ
る。
ト2とを、単に正逆2段階の相対回動変換ではなく、任
意の中間相対回動位相にも安定的に保持することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記先願に
係る発明にあっては、第1,第2受圧室5a,5b間に
可動部材12を設けているため、前述のように筒状歯車
3の中間移動位置から高負荷域に移行して第2受圧室5
b内の圧油によりさらに最大右方向へ移動しようとする
際に、該同じ圧油によって可動部材12を同時に左方向
に移動させなければならない。このため、筒状歯車3に
対する油圧力が低下して、斯かる中間移動位置から右方
向への移動応答性が低下し、スプロケット1とカムシャ
フト2との相対回動位相変換の遅れが発生する。
係る発明にあっては、第1,第2受圧室5a,5b間に
可動部材12を設けているため、前述のように筒状歯車
3の中間移動位置から高負荷域に移行して第2受圧室5
b内の圧油によりさらに最大右方向へ移動しようとする
際に、該同じ圧油によって可動部材12を同時に左方向
に移動させなければならない。このため、筒状歯車3に
対する油圧力が低下して、斯かる中間移動位置から右方
向への移動応答性が低下し、スプロケット1とカムシャ
フト2との相対回動位相変換の遅れが発生する。
【0010】しかも、電磁アクチュエータ9bを、カム
シャフト2の前端部つまりスプロケット1の前端部に前
方へ突出状態に設けたため、装置の軸方向の長さが冗長
となり、該装置を備えた内燃機関のエンジンルームへの
レイアウトの自由度が制約されてしまう。
シャフト2の前端部つまりスプロケット1の前端部に前
方へ突出状態に設けたため、装置の軸方向の長さが冗長
となり、該装置を備えた内燃機関のエンジンルームへの
レイアウトの自由度が制約されてしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記先願に係
る技術の問題点に鑑みて案出されたもので、とりわけ回
転体とカムシャフトの相対回動位相を変換するピストン
の周面に前記各油圧通路の下流端が開口する受圧室を設
ける一方、前記各油圧通路の上流側に夫々切換弁を設け
ると共に、前記各下流端を受圧室に対して軸方向へ互い
に偏倚して配置したことを特徴としている。
る技術の問題点に鑑みて案出されたもので、とりわけ回
転体とカムシャフトの相対回動位相を変換するピストン
の周面に前記各油圧通路の下流端が開口する受圧室を設
ける一方、前記各油圧通路の上流側に夫々切換弁を設け
ると共に、前記各下流端を受圧室に対して軸方向へ互い
に偏倚して配置したことを特徴としている。
【0012】
【作用】例えば機関低負荷時には、両切換弁により両油
圧通路が閉成されて受圧室への圧油の供給が遮断され
る。したがって、ピストンは駆動機構により一方向へ移
動して回転体とカムシャフトとを一方側の相対回動位相
に変換する。
圧通路が閉成されて受圧室への圧油の供給が遮断され
る。したがって、ピストンは駆動機構により一方向へ移
動して回転体とカムシャフトとを一方側の相対回動位相
に変換する。
【0013】低負荷域から中負荷域に移行した場合は、
他方側の切換弁が他方側の油圧通路を閉成状態に維持す
ると共に、一方側の切換弁が一方側の油圧通路を閉成す
る。このため、オイルポンプ等から送出された圧油は、
一方側の油圧通路の下流端から受圧室内に供給され、該
受圧室内の圧力上昇に伴いピストンが所定量だけ一方軸
方向へ移動する。したがって、回転体とカムシャフト
は、斯かるピストンの中間移動位置で決定される相対回
動位相に変換する。そして、この状態では、他方側油圧
通路の下流端では、後端側の一部が受圧室に臨んでい
る。
他方側の切換弁が他方側の油圧通路を閉成状態に維持す
ると共に、一方側の切換弁が一方側の油圧通路を閉成す
る。このため、オイルポンプ等から送出された圧油は、
一方側の油圧通路の下流端から受圧室内に供給され、該
受圧室内の圧力上昇に伴いピストンが所定量だけ一方軸
方向へ移動する。したがって、回転体とカムシャフト
は、斯かるピストンの中間移動位置で決定される相対回
動位相に変換する。そして、この状態では、他方側油圧
通路の下流端では、後端側の一部が受圧室に臨んでい
る。
【0014】ここで、高負荷域に移行すると、両切換弁
が両油圧通路を夫々開成する。このため、他方側の油圧
通路内に流入した圧油も、下流端から受圧室内に供給さ
れ、今度は主として該他方側油圧通路からの圧油によっ
て受圧室の内圧が上昇して、ピストンがさらに一方軸方
向へ速やかに移動して最大移動位置に保持される。した
がって、回転体とカムシャフトは、他方側へ最大に相対
回動変換する。
が両油圧通路を夫々開成する。このため、他方側の油圧
通路内に流入した圧油も、下流端から受圧室内に供給さ
れ、今度は主として該他方側油圧通路からの圧油によっ
て受圧室の内圧が上昇して、ピストンがさらに一方軸方
向へ速やかに移動して最大移動位置に保持される。した
がって、回転体とカムシャフトは、他方側へ最大に相対
回動変換する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。尚、本実施例も吸気バルブ側に適用したものを示
している。
する。尚、本実施例も吸気バルブ側に適用したものを示
している。
【0016】図1は本発明に係るバルブタイミング制御
装置の第1実施例を示し、21は図外のクランク軸から
タイミングチェーンにより駆動力が伝達される回転体た
る円筒状のスプロケット、22は一端部22aがシリン
ダヘッドのカム軸受23に回転自在に支持されてスプロ
ケット21から伝達された回転力により吸気バルブを開
閉作動させるカムシャフトであって、このカムシャフト
22の一端部22aには、スリーブ24が固定ボルト2
5によって軸方向から固定されている。また、このスリ
ーブ24は、後端側にスプロケット21を摺動自在に支
持する大径フランジ24aが一体に設けられていると共
に、該大径フランジ24a側の外周にアウタ歯24bが
形成されている。
装置の第1実施例を示し、21は図外のクランク軸から
タイミングチェーンにより駆動力が伝達される回転体た
る円筒状のスプロケット、22は一端部22aがシリン
ダヘッドのカム軸受23に回転自在に支持されてスプロ
ケット21から伝達された回転力により吸気バルブを開
閉作動させるカムシャフトであって、このカムシャフト
22の一端部22aには、スリーブ24が固定ボルト2
5によって軸方向から固定されている。また、このスリ
ーブ24は、後端側にスプロケット21を摺動自在に支
持する大径フランジ24aが一体に設けられていると共
に、該大径フランジ24a側の外周にアウタ歯24bが
形成されている。
【0017】前記スプロケット24は、筒状本体21a
と、該筒状本体21aの後端部外周に一体に設けられた
歯車21bと、前記スリーブ24の前端部に圧入固定さ
れて、筒状本体21aの前端開口を閉塞する円板状のフ
ロントカバー26とから構成されている。また、前記筒
状本体21aの後端側内周面には、インナ歯21cが形
成されている。
と、該筒状本体21aの後端部外周に一体に設けられた
歯車21bと、前記スリーブ24の前端部に圧入固定さ
れて、筒状本体21aの前端開口を閉塞する円板状のフ
ロントカバー26とから構成されている。また、前記筒
状本体21aの後端側内周面には、インナ歯21cが形
成されている。
【0018】また、スリーブ24と筒状本体21aとの
間には、後述する駆動機構27を介して軸方向に移動す
るピストンたる筒状歯車28が配置されている。この筒
状歯車28は、長尺な歯車を軸直角方向に切断分割して
形成された2個の歯車構成部29,30からなり、両歯
車構成部29,30は、夫々縦断面略コ字形を呈し、後
側の歯車構成部30内に装着されたスプリング31と連
結ピン32とにより互いに接近する方向へ弾性的に連結
されている。また、各歯車構成部29,30の内外周に
は、両方がはす歯の内歯と外歯が夫々形成されており、
この両内外歯に前記筒状本体21aのインナ歯21cと
スリーブ24のアウタ歯24bがスパイラル噛合してい
る。更に、前側歯車構成部29は、内筒部位29aと外
筒部位29bとが後端側で連結されてなり、内筒部位の
軸方向の長さが外筒部位29bの長さよりも長尺に形成
されて先端側が延出部29cになっている。また、この
筒状歯車28は、前側歯車構成部29の内筒部位29a
前端縁がフロントカバー26の内面に突き当たった位置
で最大前方向(図中左方向)への移動が規制され、一
方、後側歯車構成部30の後端縁が大径フランジ24a
の内端面に突き当たった位置(図示位置)で最大後方向
への移動が規制されるようになっている。
間には、後述する駆動機構27を介して軸方向に移動す
るピストンたる筒状歯車28が配置されている。この筒
状歯車28は、長尺な歯車を軸直角方向に切断分割して
形成された2個の歯車構成部29,30からなり、両歯
車構成部29,30は、夫々縦断面略コ字形を呈し、後
側の歯車構成部30内に装着されたスプリング31と連
結ピン32とにより互いに接近する方向へ弾性的に連結
されている。また、各歯車構成部29,30の内外周に
は、両方がはす歯の内歯と外歯が夫々形成されており、
この両内外歯に前記筒状本体21aのインナ歯21cと
スリーブ24のアウタ歯24bがスパイラル噛合してい
る。更に、前側歯車構成部29は、内筒部位29aと外
筒部位29bとが後端側で連結されてなり、内筒部位の
軸方向の長さが外筒部位29bの長さよりも長尺に形成
されて先端側が延出部29cになっている。また、この
筒状歯車28は、前側歯車構成部29の内筒部位29a
前端縁がフロントカバー26の内面に突き当たった位置
で最大前方向(図中左方向)への移動が規制され、一
方、後側歯車構成部30の後端縁が大径フランジ24a
の内端面に突き当たった位置(図示位置)で最大後方向
への移動が規制されるようになっている。
【0019】前記駆動機構27は、前側歯車構成部29
の延出部29c側内周面に周方向に沿って形成された円
環状の第1受圧室33と、前側歯車構成部29と後側歯
車構成部30との間に形成された第2受圧室34と、第
1受圧室33と該第1受圧室33を介して第2受圧室3
4に対して圧油を給排する2経路の第1,第2油圧通路
35,36と、前側歯車構成部29とフロントカバー2
6との間に弾装されて筒状歯車28を後方向に付勢する
圧縮スプリング37とから構成されている。
の延出部29c側内周面に周方向に沿って形成された円
環状の第1受圧室33と、前側歯車構成部29と後側歯
車構成部30との間に形成された第2受圧室34と、第
1受圧室33と該第1受圧室33を介して第2受圧室3
4に対して圧油を給排する2経路の第1,第2油圧通路
35,36と、前側歯車構成部29とフロントカバー2
6との間に弾装されて筒状歯車28を後方向に付勢する
圧縮スプリング37とから構成されている。
【0020】前記第1油圧通路35は、シリンダヘッド
とカム軸受23内及びカムシャフト22の半径方向に形
成されて、一端部がオイルメインギャラリ38を介して
オイルポンプ39と連通する第1通路部40と、カムシ
ャフト22とスリーブ24のボルト挿通孔の内周面と固
定ボルト25の軸部外周面との間に形成されて、一端部
41aが第1通路部40の他端部に連通し、他端部41
bが図示位置ではスリーブ24の第1半径方向42を介
して前記第1受圧室33に開口した円環状の第2通路部
41と、スリーブ24の内部軸方向に略コ字形に折曲形
成されて、第1受圧室33と第2受圧室34とを連通す
る連通路43とから構成されている。
とカム軸受23内及びカムシャフト22の半径方向に形
成されて、一端部がオイルメインギャラリ38を介して
オイルポンプ39と連通する第1通路部40と、カムシ
ャフト22とスリーブ24のボルト挿通孔の内周面と固
定ボルト25の軸部外周面との間に形成されて、一端部
41aが第1通路部40の他端部に連通し、他端部41
bが図示位置ではスリーブ24の第1半径方向42を介
して前記第1受圧室33に開口した円環状の第2通路部
41と、スリーブ24の内部軸方向に略コ字形に折曲形
成されて、第1受圧室33と第2受圧室34とを連通す
る連通路43とから構成されている。
【0021】前記第2油圧通路36は、前記第1通路部
40と並行に形成されて、一端部がオイルポンプ39に
連通する第3通路部44と、主として固定ボルト25の
内部中心軸方向に形成されて、該固定ボルト25内を直
径方向に穿設された一端部45aが第3通路部44の他
端部に連通しかつ固定ボルト25の半径方向に屈曲状に
穿設された他端部45bがスリーブ24の第2半径方向
孔46を介して図示位置では延出部29c内周面に開口
する第4通路部45とから構成されている。つまり、前
記第2通路部41と第4通路部45の各他端部41b,
45bは、第1,第2半径方向孔42,46を介して前
後軸方向へ偏倚して配置されている。
40と並行に形成されて、一端部がオイルポンプ39に
連通する第3通路部44と、主として固定ボルト25の
内部中心軸方向に形成されて、該固定ボルト25内を直
径方向に穿設された一端部45aが第3通路部44の他
端部に連通しかつ固定ボルト25の半径方向に屈曲状に
穿設された他端部45bがスリーブ24の第2半径方向
孔46を介して図示位置では延出部29c内周面に開口
する第4通路部45とから構成されている。つまり、前
記第2通路部41と第4通路部45の各他端部41b,
45bは、第1,第2半径方向孔42,46を介して前
後軸方向へ偏倚して配置されている。
【0022】また、第1,第3通路部40,44の途中
には、切換弁たる3ポート2位置型の切換電磁弁47,
48が夫々設けられており、この各切換電磁弁47,4
8は、各第1,第3通路部40,44の上下流を連通さ
せるか、各通路部40,44とドレン通路49,50を
連通させる切り換えを行い、マイクロコンピュータを内
蔵した図外のコントローラによって切り換え作動するよ
うになっている。このコントローラは、機関回転数を検
出するクランク角センサや吸入空気量を検出するエアー
フローメータ等からの各センサ・スイッチ類からの情報
信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、制御信
号を各切換電磁弁47,48に出力している。
には、切換弁たる3ポート2位置型の切換電磁弁47,
48が夫々設けられており、この各切換電磁弁47,4
8は、各第1,第3通路部40,44の上下流を連通さ
せるか、各通路部40,44とドレン通路49,50を
連通させる切り換えを行い、マイクロコンピュータを内
蔵した図外のコントローラによって切り換え作動するよ
うになっている。このコントローラは、機関回転数を検
出するクランク角センサや吸入空気量を検出するエアー
フローメータ等からの各センサ・スイッチ類からの情報
信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、制御信
号を各切換電磁弁47,48に出力している。
【0023】以下、本実施例の作用について説明する。
即ち、例えば機関低負荷時には、図1及び図2に示すよ
うに両切換電磁弁47,48にOFF信号が出力され
て、第1,第3通路部40,44の上流側を閉成すると
同時に各通路部40,44の下流側とドレン通路49,
50を連通させる。このため、第1,第2受圧室33,
34内の圧油が、ドレン通路49,50から外部に排出
されて各受圧室33,34の内圧が低下する。したがっ
て、筒状歯車28は、図1に示すように圧縮スプリング
37のばね力で後方向に移動し、後側歯車構成部30が
大径フランジ24aに突き当たって、その最大移動位置
に保持される。依って、スプロケット21とカムシャフ
ト22は、一方側へ最大に相対回動し、吸気バルブの閉
時期を遅くするように制御する。
即ち、例えば機関低負荷時には、図1及び図2に示すよ
うに両切換電磁弁47,48にOFF信号が出力され
て、第1,第3通路部40,44の上流側を閉成すると
同時に各通路部40,44の下流側とドレン通路49,
50を連通させる。このため、第1,第2受圧室33,
34内の圧油が、ドレン通路49,50から外部に排出
されて各受圧室33,34の内圧が低下する。したがっ
て、筒状歯車28は、図1に示すように圧縮スプリング
37のばね力で後方向に移動し、後側歯車構成部30が
大径フランジ24aに突き当たって、その最大移動位置
に保持される。依って、スプロケット21とカムシャフ
ト22は、一方側へ最大に相対回動し、吸気バルブの閉
時期を遅くするように制御する。
【0024】一方、機関運転状態が低負荷域から例えば
中負荷域に移行すると、図3に示すように第2切換電磁
弁48がOFF状態を維持する一方第1切換電磁弁47
にON信号が出力され、ドレン通路49を閉成すると同
時に第1通路部40の上下流を連通させる。このため、
オイルポンプ39から送出された圧油は、第1通路部4
0,第2通路部41,第1半径方向孔42を通って第1
受圧室33内に供給され、さらに連通路43から第2受
圧室34内に流入する。したがって、該各受圧室33,
34の内圧の上昇に伴い筒状歯車28が圧縮スプリング
37のばね力に抗して前方向へ所定量だけ移動する。そ
して、この時点では、図示のように第2油圧通路36の
第2半径方向孔46の一部が第1受圧室33と合致する
ため、前記第1受圧室33内の圧油の一部が第2半径方
向孔46から第4,3通路部45,44を通ってドレン
通路50から外部に排出される。このため、第1受圧室
33に対する油圧が若干低下して、筒状歯車28を斯か
る中間位置に確実かつ安定的に保持することができる。
依って、スプロケット21とカムシャフト22は、該筒
状歯車28の中間移動位置で決定される相対回動位相に
応じて吸気バルブの開閉時期を最適に制御することがで
きる。
中負荷域に移行すると、図3に示すように第2切換電磁
弁48がOFF状態を維持する一方第1切換電磁弁47
にON信号が出力され、ドレン通路49を閉成すると同
時に第1通路部40の上下流を連通させる。このため、
オイルポンプ39から送出された圧油は、第1通路部4
0,第2通路部41,第1半径方向孔42を通って第1
受圧室33内に供給され、さらに連通路43から第2受
圧室34内に流入する。したがって、該各受圧室33,
34の内圧の上昇に伴い筒状歯車28が圧縮スプリング
37のばね力に抗して前方向へ所定量だけ移動する。そ
して、この時点では、図示のように第2油圧通路36の
第2半径方向孔46の一部が第1受圧室33と合致する
ため、前記第1受圧室33内の圧油の一部が第2半径方
向孔46から第4,3通路部45,44を通ってドレン
通路50から外部に排出される。このため、第1受圧室
33に対する油圧が若干低下して、筒状歯車28を斯か
る中間位置に確実かつ安定的に保持することができる。
依って、スプロケット21とカムシャフト22は、該筒
状歯車28の中間移動位置で決定される相対回動位相に
応じて吸気バルブの開閉時期を最適に制御することがで
きる。
【0025】さらに、機関が高負荷域に移行した場合
は、図4に示すように両切換電磁弁47,48に夫々O
N信号が出力されて、各ドレン通路49,50を閉成す
ると同時に各油圧通路35,36の上下流を連通させ
る。このため、圧油は第1,第2油圧通路35,36の
両方を通って第1受圧室33に供給され、したがって、
該第1受圧室33の内圧が即座に上昇して筒状歯車28
はさらに前方向へ速やかに移動し、前側歯車構成部29
がフロントカバー26に突き当たって最大前方向移動が
規制される。そして、この時点では、図示のように第1
半径方向孔42が内筒部位29aの内周面で閉塞される
一方、第2半径方向孔46の開口部全体が第1受圧室3
3と合致し、第2油圧通路36を通った圧油全体が第1
受圧室33に作用する。このため、第1受圧室33の内
圧が十分に上昇し筒状歯車28は、最大前方向移動位置
に確実に保持される。依って、スプロケット21とカム
シャフト22がさらに他方側へ相対回動して吸気バルブ
の閉時期を速めるように制御する。
は、図4に示すように両切換電磁弁47,48に夫々O
N信号が出力されて、各ドレン通路49,50を閉成す
ると同時に各油圧通路35,36の上下流を連通させ
る。このため、圧油は第1,第2油圧通路35,36の
両方を通って第1受圧室33に供給され、したがって、
該第1受圧室33の内圧が即座に上昇して筒状歯車28
はさらに前方向へ速やかに移動し、前側歯車構成部29
がフロントカバー26に突き当たって最大前方向移動が
規制される。そして、この時点では、図示のように第1
半径方向孔42が内筒部位29aの内周面で閉塞される
一方、第2半径方向孔46の開口部全体が第1受圧室3
3と合致し、第2油圧通路36を通った圧油全体が第1
受圧室33に作用する。このため、第1受圧室33の内
圧が十分に上昇し筒状歯車28は、最大前方向移動位置
に確実に保持される。依って、スプロケット21とカム
シャフト22がさらに他方側へ相対回動して吸気バルブ
の閉時期を速めるように制御する。
【0026】このように、本実施例では、中負荷域から
高負荷域に移行する際に、両油圧通路35,36からの
圧油全体が第1受圧室33に集中的に供給されて、該第
1受圧室33の内圧が速やかに上昇するため、筒状歯車
28の前方向への移動応答性が向上する。
高負荷域に移行する際に、両油圧通路35,36からの
圧油全体が第1受圧室33に集中的に供給されて、該第
1受圧室33の内圧が速やかに上昇するため、筒状歯車
28の前方向への移動応答性が向上する。
【0027】尚、高負荷域から中負荷域に移行した場合
は、図3の状態と同様に第2切換弁48のみにOFF信
号が出力されて、第1受圧室33内の圧油一部を排出す
るため、該第1受圧室33の内圧が速やかに低下して、
筒状歯車28の中間移動位置までの良好な移動応答性を
確保できる。
は、図3の状態と同様に第2切換弁48のみにOFF信
号が出力されて、第1受圧室33内の圧油一部を排出す
るため、該第1受圧室33の内圧が速やかに低下して、
筒状歯車28の中間移動位置までの良好な移動応答性を
確保できる。
【0028】図5は本発明の第2実施例を示し、第1切
換電磁弁47をバイパスするバイパス通路51にオリフ
ィス52が設けられていると共に、ドレン通路49にリ
リーフ弁53が設けられている。このリリーフ弁53
は、図6にも示すように内部パイロット型の電磁弁でド
レン通路49内の油圧をパイロット圧として利用したも
のである。
換電磁弁47をバイパスするバイパス通路51にオリフ
ィス52が設けられていると共に、ドレン通路49にリ
リーフ弁53が設けられている。このリリーフ弁53
は、図6にも示すように内部パイロット型の電磁弁でド
レン通路49内の油圧をパイロット圧として利用したも
のである。
【0029】したがって、機関低負荷時の場合には、図
5及び図7に示すように第1,第2切換電磁弁47,4
8にOFF信号が出力されて、各油圧通路35,36と
ドレン通路49,50を連通させる。このため、第1通
路部40にオイルポンプ39から送出された圧油は、バ
イパス通路51を通ってオリフィス52で絞られながら
その少量の一部が第1油圧通路35を通って各受圧室3
3,34に流入し、筒状歯車28等の潤滑用に供され
る。一方、他の一部は、ドレン通路49内に流入し、こ
こでパイロット圧となるが、この時点では十分に小さな
パイロット圧となるため、スプリング54のばね圧でリ
リーフ弁53がドレン通路49を絞り込む。これによっ
て、オイルポンプ39から送出された圧油の外部への排
出量が大巾に減少し、斯かる装置での潤滑油の消費量が
低下する。このため、オイルポンプ39容量を小さくす
ることが可能となり、駆動負荷の低減により燃費の向上
を期待できる。
5及び図7に示すように第1,第2切換電磁弁47,4
8にOFF信号が出力されて、各油圧通路35,36と
ドレン通路49,50を連通させる。このため、第1通
路部40にオイルポンプ39から送出された圧油は、バ
イパス通路51を通ってオリフィス52で絞られながら
その少量の一部が第1油圧通路35を通って各受圧室3
3,34に流入し、筒状歯車28等の潤滑用に供され
る。一方、他の一部は、ドレン通路49内に流入し、こ
こでパイロット圧となるが、この時点では十分に小さな
パイロット圧となるため、スプリング54のばね圧でリ
リーフ弁53がドレン通路49を絞り込む。これによっ
て、オイルポンプ39から送出された圧油の外部への排
出量が大巾に減少し、斯かる装置での潤滑油の消費量が
低下する。このため、オイルポンプ39容量を小さくす
ることが可能となり、駆動負荷の低減により燃費の向上
を期待できる。
【0030】尚、機関が低負荷域から中負荷域へ移行し
た場合は、図8に示すように第1切換電磁弁47にON
信号が出力されて第1実施例と同様な作用が得られる。
また、中負荷域から高負荷域へ移行した場合も、図9に
示すように両切換電磁弁47,48にON信号が出力さ
れて、第1実施例と同じ作用となる。
た場合は、図8に示すように第1切換電磁弁47にON
信号が出力されて第1実施例と同様な作用が得られる。
また、中負荷域から高負荷域へ移行した場合も、図9に
示すように両切換電磁弁47,48にON信号が出力さ
れて、第1実施例と同じ作用となる。
【0031】また、各実施例では、両切換電磁弁47,
48を、装置の軸方向ではなく、機関の側部あるいは内
部に配置できるため、該装置の軸方向の長さを可及的に
短尺化できる。
48を、装置の軸方向ではなく、機関の側部あるいは内
部に配置できるため、該装置の軸方向の長さを可及的に
短尺化できる。
【0032】本発明は、前記実施例の構成に限定される
ものではなく、各切換電磁弁47,48を1個で構成す
ることも可能であり、またこの装置を排気バルブ側ある
いは吸気・排気バルブの両方側に適用することも可能で
ある。
ものではなく、各切換電磁弁47,48を1個で構成す
ることも可能であり、またこの装置を排気バルブ側ある
いは吸気・排気バルブの両方側に適用することも可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、機関運転変化に応じて、圧油を2経路の油圧通
路から受圧室へ集中的に供給するようにしたため、該受
圧室の内圧が速やかに上昇してピストンを中間移動位置
から軸方向の一方側への移動応答性が向上する。この結
果、回転体とカムシャフトとの相対回動位相変換速度が
上昇し、バルブタイミング制御精度が向上する。
よれば、機関運転変化に応じて、圧油を2経路の油圧通
路から受圧室へ集中的に供給するようにしたため、該受
圧室の内圧が速やかに上昇してピストンを中間移動位置
から軸方向の一方側への移動応答性が向上する。この結
果、回転体とカムシャフトとの相対回動位相変換速度が
上昇し、バルブタイミング制御精度が向上する。
【0034】しかも、切換弁を、回転体の軸方向の端部
ではなく機関の側部あるいは内部に配置できるため、装
置の短尺化が図れる。したがって、該装置を備えた機関
のエンジンルーム内へのレイアウトの自由度が向上す
る。
ではなく機関の側部あるいは内部に配置できるため、装
置の短尺化が図れる。したがって、該装置を備えた機関
のエンジンルーム内へのレイアウトの自由度が向上す
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図。
【図2】本実施例の作用を示す要部拡大図。
【図3】同作用を示す要部拡大図。
【図4】同作用を示す要部拡大図。
【図5】本発明の第2実施例を示す全体構成図。
【図6】本実施例に供されるリリーフ弁を示す概略図。
【図7】本実施例の作用を示す要部拡大図。
【図8】本実施例の作用を示す要部拡大図。
【図9】本実施例の作用を示す要部拡大図。
【図10】先願に係る発明を示す全体構成図。
21…スプロケット(回転体)、22…カムシャフト、
27…駆動機構、28…筒状歯車(ピストン)、29…
前側歯車構成部、33…第1受圧室、35…第1油圧通
路、36…第2油圧通路、42…第1半径方向孔(下流
端)、46…第2半径方向孔(下流端)、47,48…
第1,第2切換電磁弁(切換弁)。
27…駆動機構、28…筒状歯車(ピストン)、29…
前側歯車構成部、33…第1受圧室、35…第1油圧通
路、36…第2油圧通路、42…第1半径方向孔(下流
端)、46…第2半径方向孔(下流端)、47,48…
第1,第2切換電磁弁(切換弁)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 機関により駆動される回転体と、該回転
体から伝達された回転力により吸気・排気バルブを開閉
するカムを備えたカムシャフトと、前記回転体とカムシ
ャフトとの間に介装されて、カムシャフト軸方向の移動
に伴い該両者の相対回動位相を変換するピストンと、該
ピストンを機関運転状態に応じて2経路の油圧通路から
給排される油圧により軸方向へ移動させる駆動機構とを
備えたバルブタイミング制御装置であって、前記ピスト
ンの周面に前記各油圧通路の下流端が開口する受圧室を
設ける一方、前記各油圧通路の上流側に夫々切換弁を設
けると共に、前記各下流端を受圧室に対して軸方向へ互
いに偏倚して配置したことを特徴とする内燃機関のバル
ブタイミング制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191759A JPH0533614A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
US07/919,741 US5197421A (en) | 1991-07-31 | 1992-07-27 | Valve timing control apparatus |
DE4225093A DE4225093C2 (de) | 1991-07-31 | 1992-07-29 | Ventilsteuerzeiten-Einstellvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191759A JPH0533614A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533614A true JPH0533614A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16280039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3191759A Pending JPH0533614A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5197421A (ja) |
JP (1) | JPH0533614A (ja) |
DE (1) | DE4225093C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0865288A (ja) * | 1994-08-23 | 1996-03-08 | Nec Corp | Pds伝送システムにおける遅延測定方式 |
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US5592909A (en) * | 1994-03-18 | 1997-01-14 | Unisia Jecs Corporation | Camshaft phase changing device |
JP2887641B2 (ja) * | 1994-04-28 | 1999-04-26 | 株式会社ユニシアジェックス | 内燃機関における可変バルブタイミング制御装置の自己診断装置 |
JPH0868305A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Unisia Jecs Corp | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
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IT1281881B1 (it) * | 1995-05-11 | 1998-03-03 | Carraro Spa | Dispositivo meccanico per variare la fase fra albero motore ed un albero a camme di un motore a combustione interna. |
JPH0941917A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
JPH0953418A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-25 | Unisia Jecs Corp | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
EP0777037B2 (en) * | 1995-11-30 | 2002-10-16 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Intenal combustion engine with valve timing control device |
JP3894716B2 (ja) * | 2000-09-18 | 2007-03-22 | 本田技研工業株式会社 | エンジンにおけるタイミングチェーン潤滑装置 |
US6543400B1 (en) * | 2001-10-19 | 2003-04-08 | Delphi Technologies, Inc. | Oil supply route in a camshaft for a cam phaser |
DE10205415A1 (de) * | 2002-02-09 | 2003-08-28 | Porsche Ag | Vorrichtung zur relativen Drehwinkelverstellung einer Nockenwelle einer Brennkraftmaschine zu einem Antriebsrad |
WO2006047099A2 (en) | 2004-10-26 | 2006-05-04 | George Louie | Continuously variable valve timing device |
US20210129660A1 (en) * | 2019-11-02 | 2021-05-06 | Borgwarner Inc. | Drive module with improved efficiency |
US20240055915A1 (en) * | 2019-01-16 | 2024-02-15 | Borgwarner Inc. | Integrated stator cooling jacket system |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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IT1093715B (it) * | 1978-03-24 | 1985-07-26 | Alfa Romeo Spa | Variatore di fase della distribuzione per motore alternativo a combustione interna |
IT1152959B (it) * | 1982-05-17 | 1987-01-14 | Alfa Romeo Spa | Dispositivo per la variazione automatica della fasatura di un albero a camme |
JPH0227507A (ja) * | 1988-07-16 | 1990-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気ヘッド |
JPH0245407A (ja) * | 1988-08-05 | 1990-02-15 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | L−クエブラキトール化粧料 |
JP2704638B2 (ja) * | 1988-08-31 | 1998-01-26 | ヤマハ発動機株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
US5058539A (en) * | 1989-09-20 | 1991-10-22 | Atsugi Unisia Corporation | Valve timing adjusting system for internal combustion engine |
US5088456A (en) * | 1990-01-30 | 1992-02-18 | Atsugi-Unisia Corporation | Valve timing control system to adjust phase relationship between maximum, intermediate, and minimum advance position |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3191759A patent/JPH0533614A/ja active Pending
-
1992
- 1992-07-27 US US07/919,741 patent/US5197421A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-29 DE DE4225093A patent/DE4225093C2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0865288A (ja) * | 1994-08-23 | 1996-03-08 | Nec Corp | Pds伝送システムにおける遅延測定方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4225093C2 (de) | 1996-02-29 |
DE4225093A1 (de) | 1993-02-04 |
US5197421A (en) | 1993-03-30 |
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