JPH093820A - 舗装車両 - Google Patents

舗装車両

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JPH093820A
JPH093820A JP15077795A JP15077795A JPH093820A JP H093820 A JPH093820 A JP H093820A JP 15077795 A JP15077795 A JP 15077795A JP 15077795 A JP15077795 A JP 15077795A JP H093820 A JPH093820 A JP H093820A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】舗装車両を、単一の操作スイッチにより走行用
スイッチと作業用スイッチを兼用するように構成し、ス
イッチ操作が少なく、操作が極めて迅速かつ容易で確実
にし、操作性の向上を図る。 【構成】機体を走行させる走行装置と、該機体に搭載さ
れ、アスファルト合材を搬送するフィーダ装置、該フィ
ーダ装置により搬送されたアスファルト合材を路面上幅
方向に拡げるスクリュスプレッダ装置、及び該スクリュ
スプレッダ装置により拡げられたアスファルト合材を敷
き均すスクリード装置からなる作業装置と、該スクリー
ド装置を振動させる振動装置とを備え、少なくとも作
業、全停止の2位置を有し、これら2位置への手動操作
にて、作業位置では走行装置、作業装置、及び振動装置
を駆動させ、全停止位置では走行装置、作業装置、及び
振動装置を停止させるよう操作する操作手段26を備え
てなる舗装車両とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアスファルトフ
ィニッシャ等に適用して好適な舗装車両の操作スイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アスファルトフィニッシャ1
は、その一例として、図6にその側面図、図7にその平
面図を示すように、左右一対のクローラ2,2′を駆動
させて車体3を走行させながら、図示しないダンプトラ
ックから左右ホッパ5,5′に投入されたアスファルト
合材をバーフィーダ6で後方の左右スクリュスプレッダ
7,7′に送り、該左右スクリュスプレッダ7,7′に
おいて前記アスファルト合材を左右に一様に広げると共
に、これを支持アーム8の後方に懸架されたスクリード
装置9(左右伸縮スクリード10,10′)により路面
上に平らに敷き均すと共に、このスクリード装置9に具
備したバイブレータ11により敷き均したアスファルト
合材を締め固めるように構成したものである。なお、図
6及び図7中、12はシート、13は操作台である。
【0003】そして、図8に示すように、操作台13に
は走行用スイッチ15と作業用スイッチ16とが設けら
れている。走行用スイッチ15は、ONの位置でクロー
ラ2,2′を駆動させ車体3を走行させ、かつバイブレ
ータ11を駆動させると共に、OFFの位置でクローラ
2,2′の駆動を停止させ車体3を停止させ、かつバイ
ブレータ11の駆動を停止させるようになっている。ま
た、作業用スイッチ16は、自動の位置でバーフィーダ
6及び左右スクリュスプレッダ7,7′の自動送り運転
をし、OFFの位置でバーフィーダ6及び左右スクリュ
スプレッダ7,7′の運転を停止し、手動の位置でバー
フィーダ6及び左右スクリュスプレッダ7,7′が手動
運転が可能となり、それぞれ個別に運転・停止できるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな走行用スイッチ及び作業用スイッチでは、舗装作業
を中断しようとした場合、走行用スイッチをOFFに
し、次いで作業用スイッチをOFFにするか又は手動に
し、バーフィーダ及び左右スクリュスプレッダのスイッ
チをそれぞれOFFに切り換えねばならず、最低でも2
個のスイッチ操作が必要であり、手間がかかり面倒であ
った。
【0005】また、舗装作業をする場合、走行用スイッ
チをONにし、次いで作業用スイッチを自動にするか又
は手動にし、バーフィーダ及び左右スクリュスプレッダ
のスイッチをそれぞれONに切り換えねばならず、手間
がかかり面倒であった。更に、緊急時にアスファルトフ
ィニッシャの走行を停止させ、バーフィーダ及び左右ス
クリュスプレッダを駆動停止させる必要がある場合に
は、走行用スイッチと作業用スイッチをそれぞれOFF
にしなければならず、スイッチ操作が遅くて事故が発生
する虞がある。
【0006】そこで、本発明は、単一の操作スイッチに
より走行用スイッチと作業用スイッチを兼用するように
構成し、以て上述した課題を解決した舗装車両を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、機体を走行させる走行装置
と、該機体に搭載され、アスファルト合材を搬送するフ
ィーダ装置、該フィーダ装置により搬送されたアスファ
ルト合材を路面上幅方向に拡げるスクリュスプレッダ装
置、及び該スクリュスプレッダ装置により拡げられたア
スファルト合材を敷き均すスクリード装置とからなる作
業装置と、該スクリード装置を振動させる振動装置とを
有する舗装車両において、少なくとも作業、全停止の2
位置を有し、これら2位置への手動操作にて、作業位置
では前記走行装置、前記作業装置、及び前記振動装置を
駆動させ、全停止位置では走行装置、作業装置、及び振
動装置を停止させるよう操作する操作手段を備えてなる
ことを特徴とするものである。また、前記操作手段が作
業、走行停止、全停止の3位置を有し、これら3位置へ
の手動操作にて、作業位置では前記走行装置、前記作業
装置、及び前記振動装置を駆動させ、走行停止位置では
走行装置及び振動装置を停止させて作業装置を駆動さ
せ、全停止位置では走行装置、作業装置、及び振動装置
を停止させるよう操作してなることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】上述構成に基づき、操作手段を作業位置に操作
すると、走行装置、作業装置、及び振動装置が駆動して
走行及び振動しながら舗装作業をし、操作手段を走行停
止位置に操作すると、走行装置及び振動装置が停止し作
業装置が駆動して走行及び振動を停止して舗装作業を
し、操作手段を全停止位置に操作すると、走行装置、作
業装置、及び振動装置が全停止する。従って、操作手段
を作業位置に操作することにより、走行装置、作業装
置、及び振動装置を共に駆動させ、また操作手段を全停
止位置に操作することにより、走行装置、作業装置、及
び振動装置を共に全停止させることができ、スイッチ操
作が少なく、操作が極めて容易かつ確実である。
【0009】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明によるアスファ
ルトフィニッシャの一実施例について説明する。図1は
本発明によるアスファルトフィニッシャの操作スイッチ
を適用した操作台の平面図であり、同図に示すように、
操作台(図6に示す操作台13)には車両の前進・中立
・後進を切り換える前後進レバー20と操作パネル21
が設けられている。以下、図6及び図7を参照して、図
1の符号について説明する。
【0010】図1中、22は左伸縮スクリード10の伸
縮を行う左伸縮スクリード・スイッチ、23は右伸縮ス
クリード10′の伸縮を行う右伸縮スクリード・スイッ
チ、24は車両走行の作業・回送を切り換える車両走行
の切換スイッチ、25はスクリード装置9の上昇・停止
・作業を切り換えるスクリード装置切換スイッチ、26
は作業・走行停止・全停止を切り換えるセフティー・ス
イッチ、27は左ホッパ5の開閉を行う左ホッパ・スイ
ッチ、28は右ホッパ5′の開閉を行う右ホッパ・スイ
ッチ、29はバーフィーダ6及び左右スクリュスプレッ
ダ7,7′の自動・OFF・手動を切り換えるバーフィ
ーダ・スプレッダの自動・手動切換スイッチ、30は左
スクリュスプレッダ7の正転・逆転を切り換える左スク
リュスプレッダ・スイッチ、31は右スクリュスプレッ
ダ7′の正転・逆転を切り換える右スクリュスプレッダ
・スイッチ、32はバーフィーダ6のON・OFFを切
り換えるバーフィーダ・スイッチ、33はバーフィーダ
・スイッチ32がOFFの位置のときバーフィーダ6の
逆転のON・OFFを切り換えるバーフィーダ逆転スイ
ッチ、35はバイブレータ11の振動のON・OFFを
切り換えるバイブレータ・スイッチ、36はエンジンの
始動・停止を行う始動スイッチである。
【0011】また、図2は本発明によるアスファルトフ
ィニッシャの駆動回路を示し、エンジン41にカップリ
ング42を介して可変容量油圧ポンプ43及び固定容量
油圧ポンプ44,45が連結されており、油圧ポンプ4
3には走行用の左右クローラ用油圧モータ47,48が
連結されている。
【0012】また、前記油圧ポンプ44には切換弁49
を介してバーフィーダ用油圧モータ50が連結されると
共に、切換弁52,53を介して左右スクリュスプレッ
ダ用油圧モータ54,55が連結されており、更に前記
切換弁49の戻り配管は切換弁57を介して前記油圧ポ
ンプ43に連結されている。また、前記油圧ポンプ45
には切換弁58を介してバイブレータ用油圧モータ59
が連結されている。
【0013】また、切換弁49はバーフィーダ用油圧モ
ータ50を正転・逆転・停止に切り換える3ポジション
の切換弁で、両端にそれぞれバネ付きソレノイド61,
62を有しており、ソレノイド61,62が励磁されな
い場合には、中央の停止ポジションとなり、ソレノイド
61が励磁すると正転ポジションとなり、ソレノイド6
2が励磁すると逆転ポジションとなり、ソレノイド6
1,62の励磁が解除されると、バネの作用により、中
央の停止ポジションに戻るようになっている。
【0014】また、切換弁52は左スクリュスプレッダ
用油圧モータ54を正転・逆転・停止に切り換える3ポ
ジションの切換弁で、両端にそれぞれバネ付きソレノイ
ド63,64を有しており、ソレノイド63,64が励
磁されない場合には、中央の停止ポジションとなり、ソ
レノイド63が励磁すると正転ポジションとなり、ソレ
ノイド64が励磁すると逆転ポジションとなり、ソレノ
イド63,64の励磁が解除されると、バネの作用によ
り、中央の停止ポジションに戻るようになっている。
【0015】また、切換弁53は右スクリュスプレッダ
用油圧モータ55を正転・逆転・停止に切り換える3ポ
ジションの切換弁で、両端にそれぞれバネ付きソレノイ
ド65,66を有しており、ソレノイド65,66が励
磁されない場合には、中央の停止ポジションとなり、ソ
レノイド65が励磁すると正転ポジションとなり、ソレ
ノイド66が励磁すると逆転ポジションとなり、ソレノ
イド65,66の励磁が解除されると、バネの作用によ
り、中央の停止ポジションに戻るようになっている。
【0016】また、切換弁57は切換弁49の戻り配管
を油圧ポンプ43に接続・遮断に切り換える2ポジショ
ンの切換弁で、一端にソレノイド68、他端にバネ69
を有しており、ソレノイド68が励磁されない場合には
接続ポジションとなり、ソレノイド68が励磁すると遮
断ポジションに切り換わるようになっている。
【0017】また、切換弁58はバイブレータ用油圧モ
ータ59を運転・停止に切り換える2ポジションの切換
弁で、一端にソレノイド71、他端にバネ72を有して
おり、ソレノイド71が励磁されない場合には停止ポジ
ションとなり、ソレノイド71が励磁すると運転ポジシ
ョンに切り換わるようになっている。なお、左右クロー
ラ用油圧モータ47,48の正転・逆転は前後進レバー
20により切り換えるようになっている。
【0018】また、図3は図1に示すセフティー・スイ
ッチ26を側面からみた操作説明図であり、操作レバー
26aをA位置(“作業”位置)に切り換えた場合に
は、「走行」、「作業」共にONで、即ち左右クローラ
2,2′、バイブレータ11、バーフィーダ6、及び左
右スクリュスプレッダ7,7′が駆動するようになって
いる。また、操作レバー26aをB位置(“走行停止”
位置)に切り換えた場合には、「走行」がOFFで、即
ち左右クローラ2,2′及びバイブレータ11が駆動停
止し、一方、「作業」がONで、即ちバーフィーダ6及
び左右スクリュスプレッダ7,7′が駆動するようにな
っている。また、操作レバー26aをC位置(“全停
止”位置)に切り換えた場合には、「走行」、「作業」
共にOFFで、即ち左右クローラ2,2′、バイブレー
タ11、バーフィーダ6、及び左右スクリュスプレッダ
7,7′が駆動停止するようになっている。
【0019】また、図4はセフティー・スイッチ26の
3ポジションと各接点との接続を説明する説明図であ
り、図4(a)に示すように操作レバー26aをA位置
(“作業”位置)に切り換えた場合には、接点と接点
、接点と接点が接続され、図4(b)に示すよう
に操作レバー26aをB位置(“走行停止”位置)に切
り換えた場合には、接点と接点、接点と接点が
接続され、図4(c)に示すように操作レバー26aを
C位置(“全停止”位置)に切り換えた場合には、接点
と接点が接続されるようになっている。
【0020】そして、図5はアスファルトフィニッシャ
の概略電気回路図であり、同図に示すように、接点に
はバイブレータ・スイッチ35を介して切換弁58のソ
レノイド71が接続され、接点と接点には電源から
の配線が接続され、接点には切換弁57のソレノイド
68が接続されている。そして、接点にはリレー74
を介してバーフィーダ・スプレッダの自動・手動切換ス
イッチ29が接続されている。該切換スイッチ29の自
動接点には自動回路75が接続され、切換スイッチ29
の手動接点にはバーフィーダ・スイッチ32を介して切
換弁49のソレノイド61が接続され、バーフィーダ・
スイッチ32,33を介して切換弁49のソレノイド6
2が接続されている。更に、切換スイッチ29の手動接
点には左スクリュスプレッダ・スイッチ30を介して切
換弁52のソレノイド63,64が接続され、切換スイ
ッチ29の手動接点には右スクリュスプレッダ・スイッ
チ31を介して切換弁53のソレノイド65,66が接
続されている。
【0021】本実施例は以上のような構成よりなるの
で、図4(a)に示すように、セフティー・スイッチ2
6の操作レバー26aをA位置(“作業”位置)に切り
換えると、接点と接点が接続され、ソレノイド71
が励磁されて切換弁58が切り換わり、バイブレータ用
油圧モータ59が駆動して、バイブレータ11が駆動す
ると共に、接点と接点が接続されず、ソレノイド6
8が励磁されず走行となり、接点と接点が接続さ
れ、リレー74がONとなり、バーフィーダ・スプレッ
ダの自動・手動切換スイッチ29が自動の位置の場合に
は、自動回路75によりバーフィーダ用油圧モータ50
及び左右スクリュスプレッダ用油圧モータ54,55が
正転してバーフィーダ6及び左右スクリュスプレッダ
7,7′が自動的に駆動し、一方、バーフィーダ・スプ
レッダの自動・手動切換スイッチ29が手動の位置の場
合には、バーフィーダ・スイッチ32、スクリュスプレ
ッダ・スイッチ30,31のそれぞれのスイッチ操作に
よりバーフィーダ6及び左右スクリュスプレッダ7,
7′をそれぞれ駆動する。
【0022】また、図4(b)に示すように、セフティ
ー・スイッチ26の操作レバー26aをB位置(“走行
停止”位置)に切り換えると、接点と接点の接続が
解除され、ソレノイド71の励磁が解除され切換弁58
が切り換わり、バイブレータ11が駆動停止し、接点
と接点が接続され、ソレノイド68が励磁されて切換
弁57が切り換わり、走行が停止されると共に、接点
と接点が接続され、リレー74がONとなり、バーフ
ィーダ・スプレッダの自動・手動切換スイッチ29が自
動の位置の場合には、自動回路75によりバーフィーダ
用油圧モータ50及び左右スクリュスプレッダ用油圧モ
ータ54,55が正転してバーフィーダ6及び左右スク
リュスプレッダ7,7′が自動的に駆動し、一方、バー
フィーダ・スプレッダの自動・手動切換スイッチ29が
手動の位置の場合には、バーフィーダ・スイッチ32、
スクリュスプレッダ・スイッチ30,31のそれぞれの
スイッチ操作によりバーフィーダ6及び左右スクリュス
プレッダ7,7′をそれぞれ駆動する。
【0023】また、図4(c)に示すように、セフティ
ー・スイッチ26の操作レバー26aをC位置(“全停
止”位置)に切り換えると、接点と接点の接続が解
除され、ソレノイド71の励磁が解除され切換弁58が
切り換わり、バイブレータ11が駆動停止し、接点と
接点が接続され、ソレノイド68が励磁されて切換弁
57が切り換わり、走行が停止されると共に、接点と
接点の接続が解除されるので、リレー74がOFFと
なり、バーフィーダ・スプレッダの自動・手動切換スイ
ッチ29のスイッチ位置及びバーフィーダ・スイッチ3
2、スクリュスプレッダ・スイッチ30,31のスイッ
チ位置に関係なく、バーフィー6及び左右スクリュスプ
レッダ7,7′が駆動停止する。
【0024】また、セフティー・スイッチ26の操作レ
バー26aがA位置(“作業”位置)又はB位置(“走
行停止”位置)のとき、バーフィーダ・スプレッダの自
動・手動切換スイッチ29を手動に切り換え、バーフィ
ーダ・スイッチ32、バーフィーダ逆転スイッチ33、
左スクリュスプレッダ・スイッチ30、及び右スクリュ
スプレッダ・スイッチ31を手動で操作することによ
り、バーフィーダ6及び左右スクリュスプレッダ7,
7′をそれぞれ正転・逆転・停止に切り換えることがで
きる。
【0025】従って、セフティー・スイッチ26の操作
レバー26aを“作業”位置、“走行停止”位置、“全
停止”位置の3ポジションに切り換えることにより、
“作業”及び“全停止”することができ、従来のように
走行用スイッチ及び作業用スイッチを操作する必要がな
く、1個のスイッチ操作でよく、操作性を向上させるこ
とができる。また、緊急時にアスファルトフィニッシャ
の走行を停止させ、バイブレータ、バーフィーダ及び左
右スクリュスプレッダを駆動停止させる必要がある場合
や、アスファルトフィニッシャを全停止する場合には、
セフティー・スイッチ26の操作レバー26aを“全停
止”位置に切り換えるだけでよく、従来のように走行用
スイッチ及び作業用スイッチを操作する必要がなく、迅
速かつ確実にアスファルトフィニッシャを全停止するこ
とができ、かつスイッチ操作が遅くて事故が発生するの
を防止することができる。
【0026】なお、上述実施例では、アスファルトフィ
ニッシャの走行装置はクローラ式としたが、ホイール式
であってもよいことは勿論である。また、上述実施例で
は、本発明による操作スイッチをアスファルトフィニッ
シャに適用したが、これに限らず、作業装置を備えた他
の舗装車両に適用してもよいことは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作手段を作業位置に操作することにより、走行装置、
振動装置、及び作業装置を共に駆動させ、また操作手段
を全停止位置に操作することにより、走行装置、振動装
置、及び作業装置を共に全停止させることができ、スイ
ッチ操作が少なく、操作が極めて迅速かつ容易で確実で
あり、操作性の向上を図ることができる。また、緊急時
に舗装車両の走行装置を停止させ、振動装置及び作業装
置を駆動停止させる必要がある場合には、操作手段を全
停止位置に操作するだけでよく、従来のように走行用ス
イッチ及び作業用スイッチを操作する必要がなく、迅速
かつ確実に舗装車両を全停止することができ、かつスイ
ッチ操作が遅くて事故が発生するのを防止することがで
きる。また、操作手段を走行停止位置に操作することに
より、走行及び振動を停止しながら、作業装置が駆動し
て作業を継続することができ、操作が更に容易になり、
一層操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作手段の一実施例を示す操作台
の平面図である。
【図2】本発明に係る駆動回路の一実施例を示す全体系
統図である。
【図3】本発明に係るセフティー・スイッチの操作説明
図である。
【図4】セフティー・スイッチの3ポジションと各接点
との接続を説明する説明図である。
【図5】本発明に係るアスファルトフィニッシャの概略
電気回路図である。
【図6】アスファルトフィニッシャの一例を示す側面図
である。
【図7】アスファルトフィニッシャの一例を示す平面図
である。
【図8】従来の走行用スイチと作業用スイッチの操作説
明図である。
【符号の説明】
1 アスファルトフィニッシャ 2,2′ クローラ 3 車体 5,5′ ホッパ 6 バーフィーダ 7,7′ スクリュスプレッダ 8 支持アーム 9 スクリード装置 10.10′ 伸縮スクリード 11 バイブレータ 12 シート 13 操作台 20 前後進レバー 21 操作パネル 26 セフティー・スイッチ 26a 操作レバー 29 バーフィーダ・スプレッダの自動・手動切換ス
イッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体を走行させる走行装置と、該機体に
    搭載され、アスファルト合材を搬送するフィーダ装置、
    該フィーダ装置により搬送されたアスファルト合材を路
    面上幅方向に拡げるスクリュスプレッダ装置、及び該ス
    クリュスプレッダ装置により拡げられたアスファルト合
    材を敷き均すスクリード装置とからなる作業装置と、該
    スクリード装置を振動させる振動装置とを有する舗装車
    両において、 少なくとも作業、全停止の2位置を有し、これら2位置
    への手動操作にて、作業位置では前記走行装置、前記作
    業装置、及び前記振動装置を駆動させ、全停止位置では
    走行装置、作業装置、及び振動装置を停止させるよう操
    作する操作手段を備えてなることを特徴とする舗装車
    両。
  2. 【請求項2】 前記操作手段が作業、走行停止、全停止
    の3位置を有し、これら3位置への手動操作にて、作業
    位置では前記走行装置、前記作業装置、及び前記振動装
    置を駆動させ、走行停止位置では走行装置及び振動装置
    を停止させて作業装置を駆動させ、全停止位置では走行
    装置、作業装置、及び振動装置を停止させるよう操作し
    てなることを特徴とする請求項1記載の舗装車両。
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