JP3650944B2 - ブーム旋回装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンクリートポンプ車等のブーム旋回装置に関するもので、詳しくは、ブームを旋回させて停止したときの振れを抑えるようにするブーム旋回装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一例としてコンクリートポンプ車について説明すると、コンクリートポンプ車のうち、ブーム付コンクリートポンプ車は、図5に一例の概略を示す如く、ホッパ2と、該ホッパ2内のコンクリートを吸入して吐出するよう作動するコンクリートポンプ(図示せず)を備えたシャーシ1上に、旋回テーブル3を旋回自在に載置し、該旋回テーブル3に、起伏自在に連結してある多段式(図では3段)のブーム4,5,6のうちの最下段のブーム4を起伏自在に取り付け、更に、コンクリートポンプにより吐出されるコンクリートを輸送するためのコンクリート輸送管7を、コンクリートポンプからデッキ1に沿わせた後、ブーム4,5,6に沿わせて支持させ、上段のブーム6の先端に臨ませたコンクリート輸送管7の先端に先端ホース8が接続してある。
【0003】
上記の如きブーム付コンクリートポンプ車では、作業員の運転操作によりブーム4,5,6の起伏動作と旋回動作を行わせて先端ホース8を、コンクリート打設個所に位置させるようにしている。特に、ブームを水平旋回させて所定の位置に停止させる場合、旋回駆動装置により旋回テーブル3をスイッチ操作で旋回、停止を行わせている。旋回テーブル3とともにブームを旋回させる油圧回路は、図6に示すように構成されており、油圧ポンプ10と旋回駆動装置としての旋回油圧モータ11の正転側及び逆転側とを接続する圧油ライン12の途中に、旋回油圧モータ11の正転側と逆転側を油圧ポンプ10又はタンク13に交互に切り換えるように操作する操作弁9として電磁切換弁14を備え、電気スイッチを旋回左又は旋回右に入れる操作で電磁切換弁14のソレノイドSOL.1又はSOL.2を励磁することにより、ブームを左旋回又は右旋回させるようにし、且つ電気スイッチを中立位置に戻すことにより旋回油圧モータ11は停止してブームの旋回を停止するようにしてある。図6において、15はブレーキ弁、16はカンバラ弁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のブームの旋回装置では、操作弁としての電磁切換弁14のソレノイドSOL.1又はSOL.2に励磁してブーム4,5,6を左旋回又は右旋回させて目標の位置にブーム先端を合わせて停止させたとき、特にブーム4,5,6が伸びて作業半径が広くなっている場合にはブームの先端が旋回方向へ振れた後に反対方向へ振れ戻るという左右の揺れが発生し、減衰までに多くの時間がかかるという欠点があると共に、ブームの先端が左右に振れることから先端ホース8をコンクリート打設位置へ操作する作業員の操作が大変となり、ブームを停止操作してからコンクリート打設開始までに多くの時間がかかるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、ブームを旋回させて停止させたときにブームの左右への揺れが生じないようにするブーム旋回装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、ブームの旋回用の油圧モータに供給する圧油のラインを電磁切換弁により切り換えてブームを左旋回又は右旋回させるようにするブーム旋回装置において、スイッチを左旋回側に入れることにより左旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり上記電磁切換弁の一端作動部のソレノイドを励磁させるようにする左旋回用の回路、及び上記スイッチを右旋回側に入れることにより右旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり他端作動部のソレノイドを励磁させるようにする右旋回用の回路と、第2タイマのb接点、左旋回用リレーのa接点、右旋回用リレーのb接点及び左追い旋回用リレーを備え且つ上記左旋回用リレーのa接点と並列に左追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした左追い旋回用の回路、及び右旋回用リレーのa接点、左旋回用リレーのb接点及び右追い旋回用リレーを備え且つ上記右旋回用リレーのa接点と並列に右追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした右追い旋回用の回路と、左追い旋回用リレーのa接点及び左旋回用リレーのb接点と右追い旋回用リレーのa接点及び右旋回用リレーのb接点とを並列に備えた第1タイマの回路と、第1タイマのa接点を備えた第2タイマの回路とを有し、更に、上記左旋回用の回路には、左旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び左追い旋回用リレーのa接点を備えた回路を有し、上記右旋回用の回路には、右旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び右追い旋回リレーのa接点を備えた回路を有してなる旋回制御装置を備え、ブームを一旦停止した後に再び同方向に旋回させて停止させるようにした構成とする。
【0007】
スイッチを、たとえば、左旋回に入れると、左旋回用のソレノイドが励磁されてブームは左へ旋回される。ブームを停止するため、スイッチを中立位置に戻すと、左旋回用のソレノイドは消磁されるが、追い旋回用の回路には通電していて第1タイマが励磁するので、その設定時間後に左旋回用のソレノイドが再励磁されて旋回油圧モータが瞬時に動作してブームを左へ旋回させ、第2タイマの設定時間後に上記ソレノイドは消磁されて、ブームは停止させられる。
【0008】
又、左旋回用の回路と右旋回用の回路に並列に第3のタイマの回路を設けると共に、スイッチを該第3タイマの設定時間以上左旋回側又は右旋回側に入れておかなければ、左旋回用リレー又は右旋回用リレーに通電されないように、左追い旋回用の回路と右追い旋回用の回路に、第3のタイマのa接点をそれぞれ組み込んだ構成とすることにより、スイッチを左旋回側又は右旋回側に入れて直ちに中立に戻すことにより、左又は右追い旋回用の回路に通電させることなくブームを微旋回させることができる。
【0009】
更に、ブームの先端に加速度計を取り付けたり、ブームに角度計を取り付ける等して、これら加速度計や角度計からの信号によるブーム先端の振れの大きさに合わせて追い旋回させるときの第1タイマ、第2タイマの時間を自動設定するようにすれば、ブームにスピードがある場合にもブームの振れを減少させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の実施の一形態を示すもので、図6に示されるブーム旋回用油圧回路の旋回油圧モータ11の正転逆転切換え用の電磁切換弁14の両端部作動部のソレノイドSOL.1及びSOL.2を励磁又は消磁させるように切り換える電気回路を有してなる旋回制御装置の一例を示すもので、スイッチ17を旋回「左」に入れることによりリレーR1が作動してそのa接点R 1 がONになりソレノイドSOL.1を励磁させるようにする回路A、及びスイッチ17を旋回「右」に入れることによりリレーR2が作動してそのa接点R 2 がONになりソレノイドSOL.2を励磁させるようにする回路Bと、第2タイマT2のb接点T2、リレーR1のa接点R1、リレーR2のb接点R2、リレーR3を備え且つ上記a接点R1と並列にリレーR3のa接点R3を有して自己保持できるようにした旋回「左」の追い旋回用の回路C、及びリレーR2のa接点R2、リレーR1のb接点R1、リレーR4を備え且つ上記a接点R2と並列にリレーR4のa接点R4を有して自己保持できるようにした旋回「右」の追い旋回用の回路Dと、リレーR3のa接点R3及びリレーR1のb接点R1とリレーR4のa接点R4及びリレーR2のb接点R2とを並列に備えた第1タイマT1の回路Eと、第1タイマT1のa接点T1を備えた第2タイマT2の回路Fとをそれぞれ並列に設け、更に、上記回路Aに、リレーR 1 のa接点R 1 と並列に第1タイマのa接点T 1 及びリレーR 3 のa接点R 3 を有する回路を、又、回路Bに、リレーR 2 のa接点R 2 と並列に第1タイマのa接点T 1 及びリレーR 4 のa接点R 4 を有する回路を備え、スイッチ17を旋回「左」に入れてリレーR1が作動することによりソレノイドSOL.1が励磁されてブームが左へ旋回させられ、スイッチ17を中立に戻しリレーR1を非作動にしてソレノイドSOL.1を消磁させてブームの旋回を停止しても、自己保持されている追い旋回用の回路Cにより第1タイマT1の設定時間後に第2タイマT2の設定時間だけ上記第1タイマT 1 のa接点T 1 とリレーR 3 のa接点R 3 の回路によりソレノイドSOL.1が励磁されて、ブームの追い旋回が行われるようにする。
【0012】
図1中、18はバッテリー(DC24V)である。又、図1中のSOL.1とSOL.2は、図6に示す油圧回路における電磁切換弁14の両端作動部のソレノイドSOL.1とSOL.2である。
【0013】
今、ブーム左方向に旋回させてコンクリート打設個所へブーム先端を移動させるために、スイッチ17を「左」に入れると、リレーR1 が作動して、そのa接点R1 がONになると共にb接点R1 がOFFとなるので、ソレノイドSOL.1が励磁し、図6に示す油圧回路により旋回油圧モータ11が駆動してブームは左方向へ旋回させられる。又、同時に追い旋回用のリレーR3 が作動してそのa接点R3 がONになり、リレーR3 は自己保持されることになる。
【0014】
次に、ブームの先端が停止しようとする位置の近くに来ると、スイッチ17を中立位置に戻す。これによりリレーR1 は切れて非作動状態になり、そのa接点R1 はOFFになり、b接点R1 はONになることからソレノイドSOL.1は消磁し、ブームの旋回が停止するが追い旋回用回路のリレーR3 はa接点R3 がONで自己保持されているので、第1タイマT1 が作動して、設定時間t1秒(たとえば、0.5秒)後にa接点T1 がONになって再びソレノイドSOL.1が励磁させられ、同時に第2タイマT2 が作動させられ、該第2タイマT2 の設定時間t2秒(たとえば、0.3〜0.4秒)後にそのb接点T2 がOFFになってリレーR3 が非作動状態になることによりソレノイドSOL.1は消磁される。これによりブームはスイッチ17を中立にして一旦停止した後、再び同方向へ瞬時に旋回(追い旋回)させられてから停止させられることになるので、ブームの先端が左右に振れる度合いを大幅に減少させることができることになる。
【0015】
ブームを右方向へ旋回させるためにスイッチ17を旋回「右」に入れた場合には、リレーR2 、R4 が作動することになって、上記の場合と同様にスイッチ17を中立に戻しても、ブームを自動的に右方向へ再旋回させて停めることができる。
【0016】
次に、図2は本発明の他の実施の形態を示すもので、リレーR1 の回路AとリレーR2 の回路Bに並列にタイマT0 の回路Gを設けると共に、リレーR3 及びR4 がある追い旋回用の回路C、Dに、タイマT0 のa接点T0 を組み込み、スイッチ17を旋回「左」又は旋回「右」へタイマT0 の設定時間t0秒以上入れておかなければ、リレーR3 又はR4 に通電されないようにしたものである。すなわち、スイッチ17をタイマT0 の設定時間に満たない僅かな時間だけ入れて切ることによりリレーR3 が作動せず、ブームを停止した後の追い旋回が働かないようにしたものである。その他の構成は、図1の回路図と同じである。
【0017】
この実施の形態によれば、ブームを僅かに旋回させて停止させる、いわゆる微旋回が可能となり、ブームを旋回させたい方向にスイッチ17を入れて直ちに切ることにより、タイマT0 が作動しないため、追い旋回を行わせるリレーR3 の回路のタイマT0 のa接点T0 はOFFのままとなって、リレーR3 は作動することがない。これによりブームはスイッチ17の操作のみで微旋回させて所定の位置に停止させることができることになる。
【0018】
又、図3(イ)(ロ)は本発明の更に他の実施の形態を示すもので、エンジン回転数等によりブーム旋回時のスピードに差が生じ、この差によりブームを停止させたときのブームの振動に違いが出ることに鑑み、ブームの振動に応じて追い旋回させるときの第1タイマT1 の設定時間t1と第2タイマT2 の設定時間t2を自動設定できるようにしたものである。
【0019】
すなわち、先端ブーム6の先端に加速度計19を取り付け、該加速度計19から加速度信号の大きさによりタイマT1 とT2 の各設定時間を自動設定させるようにしようとするもので、ブームを停止したときのブームの振れを加速度計19で検知して、加速度信号によりブームの振動が大きい場合は第1タイマT1 の設定時間を小、第2タイマT2 の設定時間を大となるように制御する制御部を、旋回制御装置I内に備えた構成とする。
【0020】
この実施の形態によると、ブーム先端の加速度計19からの信号の大きさによりタイマT1 とT2 を自動設定して、ブームの振れに対応した設定時間に変えることができるので、ブームの旋回動作を停止した後に行うブームの追い旋回を制御できて円滑に停止させることができることになる。
【0021】
図4(イ)(ロ)は上記図3に示す実施の形態の応用例を示すもので、図4(イ)に示す如く、多段式ブーム(一例として3段式の場合を示す)4,5,6の各連結部に角度計20a,20b,20cを取り付けると共に、先端ブーム6の先端に加速度計19を取り付け、図4(ロ)に示す如く、これら角度計20a,20b,20cと加速度計19からの信号のほかに、旋回中のブームを停止したときのブームの振動が変化する要因となるブームの自重、ブームの姿勢(作業半径)、旋回速度等を入力してブームのモーメントを演算して第1タイマT1 及び第2タイマT2 を自動設定する機能を有する制御部を、旋回制御装置I内に備えた構成としたものである。
【0022】
この例によると、ブームの自重やブーム全体の長さ(作業半径)が異なることによりブームのスピードが変る場合にも、タイマT1 及びT2 の設定時間をコントロールできるので、ブームを追い旋回させて円滑に停止させて振れを抑えることができる。
【0023】
なお、ブームは3段の場合を示したが、4段の場合でも同様であること、又、ブーム付コンクリートポンプ車のブーム旋回について説明したが、建設機械等のブーム旋回にも適用できることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明のブーム旋回装置によれば、ブームを左又は右方向に旋回させたり停止させるように切り換える電磁切換弁の旋回「左」用又は旋回「右」用のソレノイドを旋回制御装置により励磁、消磁させるようにし、該旋回制御装置に、スイッチを左旋回側に入れることにより左旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり上記電磁切換弁の一端作動部のソレノイドを励磁させるようにする左旋回用の回路、及び上記スイッチを右旋回側に入れることにより右旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり他端作動部のソレノイドを励磁させるようにする右旋回用の回路と、第2タイマのb接点、左旋回用リレーのa接点、右旋回用リレーのb接点及び左追い旋回用リレーを備え且つ上記左旋回用リレーのa接点と並列に左追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした左追い旋回用の回路、及び右旋回用リレーのa接点、左旋回用リレーのb接点及び右追い旋回用リレーを備え且つ上記右旋回用リレーのa接点と並列に右追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした右追い旋回用の回路と、左追い旋回用リレーのa接点及び左旋回用リレーのb接点と右追い旋回用リレーのa接点及び右旋回用リレーのb接点とを並列に備えた第1タイマの回路と、第1タイマのa接点を備えた第2タイマの回路とを有し、更に、上記左旋回用の回路には、左旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び左追い旋回用リレーのa接点を備えた回路を有し、上記右旋回用の回路には、右旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び右追い旋回リレーのa接点を備えた回路を有してなる構成としてあるので、ブームを旋回させたい方向にスイッチを入れてブームを旋回させた後、スイッチを切ってブームを停止させようとすると、自動的に所定時間後にブームが追い旋回させられてから、所定時間経過後にブームが停止することになり、ブームを停止したときのブーム先端の振れを短時間に減少させることができて、直ちにコンクリートの打設作業に移れて、作業性を向上させることができると共に、先端ホースを持つ作業員の扱いも容易になるという優れた効果が奏し得られる。又、旋回制御装置が有する左旋回用の回路と右旋回用の回路に並列に第3のタイマの回路を設けると共に、スイッチを該第3タイマの設定時間以上左旋回側又は右旋回側に入れておかなければ、左旋回用リレー又は右旋回用リレーに通電されないように、左追い旋回用の回路と右追い旋回用の回路に、第3のタイマのa接点をそれぞれ組み込んだ構成とすることにより、スイッチを左旋回側又は右旋回側へ第3タイマの設定時間以上入れておかなければ追い旋回用の回路のリレーが作動しないようにすることができて、ブームを僅かな角度旋回させて位置の微調整を実施するようにすることにより、ブームの微旋回をさせることが可能となって、ブーム先端を最適な位置にセットして作業を行わせることができることになる。又、ブームの先端に加速度計を取り付けて、ブームを停止したときのブームの振れを加速度計により検知して追い旋回用の第1及び第2のタイマの設定時間を自動的に制御するようにしたり、ブームの振れがブームの自重、ブームの姿勢(作業半径)によっても変化することからブームの起伏部に角度計を設けて角度計と加速度計からの信号により追い旋回用の第1及び第2のタイマの設定時間を自動的に制御するようにすることにより、ブームの振れの大きさに応じたタイマの設定時間により追い旋回を実現できて、ブームの振れを減少させることができる、という優れた効果をも奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す電気回路図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す電気回路図である。
【図3】本発明の更に他の実施の形態を示すもので、(イ)はブームの先端に加速度計を取り付けた状態を示す概略図、(ロ)は制御ブロック図である。
【図4】図3の応用例を示すもので、(イ)はブームに角度計を取り付け且つブーム先端に加速度計を取り付けた状態を示す概略図、(ロ)は制御ブロック図である。
【図5】ブーム付コンクリートポンプ車の概略図である。
【図6】ブーム付コンクリートポンプ車のブームを旋回させる油圧回路図である。
【符号の説明】
I 旋回制御装置
4,5,6 ブーム
10 油圧ポンプ
11 旋回油圧モータ
12 圧油ライン
14 電磁切換弁
17 スイッチ
SOL.1 ソレノイド
SOL.2 ソレノイド
A,B 回路
C,D 追い旋回用回路
E,F,G タイマの回路
Claims (4)
- ブームの旋回用の油圧モータに供給する圧油のラインを電磁切換弁により切り換えてブームを左旋回又は右旋回させるようにするブーム旋回装置において、スイッチを左旋回側に入れることにより左旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり上記電磁切換弁の一端作動部のソレノイドを励磁させるようにする左旋回用の回路、及び上記スイッチを右旋回側に入れることにより右旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり他端作動部のソレノイドを励磁させるようにする右旋回用の回路と、第2タイマのb接点、左旋回用リレーのa接点、右旋回用リレーのb接点及び左追い旋回用リレーを備え且つ上記左旋回用リレーのa接点と並列に左追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした左追い旋回用の回路、及び右旋回用リレーのa接点、左旋回用リレーのb接点及び右追い旋回用リレーを備え且つ上記右旋回用リレーのa接点と並列に右追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした右追い旋回用の回路と、左追い旋回用リレーのa接点及び左旋回用リレーのb接点と右追い旋回用リレーのa接点及び右旋回用リレーのb接点とを並列に備えた第1タイマの回路と、第1タイマのa接点を備えた第2タイマの回路とを有し、更に、上記左旋回用の回路には、左旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び左追い旋回用リレーのa接点を備えた回路を有し、上記右旋回用の回路には、右旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び右追い旋回リレーのa接点を備えた回路を有してなる旋回制御装置を備え、ブームを一旦停止した後に再び同方向に旋回させて停止させるようにしたことを特徴とするブーム旋回装置。
- 左旋回用の回路と右旋回用の回路に並列に第3のタイマの回路を設けると共に、スイッチを該第3タイマの設定時間以上左旋回側又は右旋回側に入れておかなければ、左旋回用リレー又は右旋回用リレーに通電されないように、左追い旋回用の回路と右追い旋回用の回路に、第3のタイマのa接点をそれぞれ組み込んだ請求項1記載のブーム旋回装置。
- ブームの旋回用の油圧モータに供給する圧油のラインを電磁切換弁により切り換えてブームを左旋回又は右旋回させるようにするブーム旋回装置において、スイッチを左旋回側に入れることにより左旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり上記電磁切換弁の一端作動部のソレノイドを励磁させるようにする左旋回用の回路、及び上記スイッチを右旋回側に入れることにより右旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり他端作動部のソレノイドを励磁させるようにする右旋回用の回路と、第2タイマのb接点、左旋回用リレーのa接点、右旋回用リレーのb接点及び左追い旋回用リレーを備え且つ上記左旋回用リレーのa接点と並列に左追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした左追い旋回用の回路、及び右旋回用リレーのa接点、左旋回用リレーのb接点及び右追い旋回用リレーを備え且つ上記右旋回用リレーのa接点と並列に右追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした右追い旋回用の回路と、左追い旋回用リレーのa接点及び左旋回用リレーのb接点と右追い旋回用リレーのa接点及び右旋回用リレーのb接点とを並列に備えた第1タイマの回路と、第1タイマのa接点を備えた第2タイマの回路とを有し、更に、上記左旋回用の回路には、左旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び左追い旋回用リレーのa接点を備えた回路を有し、上記右旋回用の回路には、右旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び右追い旋回リレーのa接点を備えた回路を有してなる旋回制御装置を備え、ブームを一旦停止した後に再び同方向に旋回させて停止させるようにし、更に、ブームの先端部に加速度計を取り付けると共に各ブームの起伏部に角度計を取り付け、該加速度計及び角度計からの信号に基づき第1タイマと第2タイマの時間を自動設定する回路を、上記旋回制御装置に備えたことを特徴とするブーム旋回装置。
- ブームの旋回用の油圧モータに供給する圧油のラインを電磁切換弁により切り換えてブームを左旋回又は右旋回させるようにするブーム旋回装置において、スイッチを左旋回側に入れることにより左旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり上記電磁切換弁の一端作動部のソレノイドを励磁させるようにする左旋回用の回路、 及び上記スイッチを右旋回側に入れることにより右旋回用リレーが作動してそのa接点がONになり他端作動部のソレノイドを励磁させるようにする右旋回用の回路と、該左旋回用の回路及び該右旋回用の回路に並列に設けた第3のタイマの回路と、第2タイマのb接点、第3のタイマのa接点、左旋回用リレーのa接点、右旋回用リレーのb接点及び左追い旋回用リレーを備え且つ上記第3のタイマのa接点及び左旋回用リレーのa接点と並列に左追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした左追い旋回用の回路、及び上記第3のタイマのa接点、右旋回用リレーのa接点、左旋回用リレーのb接点及び右追い旋回用リレーを備え且つ上記第3のタイマのa接点及び右旋回用リレーのa接点と並列に右追い旋回用リレーのa接点を有して自己保持できるようにした右追い旋回用の回路と、左追い旋回用リレーのa接点及び左旋回用リレーのb接点と右追い旋回用リレーのa接点及び右旋回用リレーのb接点とを並列に備えた第1タイマの回路と、第1タイマのa接点を備えた第2タイマの回路とを有し、更に、上記左旋回用の回路には、左旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び左追い旋回用リレーのa接点を備えた回路を有し、上記右旋回用の回路には、右旋回用リレーのa接点と並列に第1タイマのa接点及び右追い旋回リレーのa接点を有する回路を有してなる旋回制御装置を備え、ブームを一旦停止した後に再び同方向に旋回させて停止させるようにし、更に、ブームの先端部に加速度計を取り付けると共に各ブームの起伏部に角度計を取り付け、該加速度計及び角度計からの信号に基づき第1タイマと第2タイマの時間を自動設定する回路を、上記旋回制御装置に備えたことを特徴とするブーム旋回装置。
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JPH09216789A (ja) | 1997-08-19 |
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