JP2574081Y2 - 自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置 - Google Patents

自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置

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JP2574081Y2
JP2574081Y2 JP1992092677U JP9267792U JP2574081Y2 JP 2574081 Y2 JP2574081 Y2 JP 2574081Y2 JP 1992092677 U JP1992092677 U JP 1992092677U JP 9267792 U JP9267792 U JP 9267792U JP 2574081 Y2 JP2574081 Y2 JP 2574081Y2
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俊正 勘田
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は作業機の過負荷時に車両
の転倒を防止するための装置に係り、詳しくは自走式把
持機械の過負荷時の自動停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は自走式車両30に油圧式のハンド
リング装置31を装着した自走式把持機械を示してい
る。このハンドリング装置31は、上部旋回体32に設
けられた起伏自在なブ−ム33に連結されたア−ム34
の先端に装着されたもので、油圧モ−タを駆動源とする
回転機構35と、回転機構35の被回転側に取着したク
ランプ機構36と、クランプ機構36を左右方向に揺す
る図示しないシリンダ等からなるものである。このよう
な掘削機械においては、一般に作業機に過負荷が掛る
と、過負荷を警告する警報装置を備えて転倒を防止する
ようにしている。その構造は可変油圧リミットスイッチ
を用いて、ブ−ムシリンダの負荷状態をカムでブ−ム姿
勢と設定圧力を検出することにより、転倒位置に近づく
とコ−ションランプ、またはブザ−でオペレ−タに知ら
せるようにしたものである。これに対して車両系のクレ
−ン等においてはモ−メントリミッタが使用されてい
る。これはポテンショメ−タ、油圧センサで車両の姿勢
と負荷状態を知り、コントロ−ラで転倒位置付近かどう
かを演算して、転倒位置付近に至った場合はコントロ−
ラで転倒方向に至る作業操作の油圧パイロットラインを
切断する信号を出して転倒を防止するようにしたもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな自走式把持機械の過負荷警報装置では、転倒位置付
近に近づくとオペレ−タに警告はするが、転倒を防止す
る操作手段はオペレ−タの判断に委ねたものであり、車
両を自動的に停止させるような完全な安全装置にはなっ
ていない。しかしながらクレ−ン等のような機能を掘削
機械に装着すると、コントロ−ラのハ−ドおよびソフト
での開発費がかさみ、車両の価格が極めて高いものとな
ってしまう欠点があった。
【0004】本考案はこれに鑑み、可変リミットスイッ
チを用い、しかもクレ−ン等と同じように自動的に車両
を停止させる機能を持つ自走式把持機械の過負荷時の自
動停止装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図る
ことを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、自走式把持機械の作業機のメイン操作弁と、
これを操作するパイロット圧比例制御弁との間のブ−ム
上げ、ブ−ム下げ、リスト上げ、およびア−ム上げ用の
各パイロット油圧回路にON,OFF2位置を有する電
磁弁を設け、該作業機のブ−ム基端の側面にはブ−ムの
起伏に追従するカムと、このカムに接触する過負荷圧力
スイッチとを設け、前記電磁弁と過負荷圧力スイッチと
をリレ−を介して連結すると共に、該圧力スイッチはブ
−ムの傾斜角度の変化に連動したブ−ムシリンダのボト
ム側の圧力が設定値以上のとき0Nとなり、前記電磁弁
をOFF位置に切換えることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、ブ−ムシリンダのボトム側
の圧力が設定値以上のとき0Nとなり、電磁弁はONか
らOFF位置に切換えられるため、前記パイロット油圧
回路は遮断され、したがってメイン操作弁の操作は不能
となり作業機は自動停止される。
【0007】
【実施例】図1は本考案にかかる自走式把持機械の過負
荷時の自動停止装置の一実施例を示す電気および油圧回
路図である。
【0008】本考案は図2に示すようなハンドリング装
置を装着した自走式把持機械において、図1に示すメイ
ン操作弁1,2,3と、これを操作するパイロット圧比
例制御弁4,5,6との間のブ−ム上げ、ブ−ム下げ、
リスト上げ、およびア−ム上げ用の各パイロット油圧回
路7,8,9,10にON,OFF2位置を有する電磁
弁11,12,13を設け、該作業機のブ−ム14基端
の側面にはブ−ム14の起伏に追従するカム15と、こ
のカム15に接触する過負荷圧力スイッチ16とを設
け、前記電磁弁11,12,13と過負荷圧力スイッチ
16とをリレ−17を介して連結すると共に、該圧力ス
イッチ16はブ−ム14の傾斜角度の変化に連動したブ
−ムシリンダ18のボトム側18aの圧力が設定値以上
のとき0Nとなり、前記電磁弁11,12,13をOF
F位置に切換えるもので構成されている。
【0009】メイン操作弁1,2,3および19は3位
置切換弁で図の上から順にブ−ム、リスト、ア−ムおよ
び旋回用となっており、油圧ポンプ20からオイルが供
給される。また、各メイン操作弁は図の上から順に示し
たブ−ム18、リスト21、ア−ム22の各シリンダお
よび旋回モ−タ23にそれぞれの油圧回路により連結さ
れている。さらに各メイン操作弁はそれぞれパイロット
圧比例制御弁からのパイロット圧により操作されて所望
のシリンダにオイルを供給するようになっており、その
パイロット圧比例制御弁は図の上から順にブ−ム用4,
リスト用5,ア−ム用6,そして旋回用24が設けられ
ている。そしてパイロット圧比例制御弁4は矢印方向に
動かすと、ブ−ムの上げ、または下げ操作、パイロット
圧比例制御弁5はリストの上げ、または下げ操作、パイ
ロット圧比例制御弁6はア−ムの上げ、または下げ操
作、パイロット圧比例制御弁24は右旋回、または左旋
回操作となり、パイロットポンプ25のオイルはそれぞ
れパイロット回路から前記各メイン操作弁の左右端の何
れかを加圧する。したがってメイン操作弁はこれにより
中立の位置から左右a,bの何れかの位置に切換えら
れ、これに応じてシリンダが伸縮することになる。例え
ばブ−ムシリンダ18が収縮するとブ−ム14は前傾状
態となる。ブ−ム上げ、下げ、リスト上げ、ア−ム上げ
側となる前記パイロット油圧回路7,8,9および10
の途中にはON,OFF2位置を有する電磁弁11,1
2,13が通常はONの位置となるように設けられてい
る。これら電磁弁はリレ17を介して過負荷圧力スイッ
チ16に連結されており、過負荷圧力スイッチ16はバ
ッテリ26に連結されている。さらにブ−ムシリンダ1
8のボトム側18aは過負荷圧力スイッチ16に連結さ
れており、ボトム側18aの油圧が高くなるとばね16
aに抗して電気回路27を閉じて通電するようになって
いる。なお、実施例ではパイロット圧比例制御弁4,
5,6および24の操作レバ−はそれそれ4a,5a,
6a,24aの各1本の場合を示したが、パイロット圧
比例制御弁4,5を1本、6,24を他の1本のモノレ
バ−とし、左右前後に操作するようにしても良い。
【0010】つぎに作動を説明する。過負荷圧力スイッ
チ16はブ−ム14の側面に設けたカム15によりブ−
ム角度(車体作業姿勢)と、そのときのON−OFF切
換え時の圧力が設定される。したがってブ−ム14が前
傾して転倒状態に近くなるとブ−ムシリンダ18のボト
ム側18aの圧力がスイッチ設定圧以上に高くなる。こ
れにより圧力スイッチ16は開の状態から閉の状態に変
わり電気回路27が通電する。この通電で電磁弁11,
12,13はONからOFFに切換えられ、したがって
パイロット油圧回路7,8,9,10は遮断されるので
操作は停止させることになる。つまりこれら回路のパイ
ロット圧比例制御弁4,5,6を操作しても操作は不能
となる。しかしながらリスト下げ、ア−ム下げ方向のパ
イロット油圧回路には回路を遮断する電磁弁を設けてい
ないので、パイロット圧比例制御弁5,6の下げ操作は
可能であり、クランプ機構内の荷を車体の手前に引き寄
せることができることになる。また、ブ−ムシリンダ1
8のボトム側18aの圧力が低下して過負荷による車体
の転倒状態が遠のくと、過負荷圧力スイッチ16により
電気回路27が絶縁されることにより、電磁弁11,1
2,13は消磁され、ブ−ム上げ、ブ−ム下げ、リスト
上げ、ア−ム上げの各パイロット油圧回路7,8,9,
10の遮断がなくなり、これによりこれらの操作が可能
となる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、自走式把
持機械の作業機のメイン操作弁と、これを操作するパイ
ロット圧比例制御弁との間のブ−ム上げ、ブ−ム下げ、
リスト上げ、およびア−ム上げ用の各パイロット油圧回
路にON,OFF2位置を有する電磁弁を設け、該作業
機のブ−ム基端の側面にはブ−ムの起伏に追従するカム
と、このカムに接触する過負荷圧力スイッチとを設け、
前記電磁弁と過負荷圧力スイッチとをリレ−を介して連
結すると共に、該圧力スイッチはブ−ムの傾斜角度の変
化に連動したブ−ムシリンダのボトム側の圧力が設定値
以上のとき0Nとなり、前記電磁弁をOFF位置に切換
えるようにしたから、コントロ−ラ等のシステム設計が
省略でき、安価なコストで安全面を重視したシステムを
作ることができると共に、構造が簡単で現地改造も可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる自走式把持機械の過負荷時の自
動停止装置の一実施例を示す電気および油圧回路の説明
図である。
【図2】本考案が適用される自走式車両にハンドリング
装置を装着した自走式把持機械の一例の外観側面の説明
図である。
【符号の説明】
1 ブ−ム用メイン操作弁 2 リスト用メイン操作弁 3 ア−ム用メイン操作弁 4 ブ−ム用パイロット圧比例制御弁 5 リスト用パイロット圧比例制御弁 6 ア−ム用パイロット圧比例制御弁 7 ブ−ム上げ用パイロット油圧回路 8 アーム下げ用パイロット油圧回路 9 リスト上げ用パイロット油圧回路 10 ア−ム上げ用パイロット油圧回路 11 電磁弁 12 電磁弁 13 電磁弁 14 ブ−ム 15 ブ−ム側面カム 16 過負荷圧力スイッチ 17 リレ− 18 ブ−ムシリンダ 18aボトム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式把持機械の作業機のメイン操作弁
    と、これを操作するパイロット圧比例制御弁との間のブ
    −ム上げ、ブ−ム下げ、リスト上げ、およびア−ム上げ
    用の各パイロット油圧回路にON,OFF2位置を有す
    る電磁弁を設け、該作業機のブ−ム基端の側面にはブ−
    ムの起伏に追従するカムと、このカムに接触する過負荷
    圧力スイッチとを設け、前記電磁弁と過負荷圧力スイッ
    チとをリレ−を介して連結すると共に、該圧力スイッチ
    はブ−ムの傾斜角度の変化に連動したブ−ムシリンダの
    ボトム側の圧力が設定値以上のとき0Nとなり、前記電
    磁弁をOFF位置に切換えることを特徴とする自走式把
    持機械の過負荷時の自動停止装置。
JP1992092677U 1992-12-25 1992-12-25 自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置 Expired - Lifetime JP2574081Y2 (ja)

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