JPH0656156U - 自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置 - Google Patents

自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置

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JPH0656156U
JPH0656156U JP9267792U JP9267792U JPH0656156U JP H0656156 U JPH0656156 U JP H0656156U JP 9267792 U JP9267792 U JP 9267792U JP 9267792 U JP9267792 U JP 9267792U JP H0656156 U JPH0656156 U JP H0656156U
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raising
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pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の可変リミットスイッチを用い、しかも
クレ−ン等と同じように自動的に車両を停止させる機能
を持つようにするもの。 【構成】 メイン操作弁1,2,3と、これを操作する
パイロット圧比例制御弁4,5,6との間のブ−ム上
げ、ブ−ム下げ、リスト上げ、およびア−ム上げ用の各
パイロット油圧回路7,8,9,10に電磁弁11,1
2,13を設け、作業機のブ−ム14基端の側面にはブ
−ム14の起伏に追従するカム15と、このカム15に
接触する過負荷圧力スイッチ16とを設け、電磁弁1
1,12,13と圧力スイッチ16とをリレ−17を介
して連結して、圧力スイッチ16はブ−ム14の傾斜角
度に連動したブ−ムシリンダ18のボトム側18aの圧
力が設定値以上のとき0Nとなり、電磁弁11,12,
13がOFFに切換えられる。 【効果】 コントロ−ラ等のシステム設計が省略でき、
安価なコストで安全面を重視したシステムを作ることが
でき、構造も簡単で現地改造も可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は作業機の過負荷時に車両の転倒を防止するための装置に係り、詳しく は自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は自走式車両30に油圧式のハンドリング装置31を装着した自走式把持 機械を示している。このハンドリング装置31は、上部旋回体32に設けられた 起伏自在なブ−ム33に連結されたア−ム34の先端に装着されたもので、油圧 モ−タを駆動源とする回転機構35と、回転機構35の被回転側に取着したクラ ンプ機構36と、クランプ機構36を左右方向に揺する図示しないシリンダ等か らなるものである。このような掘削機械においては、一般に作業機に過負荷が掛 ると、過負荷を警告する警報装置を備えて転倒を防止するようにしている。その 構造は可変油圧リミットスイッチを用いて、ブ−ムシリンダの負荷状態をカムで ブ−ム姿勢と設定圧力を検出することにより、転倒位置に近づくとコ−ションラ ンプ、またはブザ−でオペレ−タに知らせるようにしたものである。これに対し て車両系のクレ−ン等においてはモ−メントリミッタが使用されている。これは ポテンショメ−タ、油圧センサで車両の姿勢と負荷状態を知り、コントロ−ラで 転倒位置付近かどうかを演算して、転倒位置付近に至った場合はコントロ−ラで 転倒方向に至る作業操作の油圧パイロットラインを切断する信号を出して転倒を 防止するようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述のような自走式把持機械の過負荷警報装置では、転倒位置付 近に近づくとオペレ−タに警告はするが、転倒を防止する操作手段はオペレ−タ の判断に委ねたものであり、車両を自動的に停止させるような完全な安全装置に はなっていない。しかしながらクレ−ン等のような機能を掘削機械に装着すると 、コントロ−ラのハ−ドおよびソフトでの開発費がかさみ、車両の価格が極めて 高いものとなってしまう欠点があった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、可変リミットスイッチを用い、しかもクレ−ン等と同じ ように自動的に車両を停止させる機能を持つ自走式把持機械の過負荷時の自動停 止装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、自走式把持機械の作業機のメイン操作弁と 、これを操作するパイロット圧比例制御弁との間のブ−ム上げ、ブ−ム下げ、リ スト上げ、およびア−ム上げ用の各パイロット油圧回路にON,OFF2位置を 有する電磁弁を設け、該作業機のブ−ム基端の側面にはブ−ムの起伏に追従する カムと、このカムに接触する過負荷圧力スイッチとを設け、前記電磁弁と過負荷 圧力スイッチとをリレ−を介して連結すると共に、該圧力スイッチはブ−ムの傾 斜角度の変化に連動したブ−ムシリンダのボトム側の圧力が設定値以上のとき0 Nとなり、前記電磁弁をOFF位置に切換えることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、ブ−ムシリンダのボトム側の圧力が設定値以上のとき0N となり、電磁弁はONからOFF位置に切換えられるため、前記パイロット油圧 回路は遮断され、したがってメイン操作弁の操作は不能となり作業機は自動停止 される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案にかかる自走式把持機械の過負荷時の自動停止装置の一実施例を 示す電気および油圧回路図である。
【0008】 本考案は図2に示すようなハンドリング装置を装着した自走式把持機械におい て、図1に示すメイン操作弁1,2,3と、これを操作するパイロット圧比例制 御弁4,5,6との間のブ−ム上げ、ブ−ム下げ、リスト上げ、およびア−ム上 げ用の各パイロット油圧回路7,8,9,10にON,OFF2位置を有する電 磁弁11,12,13を設け、該作業機のブ−ム14基端の側面にはブ−ム14 の起伏に追従するカム15と、このカム15に接触する過負荷圧力スイッチ16 とを設け、前記電磁弁11,12,13と過負荷圧力スイッチ16とをリレ−1 7を介して連結すると共に、該圧力スイッチ16はブ−ム14の傾斜角度の変化 に連動したブ−ムシリンダ18のボトム側18aの圧力が設定値以上のとき0N となり、前記電磁弁11,12,13をOFF位置に切換えるもので構成されて いる。
【0009】 メイン操作弁1,2,3および19は3位置切換弁で図の上から順にブ−ム、 リスト、ア−ムおよび旋回用となっており、油圧ポンプ20からオイルが供給さ れる。また、各メイン操作弁は図の上から順に示したブ−ム18、リスト21、 ア−ム22の各シリンダおよび旋回モ−タ23にそれぞれの油圧回路により連結 されている。さらに各メイン操作弁はそれぞれパイロット圧比例制御弁からのパ イロット圧により操作されて所望のシリンダにオイルを供給するようになってお り、そのパイロット圧比例制御弁は図の上から順にブ−ム用4,リスト用5,ア −ム用6,そして旋回用24が設けられている。そしてパイロット圧比例制御弁 4は矢印方向に動かすと、ブ−ムの上げ、または下げ操作、パイロット圧比例制 御弁5はリストの上げ、または下げ操作、パイロット圧比例制御弁6はア−ムの 上げ、または下げ操作、パイロット圧比例制御弁24は右旋回、または左旋回操 作となり、パイロットポンプ25のオイルはそれぞれパイロット回路から前記各 メイン操作弁の左右端の何れかを加圧する。したがってメイン操作弁はこれによ り中立の位置から左右a,bの何れかの位置に切換えられ、これに応じてシリン ダが伸縮することになる。例えばブ−ムシリンダ18が収縮するとブ−ム14は 前傾状態となる。ブ−ム上げ、下げ、リスト上げ、ア−ム上げ側となる前記パイ ロット油圧回路7,8,9および10の途中にはON,OFF2位置を有する電 磁弁11,12,13が通常はONの位置となるように設けられている。これら 電磁弁はリレ17を介して過負荷圧力スイッチ16に連結されており、過負荷圧 力スイッチ16はバッテリ26に連結されている。さらにブ−ムシリンダ18の ボトム側18aは過負荷圧力スイッチ16に連結されており、ボトム側18aの 油圧が高くなるとばね16aに抗して電気回路27を閉じて通電するようになっ ている。なお、実施例ではパイロット圧比例制御弁4,5,6および24の操作 レバ−はそれそれ4a,5a,6a,24aの各1本の場合を示したが、パイロ ット圧比例制御弁4,5を1本、6,24を他の1本のモノレバ−とし、左右前 後に操作するようにしても良い。
【0010】 つぎに作動を説明する。過負荷圧力スイッチ16はブ−ム14の側面に設けた カム15によりブ−ム角度(車体作業姿勢)と、そのときのON−OFF切換え 時の圧力が設定される。したがってブ−ム14が前傾して転倒状態に近くなると ブ−ムシリンダ18のボトム側18aの圧力がスイッチ設定圧以上に高くなる。 これにより圧力スイッチ16は開の状態から閉の状態に変わり電気回路27が通 電する。この通電で電磁弁11,12,13はONからOFFに切換えられ、し たがってパイロット油圧回路7,8,9,10は遮断されるので操作は停止させ ることになる。つまりこれら回路のパイロット圧比例制御弁4,5,6を操作し ても操作は不能となる。しかしながらリスト下げ、ア−ム下げ方向のパイロット 油圧回路には回路を遮断する電磁弁を設けていないので、パイロット圧比例制御 弁5,6の下げ操作は可能であり、クランプ機構内の荷を車体の手前に引き寄せ ることができることになる。また、ブ−ムシリンダ18のボトム側18aの圧力 が低下して過負荷による車体の転倒状態が遠のくと、過負荷圧力スイッチ16に より電気回路27が絶縁されることにより、電磁弁11,12,13は消磁され 、ブ−ム上げ、ブ−ム下げ、リスト上げ、ア−ム上げの各パイロット油圧回路7 ,8,9,10の遮断がなくなり、これによりこれらの操作が可能となる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、自走式把持機械の作業機のメイン操作弁と、こ れを操作するパイロット圧比例制御弁との間のブ−ム上げ、ブ−ム下げ、リスト 上げ、およびア−ム上げ用の各パイロット油圧回路にON,OFF2位置を有す る電磁弁を設け、該作業機のブ−ム基端の側面にはブ−ムの起伏に追従するカム と、このカムに接触する過負荷圧力スイッチとを設け、前記電磁弁と過負荷圧力 スイッチとをリレ−を介して連結すると共に、該圧力スイッチはブ−ムの傾斜角 度の変化に連動したブ−ムシリンダのボトム側の圧力が設定値以上のとき0Nと なり、前記電磁弁をOFF位置に切換えるようにしたから、コントロ−ラ等のシ ステム設計が省略でき、安価なコストで安全面を重視したシステムを作ることが できると共に、構造が簡単で現地改造も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる自走式把持機械の過負荷時の自
動停止装置の一実施例を示す電気および油圧回路の説明
図である。
【図2】本考案が適用される自走式車両にハンドリング
装置を装着した自走式把持機械の一例の外観側面の説明
図である。
【符号の説明】
1 ブ−ム用メイン操作弁 2 リスト用メイン操作弁 3 ア−ム用メイン操作弁 4 ブ−ム用パイロット圧比例制御弁 5 リスト用パイロット圧比例制御弁 6 ア−ム用パイロット圧比例制御弁 7 ブ−ム上げ用パイロット油圧回路 8 アーム下げ用パイロット油圧回路 9 リスト上げ用パイロット油圧回路 10 ア−ム上げ用パイロット油圧回路 11 電磁弁 12 電磁弁 13 電磁弁 14 ブ−ム 15 ブ−ム側面カム 16 過負荷圧力スイッチ 17 リレ− 18 ブ−ムシリンダ 18aボトム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式把持機械の作業機のメイン操作弁
    と、これを操作するパイロット圧比例制御弁との間のブ
    −ム上げ、ブ−ム下げ、リスト上げ、およびア−ム上げ
    用の各パイロット油圧回路にON,OFF2位置を有す
    る電磁弁を設け、該作業機のブ−ム基端の側面にはブ−
    ムの起伏に追従するカムと、このカムに接触する過負荷
    圧力スイッチとを設け、前記電磁弁と過負荷圧力スイッ
    チとをリレ−を介して連結すると共に、該圧力スイッチ
    はブ−ムの傾斜角度の変化に連動したブ−ムシリンダの
    ボトム側の圧力が設定値以上のとき0Nとなり、前記電
    磁弁をOFF位置に切換えることを特徴とする自走式把
    持機械の過負荷時の自動停止装置。
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