JP3206680B2 - 鋼板移送装置 - Google Patents

鋼板移送装置

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JP3206680B2
JP3206680B2 JP27075892A JP27075892A JP3206680B2 JP 3206680 B2 JP3206680 B2 JP 3206680B2 JP 27075892 A JP27075892 A JP 27075892A JP 27075892 A JP27075892 A JP 27075892A JP 3206680 B2 JP3206680 B2 JP 3206680B2
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貢 鎌田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーショベルのアー
ムやクレームのブーム等の上下揺動腕部材に取付けられ
て土木建設工場現場に敷設される足場保護用鋼板等の鋼
板を吊り上げて移送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建設工場現場においては足場の保護
や穴を閉塞するために鋼板を敷設しており、これら鋼板
は相当な大きさを備えた重量物(例えは、1.5m×6
m、重さ1600kg程度)であるから、作業者が人力
で移送することは困難でありパワーショベルやクレーン
を利用して吊り上げて移送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鋼板を吊り上げるため
には鋼板の隅角部に形成したワイヤ挿通孔にワイヤを挿
通すると共に、そのワイヤをパワーショベルのアーム先
端部やクレーンの吊りワイヤ先端のフックに引掛ける作
業、いわゆる玉掛け作業が必要となるからトラックの荷
台から鋼板をおろして足場を敷設する場合には1つの鋼
板毎に面倒な玉掛け作業をする必要があってその鋼板の
敷設作業能率が大変悪いものとなり、しかもパワーショ
ベルやクレーンを操作するオペレータの外に玉掛け作業
員が必要となる。
【0004】なお、ゴミ処理工場や製鉄工場等において
は空缶や鉄片等を電磁石で吸着して移送しているが、こ
の電磁石による吸着では信頼性が低く吸着した空缶や鉄
片が落下することがあり、ゴミ処理工場や製鉄工場等は
落下しても危険でない作業環境であるから良いが、前述
の土木建設工事現場における鋼板の移送時に吊り上げた
鋼板が誤って落下すると大変危険であり、前述の電磁石
によって鋼板を吸着して吊り上げ移送することは安全上
好ましくない。
【0005】そこで、本発明は鋼板を簡単に吊り上げで
移送できるようにした鋼板移送装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上下揺動腕部材を有する
走行体Aと、この上下揺動腕部材に取付けた取付体10
と、この取付体10に、旋回機構11によって旋回自在
に取付けた本体12と、この本体12に取付けた鋼板D
を吸着する吸着具13と、前記本体12に取付けられ、
その吸着具13で吸着した鋼板Dの両端縁を支持する一
対の落下防止アーム14,14で構成され、前記落下防
止アーム14は、本体12に上下揺動自在に支承した第
1アーム47と、この第1アーム47に上下回動自在に
連結され、かつフック部49aを有する第2アーム49
を備え、かつ前記第1アーム47が一方向に揺動した状
態で第2アーム49が、そのフック部49aが吸着具1
3よりも上方のほぼ起立姿勢となり、第1アーム47が
他方向に揺動した状態で第2アーム49が第1アーム4
7に対して自重で下方に回動し、そのフック部49aが
吸着具13よりも下方に突出した下向きの姿勢となり、
かつ第1アーム47が他方向にさらに揺動した状態で第
2アーム49が、斜め上方に移動する構成であることを
特徴とする鋼板移送装置。上下揺動腕部材を有する走行
体Aと、この上下揺動腕部材に取付けた取付体10と、
この取付体10に、旋回機構11によって旋回自在に取
付けた本体12と、この本体12に取付けた鋼板Dを吸
着する吸着具13と、前記本体12に取付けられ、その
吸着具13で吸着した鋼板Dの両端縁を支持する一対の
落下防止アーム14,14で構成され、前記落下防止ア
ーム14は、本体12の内外方向に摺動するスライダー
62と、このスライダー62に上下揺動自在に支承さ
れ、かつフック63aを有するアームと、ストッパ65
を備え、かつ前記スライダー62が外方に移動してアー
ムがストッパ65と離れると、そのアームが自重で下方
に揺動してフック63aが吸着具13よりも下方位置と
なり、前記スライダー62が内方に移動してアームがス
トッパ65に当接するとアームが上方に揺動する構成で
あることを特徴とする鋼板移送装置。
【0007】
【作 用】吸着具13で鋼板Dを吸着できるし、一対
の落下防止アーム14,14で吸着した鋼板Dを支持す
るので、吸着具13の制御と落下防止アーム14の動作
制御によって鋼板Dを落下せずに確実に支持できるか
ら、走行体Aのオペレータ1人でトラック上の鋼板を足
場に敷設できるし、その敷設作業を効率良く実施でき、
しかも旋回機構11によって取付体10に対して吸着具
13を本体12とともに旋回できるから、その吸着具1
3の向きを鋼板の向きに合せたり、支持している鋼板を
敷設する場所に合せた向きに調節できる。
【0008】
【実 施 例】図1に示すように走行体Aはパワーショ
ベルとなり、このパワーショベルは履帯1を備えた下部
車体2に上部車体3を旋回用油圧モータで旋回自在に装
着し、その上部車体3にブーム4をブームシリンダ5で
上下揺動自在に設け、そのブームシリンダ4にアーム6
をアームシリンダ7で上下揺動自在に設け、そのアーム
6の先端に図示しないバケットを図示しないバケットシ
リンダで上下揺動自在に設けたものであり、そのブーム
4、アーム6が上下揺動腕部材となる。各シリンダ及び
旋回用油圧モータは運転室8内に設けた操作レバーで操
作弁を切り換えることで作動するようにしてある。前記
パワーショベルのアーム6先端部に鋼板吸着装置Bが取
付けられ、その鋼板吸着装置Bはパワーショベルの運転
室8内より操作できるようになり、パワーショベルの運
転室8内のオペレータがブーム4、アーム6及び上部車
体3を操作しながら鋼板吸着装置Bを操作することでト
ラックC上の鋼板Dを1枚ずつ吸着して土木建設工事現
場の足場Eまで移送して敷設する。
【0009】前記鋼板支持装置Bは図2と図3に示すよ
うに、取付基体10と、この取付基体10に旋回機構1
1を介して取付けた本体12と、この本体12に取付け
た吸着具13と、一対の落下防止アーム14,14より
成る。
【0010】前記取付基体10は取付基板15と一対の
縦板16,16を備え、その一対の縦板16,16に取
付孔17が相対向して形成され、この一対の縦板16,
16をアーム6の先端部に臨ませ取付孔17とアーム6
の孔に取付軸18を嵌合して取付基体10はアーム6に
上下揺動自在に取付けられる。
【0011】前記アーム6の先端部には取付基体10の
上下揺動を制限するブレーキ19が取付けてある。この
ブレーキ19は図4に示すようにブレーキバンド20を
取付軸18に巻掛け、そのブレーキバンド20の一端部
をピン21でアーム6に連結し、他端部に連結したネジ
杆22をアーム6のブラケット23に挿通してナット2
4を螺合してブレーキバンド20を締付けたバンド式ブ
レーキとなり、取付軸18のアーム6に対する回動抵抗
を大として取付基体10のアーム6に対する上下揺動を
制限する構造となり、これによって鋼板を吸着移送して
運搬する際に鋼板が上下に揺動しないようになる。
【0012】前記旋回機構11は図5に示すように、前
記取付基板15にボルト止めした外筒30に内筒31を
ベアリング32で回転自在に嵌合して支承し、この内筒
31の内歯33にピンオン34を噛合し、そのピンオン
34を取付基板15に取付けた旋回用油圧モータ35の
出力軸に取付けてあり、旋回用油圧モータ35を駆動し
てピンオン34を回転することで内筒31が外筒30に
対して回転する。
【0013】前記本体12は図5に示すように上横板3
6にほぼ下向きV字状の一対の縦板37,37を固着し
この一対の縦板37,37間に亘って一対の側板38,
38を一体的に設けた下方が開口した箱形状となり、そ
の上取付板36に前記内筒31がボルト止めしてある。
【0014】前記吸着具13は図2、図3に示すように
ハウジング39の下方に開口した複数の収納凹部39a
内に複数の電磁石40をそれぞれ配設して成り、その電
磁石40に通電することで図6に示すように鋼板Dを吸
着支持する。この時、複数の電磁石40は間隔を置いて
配設してあるから各電磁石40の磁力線はあまり下方ま
で達しないので1枚の鋼板Dのみを吸着するし、鋼板D
が若干波打ち変形していても確実に吸着できる。前記ハ
ウジング39の上面には一対の取付けブラケット41,
41と一対のローラ支持ブラケット42,42が上向き
に固着され、その取付けブラケット41が本体部12に
連結ピン43でそれぞれ連結され、各ローラ支持ブラケ
ット42に支持ローラ44がピン45で回転自在に支承
してある。
【0015】前記落下防止アーム14は図6に示すよう
に、本体12の一対の縦板37,37間にピン46で上
下揺動自在に支承した第1アーム47と、この第1アー
ム47の一端部にピン48で上下回動自在に連結した第
2アーム49より成り、この第2アーム49の先端部は
鉤形に折曲げしてフック部49aとなり、かつ基端部は
円弧状部49bを有し、その円弧状部49bは本体12
に取付けたローラ50と対向し、前記第1アーム47は
シリンダ51で上下に揺動される。
【0016】次に落下防止アーム14の作動を説明す
る。図6に示すようにシリンダ51のピストン杆51a
を縮小すると第1アーム47が反時計方向に揺動し第2
アーム49がほぼ起立姿勢に回動し、フック部49aが
吸着具13よりも上方である。この時第2アーム49は
本体12の側板38の切欠端部38aに接する。
【0017】前述の状態でシリンダ51のピストン杆5
1aを伸長すると第1アーム47が時計方向に揺動して
第2アーム49を上方に移動するので、第2アーム49
は円弧状部49bがローラ50に当接しながら第1アー
ム47に対して自重で下方に回動して図7に示すように
支持ローラ44に当接する。
【0018】前述の状態でシリンダ51のピストン杆5
1aを更に伸長すると第1アーム47が更に時計方向に
揺動して第2アーム49は支持ローラ44の当接部を支
点とし第1アーム47に対して自重で更に下方に回動し
て図8に示すようフック部49aが鋼板Dの端縁より下
方に突出した下向き姿勢となる。更にシリンダ51のピ
ストン杆51aを伸長すると第1アーム47が更に時計
方向揺動して第2アーム49が支持ローラ44に沿っ
て斜め上方に移動して図9に示すようにフック部49a
が鋼板Dの端縁部を支持して吸着具13のハウジング3
9下面に押しつけ保持する。
【0019】前記シリンダ51と旋回用油圧モータ35
は取付体10に設けた後述する電磁切換弁によって圧油
が供給され、前記シリンダ51の配管及び電磁石40の
配線は図5に示す旋回機構11の旋回中心に設けた筒状
体52を挿通して前記パワーショベルの運転室8まで配
設され、その配管は運転室8内のレバーで切換えられる
バケットシリンダ用のバケット操作弁で油圧源に接続
し、前記配線は運転室2内に配設した後述するコントロ
ーラを介してバッテリに接続され、前記旋回用油圧モー
タ35、電磁石40、シリンダ51は運転室2内から操
作できるようにしてある。
【0020】次に前記旋回用油圧モータ35、電磁石4
0、シリンダ51の操作系統の詳細を図10に基づいて
説明する。図10に示すように、パワーショベルのエン
ジン70で駆動される油圧ポンプ71の吐出路71aに
パワーショベルの各部を作動するアクチュエータに圧油
を供給する操作弁72が設けられ、前記バケットシリン
ダに圧油を供給するバケット操作弁73は操作レバー7
4で切換え操作され、そのバケット操作弁73の出力側
は流量調整弁75、圧力制御弁76を介して前述した電
磁切換弁77に接続し、この電磁切換弁77は旋回用油
圧モータ35に圧油を供給する第1位置と逆止弁78を
介してシリンダ51に圧油を供給する第2位置に切換え
られる。
【0021】前記エンジン70で駆動される発電機79
は車載電源、例えばバッテリ80に接続し、このバッテ
リ80によってエンジン70の起動、パワーショベルの
各電気機器に通電するようにしてあり、前記バッテリ8
0は電磁石40に通電制御する前述のコントローラ81
と前記電磁切換弁77のソレノイド77aに通電する切
換スイッチ82に接続し、そのコントローラ81は電磁
制御器83と制御スイッチ84より成る。
【0022】このようであるから、切換スイッチ82を
操作して電磁切換弁77のソレノイド77aに通電、通
電中止することで電磁切換弁77を第1位置又は第2位
置に切換え、その状態で操作レバー74によってバケッ
ト操作弁73を切換え操作することによって旋回用油圧
モータ35を正転・逆転したり、シリンダ51を伸長・
縮小できるし、制御スイッチ84を操作することでパワ
ーショベルの車載バッテリを利用して電磁石40に通
電、通電中止できる。
【0023】前記コントローラ81は図11に示すよう
に、制御スイッチ84と起動リレー90、第1キープセ
ットリレー91、第1キープリセットリレー92、第2
キープセットリレー93、第2キープリセットリレー9
4、正励磁リレー95、第1タイマー96、第2タイマ
ー97、逆励磁リレー98及びそれらの常開接点90
a,91a,93a,95a,96a,97a,98a
並びに常閉接点90b,91b,93b,95b,96
b,97b,98bを備えている前記制御スイッチ84
はワンショットのON−OFFスイッチとなり、図10
の状態が電磁石40に通電していないとして作動を説明
する。制御スイッチ84をONすると起動リレー90が
励磁して常開接点91aがON、常閉接点90bがOF
Fするから、第1セットキープリレー91が励磁して常
開接点91aがONし正励磁リレー95が励磁して常開
接点95aがONして実線方向に電流が流れて電磁石4
0が正励磁される。この時第2タイマー97の常閉接点
97bは制御スイッチ84をONしてから0.5秒後に
ONするから制御スイッチ84をONしてから0.5秒
後に電磁石40に通電する、。前述の状態から、制御ス
イッチ84を再度ONする。この時、第2タイマー97
の常開接点97aは、制御スイッチ84をONしてから
0.5秒後に、常開接点97aをONして逆励磁リレー
98を励磁する。この時常開接点98aがONして矢印
と反対方向に電流が流れて電磁石40は逆励磁される。
さらに、第1タイマー96が2秒後に、タイムアップし
逆励磁動作が終了する。これにより、鋼板Dを直ちに離
すことができる。
【0024】次に鋼板Dの敷設作業を説明する。パワー
ショベルのオペレータが上部車体3を旋回すると同時に
ブーム4、アーム6を上下に揺動して吸着具13をトラ
ックC上の鋼板D上に位置させ、旋回機構11の旋回用
油圧モータ35を駆動して吸着具13を旋回して一対の
落下防止アーム14,14を幅狭長尺な鋼板Dの幅方向
両側に向ける。アーム6を下降して吸着具13の電磁石
40を鋼板Dに接し、電磁石40に通電して鋼板Dを吸
着してアーム6を若干上昇させて鋼板Dを若干持ち上げ
る。この状態でシリンダ51のピストン杆51aを伸長
して前述のようにして一対の落下防止アーム14,14
で鋼板Dの両端縁を支持する。この後にアーム6を上昇
・下降しながら上部車体3を旋回して鋼板Dを足場E等
の敷設場所まで移送し、鋼板Dが敷設場所より若干上方
位置になったら旋回機構11によって吸着具13を旋回
して鋼板Dの向きを変え、シリンダ51のピストン杆5
1aを縮小して落下防止アーム14を上方に揺動しなが
ら上方に移動して鋼板Dの支持を解放し、鋼板Dを敷設
場所に置いて電磁石40への通電を断って敷設する。
【0025】以上のようにパワーショベルのオペレータ
1人で鋼板を敷設できるので作業効率が著しく向上す
る。
【0026】前記落下防止アーム14は図12に示すよ
うに構成しても良い。すなわち吸着具13のハウジング
39上面にシリンダ60とガイド61を設け、このガイ
ド61に沿ってシリンダ60で摺動するスライダー62
にL字状アーム63の基部を上下揺動自在に支承し、こ
のL字状アーム63の基部に突片64を設け、シリンダ
60によってスライダー62とともにL字状アーム63
を内方に移動すると突片64がストッパ65に当接して
L字状アーム63が上方に移動するようにしてある。
【0027】このようにすれば、図13に示すように
ライダー62とともにL字状アーム63を外方に水平に
移動し、突片64がストッパ65から離れると、L字状
アーム63が自重で下方に揺動し、そのL字状アーム6
3のフック63aが吸着具13よりも下方位置となる。
この後にL字状アーム63を内方に移動することで突片
64をストッパ65に当接することで、L字状アーム6
3が上方に揺動し、そのL字状アーム63のフック63
aで鋼板Dを支持できる。
【0028】前記吸着具13は図14に示すように、ハ
ウジング39の各収納凹部39aに真空吸着パット66
をそれぞれ設け、その各真空吸着パット66を真空源6
7に切換弁68を介して接続し、切換弁68を切換るこ
とで鋼板Dを真空吸着パット66で吸着するようにして
も良い。
【0029】
【発明の効果】吸着具13で鋼板Dを吸着できるし、一
対の落下防止アーム14,14で吸着した鋼板Dを支持
するので、吸着具13の制御と落下防止アーム14の動
作制御によって鋼板Dを落下せずに確実に支持できるか
ら、走行体Aのオペレータ1人でトラック上の鋼板を足
場に敷設できるし、その敷設作業を効率良く実施でき、
しかも旋回機構11によって取付体10に対して吸着具
13を本体12とともに旋回できるから、その吸着具1
3の向きを鋼板の向きに合せたり、支持している鋼板を
敷設する場所に合せた向きに調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体斜視図である。
【図2】鋼板吸着装置の正面図である。
【図3】鋼板吸着装置の側面図である。
【図4】ブレーキ部分の斜視図である。
【図5】旋回機構部分の断面図である。
【図6】落下防止アームの詳細正面図である。
【図7】落下防止アームの動作説明図である。
【図8】落下防止アームの動作説明図である。
【図9】落下防止アームの動作説明図である。
【図10】操作系統を示す線図的構成説明図である。
【図11】コントローラの詳細説明図である。
【図12】落下防止アームの他の実施例を示す正面図で
ある。
【図13】落下防止アームの動作説明図である。
【図14】吸着具の他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
A…走行体、10…取付体、11…旋回機構、12…本
体、13…吸着具、14…落下防止アーム、40…電磁
石、47…第1アーム、49…第2アーム、51…シリ
ンダ、66…真空吸着パット、67…真空源、68…切
換弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/06,1/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下揺動腕部材を有する走行体Aと、 この上下揺動腕部材に取付けた取付体10と、 この取付体10に、旋回機構11によって旋回自在に取
    付けた本体12と、 この本体12に取付けられ、鋼板Dを吸着する吸着具1
    3と、 前記本体12に取付けられ、その吸着具13で吸着した
    鋼板Dの両端縁を支持する一対の落下防止アーム14,
    14で構成され、 前記落下防止アーム14は、本体12に上下揺動自在に
    支承した第1アーム47と、この第1アーム47に上下
    回動自在に連結され、かつフック部49aを有する第2
    アーム49を備え、かつ前記第1アーム47が一方向に
    揺動した状態で第2アーム49が、そのフック部49a
    が吸着具13よりも上方のほぼ起立姿勢となり、第1ア
    ーム47が他方向に揺動した状態で第2アーム49が第
    1アーム47に対して自重で下方に回動し、そのフック
    部49aが吸着具13よりも下方に突出した下向きの姿
    勢となり、かつ第1アーム47が他方向にさらに揺動し
    た状態で第2アーム49が、斜め上方に移動する構成で
    あることを特徴とする鋼板移送装置。
  2. 【請求項2】 本体12の上下中間部左右に一対の第1
    アーム47をシリンダ51で上下揺動自在にそれぞれ支
    承し、この各第2アーム47の先端部にフック部49a
    を有する一対の第2アーム49の基端側を上下揺動自在
    にそれぞれ連結し、前記本体12の下部左右に、この第
    2アーム49の基端側と接して第2アーム49の上下揺
    動及び斜め上下揺動をガイドするローラ50と支承ロー
    ラ44をそれぞれ取付けて落下防止アーム14とした
    求項1記載の鋼板移送装置
  3. 【請求項3】 吸着具13のハウジング39に本体12
    を取付け、この本体12の左右に一対の第1アーム47
    の長手方向中間部をシリンダ51で上下揺動自在にそれ
    ぞれ支承し、その各第1アーム47の長手方向他端部に
    第2アーム49の長手方向基端部を上下揺動自在に連結
    し、前記ハウジング39の上面左右にローラ50と支持
    ローラ44を前記第2アーム49が起立姿勢の時に第2
    アーム49の基端部がローラ50と支持ローラ44との
    間に位置するようにそれぞれ取付けて落下防止アーム1
    4とした請求項1又は2記載の鋼板移送装置
  4. 【請求項4】 上下揺動腕部材を有する走行体Aと、 この上下揺動腕部材に取付けた取付体10と、 この取付体10に、旋回機構11によって旋回自在に取
    付けた本体12と、 この本体12に取付けた鋼板Dを吸着する吸着具13
    と、 前記本体12に取付けられ、その吸着具13で吸着した
    鋼板Dの両端縁を支持する一対の落下防止アーム14,
    14で構成され、 前記落下防止アーム14は、本体12の内外方向に摺動
    するスライダー62と、このスライダー62に上下揺動
    自在に支承され、かつフック63aを有するアームと、
    ストッパ65を備え、かつ前記スライダー62が外方に
    移動してアームがストッパ65と離れると、そのアーム
    が自重で下方に揺動してフック63aが吸着具13より
    も下方位置となり、前記スライダー62が内方に移動し
    てアームがストッパ65に当接するとアームが上方に揺
    動する構成であることを特徴とする鋼板移送装置。
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