JP2779326B2 - 鉄筋パネル装着機 - Google Patents

鉄筋パネル装着機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄筋パネル装着機に関す
るものであり、特に、鉄筋パネルの装着作業性を考慮し
た鉄筋パネル装着機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地中連続壁等の側壁に鉄筋を配設する場
合に、予め鉄筋を網目に組んだ鉄筋パネルを形成してお
き、鉄筋パネル装着機によって前記鉄筋パネルを地中連
続壁の側壁へ装着する工法が知られている。
【0003】従来の此種鉄筋パネル装着機としては、特
開平6−10513号公報記載のものが知られている。
これは、移動手段によって移動自在な装置本体にブーム
部を回動自在に枢着し、このブーム部に鉄筋パネルを支
持するアタッチメントを取り付けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の鉄筋パ
ネル装着機は、鉄筋パネルを装着する際に装置本体とブ
ーム部とを動かして位置合せをしているが、アタッチメ
ント自体には移動装置が設けられていないため、鉄筋パ
ネルの微調整ができず、位置合せが困難である等効率が
悪い。
【0005】また、装置本体に搭乗しているオペレータ
が鉄筋パネル装着機を操作するときに、地中連続壁の側
壁に待機している鉄筋工は鉄筋パネル装着機の動きを予
測できないため、鉄筋パネルと鉄筋工との接触事故が発
生する虞がある。
【0006】そこで、鉄筋パネルの装着を安全且つ効率
的に作業できるようにするために解決すべき技術的課題
が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、複数の鉄筋を組んだ
鉄筋パネルを支持する装着アタッチメントと、該装着ア
タッチメントを支持・回動させるブーム部と、該ブーム
部を支持・回動させる装置本体と、該装置本体を移動さ
せる移動手段とを備えた鉄筋パネル装着機に於いて、前
記装着アタッチメントにはブーム部に対して該装着アタ
ッチメントを前後左右へ移動させる複数のシリンダが配
設され、更に、各シリンダを遠隔制御するアタッチメン
ト操作盤を設け、該アタッチメント操作盤のメインスイ
ッチをオンにしたときは、前記装置本体側の操作レバー
の作動を停止させて装着アタッチメントの各シリンダが
作動するようなソレノイドバルブを設けた鉄筋パネル装
着機、及び、前記アタッチメント操作盤のメインスイッ
チをオンにしたときは、前記装置本体側のエンジンをア
イドリング回転に保持するようにした鉄筋パネル装着
機、及び前記アタッチメント操作盤のメインスイッチを
オンにしたときは、該アタッチメント操作盤にて前記装
置本体側のブーム部を操作可能に形成した鉄筋パネル装
着機、並びに、前記装着アタッチメントの前面部に鉄筋
または治具を係止するフックを固設し、該フックの基端
部にストッパの基端部を枢着して該ストッパをフックの
受け部内で揺動自在にし、且つ、該ストッパの先端部を
フックの受け部先端へ接離自在にした鉄筋パネル装着機
を提供するものである。
【0008】
【作用】工場または施工現場にて組込まれた鉄筋パネル
を地面に載置し、アームシリンダを伸長して装着アタッ
チメントの前面部を下向きにする。この状態で、装着ア
タッチメントの前面部に固設されたフックへ鉄筋を係止
すれば、ストッパが自重によりフックの受け部先端へ当
接してフックがロック状態になり、装着アタッチメント
から鉄筋パネルが脱落することなく確実に支持される。
【0009】次に、アタッチメント操作盤のメインスイ
ッチをオンにし、前記アームシリンダを縮長して装着ア
タッチメントを引き起す。アタッチメント操作盤のメイ
ンスイッチがオンになったときは、本体側の操作レバー
の作動が停止されて装着アタッチメントの各シリンダの
みが操作可能になるとともに、本体側のエンジンがアイ
ドリング回転となって油圧回路の各シリンダが最適な作
業速度となる。
【0010】そして、ブーム部を回動して鉄筋パネルを
施工個所近傍へ移動し、装着アタッチメントに配設され
た複数のシリンダをアタッチメント操作盤にて遠隔操作
すれば、前記装着アタッチメントが前後左右に移動して
鉄筋パネルの位置が微調整され、該鉄筋パネルは施工個
所へ正確に位置決めされる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図1は鉄筋パネル装着機11を示したものであ
り、該鉄筋パネル装着機11は、鉄筋を網目に組んだ鉄
筋パネル12を支持する装着アタッチメント13と、こ
の装着アタッチメント13を支持・回動させるブーム部
14と、ブーム部14を支持・回動させる装置本体15
と、この装置本体15を移動させる移動手段16とから
構成されている。
【0012】前記ブーム部14は、く字型ブーム17の
一端部を装着アタッチメント13の下部にピン結合し、
く字型ブーム17の他端部を装置本体15の上部にピン
結合するとともに、このく字型ブーム17の屈曲部にア
ームシリンダ18及びブームシリンダ19をピン結合し
て形成されている。アームシリンダ18はその他端部が
装着アタッチメント13の後端部にピン結合され、ブー
ムシリンダ19はその他端部が装置本体15にピン結合
されている。
【0013】前記移動手段16は、下部フレーム20の
左右にクローラ21,21が巻装され、左右の油圧モー
タ(図示せず)にてクローラ21,21を駆動すること
により走行可能に構成されている。また、この移動手段
の上部に載置された装置本体15は、水平全方向へ旋回
自在であり、キャビン22内には前記移動手段16の操
作部をはじめ、油圧シリンダ18,19等の操作部が設
けられている。
【0014】図2乃至図4は装着アタッチメント13を
示し、この装着アタッチメント13の後部にブラケット
23を設け、該ブラケット23の下端に前記く字型ブー
ム17の他端部がピン結合され、該ブラケット23の後
端に前記アームシリンダ18の他端部がピン結合されて
いる。ブラケット23の上部には前後方向(図2に於い
て図面の左右方向)にスライドするアーム24が設けら
れており、ブラケット23の後端部とアーム24との間
に前後スライドシリンダ25を介装して、該アーム24
を前後方向へ移動自在に形成する。
【0015】該アーム24の前端には第1フレーム26
の後端を水平方向へ回動自在にピン結合し、前記アーム
24の一側部と第1フレーム26の一側部を左右スイン
グシリンダ27,27にて連結し、前記アーム24に対
して第1フレーム26を左右方向へ首振り自在に形成す
る。また、第1フレーム26はスライドブラケット28
の後面部へスライド自在に係合しており、上下スライド
シリンダ29,29の伸縮により、第1フレーム26に
対してスライドブラケット28が上下方向へ移動自在と
なっている。
【0016】一方、該スライドブラケット28の前部は
第2フレーム30へスライド自在に係合しており、左右
スライドシリンダ31,31の伸縮により、スライドブ
ラケット28に対して第2フレーム30が左右方向へ移
動自在となっている。更に、第2フレーム30の前部に
ターンテーブル32を枢着し、該ターンテーブル32の
前面に格子型フレーム33を固着する。そして、ターン
テーブル32の上面部に固設したブラケット34と、格
子型フレーム33の上面部に固設したブラケット35と
の間に左右回転シリンダ36を介装し、前記第2フレー
ム30に対して格子型フレーム33が軸心O回りに回転
するように形成されている。
【0017】斯くして、前記装着アタッチメント13は
く字型ブーム17に対して前後左右上下の3方向へ変位
できるとともに、左右方向へ首振り自在であり且つ軸心
O回りに回転自在となり、格子型フレーム33を所望の
姿勢に制御することが可能となる。
【0018】ここで、格子型フレーム33の前面部には
複数のフック37,37…が設けられているが、図5に
示すように該フック37はプレート38に固設されてお
り、このプレート38を介して前記格子型フレーム33
の取付板39へ着脱できるように形成されている。そし
て、後述するようにフックの受け部40にて鉄筋41ま
たは治具を係止し、鉄筋パネル12を吊り上げて移動す
る。また、フック37の基端部にピン42を挿通し、こ
のピン42にストッパ43の基端部を枢着する。該スト
ッパ43はフックの受け部40内で揺動自在であり、且
つ、二点鎖線で示すように、該ストッパ43が揺動した
ときにストッパ43の先端部がフックの受け部40の先
端へ当接してフックの受け部40を閉鎖するように形成
されている。
【0019】一方、図6に示すように、アーム44の左
右両端にダブル型のフック45,45を固設し、2本の
アーム44,44を上下の取付板39,39及び39,
39へ取り付けてもよい。図7に示すように、このダブ
ル型のフック45は、1枚のプレート46上にフック3
7,37が一定間隔を有して2個固設されている。夫々
のフック37の形状は、フックの受け部40にストッパ
43が枢着されているのをはじめ、図5に示したシング
ル型のフック37と同一構成となっている。
【0020】ここで、図2に示すように、装着アタッチ
メント13のアーム24には前述した各シリンダへ作動
油を供給するソレノイドバルブユニット47が設けられ
ており、このソレノイドバルブユニット47に遠隔制御
用のアタッチメント操作盤48を接続する。
【0021】図8は油圧回路を示し、装着アタッチメン
ト側に前述した前後スライドシリンダ25、左右スイン
グシリンダ27,27、上下スライドシリンダ29,2
9、左右スライドシリンダ31,31、並びに左右回転
シリンダ36が設けられている。そして、これら各シリ
ンダへ作動油を供給するために、ソレノイドバルブユニ
ット47には前後スライドシリンダ用のソレノイドバル
ブ49、左右スイングシリンダ用のソレノイドバルブ5
0、上下スライドシリンダ用のソレノイドバルブ51、
左右スライドシリンダ用のソレノイドバルブ52、左右
回転シリンダ用のソレノイドバルブ53、並びに動力源
無負荷用のソレノイドバルブ54が設けられている。
【0022】前記各シリンダのボトム側油路とトップ側
油路には夫々スローリターンバルブ55,55…を介装
する。また、ソレノイドバルブユニット47に接続した
油路56,57は、セルフシールカップリング58,5
9を介して装置本体側と接離自在に接続される。
【0023】一方、装置本体側に設けられたメインポン
プ60の吐出油は、その一部がメインコントロールバル
ブ61へ分岐され、油路62,63から前記セルフシー
ルカップリング58,59を介して装着アタッチメント
側へ供給される。また、パイロットポンプ64の吐出油
はソレノイドバルブ65にてパイロット油路66と67
とに切り替えられ、前記メインコントロールバルブ61
または本体制御用ソレノイドバルブ68へパイロット油
が導出される。
【0024】図9は電気回路を示し、アタッチメント操
作盤48のメインスイッチ69がオフであるときは、図
示したようにソレノイドバルブ65のソレノイドが励磁
されず、パイロットポンプ64のパイロット油はパイロ
ット油路67から本体制御用ソレノイドバルブ68へ供
給される。従って、装置本体15のキャビン22内に設
けられている各操作レバーが操作可能状態であり、メイ
ンコントロールバルブ61は中立位置を保持するので装
着アタッチメント13には作動油が供給されない。
【0025】ここで、前記アタッチメント操作盤48の
メインスイッチ69をオンにしたときは、図10に示す
ようにソレノイドバルブ65のソレノイドが励磁されて
スプールが切り替わり、パイロットポンプ64のパイロ
ット油はパイロット油路66からメインコントロールバ
ルブ61へ供給される。
【0026】従って、図8に示したメインコントロール
バルブ61のスプールが61aの位置へ切り替わり、メ
インポンプ60の吐出油が油路62からセルフシールカ
ップリング58を介して装着アタッチメント側の油路5
6へ導出され、ソレノイドバルブユニット47の動力源
無負荷用のソレノイドバルブ54へ作動油が供給され
る。該ソレノイドバルブ54は通常は開放状態になって
おり、油路57へ連通して作動油をタンク70へ戻す。
また、図10に示したように、本体制御用ソレノイドバ
ルブ68にはパイロット油が供給されないので、キャビ
ン22内の各操作レバーは操作不可能な状態となってそ
の作動がロックされるため、装着アタッチメント13を
操作中に装置本体15が不慮作動する虞はない。
【0027】而して、図8及び図10に於いて、アタッ
チメント操作盤48のメインスイッチ69をオンにした
状態の下で各シリンダ伸縮用のスイッチ71乃至75の
何れか一つをオンにすれば、ソレノイドバルブユニット
47内のソレノイド76が励磁されて前記動力源無負荷
用のソレノイドバルブ54が切り替わり、下流側のソレ
ノイドバルブ49乃至53へ作動油が供給される。
【0028】いま、例えば左右回転シリンダ伸縮用のス
イッチ71を71a側にオンすれば、ソレノイド77が
励磁されてソレノイドバルブ53が切り替わり、左右回
転シリンダ36が伸長する。一方、前記スイッチ71を
71b側にオンすれば、ソレノイド78が励磁されてソ
レノイドバルブ53が反対位置へ切り替わり、左右回転
シリンダ36が収縮する。このように、スイッチ71乃
至75の中から任意のスイッチを操作すれば、左右回転
シリンダ36、左右スライドシリンダ31,31、上下
スライドシリンダ29,29、左右スイングシリンダ2
7,27、並びに前後スライドシリンダ25の任意のシ
リンダを伸縮することができる。
【0029】斯くして、オペレータはアタッチメント操
作盤48の操作のみにて前記装着アタッチメント13を
任意の方向へ回動させ、格子型フレーム33を所望の姿
勢に遠隔制御することができる。
【0030】また、前記メインスイッチ69をオンにし
たときは、リレースイッチ87が切り替わってコントロ
ーラ88へ電気信号が入力される。然るときには、コン
トローラ88から装置本体15のエンジン(図示せず)
へ制御信号が出力され、エンジンの回転がアイドリング
状態に保持される。従って、油圧回路の各シリンダへ供
給される作動油の流速が急激に変化することがなくな
り、各シリンダは最適な作業速度を保持できるようにな
る。
【0031】而して、当該鉄筋パネル装着機11によっ
て地中連続壁等の側壁に縦筋を配設する場合は、予め矩
形枠状の治具に複数本の縦筋をセットして鉄筋パネルを
形成し、図3に示したように格子型フレーム33へシン
グル型のフック37,37…を固設しておき、該シング
ル型のフック37,37…にて前記治具を係止しながら
鉄筋パネルを吊り上げる。一方、横筋を配設する場合
は、予め複数本の横筋を組んだ鉄筋パネルを形成し、図
6に示したように格子型フレーム33へダブル型のフッ
ク45,45…を固設しておき、該ダブル型のフック4
5,45…にて横筋を係止しながら鉄筋パネルを吊り上
げる。
【0032】ここでは、横筋の鉄筋パネルを装着する手
順について説明する。図11は横筋の鉄筋パネル12を
示し、複数本の横筋41a,41a…の上部に2本の縦
筋41b,41bを架け渡し、双方の接点を溶接するか
ワイヤで結縛して一体にする。この鉄筋パネル12は工
場または施工現場にて、予め組込んでおく。そして、図
12に示すように、施工現場のヤードに複数個の鉄筋パ
ネル12,12…を積み重ねておき、装置本体15のブ
ーム部14を回動して装着アタッチメント13を鉄筋パ
ネル12,12…へ接近させるとともに、アームシリン
ダ18を伸長して装着アタッチメント13の前面部を下
向きにする。この状態で、最上段の鉄筋パネル12の横
筋41a,41aを装着アタッチメント13のフック3
7,37…にて係止する。
【0033】装置本体15のブーム部14の操作は、キ
ャビン22内のオペレータが操作レバーによって行う
が、前述したアタッチメント操作盤48にブーム部操作
用のスイッチを設け、該アタッチメント操作盤にてブー
ム部14を遠隔操作するように形成してもよい。
【0034】図13はヤードに積み重ねられた鉄筋パネ
ル12をフック37にて係止する工程を示し、同図
(a)に示すように、フック37が下向きであるのでス
トッパ43が自重で下方へ回動し、その先端部がフック
の受け部40の先端へ当接している。前記装着アタッチ
メント13を下降してフック37を横筋41aへ接近す
れば、同図(b)に示すように、ストッパ43が横筋4
1aに押圧されてピン42を中心に上方へ回動し、フッ
クの受け部40が開放される。この状態で前記装着アタ
ッチメント13を図中左方へ移動すれば、横筋41aが
フックの受け部40の奥へ収容され、同図(c)に示す
ように、横筋41aがストッパ43から外れる。このた
め、ストッパ43は再び自重で下方へ回動し、その先端
部がフックの受け部40の先端へ当接してフック37が
ロック状態になる。
【0035】斯くして、図14に示すように、前記複数
のフック37,37…にて横筋41a,41aが係止さ
れ、鉄筋パネル12は装着アタッチメント13に確実に
支持され、例えば鉄筋パネル12を地切させた場合であ
っても、衝撃で鉄筋パネル12が装着アタッチメント1
3から外れることがない。そして、図15に示すよう
に、鉄筋パネル12を略垂直状態にして吊り上げ、地中
連続壁の側壁へ接近させたる。
【0036】然る後、前述したように、アタッチメント
操作盤48にて装着アタッチメント13の各シリンダを
遠隔操作し、装着アタッチメント13の姿勢を微調整し
ながら鉄筋パネル12の位置決めを行い、該鉄筋パネル
12を側壁の施工個所へ配設する。
【0037】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、複数の鉄筋を組んだ鉄筋パネルを装着アタッチメン
トへ支持させ、アタッチメント操作盤にて各シリンダを
遠隔制御することにより、前記装着アタッチメントの姿
勢を前後左右任意の位置へ調整することができる。
【0039】請求項1記載の発明は、アタッチメント操
作盤のメインスイッチをオンにしたときは、本体側の操
作レバーの作動を停止させるため、オペレータが該アタ
ッチメント操作盤によって装着アタッチメントを操作し
ているときに、装置本体が突然作動する虞がなくなり事
故の発生を未然に防止できる。
【0040】請求項2記載の発明は、前記メインスイッ
チをオンにしたときは、装置本体側のエンジンがアイド
リング回転となるため、油圧回路の作動油の流速が急激
に変化することがなく、各シリンダは最適な作業速度を
保持できる。
【0041】請求項3記載の発明は、前記メインスイッ
チをオンにしたときは、アタッチメント操作盤にて装置
本体側のブーム部が操作可能になり、例えば鉄筋パネル
をやや前傾したときにキャビンから鉄筋パネルの視認性
が悪い場合であっても、地上のオペレータから該鉄筋パ
ネルを確実に目視しながら作業を行うことができる。
【0042】請求項4記載の発明は、装着アタッチメン
トの前面部に固設されたフックにストッパを枢着してあ
るので、装着アタッチメントが下向き状態のときは該ス
トッパが自重によりフックの受け部先端へ当接し、フッ
クがロック状態となって鉄筋パネルの離脱を防止でき
る。
【0043】斯くして、鉄筋パネル装着機によって鉄筋
パネルを施工個所へ配設する際の作業効率が向上して省
人化に寄与できるとともに、作業の安全性も確保できる
等、、正に諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、鉄筋パネル装着機の
側面図。
【図2】装着アタッチメントの側面図。
【図3】装着アタッチメントの正面図。
【図4】装着アタッチメントの平面図。
【図5】シングル型フックを示し、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は側面図。
【図6】ダブル型フックを固設した装着アタッチメント
の正面図。
【図7】ダブル型フックの正面図。
【図8】油圧回路図。
【図9】メインスイッチがオフ状態の電気回路図。
【図10】メインスイッチがオン状態の電気回路図。
【図11】横筋の鉄筋パネルの正面図。
【図12】作業状態の鉄筋パネル装着機の側面図。
【図13】(a),(b),(c)は鉄筋パネルをフッ
クにて係止する工程を示す図。
【図14】鉄筋パネルを支持した状態の装着アタッチメ
ントの正面図。
【図15】作業状態の鉄筋パネル装着機の側面図。
【符号の説明】
11 鉄筋パネル装着機 12 鉄筋パネル 13 装着アタッチメント 14 ブーム部 15 装置本体 16 移動手段 25 前後スライドシリンダ 27 左右スイングシリンダ 29 上下スライドシリンダ 31 左右スライドシリンダ 36 左右回転シリンダ 37 フック 40 フックの受け部 41 鉄筋 41a 横筋 41b 縦筋 43 ストッパ 45 ダブル型のフック 48 アタッチメント操作盤 65 ソレノイドバルブ 69 メインスイッチ 88 コントローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鉄筋を組んだ鉄筋パネルを支持す
    る装着アタッチメントと、該装着アタッチメントを支持
    ・回動させるブーム部と、該ブーム部を支持・回動させ
    る装置本体と、該装置本体を移動させる移動手段とを備
    えた鉄筋パネル装着機に於いて、前記装着アタッチメン
    トにはブーム部に対して該装着アタッチメントを前後左
    右へ移動させる複数のシリンダが配設され、更に、各シ
    リンダを遠隔制御するアタッチメント操作盤を設け、該
    アタッチメント操作盤のメインスイッチをオンにしたと
    きは、前記装置本体側の操作レバーの作動を停止させて
    装着アタッチメントの各シリンダが作動するようなソレ
    ノイドバルブを設けたことを特徴とする鉄筋パネル装着
    機。
  2. 【請求項2】 前記アタッチメント操作盤のメインスイ
    ッチをオンにしたときは、前記装置本体側のエンジンを
    アイドリング回転に保持するようにした請求項1記載の
    鉄筋パネル装着機。
  3. 【請求項3】 前記アタッチメント操作盤のメインスイ
    ッチをオンにしたときは、該アタッチメント操作盤にて
    前記装置本体側のブーム部を操作可能に形成した請求項
    1記載の鉄筋パネル装着機。
  4. 【請求項4】 前記装着アタッチメントの前面部にフッ
    クを固設し、該フックの基端部にストッパの基端部を枢
    着して該ストッパをフックの受け部内で揺動自在にし、
    且つ、該ストッパの先端部をフックの受け部先端へ接離
    自在にした請求項1記載の鉄筋パネル装着機。
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