JP3254125B2 - 建設機械の安全装置 - Google Patents

建設機械の安全装置

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JP3254125B2 JP04760196A JP4760196A JP3254125B2 JP 3254125 B2 JP3254125 B2 JP 3254125B2 JP 04760196 A JP04760196 A JP 04760196A JP 4760196 A JP4760196 A JP 4760196A JP 3254125 B2 JP3254125 B2 JP 3254125B2
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章夫 岩崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば杭の架設、
解体を行う架設解体機などの建設機械の安全装置に関
し、とくにリモコン操作で運転することもできる建設機
械の操作装置に適用される安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地下鉄工事やビルの地下階の工事などの
地下工事を行う際には、壁状に埋設される矢板などの土
留用の杭の膨らみや崩壊を防止するために、架設解体機
を用いて掘削された地下空間に架設して杭を支持する型
鋼の架設、解体を行うようにしている。架設解体機のア
ームの先端には油圧により駆動可能なシリンダを備えた
把持装置が上下、前後に移動可能なように、また上下左
右に揺動可能かつ回転可能なように取付けられており、
この把持装置により型鋼を把持し、把持された型鋼を、
上下、前後位置に移動したり、回転するなどして作業を
行うことが提案されている。
【0003】このような把持装置を備えた架設解体機の
操作は、運転席の側方に設けられた操作レバーおよび運
転席の足元に設けられた操作ペダルにより行う。操作レ
バーは上下左右の作業位置および中立位置の間を傾動可
能に設けられており、操作ペダルは前後の作業位置およ
び中立位置の間を傾動可能に設けられている。操作レバ
ーおよび操作ペダルの作業位置には、上述した種々の作
業内容が割り当てられており、この操作レバーおよび操
作ペダルを作業内容に適した位置に傾動させて作業を行
うようにしている。
【0004】上述した架設解体機においては、作業内容
に応じた速度でアクチュエータを駆動して、把持装置の
操作を行う。例えば、把持した型鋼を大きく移動させた
いときには高速モードでアクチュエータを駆動して迅速
な作業を行い、把持した型鋼のボルト位置合わせ作業を
行うときには、低速あるいは微速モードでアクチュエー
タを駆動して、正確な作業を行えるようにしている。
【0005】また、このような架設解体機を遠隔操作す
ることも行われている。これは、架設解体機の運転席に
設けられた操作レバーなどの操作装置のほかに、リモコ
ン操作により把持装置を駆動するリモコン操作装置を架
設解体機に設け、作業者がリモコン操作装置を操作しな
がら、把持装置により作業を行えるようにしたものであ
る。このようにリモコン操作装置を用いてリモコン操作
を行うのは、例えば、型鋼を受部材に取り付ける際に、
型鋼のボルト孔と受部材のボルト孔との位置合わせ作業
を行うときには、運転席からの操作のみでは、型鋼のボ
ルト孔と受部材のボルト孔とを一致させることが難しい
からである。この場合、作業者が型鋼のボルト孔を直接
見ながら把持装置を少しずつ移動させて微調整を行うこ
とにより相互のボルト孔を一致させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リモコ
ン操作を行う際には、架設解体機の運転者とリモコン作
業者との連携を密にする必要がある。また、架設解体機
の駆動速度が切り換え可能な場合、リモコン操作を高速
度で行うと型鋼の位置決めが難しいので通常は低速度で
行うが、速度の切り換えのためには速度の選択操作が必
要であり、操作性が悪かった。
【0007】本発明の目的は、建設機械をリモコン操作
装置により遠隔操作を行う場合の操作性を高めることが
できる建設機械の安全装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図6を参照して説明すると、請求項1の建設機械の安
全装置は、所定の作業を行う作業手段34と、作業手段
34を操作する操作手段1R,IL,3R,5,6と、
作業手段34を遠隔操作するリモコン操作手段10とを
備えた建設機械の安全装置に適用され、操作手段5に設
けられ、リモコン操作手段10を操作可能とする第1の
操作スイッチ5Eと、リモコン操作手段10に設けら
れ、リモコン操作手段10を操作可能とする第2の操作
スイッチ10Aと、第1の操作スイッチ5Eおよび第2
の操作スイッチ10Aの双方がオンとなったときにの
み、リモコン操作手段10により作業手段34の操作を
可能とする制御手段とをさらに備えることにより上記目
的を達成する。
【0009】図6および図13を参照して説明すると、
請求項2の建設機械の安全装置は、建設機械が、自走す
る下部走行体20と、この下部走行体20に対して旋回
する上部旋回体22とからなり、作業手段が、上部旋回
体22に設置されて型鋼102aを把持する把持装置3
4からなり、操作手段5およびリモコン操作手段10
が、把持装置34が所定の把持力により型鋼102aを
把持しているときに点灯する第1の警報灯5A,10C
と、把持装置34が所定の把持力よりも小さい把持力に
より型鋼102aを把持しているときに点灯する第2の
警報灯5B,10Dとをそれぞれ備え、制御手段が、第
1の操作スイッチ5Eおよび第2の操作スイッチ10A
の双方がオンとなったときにのみ、第1または第2の警
報灯5A,5B,10C,10Dをオンする手段であ
る。
【0010】請求項3の建設機械の安全装置は、制御手
段が、高速モード、低速モードおよび微速モードの3モ
ードにより把持装置34を操作するとともに、把持装置
34が微速モードで操作されているときにのみ、リモコ
ン操作手段10により把持装置34を操作可能とする手
段である。
【0011】請求項4の建設機械の安全装置は、把持装
置34を開閉する開閉スイッチ6Aが操作手段6にのみ
設けられている。
【0012】図1〜図6を参照して説明すると、請求項
5の建設機械の安全装置は、少なくとも第1の速度と該
第1の速度よりも低速の第2の速度とで所定の作業を行
う所定の作業を行う作業手段34と、作業手段34を操
作する操作手段1R,IL,3R,5,6と、作業手段
34を遠隔操作するリモコン操作手段10とを備えた建
設機械の安全装置に適用され、作業手段34が第2の速
度で作業を行うときにのみ、リモコン操作手段10によ
り作業手段34の操作を可能とする制御手段をさらに備
えることにより、上記目的を達成する。
【0013】請求項6の発明は、制御手段が、高速モー
ド、低速モードおよび微速モードの3モードにより作業
手段34を操作するとともに、作業手段34が微速モー
ドで操作されているときにのみ、リモコン操作手段10
により作業手段34を操作可能とする手段である。
【0014】請求項1に係る建設機械の安全装置は、操
作手段5の第1の操作スイッチ5Eをオンとし、かつリ
モコン操作手段10の第2の操作スイッチ10Aをオン
とした場合にのみ、リモコン操作手段10により作業手
段34の操作が可能となる。
【0015】請求項2に係る建設機械の安全装置は、作
業手段が把持装置34からなり、リモコン操作手段10
の操作スイッチ10Aをオンとしたときに、第1または
第2の警報灯5A,5B,10C,10Dが点灯すれ
ば、操作手段5およびリモコン操作手段10の操作スイ
ッチ5E,10Aの双方がオンとなっており、点灯しな
ければ操作手段5およびリモコン操作手段10の操作ス
イッチ5E,10Aのいずれかまたは双方がオンとなっ
ていないことを確認できる。
【0016】請求項3に係る建設機械の安全装置は、微
速モードで操作されているときにのみ、リモコン操作手
段10により把持装置34が操作可能であるため、リモ
コン操作手段10により把持装置34を操作した際に、
把持した型鋼102aが突然高速で動き出すことがなく
なる。
【0017】請求項4に係る建設機械の安全装置は、把
持装置34による型鋼102aの把持およびその解除を
リモコン操作手段10で行うことができないため、リモ
コン操作手段10による操作を誤って、把持装置34を
開いてしまい、把持された型鋼102aを落下させてし
まうことがなくなる。
【0018】請求項5に係る建設機械の安全装置は、作
業手段34が第2の速度で作業を行っているときにの
み、リモコン操作手段10による操作が可能となる。
【0019】請求項6に係る建設機械の安全装置は、微
速モードで操作されているときにのみ、リモコン操作手
段10により把持装置34が操作可能となる。
【0020】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明による建設機械
の安全装置の回路図、図2はリモートコントローラの外
観を示す正面図、図3は操作装置である運転席の後方斜
視図、図4は運転席にある警報パネルの拡大図、図5は
運転席にあるスイッチパネルの拡大図、図6は本発明に
よる操作装置が適用される架設解体機の一実施の形態を
示す側面図、図7は図6の実施の形態の架設解体機の平
面図、図8は図6の実施の形態の架設解体機の把持装置
の部分断面側面図である。まず、図6、図7および図8
を参照して架設解体機の構成について説明する。
【0022】図6および図7に示すように、油圧ショベ
ル本体23は、下部走行体20上に旋回装置21を介し
て上部旋回体22を設置することにより構成される。2
4は上部旋回体22に固定設置されたブラケットであ
り、油圧ショベルとして使用する場合においてはブーム
とブームシリンダがピンにより連結されるが、本実施の
形態においては、ブラケット24のピン穴を利用して、
ピン26,27によって、マスト25をブームやブーム
シリンダと交換可能に取付けている。
【0023】マスト25は、ピン26,27によりブラ
ケット24に取付けられた内筒25aと、内筒25aに
摺動自在に嵌合された外筒25bと、内筒25aに内蔵
され、シリンダチューブ下端を内筒25aにピン付け
し、ピストンロッド上端を外筒25bにピン付けしたマ
スト伸縮用油圧シリンダ25cとにより伸縮式に構成し
たものである。
【0024】マスト25の頂部には、俯仰用油圧シリン
ダ29によりピン28aを中心として俯仰自在に伸縮ア
ーム30を取付けている。より詳しくは、伸縮アーム3
0は外筒25bの上部にピン28aにより取付けられ、
俯仰用油圧シリンダ29のチューブ端は外筒25bの下
部にピン28bで取付けられる。伸縮アーム30は、マ
スト25にピン28aにより連結した外筒32と、この
外筒32に摺動自在に嵌合した内筒31と、これらに内
蔵した伸縮用油圧シリンダ33とからなる。伸縮用油圧
シリンダ33の基端は外筒32に、ピストンロッドは内
筒31にそれぞれ接続されている。伸縮アーム30のス
トロークは型鋼を把持した状態から型鋼を離すことがで
きる移動量、すなわち型鋼の幅より大きく設定する。
【0025】また伸縮アーム30の内筒31には後述す
る上下首振り用油圧シリンダ41が収容され、その基端
が内筒31に連結され、ピストンロッドは後述するリン
ク機構85に接続されている。
【0026】図6および図7に示すように、伸縮アーム
30の先端、すなわち内筒31の先端には、把持装置3
4が、上下首振り装置35、左右首振り装置36および
旋回装置37を介して取付けられている。上下首振り装
置35は、伸縮アーム30の内筒31の先端に取付けた
ブラケット38と、このブラケット38にピン39を中
心として上下動自在に取付けたブラケット40と、ブラ
ケット38および40に連結されたリンク機構85と、
リンク機構85と内筒31との間に取付けた上下首振り
用油圧シリンダ41とからなる。
【0027】左右首振り装置36は、図6、図7および
図8に示すように、ブラケット40にピン42を中心と
して左右に揺動自在に取付けたブラケット43と、これ
らのブラケット40,43の左右に取付けた一対の左右
揺動用油圧シリンダ44,45とにより構成され、左右
揺動用油圧シリンダ44,45の一方を伸長させると同
時に他方を収縮させることにより、ブラケット43を左
右に揺動させるものである。
【0028】旋回装置37は、図8に示すように、左右
首振り装置36のブラケット43に取付けた外輪46
と、この外輪46の内周に旋回自在に取付けられるとと
もに内歯歯車を有する内輪47と、ブラケット43に取
付けた旋回用油圧モータ48と、この旋回用油圧モータ
48の出力軸に取付けられ、内輪47の内歯歯車と噛合
するピニオン49と、この内輪47に固定された旋回フ
レーム50とからなる。
【0029】把持装置34は、図6、図7および図8に
示すように、旋回フレーム50の両側に固定して取付け
た側板51と、各側板51の下部にそれぞれ取付けた固
定爪52と、平行リンク機構53を介して各側板51の
頂部に取付けられた可動爪54と、可動爪54の開閉用
油圧シリンダ62とにより構成される。なお、側板5
1、固定爪52、平行リンク機構53、可動爪54およ
び開閉用油圧シリンダ62は図8に示すように一組ずつ
設けられる。平行リンク機構53は、各側板51にそれ
ぞれピン55,56により回動自在に取付けられたリン
ク57,58と、各リンク57,58の先端にピン5
9,60により回動自在に連結され、可動爪54と一体
をなすブラケット61とからなり、ピン55,56,5
9,60を結ぶ線が平行四辺形を形成する。そして、開
閉用油圧シリンダ62は、リンク57の後方への延出部
と旋回フレーム50との間に設けられる。
【0030】図6に示すように、油圧ショベル本体23
の運転席の側方にはコントロールボックス7が設けられ
ており、このコントロールボックス7にケーブル11を
介して後述するリモートコントローラ10が取り付けら
れる。
【0031】図3に示すように、油圧ショベル本体23
の運転室は、運転席9の両側に設けられた操作レバー1
R,1Lと、運転席9の前方に設けられた第2の操作レ
バー2R,2Lと、運転席9の前方下部における第2の
操作レバー2R,2Lの右側に設けられた操作ペダル3
Rと、操作レバー1R,1Lの後方に設けられたコンソ
ール4R,4Lと、操作レバー1Rの前方に設けられた
警報パネル5と、操作レバー1Lの後方に設けられたス
イッチパネル6とを備える。
【0032】運転席9は上下方向および前後方向に位置
調整可能な状態で運転室の床面に取り付けられている。
ここで、運転席9の前後方向、左右方向とは運転席9に
着席したオペレータを基準としたときの方向である。
【0033】操作レバー1R,1Lは上下左右の作業位
置および中立位置との間を傾動可能なように運転席9の
両側に取り付けられている。操作ペダル3Rは前後の作
業位置および中立位置との間を傾動可能なように運転室
の床面に取り付けられている。これらの操作レバー1
R,1L、操作ペダル3Rは操作量に応じたパイロット
油圧あるいは電気信号を出力する。操作レバー1R,1
L、操作ペダル3R、コンソール4R,4L、警報パネ
ル5およびスイッチパネル6は架設解体機の俯抑動作や
旋回動作などの各種動作を制御するためのものである。
【0034】一方、第2の操作レバー2R,2Lは前後
の作業位置および中立位置との間を傾動可能なように取
り付けられており、操作量に応じたパイロット油圧ある
いは電気信号を出力する。この操作レバー2R,2Lは
架設解体機の下部走行体20を駆動して、架設解体機の
移動を制御するためのものである。
【0035】警報パネル5には図4に示すように、把持
装置34による把持力が適切なときに点灯する把持力適
ランプ5Aと、把持装置34による把持力が不足してい
るときに点灯する把持力不足ランプ5Bと、把持装置3
4による把持力が大きすぎるときに点灯する過負荷警報
ランプ5Cと、リモコンランプ5Dと、後述するように
リモコンを操作可能とするためのリモコンスイッチ5E
とが設けられている。リモコンランプ5Dはリモコンス
イッチ5Eおよび後述するリモートコントローラ10の
オンスイッチ10Aの双方をオンとした場合に点灯す
る。
【0036】スイッチパネル6は図5に示すように、把
持装置34を開閉するための把持装置開閉スイッチ6A
と、把持装置34をロックする把持装置開閉ロックスイ
ッチ6Bと、把持装置34の運転モードを切換える速度
切換ロータリースイッチ6C(以下単にロータリースイ
ッチとする)とが設けられている。
【0037】図2に示すリモートコントローラ10は、
図6に示すように架設解体機のコントロールボックス7
にケーブル11を介して接続されている。リモートコン
トローラ10にはリモートコントローラ10を操作可能
とするためのオンスイッチ10Aと、操作不可能とする
ためのオフスイッチ10Bと、把持装置34による把持
力が適切なときに点灯する把持力適ランプ10Cと、把
持装置34による把持力が不足しているときに点灯する
把持力不足ランプ10Dと、把持装置34を操作するた
めのスイッチ群10Eとからなる。スイッチ群10Eは
上述した操作レバー1R,1L、操作ペダル3Rを操作
した際に把持装置34が操作されるのと同様の操作を把
持装置34に行わしめるものである。なお、リモートコ
ントローラ10には把持装置34の把持を開閉したりロ
ックしたり、把持装置34の運転モードを切換えるスイ
ッチは設けられていない。
【0038】図1の回路は、リモートコントローラ10
のスイッチあるいはスイッチ群10A,10B,10E
と、把持力適ランプ10Cと、把持力不足ランプ10D
と、スイッチパネル6の速度切換スイッチ6Cと、警報
パネル5のリモコンスイッチ5Eと、把持装置34の把
持圧を検出して、把持力適ランプ10C、把持力不足ラ
ンプ10D、把持力適ランプ5Aあるいは把持力不足ラ
ンプ5Bを点灯する把持圧力センサ8との電気的な接続
を説明するものである。図1の回路の動作については後
述する。
【0039】次いで、上述した油圧ショベル本体23の
動作について説明する。図9〜11は上記作業機の油圧
回路の一例を示す。この油圧回路では速度切換ロータリ
ースイッチ6Cの操作により、高速モード選択時の高速
回路(図9)と、低速モード選択時の低速回路(図1
0)と、微速モード選択時の微速回路(図11)のいず
れかひとつが選択可能にされている。図9において、第
1〜第3のポンプP1〜P3はエンジンEngで駆動さ
れて圧油を吐出する。第1の制御弁CV1は弁部V11
〜V15を備え、弁部V11は左走行油圧モータM1、
弁部V12は伸縮用油圧シリンダ33、弁部V14は俯
仰用油圧シリンダ29、弁部V15は旋回装置21に内
包された上部旋回体旋回油圧モータM2の速度および駆
動方向をそれぞれ制御する。なお、弁部V13にはマス
トが2段伸縮の場合に第2マストシリンダが接続され
る。第2の制御弁CV2は弁部V21〜V24を備え、
弁部V21は右走行油圧モータM3、弁部V22は上下
首振り用油圧シリンダ41、弁部V23はマスト伸縮用
油圧シリンダ25cの速度および駆動方向をそれぞれ制
御する。電磁弁CA1は開閉用油圧シリンダ62の駆動
方向を制御し、第2電磁弁CA2は弁部V31とV32
を有し、弁部V31は左右揺動用油圧シリンダ44,4
5の駆動方向を制御し、弁部V32は把持装置34の旋
回用油圧モータ48の駆動方向を制御する。弁部31,
32には後述するように第1のポンプP1を分流弁72
で分流した圧油が供給される。なお、電磁弁CA1,C
A2の開度を調整して、各種シリンダの駆動速度を制御
するようにしてもよい。
【0040】ポンプP1には電磁弁71が接続され、電
磁弁71には第1の分流弁72とスローリターン弁73
が接続されている。第1の分流弁72は電磁弁71から
の圧油を1対4に分流し、小流量の回路S1には把持ア
タッチメントCAの電磁弁CA2が接続され、大流量の
回路L1には第2の分流弁74が接続されている。第2
の分流弁74は第1の分流弁72からの圧油を1対1に
分流し、一方の回路E1には第1の制御弁CV1が接続
され、他方の回路E2には第2の制御弁CV2が接続さ
れている。スローリターン弁73には電磁弁75が接続
されている。ポンプP2には電磁弁76が接続され、電
磁弁76には第2の制御弁CV2が接続されている。ポ
ンプP3には把持装置34の電磁弁CA1が接続されて
いる。
【0041】電磁弁71,75および76は、スイッチ
パネル6のロータリースイッチ6Cにより高速、低速、
微速の各モードが選択されると、図12に示すようにそ
れぞれ切換わる。
【0042】図9〜図11により高速回路、低速回路、
微速回路の動作について詳細に説明する。 −高速回路− 図9は高速モードを選択した回路を示す。ポンプP1の
吐出油の全量が電磁弁71を介して第1の制御弁CV1
に、ポンプ2の吐出油の全量が電磁弁76を介して第2
の制御弁CV2に、ポンプP3の吐出油の全量が電磁弁
CA1に供給される。
【0043】したがって、操作レバー1R,1Lなどに
より第1および第2の制御弁CV1、CV2を操作する
と、その操作方向および操作量に応じた圧油が各アクチ
ュエータに供給され、各アクチュエータは高速度で駆動
される。このとき、把持アタッチメントCAの左右揺動
用油圧シリンダ44,45、旋回用油圧モータ48へは
圧油が供給されず、高速モード時、把持装置34の首振
り運動、回転運動はできない。これは、長尺物のH型鋼
などを把持して高速度で回転したり首振りするのを防止
するためである。
【0044】−低速回路− 図10は低速モードを選択した回路を示す。ポンプP2
の吐出油の全量が電磁弁76からタンクに流れる。一
方、ポンプP1の吐出油の全量が電磁弁71を介して分
流弁72に供給され、分流弁72はポンプP1の吐出量
の1対4でそれぞれ回路S1とL1に分流する。
【0045】したがって、把持アタッチメントCAの電
磁弁CA2には回路S1から少量の圧油が供給される。
一方、回路L1に流れ込んだ圧油は分流弁74でさらに
等分に分流され、回路E1から第1の制御弁CV1に、
回路E2から第2の制御弁CV2に圧油が等分に分流さ
れる。ポンプP3の吐出油の全量は把持装置34の電磁
弁CA1に供給される。したがって、操作レバー1R,
1Lなどにより第1および第2の制御弁CV1,CV2
を操作すると、その操作方向および操作量に応じた圧油
が各アクチュエータに供給され、各アクチュエータは分
流弁72および74でそれぞれ分流された低速度で駆動
される。このとき、把持アタッチメントCAの左右揺動
用油圧シリンダ44,45、旋回用油圧モータ48へは
第1および第2の制御弁CV1,CV2の1/4の流量
の圧油が供給されるから、把持装置34は所望の低速度
で首振り、回転を行う。
【0046】−微速回路− 図11は微速モードを選択した回路を示す。ポンプP2
の吐出油の全量が電磁弁76からタンクに流れる。一
方、ポンプP1の吐出油の全量が電磁弁71に供給され
るが、一部はスローリターン弁73および電磁弁75を
介してタンクへ流出し、残りが分流弁72に供給され、
分流弁72はその流量を1対4でそれぞれ回路S1とL
1に分流する。したがって、把持アタッチメントCAの
電磁弁CA2には回路S1から低速モード時よりもさら
に少量の圧油が供給される。一方、回路L1に流れ込ん
だ圧油は分流弁74でさらに等分に分流され、回路E1
から第1の制御弁CV1に、回路E2から第2の制御弁
CV2に圧油が等分に分流される。ポンプP3の吐出油
の全量は把持装置34の電磁弁CA1に供給される。
【0047】したがって、操作レバー1R,1Lなどに
より第1および第2の制御弁CV1,CV2を操作する
と、その操作方向および操作量に応じた圧油が各アクチ
ュエータに供給され、各アクチュエータは、電磁弁75
でタンクへ流出されなかった残りの流量を分流弁72お
よび74でそれぞれ分流された微速度で駆動される。こ
のとき、把持アタッチメントCAの左右揺動用油圧シリ
ンダ44,45、旋回用油圧モータ48へは第1および
第2の制御弁CV1,CV2の1/4の流量の圧油が供
給されるから、把持装置34は所望の微速度で首振り、
回転を行う。
【0048】この架設解体機を使用して型鋼の架設を行
う手順について説明する。地下空間の底面に地上から吊
り降ろされた型鋼を把持するため、架設解体機を走行、
旋回させる。型鋼の把持は、次のようにして行う。図1
3に2点鎖線で示すように、俯仰用油圧シリンダ29に
より伸縮アーム30を斜めに持上げ、上下首振り用油圧
シリンダ41を縮めて把持装置34を下向きとし、かつ
開閉用油圧シリンダ62を収縮させて可動爪54を開い
た状態にする。さらに、旋回用油圧モータ48により爪
52,54の向きを型鋼102aの向きに合わせ、俯仰
用油圧シリンダ29を収縮させることにより、型鋼10
2aの中心部を固定爪52と可動爪54との間に挟み、
開閉用油圧シリンダ62を伸長させて型鋼102aを爪
52,54間で掴む。次に俯仰用油圧シリンダ29を伸
長させ、上下首振り用油圧シリンダ41を伸長して型鋼
102aを持ち上げる。この型鋼102aを把持装置3
4により把持した状態を図14の斜視図に示す。さらに
架設すべき位置まで走行する。
【0049】この動作は高速モードで行うのが望まし
い。次いで、低速モードあるいは微速モードを選択し、
型鋼102aの高さ、前後、左右の位置がおおよそ受部
材104上に位置し、かつ既設の型鋼102aに隣接で
きる位置になるように、旋回装置21、首振り装置3
5,36を作動させ、伸縮用油圧シリンダ33を伸長さ
せて受部材104上に型鋼102aを載せる。最終位置
合わせは微速モードを選択する。
【0050】図15の平面図は、杭101に沿って型鋼
102aを当てて設ける例を示している。低速モードあ
るいは微速モードを選択し、伸縮アーム30の向きと杭
101の配列方向とのなす角度に合わせて、左右揺動用
油圧シリンダ44,45の一方を伸長させると同時に、
他方を収縮させることにより、伸縮アーム30に対する
把持装置34の向き、すなわち型鋼102aの角度を調
整する。また、回転装置37の旋回用油圧モータ48に
より型鋼102aを水平にした上で、伸縮アーム30を
伸長させて複数の受部材104上に型鋼102aを位置
させる。次いで俯仰用油圧シリンダ29を収縮させて伸
縮アーム30の先端を若干下げることにより、型鋼10
2aを受部材104上に載せる。型鋼102aを受部材
104に載せた後は、把持装置34の可動爪54を開閉
用油圧シリンダ62の収縮により開き、続いて伸縮アー
ム30を収縮させる。これにより、本体の走行を行うこ
となく把持装置34を型鋼102aから退避させること
ができる。型鋼102aは受部材104にボルト、ナッ
トにより固定する。
【0051】型鋼102aを解体する場合の手順は次の
とおりである。把持装置34の可動爪54を開いた状態
で把持装置34を型鋼102aの中心部に向け、伸縮ア
ーム30を伸長させて把持装置34により型鋼102a
を爪52,54間に位置させる。開閉用油圧シリンダ6
2を伸長させて型鋼102aを爪52,54で把持した
上で、杭101や支柱の受部材104に型鋼102aを
固定していたボルト、ナットの締結を解く。その後、俯
仰用油圧シリンダ29を若干伸長させて型鋼102aを
持ち上げ、伸縮用油圧シリンダ33を収縮させて伸縮ア
ーム30を縮め、所定の箇所まで走行、旋回して上下首
振り用油圧シリンダ41を縮めて把持装置34を下向き
にし、俯仰用油圧シリンダ29を縮めて型鋼102aを
底面106に降ろす。
【0052】このような各種作業を行う場合、とくに型
鋼102aを受部材104にボルトやナットで締結する
場合、運転席からの操作のみでは型鋼102aのボルト
孔と受部材104のボルト孔との位置合わせが困難であ
る。したがって、上述したリモートコントローラ10に
より作業者が型鋼102aの近傍でボルト孔を観察しつ
つ把持装置34を微調整することにより、ボルト孔の位
置合わせを容易に行うようにする。このリモートコント
ローラ10による操作を図1を参照して説明する。
【0053】図1に示すように、リモートコントローラ
10の把持装置34の操作を行うスイッチ群10Eはオ
ンスイッチ10A、警報パネル5のリモートコントロー
ラスイッチ5Eおよびロータリースイッチ6Cを介して
電源D1と接続されている。また、リモートコントロー
ラ10の把持力適ランプ10Cあるいは把持力不足ラン
プ10Dは、把持圧力センサ8を介して電源D2と接続
され、かつリモコンスイッチ5Eを介して接地されてい
る。把持圧力センサ8は把持シリンダ開閉用油圧シリン
ダ62の操作回路に介装され、回路圧力が所定値以上の
時にa側に閉じ、所定値未満の時にb側に切換えるもの
である。
【0054】次いで、図1に示す回路の動作について説
明する。リモートコントローラ10のオンスイッチ10
Aがオンとなっても、警報パネル5のリモコンスイッチ
5Eがオフとなっている場合は、電源D1からの電力は
リモートコントローラ10に供給されないため、リモー
トコントローラ10のスイッチ群10Eにより把持装置
34の操作を行うことができない。さらに本実施の形態
においては、ロータリースイッチ6Cが微速モードに切
換えられていない場合にも、電源D1からの電力はリモ
ートコントローラ10に供給されないため、リモートコ
ントローラ10により把持装置34の操作を行うことが
できない。これは、例えば、運転者がリモコン操作を行
う者と確実に連携をとるためである。
【0055】リモートコントローラ10により把持装置
34の操作を開始するためには、警報パネル5のリモコ
ンスイッチ5Eをオンとし、かつリモートコントローラ
10のオンスイッチ10Aをオンとする。さらに、本実
施の形態においては、ロータリースイッチ6Cを微速モ
ードに切換える。両スイッチ5E,10Aがオンとされ
ると、警報パネル5のリモコンランプ5Dがオンとな
り、運転者にリモコンにより操作を行うことを知らしめ
る。一方、これと同時に油圧ショベル本体23に設けた
警報灯(不図示)が点灯を開始し、油圧ショベル本体2
3の周囲で作業を行う作業者にリモコンで作業を行うこ
とを知らしめる。さらに、リモートコントローラ10に
設けられた把持力適ランプ10Cあるいは把持力不足ラ
ンプ10Dが点灯するため、リモコンの作業者は運転者
がリモコンスイッチ5Eをオンとしたことがわかる。ま
た、把持力適ランプ5Aあるいは把持力不足ランプ5B
によっても、運転者は作業者がオンスイッチ10Aをオ
ンとしたことが分かる。
【0056】このように本発明による建設機械の安全装
置は、警報パネル5のリモコンスイッチ5Eとリモート
コントローラ10のオンスイッチ10Aとが同時にオン
となっているときにのみ、リモートコントローラ10に
より建設機械の操作を行うことができるため、リモート
コントローラ10のオンスイッチ10Aをオンとしても
運転者がリモコンスイッチ5Eをオンとしない限り、リ
モートコントローラ10による操作は行うことができな
い。したがって、運転者がリモートコントローラ10に
よる操作を許容しない限り、作業者によるリモートコン
トローラ10による操作は行われないため、運転者と作
業者との連携を確実にすることができる。
【0057】また、ロータリースイッチ6Cを微速モー
ドとしたときにのみ、リモートコントローラ10による
操作を可能としたため、リモートコントローラ10によ
る操作において、作業者がその都度、微速モードを選択
する操作が不要となり、操作性が向上する。
【0058】さらに、把持力適ランプ10Cあるいは把
持力不足ランプ10Dにより、運転者がリモコンスイッ
チ5Eをオンとしたか否かを確認することができる。ま
た、運転者は、把持力適ランプ5Aあるいは把持力不足
ランプ5Bにより、リモコンの作業者がオンスイッチ1
0Aをオンしたか否かを確認することができる。さら
に、警報灯により周囲の作業者にリモコン操作を行う旨
を知らしめることができる。
【0059】また、リモートコントローラ10には把持
装置34の開閉を行うスイッチが設けられていないた
め、作業者が、誤って把持装置を開いてしまうことを防
止することができる。
【0060】以上では高速モード、低速モード、微速モ
ードを架設解体機について説明したが、本発明はこれに
限定されず、高速から微速まで広範囲な速度制御が必要
な各種作業機の油圧回路に同様に適用できる。また、高
速回路、低速回路、微速回路のそれぞれも実施の形態に
限定されず、各種の回路で実現することができる。
【0061】また、上記実施の形態においては把持装置
34を備えた架設解体機を用いて本発明の実施の形態を
説明したが、本発明による安全装置は架設解体機のみな
らずいかなる建設機械にも適用できる。
【0062】さらに、上記実施の形態においては、リモ
コンスイッチ5Eをオンとし、かつリモートコントロー
ラ10のオンスイッチ10Aをオンとしたときにのみ、
リモートコントローラ10による操作を可能としている
が、ロータリースイッチ6Cを微速モードに切り換えた
時にリモートコントローラ10による操作を可能として
もよい。これにより、リモコンスイッチ5Eおよびオン
スイッチ10Aの操作が不要となり、作業性が向上す
る。
【0063】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、把持装置34が作業手段を、操作レバー1R,1
L,操作ペダル3R、警報パネルおよびスイッチパネル
6が操作手段を、リモートコントローラ10がリモコン
操作手段を、リモコンスイッチ5Eが第1の操作スイッ
チを、オンスイッチ10Aが第2の操作スイッチを、把
持力適ランプ5B,10Cが第1の警報灯を、把持力不
足ランプ5C,10Dが第2の警報灯をそれぞれ構成す
る。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る建設機械の安全装置は、操作手段の第1の操作スイッ
チをオンとし、かつリモコン操作手段の第2の操作スイ
ッチをオンとした場合にのみ、リモコン操作手段により
作業手段の操作を行うことができるため、建設機械の運
転者がリモコン操作手段による操作を許容しない限り、
リモコン操作手段による建設機械の操作はできないこと
となる。したがって、運転者とリモコン操作をする作業
者との連携が確実となる。
【0065】また、請求項2の安全装置によれば、運転
者は第1あるいは第2の警報灯によりリモコン操作手段
の第1の操作スイッチがオンとなったか否かを確認する
ことができるため、運転者および作業者の双方でリモコ
ン操作が開始できるか否かに気づくことができる。
【0066】さらに、請求項3の安全装置によれば、微
速モードで把持装置の操作を行っている場合にのみ、リ
モコン操作手段による操作が可能となるため、リモコン
作業者がその都度微速モードを選択する操作が不要とな
り、操作性が向上する。
【0067】また、請求項4の安全装置によれば、リモ
コン操作手段により把持装置の開閉動作を行うことがで
きなくなる。
【0068】さらに、請求項5の安全装置によれば、作
業装置の速度を低速とするのみで、リモコン操作手段に
よる操作が可能となるため、操作性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による安全装置の回路図
【図2】リモコンの外観を示す正面図
【図3】操作装置である運転席の後方斜視図
【図4】運転席にある警報パネルの拡大図
【図5】運転席にあるスイッチパネルの拡大図
【図6】本発明による操作装置が適用される架設解体機
の一実施の形態を示す側面図
【図7】図6の実施の形態の架設解体機の平面図
【図8】図6の実施の形態の架設解体機の把持装置の部
分断面側面図
【図9】図6の架設解体機の油圧回路の一例を示す図で
あり、高速回路状態を示す
【図10】図6の架設解体機の油圧回路の一例を示す図
であり、低速回路状態を示す
【図11】図6の架設解体機の油圧回路の一例を示す図
であり、微速回路状態を示す
【図12】図9〜11の電磁弁の切換位置を高速モー
ド、低速モード、微速モードごとに示す図
【図13】図6の実施の形態の架設解体機により型鋼を
把持する動作を説明する側面図
【図14】図6の実施の形態の架設解体機の把持装置に
より型鋼を把持した状態を示す斜視図
【図15】図6の実施の形態の架設解体機の把持装置の
型鋼の方向調節動作を説明する平面図
【符号の説明】
1R,1L、2R,2L 操作レバー 3R 操作ペダル 4R,4L コンソール 5 警報パネル 6 スイッチパネル 8 把持圧力センサ 9 運転席 10 リモートコントローラ 11 ケーブル 20 下部走行体 21 旋回装置 22 上部旋回体 23 油圧ショベル本体 25 マスト 25a 内筒 25b 外筒 25c マスト伸縮用油圧シリンダ 29 俯仰用油圧シリンダ 30 伸縮アーム 31 内筒 32 外筒 34 把持装置 35 上下首振り装置 36 左右首振り装置 37 旋回装置 41 上下首振り用油圧シリンダ 44,45 左右揺動用油圧シリンダ 52 固定爪 54 可動爪 62 開閉用油圧シリンダ 71,75,76 電磁弁 72,74 分流弁 85 リンク機構 P1 第1のポンプ P2 第2のポンプ CV1,CV2 制御弁 CA 把持アタッチメント CA1,CA2 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染野 誠一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (72)発明者 岩崎 章夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (72)発明者 高坂 敏行 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−25641(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16 B66C 13/40 B66F 9/20 B66F 9/24 E02F 9/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の作業を行う作業手段と、該作業手
    段を操作する操作手段と、該作業手段を遠隔操作するリ
    モコン操作手段とを備えた建設機械の安全装置におい
    て、 前記操作手段に設けられ、前記リモコン操作手段を操作
    可能とする第1の操作スイッチと、 前記リモコン操作手段に設けられ、前記リモコン操作手
    段を操作可能とする第2の操作スイッチと、 前記第1の操作スイッチおよび前記第2の操作スイッチ
    の双方がオンとなったときにのみ、前記リモコン操作手
    段により前記作業手段の操作を可能とする制御手段とを
    さらに備えたことを特徴とする建設機械の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記建設機械が、自走する下部走行体
    と、この下部走行体に対して旋回する上部旋回体とから
    なり、 前記作業手段が、前記上部旋回体に設置されて型鋼を把
    持する把持装置からなり、 前記操作手段および前記リモコン操作手段が、前記把持
    装置が所定の把持力により前記型鋼を把持しているとき
    に点灯する第1の警報灯と、該把持装置が所定の把持力
    よりも小さい把持力により前記型鋼を把持しているとき
    に点灯する第2の警報灯とをそれぞれ備え、 前記制御手段が、前記第1の操作スイッチおよび前記第
    2の操作スイッチの双方がオンとなったときにのみ、前
    記第1または前記第2の警報灯をオンする手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の建設機械の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、高速モード、低速モー
    ドおよび微速モードの3モードにより前記把持装置を操
    作するとともに、該把持装置が前記微速モードで操作さ
    れているときにのみ、前記リモコン操作手段により該把
    持装置を操作可能とする手段であることを特徴とする請
    求項2記載の建設機械の安全装置。
  4. 【請求項4】 前記把持装置を開閉する開閉スイッチが
    前記操作手段にのみ設けられていることを特徴とする請
    求項2または3記載の建築機械の安全装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1の速度と該第1の速度よ
    りも低速の第2の速度とで所定の作業を行う作業手段
    と、該作業手段を操作する操作手段と、該作業手段を遠
    隔操作するリモコン操作手段とを備えた建設機械の安全
    装置において、 前記作業手段が前記第2の速度で作業を行うときにの
    み、前記リモコン操作手段により前記作業手段の操作を
    可能とする制御手段をさらに備えたことを特徴とする建
    設機械の安全装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、高速モード、低速モー
    ドおよび微速モードの3モードにより前記作業手段を操
    作するとともに、該作業手段が前記微速モードで操作さ
    れているときにのみ、前記リモコン操作手段により該作
    業手段を操作可能とする手段であることを特徴とする請
    求項5記載の建設機械の安全装置。
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