JP3235819B2 - 昇降式運転室を有する作業機 - Google Patents

昇降式運転室を有する作業機

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JP3235819B2 JP05100696A JP5100696A JP3235819B2 JP 3235819 B2 JP3235819 B2 JP 3235819B2 JP 05100696 A JP05100696 A JP 05100696A JP 5100696 A JP5100696 A JP 5100696A JP 3235819 B2 JP3235819 B2 JP 3235819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式運転室を有
する解体機、破砕機、掘削機等の建設機械あるいは農業
・園芸機械等の作業機に係り、特に運転室昇降に伴う安
全性の向上を図る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自走式車両にブーム、アームからなる多
関節フロントを取付け、そのフロントの先端に鋏状ある
いはカッタ状の解体機やブレーカを取付けて建物、自動
車あるいは廃棄物等の解体、破砕等を行う場合、あるい
はフロントに掘削具を取付けて深掘りを行う場合、被解
体、破砕物あるいは掘削部に対する運転室からの視界を
良好にするため、運転室を昇降式とし、作業時には運転
室を上昇させ、輸送時には運転室を通常の位置に降下さ
せる構成の作業機が例えば特開平3−72122号公報
において開示されている。
【0003】このような昇降式運転室を有する作業機に
おいては、運転室を支持する支持枠にストッパを設け、
運転室には突没自在に係止部材を設け、係止部材を突出
位置に設定することによりストッパに係止させて上昇さ
せた運転室の降下を防止することにより、油圧シリンダ
等からなる運転室昇降用油圧装置の油漏れ等による運転
室の降下を防止し、かつ油圧装置の負担を軽減すること
が行われる。
【0004】一方、このような作業機においては、作業
停止中における安全性を高めるため、作業停止中は走
行、旋回、フロントあるいは作業具などが誤操作によっ
て作動しないように、操作レバー等を操作しても各アク
チュエータのコントロール弁へのパイロット油の供給が
行われないようにするための安全ロックレバー付き安全
弁が設けられている。従来の安全ロックレバーは安全弁
専用であり、昇降式運転室の降下を防止する係止部材を
突没させるためのレバーとは別個に設けられている。ま
た、従来は、係止部材とストッパとの相対的な位置関係
の如何に係らず、運転室の昇降が可能な構成となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の昇降
式運転室を有する作業機においては、上昇した運転室を
降下させる毎にストッパに対して係止部材を突没させる
レバーを操作し、さらに安全ロックレバーも操作しなけ
ればならず、操作が煩雑であり、また、レバーの本数が
多くなり、小型化の面においても不利になるという問題
点があった。
【0006】また、ストッパに対する係止部材の突没位
置の如何に拘らず運転室の昇降が可能となっているの
で、ストッパに係止部材が係止されている状態で運転室
昇降用油圧装置を降下方向に作動させると、ストッパや
係止部材あるいはこれらの支持部材を破損させるおそれ
があるという問題点があった。
【0007】本発明は、上述のような問題点に鑑み、昇
降式運転室を有する作業機において、安全弁および運転
室降下防止装置に関する構成が簡略化されると共に、操
作も簡単化されるものを提供することを第一の目的とす
る。また、本発明の他の目的は、少なくとも運転室降下
時における誤操作による係止部材とストッパとの干渉に
よる昇降装置の破損のおそれを無くし、安全性を高めた
運転室昇降手段を有する作業機を提供することを第二の
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
第一の目的を達成するため、自走式車両の本体に立設し
た運転室支持枠に沿って運転室を昇降自在に設置し、前
記支持枠にストッパを設け、運転室に取付けた係止部材
をストッパに係止させて上昇した運転室の降下を防止す
る作業機において、運転室昇降装置以外の装置をロック
する安全ロックレバーと前記係止部材とを、安全ロック
レバーをロック側に操作した際に、前記係止部材がスト
ッパに対して非係止位置に退避し、安全ロックレバーを
非ロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに
係止可能な位置になるように連動させたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、自走式本体に立設した
運転室支持枠に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記
支持枠にストッパを設け、運転室に取付けた係止部材を
ストッパに係止させて上昇した運転室の降下を防止する
作業機において、前記係止部材が前記ストッパに対して
非係止位置に退避している時にのみ運転室の昇降を許容
する構成としたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の連動機構を
有するものにおいて、請求項2の構成を付加したことを
特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、安全ロックレバー
をロック側すなわち昇降装置以外の走行、旋回、フロン
ト、作業具の作動を禁止する側に操作すると、係止部材
がストッパに対して係止不可能な位置、すなわち係止部
材がストッパに係止されることなく、運転室が降下可能
な位置に移動する。安全ロックレバーを非ロック側すな
わち昇降装置以外の走行、旋回、フロント、作業具の作
動を許容する側に操作すると、係止部材がストッパに対
して係止可能な位置、すなわち係止部材がストッパに係
止される位置に移動して、運転室の降下が防止される。
【0012】請求項2の発明においては、係止部材がス
トッパに対して非係止位置にあるときにのみ運転室の昇
降が可能となり、係止部材がストッパに係止されている
状態においては、運転室の降下は禁止される。
【0013】請求項3の発明においては、安全ロックレ
バーの相反する2つの操作位置において、それぞれ運転
室昇降装置以外の各アクチュエータの作動と、運転室昇
降装置の作動が許容される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明による作業機の一実
施例を示す運転室下部の内部構造の側面図、図2は本実
施例の作業機をフロントを省略して示す側面図、図3は
その正面図、図4は運転室の本体に対する取付け構造を
示す平面図である。
【0015】図2、図3において、下部走行体2上に旋
回装置3を介して上部旋回体4を設置することにより、
自走式車両としての作業機本体1が構成され、上部旋回
体4には、運転室5を昇降自在に支持する運転室支持枠
6が立設される。
【0016】支持枠6には左右一対のレール7が縦向き
に設けられており、図3、図4に示すように、運転室5
のフレーム8の背面には、該レール7に昇降自在に係合
して装着される摺動具9が左右にそれぞれ2個ずつ合計
4個取付けられている。該摺動具9は好ましくは運転室
5の昇降を円滑化するための球循環式の軸受を有するも
のである。
【0017】10は運転室5を昇降させるための油圧シ
リンダであり、該油圧シリンダ10はロッドを下向きに
して支持枠6と運転室5との間に取付けてあり、油圧シ
リンダ10の先端を支持枠6の下部に設けたブラケット
11にピン12により連結し、該油圧シリンダ10のチ
ューブに左右にそれぞれ突出させて設けたトラニオン1
0aに嵌合したブラケット13を、運転室5のフレーム
8に固定している。
【0018】前記支持枠6の上部には、運転室降下防止
用のストッパ14が取付けてあり、図示例は、ストッパ
14を1個設けた例を示しているが、上下に間隔を有し
て複数個設ける場合もある。
【0019】図1に示すように、運転室5のフレーム8
には筒状のホルダ16が設けられ、該ホルダ16内にロ
ッド状の係止部材15を前後に摺動自在に保持され、係
止部材15がホルダ16内に没入するとストッパ14に
対して非係止位置となり、係止部材15の先端を突出さ
せると、ストッパ14に対して係止部材15が係止可能
となる。
【0020】図1、図2において、18は運転室のフロ
ア、19は該フロア18上に設置されたシートである。
フロア18上には、シート19の左側前部の箇所にブラ
ケット22が固定され、該ブラケット22に軸23が回
動自在に装着され、該軸23に安全ロックレバー21の
下端が固定されている。該軸23にはまた、アーム24
が前方斜め下向きに固定されている。該アーム24に
は、フロア18の下面に取付けた安全弁25の操作アー
ム26が、ロッド27を介して連結されている。
【0021】一方、運転室の底板28にはピン29aを
中心として中継アーム29が前後に傾動自在に取付けら
れ、該中継ア−ム29と前記係止部材15とが連結され
ている。また、該中継アーム29と前記軸23に取付け
たアーム24とがロッド30により連結されている。
【0022】従って、安全ロックレバー21が実線aで
示す起立したロック位置にある時には、安全弁25の操
作アーム26はbに示すロック位置にあり、同時に係止
部材15に連結された中継アーム29は起立位置cにあ
って、係止部材15はホルダ16内に没入し、ストッパ
14には係止不可能な退避位置にある。安全ロックレバ
ー21を2点鎖線dに示すように前方に傾斜させた非ロ
ック位置にすると、軸23およびアーム24も回動して
ロッド27、30が連動して後方に押され、これにより
安全弁25の操作アーム26が斜め後向きの非ロック位
置eに切換わると同時に、中継アーム29は2点鎖線f
に示すように倒れて係止部材15はストッパ14に係止
可能な位置gに突出する。
【0023】図5は前記安全弁25の作用を説明する油
圧回路図であり、31、32はそれぞれ前記上部旋回体
4上に設置された主ポンプおよびパイロットポンプ、3
3a〜33fは運転室昇降用油圧シリンダ10を除くア
クチュエータ用のコントロール弁であり、旋回装置3の
旋回モータ、フロント(ブーム、アーム)のアクチュエ
ータ、フロント先端の解体機、破砕機等の作業具のアク
チュエータ(モータや油圧シリンダ)や走行用モータ等
の制御を行うものである。34a〜34cはコントロー
ル弁33a〜33fのパイロット弁であり、レバー35
やペダル等の操作手段を有するものである。25は前記
安全弁であり、前記安全ロックレバー21により切換え
られ、該レバー21の操作により、図示のd位置(図1
の2点鎖線dに対応)にある時には、パイロットポンプ
32からのパイロット油はパイロット弁34a〜34c
に供給され、操作レバー35等の操作によりパイロット
油はコントロール弁33a〜33fの操作室36に供給
され、コントロール弁33a〜33fが切換えられ、前
記油圧シリンダ10以外のアクチュエータが作動する。
【0024】一方、安全ロックレバー21を図1のa位
置に切換えると、図5の安全弁25がa位置に切換わ
り、これによりパイロットポンプ32からパイロット弁
34a〜34cへのパイロット油の供給が停止するの
で、パイロット弁34a〜34cを操作しても、前記各
アクチュエータは作動しない。
【0025】図6(A)は前記運転室昇降用油圧シリン
ダ10の制御用電気油圧回路を示す図であり、37は上
部旋回体4に設置したバッテリー、38は前記安全ロッ
クレバー21取付け用ブラケット22上に設置されたリ
ミットスイッチであり、図6(B)に示すように、安全
ロックレバー21が非ロック位置dにある状態からロッ
ク位置aに操作すると、リミットスイッチ38の操作ア
ーム38xが操作されて接点38aが閉じるように構成
されている。39は運転室5内に設けられた昇降用操作
スイッチであり、主ポンプ31から油圧シリンダ10に
至る作動油の油路を制御するコントロール弁40のソレ
ノイド40a、40bへの通電を該操作スイッチ39に
よって制御することにより、油圧シリンダ10の伸縮を
行わせ、運転室5を昇降させるものである。
【0026】この作業機において、例えば多関節フロン
トの先端に鋏状の解体機あるいは破砕機を取付けて作業
をする場合、運転室5が降下した位置にあり、オペレー
タが運転室5内に入る場合、安全ロックレバー21はオ
ペレータの運転室5内への昇降の邪魔になるので、安全
ロックレバー21を邪魔にならないa位置に立てる。こ
の状態においては、図1に示すリミットスイッチ38の
操作アーム38xは安全ロックレバー21により押さ
れ、図6において、接点38aが閉じる。一方、安全ロ
ックレバー21をロック位置aにすると、安全弁25は
図5のa位置となり、パイロット弁34a〜34cを操
作しても、コントロール弁33a〜33fは切換わら
ず、下記の昇降用油圧シリンダ10以外の旋回、走行、
フロント、作業具のアクチュエータは作動しない。
【0027】図6において、前記リミットスイッチ38
の接点38aが閉じた状態において、操作スイッチ39
をi側に操作すると、コントロール弁40のソレノイド
40aに通電され、コントロール弁40は左位置に切換
わり、主ポンプ31からの作動油は、コントロール弁4
0、スローリターン弁41を介して油圧シリンダ10の
ロッド室に供給されて油圧シリンダ10が伸長し、運転
室5が上がる。運転室5を上限まで上昇させた後、操作
スイッチ39を中立位置に戻すと、コントロール弁40
が中立位置に戻り、運転室5が高い位置に保持され、こ
の状態で安全ロックレバー21を前方に倒すと、係止部
材15がストッパ14側に突出し、係止部材15がスト
ッパ14に係止されるので、運転室5の降下が防止さ
れ、運転室5の荷重をストッパ14で負担する。
【0028】次に、安全ロックレバー21を図1のdに
示すように前方に倒すと、図5に示す安全弁25は図示
のd位置に切換わるため、前記旋回、走行、フロント、
作業具のアクチュエータは作動可能となる。
【0029】一方、安全ロックレバー21をd位置に倒
した状態においては、リミットスイッチ38の操作アー
ム38xに対する安全ロックレバー21の接触が解か
れ、リミットスイッチ接点38aが開くので、操作スイ
ッチ39を操作しても油圧シリンダ10は作動しない。
【0030】オペレータが運転室から下りる時は、安全
ロックレバー21を昇降の邪魔になるd位置から邪魔に
ならないa位置に起立させると、前記油圧シリンダ10
以外のアクチュエータの作動が禁止され、一方、係止部
材15はストッパ14から離脱し、かつリミットスイッ
チ38の接点38aが閉じるので、図6の操作スイッチ
39をh側に操作することにより、コントロール弁40
は右位置に切換わり、油圧シリンダ10が収縮して運転
室5は降下する。
【0031】このように、安全ロックレバー21に係止
部材15を連動させ、安全ロックレバー21を操作する
だけでストッパ14に対する係止部材15の係止、離脱
が行えるので、2本のレバーを操作する場合に比較し、
安全弁25および運転室5の降下防止の制御が容易に行
えると共に、これらの操作レバーが1本にまとめられる
ので、部品点数が低減されて構成が簡略化され、部品の
設置スペースが小さくなり、小型化に寄与できる。
【0032】また、係止部材15がストッパ14に対し
て係止できない位置にあるときにのみ運転室5の昇降を
可能としているので、ストッパ14上に係止部材15を
係止したままで油圧シリンダ10を収縮方向に作動させ
てこれら上記の係止部材15やストッパ14やこれらを
支持部材等からなる降下防止部材に過大な力がかかり、
これらの部材を損傷させるというおそれがない。
【0033】上述のように、ストッパ14に対して係止
部材15が係止可能な位置にあるときには昇降を禁止す
ることにより安全性を高めた構成は、係止部材15を突
没させる安全ロックレバー21以外のレバーによって構
成される場合であっても実現できる。
【0034】しかし、上記実施例において示したよう
に、1本の安全ロックレバー21に係止部材15を連動
させ、安全ロックレバー21の相反する2つの操作位置
a、dにおいて、それぞれ、運転室5の昇降の許容(a
位置)と、旋回、走行、フロント、作業具等のアクチュ
エータの作動の許容(d位置)とがなされるようにすれ
ば、前記ストッパ14や係止部材15等の損傷のおそれ
がなくなるのみならず、運転室5が昇降している状態に
おいては、旋回、走行、フロント、作業具等のアクチュ
エータの作動が禁止されるので、運転室を昇降させなが
ら前記旋回、走行あるいはフロントや作業具を作動させ
るという危険な動作が行えなくなり、安全性はさらに向
上する。
【0035】なお、本発明は、例えばフロントに伸縮ア
ームを有するもの等、種々の異なるフロント構成のもの
に適用でき、また、掘削や解体、破砕以外に、運転室が
昇降することが望ましい農業、園芸機械にも用いられ
る。また、係止部材15はストッパ14側にばねにより
突出させておいて、上昇時には係止部材15を突出させ
た状態であっても、運転室5の上昇に伴い、係止部材1
5の先端がストッパ14の下面の傾斜面に摺動し、係止
部材15がばねの力に抗してホルダ16内に没入した
後、係止部材15がストッパ14の上面に至った後はば
ねの力で係止部材15が押し出されてストッパ14に係
止される構成であってもよい。また、本発明において、
運転室の昇降装置として油圧シリンダのみならず、油圧
モータを用いることもできる。
【0036】
【発明の効果】請求項1によれば、安全ロックレバーと
係止部材とを、安全ロックレバーをロック側に操作した
際に、前記係止部材がストッパに対して非係止位置に退
避し、安全ロックレバーを非ロック側に操作した際に、
前記係止部材がストッパに係止可能な位置になるように
連動させたので、安全ロックレバーを操作するだけでス
トッパに対する係止部材の係止、離脱が行えるので、2
本のレバーを操作する場合に比較し、安全弁および運転
室の降下防止の制御が容易に行えると共に、これらの操
作レバーが1本にまとめられるので、部品点数が低減さ
れて構成が簡略化され、部品の設置スペースが小さくな
り、小型化に寄与できる。
【0037】請求項2によれば、運転室に取付けた係止
部材が支持枠に取付けたストッパに対して非係止位置に
ある時にのみ運転室の昇降を許容するように構成したの
で、ストッパ上に係止部材を係止したままで運転室の昇
降装置を降下方向に作動させることにより降下防止部材
に過大な力がかかって損傷させるおそれがない。
【0038】請求項3によれば、請求項1の構成と請求
項2の構成を併せ持つことにより、安全ロックレバーの
相反する操作位置において、それぞれ、運転室の昇降
と、旋回、走行、フロント作動、作業具作動とが許容、
禁止されるので、請求項2の効果に加え、さらに、運転
室の昇降時に前記旋回、走行、フロントや作業具の作動
等、他のアクチュエータの作動が禁止され、安全性がさ
らに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業機の一実施例を示す運転室下
部の内部構造の側面図である。
【図2】本実施例の作業機をフロントを省略して示す側
面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】本実施例の運転室の本体に対する取付け構造を
示す平面図である。
【図5】本実施例の安全弁の作用を説明する油圧回路図
である。
【図6】(A)は本実施例の運転室昇降用油圧シリンダ
の制御用電気油圧回路を示す図、(B)は本実施例の安
全ロックレバーとリミットスイッチとの関連動作の説明
図である。
【符号の説明】
1:本体、2:下部走行体、3:旋回装置、4:上部旋
回体、5:運転室、6:支持枠、7:レール、8:フレ
ーム、9:摺動具、10:運転室昇降用油圧シリンダ、
10a:トラニオン、13:ブラケット、14:ストッ
パ、15:係止部材、16:ホルダ、18:運転室フロ
ア、21:安全ロックレバー、25:安全弁、33a〜
33f:コントロール弁、34a〜34c:パイロット
弁、38:リミットスイッチ、39:操作スイッチ、4
0:コントロール弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−72122(JP,A) 特開 昭58−195639(JP,A) 特開 昭59−128190(JP,A) 実開 平4−61153(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/08 E02F 9/24 E02F 9/16 B66C 13/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走式車両の本体に立設した運転室支持枠
    に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記支持枠にスト
    ッパを設け、運転室に取付けた係止部材をストッパに係
    止させて上昇した運転室の降下を防止する作業機におい
    て、 運転室昇降装置以外の装置をロックする安全ロックレバ
    ーと前記係止部材とを、安全ロックレバーをロック側に
    操作した際に、前記係止部材がストッパに対して非係止
    位置に退避し、安全ロックレバーを非ロック側に操作し
    た際に、前記係止部材がストッパに係止可能な位置にな
    るように連動させたことを特徴とする昇降式運転室を有
    する作業機。
  2. 【請求項2】自走式車両の本体に立設した運転室支持枠
    に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記支持枠にスト
    ッパを設け、運転室に取付けた係止部材をストッパに係
    止させて上昇した運転室の降下を防止する作業機におい
    て、 前記係止部材が前記ストッパに対して非係止位置に退避
    している時にのみ運転室の昇降を許容する構成としたこ
    とを特徴とする昇降式運転室を有する作業機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記係止部材が前記ス
    トッパに対して非係止位置に退避している時にのみ運転
    室の昇降を許容する構成としたことを特徴とする昇降式
    運転室を有する作業機。
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