JP3254124B2 - 建設機械の操作装置 - Google Patents

建設機械の操作装置

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JP3254124B2
JP3254124B2 JP04760096A JP4760096A JP3254124B2 JP 3254124 B2 JP3254124 B2 JP 3254124B2 JP 04760096 A JP04760096 A JP 04760096A JP 4760096 A JP4760096 A JP 4760096A JP 3254124 B2 JP3254124 B2 JP 3254124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば杭の架設、
解体を行う架設解体機などの建設機械を操作する操作装
置に関し、とくに運転席の側方に設けた操作レバーによ
り各種の作業を行う建設機械の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地下鉄工事やビルの地下階の工事などの
地下工事を行う際には、壁状に埋設される矢板などの土
留用の杭の膨らみや崩壊を防止するために、架設解体機
を用いて掘削された地下空間に架設して杭を支持する型
鋼の架設、解体を行うようにしている。架設解体機の油
圧ショベルのアームの先端には油圧により駆動可能なシ
リンダを備えた把持装置が上下、前後に移動可能なよう
に、また上下左右に揺動可能かつ回転可能なように取付
けられており、この把持装置により型鋼を把持し、把持
された型鋼を、上下、前後位置に移動したり、回転する
などして作業を行っている。
【0003】このような把持装置を備えた架設解体機の
操作は、運転席の側方に設けられた操作レバーおよび運
転席の足元に設けられた操作ペダルにより行う。操作レ
バーは上下左右の作業位置および中立位置の間を傾動可
能に設けられており、操作ペダルは前後の作業位置およ
び中立位置の間を傾動可能に設けられている。操作レバ
ーおよび操作ペダルの作業位置には、上述した種々の作
業内容が割り当てられており、この操作レバーおよび操
作ペダルを作業内容に適した位置に傾動させて作業を行
うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作レ
バーは手で操作するため、把持装置を少しずつ移動させ
るなどの作業の微調整を行うことは容易であるが、操作
ペダルは足で操作するため微妙な調整が難しく、その結
果、操作ペダルに割り当てた作業を微妙な調整をしなが
ら行うことは困難であった。とくに上述した架設解体機
に設けられる把持装置の回転および左右の揺動の作業
は、細かな操作を必要とするため、この作業を操作ペダ
ルによって行うことは足への負担が大きく運転者の疲労
が大きい。
【0005】本発明の目的は、架設解体機などの建設機
械の細かな作業を容易に行うことができる建設機械の操
作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態である図1
〜図7に対応づけて本発明を説明すると、請求項1によ
る本発明は、自走する下部走行体20と、この下部走行
体20に対して旋回する上部旋回体22と、この上部旋
回体22に少なくとも俯抑可能に設けられた俯抑手段3
0と、俯抑手段30の先端に上下左右に揺動可能かつ回
転可能に設置されて型鋼を把持する把持装置34とを備
えた建設機械を操作する操作装置であって、運転席10
の両側に操作レバー1R,1Lを備え、操作レバー1
R,1Lの傾動により少なくとも上部旋回体22の旋
回、俯抑手段30の俯抑および把持装置34の上下の揺
動を行う建設機械の操作装置に適用され、把持装置34
の左右の揺動を指令する一対の第1の操作部材8R,8
Lおよび把持装置34の回転を指令する一対の第2の操
作部材9R,9Lを各操作レバー1R,1Lにそれぞれ
設けることにより上記目的を達成する。
【0007】請求項2の発明は、把持装置34の把持動
作を行う把持スイッチ5R,5Lが設けられたコンソー
ル4をさらに備える。
【0008】請求項3の発明は、第1および第2の操作
部材8R,8L,9R,9Lのぞれぞれ各一対の部材が
左右に並んで設けられている。
【0009】請求項1の建設機械の操作装置は、操作レ
バー1R,1Lに設けられた操作部材8R,8L,9
R,9Lを指先で操作することにより、この操作部材8
R,8L,9R,9Lに割り当てられた把持装置34の
回転および把持装置の左右の揺動の作業を行う。
【0010】請求項3の建設機械の操作装置は、操作部
材8R,8L,9R,9Lが左右に並んでいるため、左
側の部材8L,9Lがオンの時に把持装置34の左への
揺動あるいは左回転を、右側の部材8R,9Rがオフの
時に把持装置34の右への揺動あるいは右回転を行うこ
とにより、操作部材8R,8L,9R,9Lの位置と実
際の作業の方向とが一致するため、作業がより行い易く
なる。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明による操作装置
である運転席の正面図、図2は本発明による操作装置で
ある運転席の後方斜視図、図3は運転席に設けられる操
作レバーの斜視図、図4は本発明による操作装置により
操作される油圧装置の回路図、図5は本発明による操作
装置が適用される架設解体機の一実施の形態を示す側面
図、図6は図5の実施の形態の架設解体機の平面図、図
7は図5の実施の形態の架設解体機の把持装置の部分断
面側面図である。まず、図5、図6および図7を参照し
て架設解体機の構成について説明する。
【0013】図5および図6に示すように、油圧ショベ
ル本体23は、下部走行体20上に旋回装置21を介し
て上部旋回体22を設置することにより構成される。2
4は上部旋回体22に固定設置されたブラケットであ
り、油圧ショベルとして使用する場合においてはブーム
とブームシリンダがピンにより連結されるが、本実施の
形態においては、ブラケット24のピン穴を利用して、
ピン26,27によって、マスト25をブームやブーム
シリンダと交換可能に取付けている。
【0014】マスト25は、ピン26,27によりブラ
ケット24に取付けられた内筒25aと、内筒25aに
摺動自在に嵌合された外筒25bと、内筒25aに内蔵
され、シリンダチューブ下端を内筒25aにピン付け
し、ピストンロッド上端を外筒25bにピン付けしたマ
スト伸縮用油圧シリンダ25cとにより伸縮式に構成し
たものである。
【0015】マスト25の頂部には、俯仰用油圧シリン
ダ29によりピン28aを中心として俯仰自在に伸縮ア
ーム30を取付けている。より詳しくは、伸縮アーム3
0は外筒25bの上部にピン28aにより取付けられ、
俯仰用油圧シリンダ29のチューブ端は外筒25bの下
部にピン28bで取付けられる。伸縮アーム30は、マ
スト25にピン28aにより連結した外筒32と、この
外筒32に摺動自在に嵌合した内筒31と、これらに内
蔵した伸縮用油圧シリンダ33とからなる。伸縮用油圧
シリンダ33の基端は外筒32に、ピストンロッドは内
筒31にそれぞれ接続されている。伸縮アーム30のス
トロークは型鋼を把持した状態から型鋼を離すことがで
きる移動量、すなわち型鋼の幅より大きく設定する。
【0016】また伸縮アーム30の内筒31には後述す
る上下首振り用油圧シリンダ41が収容され、その基端
が内筒31に連結され、ピストンロッドは後述するリン
ク75に接続されている。
【0017】図5および図6に示すように、伸縮アーム
30の先端、すなわち内筒31の先端には、把持装置3
4が、上下首振り装置35、左右首振り装置36および
旋回装置37を介して取付けられている。上下首振り装
置35は、伸縮アーム30の内筒31の先端に取付けた
ブラケット38と、このブラケット38にピン39を中
心として上下動自在に取付けたブラケット40と、ブラ
ケット38および40に連結されたリンク機構75と、
リンク機構75と内筒31との間に取付けた上下首振り
用油圧シリンダ41とからなる。
【0018】左右首振り装置36は、図5、図6および
図7に示すように、ブラケット40にピン42を中心と
して左右に揺動自在に取付けたブラケット43と、これ
らのブラケット40,43の左右に取付けた一対の左右
揺動用油圧シリンダ44,45とにより構成され、左右
揺動用油圧シリンダ44,45の一方を伸長させると同
時に他方を収縮させることにより、ブラケット43を左
右に揺動させるものである。
【0019】旋回装置37は、図7に示すように、左右
首振り装置36のブラケット43に取付けた外輪46
と、この外輪46の内周に旋回自在に取付けられるとと
もに内歯歯車を有する内輪47と、ブラケット43に取
付けた旋回用油圧モータ48と、この旋回用油圧モータ
48の出力軸に取付けられ、内輪47の内歯歯車と噛合
するピニオン49と、この内輪47に固定された旋回フ
レーム50とからなる。
【0020】把持装置34は、図5、図6および図7に
示すように、旋回フレーム50の両側に固定して取付け
た側板51と、各側板51の下部にそれぞれ取付けた固
定爪52と、平行リンク機構53を介して各側板51の
頂部に取付けられた可動爪54と、可動爪54の開閉用
油圧シリンダ62とにより構成される。なお、側板5
1、固定爪52、平行リンク機構53、可動爪54およ
び開閉用油圧シリンダ62は図3に示すように一組ずつ
設けられる。平行リンク機構53は、各側板51にそれ
ぞれピン55,56により回動自在に取付けられたリン
ク57,58と、各リンク57,58の先端にピン5
9,60により回動自在に連結され、可動爪54と一体
をなすブラケット61とからなり、ピン55,56,5
9,60を結ぶ線が平行四辺形を形成する。そして、開
閉用油圧シリンダ62は、リンク57の後方への延出部
と旋回フレーム50との間に設けられる。
【0021】図1および図2に示すように、本発明によ
る操作装置は、運転席10の両側に設けられた操作レバ
ー1R,1Lと、運転席10の前方に設けられた第2の
操作レバー2R,2Lと、運転席10の前方下部におけ
る第2の操作レバー2R,2Lの両側に設けられた操作
ペダル3R,3Lと、操作レバー1Rの後方に設けられ
たコンソール4とを備える。
【0022】運転席10は上下方向および前後方向に位
置調整可能な状態で運転室の床面に取り付けられてい
る。ここで、運転席10の前後方向、左右方向とは運転
席10に着席したオペレータを基準としたときの方向で
ある。
【0023】操作レバー1R,1Lには、上下左右の作
業位置および中立位置との間を傾動可能なように運転席
10の両側に取り付けられて、傾斜角度に応じた油圧パ
イロット圧力あるいは電気信号が出力される。また、操
作レバー1R,1Lには図3に示すようにボタン式の操
作スイッチ8R,8L、9R,9Lがそれぞれ設けられ
ている。操作ペダル3R,3Lは前後の作業位置および
中立位置との間を傾動可能なように運転室の床面に取り
付けられて、傾斜角度に応じた油圧パイロット圧力ある
いは電気信号が出力される。コンソール4には把持装置
34の可動爪54を駆動して型鋼の把持およびその解放
を行うためのスイッチ5R,5L(図9参照)が取り付
けられている。操作レバー1R,1L、操作ペダル3
R,3L、操作スイッチ8R,8L、9R,9Lおよび
スイッチ5R,5Lは架設解体機の俯抑動作や旋回動作
などの各種動作を制御するためのものであり、各作業位
置には後述するような作業が割り当てられている。な
お、本実施の形態においては、2つの操作ペダル3R,
3Lのうち運転席10の右側にある操作ペダル3Rのみ
を使用する。
【0024】一方、第2の操作レバー2R,2Lは前後
の作業位置および中立位置との間を傾動可能なように取
り付けられて、傾斜角度に応じた油圧パイロット圧力あ
るいは電気信号が出力される。そしてこの油圧パイロッ
ト圧力あるいは電気信号により、架設解体機の下部走行
体20を駆動して、架設解体機の移動を制御する。
【0025】次いで、図4の油圧回路について説明す
る。第1〜第3のポンプP1〜P3はエンジンEngで
駆動されて圧油を吐出する。第1のポンプP1の吐出油
は第1の制御弁CV1に、第2のポンプP2の吐出油は
第2の制御弁CV2に、第3のポンプP3の吐出油は不
図示の回路へ供給される。制御弁CV1,CV2は操作
レバー1R,1L,2R,2Lおよび操作ペダル3R,
3Lの操作に応じて出力される油圧パイロット圧力や電
気信号によって切換操作される。第1の制御弁CV1は
弁部V11〜V15を備え、弁部V11は左走行油圧モ
ータM1、弁部V12は伸縮用油圧シリンダ33、弁部
V14は俯仰用油圧シリンダ29、弁部V15は旋回装
置21に内包された上部旋回体旋回油圧モータM2の速
度および駆動方向をそれぞれ制御する。なお、弁部V1
3にはマストが2段伸縮の場合に第2マストシリンダが
接続される。第2の制御弁CV2は弁部V21〜V24
を備え、弁部V21は右走行油圧モータM3、弁部V2
2は上下首振り用油圧シリンダ41、弁部V23はマス
ト伸縮用油圧シリンダ25cの速度および駆動方向をそ
れぞれ制御する。弁部V24は把持アタッチメントCA
の電磁弁CA1と電磁弁CA2にそれぞれ圧油を供給す
る。電磁弁CA1はその開閉により開閉用油圧シリンダ
62の駆動方向を制御し、第2電磁弁CA2は弁部V3
1とV32を有し、弁部V31は左右揺動用油圧シリン
ダ44,45の駆動方向を制御し、弁部V32は把持装
置34の旋回用油圧モータ48の駆動方向を制御する。
【0026】図中、SRは、走行装置と旋回装置以外の
回路に組込まれて流量を絞るスローリターン弁であり、
各アクチュエータの速度を遅くしている。これは把持ア
タッチメントCAで把持したH型鋼などをそのボルト位
置合わせ作業に最適な速度にするために組込まれてい
る。なお、図のスローリターン弁SRのシンボルは模式
的に示したものである。
【0027】図8は操作レバー1R,1L、操作レバー
2R,2L、操作ペダル3Rの作業位置と架設解体機お
よび把持装置の作業との関係を示す図、図9は操作スイ
ッチ8R,8L,9R,9Lのオンオフと把持装置の作
業との関係およびコンソール4に取り付けられた切換ス
イッチの位置と作業との関係を示す図である。図8に示
すように右側の操作レバー1Rはその前後の作業位置に
おいて、マスト伸縮用油圧シリンダ25cを駆動してマ
スト25上下移動の作業を行う。すなわち、操作レバー
1Rを前方に傾動することにより図3に示す油圧回路の
弁部V23が操作されてマスト25が収縮し、後方に傾
動することによりマスト25が伸長する。また、左右の
作業位置においては、上下首振り用油圧シリンダ41を
駆動して、把持装置34を上下に振る(チルト)作業を
行う。すなわち、操作レバー1Rを左側に傾動すること
により弁部V22が操作されて把持装置34が下側を向
くように上下首振り用油圧シリンダ41が収縮し、操作
レバー1Rを右側に傾動することにより、把持装置34
が上側を向くように上下首振り用油圧シリンダ41が伸
長する。
【0028】一方、操作レバー1Lはその前後の作業位
置において、旋回装置21を駆動して上部旋回体22を
回転する。すなわち、操作レバー1Lを前方に傾動する
ことにより弁部V15が操作されて旋回装置21に内包
された旋回油圧モータM2が駆動して上部旋回体22を
時計回り方向に回転し、操作レバー1Lを後方に傾動す
ることにより弁部V15が操作されて旋回装置21に内
包された旋回油圧モータM2が駆動して上部旋回体22
を反時計回り方向に回転する。また、左右の作業位置に
おいては、俯仰用油圧シリンダ29を駆動して伸縮アー
ム30を伸縮する作業を行う。すなわち、操作レバー1
Lを左側に傾動することにより、弁部V14が操作され
て伸縮アーム30が上方に向くように俯仰用油圧シリン
ダ29が伸長し、右側に駆動することにより弁部V14
が操作されて伸縮アーム30が下方に向くように俯仰用
油圧シリンダ29が収縮する。
【0029】また、操作ペダル3Rはその前後の作業位
置において、伸縮用油圧シリンダ33を駆動して伸縮ア
ーム30を伸縮する。すなわち、操作ペダル3を前方に
傾動することにより弁部V12が操作されて伸縮用油圧
シリンダ33が伸長して伸縮アーム30を伸長し、操作
ペダル3Rを後方に傾動することにより弁部V12が操
作されて伸縮用油圧シリンダ33が収縮して伸縮アーム
30を収縮する。
【0030】さらにまた、コンソール4に取り付けられ
た切換スイッチ5Rは把持装置34による型鋼の把持お
よびその解放を行う。すなわち、切換スイッチ5Rを前
方位置に切換えることにより、電磁弁CA1が操作され
て可動爪54の開閉用油圧シリンダ62が収縮して可動
爪54を上方に移動して型鋼の把持を解放し、切換スイ
ッチ5Rを後方位置に切換えることにより、電磁弁CA
1が操作されて可動爪54の開閉用油圧シリンダ62が
伸長して可動爪54を下方に移動して型鋼を把持する。
一方、切換スイッチ5Lは把持装置34の可動爪54の
ロックを行う。すなわち、切換スイッチ5Lを前方位置
に切換えることにより可動爪54のロックを解除し、切
換スイッチ5Lを後方位置に切換えることにより可動爪
54をロックする。このロックは電気的にあるいは油圧
的に行うことができる。
【0031】また、操作レバー2R,2Lは上述したよ
うに下部走行体20を駆動するものであり、操作レバー
2Rを前方に傾動することにより弁部V21が操作され
て油圧モータM3が右側の履体を前進させるように駆動
し、後方に傾動することにより右側の履体を後進させる
ように駆動する。一方、操作レバー2Lを前方に傾動す
ることにより弁部V11が操作されて油圧モータM1が
左側の履体を前進させるように駆動し、後方に傾動する
ことにより左側の履体を後進させるように駆動する。
【0032】さらに、操作レバー1Lに取り付けられた
操作スイッチ8R,8Lはそのオン位置において旋回用
油圧モータ48が駆動して把持装置を回転する。すなわ
ち、操作スイッチ8Rをオンとすることにより、弁部V
32が操作されて旋回用油圧モータ48が時計回り方向
に回転するよう駆動して把持装置34を時計回り方向に
回転し、操作スイッチ8Lをオンとすることにより、弁
部V32が操作されて旋回用油圧モータ48が反時計回
り方向に回転するよう駆動して、把持装置34を反時計
回り方向に回転する。
【0033】また、操作レバー1Lに取り付けられた操
作スイッチ9R,9Lはそのオン位置において、左右揺
動用油圧シリンダ44,45をそれぞれ駆動して、把持
装置34を左右に揺動(アングリング)する。すなわ
ち、操作スイッチ9Rをオンとすることにより、弁部V
31が操作されてシリンダ44が収縮しシリンダ45が
伸長して把持装置34を右方向に揺動し、操作スイッチ
9Lをオンとすることにより、弁部V31が操作されて
シリンダ44が伸長しシリンダ45が収縮して把持装置
34を左方向に揺動する。
【0034】このように、本発明の実施の形態による操
作装置は、把持装置34の回転および左右の揺動を行う
ための操作スイッチ8R,8L,9R,9Lを、操作レ
バー1R,1Lに設けたため、指先でスイッチ8R,8
L,9R,9Lを操作することができ、操作ペダルを使
用して足で把持装置34の回転および左右の揺動を行う
場合と比較して、微妙な調整がし易くなり、オペレータ
の負担を軽減することができる。
【0035】また、操作スイッチ8Rは把持装置34の
右回転の作業と、操作スイッチ8Lは把持装置34の左
回転の作業と、操作スイッチ9Rは把持装置34の右方
向への揺動と、そして操作スイッチ9Lは把持装置34
の左方向への揺動とそれぞれ対応する。したがって、操
作スイッチ8R,8L,9R,9Lを操作レバー1R,
1Lに左右に並べて設けることにより、操作スイッチ8
R,8L,9R,9Lの位置が把持装置34の作業の方
向と一致するものとなるため、作業が行い易くなる。
【0036】なお、上記実施の形態においては、操作レ
バー1Rの前後の作業位置にマストの伸縮作業を、左右
の作業位置に把持装置34の上下の首振り作業を、操作
レバー1Lの前後の作業位置に上部旋回体22の旋回作
業を、左右の作業位置に伸縮アーム30の上下移動作業
を、そして操作ペダル3に伸縮アーム30の伸縮作業を
それぞれ割り当てるようにしているが、これに限定され
るものではなく、操作レバー1R,1L、操作ペダル3
のそれぞれの作業位置に任意の作業を割り当てることが
できる。
【0037】また、上記実施の形態においては、把持装
置34の可動爪54の駆動およびロックを行うためのス
イッチをコンソール4に設けるようにしているが、これ
に限定されるものではなく、例えば操作ペダル3Lの操
作により可動爪54の駆動およびロックを行うようにし
てもよい。
【0038】さらに、上記実施の形態においては、操作
スイッチ1R,1Lのオンオフ動作により電磁弁CA
1,CA2を駆動して、電磁弁CA1,CA2に接続さ
れた種々のシリンダの駆動方向を制御するようにしてい
るが、これに限定されるものではなく、オンオフスイッ
チで操作時間に応じた電圧を発生して弁の開度を調整す
るもの、あるいは操作力に応じた信号を出力して弁の開
度を調整して、速度制御を行うものとして、各種シリン
ダの駆動速度を調整するようにしてもよい。
【0039】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、伸縮アーム30が俯抑手段を、操作スイッチ8R,
8Lが第1の操作部材を、操作スイッチ9R,9Lが第
2の操作部材をそれぞれ構成する。
【0040】
【発明の効果】本発明による建設機械の操作装置によれ
ば、操作レバーに設けられた操作部材を指先で操作する
ことにより、操作部材に割り当てられた把持装置の回転
および左右の揺動を行うようにしたため、操作ペダルを
足で操作するものと比較して、操作の微妙な調整がし易
くなり、これにより作業差の操作に対する負担を軽減し
て、オペレータの疲労を少なくすることができる。
【0041】請求項3の操作装置は、第1および第2の
操作部材の各一対の操作部材が左右に並んでいるため、
左側の操作部材が操作されている時に把持装置の左への
揺動あるいは左回転を、右側の操作部材が操作されてい
る時に把持装置の右への揺動あるいは右回転を行うこと
により、操作部材の位置と実際の作業の方向とが一致す
るため、作業がより行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建設機械の操作装置の正面図
【図2】本発明による建設機械の操作装置の後方斜視図
【図3】運転席に設けられる操作レバーの斜視図
【図4】本発明による建設機械の操作装置の油圧回路図
【図5】本発明による操作装置を適用した架設解体機の
一実施の形態を示す側面図
【図6】図5の架設解体機の平面図
【図7】図5の架設解体機の把持装置の部分断面側面図
【図8】操作レバーの操作位置に割り当てられた作業を
説明するための図
【図9】操作スイッチに割り当てられた作業を説明する
ための図
【符号の説明】
1R,1L、2R,2L 操作レバー 3R,3L 操作ペダル 4 コンソール 5R,5L スイッチ 8R,8L,9R,9L 操作スイッチ 10 運転席 20 下部走行体 21 旋回装置 22 上部旋回体 23 本体 25 マスト 25a 内筒 25b 外筒 25c マスト伸縮用油圧シリンダ 29 俯仰用油圧シリンダ 30 伸縮アーム 31 内筒 32 外筒 33 伸縮用油圧シリンダ 34 把持装置 35 上下首振り装置 36 左右首振り装置 37 旋回装置 41 上下首振り用油圧シリンダ 44,45 左右揺動用油圧シリンダ 52 固定爪 54 可動爪 62 開閉用油圧シリンダ 75 リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染野 誠一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (72)発明者 岩崎 章夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (72)発明者 高坂 敏行 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立建機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−3836(JP,A) 特開 昭61−14328(JP,A) 実開 平2−104414(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16 B66C 13/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走する下部走行体と、この下部走行体
    に対して旋回する上部旋回体と、この上部旋回体に少な
    くとも俯抑可能に設けられた俯抑手段と、該俯抑手段の
    先端に上下左右に揺動可能かつ回転可能に設置されて型
    鋼を把持する把持装置とを備えた建設機械を操作する操
    作装置であって、運転席の両側に操作レバーを備え、該
    操作レバーの傾動により少なくとも前記上部旋回体の旋
    回、前記俯抑手段の俯抑および前記把持装置の上下の揺
    動を行う建設機械の操作装置において、 前記把持装置の左右の揺動を指令する一対の第1の操作
    部材および前記把持装置の回転を指令する一対の第2の
    操作部材を前記各操作レバーにそれぞれ設けたことを特
    徴とする建設機械の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記把持装置の把持動作を行う把持スイ
    ッチが設けられたコンソールをさらに備えたことを特徴
    とする請求項1記載の建設機械の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および前記第2の操作部材のそ
    れぞれ各一対の部材が左右に並んで設けられていること
    を特徴とする請求項1または2記載の建設機械の操作装
    置。
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