JP4684990B2 - マテリアルハンドリング作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、マテリアルハンドリング作業機械に関するものであり、特に作業機のアーム先端部にリフティングマグネットと予備アタッチメントを交換可能に取り付けできるマテリアルハンドリング作業機械に関するものである。
従来、マテリアルハンドリング作業機械、特に、路上走行が可能なホイール式のマテリアルハンドリング作業機械は数多く知られており(例えば、特許文献1、特許文献2参照)、これらのマテリアルハンドリング作業機械は、作業内容に応じて、作業機のアーム先端部に破砕機やリフティングマグネット、グラップル装置等の特殊アタッチメントを付け替えできるようになっている。
また、一般に、このようなホイール式マテリアルハンドリング作業機械では、特殊アタッチメントの回転あるいは旋回操作は、キャブ内の運転席にフートペダルを設け、該フートペダルをオペレータが足で操作して行っていた。
しかし、ホイール式マテリアルハンドリング作業機械では、ブレーキ、アクセル等のフートペダルが必要で、これに特殊アタッチメントの操作を行うフートペダルを設けると、フートペダルの数が多くなり、運転席周辺のフロアにスペースの余裕がなくなる。
そこで、既にホーンやワンタッチアイドル等のスイッチボタンが取り付けられている操作レバーのグリップに、追加する形で特殊アタッチメントを回転あるいは旋回する等の操作を行う操作ボタンを設けた作業機械も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−220850号公報(図1、図2、図5、図8)。 特開平7−10473号公報(図4)。 特開2004−299819号公報(図4)。
しかしながら、特殊アタッチメントを操作する操作ボタンを、操作レバーのグリップに追加して設けるようにした作業機械では、必然的に操作レバーのグリップの操作ボタン取付部分の形状が大きく、また複雑になり、操作がしづらいという問題があった。
また、特許文献3には、リフティングマグネットの吸着・釈放を、操作レバーのグリップに設けた1つの操作ボタンスイッチのオン・オフ操作をするようにした技術が開示されているが、1つの操作ボタンでスイッチをオン・オフさせた場合、オペレータにとって吸着・釈放の判断に迷う場合が生じる。例えば、吸着物の上にリフティングマグネットを置いてスイッチをオン・オフさせた場合に、吸着物の上にリフティングマグネットが置かれている状態を見ただけでは、吸着状態か釈放状態か判別できない。そして、アタッチメントを動かして、リフティングマグネットを引き上げて初めて吸着状態か釈放状態かが判る。
そこで、作業機のアーム先端部にリフティングマグネットを取り付けたときの操作ボタンと予備アタッチメントを取り付けたときの操作ボタンを兼用して、スイッチの数を増やさず、また簡単に正確な操作ができるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、作業機のアーム先端部にリフティングマグネットと予備アタッチメントを交換自在に取り付け可能にしたマテリアルハンドリング作業機械において、前記リフティングマグネット又は予備アタッチメントを制御する制御盤と、前記作業機械全体を制御する車体コントローラと、前記作業機械の作業モードを、前記予備アタッチメントの動作を制御する通常モードと前記リフティングマグネットの吸着・釈放動作を制御するリフマグモードのいずれか一方のモードに切り換えるための指令信号を前記制御盤に出力するモード切換手段と、前記作業機械の作業用操作レバーのグリップに設けられ、前記制御盤に対して指令信号を出力する複数の操作ボタンを有するスイッチ手段とを備え、かつ、前記モード切換手段により前記通常モードの設定に切り換えられているときに前記グリップに設けた一つのボタン操作からの信号を、前記予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させる指令として受け付け、前記グリップに設けた他の一つのボタン操作からの信号を、前記予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させる指令として受け付け、一方、前記リフマグモード設定に切り換えられているときに前記グリップに設けた一つ又は他の一つのいずれか一方のボタン操作からの信号を、前記リフティングマグネットを吸着動作させる指令として受け付け、他方のボタン操作からの信号を、前記リフティングマグネットを釈放動作させる指令として受け付けるように構成してなるマテリアルハンドリング作業機械を提供する。
この構成によれば、モード切換手段により作業モードを切り換えると、作業用操作レバーのグリップに設けた操作ボタンが、作業機のアーム先端部にリフティングマグネットを取り付けたリフマグモードでの操作に適した機能を持つ操作ボタンと、予備アタッチメントを取り付けた通常モードでの操作に適した機能を持つ操作ボタンに、自動的に切り換えられる。したがって、作業用操作レバーのグリップに設けた操作ボタンを、リフマグモード時と通常モード時とで兼用できるので、操作ボタン(及びこれに連動するスイッチ)の数を増やさず、同じ操作ボタンを使用してリフマグモード時の操作と予備アタッチメント時の操作を行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、複数の操作ボタンが運転席を挟んだ左右両側に設けた作業用操作レバーのグリップに分かれて設けられ、モード切換手段により通常モードの設定に切り換えられているときに前記右側グリップのボタン操作からの信号を、予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させる指令として受け付け、前記左側グリップのボタン操作からの信号を、予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させる指令として受け付け、一方、リフマグモード設定に切り換えられているときに前記右側グリップまたは前記左側グリップのいずれか一方のボタン操作からの信号を、リフティングマグネットを吸着動作させる指令として受け付け、他方のボタン操作からの信号を、リフティングマグネットを釈放動作させる指令として受け付けるように構成してなるマテリアルハンドリング作業機械を提供する。
この構成によれば、通常モード設定時は、右側グリップの操作ボタンを押下すると破砕機やグラップル等の予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させ、左側グリップの操作ボタンを押下すると予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させるように動作し、一方、リフマグモード設定時は、右側グリップまたは左側グリップのいずれか一方の操作ボタンを押下するとリフティングマグネットが吸着、他方の操作ボタンを押下するとリフティングマグネットが釈放というように動作する。
請求項3記載の発明は、請求項1または2において、制御盤に指令信号を出力する上記操作ボタンと別に、グリップにホーンを鳴らす指令を直接該ホーンに出力可能な操作ボタンを設けるとともに、アイドリング機能を制御する指令を車体コントローラに出力可能な操作ボタンを設けたマテリアルハンドリング作業機械を提供する。
この構成によれば、操作レバーのグリップに設けられている操作ボタンの操作によりホーンを吹鳴させ、また、オートアイドル、ワンタッチアイドル等のアイドリング機能を操作することができる。
請求項1記載の発明は、作業用操作レバーのグリップに設けた操作ボタンを、リフティングモード時と通常モード時とで兼用できるので、操作ボタン(及びこれに連動するスイッチ)の数を増やさずに、同じ操作ボタンを使用してリフマグモード時の操作と予備アタッチメント時の操作を行うことができる。また、操作ボタンの数が増えることがないので、グリップ部の形状も大きくなることがない。
請求項2記載の発明は、通常モード設定時は、右側グリップの操作ボタンを押下すると予備アタッチメントが右回転(右旋回)、左側グリップの操作ボタンを押下すると予備アタッチメントが左回転(左旋回)というように動作し、一方、リフマグモード設定時は、右側グリップまたは左側グリップのいずれか一方の操作ボタンを押下するとリフティングマグネットが吸着、他方の操作ボタンを押下するとリフティングマグネットが釈放というように動作するので、請求項1の発明の効果に加えて、簡単、かつ正確に予備アタッチメントの回転(旋回)及びリフティングマグネットの吸着・釈放操作を行うことができる。更に、操作ボタンを運転席を挟んだ左右両側に設けた作業用操作レバーのグリップに分けて設けたので、グリップ部の形状を大きくすることなく、操作ボタンをグリップに取り付けることができる。
請求項3記載の発明は、操作レバーのグリップ上で、ホーン操作とアイドリング指示操作を行うことができるので、請求項1及び2の発明の効果に加えて、ホーンによる警報及びエンジン回転数の切り換え操作が容易になる。
作業機のアーム先端部にリフティングマグネットを取り付けたときの操作ボタンと予備アタッチメントを取り付けたときの操作ボタンを兼用して、スイッチの数を増やさず、また簡単に正確な操作ができるようにするという目的を達成するために、作業機のアーム先端部にリフティングマグネットと予備アタッチメントを交換自在に取り付け可能にしたマテリアルハンドリング作業機械において、前記リフティングマグネット又は予備アタッチメントを制御する制御盤と、前記作業機械全体を制御する車体コントローラと、前記作業機械の作業モードを、前記予備アタッチメントの動作を制御する通常モードと前記リフティングマグネットの吸着・釈放動作を制御するリフマグモードのいずれか一方のモードに切り換えるための指令信号を前記制御盤に出力するモード切換手段と、前記作業機械の作業用操作レバーのグリップに設けられ、前記制御盤に対して指令信号を出力する複数の操作ボタンを有するスイッチ手段とを備え、かつ、前記モード切換手段により前記通常モードの設定に切り換えられているときに前記グリップに設けた一つのボタン操作からの信号を、前記予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させる指令として受け付け、前記グリップに設けた他の一つのボタン操作からの信号を、前記予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させる指令として受け付け、一方、前記リフマグモード設定に切り換えられているときに前記グリップに設けた一つ又は他の一つのいずれか一方のボタン操作からの信号を、前記リフティングマグネットを吸着動作させる指令として受け付け、他方のボタン操作からの信号を、前記リフティングマグネットを釈放動作させる指令として受け付けるように構成したことにより実現した。
以下、本発明のマテリアルハンドリング作業機械、特に、ホイール式マテリアルハンドリング作業機械について、好適な実施例をあげて説明する。図1は、本発明を適用したホイール式マテリアルハンドリング作業機械を示す。図1に示す作業機械1は、下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回機構3を介して旋回自在に設置された上部旋回体4とよりなる。
下部走行体2は、ホイール式の走行体で、シャーシ5と、該シャーシ5の前側に設けられた左,右のホイールとなる前輪6A(一方のみ図示)と、シャーシ5の後側に設けられた左,右のホイールとなる後輪6B(一方のみ図示)とから大略構成されている。
そして、これらの前輪6Aと後輪6Bは、例えば上部旋回体4に搭載されたエンジン19(図3参照)によって回転駆動され、車両を路上走行させるものである。また、シャーシ5の前後端側にはそれぞれアウトリガ装置7,7…が設けられ、これらのアウトリガ装置7は、後述の作業機9を用いた作業時に、シャーシ5の左右方向外側に張り出すことにより、作業機械1の転倒防止を図るものである。
前記上部旋回体4は、底部が車体フレーム8で構成され、この車体フレーム8の前部中央に作業機9が装着されている。
作業機9は、基端が車体フレーム8に枢着され、ブームシリンダ10により俯仰自在なブーム11と、該ブーム11の先端に基端側が枢着され、アームシリンダ12により回動可能なアーム13と、該アーム13の先端に枢着され、リフティングマグネットシリンダ14により回動可能なリフティングマグネット15とより構成されている。なお、リフティングマグネット15は、作業機械1の使用目的に応じて現場等で取り外して、破砕機やグラップル等の特殊アタッチメント(図示せず)と交換できるようになっている。また、交換された特殊アタッチメントは、リフティングマグネットシリンダ14と連結され、作業機9の動作により回転または旋回操作される。
車体フレーム8の前部には、作業機9の左側方に位置し、かつ作業機9に近接してキャブ16が設置され、車体フレーム8の後部には、ボンネットカバー17により覆われたエンジン室18が設置されている。該エンジン室18内には前記エンジン19が収容されており、車体フレーム8の後端にはカウンタウエイト20が取り付けられている。
図2は、キャブ16内の要部構造を示す上面図である、図2に示すように、キャブ16内には、運転席21が設けられている。運転席21の前側には、作業機械1が路上走行するときに使用されるステアリングハンドル22、アクセルペダル23、ブレーキペダル24等が設けられ、運転席21の左右両側近傍には、作業機9を操作するときに使用される作業用操作レバー25R,25Lが設けられている。
また、作業用操作レバー25Rの先端部にはグリップ26Rが設けられ、該グリップ26Rの上面にはノンロック式の操作ボタン27R1,27R2が設けられている。一方、作業用操作レバー25Lの先端部にはグリップ26Lが設けられ、該グリップ26Lの上面にはノンロック式の操作ボタン27L1,27L2が設けられている。
図3は、作業機械1の駆動制御回路図である。図3において、前記作業機械1に搭載された前記エンジン19の駆動軸には、発電機用油圧ポンプ28と、作業機械1の各種油圧アクチュエータ等を駆動する作業機用油圧ポンプ29A,29Bが取り付けられている。作業機用油圧ポンプ29A,29Bの下流にはそれぞれ作業機9等を制御するコントロールバルブ30A,30Bが取り付けられている。
前記エンジン19は、例えばディーゼルエンジンであり、電子制御の燃料調整装置31を備えている。燃料調整装置31は、エンジンコントローラ32からの燃料噴射指令により制御され、エンジン19の回転数を制御する。
エンジンコントローラ32は、車体コントローラ33からの信号に基づいて燃料噴射指令を演算し、かつ燃料噴射指令により燃料調整装置31を制御し、エンジン回転数を目標エンジン回転数となるように制御する。
車体コントローラ33は、演算制御回路(CPU)を搭載した主制御部で、作業機械1を制御するもので、該車体コントローラ33には、オートアイドル制御機能、ワンタッチアイドル制御機能、モード切換制御機能等のエンジン自動制御システム及び作業機制御システムが搭載されており、これらの制御システムが作動しているときには、その制御機能により設定された目標回転数及び作業機9の動作を制御する信号を出力する。すなわち、車体コントローラ33は、エンジン19の制御に関しては、設定した目標のエンジン回転数をシリアル通信やCAN通信によってエンジンコントローラ32に送り、エンジンコントローラ32は燃料調整装置31を制御し、目標エンジン回転数にする。一方、作業機9に関しては、作業用操作レバー25R,25Lからの操作信号及び操作ボタン27R1,27R2,27L1,2L2からの指令が直接又は後述する制御盤37を介して車体コントローラ33に入力され、車体コントローラ33は該操作信号又は指令に基づいて所定の動作を指示する。
制御盤37はリフティングマグネット又は破砕機やグラップル等の予備アタッチメントを制御するもので、作業機9のアーム13の先端部に取り付けられる作業具が、リフティングマグネット15から、例えば破砕機やグラップル等の予備アタッチメントに付け替えられたとき、及び、逆に予備アタッチメントからリフティングマグネット15に付け替えられると、その付け替えが行われたことを表す信号が、モード切換手段としてのモード切換スイッチ38から入力されるようになっている。
前記作業用操作レバー25R、25Lのグリップ26R、26Lに設けられた操作ボタン27R1,27R2,27L1,27L2のうち、操作ボタン27R1はスイッチSR1を介して前記車体コントローラ33に接続され、操作ボタン27R2はスイッチSR2及びリレー39を介して前記制御盤37に接続され、操作ボタン27L1はスイッチSL1及びリレー40を介してホーン41に接続され、操作ボタン27L2はスイッチSL2及びリレー42を介して前記制御盤37に夫々接続されている。
前記発電機用油圧ポンプ28から吐出される圧油の油路は、電磁切換弁34を介して発電機用油圧モータ35に接続されている。該電磁切換弁34は入力ポートが前記発電機用油圧ポンプ28に接続され、出力ポートがタンクに連通するポジション(イ)と発電機用油圧モータ35に連通するポジション(ロ)に切り換え可能な3ポート2位置切換弁である。一方、発電機用油圧モータ35には、該発電機用油圧モータ35により駆動されて交流電力を発電する発電機36が連結され、該発電機36はリフティングマグネット15の電源となるもので、該発電機36の出力端子は前記制御盤37を介してリフティングマグネット15に接続されている。また、前記制御盤37には前記電磁切換弁34のソレノイド34a及び前記リレー39、42が夫々接続されるとともに、該リレー39及び42は予備アタッチメントを旋回させるアクチュエータ(図示せず)へ圧油を供給する第2予備パイロット用ソレノイドバルブに接続され、前記モード切換スイッチ38によりリフマグモード設定に切り換えたときは、前記制御盤37から前記電磁切換弁34のソレノイド34aに通電され、該電磁切換弁34をポジション(ロ)に切り換えるとともに、前記リレー39及び42に通電して該リレー39及び42を作動し、前記操作ボタン27R2又は27L2を操作したときは、その指令がスイッチSR2及びリレー39又はスイッチSL2及びリレー42を介して制御盤37に導出され、前記発電機36で発電された電力が該制御盤37を介してリフティングマグネット15のコイルに供給される。一方、前記モード切換スイッチ38により通常モード設定に切り換えたときは、前記制御盤37から前記リレー39及び42へは通電されず、該リレー39及び42は第2予備パイロット用ソレノイドバルブ側に連通し、その後に前記操作ボタン27R2又は27L2を操作したときは、その指令がスイッチSR2及びリレー39又はスイッチSL2及びリレー42を介して前記第2予備パイロット用ソレノイドバルブに導出され、予備アタッチメントを旋回させるアクチュエータへ圧油が供給される。
図4は、制御盤37の一動作例を示すフローチャートである。図4のフローチャートを用いて、図3に示した制御盤37の動作を次に説明する。まず、作業機械1が駆動されると、制御盤37及び車体コントローラ33はイニシャライズ処理を行い、ここでのモードを、作業機9のアーム13の先端部に破砕機又はグラップル等の予備アタッチメントを取り付けて使用するのに適している通常モードに設定する(ステップS1)。
次いで、ステップS2において、作業機9のアーム13の先端部に取り付けられる作業具が、破砕機又はグラップル等の予備アタッチメントからリフティングマグネット15に付け替えられた否かを、モード切換スイッチ38からの出力信号で監視し、モード切換スイッチ38がオフのときは、そのまま通常モード状態を維持する。一方、モード切換スイッチ38がオンに切り換わると、作業具がリフティングマグネット15に付け替えられたと判定する。そして、ステップS3に移行し、リフマグモードに切り換え設定する。
次いで、ステップS4において、作業具がリフティングマグネット15から破砕機又はグラップル等の予備アタッチメントに再び付け替えられたか否かを、モード切換スイッチ38からの出力信号で監視し、モード切換スイッチ38がオンのときは、リフマグモードをそのまま維持する。一方、モード切換スイッチ38がオフに切り換わると、作業具が破砕機又はグラップル等の予備アタッチメントに付け替えられたと判定する。そして、ステップS5に移行し、通常モードに切り換え設定し、その後、ステップS2に戻り、モード切換スイッチ38が再びオンに切り換わるのを待つ。
なお、制御盤37が上記通常モードに設定されているときに、作業用操作レバー25Lのグリップ26Lの上面に設けられている操作ボタン27L1,27L2、または作業用操作レバー25Rのグリップ26Rの上面に設けられている操作ボタン27R1,27R2のいずれかが押下されると、制御盤37、車体コントローラ33又はホーン41には押下された操作ボタンに対応するスイッチSL1,SL2,SR1,SR2から信号が入力され、そのスイッチからの信号に応じて図5(a)に示す機能に応じた、次の動作をする。
(1)操作ボタン27L1が押下されると、該操作ボタン27L1に連動してスイッチSL1がオンし、リレー40を介してホーン41に通電され、操作ボタン27L1が押下されている間、ホーン41を鳴動させる。
(2)操作ボタン27L2が押下されると、該操作ボタン27L2に連動してスイッチSL2がオンし、リレー42を介して第2予備パイロット用ソレノイドバルブに通電され、予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させるアクチュエータに圧油が供給され、操作ボタン27L2が押下されている間、予備アタッチメントが左方向に回転または旋回するように作業機9の動作を制御する。
(3)操作ボタン27R1が押下されると、該操作ボタン27R1に連動してスイッチSR1がオンし、このオン信号をワンタッチアイドル機能を働かせる外部からの指令として車体コントローラ33が受け付け、車体コントローラ33はワンタッチアイドル機能を働かせる。なお、このワンタッチアイドル操作では、操作ボタン27R1が押下されるとエンジンの回転数をアイドル回転とし、再び押下されるとエンジン回転数がスロットル設定による回転数に復帰するというようにして制御する。
(4)操作ボタン27R2が押下されると、該操作ボタン27R2に連動してスイッチSR2がオンし、リレー39を介して第2予備パイロット用ソレノイドバルブに通電され、予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させるアクチュエータに圧油が供給され、操作ボタン27R2が押下されている間、予備アタッチメントが右方向に回転または旋回するように作業機9の動作を制御する。
一方、モード切換スイッチ38をオンに切り換え、リフマグモードに設定したときに、作業用操作レバー25Lのグリップ26Lの上面に設けられている操作ボタン27L1,27L2、または作業用操作レバー25Rのグリップ26Rの上面に設けられている操作ボタン27R1,27R2のいずれかが押下されると、制御盤37、車体コントローラ33又はホーン41には押下された操作ボタンに対応するスイッチSL1,SL2,SR1,SR2から信号が入力され、そのスイッチからの信号に応じて図5(b)に示す機能に応じた、次の動作をする。尚、前記モード切換スイッチ38をオンに切り換え、リフマグモードに設定したときは、前記制御盤37を介して前記電磁切換弁34のソレノイド34a及び前記リレー39、42に通電され、前記電磁切換弁34をポジション(ロ)に切り換えて、発電機用油圧ポンプ28の圧油を発電機用油圧モータ35に導出して発電機36を駆動するとともに、前記リレー39、42が制御盤37側に切り換わる。
(1)操作ボタン27L1が押下されると、該操作ボタン27L1に連動してスイッチSL1がオンし、リレー40を介してホーン41に通電され、操作ボタン27L1が押下されている間、ホーン41を鳴動させる。
(2)操作ボタン27L2が押下されると、該操作ボタン27L2に連動してスイッチSL2がオンし、リレー42を介して制御盤37に通電されると、前記発電機36で発電された電力が前記制御盤37を介してリフティングマグネット15のコイルに供給され、リフティングマグネット15が吸着状態に保持される。これにより、リフティングマグネットによって、対象物の吸着作業が可能になる。
(3)操作ボタン27R1が押下されると、該操作ボタン27R1に連動してスイッチSR1がオンし、このオン信号をワンタッチアイドル機能を働かせる外部からの指令として車体コントローラ33が受け付け、車体コントローラ33は、ワンタッチアイドル機能を働かせる。なお、このワンタッチアイドル操作では、操作ボタン27R1が押下されるとエンジンの回転数をアイドル回転とし、再び押下されるとエンジン回転数がスロットル設定による回転数に復帰するというようにして制御する。
また、安全のため、リフマグモード時で、かつリフティングマグネット15が吸着状態に切り換わっているときには、エンジン回転数の低下により発電機36の出力電圧の低下が起きないように、例え操作ボタン27R1が押下されても、ワンタッチアイドル機能は働かないように設定されている。
(4)操作ボタン27R2が押下されると、該操作ボタン27R2に連動してスイッチSR2がオンし、リレー39を介して制御盤37に通電されると、前記発電機36で発電された電力は前記制御盤37で遮断され、リフティングマグネット15のコイルに通電されないので、該リフティングマグネット15は励磁されず、リフティングマグネット15は釈放状態になる。
したがって、本実施の形態における作業機械1によれば、作業用操作レバー25R,25Lのグリップ26R,26Lに設けた操作ボタン27R2,27L2を、リフティングモード時と通常モード時で兼用できるので、操作ボタン(及びこれに連動するスイッチ)の数を増やさずに、同じ作業用操作レバー25R,25Lのグリップ26R,26L上で、リフマグモード時の操作と予備アタッチメント時の操作を行うことができる。また、グリップ26R,26Lの形状も大きくなることがない。
さらに、リフマグモード設定時、左側グリップ26L上の操作ボタン27L2を押下するとリフティングマグネット15が吸着状態になり、右側グリップ26R上の操作ボタン27R2を押下するとリフティングマグネット15が釈放状態になるので、簡単、かつ正確に吸着・釈放操作をすることができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明を適用したホイール式マテリアルハンドリング作業機械の側面図。 同上作業機械のキャブ内の概略構成配置図。 同上作業機械の駆動制御回路図。 車体コントローラの動作例を示すフローチャート。 操作ボタンと制御盤、車体コントローラにおける機能及びホーンとの関係を示す図であり、(a)は通常モード時の図で、(b)はリフマグモード時の図である。
符号の説明
1 作業機械
25R 作業用操作レバー
25L 作業用操作レバー
26R グリップ
26L グリップ
27R1 操作ボタン
27R2 操作ボタン
27L1 操作ボタン
27L2 操作ボタン
28 発電機用油圧ポンプ
29A,29B 作業機用油圧ポンプ
30A,30B コントロールバルブ
31 燃料調整装置
32 エンジンコントローラ
33 車体コントローラ
34 電磁切換弁
35 発電機用油圧モータ
36 発電機
37 制御盤
38 モード切換スイッチ(モード切換手段)
39 リレー
40 リレー
41 ホーン
42 リレー
SR1,SR2 スイッチ
SL1,SL2 スイッチ

Claims (3)

  1. 作業機のアーム先端部にリフティングマグネットと予備アタッチメントを交換自在に取り付け可能にしたマテリアルハンドリング作業機械において、
    前記リフティングマグネット又は予備アタッチメントを制御する制御盤と、
    前記作業機械全体を制御する車体コントローラと、
    前記作業機械の作業モードを、前記予備アタッチメントの動作を制御する通常モードと前記リフティングマグネットの吸着・釈放動作を制御するリフマグモードのいずれか一方のモードに切り換えるための指令信号を前記制御盤に出力するモード切換手段と、
    前記作業機械の作業用操作レバーのグリップに設けられ、前記制御盤に対して指令信号を出力する複数の操作ボタンを有するスイッチ手段とを備え、
    かつ、前記モード切換手段により前記通常モードの設定に切り換えられているときに前記グリップに設けた一つのボタン操作からの信号を、前記予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させる指令として受け付け、前記グリップに設けた他の一つのボタン操作からの信号を、前記予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させる指令として受け付け、一方、前記リフマグモード設定に切り換えられているときに前記グリップに設けた一つ又は他の一つのいずれか一方のボタン操作からの信号を、前記リフティングマグネットを吸着動作させる指令として受け付け、他方のボタン操作からの信号を、前記リフティングマグネットを釈放動作させる指令として受け付けるように構成してなることを特徴とするマテリアルハンドリング作業機械。
  2. 上記複数の操作ボタンが運転席を挟んだ左右両側に設けた作業用操作レバーのグリップに分かれて設けられ、
    上記モード切換手段により上記通常モードの設定に切り換えられているときに前記右側グリップのボタン操作からの信号を、上記予備アタッチメントを右方向に回転または旋回させる指令として受け付け、前記左側グリップのボタン操作からの信号を、上記予備アタッチメントを左方向に回転または旋回させる指令として受け付け、一方、上記リフマグモード設定に切り換えられているときに前記右側グリップまたは前記左側グリップのいずれか一方のボタン操作からの信号を、上記リフティングマグネットを吸着動作させる指令として受け付け、他方のボタン操作からの信号を、上記リフティングマグネットを釈放動作させる指令として受け付けるように構成してなることを特徴とする請求項1記載のマテリアルハンドリング作業機械。
  3. 上記制御盤に指令信号を出力する上記操作ボタンと別に、上記グリップにホーンを鳴らす指令を直接該ホーンに出力可能な操作ボタンを設けるとともに、アイドリング機能を制御する指令を上記車体コントローラに出力可能な操作ボタンを設けたことを特徴とする請求項1または2記載のマテリアルハンドリング作業機械。
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