JPS5849268Y2 - 水平押出し可能な油圧式フエイスシヨベル - Google Patents

水平押出し可能な油圧式フエイスシヨベル

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JPS5849268Y2
JPS5849268Y2 JP1976093572U JP9357276U JPS5849268Y2 JP S5849268 Y2 JPS5849268 Y2 JP S5849268Y2 JP 1976093572 U JP1976093572 U JP 1976093572U JP 9357276 U JP9357276 U JP 9357276U JP S5849268 Y2 JPS5849268 Y2 JP S5849268Y2
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JP
Japan
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arm
packet
boom
cylinder
hydraulic
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Expired
Application number
JP1976093572U
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JPS5311801U (ja
Inventor
三郎 小林
翼 浅野
丈雄 中島
政雄 楢木
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水平押出し動作が簡単で速やかに行ない得ると
共に他のショベル動作にも切換えられる水平押出し可能
な油圧式フェイスショベルに関する。
通常、油圧式フェイスショベルを使って製鉄所に於ける
鉱滓処理や砕石現場に於けるストックパイル等の比較的
軽掘削作業をする場合は、タイヤ式ショベルに見られる
ような水平押出し作動が簡単に出来ることが有効であり
、また要望されている。
従来の油圧式フェイスショベルの水平押出し機構は、ブ
ームの下面とアームの中間部にレベル調整シリンダを挿
入し、アームシリンダの伸縮に応じて連動するレベル調
整シリンダの油の吐出作用をブームシリンダの作動量の
補正と関連づけ、一方ブーム先端部に枢着したアームと
ブーム先端部に取付けたパケットシリンダとによってパ
ケットとの間に平行四辺形のリンク機構を構成して、ア
ームの動きに応じてパケットを水平に維持するパケット
補正機構を組合せて構成されている。
この従来の油圧式フェイスショベルの水平押出し機構で
は運転者の任意な選択によるブームシリンダの作動量調
整及び水平押出し動作以外のショベル動作を行なおうと
しても常に水平押出しの動作と重複又は打ち消し合う結
果となり運転者が意のままにパケット軌跡をコントロー
ルする事が困難であった。
そこで本考案はこのような従来の問題点に鑑み、ブーム
の下面とアームの中間部に、アーム用油圧シリンダの伸
縮に応じてパケット用油圧シリンダを縮伸させるパケッ
ト角度調整手段としてのパケットシリンダ調整用シリン
ダを設けて、平行四辺形のリンク機構の代りにアームシ
リンダの伸縮に対応してパケットの角度を自動的に変え
られるように構成すると共に、ブームシリンダの押出側
油室を流量制御弁を介してタンクへ連通して、運転者の
作為的な選択によってブームシリンダの調整を行ない得
るように構威し、且つ種々の作業条件に応じて水平押出
し動作の解除を可能にした水平押出し可能な油圧式フェ
イスショベルを提供することを目的とする。
本考案水平押出し可能な油圧式フェイスショベルは、ブ
ーム用油圧シリンダの押出側油室の油を流量制御弁とド
レン用切換弁を介してドレンさせるドレン回路を設け、
前記ドレン用切換弁を切換えるための作動出力を出力伝
達用切換弁を介して伝達するべく構成し、前記出力伝達
用切換弁をアームの揺動状態によって切換える作動子を
設けたことを特徴とする。
以下、本考案の具体例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案油圧用フェイスショベル1の要部とその
要部に配置されている多数の油圧シリンダの油圧回路と
を示した概略説明図である。
フェイスショベル1は走行体(図示せず)と、この走行
体上に旋回自在に塔載された旋回体2と、この旋回体前
部に枢着されてブーム用油圧シリンダ(以下、ブームシ
リンダと略称)3によって俯仰動されるブーム4と、こ
のブームの先端に枢着されてアーム用油圧シリンダ(以
下、アームシリンダと略称)5によって揺動されるアー
ム6と、このアームの先端に剛リンク7を介して枢着さ
れてパケット用油圧シリンダ(以下、パケットシリンダ
と略称)8によって回動されるパケット9とを備えてお
り、以上の構成は従来の装置とほぼ同じであるので詳説
は省略する。
第2図は第1図に示したフェイスショベル1のパケット
9の移動状態を示している。
パケット9とアーム6とを連結した点Bはアームシリン
ダのみによる作動では点Aを中心とする円弧状の軌跡を
画く。
このときパケット9は外部から動かされる要素を持たな
ければ、アーム6に対するパケットの角度関係は変らな
い。
ここで水平押出し動作を行なう為には、アームの押出し
の程度に応じてパケットを角度αだけ相対的に補正する
必要がある。
また、ブーム4もアームの押出しの程度に応じてパケッ
トを高さHlだけ降下させなければならない。
一般的には、アームシリンダを量線状態にした場合には
、点Aから地面に対して下した垂線よりも更に内側(走
行体側)へ入り込むことも考えられるので、アームシリ
ンダ量線状態時から水平押出しを行なう場合には、アー
ムのB点が移動する距離11間はブームを押上げる(点
BをH2だけ上げる)補正を、距離12間はブームを押
し下げる補正を夫々必要とし、そのようにブームシリン
ダを作動させねばならない。
したがってパケット9を水平方向へ押出すには、アーム
シリンダの作動と同時にパケット角度の補正と、ブーム
シリンダによるブームの押し下げの補正が必要となる。
そして、水平押出し動作中又はそれ以外の時にパケット
の角度、高さ又は水平方向の位置を変更する場合、即ち
、水平押出し動作以外の他のショベル動作をする場合、
アームシリンダ、ブームシリンダ及びその化シリンダ(
後述する)を選択的に作動することになる。
尚、前記距離11間におけるブームの押上げ補正は本考
案での補正の対象とはしない。
この補正量は僅かであり、しかも実際の作業では点Cの
高さを基準として水平押出しを行なっているので、距離
11間でパケットの高さを補正すると水平押出し作業に
必要なパケット高さが変化して好ましくない。
前記水平押出し動作及び他のショベル動作を行なうため
の各シリンダの配置、接続及び操作等を第1図及び第3
図に基いて説明する。
パケットシリンダの補正の為に、ブーム4の中央下面と
アーム6の中央下面との間には、アーム用油圧シリンダ
の伸縮に応じてパケット用油圧シjンダを縮伸させるパ
ケット角度調整手段としてのレベル調整シリンダ(以下
、レベルシリンダと略称)11を挿入配置しており、レ
ベルシリンダ11のロッド押出側油室にパケットシリン
ダ8のロッド押出側油室を、レベルシリンダのロッド引
込側油室にパケットシリンダのロッド引込側油室を夫々
配管接続しており、アームシリンダ5の伸縮によつて従
動的に伸縮するレベルシリンダの作動をパケットシリン
ダに伝導して、必要なパケットの角度調整を行なう。
ブームシリンダ3の補正については、ブームシ1ンダの
ロッド押出側油室は流量制御弁12を介してその油をタ
ンク13に放出する為にその油路を切換えるドレン用切
換弁としての方向制御弁14を設けており、この方向制
御弁は、水平押出し動作を指令する為の運転者の作為的
な出力発生弁19の操作によって発せられる油圧信号S
によって作動し、この油圧信号Sは第2図に示したアー
ム上の点Bが点Cより前方で動くときにアームと共に回
動する作動子、即ちカム15によって作動する出力伝達
用切換弁としての方向制御弁16に支配されており、方
向制御弁16がブロックeからブロックfに示した状態
へと切換えられることによって油圧信号Sは方向制御弁
14へ送信される。
方向制御弁16はブーム4上に取付けられているが説明
上、第1図の左上にも同一の参照番号を符して図示して
いる。
ブームシリンダ3のロッド押出側油室の油をタンク13
に放出するについては、ブームシリンダ3のロッド押出
側油室からブームシリンダのロッド引込側油室まで方向
切換弁14を介して連結されており、またこの回路には
第2ポンプP2の負荷が高い時に、その高圧力でブーフ
シリンダを押下げた場合には、相対的にブームシリンダ
の押出側油室の圧力が低下することになり、特に掘削時
にはパケットの爪先に発生する掘削力に対して、ブーム
シリンダの抵抗が低減する状態に鑑みて減圧弁18を接
続している。
第1図における方向制御弁21.23は夫々ブームシリ
ンダ、アームシリンダ用の切換弁であり、これらを含む
油圧回路は第3図に示されている。
第3図は第1図の二点鎖線で示した枠内の油圧回路を詳
細に示しており、1台の駆動機Mで2台のポンプP 1
、 P 2を駆動している。
ポンプP1は第1図で示されたポンプP1と同一のもの
であり、ポンプP1と分岐点Qとの間に出力発生弁19
へと油圧を供給する回路が接続されており、ポンプP2
は第1図に示されたポンプP2と同一のものである。
ブームシリンダ3へは第1ポンプP1から方向制御弁2
1を介して油圧が供給されており、パケットシリンダ8
へも第1ポンプP1から方向制御弁22を介して油圧が
供給されている。
一方アームシリンダ5へは第2ポンプP2から方向制御
弁23を介して供給されている。
また、左走行モータ24は方向制御弁25を介して第1
ポンプP1により、右走行モータ26、旋回モータ27
は夫々方向制御弁28.29を介して第2ポンプP2に
より油圧の供給を受けて駆動される。
方向弁30はアームシリンダ5と第1ポンプP1とを接
続してタンテ゛ム回路を形成しており、この方向制御弁
30と前記方向制御弁23との間にアーム押出し用のパ
イロット油圧回路31が形成されている。
方向制御弁23をアームシリンダ5のロッドを押出すよ
うにブロックaからブロックbで示された状態へと切換
えると、油圧回路31を介して、方向制御弁30がブロ
ックCからブロックdで示された状態へと切換わり、第
1ポンプP1からの油は方向制御弁30のブロックdで
示されたオープンセンタを通ってアームシリンダ5へ供
給され、アームシリンダ5の押出側油室に第1ポンプと
第2ポンプ両者の油圧が供給されることになり、アーム
6は第2図において点Aを中心として右方向へと回動す
る。
ブームシリンダ3と方向制御弁21とを結ぷ′回路から
分枝した回路に、前記第1図で示した流量制御弁12、
ドレン用切換弁としての方向制御弁14、出力伝達用切
換弁としての方向制御弁16が設けられている。
即ち第3図ではブームシリンダ3と方向制御弁21との
間で方向制御弁14へと接続された回路が省略されてい
る。
以上のように構成される本考案フェイスショベルにおい
ては、水平押出し動作を行なう場合、運転者は出力発生
弁19及び方向制御弁23を前述の如く作動させ、油圧
信号Sを発すると共にアーム6を点Aを中心として第2
図の右方向へと回動させる。
このアーム6の揺動に従ってカム15が回転して方向制
御弁16をブロックfに示した状態へと作動する。
方向制御弁16の作動によって油圧信号Sは方向制御弁
14をブロックgからブロックhに示した状態へと作動
して、ブームシリンダ3の押出側油室を流量制御弁12
を介してタンク13に連通させる。
これと同時に第2ポンプP2から減圧弁18及び方向制
御弁14を介してブームシリンダ3の引込側油室へ油圧
がかかり、ブーム4を押し下げると共にブームシリンダ
3の押出側油室の油はタンク13ヘドレンされる。
またアーム6の揺動に伴なってレベルシリンダ11の引
込側油室の油はパケットシリンダ8の引込側油室へ流入
し、パケット9を水平に維持する。
更に、方向制御弁23の作動と同時に方向制御弁30が
前述の如く作動されるので、アームシリンダ5の押出側
油室へはポンプP1.P2の油圧がかかる。
このように2個の弁19及び23の操作だけで水平押出
し動作が簡単且つ速やかに行ない得、パケット水平押出
し力を大きくすることができる。
一方、水平押出し動作以外のショベル動作を行なう場合
は、出力発生弁19を作動させなければ良いだけで、出
力発生弁19が作動しなければカム15が方向制御弁1
6を作動しても方向制御弁14は動かない。
そして所要のシリンダを方向制御弁を介して作動させて
、ブーム、アーム又はパケットを回動させることかで゛
きる。
また、水平押出し動作中であっても、ブームシリンダ、
アームシリンダ又はパケットシリンダは夫々の方向制御
弁を作動することによって、水平押出し用の作動に加え
て独自の作動をも為し得る。
更に、水平押出し動作のON、OFF切換えは出力発生
弁19の切換だけで簡単にでき、出力発生弁19をOF
Fに切換えた際、それ程大きな油圧力をアームシリンダ
に適用する必要もなく迅速なパケットの上昇が遠戚され
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案油圧式フェイスショベルの要部及び油圧
回路の要部を示す概略説明図、第2図はパケットの動作
説明図、第3図はフェイスショベルの全体の概略油圧回
路図である。 1・・・・・・フェイスショベル、2・・・・・・旋回
体、3・・・・・・ブーム用油圧シリンダ、4・・・・
・・ブーム、5・・・・・・アーム用油圧シリンダ、6
・・・・・・アーム、8・・・・・・パケット用油圧シ
リンダ、9・・・・・・パケット、11・・・・・・レ
ベル調整シリンダ、12・・・・・・流量制御弁、13
・・・・・・タンク、14.16・・・・・・方向制御
弁、15・・・・・・カム、18・・・・・・減圧弁、
S・・・・・・油圧信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行体と、該走行体上に旋回自在に塔載された旋回体と
    、該旋回体前部に枢着されてブーム用油圧シリンダによ
    って俯仰動されるブームと、該ブームの先端に枢着され
    てアーム用油圧シリンダによって揺動されるアームと、
    該アームの先端に剛リンクを介して枢着されてパケット
    用油圧シリンダによって回動されるパケットとを有する
    油圧式フェイスショベルにおいて、アーム用油圧シリン
    ダの伸縮に応じてパケット用油圧シリンダを縮伸させる
    パケット角度調整手段を設けると共に、前記ブーム用油
    圧シリンダの押出側油室の油を流量制御弁とドレン用切
    換弁を介してドレンさせるドレン回路を設け、前記ドレ
    ン用切換弁を切換えるための作動出力を出力伝達用切換
    弁を介して伝達するべく構成し、前記出力伝達用切換弁
    を前記アームの揺動状態によって切換える作動子を設け
    たことを特徴とする水平押出し可能な油圧式フェイスシ
    ョベル。
JP1976093572U 1976-07-13 1976-07-13 水平押出し可能な油圧式フエイスシヨベル Expired JPS5849268Y2 (ja)

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JP1976093572U JPS5849268Y2 (ja) 1976-07-13 1976-07-13 水平押出し可能な油圧式フエイスシヨベル

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Publication Number Publication Date
JPS5311801U JPS5311801U (ja) 1978-01-31
JPS5849268Y2 true JPS5849268Y2 (ja) 1983-11-10

Family

ID=28704125

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JP1976093572U Expired JPS5849268Y2 (ja) 1976-07-13 1976-07-13 水平押出し可能な油圧式フエイスシヨベル

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939905A (ja) * 1972-08-28 1974-04-15
JPS5026865U (ja) * 1973-07-02 1975-03-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939905A (ja) * 1972-08-28 1974-04-15
JPS5026865U (ja) * 1973-07-02 1975-03-27

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