JPH082187Y2 - ブルドーザのブレード制御油圧回路 - Google Patents

ブルドーザのブレード制御油圧回路

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JPH082187Y2
JPH082187Y2 JP10995089U JP10995089U JPH082187Y2 JP H082187 Y2 JPH082187 Y2 JP H082187Y2 JP 10995089 U JP10995089 U JP 10995089U JP 10995089 U JP10995089 U JP 10995089U JP H082187 Y2 JPH082187 Y2 JP H082187Y2
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hydraulic
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tilting
valve
tilt
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教重 武藤
英一 村本
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はブルドーザのブレード制御、特にブレードの
チルティング及びピッチング制御の油圧回路に関する。
(従来の技術) 前部にブレードを備え、土砂の掘削,整地作業を行う
ブルドーザにおいては第3図に示すようにブレード1は
図示しない車体の両側で基端部が揺動可能に取付けられ
たサイドフレーム2R,2Lの先端部に自在接手により回転
自在に支承されている。そして、該ブレード1は該ブレ
ードの背面下部と車体前部間に装着された昇降用油圧シ
リンダ3R,3Lによって上下方向に揺動自在となってお
り、更に前記両側のサイドフレーム2R,2Lの上面とブレ
ード1の背面上部間にそれぞれピッチ・チルト用油圧シ
リンダ4R,4Lが装着されており、これら左右ピッチ・チ
ルト用油圧シリンダ4R,4Lを同一方向へ伸縮作動させる
ことによってブレード1を影線で示すように前後方向の
傾動であるピッチングを行わせ、また両シリンダを逆方
向に伸縮作動させ(デュアルチルト作動)、または一方
のシリンダを保持状態にして他方のシリンダを伸縮作動
(シングルチルトさせることによってブレード1を影線
で示すように左右方向の傾斜動作であるチルティングを
行わせるようになっている。かかるブレード1のピッチ
ング及びチルティング制御の油圧回路として従来例えば
第2図(A)に示すものは油圧ポンプ5から吐出された
圧油を左右ピッチ・チルト用油圧シ,リンダ4R,4Lに供
給される別々の管路6R,6Lにそれぞれ操作弁7R,7Lを配設
したパラレル回路に構成されていた。また第2図(B)
に示すものは、前記左右の油圧シリンダ4R,4Lと油、圧
ポンプ5間の管路には、操作弁7及びブレード1をピッ
チングさせるかチルティングさせるかを切り換える切換
弁8がそれぞれ配設され、油圧ポンプ5に対して左右の
シリンダ4R,4Lはピッチング時もチルティング時も共に
シリーズ回路となっていた。また前記左右油圧シリンダ
4Rと4Lとの有効断面積は同じものを使用していた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来の制御回路として、第2図(A)に
示すものは油圧ポンプ5に対して左右の油圧シリンダ4
R,4Lがパラレル回路となる方式では左右の油圧シリンダ
を別々に操作する必要がありオペレータの操作が煩雑に
なると共に、パラレル回路であるためにブレード1のピ
ッチ速度が遅くなるという不具合があり、また第2図
(B)に示す油圧ポンプ5に対して左右の油圧シリンダ
4R,4Lがシリーズ回路となる方式では切換弁にピッチポ
ジション(a),シングルチルティングポジション
(b),デュアルチルティングポジション(c)があ
り、左右の油圧シリンダ4R,4Lを操作する(a)及び
(c)ポジションは共にシリーズ回路となっているため
チルティング速度が早すぎるという欠点があった。更に
左右油圧シリンダ4Rと4Lの内、一方の油圧シリンダのヘ
ッド側有効断面積と他方の油圧シリンダのボトム側有効
断面積が異なるため、左右の油圧シリンダ4R,4Lのスト
ロークに差が生じ、ピッチング時においてブレード1が
自然にチルティングしてしまうという不具合があった。
本考案は上記従来の不具合を改善する目的でなされた
もので、左右同一寸法のピッチチルト用油圧シリンダの
使用を可能とし、これによって自然チルティングが生じ
るのを防止したブルドーザのブレード制御油圧回路を提
供しようとするものである。
(課題を解決するための手段及び作用) 本考案は上記目的を達成するために、左右一対のサイ
ドフレームの前端部に揺動自在に取付けられたブレード
の背面と前記各サイドフレームの上画面にそれぞれ連結
された左右一対のピッチ・チルト用油圧シリンダを油圧
源の吐出圧油によって伸縮操作して、前記ブレードをピ
ッチング、或いはチルティング作動するようにしたもの
において、前記左右一対の油圧シリンダをそれぞれの油
圧ポンプで駆動する2系統の油圧回路を構成し、かつ、
これら各油圧回路に前記油圧シリンダの保持,伸長及び
収縮からなる3位置操作弁を配設したうえ、該両操作弁
をパラレル回路からなる1個の圧力比例制御弁によって
パイロット制御すると共に、前記パラレル回路のうち、
いずれか一方に、3位置電磁式切換弁を配設するように
したから、同一寸法の左右一対のピッチ・チルト用油圧
シリンダによる自然チルティング現象が発生したり、ま
た、この現象を防止するために左右の油圧シリンダを寸
法の異なったものを使用するという不具合をなくしたブ
ルドーザのブレード制御油圧回路を提供するものであ
る。
(実施例) 本考案の一実施例を添付第1図により詳述する。なお
図において、既述した第2図,第3図での同一部材につ
いては同一符号を付す。1はブレードであって、該ブレ
ードの背面には左右一対のピッチ・チルト用シリンダ14
R,14Lが取設されており、これら左右の油圧シリンダ
は、それぞれ油圧ポンプ15R,15Lの吐出圧油がパラレル
に管路16R,16Lを介して供給されて伸縮動するようにな
っている。そして、上記両管路16R,16Lにはそれぞれ前
記ピッチ・チルト用油圧シリンダ14R,14Lの操作弁17R,1
7L及び既述した左右一対のブレード昇降用油圧シリンダ
3R,3Lの操作弁18R,18Lが配設されてある。
上記左右一対のピッチ・チルト用油圧シリンダ14R,14
Lの各操作弁17R,17Lは、ブレード1を前方向に、或いは
後方向に切換え傾動させるために前記各油圧シリンダ14
R,14Lの伸長位置(イ),収縮位置(ロ)及び保持位置
(ハ)からなるパイロット油圧制御の3位置方向切換弁
から構成されており、これら各操作弁17R,17Lは操作レ
バー19によって操作される圧力比例制御弁20からのパラ
レル回路21R,21Lによってパイロット制御されるように
なっており、該圧力比例制御弁20のパイロット圧油はパ
イロット油圧ポンプ22からの吐出圧をパイロット管路23
を介して受けるようにしてある。
上記のように、圧力比例制御弁20によってパイロット
制御される各操作弁17R,17Lへのパラレル回路21R,21Lの
うち左側操作弁17Lのパイロット回路21Lにはシングルチ
ルティング・デュアルチルティング及びピッチング作動
を行うための3位置電磁式切換弁24が介装されてある。
勿論、本実施例と別な右側方向制御弁17Rのパイロット
回路21Rに介装してもよい。
そして上記操作弁17Lは、スイッチ25による3位置切
換操作によって行うようになっている。
次に上記制御回路による、シングルチルティング,デ
ュアルチルティングの各操作要領について説明する。
(I)シングルチルティング操作 シングルチルティング操作に際しては、切換スイッチ
25により切換弁24を保持位置(C)に切換操作すると左
側の操作弁17Lは保持位置(ハ)となり、これによっ
て、左側ピッチ・チルト用油圧シリンダ14Lは保持状態
となる。この左側油圧シリンダ14Lを保持状態にしたう
え、次いで操作レバー19により圧力比例制御弁20をして
右側操作弁17Rを伸長位置(イ)に切換えることにより
油圧ポンプ15Rからの吐出圧油は右側油圧シリンダ14Rの
ボトム側に供給され、ヘッド側圧油はドレンされ、これ
によって該シリンダ14Rは伸長してブレード1を押動す
ることにより、該ブレード1は右上り傾動したシングル
チルティング作動を行う。逆に前記右側操作弁17Rを収
縮位置(D)に切換ると右側油圧シリンダ14Rのヘッド
側に圧油は供給され、該シリンダ14Rは収縮してブレー
ド1を引寄せて左上りに傾動したシングルチルティング
作動を行う。
(II)デュアルチルティング操作 デュアルチルティング操作に際しては、切換スイッチ
25により切換弁24を(A)位置に切換え操作したうえ、
操作レバー19により左側操作弁17Lを(イ)位置にする
と右側操作弁17Rは(ロ)位置になり、逆に左側操作弁1
7Lを(ロ)位置にすると右側操作弁17Rは(イ)位置に
なるように両操作弁17R,17Lは圧油をそれぞれの油圧シ
リンダ14R,14Lのボトム側、或いはヘッド側の反対側に
供給するようになり、これによって、例えば左側油圧シ
リンダ14Lが収縮してブレード1の左側を引寄せ、右側
シリンダ14Rが伸長してブレード1の右側を押し出す状
態となってブレード1を右上り傾動のデュアルチルティ
ング作動を行う。また逆に左側油圧シリンダ14Lが伸長
してブレード1を押出し右側シリンダ14Rが収縮してブ
レード1を引寄せると左上り傾動のデュアルチニティン
グ作動を行う。
(III)ピッチング操作 ピッチング、即ちブレード1を前後方向に傾動するに
際しては、切換スイッチ25をして切換弁24を(B)位置
に切換えることにより左右の各操作弁17R,17Lは共に同
一位置(ロ),(ロ)となり圧油と同一方向に供給する
ようになり、左右の油圧シリンダ14R,14Lが共にボトム
側、或いは後方向に傾動する。
(考案の効果) 本考案は以上詳述したように、ブレード背面に取付け
た左右一対のピッチ・チルト用油圧シリンダをそれぞれ
油圧ポンプの吐出圧油を供給するようにしたうえ、この
各管路に配設した3位置操作弁をパラレル回路からなる
パイロット制御で、しかも、このパラレル回路の片側回
路にシングルチルティング,デュアルチルティング及び
ピッチングの切換弁を介設したことから、前記左右一対
の油圧シリンダが同期して自然チルティングを防止する
ことができるので操作性,作業性が向上すると共に、同
一寸法の油圧シリンダを使用できるので経済的であり、
装着誤りも防止できる。
更には、上記切換弁の介設により、ブレードの前記3
作動の切換えが容易で、しかも確実に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブルドーザのブレード制御油圧回
路図、第2図(A),(B)は従来の同回路の一例を示
す油圧回路図、第3図はブルドーザのブレード取付構造
を示す概略斜視図である。 1……ブレード 2R,2L……サイドフレーム 3R,3L……ブレード昇降用油圧シリンダ 4R,4L,14R,14L……ピッチ・チルト用油圧シリンダ 7R,7L,17R,17L……操作弁 19……操作レバー 20……圧力比例制御弁 21R,21L……パイロット油圧回路 24……切換弁 25……切換スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のサイドフレーム2R,2Lの前端部
    に揺動自在に連結されたブレード1の背面と前記サイド
    フレーム2R,2Lの上面間に取付けられた左右一対のピッ
    チ・チルト用油圧シリンダ14R,14Lを油圧源の吐出圧油
    によって伸縮操作して、前記ブレードをピッチング、或
    いはチルティング作動するようにしたものにおいて、前
    記左右一対の油圧シリンダ14R,14Lをそれぞれの油圧ポ
    ンプ15R,15Lで駆動する2系統の油圧回路16R,16Lを構成
    し、かつ、これら各油圧回路16R,16Lに前記油圧シリン
    ダ14R,14Lの保持,伸長及び収縮からなる方向変位を操
    作する3位置操作弁17R,17Lを配設したうえ、該操作弁1
    7R,17Lをパラレル回路21R,21Lからなる1個の圧力比例
    制御弁20によってパイロット制御すると共に、前記パラ
    レル回路21R,21Lのうち、いずれか一方に、シングルチ
    ルティング,ディアルチルティング及びピッチングの3
    位置電磁式切換弁24を配設したことを特徴とするブルド
    ーザのブレード制御油圧回路。
JP10995089U 1989-09-20 1989-09-20 ブルドーザのブレード制御油圧回路 Expired - Lifetime JPH082187Y2 (ja)

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