JP3023449B2 - 作業機の操作速度切換装置 - Google Patents

作業機の操作速度切換装置

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JP3023449B2
JP3023449B2 JP8093937A JP9393796A JP3023449B2 JP 3023449 B2 JP3023449 B2 JP 3023449B2 JP 8093937 A JP8093937 A JP 8093937A JP 9393796 A JP9393796 A JP 9393796A JP 3023449 B2 JP3023449 B2 JP 3023449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アタッチメント
を組換えて使用する建設作業機の操作速度切換装置の技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】アタッチメントを組換えて使用する建設
作業機では、低速で操作するアタッチメントと高速で操
作するアタッチメントを組換えて使用する場合がある。
この様な作業機では低速の油圧回路で高速アタッチメン
トを操作すると操作速度が遅く、作業効率が落ちるのみ
でなく、オペレータもいらいらする。また、逆に低速ア
タッチメントを高速の油圧回路で操作すると操作が不安
定になり不便である。そこで、従来はアタッチメントの
シリンダライン上に手動可変絞りを設け適正な速度にな
るよう調整していた。また、操作速度を切り換える油圧
回路も提案されている。例えば、特開平7−31033
7号公報、特開平7−310338号公報に超ロングア
タッチメントとバックホー用アタッチメントを組換えて
使用する油圧作業車の油圧回路が記載されている。
【0003】以下、特開平7−310337号公報記載
の油圧回路について述べる。この作業機は下部走行体と
上部旋回体を備えた作業車両のフロント部に長尺形のブ
ームを有する複数個のブームを順次連結し、その先端側
のブーム先端にアームを連結し、そのアームの先端に破
砕機を連結し、上記複数個のブーム、アーム、破砕機を
それぞれ油圧シリンダにより前後方向に屈折回動できる
ようにした超ロングアタッチメントを取付ける建設機械
に関するものである。この建設機械は少なくとも1つの
ブームを取外してバックホー用アタッチメントに組換え
て使用する油圧回路を備えている。
【0004】この作業機に使用されている油圧回路は、
所定のアクチュエータを制御する切換弁を2つのグルー
プA、Bに分け、そのA、Bグループにそれぞれ第1、
第2ポンプから圧油を供給するようにし、また各グルー
プでは走行モータ制御用切換弁をグループの最前列に設
け、これと他のアクチュエータ制御用切換弁をタンデム
に連結し、他のアクチュエータはそれぞれ並列に連結し
ている。上記A、Bグループ以外の他アクチュエータ用
切換弁は2つのグループのいずれかの側から圧油を供給
するように構成している。
【0005】上記油圧回路は、さらに、複数個のブーム
シリンダのうち少なくとも1つのブームの取外し状態時
にAグループ内のアームシリンダとBグループ内の第1
ブームシリンダに対する合流を行うために以下の油圧回
路を付加している。即ち、アームシリンダの合流側油室
とBグループの圧油供給回路とをアーム合流用パイロッ
ト開閉弁を介して連通すると共に、そのアーム合流用パ
イロット開閉弁のパイロットポートとアームシリンダ制
御用パイロット切換弁の合流作動側パイロットポートと
をパイロット管路によって連通し、また第1ブームシリ
ンダの合流側油室とAグループの圧油供給回路とをブー
ム合流用パイロット開閉弁を介して連通し、さらに、ブ
ーム合流用パイロットポートと第1ブームシリンダ制御
用パイロット切換弁の合流作動側パイロットポートをパ
イロット管路により連結し、上記両パイロット管路にそ
れぞれセレクタバルブを介設している。
【0006】この作業機は操作速度の切換を以下のよう
にして行っている。即ち、超ロングアタッチメントを取
付けているときは両方のセレクタバルブを遮断状態にし
ておき、超ロングアタッチメントをゆっくりと低速で屈
折回動させる。また、バックホー用アタッチメントに組
換えしたときは両方のセレクタバルブを開通状態に切り
換え、アームの作動速度を所定の遅い速度に切り換え
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来は手動絞りバルブまたは手動のセレクタバルブを使
用しているため、アタッチメントを組換える度毎に複数
のバルブを手動で操作しなければならず、操作が煩雑で
あるという問題、さらには、一部のバルブの調整または
切換操作を忘れたりすると事故または故障も起こるかも
知れないという問題があった。本発明は上記問題を解消
し、速度モードの切換操作が簡単で安全な操作速度切換
装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の装置は、アームシリンダ用第1方向
切換弁の上流側第1入力ポートを第1油圧ポンプにチェ
ック弁を介して配管接続し、ブームシリンダ用第2方向
切換弁の上流側第1入力ポートを第2油圧ポンプにチェ
ック弁を介して配管接続し、該第1及び第2方向切換弁
の第2入力ポートを各々油タンクに配管接続し、該第1
及び第2方向切換弁の下流側第1、第2出力ポートに各
々アームシリンダの両ポートとブームシリンダの両ポー
トを配管接続すると共に、該第1及び第2方向切換弁の
左右のパイロットポートをリモコン弁のアーム用パイロ
ットポート及びブーム用パイロットポートに各々配管接
続した作業機の油圧回路において、中立状態で油路が連
通する第3入出力ポートを前記各第1及び第2方向切換
弁に設け、該第3入力ポートを各々第1、第2油圧ポン
プに配管接続すると共に該第3出力ポートに各々第1及
び第2合流回路切換弁を介して油タンクに配管接続し、
該第1及び第2合流回路切換弁の上流側管路から分岐油
路を設けて前記第2及び第1方向切換弁の上流側管路に
合流回路を形成するようにチェック弁を介して反対側管
路に配管接続すると共に、前記リモコン弁のアーム用パ
イロットポート及びブーム用パイロットポート管路から
分岐油路を設け、各々第1ソレノイド弁及び第2ソレノ
イド弁を介して各々反対側の第2及び第1合流回路切換
弁のパイロットポートに配管接続すると共に、該第1及
び第2ソレノイドバルブを1個のスイッチでオン・オフ
制御できるようにしたことを特徴としている。この発明
では、1個のスイッチで第1ソレノイドバルブ及び第2
ソレノイドバルブが同時に切り換えられ、それによって
合流油圧切換弁が制御され、アーム用方向切換弁とブー
ム用方向切換弁の各第1入力ポートへの合流回路が制御
される。即ち、1個のスイッチをオンまたはオフするこ
とにより、低速操作モードと高速操作モードが切り換わ
る。
【0009】また、請求項2に記載の装置は、請求項1
に記載の装置で、前記スイッチはリミットスイッチまた
は近接スイッチで構成し、該スイッチをロックオン及び
ロックオフするロック装置を作業機キャブ内の適宜の箇
所に設けたことを特徴としている。請求項2記載の発明
では、さらに、ロック装置によりモードを固定保持でき
るので、オペレータが知らないうちに、独りでにモード
が切り換わることはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面1〜4を参照して本発
明を油圧堀削作業機に適用した実施形態を説明する。図
1は本発明を実施した油圧回路を示す。図2は本発明の
ロック装置を示す。図3は堀削機アタッチメントを取り
付けた作業機を示す。図4はバックホー用アタッチメン
トを取り付けた作業機を示す。
【0011】図3において、堀削作業機1は、走行車体
2上に上部旋回体3が設けられ、上部旋回体3の前面部
にブーム4が上下方向に回動自在に取り付けられてお
り、ブームシリンダ5により仰伏動作が制御されてい
る。ブーム4の先端には堀削用アタッチメント7が前後
方向(図の左右方向)に回動自在に連結されている。ブ
ーム4にアームシリンダ6の基端が回動自在に取り付け
られており、また、アームシリンダ6の先端は堀削用ア
タッチメント7に回動自在に取り付けられている。アー
ムシリンダ6の伸縮により堀削用アタッチメント7の回
動角度が制御されている。
【0012】堀削用アタッチメント7は多段式伸縮アー
ム(テレスコアーム)8と先端アーム9に取り付けられ
たバケット10を具備しており、バケット10の上下動
はロープ12を介して昇降シリンダ11によって制御さ
れている。
【0013】堀削用アタッチメントを組換えてバックホ
ー用アタッチメントを取り付けた作業機の概略図が図4
に示されている。図4で図3と同じ要素には同一の番号
を付してある。図4で、ブーム4の先端にアーム15が
上下方向に回動自在に連結されており、さらにアーム1
5の先端にバケット16が回動自在に取り付けられてい
る。アーム15の回動はアームシリンダ6によって制御
され、バケットの回動はバケットシリンダ17によって
制御されている。これらの図から推測できるように、堀
削用アタッチメント7を取り付けた場合のアームシリン
ダ6、ブームシリンダ5を伸縮する操作速度は遅く、バ
ックホー用アタッチメントを取り付けた場合のアームシ
リンダ6、ブームシリンダ5を伸縮する操作速度は速い
ことが要求されることが判る。以下に本装置の操作速度
を切換える油圧回路について説明する。
【0014】図1においてこの油圧回路19は、アーム
シリンダ6とブーム5のアクチュエータを制御する制御
ユニット20と、制御ユニット20に圧油を供給する油
圧ポンプユニット21と、制御ユニット20を遠隔操作
するリモコンユニット22と、上記のアクチュエータの
操作速度を切換える切換ユニット23とから構成されて
いる。なお、上記アクチュエータの他に走行用モータ、
旋回モータ等も存在するが、本発明と関連性が薄いの
で、ここでは説明を省略する。
【0015】制御ユニット20は、アームシリンダ6を
制御する方向切換弁26、ブームシリンダ5を制御する
切換弁25と、合流回路切換弁27、28と、合流回路
29、30とから構成されている。以下に制御ユニット
20の詳細を説明する。なお、説明を簡単にするため、
方向切換弁26の各ポートを左側から順に、第2ポー
ト、第3ポート、第1ポートと呼び、方向切換弁25の
各ポートを右側から順に、第2ポート、第3ポート、第
1ポートと呼ぶことにする。
【0016】アームシリンダ6を制御する方向切換弁2
6の下流側第1、第2出力ポートはアームシリンダ6の
イン側ポート(下側ポート)とアウト側ポート(上側ポ
ート)の両ポートに配管接続されており、上流側第1入
力ポートはチェック弁31を介して第1油圧ポンプ33
に配管接続されている。また、この第2入力ポートは油
タンク35に配管接続されている。次に、ブームシリン
ダ5、5を制御する方向切換弁25の下流側第1ポート
はブームシリンダ5のダウン側ポート(上側ポート)に
配管接続され、第2ポートはチェック弁51を介してブ
ームシリンダ5のアップ側ポート(下側ポート)に配管
接続されている。方向切換弁25の上流側第1入力ポー
トはチェック弁32を介して第2油圧ポンプ34に配管
接続されており、第2入力ポートは油タンク35に配管
接続されている。
【0017】方向切換弁26、25は中立状態で連通す
る第3入出力ポートを具備し、各第3入力ポートは油圧
ポンプ33、34に配管接続されると共に、第3出力ポ
ートは合流回路切換弁27、28を介して油タンク35
に配管接続されている。合流回路29は合流回路切換弁
27の上流側油路から分岐して、チェック弁37を介し
て方向切換弁25の第1入力ポート(チェック弁32の
下流側管路)に合流している。また、合流回路30は合
流回路切換弁28の上流側油路から分岐して、チェック
弁38を介して方向切換弁26の第1入力ポート(チェ
ック弁31の下流側管路)に合流している。
【0018】油圧ポンプユニット21は、油圧ポンプ3
3、34とパイロット油圧ポンプ40とこれらを駆動す
るモータMから構成される。油圧ポンプ33、34は上
記したように方向切換弁25、26に配管接続されてお
り、パイロット油圧ポンプ40はリモコンユニット22
に配管接続されている。
【0019】リモコンユニット22は、アームシリンダ
6の「伸び」(アームイン)を作動するリモコン弁4
1、アームシリンダ6の「縮み」(アームアウト)を作
動するリモコン弁42とブームシリンダ5の「縮み」
(ブームダウン)を作動するリモコン弁43、ブームシ
リンダ5の「伸び」(ブームアップ)を作動するリモコ
ン弁44とから構成されている。リモコン弁41、42
の出力ポートは方向切換弁26の右側パイロットポート
(アームアウト側)、左側パイロットポート(アームイ
ン側)に各々配管接続されている。また、リモコン弁4
3、44の出力ポートは方向切換弁25の左側パイロッ
トポート(ブームダウン側)、右側パイロットポート
(ブームアップ側)に各々配管接続されている。
【0020】さらに、リモコン弁41、42の出力ポー
トはシャトル弁45を介して切換ユニット23のソレノ
イドバルブ46に配管接続され、リモコン弁44の出力
ポートはソレノイドバルブ47の入力ポートに配管接続
されている。ソレノイドバルブ46の出力ポートはパイ
ロット油圧が作用したときに合流回路切換弁28が遮断
状態になるように、合流回路切換弁28の右側パイロッ
トポートに配管接続されている。また、ソレノイドバル
ブ47の出力ポートはパイロット油圧が作用したときに
合流回路切換弁27が遮断状態になるように、合流回路
切換弁27の左側パイロットポートに配管接続されてい
る。ソレノイドバルブ46、47の各ソレノイドはスイ
ッチ48を介して直流電源49に並列接続されている。
なお、ソレノイドの配線接続は並列接続に限るものでは
なく直列接続にしてもよい。
【0021】図2に本実施形態のロック装置51の側面
概略図を示す。ロック装置51はキャブ内に設けられた
取付板52の適宜の位置に設けられている。取付板52
上に取付部材53が設けられ、この取付部材53に枢軸
54が設けられ、枢軸54にロック部材55が上下方向
に回動自在に取り付けられている。ロック部材55の下
側中央部に切欠57が設けられており、切欠57は停止
用ピン58と嵌合して操作ペダルの回動を制限する(図
の実線の位置)。また、停止用ピン58は操作ペダル5
6に固設されている。また、ロック部材55は操作ペダ
ル56に固設された停止部材65の上面と当接して回動
を制限する停止部が設けられている(図の鎖線の位
置)。ロック部材55は、さらに、スプリング59が取
付けられており、これによって図の実線の位置または鎖
線の位置のいずれかで停止するように構成されている。
【0022】スイッチ48を内部に設けたプラグ60が
固定部材に固設されている。スイッチ48は、ロック部
材55が実線の位置で停止したときにロック部材55の
右側下端部に設けられた被検出体61を検出してスイッ
チがオン状態になるように近接スイッチから構成されて
いる。近接スイッチ48のオン・オフ信号は電気コード
63に接続されたプラグ64を介して直流電源49とソ
レノイドバルブ46、47のソレノイドとの間の接続を
オン・オフ制御している。近接スイッチ48は磁気を利
用した磁気センサーまたは光を利用した光センサーを用
いて構成されている。なお、近接スイッチ48の代わり
にリミットスイッチを使用してもよい。
【0023】本実施形態は以上のように構成されている
ので以下のように作動する。まず、堀削アタッチメント
を作業機に取り付けて、アームシリンダ6、ブームシリ
ンダ5を低速で操作したいときはロック部材55を前側
に倒し鎖線の位置に停止させる。この操作により、スイ
ッチ48はオフ状態となり、ソレノイドバルブ46、4
7は何れも遮断状態になる。このとき、ロック解除の状
態となって操作ペダル56が回動自在となり、テレスコ
アームが操作可能となる。
【0024】従って、リモコン弁41を作動させるとパ
イロット油圧が方向切換弁26の右側パイロットポート
に流れ、油圧ポンプ33からの圧油がチェック弁31、
方向切換弁26を経てアームシリンダのイン側(下側)
ポートに流れ、同時にアームシリンダ6のアウト側(上
側)ポートからの圧油が方向切換弁26を経て油タンク
35に還流する。これにより、アームシリンダが上方に
伸長する。また、逆に、リモコン弁42を作動させたと
きは油圧ポンプ33からの圧油流れは方向切換弁26に
より流れ方向が逆になり、アームシリンダは下方に短縮
する。
【0025】リモコン弁43を作動させるとパイロット
油圧が方向切換弁25の左側パイロットポートに流れ、
油圧ポンプ34からの圧油がチェック弁32、方向切換
弁25を介してブームシリンダ5のダウン側(上側)ポ
ートに流れ、同時にブームシリンダ5の下側ポートから
の圧油が減圧弁52を経て油タンク35に還流する。こ
れにより、ブームシリンダは下方に短縮し、ブーム4は
下方向に回動する。また、リモコン弁44を作動させる
とパイロット油圧が方向切換弁25の右側ポートに流
れ、油圧ポンプ34からの圧油れの流れ方向は逆にな
り、ブームシリンダ5は伸長し、ブーム4は上方向に回
動する。
【0026】次に、アタッチメントをバックホー用アタ
ッチメントに組換えてアーム15及びブーム4を高速で
操作させたいとき、即ち、高速操作モードを使用したい
ときはロック部材55を手前側に倒しロック状態にする
(図2の実線の位置)。この操作によって、スイッチ4
8がオン状態になり、ソレノイドバルブ46、47のソ
レノイドに電流が流れ、ソレノイドバルブ46、47を
導通状態にする。このときは、操作ペダルがロックさ
れ、伸縮アーム作業が不能となるが、バックホー用アタ
ッチメントでは伸縮アームは存在しないので支障はな
い。
【0027】従って、リモコン弁41、42の何れかを
作動させ、リモコン弁43、44を作動しないときは、
リモコン弁41または42からのパイロット油圧がシャ
トル弁45、ソレノイドバルブ46を介して合流回路切
換弁28の右側パイロットポートに流れ、合流回路切換
弁28を遮断状態にする。リモコン弁43、44は作動
されていないので、方向切換弁25は中立状態にあり、
油圧ポンプ34からの圧油は方向切換弁25の第3入出
力ポート、チェック弁38を介して合流回路30により
方向切換弁26の第1入力ポートに(チェック弁31の
下流側油路に)合流する。このため圧油流量が増大し、
アームシリンダ6の操作速度が速くなる。
【0028】次に、リモコン弁41及び42を作動させ
ないでリモコン弁44を作動させたときは、リモコン弁
44からのパイロット油圧はソレノイドバルブ47を介
して合流回路切換弁27の左側パイロットポートに作動
して、合流回路切換弁27を遮断状態にする。これによ
り、油圧ポンプ33からの圧油は方向切換弁26の第3
入出力ポート、チェック弁37を介して合流回路29に
より方向切換弁25の第1入力ポートに(チェック弁3
2の下流側油路に)合流する。従って、リモコン弁44
を作動させるとき、即ち、ブーム4を上方向に回動させ
るときは操作速度が速くなる。
【0029】以上に説明したように、この実施形態の装
置では、テレスコアーム操作ペダル56のロック部材5
5を前側に倒すだけで、高速モードから低速モードに操
作モードが切換わる。従って、操作モードの切換が容易
で、かつ、切換操作は単一操作であるので、切換の一部
操作を忘れたりすることがないので安全な操作ができ
る。バックホー作業時はテレスコ操作が不要であるので
ロック状態とする。このときロック状態で高速仕様に切
換わる。すなわち、操作対象により速度が切換わる。
【0030】以上、この発明の実施形態および実施例を
図面により詳細に説明してきたが、具体的な構成は以上
の説明又は例示されたものに限られるものではなく、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても
この発明に含まれる。例えば、アームシリンダ用及びブ
ームシリンダ用第1方向切換弁は単一に限るものではな
く、複数個をタンデムに連結してもよい。また、シャト
ル弁45は両方に設けてた場合も、両方とも設けない場
合も本発明の範囲に含まれる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、1つのスイッチをオン・オフするだけ
で、操作モードが切換わるので、操作が容易になるとい
う効果が得られる。請求項2記載の発明では、各操作モ
ードが保持されるので、操作が安全であるという効果が
さらに得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した油圧回路の構成図を示す。
【図2】 本発明を実施したロック装置の側面図を示
す。
【図3】 堀削機アタッチメントを取り付けた作業機を
示す。
【図4】 バックホー用アタッチメントを取り付けた作
業機を示す。
【符号の説明】
5 ブームシリンダ 6 アームシリンダ 25 方向切換弁(ブームシリンダ用
第2方向切換弁) 26 方向切換弁(アームシリンダ用
第1方向切換弁) 27、28 合流回路切換弁 29、30 合流回路 31、32、37、38 チェック弁 33、34 第1、第2油圧ポンプ 35 油タンク 41、42 アーム用リモコン弁 43、44 ブーム用リモコン弁 46、47 第1、第2ソレノイドバルブ 48 スイッチ 51 ロック装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームシリンダ用第1方向切換弁の上流
    側第1入力ポートを第1油圧ポンプにチェック弁を介し
    て配管接続し、ブームシリンダ用第2方向切換弁の上流
    側第1入力ポートを第2油圧ポンプにチェック弁を介し
    て配管接続し、該第1及び第2方向切換弁の第2入力ポ
    ートを各々油タンクに配管接続し、該第1及び第2方向
    切換弁の下流側第1、第2出力ポートに各々アームシリ
    ンダの両ポートとブームシリンダの両ポートを配管接続
    すると共に、該第1及び第2方向切換弁の左右のパイロ
    ットポートをリモコン弁のアーム用パイロットポート及
    びブーム用パイロットポートに各々配管接続した作業機
    の油圧回路において、 中立状態で油路が連通する第3入出力ポートを前記各第
    1及び第2方向切換弁に設け、該第3入力ポートを各々
    第1、第2油圧ポンプに配管接続すると共に該第3出力
    ポートに各々第1及び第2合流回路切換弁を介して油タ
    ンクに配管接続し、該第1及び第2合流回路切換弁の上
    流側管路から分岐油路を設けて前記第2及び第1方向切
    換弁の上流側管路に合流回路を形成するようにチェック
    弁を介して各々反対側管路に配管接続すると共に、前記
    リモコン弁のアーム用パイロットポート及びブーム用パ
    イロットポート管路から分岐油路を設け、各々第1ソレ
    ノイド弁及び第2ソレノイド弁を介して各々反対側の第
    2及び第1合流回路切換弁のパイロットポートに配管接
    続すると共に、該第1及び第2ソレノイドバルブを1個
    のスイッチでオン・オフ制御できるようにしたことを特
    徴とする作業機の操作速度切換装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチはリミットスイッチまたは
    近接スイッチで構成し、該スイッチをロック・オン及び
    ロック・オフするロック装置を作業機キャブ内の適宜の
    箇所に設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業機
    の操作速度切換装置。
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CN100445888C (zh) * 2003-08-29 2008-12-24 富士胶片株式会社 热显影方法及装置

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