JP4132613B2 - 作業車両におけるエンジンの作動規制装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はクローラ式の走行装置等の油圧駆動式の作業車両におけるエンジンの作動規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来油圧駆動式のトラクタとして、走行機体を支持せしめるクローラ式の左右の走行装置と、駆動力の外部出力軸であるPTO軸とを備えたものが知られている。そしてこのトラクタには一般的に両走行装置の駆動源として、エンジンの駆動力により油圧ポンプが駆動される左右一対の静油圧式変速装置と、各走行装置に対応させて上記静油圧式変速装置からの出力により駆動される左右の油圧モータとが備えられている。
【0003】
またエンジン側からの駆動力のPTO軸側への伝動及び切断を切り換える油圧クラッチを設けられており、さらに上記静油圧無段変速装置を変速操作する変速レバー,油圧クラッチの駆動及び停止を制御するPTO切換バルブ,該PTO切替バルブを操作するPTO操作部,少なくとも一方の油圧モータへの送油を制御して駐車ブレーキを作動させる駐車ブレーキバルブ,該駐車ブレーキバルブを操作する駐車ブレーキ操作部も設けられている。
【0004】
そして変速レバーにより静油圧式変速装置を操作して油圧モータの回転を可変にして走行装置(クローラ)の回転速度を調節することで、走行機体を変速して走行させることが可能になっている。このとき上記各油圧機器は電磁バルブ等により作動が制御されており、例えばエンジンを始動させるためにメインキーで電源を入り(ON)させると、電磁バルブが作動して、エンジンの始動とともに走行機体が急発進する等の作業者が予期しない走行機体の動作を行う場合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の作業車両におけるエンジンの作動規制装置は、走行機体2を支持せしめる左右の走行装置1と、駆動力の外部出力軸であるPTO軸18とを備え、両走行装置1の駆動源として、エンジン9の駆動力により油圧ポンプが駆動される左右一対の静油圧式変速装置6L,6Rと、各走行装置1に対応させて上記静油圧式変速装置6L,6Rからの出力により駆動される左右の油圧モータ11L,11Rとを設け、エンジン9側からの駆動力のPTO軸18側への伝動及び切断を切り換える油圧クラッチ19と、上記静油圧無段変速装置6L,6Rを変速操作する変速レバー44と、上記油圧クラッチ19の駆動及び停止を制御するPTO切換バルブ22と、該PTO切換バルブ22を操作するPTO操作部27と、少なくとも一方の油圧モータへの送油を制御して駐車ブレーキを作動させる駐車ブレーキバルブ17と、該駐車ブレーキバルブ17を操作する駐車ブレーキ操作部24と、前記左右の油圧モータ(11L),(11R)を同時に高速又は低速側に切換える速度切換バルブ16とを設けた移動農機において、PTO操作部27のPTO軸18停止側への操作と、変速レバー44がニュートラルに各操作されている場合に、駐車ブレーキ操作部24の駐車ブレーキ作動側への操作と、上記速度切換バルブ16を操作する高低速切換スイッチ26の低速側への操作とによってエンジン9のスタートを可能とせしめるエンジン作動規制手段を設けたことを第1の特徴としている。
【0006】
また第2に駐車ブレーキ操作部24をステアリングハンドル42近傍に配置したことを特徴としている。
【0007】
さらに第3に油圧モータ11L,11Rの回転速度を切り換える速度切換バルブ16を油圧モータ11L,11Rと静油圧無段変速装置6L,6Rとの間に設け、該速度切換バルブ16を操作して走行速度を変速する高低速切換スイッチ26を設け、該高低速切換スイッチ26と駐車ブレーキスイッチ24を互いにステアリングハンドル42を挟んだ反対側に取り付けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1,図2は本発明を採用したクローラトラクタの平面及び背面図であり、左右一対のクローラ式の走行装置1の上に走行機体2が支持されて構成されている。そして走行機体2前方のボンネット3内にはエンジンが搭載されており、該エンジンの出力が左右一対の静油圧変速装置(HST装置)側に入力され、該HST装置からの油圧出力により上記各走行装置1に設けられた油圧モータが駆動され、該油圧モータにより走行装置2が駆動される構造となっている。
【0009】
すなわち図3の油圧回路に示されるように、両HST装置6R,6Lがパッケージされた走行用油圧ポンプ7に、エンジン9の駆動力がトランスミッション8を介して入力されており、一方のHST装置6Lの出力が左側走行装置1Lの油圧モータ11L用の左油圧ユニット12Lに、他方のHST装置6Rの出力が右側走行装置1Rの油圧モータ11R用の右油圧ユニット12Rに各入力されている。
【0010】
そして左右の油圧ユニット12L,12Rには、油圧モータ11L,11Rへの圧油の送油経路を切り換えることで回転速度を高速又は低速に切り換える高低速切換バルブ13が設けられており、油圧モータ11L,11RはHST装置6L,6Rにより変速(主変速)された油圧ユニット12L,12Rへの入力がさらに、高低速切換バルブ13により2段階に変速(副変速)されて駆動され、これにより走行装置1が主変速及び副変速されて変速可能に駆動される。
【0011】
なお走行機体2上には運転席14が備えられており、該運転席14内には上記主変速を行う主変速レバーが設けられている。また上記両油圧ユニット12L,12Rには、両高低速切換バルブ12L,12Rを同時に高又は低速側に切り換える副変速切換バルブ16が走行用油圧ポンプ7に接続されて設けられており、該副変速切換バルブ16を作動させることで、両油圧モータ11L,11Rを同時に高速又は低速側に切り換えて走行装置1を駆動することができる。
【0012】
さらに両油圧ユニット12L,12Rには、油圧モータ11L,11Rを停止状態で保持(ホールド)する駐車ブレーキバルブ17も接続されており、該駐車ブレーキバルブ17を作動させ、油圧モータ11L,11Rをホールドすることで走行装置1をホールドして、駐車ブレーキを作動させることが可能となっている。
【0013】
一方上記トラクタには図4に示されるように従来同様後方に連結する作業機(図示せず)等を駆動するための駆動力の外部出力軸であるPTO軸18が備えられており、該PTO軸18は上記トランスミッション8内に設けられた油圧クラッチ19を介してエンジン9の出力軸9aから駆動力が伝動され、走行系とは独立してPTO変速機構21を介して駆動される構造となっている。
【0014】
なお上記油圧クラッチ19はPTO切換バルブ22により入切りが操作されるように構成されている。そして上記PTO切換バルブ22,駐車ブレーキバルブ17,高低速切換バルブ16等は図5に配線図が示される電装回路により作動が制御されている。
【0015】
上記電装回路には、上記PTO切換バルブ22,駐車ブレーキバルブ17,高低速切換バルブ16の他、運転席14内のキー穴に挿入して回転させることでエンジン9をスタートさせるメインキースイッチ23、駐車ブレーキバルブ17を操作する駐車ブレーキスイッチ24,高速低速切換バルブ16を操作する副変速スイッチ26、PTO切換バルブ22を操作するPTOスイッチ27、駐車ブレーキの作動を報知する駐車ブレーキランプ28、PTO軸18の作動を報知するPTOランプ29、副変速が高速側であることを報知する高速ランプ31、メインキースイッチ23の入り(ON)作動に連動して入り(ON)作動するコンダクタ32、エンジンのスタータ33、左右の運転席14内に設けられたステアリングハンドルの切れ角が所定値以上となると切り(OFF)作動する切れ角スイッチ34等が備えられている。
【0016】
そして電源(バッテリ)がパワーヒューズ36を介して接続されており、パワーヒューズ36の反電源側の端子にメインキースイッチ23を介して駐車ブレーキリレー37のコモン接点37cが接続されている。そして駐車ブレーキリレー37のブレーク接点37bにはエンジン始動セーフティーリレー38のコモン接点38cが接続されており、該エンジン始動セーフティーリレー38のメーク接点38aが、主変速レバーをニュートラルとすることでオンとなるニュートラルスイッチ39を介してスタータ33に接続されている。
【0017】
一方上記駐車ブレーキスイッチ24は3接点タイプのスイッチとなっており、該駐車ブレーキスイッチ24のコモン端子24cはパワーヒューズ36の反電源側の端子にコンダクタ32とヒューズ41を介しても接続されている。そして駐車ブレーキスイッチ24の他の端子における一方の端子24aに駐車ランプ28が、他方の端子24bに駐車ブレーキバルブ17と駐車ブレーキセーフティーリレ37のコイル37mが接続されている。
【0018】
なお駐車ランプ28,駐車ブレーキバルブ17,駐車ブレーキセーフティーリレ37のコイル37mの他端はアースされている。このとき駐車ブレーキバルブ17は通電されることで駐車ブレーキを解除させるように構成されており、すなわちメインキースイッチ23をONとして、コンダクタ32がONとなった状態で、駐車ブレーキスイッチ24をブレーキバルブ17が接続された端子24bとコモン端子24cとを接続するように切換操作することで、駐車ブレーキが解除され(駐車ランプ28は点灯しない)、また駐車ブレーキスイッチ24を駐車ランプ28が接続された端子24aとコモン端子24cとを接続するように切換操作することで、駐車ブレーキが入り作動されて駐車ランプ28が点灯する。
【0019】
換言すると駐車ブレーキスイッチ24をブレーキバルブ17が接続された端子24bとコモン端子24cとを接続するように切換操作することを駐車ブレーキ切り操作、駐車ランプ28が接続された端子24aとコモン端子24cとを接続するように切換操作することを駐車ブレーキ入り操作と言うことができる。
【0020】
一方前述の高低速切換スイッチ(副変速スイッチ)26も3接点タイプのスイッチとなっており、コモン端子26cに、高速ランプ31とともに、左右の切れ角スイッチ34を直列に介して高低速切換バルブ16が接続されている。このとき高低速切換バルブ16は通電により副変速を高速側に切り換えるように構成されている。そして高低速切換スイッチ26の他の端子における一方の端子26aが駐車ブレーキスイッチ24のコモン端子24cに接続されているとともに、他方の端子26bが開放されている。なお高速ランプ31と高低速切換バルブ16の他端はアースされている。
【0021】
一方前述のPTOスイッチ27は4接点タイプのスイッチとなっており、スイッチを押して、押された状態を固定することで、一方の1組の接点27a(所定の2つの接点27aa,27ab)が接続されるとともに、他方の1組の接点27b(残りの2つの接点27ba,27bb)の接続が解除され、上記スイッチの押し状態を解除(リリース)することで、接続されていた1組の接点27aの接続を解除するとともに、接続が解除されていた1組の接点27bを接続せしめる構造となっている。
【0022】
そしてPTOスイッチ27の押し操作で接続される端子27aの一方27aa、及びリリース操作で接続される端子27bの一方27baがともに、駐車ブレーキスイッチ24のコモン端子24cに接続されており、また押し操作で接続される端子27aの他方27abがエンジン始動セーフティーリレー38のコイル38mに、リリース操作で接続される端子27bの他方37bbがPTO切換バルブ22及びPTOランプ29に接続されている。
【0023】
このときPTOバルブ22は通電されることで油圧クラッチ19を入り作動させてPTO軸18に駆動力を伝動せしめるように構成されており、すなわちPTOスイッチ27のリリース操作がPTO軸18への駆動力伝動(PTO軸入り)操作、PTOスイッチの押し操作がPTO軸18への駆動力非伝動(PTO軸切り)操作となっている。なおPTOバルブ22,PTOランプ29,エンジン始動セーフティーリレー38のコイル38mの他端はアースされている。
【0024】
電装回路は上記のように構成されており、メインキースイッチ23をONしてエンジン9を始動させる場合は、駐車ブレーキリレー37を非作動(コイル37mへの通電を行わない)とするとともに、エンジン始動セーフティーリレー38を作動させ、ニュートラルスイッチ39をON(入り)作動させる必要があり、以下に示す3つの条件が必要となる。
【0025】
まず第1に、駐車ブレーキスイッチ24を駐車ブレーキの入り側に切換操作せしめて、コモン端子24cと駐車ランプ28側の端子24aとを接続させ、ブレーキバルブ17及び駐車ブレーキリレー37のコイル37mへの通電を遮断し、駐車ブレーキリレー37を非作動とすることで駐車ブレーキリレー37のコモン端子37cとブレーク端子37bとを接続せしめる。
【0026】
第2にPTOスイッチ27を押し操作して、PTOバルブ22側の端子27bの接続を解除させて油圧クラッチ19を切り作動させ、PTO軸18への駆動力の伝動を切るとともに、他方の組の端子27aを接続せしめてエンジン始動セーフティーリレー38のコイル38mに通電してエンジン始動セーフティーリレー38のコモン端子38cとメーク端子38aとを接続せしめる。そして第3に主変速レバーをニュートラルにしてニュートラルスイッチ39を入り作動させる。
【0027】
以上3つの条件が整うことでメインキーを入り作動させてエンジン9を始動させることが可能となる。この条件によりエンジン9のスタート時には主変速がニュートラルに切り換えられているとともに、駐車ブレーキが作動しており、且つPTO軸18への駆動力の伝動が断たれているため、エンジン始動時の車両の急発進や、PTO軸18の駆動、PTO軸18の駆動による作業機の急作動等の作業者(オペレータ)が予期しない走行機体2や作業機の動作が防止される。
【0028】
なお上記高低速切換スイッチ26及び駐車ブレーキスイッチ24は図6に示されるように運転席14内のステアリングコラム41上に設けられており、両スイッチ26,24は互いにステアリングハンドル42を挟んだ反対側に取り付けられている。また高低速切換スイッチ26及び駐車ブレーキスイッチ24はランプ内蔵型のスイッチとなっており、高速ランプ31は高低速切換スイッチ26内に、駐車ブレーキランプ28は駐車ブレーキスイッチ24内に設けられている。
【0029】
これによりオペレータは前方から大きく視線を外すことなく両スイッチ24,26を容易に操作することができ、特に両スイッチ24,26がランプ内蔵型であるため、高低速切換スイッチ26が高速側に切り換えられていること及び駐車ブレーキが入り作動させられていることをランプの点灯により確認することができ、スイッチの状態を容易に確認することができる。
【0030】
また上記PTOスイッチ27は図7に示されるように運転席14内のサイドパネル43における主変速レバー44の後方に上方に向かって配置されており、オペレータがPTOスイッチ27の操作を容易に行うことができるとともに、PTOスイッチ27の状態を容易に確認することができる他、PTOスイッチ27の操作と主変速レバー44の操作の切換を円滑に行うことができ、操作性が向上している。
【0031】
なお図8に示されるように上記電装回路において、高低速切換スイッチセーフティーリレー46を設け、高低速切換スイッチセーフティーリレー46のコイル46mの一方の端子をアースするとともに、他方の端子を高低速切換スイッチ26のコモン端子26cに接続し、さらに当該リレー46をニュートラルスイッチ39とスタータ33との間に介設して、高低速切換スイッチセーフティーリレー46のコモン端子46cをニュートラルスイッチ39に、ブレーク端子46bをスタータ33に各接続し、メーク端子を開放してもよい。
【0032】
この場合は高低速切換スイッチ9を高速側に切り換える(高低速切換バルブ16に通電する)と、高低速切換スイッチセーフティーリレー46が作動(コイル46mに通電)し、コモン端子46cとメーク端子46aが接続され、ニュートラルスイッチ39とスタータ33との接続が切断されるため、スタータ33を作動させることができなくなる。
【0033】
つまり前述のエンジン9の始動条件に副変速を低速側に切り換えるという条件が加わり、これによりエンジンの始動時に副変速が高速側に切り換えられており、主変速レバー44を操作すると走行機体2が高速で走行するということが防止される。なお図8において図5と同一符号は同一機能を示しし、その詳細な説明は割愛する。
【0034】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明の構造によると、左右の走行装置及びPTO軸への駆動力の入切り操作を各独立した油圧により行う油圧駆動式の作業車両において、エンジン始動時にPTO軸の駆動が停止されるとともに、駐車ブレーキが入り作動させられるため、走行機体が急発進する等の作業者が予期しない走行機体の動作が防止されるという効果がある。
【0035】
また駐車ブレーキ操作部をステアリングハンドル近傍に配置することで、駐車ブレーキの操作をより容易に行うことができ、特に油圧モータの回転速度を切り換える速度切替バルブを操作して走行速度を変速する副変速スイッチと、上記駐車ブレーキ操作部とを互いにステアリングハンドルを挟んだ反対側に取り付けることで、両スイッチを容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタの平面図である。
【図2】 トラクタの背面図である。
【図3】 トラクタの油圧回路図である。
【図4】 PTO軸の駆動部分の要部断面図である。
【図5】 トラクタの電装回路図である。
【図6】 ステアリングハンドル部分の側面透視図である。
【図7】 (a),(b)は、主変速レバー部分の要部平面図及び側面図である。
【図8】 トラクタの他の電装回路図である。
【符号の説明】
1 走行装置
2 走行機体
6L HST装置(静油圧式変速装置)
6R HST装置(静油圧式変速装置)
9 エンジン
11L 油圧モータ
11R 油圧モータ
16 副変速切換バルブ(速度切換バルブ)
18 PTO軸
16 高低速切換スイッチ(速度切換バルブ)
17 駐車ブレーキバルブ
19 油圧クラッチ
22 PTO切換バルブ
24 駐車ブレーキスイッチ(駐車ブレーキ操作部)
26 副変速スイッチ(高低速切換スイッチ)
27 PTOスイッチ(PTO操作部)
42 ステアリングハンドル
44 主変速レバー(変速レバー)
Claims (3)
- 走行機体(2)を支持せしめる左右の走行装置(1)と、駆動力の外部出力軸であるPTO軸(18)とを備え、両走行装置(1)の駆動源として、エンジン(9)の駆動力により油圧ポンプが駆動される左右一対の静油圧式変速装置(6L),(6R)と、各走行装置(1)に対応させて上記静油圧式変速装置(6L),(6R)からの出力により駆動される左右の油圧モータ(11L),(11R)とを設け、エンジン(9)側からの駆動力のPTO軸(18)側への伝動及び切断を切り換える油圧クラッチ(19)と、上記静油圧無段変速装置(6L),(6R)を変速操作する変速レバー(44)と、上記油圧クラッチ(19)の駆動及び停止を制御するPTO切換バルブ(22)と、該PTO切換バルブ(22)を操作するPTO操作部(27)と、少なくとも一方の油圧モータへの送油を制御して駐車ブレーキを作動させる駐車ブレーキバルブ(17)と、該駐車ブレーキバルブ(17)を操作する駐車ブレーキ操作部(24)と、前記左右の油圧モータ(11L),(11R)を同時に高速又は低速側に切換える速度切換バルブ(16)とを設けた移動農機において、PTO操作部(27)のPTO軸(18)停止側への操作と、変速レバー(44)がニュートラルに各操作されている場合に、駐車ブレーキ操作部(24)の駐車ブレーキ作動側への操作と、上記速度切換バルブ(16)を操作する高低速切換スイッチ(26)の低速側への操作とによってエンジン(9)のスタートを可能とせしめるエンジン作動規制手段を設けた作業車両におけるエンジンの作動規制装置。
- 駐車ブレーキ操作部(24)をステアリングハンドル(42)近傍に配置した請求項1の作業車両におけるエンジンの作動規制装置。
- 油圧モータ(11L),(11R)の回転速度を切り換える速度切換バルブ(16)を油圧モータ(11L),(11R)と静油圧無段変速装置(6L),(6R)との間に設け、該速度切換バルブ(16)を操作して走行速度を変速する高低速切換スイッチ(26)を設け、該高低速切換スイッチ(26)と駐車ブレーキスイッチ(24)を互いにステアリングハンドル(42)を挟んだ反対側に取り付けた請求項1又は2の作業車両におけるエンジンの作動規制装置。
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