JPH10122362A - 電気シフト式パワーシフトトランスミッション - Google Patents

電気シフト式パワーシフトトランスミッション

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JPH10122362A
JPH10122362A JP23357297A JP23357297A JPH10122362A JP H10122362 A JPH10122362 A JP H10122362A JP 23357297 A JP23357297 A JP 23357297A JP 23357297 A JP23357297 A JP 23357297A JP H10122362 A JPH10122362 A JP H10122362A
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shift
clutch
hydraulic pressure
port
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本 亘 萩
Akitoshi Inaba
葉 明 俊 稲
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトバルブがスティックしても走行不具合
が可及的に少ない電気シフト式パワーシフトトランスミ
ッションを提供すること。 【解決手段】 油圧を発生させる油圧源31と、油圧の
供給により係合し、車輌を走行させるクラッチと、油圧
源からの油圧をクラッチに供給、遮断切換え可能なシフ
トバルブと、を備えるパワーシフトトランスミッション
であって、シフトバルブは、ソレノイドバルブの動作に
よってクラッチに油圧を導入可能な第1位置と、クラッ
チへの油圧を遮断可能な第2位置との2つの位置に切換
えられ、シフトバルブを第2位置とすべくソレノイドバ
ルブが動作する場合にはクラッチが係合しないように油
圧を制御するセーフティバルブを有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等に用
いられる電気シフト式パワーシフトトランスミッション
に関するものであり、特にシフトバルブがスティックし
たときのフェールセーフ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、変速段の変更をシフトレバー
操作によって手動で行い、変速段の変更の際のクラッチ
操作を自動で行うパワーシフトトランスミッションがあ
る。このようなパワーシフトトランスミッションはフォ
ークリフト等の車輌に用いられており、特にシフトレバ
ーの位置を電気的に検出して、この電気信号を用いて前
進、後進のシフト位置の切換えを行うタイプの電気シフ
ト式パワーシフトトランスミッションが知られている。
図6に従来公知の電気シフト式パワーシフトトランスミ
ッションの油圧回路図を示す。
【0003】図6のトランスミッションでは、例えば運
転者がシフトレバーの位置を前進から後進に切換える
と、シフトレバーの位置の変化を電気信号として検出
し、このシフト位置の変化に応じてソレノイドバルブ2
1、22のオン・オフが制御されてシフトバルブ13が
作動する。シフトバルブ13が作動すると、油圧回路内
のライン圧の供給がフロントクラッチ15からリヤクラ
ッチ14に切り替わり、車輌の移動も前進から後進に切
り替わる。しかしながら、シフトレバーの位置をニュー
トラルにしたときにシフトバルブ13がフロントクラッ
チ15に油圧を供給し、且つリヤクラッチ14への油圧
を遮断する位置でスティックした場合では、シフトレバ
ーの位置がニュートラルあるいは後進であっても、実際
にはリヤクラッチ14に油圧が供給されてしまう。ま
た、シフトバルブ13がフロントクラッチ15への油圧
を遮断し、且つリヤクラッチ14に油圧を供給する位置
でスティックした場合では、シフトレバーの位置がニュ
ートラルあるいは前進であっても、実際にはリヤクラッ
チに油圧が供給されてしまう。つまり、上記技術では、
シフトバルブ13のスティック時に考えられる上記の状
態において、シフトレバーの位置とは異なる方向のクラ
ッチに油圧が供給される可能性がある。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、車輌の前進
移動或は後進移動中において、シフトバルブが異物を噛
み込んでスティックを起こした場合、シフトレバーをニ
ュートラル位置に戻してもシフトバルブあるいはソレノ
イドバルブはスティックした位置から移動することな
く、所望の位置に戻ることが出来ない。そのため、上記
従来技術の油圧回路構成では、シフトレバーがニュート
ラル時でも前進或いは後進のクラッチに油圧が供給され
る不具合が考えられる。更にシフトバルブが前進(ある
いは後進)位置でスティックした状態でシフトレバーを
後進(あるいは前進)位置にシフトすると、フロントク
ラッチ(あるいはリヤクラッチ)に油圧が供給されてし
まう、という不具合も考えられる。
【0005】また、上記従来技術とは構成が異なるフロ
ントクラッチへの油圧を切換えるシフトバルブと、リヤ
クラッチへの油圧を切換えるシフトバルブと、2つのシ
フトバルブと、を備える電気シフト式パワーシフトトラ
ンスミッションでは、一方のシフトバルブがスティック
した場合にフロントクラッチとリヤクラッチの両方に油
圧が供給されて2重係合することが考えられる。
【0006】そこで本発明は、バルブのスティックによ
って生じる不具合を可及的に無くすようにした電気シフ
ト式パワーシフトトランスミッションを提供することを
技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明では、油圧を発生させる油圧源と、油
圧の供給により係合して車輌を走行させるクラッチと、
油圧源からの油圧をクラッチに供給、遮断切換え可能な
シフトバルブと、を備える電気シフト式パワーシフトト
ランスミッションにおいて、シフトバルブは、ソレノイ
ドバルブの動作によってクラッチに油圧を導入する第1
位置と、クラッチへの油圧を遮断する第2位置との2つ
の位置に切換え可能であり、シフトバルブが第2位置に
なるようにソレノイドバルブが動作する場合には、クラ
ッチが係合しないように油圧を制御するセーフティバル
ブを有するようにした。
【0008】請求項1によると、ソレノイドバルブが動
作してシフトバルブが第2位置に移動したときには、セ
ーフティバルブの作用によりクラッチは係合せず車輌は
走行しない。したがって、シフトバルブがスティックし
て第1位置から移動しなくなってしまった場合であって
も、ソレノイドバルブがシフトバルブを第2位置とすべ
く動作したとき、つまり車輌を走行させないように動作
するとセーフティバルブがクラッチを係合しないように
するので、シフトバルブがスティックしても車輌に走行
不具合が発生しない電気シフト式パワーシフトトランス
ミッションを提供することが出来る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、セ
ーフティバルブが、クラッチと油圧源の間でシフトバル
ブと並列に配設され、シフトバルブが第2位置になるよ
うにソレノイドバルブが動作するとクラッチ内の油圧を
ドレンするようにしたものである。
【0010】請求項2によると、セーフティバルブは、
シフトバルブを第2位置にすべくソレノイドバルブが作
動する際にクラッチ内の油圧をドレンするので、クラッ
チを非係合とする際にクラッチ内に油圧が残ることがな
く、確実にクラッチを非係合とすることができる。
【0011】請求項3は請求項2を更に具体化した電気
シフト式パワーシフトトランスミッションであり、クラ
ッチは車輌を前進させるフロントクラッチと車輌を後進
させるリヤクラッチとを備え、シフトバルブはフロント
クラッチへの油圧を供給、遮断の切換え可能なフロント
シフトバルブとリヤクラッチへの油圧を供給、遮断の切
換え可能なリヤシフトバルブとを備え、ソレノイドバル
ブはフロントシフトバルブの切換えを行うフロントソレ
ノイドバルブと、リヤシフトバルブの切換えを行うリヤ
ソレノイドバルブとを備え、フロントシフトバルブは、
フロントソレノイドバルブの動作により油圧源からの初
期油圧を供給、遮断切換え可能なフロント油室と、トラ
ンスミッションの油圧回路内を循環するライン圧を導入
するフロント第1ポートと、フロントクラッチに連通す
るフロント第2ポートと、を備え、リヤシフトバルブ
は、リヤソレノイドバルブの動作により油圧源からの初
期油圧を供給、遮断切換え可能なリヤ油室と、トランス
ミッションの油圧回路内を循環するライン圧を導入する
リヤ第1ポートと、リヤクラッチに連通するリヤ第2ポ
ートとを備え、セーフティバルブは、フロント油室と連
通するセーフティ油室と、フロントクラッチに連通する
セーフティ第1ポートと、リヤクラッチに連通するセー
フティ第2ポートと、油圧をドレンするドレンポートと
を備え、フロントソレノイドバルブ或はリヤソレノイド
バルブの両ソレノイドバルブがフロント油室及びリヤ油
室へ初期油圧を供給しないように動作すると、セーフテ
ィ第1ポートとドレンポートが連通するとともにセーフ
ティ第2ポートとドレンポートが連通し、フロントソレ
ノイドバルブ或はリヤソレノイドバルブのいずれか一方
のソレノイドバルブがフロント油室或はリヤ油室へ初期
油圧を供給するように動作すると、セーフティ油室に油
圧が供給されてセーフティ第1ポートとドレンポートを
遮断するとともにセーフティ第2ポートとドレンポート
を遮断するスプール弁としたものである。
【0012】請求項3によると、フロントソレノイドバ
ルブの動作により初期油圧がフロント油室に供給される
と、フロントシフトバルブのフロント第1ポートとフロ
ント第2ポートが連通し、フロントクラッチにライン圧
が供給される。これと同様に、リヤソレノイドバルブの
動作により初期油圧がリヤ油室に供給されると、リヤシ
フトバルブのリヤ第1ポートとリヤ第2ポートが連通
し、リヤクラッチにライン圧が供給される。このとき、
セーフティバルブのセーフティ油室にも初期油圧が供給
されることでセーフティ第1ポート及びセーフティ第2
ポートはドレンポートとは連通しないので、確実に各ク
ラッチを係合することができる。また、フロント油室及
びリヤ油室に初期油圧が供給されないときにはセーフテ
ィ油室にも油圧は供給されず、セーフティ第1ポートと
セーフティ第2ポートはドレンポートと連通し、両クラ
ッチの油圧をドレンする。したがって、フロントシフト
バルブ或はリヤシフトバルブが第1位置でスティックし
た状態でも、ソレノイドバルブが初期油圧を供給しない
ように動作すればセーフティバルブは両クラッチの油圧
をドレンすることができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項3において、フ
ロントシフトバルブは、油圧をドレンするドレンポート
を備えるとともにリヤクラッチへ油圧を供給する際にフ
ロント第2ポートとドレンポートが連通するスプール弁
である電気シフト式パワーシフトトランスミッションと
したことである。
【0014】請求項5の発明は、請求項3において、リ
ヤシフトバルブは、油圧をドレンするドレンポートを備
えるとともにフロントクラッチへ油圧を供給する際にリ
ヤ第2ポートとドレンポートが連通するスプール弁であ
る電気シフト式パワーシフトトランスミッションとした
ことである。
【0015】請求項4及び請求項5によると、フロント
クラッチ或いはリヤクラッチの一方を係合するときに、
シフトバルブのスティックにより両クラッチにライン圧
が供給されることがなくなる。すなわち、クラッチの2
重係合を防止できる。
【0016】請求項6の発明は、請求項1において、セ
ーフティバルブが油圧源とシフトバルブの間に配設さ
れ、シフトバルブが第2位置になるようにソレノイドバ
ルブが動作すると、油圧源とシフトバルブとの間を遮断
するようにしたものである。
【0017】請求項6によると、シフトバルブを第2位
置とすべくソレノイドバルブが作動すると、セーフティ
バルブが油圧源とシフトバルブの間を遮断するので、油
圧源からの油圧はクラッチには供給されなくなる。これ
によりクラッチを非係合とすることが可能になる。
【0018】請求項7の発明は、請求項6において、ク
ラッチは車輌を前進させるフロントクラッチと車輌を後
進させるリヤクラッチとを備え、シフトバルブはフロン
トクラッチへの油圧を供給、遮断の切換え可能なフロン
トシフトバルブとリヤクラッチへの油圧を供給、遮断の
切換え可能なリヤシフトバルブとを備え、ソレノイドバ
ルブはフロントシフトバルブの切換えを行うフロントソ
レノイドバルブと、リヤシフトバルブの切換えを行うリ
ヤソレノイドバルブとを備え、フロントシフトバルブ
は、フロントソレノイドバルブの動作により油圧源から
の初期油圧を供給、遮断切換え可能なフロント油室と、
セーフティバルブと連通するフロント第1ポートと、フ
ロントクラッチに連通するフロント第2ポートと、を備
え、リヤシフトバルブは、リヤソレノイドバルブの動作
により油圧源からの初期油圧を供給、遮断切換え可能な
リヤ油室と、セーフティバルブと連通するリヤ第1ポー
トと、リヤクラッチに連通するリヤ第2ポートと、を備
え、セーフティバルブは、油圧源からのライン圧を導入
するセーフティ第1ポートと、フロント油室と連通する
セーフティ油室と、油圧をドレンするドレンポートと、
フロント第1ポート及びリヤ第1ポートと連通するセー
フティ第2ポートとを備えており、フロントソレノイド
バルブ或はリヤソレノイドバルブのいずれか一方がフロ
ント油室或はリヤ油室へ初期油圧を供給するように動作
すると、セーフティ第1ポートとセーフティ第2ポート
が連通し、フロントソレノイドバルブ及びリヤソレノイ
ドバルブの両ソレノイドがフロント油室或はリヤ油室へ
初期油圧を供給しないときには、セーフティ第1ポート
とセーフティ第2ポートとを遮断するとともにセーフテ
ィ第2ポートとドレンポートを連通するスプール弁であ
る、電気シフト式パワーシフトトランスミッションであ
る。
【0019】請求項7によると、フロントソレノイドバ
ルブの動作により初期油圧がフロント油室に供給される
と、フロント第1ポートとセーフティ第2ポートの間が
遮断されるとともにセーフティ第2ポートとフロント第
2ポートが連通する。それと同時にセーフティバルブの
セーフティ油室にも油圧が導入されてセーフティ第1ポ
ートとセーフティ第2ポートが連通する。したがって、
油圧源からの油圧はセーフティ第1ポートからセーフテ
ィ第2ポートを介してフロント第2ポートからフロント
クラッチに供給され、クラッチを係合することができ
る。また、フロント油室及びリヤ油室に初期油圧が供給
されないときにはセーフティ油室にも油圧は供給され
ず、セーフティ第1ポートが遮断されて油圧源からの油
圧がセーフティ第2ポートに供給されないようにしてい
る。したがって、フロントシフトバルブ或はリヤシフト
バルブが第1位置でスティックした状態であっても、ソ
レノイドバルブの作動によりセーフティ油室に初期油圧
が供給されない限り、油圧はセーフティバルブのセーフ
ティ第1ポートで遮断される。したがって、シフトバル
ブがスティックしてもクラッチに油圧が供給されて走行
上の不具合が生じるということはない。
【0020】請求項8は、請求項7において、油圧源か
らの油圧をフロントクラッチに供給する際に、セーフテ
ィバルブからリヤシフトバルブを介してフロントシフト
バルブからフロントクラッチへ油圧を供給するようにし
た。
【0021】請求項9は、請求項7において、油圧源か
らの油圧をリヤクラッチに供給する際に、セーフティバ
ルブからフロントシフトバルブを介してリヤシフトバル
ブからリヤクラッチへ油圧を供給するようにした。
【0022】請求項8及び請求項9によると、リヤシフ
トバルブがリヤクラッチへ油圧を供給しない状態でなけ
ればフロントシフトバルブに油圧が供給されない。した
がってフロントクラッチとリヤクラッチの両方に同時に
油圧が供給される2重係合が防止される。また、リヤク
ラッチに油圧を供給する場合も同様の作用により2重係
合が防止される。
【0023】
【実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は第1の実施の形態における油圧回
路図である。尚、第1の実施の形態では、前進、ニュー
トラル、後進の3つのシフトポジションを有するフォー
クリフトの場合について説明する。
【0024】先ず、油圧回路の構成について説明する。
第1の実施の形態のパワーシフトトランスミッション
は、車輌の動作を変更するシフトレバー(図示せず)
と、油圧を発生させる油圧源31と、油圧の供給により
係合して車輌を前進させるフロントクラッチ32と、油
圧の供給により係合して車輌を後進させるリヤクラッチ
33と、フロントソレノイドバルブ45の動作により油
圧源31からの油圧をフロントクラッチ32に供給、遮
断切換え可能なフロントシフトバルブ34と、リヤソレ
ノイドバルブ46の動作により油圧をリヤクラッチ33
に供給、遮断切換え可能なリヤシフトバルブ35と、シ
フトバルブ及びソレノイドバルブの状態により作動が決
定され、その位置により各クラッチの油圧をドレンする
セーフティバルブ36と、を備える。ここで、トランス
ミッションの油圧回路内を循環するライン圧43は、油
圧源31からの油圧がインチングバルブ37を介するこ
とによって発生される。また、ストレーナ41により濾
過された油を油圧源31が汲み上げて油圧を発生させ、
レギュレータバルブ38を介することにより初期油圧4
2が発生される。更に、両クラッチ32、33への油圧
の脈動を抑えるためにアキュムレータ44が配設されて
いる。
【0025】図14は本実施の形態におけるクラッチ3
2、33のギヤトレーンを示すスケルトン図である。油
圧がフロントクラッチ32に供給されると、クラッチ3
2が係合して図示しないディファレンシャルギヤに連結
される出力ギヤ80に動力が伝達されて車両が前進す
る。油圧がリヤクラッチ33に供給されると、クラッチ
33が係合して逆転ギヤ81を介して図示しないディフ
ァレンシャルギヤに連結される出力ギヤ80に動力が伝
達されて車両が後進するフロントシフトバルブ34は、
フロントソレノイドバルブ45の動作によってクラッチ
に油圧を導入する第1位置と、フロントクラッチ32へ
の油圧を遮断する第2位置との2つの位置に切換えるこ
とが可能なスプール弁であり、弁体34Aは弾性体によ
って第2位置になるように付勢され、油圧源31からの
初期油圧42を供給、遮断切換え可能なフロント油室3
4aと、トランスミッションの油圧回路内を循環するラ
イン圧43を導入するフロント第1ポート34bと、フ
ロントクラッチ32に連通するフロント第2ポート34
cと、を備える。
【0026】リヤシフトバルブ35は、リヤソレノイド
バルブ46の動作によってクラッチに油圧を導入する第
1位置と、フロントクラッチ32への油圧を遮断する第
2位置との2つの位置に切換えることが可能なスプール
弁であり、弁体35Aは弾性体によって第2位置になる
ように付勢され、リヤソレノイドバルブ46の動作によ
り油圧源31からの初期油圧42を供給、遮断切換え可
能なリヤ油室35aと、トランスミッションの油圧回路
内を循環するライン圧43を導入するリヤ第1ポート3
5bと、リヤクラッチ33に連通するリヤ第2ポート3
5cと、を備える。
【0027】セーフティバルブ36は、フロント油室3
4aと連通するセーフティ油室36aと、フロントクラ
ッチ32に連通するセーフティ第1ポート36bと、リ
ヤクラッチ33に連通するセーフティ第2ポート36c
と、油圧をドレンするドレンポート36d、36eとを
備え、フロントソレノイドバルブ45或はリヤソレノイ
ドバルブ46の両ソレノイドバルブがフロント油室34
a及びリヤ油室35aへ初期油圧42を供給しないよう
に動作すると、セーフティ第1ポート36bとドレンポ
ート36eが連通するとともにセーフティ第2ポート3
6cとドレンポート36dが連通し、フロントソレノイ
ドバルブ45或はリヤソレノイドバルブ46のいずれか
一方のソレノイドバルブがフロント油室34a或はリヤ
油室35aへ初期油圧42を供給するように動作する
と、セーフティ油室36aに油圧が供給されてセーフテ
ィ第1ポート36bとドレンポート36eを遮断すると
ともにセーフティ第2ポート36cとドレンポート36
dを遮断するスプール弁であり、弁体36Aはセーフテ
ィ油室36aに油圧が導入されない限り両クラッチ3
2、33の油圧をドレンすべく弾性体によって付勢され
ている。
【0028】ここで、本実施の形態におけるソレノイド
バルブ45、46は、油室に初期油圧42を導入する場
合がオン、油室への初期油圧42を遮断してドレンする
場合がオフである常開弁を用いるものとする。
【0029】次に、作動について説明する。シフトレバ
ーの位置、シフトバルブ、セーフティバルブ、ソレノイ
ドバルブの関係を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1において、Fはフロント(前進)、N
はニュートラル、Rはリヤ(後進)を意味し、シフトバ
ルブの記号は、○が第1位置、×が第2位置、S○はシ
フトバルブが第1位置でスティック、S×はシフトバル
ブが第2位置でスティック、ソレノイドバルブの記号
は、○がオン、×がオフをそれぞれ示すものとする。
【0032】図1〜図5、図7、及び図8を用いて本実
施の形態におけるトランスミッションの作動を説明す
る。
【0033】シフトレバーの位置がニュートラルのとき
には、フロントソレノイドバルブ45、リヤソレノイド
バルブ46ともに油圧源31からの初期油圧42をドレ
ンするように動作する。このときの各シフトバルブは図
1に示す状態になっている。
【0034】次に、シフトレバーの位置をニュートラル
から前進にすると、フロントソレノイドバルブ45がフ
ロントシフトバルブ34に初期油圧42を供給し、リヤ
ソレノイドバルブ46は初期油圧42をドレンするよう
にそれぞれ動作する。このとき、初期油圧42はフロン
トシフトバルブ34のフロント油室34a及びセーフテ
ィバルブ36のセーフティ油室36aに流れ、フロント
シフトバルブ34とセーフティバルブ36が作動して図
2の状態になる。図2の状態では油圧回路内を循環する
ライン圧がフロントシフトバルブ34を介して油路から
フロントクラッチ32に供給されてフロントクラッチ3
2が係合し、車輌が前進する。
【0035】図2の状態からフロントシフトバルブ34
にバルブスティックが生じた場合、シフトレバーを前進
からニュートラルにするとフロントソレノイドバルブ4
5はオフになるが、フロントシフトバルブ34はバルブ
スティックによって第1位置から第2位置に戻ることは
できない。しかし、フロント油室34aの初期油圧42
が抜けることで、スティックしていないセーフティバル
ブ36のセーフティ油室36aの油圧が抜け、元の位置
に戻る。この状態を図7に示す。図7の状態では、フロ
ントシフトバルブ34を介してセーフティバルブ36に
導入されたライン圧はセーフティバルブ36のドレンポ
ート36eからドレンされるので、フロントクラッチ3
2に油圧は供給されず、車輌の挙動はニュートラルの状
態になる。したがって、フロントシフトバルブ34が第
1位置でスティックしても車輌は前進せず、シフトレバ
ーの位置がニュートラルでの走行不具合は生じない。
【0036】フロントシフトバルブ34が第1位置でス
ティックした状態でシフトレバーの位置をニュートラル
から後進にすると、フロントソレノイドバルブ45がオ
フ、リヤソレノイドバルブ46がオンになり、初期油圧
42がリヤシフトバルブ35のリヤ油室35aを介して
セーフティバルブ36のセーフティ油室36aに流れ、
リヤシフトバルブ35とセーフティバルブ36が作動し
て図4の状態になる。スティックによりフロントシフト
バルブ34は第1位置のままであるので、リヤクラッチ
33の油圧はポート34dを介してドレンポート34e
からドレンされてしまう。また、ポート34cからフロ
ントクラッチ32に供給される油圧はポート35dを介
してドレンポート35eからドレンされるので、車輌は
後進することなくニュートラルの状態を維持して、シフ
トレバーの位置が後進にかかわらず車輌が前進してしま
うという不具合はない。したがって、フロントシフトバ
ルブ34が第1位置でスティックしてもフロントクラッ
チ32とリヤクラッチ33とが2重係合することはな
く、油圧回路内で不具合が生じることはない。
【0037】次に、シフトレバーの位置をニュートラル
から後進にすると、リヤソレノイドバルブ46がリヤシ
フトバルブ35に初期油圧42を供給し、フロントソレ
ノイドバルブ45は初期油圧42をドレンするようにそ
れぞれ動作する。このとき、初期油圧42はリヤ油室3
5a及びセーフティ油室36aに流れ、リヤシフトバル
ブ35とセーフティバルブ36が作動して図3の状態に
なる。図3の状態では油圧回路内を循環するライン圧が
リヤシフトバルブ35を介して油路からリヤクラッチ3
3に供給されてリヤクラッチ33が係合し、車輌が後進
する。
【0038】図3の状態からフロントシフトバルブ34
にスティックが生じた場合、シフトレバーを後進から前
進にするとフロントソレノイドバルブ45がオン、リヤ
ソレノイドバルブ46がオフになる。しかし、フロント
シフトバルブ34はスティックによって第2位置から第
1位置に移動することはできないが、フロント油室34
aに供給される油圧はセーフティ油室36aに導入さ
れ、セーフティバルブ36が作動して各バルブは図5の
状態になる。図5の状態では、フロント第1ポート34
bとフロント第2ポート34cとは連通していないので
ライン圧はフロントクラッチ32に供給されず、且つフ
ロントクラッチ32の油圧はフロントシフトバルブ34
のドレンポートからドレンされるので、車輌の挙動はニ
ュートラルの状態になる。したがって、フロントシフト
バルブ34が第2位置でスティックした場合には車輌は
前進することなく、ニュートラルの状態になる。上記の
状態からシフトレバーをニュートラルの位置にすると、
フロント油室34aの初期油圧42が抜けて、各バルブ
は図1の状態となる。この状態は正常時と何ら変りはな
く、車輌の挙動はシフトレバー位置通りになる。
【0039】次に、リヤシフトバルブ35のスティック
について簡単に説明する。リヤシフトバルブ35が第1
位置でスティックしたとき、シフトレバーをニュートラ
ル位置にすると、シフトバルブ及びセーフティバルブ3
6は図8に示す状態になる。このとき、ライン圧はリヤ
シフトバルブ35のリヤ第1ポート35bからリヤ第2
ポート35cを通ってリヤクラッチ33に供給される。
しかし、セーフティバルブ36のポート36cとドレン
ポート36dが連通しているため、リヤクラッチ33の
油圧はドレンされ、車輌の挙動はニュートラルの状態に
なる。したがって、リヤシフトバルブ35が第1位置で
スティックしても車輌は後進せず、シフトレバーの位置
がニュートラルでの走行不具合は生じない。そして、こ
の状態からシフトレバーを前進位置にすると、シフトバ
ルブ及びセーフティバルブ36は図4に示す状態とな
り、フロントクラッチ32の油圧はポート35dを介し
てドレンポート35eからドレンされる。また、ポート
35cからリヤクラッチ33に供給される油圧はポート
34dを介してドレンポート34eからドレンされるの
で、車輌は前進せずにニュートラルの状態を維持して、
シフトレバーの位置が前進にかかわらず車輌が後進する
不具合はない。
【0040】リヤシフトバルブ35が第2位置でスティ
ックしたときには、車輌の前進及びニュートラル走行に
関しては何ら支承はない。シフトレバーを後進位置にす
ると、リヤシフトバルブ35はスティックによって第2
位置から第1位置に移動することはできないが、リヤ油
室35aに供給される油圧はセーフティ油室36aに導
入され、セーフティバルブ36が作動して各バルブは図
5の状態になる。図5の状態では、リヤ第1ポートとリ
ヤ第2ポートとは連通していないのでライン圧はリヤク
ラッチ33に供給されず、且つリヤクラッチ33の油圧
はリヤシフトバルブ35のドレンポートからドレンされ
るので、車輌の挙動はニュートラルの状態になる。した
がって、リヤシフトバルブ35が第2位置でスティック
した場合には車輌は後進せず、シフトレバーの位置がニ
ュートラルでの走行不具合は生じない。
【0041】以上、フロントシフトバルブ34が第1位
置、第2位置のそれぞれでスティックした場合について
説明したが、リヤシフトバルブ35が第1位置、或は第
2位置でスティックした場合についてもフロントシフト
バルブ34の各状態と同様であるので、説明は省略す
る。
【0042】更に、フロントシフトバルブは油圧をドレ
ンするドレンポートを備えており、リヤクラッチへ油圧
を供給する際にフロント第2ポートとドレンポートが連
通するスプール弁である。また、リヤシフトバルブは油
圧をドレンするドレンポートを備えており、フロントク
ラッチへ油圧を供給する際にリヤ第2ポートとドレンポ
ートが連通するスプール弁である。このような構成にし
たことにより、フロントクラッチ或いはリヤクラッチの
一方を係合するときに、シフトバルブのスティックによ
り両クラッチにライン圧が供給されることがなくなる。
すなわち、クラッチの2重係合を防止できる。
【0043】次に、表1には記載しないが、セーフティ
バルブ36がスティックした場合について説明する。セ
ーフティバルブ36がオン状態でスティックした場合に
は、セーフティバルブ36に導入される油圧はドレンさ
れなくなる。したがって、フロントシフトバルブ34或
はリヤシフトバルブ35に導入されるライン圧は、セー
フティバルブ36を介してフロントクラッチ32或はリ
ヤクラッチ33に導入される。つまり、セーフティバル
ブ36がオン状態でスティックした場合には、車輌のシ
フトポジションと車輌の挙動とは一致して、車輌は正常
に動作する。
【0044】また、セーフティバルブ36がオフ状態で
スティックした場合、フロントシフトバルブ34或はリ
ヤシフトバルブ35に導入されるライン圧は、セーフテ
ィバルブ36から常にドレンされるので、車輌のシフト
ポジションに係わらず全てのシフトポジションでニュー
トラル状態となる。したがって、このような場合には車
輌を走行させることはできないが、シフトレバーがニュ
ートラル位置で車輌が走行することがないので安全であ
る。
【0045】第1の実施の形態において、油圧の一部は
クーラー40を通ってトルクコンバータ39を介してレ
ギュレータバルブ38に供給されるように構成されてい
る。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図9〜図13は第2の実施の形態における電
気シフト式パワーシフトトランスミッションの油圧回路
図である。尚、第2の実施の形態でも前進、ニュートラ
ル、後進の3つのシフトポジションを有するフォークリ
フトを用いて説明する。
【0047】このパワーシフトトランスミッションは、
図示しないシフトレバーと、油圧源と、フロントクラッ
チ52と、リヤクラッチ53と、フロントソレノイドバ
ルブ65と、フロントシフトバルブ54と、リヤソレノ
イドバルブ66と、リヤシフトバルブ55を備えてい
る。
【0048】第2の実施の形態に関して、、第1の実施
の形態で説明したのと同様のインチングバルブ、レギュ
レータバルブ、油圧源、アキュムレータ、クーラー及び
トルクコンバータを備えるものとするが、図面は省略す
る。
【0049】各構成について説明する。フロントシフト
バルブ54は、フロントソレノイドバルブ65の動作に
より油圧源からの初期油圧を供給、遮断切換え可能なフ
ロント油室54aと、セーフティバルブ56と連通する
フロント第1ポート54bと、フロントクラッチ52に
連通するフロント第2ポート54cとを備えている。リ
ヤシフトバルブ55は、リヤソレノイドバルブ66の動
作により油圧源からの初期油圧を供給、遮断切換え可能
なリヤ油室55aと、セーフティバルブ56と連通する
リヤ第1ポート55bと、リヤクラッチ53に連通する
リヤ第2ポート55cとを備えている。セーフティバル
ブ56は、油圧源からのライン圧を導入するセーフティ
第1ポート56bと、フロント油室と連通するセーフテ
ィ油室56aと、油圧をドレンするドレンポート56d
と、フロント第1ポート54b及びリヤ第1ポート55
bと連通するセーフティ第2ポート56cとを備えるス
プール弁である。
【0050】上記構成の電気シフト式パワーシフトトラ
ンスミッションにおいて、フロントソレノイドバルブ6
5或はリヤソレノイドバルブ66のいずれか一方がフロ
ント油室或はリヤ油室へ初期油圧を供給するように動作
すると、セーフティバルブ56のセーフティ第1ポート
56bとセーフティ第2ポート56cが連通し、フロン
トソレノイドバルブ65及びリヤソレノイドバルブ66
の両ソレノイドがフロント油室或はリヤ油室へ初期油圧
を供給しないときには、セーフティ第1ポート56bと
セーフティ第2ポート56cとを遮断するとともにセー
フティ第2ポート56cとドレンポート56dを連通す
る。
【0051】第2の実施の形態におけるソレノイドバル
ブ65、66も第1の実施の形態と同様、油室に初期油
圧を導入する場合がオン、油室への初期油圧を遮断して
ドレンする場合がオフである常開弁を用いるものとす
る。
【0052】第2の実施の形態の作動に関して、シフト
レバーの位置、シフトバルブ54、55、セーフティバ
ルブ56、ソレノイドバルブ65、66の関係は表1と
同じであるので省略する。
【0053】図9〜図13を用いて本実施の形態におけ
るトランスミッションの作動を説明する。図9は両ソレ
ノイドバルブ65、66が作動せず、両シフトバルブ5
4、55が第2位置にある場合を示している。この状態
ではセーフティバルブ56のセーフティ油室56aにも
油圧は供給されない。図9の状態において、セーフティ
第1ポート56bは遮断されているのでライン圧がフロ
ントシフトバルブ54或いはリヤシフトバルブ55に供
給されることはない。
【0054】図9の状態からフロントクラッチ52に油
圧を供給すべくフロントソレノイドバルブ65がオンに
なると、フロント油室54a及びセーフティ油室56a
に油圧源からの初期油圧が供給されて図10の状態にな
る。このとき、ライン圧はセーフティ第1ポート56b
からセーフティ第2ポート56cを介してリヤ第1ポー
ト55bに供給され、更にリヤ第1ポート55bからフ
ロント第2ポート54cを通ってフロントクラッチ52
に供給される。
【0055】また、図9の状態からリヤクラッチ53に
油圧を供給すべくリヤソレノイドバルブ66が動作する
と、リヤ油室55a及びセーフティ油室56aに油圧源
からの初期油圧が供給されて図11の状態になる。この
とき、ライン圧はセーフティ第1ポート56bからセー
フティ第2ポート56cを介してフロント第1ポート5
4bに供給され、更にフロント第1ポート54bからリ
ヤ第2ポート55cを通ってリヤクラッチ53に供給さ
れる。
【0056】図10の状態、すなわちフロントシフトバ
ルブ54が第1位置でスティックすると、シフト位置を
前進からニュートラルにした場合、フロントソレノイド
バルブ65がオフになってフロント油室54a内に油圧
が供給されなくなってもフロントシフトバルブ54は第
1位置を保つが、セーフティ油室56aには油圧が供給
されなくなるので、各バルブ54,55,56は図10
から図12の状態に移行する。このとき、ライン圧はセ
ーフティバルブ56のセーフティ第1ポート56bにて
遮断されるのでフロントクラッチ52にライン圧が供給
されることはなく、車輌はニュートラル状態に移行す
る。
【0057】また、図10の状態でフロントシフトバル
ブ54がスティックして、シフト位置を前進から後進に
した場合には、フロントシフトバルブ54は第1位置を
保つとともにリヤソレノイドバルブ66がオンになって
セーフティ油室56aに油圧が供給されるので、各バル
ブ54,55,56は図10から図13の状態に移行す
る。ライン圧はセーフティ第1ポート56bからセーフ
ティ第2ポート56cを介してフロント第1ポート54
b及びリヤ第1ポート55bに供給される。しかし、両
シフトバルブ54,55が第1位置にあるときにはフロ
ント第1ポート54b及びリヤ第1ポート55bが遮断
されているので、クラッチ52,53に油圧を供給する
事はできず車輌はニュートラル状態になる。
【0058】第2の実施の形態において、上述以外のシ
フトバルブのスティックについては表1に示す状態と同
じであるので説明を省略するが、第1の実施の形態と同
様、シフトバルブがスティックした場合であっても、シ
フトレバーを前進或いは後進にしたときに車輌がその反
対方向に走行するということはなく、安全である。
【0059】第2の実施の形態において油圧をフロント
クラッチ52に供給する際には、油圧源からの油圧がセ
ーフティバルブ56からリヤシフトバルブ55を介して
フロントシフトバルブ54からフロントクラッチ52へ
供給されるように構成されている。この構成によると、
リヤシフトバルブ55がリヤクラッチ53へ油圧を供給
しない状態でなければフロントシフトバルブ54に油圧
が供給されない。したがってフロントクラッチ52とリ
ヤクラッチ53の両方に同時に油圧が供給される2重係
合が防止される。また、リヤクラッチ53に油圧を供給
する場合も同様に、油圧源からの油圧がセーフティバル
ブ56からフロントシフトバルブ54を介してリヤシフ
トバルブ55からリヤクラッチ53へ供給されるように
構成されており、2重係合が防止される。
【0060】第1の実施の形態ではクラッチ内の油圧を
ドレンすることによりクラッチを非係合とし、第2の実
施の形態では油圧源からクラッチの間を遮断することに
よりクラッチを非係合としている。第1の実施の形態で
は油圧源からの油圧の供給を受けたままクラッチ内の油
圧をドレンさせるので、残圧が生じてクラッチを完全に
非係合にすることができない場合が考えられる。これに
対して第2の実施の形態では油圧源からの油圧を遮断
し、且つクラッチ内の油圧をドレンさせるので残圧が生
じることはない。したがってクラッチ内に残圧が生じ易
い形式のトランスミッションを用いる場合には、第2の
実施の形態のように油圧源からの油圧を遮断し、且つク
ラッチ内の油圧をドレンするほうが好ましい。
【0061】本実施の形態では前進1段後進1段の3ポ
ジションの電気シフト式トランスミッションを用いて説
明したが、特にこの構成に限定する意図はなく、例えば
前進2段後進1段の4ポジションのタイプのものや、そ
れ以上のシフト位置を有する車輌に用いることも可能で
あり、そのような場合には本実施の形態に示すトランス
ミッションにシフトバルブを追加していくだけであり、
本実施の形態で説明した作用と同じ作用を奏することが
できる。
【0062】
【効果】請求項1によると、ソレノイドバルブが動作し
てシフトバルブが第2位置に移動したときには、セーフ
ティバルブの作用によりクラッチは係合せず車輌は走行
しない。したがって、シフトバルブがスティックして第
1位置から移動しなくなってしまった場合であっても、
ソレノイドバルブがシフトバルブを第2位置とすべく動
作したとき、つまり車輌を走行させないように動作する
とセーフティバルブがクラッチを係合しないようにする
ので、シフトバルブがスティックしても車輌に走行不具
合が発生しない電気シフト式パワーシフトトランスミッ
ションを提供することが出来る。
【0063】請求項2によると、セーフティバルブは、
シフトバルブを第2位置にすべくソレノイドバルブが作
動する際にクラッチ内の油圧をドレンするので、クラッ
チを非係合とすることができる。
【0064】請求項3によると、フロントソレノイドバ
ルブの動作により初期油圧がフロント油室に供給される
と、フロントシフトバルブのフロント第1ポートとフロ
ント第2ポートが連通し、フロントクラッチにライン圧
が供給される。これと同様に、リヤソレノイドバルブの
動作により初期油圧がリヤ油室に供給されると、リヤシ
フトバルブのリヤ第1ポートとリヤ第2ポートが連通
し、リヤクラッチにライン圧が供給される。このとき、
セーフティバルブのセーフティ油室にも初期油圧が供給
されることでセーフティ第1ポート及びセーフティ第2
ポートはドレンポートとは連通しないので、確実に各ク
ラッチを係合することができる。また、フロント油室及
びリヤ油室に初期油圧が供給されないときにはセーフテ
ィ油室にも油圧は供給されず、セーフティ第1ポートと
セーフティ第2ポートはドレンポートと連通し、両クラ
ッチの油圧をドレンする。したがって、フロントシフト
バルブ或はリヤシフトバルブが第1位置でスティックし
た状態でも、ソレノイドバルブが初期油圧を供給しない
ように動作すればセーフティバルブは両クラッチの油圧
をドレンすることができる。
【0065】請求項4及び請求項5によると、フロント
クラッチ或いはリヤクラッチの一方を係合するときに、
シフトバルブのスティックにより両クラッチにライン圧
が供給されることがなくなる。すなわち、クラッチの2
重係合を防止できる。
【0066】請求項6によると、シフトバルブを第2位
置とすべくソレノイドバルブが作動すると、セーフティ
バルブが油圧源とシフトバルブの間を遮断するので、油
圧源からの油圧はクラッチには供給されなくなる。これ
によりクラッチを非係合とすることが可能になる。
【0067】請求項7によると、フロントソレノイドバ
ルブの動作により初期油圧がフロント油室に供給される
と、フロント第1ポートとセーフティ第2ポートの間が
遮断されるとともにセーフティ第2ポートとフロント第
2ポートが連通する。それと同時にセーフティバルブの
セーフティ油室にも油圧が導入されてセーフティ第1ポ
ートとセーフティ第2ポートが連通する。したがって、
油圧源からの油圧はセーフティ第1ポートからセーフテ
ィ第2ポートを介してフロント第2ポートからフロント
クラッチに供給され、クラッチを係合することができ
る。また、フロント油室及びリヤ油室に初期油圧が供給
されないときにはセーフティ油室にも油圧は供給され
ず、セーフティ第1ポートが遮断されて油圧源からの油
圧がセーフティ第2ポートに供給されないようにしてい
る。したがって、フロントシフトバルブ或はリヤシフト
バルブが第1位置でスティックした状態であっても、ソ
レノイドバルブの作動によりセーフティ油室に初期油圧
が供給されない限り、油圧はセーフティバルブのセーフ
ティ第1ポートで遮断される。したがって、シフトバル
ブがスティックしてもクラッチに油圧が供給されて走行
上の不具合が生じるということはない。
【0068】請求項8及び請求項9によると、リヤシフ
トバルブがリヤクラッチへ油圧を供給しない状態でなけ
ればフロントシフトバルブに油圧が供給されない。した
がってフロントクラッチとリヤクラッチの両方に同時に
油圧が供給される2重係合が防止される。また、リヤク
ラッチに油圧を供給する場合も同様の作用により2重係
合が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電気シフト
式パワーシフトトランスミッションの油圧回路図であ
る。
【図2】図1の別の状態を示す図である。
【図3】図1の別の状態を示す図である。
【図4】図1の別の状態を示す図である。
【図5】図1の別の状態を示す図である。
【図6】従来の電気シフト式パワーシフトトランスミッ
ションの回路図である。
【図7】図1の別の状態を示す図である。
【図8】図1の別の状態を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における電気シフト
式パワーシフトトランスミッションの油圧回路図であ
る。
【図10】図9の別の状態を示す図である。
【図11】図9の別の状態を示す図である。
【図12】図9の別の状態を示す図である。
【図13】図9の別の状態を示す図である。
【図14】本発明におけるクラッチ部分のスケルトン図
である。
【符号の説明】
31・・・油圧源 32、52・・・フロントクラッチ 33、53・・・リヤクラッチ 34、54・・・フロントシフトバルブ 35、55・・・リヤシフトバルブ 36、56・・・セーフティバルブ 37・・・インチングバルブ 38・・・レギュレータバルブ 39・・・トルクコンバータ 40・・・クーラー 41・・・ストレーナ 42・・・初期油圧 43・・・ライン圧 44・・・アキュムレータ 45、65・・・フロントソレノイドバルブ 46、66・・・リヤソレノイドバルブ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧を発生させる油圧源と、 油圧の供給により係合し、車輌を走行させるクラッチ
    と、 前記油圧源からの油圧をクラッチに供給、遮断切換え可
    能なシフトバルブと、 を備えるパワーシフトトランスミッションであって、 前記シフトバルブは、ソレノイドバルブの動作によって
    前記クラッチに油圧を導入する第1位置と、前記クラッ
    チへの油圧を遮断する第2位置との2つの位置に切換え
    可能で、 前記シフトバルブが第2位置になるように前記ソレノイ
    ドバルブが動作する場合には、前記クラッチが係合しな
    いように油圧を制御するセーフティバルブを有すること
    を特徴とする電気シフト式パワーシフトトランスミッシ
    ョン。
  2. 【請求項2】 前記セーフティバルブは、前記クラッチ
    と油圧源の間で前記シフトバルブと並列に配設され、前
    記シフトバルブが第2位置になるように前記ソレノイド
    バルブが動作すると前記クラッチ内の油圧をドレンする
    ことを特徴とする請求項1の電気シフト式パワーシフト
    トランスミッション。
  3. 【請求項3】 前記クラッチは車輌を前進させるフロン
    トクラッチと車輌を後進させるリヤクラッチとを備え、 前記シフトバルブは前記フロントクラッチへの油圧を供
    給、遮断の切換え可能なフロントシフトバルブと前記リ
    ヤクラッチへの油圧を供給、遮断の切換え可能なリヤシ
    フトバルブとを備え、 前記ソレノイドバルブはフロントシフトバルブの切換え
    を行うフロントソレノイドバルブと、前記リヤシフトバ
    ルブの切換えを行うリヤソレノイドバルブとを備え、 前記フロントシフトバルブは、前記フロントソレノイド
    バルブの動作により前記油圧源からの初期油圧を供給、
    遮断切換え可能なフロント油室と、トランスミッション
    の油圧回路内を循環するライン圧を導入するフロント第
    1ポートと、前記フロントクラッチに連通するフロント
    第2ポートと、を備え、 前記リヤシフトバルブは、前記リヤソレノイドバルブの
    動作により前記油圧源からの初期油圧を供給、遮断切換
    え可能なリヤ油室と、トランスミッションの油圧回路内
    を循環するライン圧を導入するリヤ第1ポートと、前記
    リヤクラッチに連通するリヤ第2ポートと、を備え、 前記セーフティバルブは、前記フロント油室と連通する
    セーフティ油室と、前記フロントクラッチに連通するセ
    ーフティ第1ポートと、前記リヤクラッチに連通するセ
    ーフティ第2ポートと、油圧をドレンするドレンポート
    とを備え、前記フロントソレノイドバルブ或はリヤソレ
    ノイドバルブの両ソレノイドバルブが前記フロント油室
    及びリヤ油室へ初期油圧を供給しないように動作する
    と、前記セーフティ第1ポートとドレンポートが連通す
    るとともに前記セーフティ第2ポートとドレンポートが
    連通し、前記フロントソレノイドバルブ或はリヤソレノ
    イドバルブのいずれか一方のソレノイドバルブが前記フ
    ロント油室或はリヤ油室へ初期油圧を供給するように動
    作すると、前記セーフティ油室に油圧が供給されてセー
    フティ第1ポートとドレンポートを遮断するとともにセ
    ーフティ第2ポートとドレンポートを遮断するスプール
    弁であることを特徴とする請求項2の電気シフト式パワ
    ーシフトトランスミッション。
  4. 【請求項4】 前記フロントシフトバルブは油圧をドレ
    ンするドレンポートを備えており、前記リヤクラッチへ
    油圧を供給する際に前記フロント第2ポートと前記ドレ
    ンポートが連通するスプール弁であることを特徴とす
    る、請求項3の電気シフト式パワーシフトトランスミッ
    ション。
  5. 【請求項5】 前記リヤシフトバルブは油圧をドレンす
    るドレンポートを備えており、前記フロントクラッチへ
    油圧を供給する際に前記リヤ第2ポートと前記ドレンポ
    ートが連通するスプール弁であることを特徴とする、請
    求項3の電気シフト式パワーシフトトランスミッショ
    ン。
  6. 【請求項6】 前記セーフティバルブは、前記油圧源と
    シフトバルブの間に配設され、前記シフトバルブが第2
    位置になるように前記ソレノイドバルブが動作すると前
    記油圧源とシフトバルブとの間を遮断することを特徴と
    する請求項1の電気シフト式パワーシフトトランスミッ
    ション。
  7. 【請求項7】 前記クラッチは車輌を前進させるフロン
    トクラッチと車輌を後進させるリヤクラッチとを備え、 前記シフトバルブは前記フロントクラッチへの油圧を供
    給、遮断の切換え可能なフロントシフトバルブと前記リ
    ヤクラッチへの油圧を供給、遮断の切換え可能なリヤシ
    フトバルブとを備え、 前記ソレノイドバルブはフロントシフトバルブの切換え
    を行うフロントソレノイドバルブと、前記リヤシフトバ
    ルブの切換えを行うリヤソレノイドバルブとを備え、 前記フロントシフトバルブは、前記フロントソレノイド
    バルブの動作により前記油圧源からの初期油圧を供給、
    遮断切換え可能なフロント油室と、前記セーフティバル
    ブと連通するフロント第1ポートと、前記フロントクラ
    ッチに連通するフロント第2ポートと、を備え、 前記リヤシフトバルブは、前記リヤソレノイドバルブの
    動作により前記油圧源からの初期油圧を供給、遮断切換
    え可能なリヤ油室と、前記セーフティバルブと連通する
    リヤ第1ポートと、前記リヤクラッチに連通するリヤ第
    2ポートと、を備え、 前記セーフティバルブは、前記油圧源からのライン圧を
    導入するセーフティ第1ポートと、前記フロント油室と
    連通するセーフティ油室と、油圧をドレンするドレンポ
    ートと、前記フロント第1ポート及びリヤ第1ポートと
    連通するセーフティ第2ポートとを備えており、前記フ
    ロントソレノイドバルブ或はリヤソレノイドバルブのい
    ずれか一方が前記フロント油室或はリヤ油室へ初期油圧
    を供給するように動作すると、前記セーフティ第1ポー
    トとセーフティ第2ポートが連通し、前記フロントソレ
    ノイドバルブ及びリヤソレノイドバルブの両ソレノイド
    が前記フロント油室或はリヤ油室へ初期油圧を供給しな
    いときには、前記セーフティ第1ポートとセーフティ第
    2ポートとを遮断するとともに前記セーフティ第2ポー
    トとドレンポートを連通するスプール弁であることを特
    徴とする請求項6の電気シフト式パワーシフトトランス
    ミッション。
  8. 【請求項8】 前記油圧源からの油圧をフロントクラッ
    チに供給する際に、前記セーフティバルブからリヤシフ
    トバルブを介してフロントシフトバルブからフロントク
    ラッチへ油圧が供給されることを特徴とする、請求項7
    の電気シフト式パワーシフトトランスミッション。
  9. 【請求項9】 前記油圧源からの油圧をリヤクラッチに
    供給する際に、前記セーフティバルブからフロントシフ
    トバルブを介してリヤシフトバルブからリヤクラッチへ
    油圧が供給されることを特徴とする、請求項7の電気シ
    フト式パワーシフトトランスミッション。
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