JP2012082969A - 前後進設定油圧切換え装置および自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前後進設定用のソレノイドバルブSD,SRによって駆動される前後進用油圧バルブDva,Rvaの誤動作,故障による前後進用油圧の出力エラーを防止。
【解決手段】 バルブSDおよびその出力によって駆動されて前進用油圧を出力する前進用油圧バルブDva、ならびに、バルブSRおよびその出力によって駆動されて後進用油圧を出力する後進用油圧バルブRvaを備える油圧切換え装置において、バルブSDが、入力圧ポートPiおよび出力圧ポートPoを有し、これらのポート間をソレノイドへの通電/遮断によって開閉する常開バルブであって、バルブDvaは、バルブSDの出力圧ポートPoに共に連通する入力圧ポートPiおよび制御圧ポートPc、ならびに、出力圧ポートPoを有し、入力圧ポートPiに前進用油圧が加わるとき制御圧ポートPcの対応する油圧により該出力圧ポートPoに該前進用油圧を出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、前進設定油圧と後進設定油圧に応じて出力回転を前進用の正転と後進用の逆転に切換える動力伝達機構に、該前進設定油圧と後進設定油圧を切換え出力する前後進設定油圧切換え装置に関し、例えば、これに限定する意図ではないが、車両上の自動変速機のレンジ(前進D,後進R,ニュートラルN)設定に用いる前進設定油圧と後進設定油圧を、レンジ指定に対応して選択的に出力するレンジ設定油圧切換え装置に用いることができる。
この種のレンジ設定油圧切換え装置の一形態が特許文献1に、もう1つの形態が特許文献2に記載されている。
特許文献1の図1に示されるレンジ設定油圧切換え装置は、2個のレンジ切換え用のソレノイドバルブS3,S4,ソレノイドバルブS3の開閉による制御圧の変化によってスプール(弁体)が移動して油圧を出力するポートを切換える第1切換えバルブ200,その出力油圧を受けソレノイドバルブS4の開閉による制御圧の変化によってスプールが移動して油圧出力ポートを切換える第2切換えバルブ300、および、その出力油圧を受けて動作する後進段制御バルブ400を備えている。
特許文献2の図3に記載のレンジ設定油圧切換え装置は、前記ソレノイドバルブS4が故障した場合のレンジ設定エラーを防止するために、前進レンジ設定用のソレノイドバルブSDおよびその出力油圧によって駆動されて前進用油圧を出力する前進用油圧バルブ102、ならびに、後進レンジ設定用のソレノイドバルブSRおよびその出力油圧によって駆動されて後進用油圧を出力する後進用油圧バルブ100、を備えて、ソレノイドバルブSDの前進レンジ設定用の出力油圧を、後進用油圧バルブ102の後進用油圧出力遮断用ポートに与え、これによって前進レンジ設定のときには後進用油圧バルブ102を自動的かつ強制的に後進用油圧出力遮断状態とする。また、ソレノイドバルブSRの後進レンジ設定用の出力油圧を、前進用油圧バルブ100の前進用油圧出力遮断用ポートに与え、これによって後進レンジ設定のときには前進用油圧バルブ102を自動的かつ強制的に前進用油圧出力遮断状態とする。
特開平 5−209683号公報 特開2005−24060号公報
本発明は、前後進設定用のソレノイドバルブの出力によって前後進用油圧の出力/遮断が制御される前後進用油圧バルブの誤動作あるいは故障による誤った前後進用油圧出力、の防止機能を高くすることを目的とする。
(1)前進設定用のソレノイドバルブ(SD)およびその出力油圧によって駆動されて前進用油圧を出力する前進用油圧バルブ(Dva)、ならびに、後進設定用のソレノイドバルブ(SR)およびその出力油圧によって駆動されて後進用油圧を出力する後進用油圧バルブ(Rva)を備える前後進設定油圧切換え装置において、
前記前進設定用のソレノイドバルブ(SD)が、入力圧ポート(Pi)および出力圧ポート(Po)を有し、これらのポート間をソレノイドへの通電/非通電によって開閉するバルブであって、前記前進用油圧バルブ(Dva)は、前記前進設定用のソレノイドバルブ(SD)の出力圧ポート(Po)に共に連通する入力圧ポート(Pi)および制御圧ポート(Pc)、ならびに、出力圧ポート(Po)を有し、該入力圧ポート(Pi)に前進用油圧が加わるとき対応する制御圧ポート(Pc)の油圧により該出力圧ポート(Po)に該前進用油圧を出力するバルブであり、前記前進設定用のソレノイドバルブ(SD)はソレノイドの通電により、入力圧ポート(Pi)と出力圧ポート(Po)との間の通流を遮断する常開バルブである、ことを特徴とする前後進設定油圧切換え装置(50)。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素の符号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
)前記後進設定用のソレノイドバルブ(SR)はソレノイドの通電により、入力圧ポート(Pi)と出力圧ポート(Po)との間を通流とする常閉バルブである、上記(1)に記載の前後進設定油圧切換え装置(50)。
)前記後進設定用のソレノイドバルブ(SR)はソレノイドの通電により、入力圧ポート(Pi)と出力圧ポート(Po)との間の通流を遮断する常開バルブである、上記(1)に記載の前後進設定油圧切換え装置(50)。
)変速機構(10),該変速機構を駆動する油圧回路(20)および該油圧回路の油圧の通流を制御するソレノイドバルブ群(30)、ならびに、上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の前後進設定油圧切換え装置を備え、該前後進設定油圧切換え装置の前記前進用油圧バルブ(Dva)および前記後進用油圧バルブ(Rva)が前記油圧回路にあり、前記前進設定用のソレノイドバルブ(SD)および前記後進設定用のソレノイドバルブ(SR)が前記ソレノイドバルブ群にある、自動変速機(100)。
上記(1)によれば、前進設定用のソレノイドバルブ(SD)を前進用油圧非出力(遮断:バルブ閉)にしたとき、前進用油圧バルブ(Dva)が、前進用油圧非出力(遮断状態)となるべきであるのに通流状態を維持する故障であっても、前進用油圧バルブ(Dva)の入力圧ポート(Pi)には、前進設定用のソレノイドバルブ(SD)の遮断により、前進用油圧を出力するための油圧が加わらないので、前進用油圧バルブ(Dva)は前進用油圧を出力しない。すなわちフェールセーフである。
本発明の第1実施例のレンジ設定油圧切替え装置50を装備した自動変速機100の構成の大要を示すブロック図である。 図1に示すレンジ設定油圧切替え装置50の構成を示すブロック図であり、前進Dレンジ設定状態を示す。 図1に示すレンジ設定油圧切替え装置50の構成を示すブロック図であり、ニュートラルN設定状態を示す。 図1に示すレンジ設定油圧切替え装置50の構成を示すブロック図であり、後進R設定状態を示す。 本発明の第2実施例のレンジ設定油圧切替え装置50の構成を示すブロック図である。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
−第1実施例−
図1に、本発明の一実施例の自動変速機の概要を示す。自動変速機100は、変速機構10,該変速機構10を駆動する油圧回路20、および、該油圧回路20の油圧の通流を制御するソレノイドバルブ群30、を備える。変速機構10は、原動機(エンジンおよび又は電気モータ)の回転動力を、車輪駆動軸回転駆動用の回転動力に変速しまた方向転換するものであって、トルクコンバータ、および、複数段の変速を行うための遊星歯車機構,クラッチおよびブレーキを含む。油圧回路20は、オイルポンプ,多くの機械式バルブ,オリフィス,流体流路を含む。該流体流路に介挿されたソレノイドバルブ群30の各ソレノイドバルブのオン(開)/オフ(閉)あるいは油圧切換えにより、油圧回路20が、変速機構10のクラッチ,ブレーキに油圧をオン(印加)/オフ(解放)する。これにより、自動変速機100のレンジ(パーキングP,後進R,ニュートラルN,前進D,S,L)が定まり、また、前,後進の速度段(第1速〜第6速)が定まる。ソレノイドバルブ群30の中の、SDが前進設定用のソレノイドバルブ、SRが後進設定用のソレノイドバルブであり、SD,SRはレンジ設定用のソレノイドバルブである。ソレノイドバルブ群30の他のバルブSL1〜SL5は、速度段およびロックアップ設定用のものである。
電子制御装置ECUには、ブレーキ信号,スロットル開度信号,原動機回転速度信号,車速信号、等の状態信号およびその他の、レンジおよび速度段決定に参照すべき状態信号が入力されると共に、レンジ選択キー群(電気スイッチ群)40の、運転者が操作したキーを表すレンジ指示信号が与えられる。電子制御装置ECUは、状態信号およびレンジ指示信号に対応して、設定すべきレンジを決定しかつ速度段を決定して、決定したレンジおよび速度段に自動変速機100を設定するための、ソレノイドバルブ群30の各ソレノイドバルブのオン(ソレノイドに通電)/オフ(非通電)を指示するソレノイド制御信号を生成して、電子制御装置ECUのブロック内の、各ソレノイドに通電するソレノイドドライバ(通電回路)に出力する。これによって各ソレノイドバルブに通電が行われ、あるいは通電が停止される。
油圧回路20の、レンジ設定用の油圧を出力する前進用油圧バルブDvaには、前進設定用のソレノイドバルブSDが、前進用油圧出力のための原油圧を与える。前進用油圧バルブDva後進用油圧バルブRvaには、後進設定用のソレノイドバルブSRが、後進用油圧出力のための原油圧を与える。これらの、前進設定用のソレノイドバルブSD,前進用油圧バルブDva,後進設定用のソレノイドバルブSR、および、後進用油圧バルブRvaが、本願発明の前後進設定油圧切換え装置の第1実施例であるレンジ設定油圧切換え装置50の、主要素である。
図2に、第1実施例のレンジ設定油圧切換え装置50の構成を示す。図1に示す油圧回路20内のオイルポンプ21が吐出する圧油は、油圧回路20内のプライマリレギュレータバルブ22で実質的に一定圧に調圧されて、油圧回路20内の各部に圧油源(ライン圧)として供給される。該ライン圧が、レンジ設定油圧切換え装置50の前進設定用のソレノイドバルブSDおよび後進設定用のソレノイドバルブSRの、入力圧ポートPiに印加される。
前進設定用のソレノイドバルブSDは、この実施例では、入力圧ポートPiと出力圧ポートPoとの間を開(通流)/閉(遮断)するプランジャ(又はスプール:弁体),該プランジャを開(通流)位置に強制するスプリングおよび通電があると該プランジャを閉(遮断)位置に駆動するソレノイド(電気コイル)を持つ常開(Normally Open:N/O)の開閉弁である。
後進設定用のソレノイドバルブSRは、この実施例では、入力圧ポートPiと出力圧ポートPoとの間を開(通流)/閉(遮断)するプランジャ,該プランジャを閉(遮断)位置に強制するスプリングおよび通電があると該プランジャを開(通流)位置に駆動するソレノイドを持つ常閉(Normally Closed:N/C)の開閉弁である。
前進用油圧バルブDvaは、出力圧ポートPoを、入力圧ポートPiからドレイン圧ポートExに、またその逆に切換え接続するスプール,該スプールを出力圧ポートPo/ドレイン圧ポートEx間接続位置に強制するスプリング,該スプールを出力圧ポートPo/入力圧ポートPi間接続位置に駆動する油圧の入力ポートである制御圧ポートPc、および、該制御圧ポートPcに出力圧ポートPo/入力圧ポートPi間接続油圧が加わっていても、スプリングの駆動力と協働して、該スプールを出力圧ポートPo/ドレイン圧ポートEx間接続位置に駆動する油圧の入力ポートである遮断圧ポートPb、を備える。
後進用油圧バルブRvaの構造および動作は前進用油圧バルブDvaと同じである。そして図2に示すように、前進設定用のソレノイドバルブSDの出力ポートPoに、前進用油圧バルブDvaの入力圧ポートPiおよび制御圧ポートPcが連通し、しかも、後進用油圧バルブRvaの遮断圧ポートPbが連通している。同様に、後進設定用のソレノイドバルブSRの出力ポートPoに、後進用油圧バルブRvaの入力圧ポートPiおよび制御圧ポートPcが連通し、しかも、前進用油圧バルブDvaの遮断圧ポートPbが連通している。
この実施例では、電子制御装置ECUが、図2上のテーブル内に示すように、運転者のレンジ選択キー群40に対するスイッチ操作すなわちレンジ指示に対応してバルブSD,SRに対するオン/オフ信号を生成して、バルブSD,SRに通電しあるいは通電を遮断する。これを具体的に以下に説明する。
前進D(S,Lも同様)が指定されると電子制御装置ECUは、前進設定用のソレノイドバルブSDには通電せず(これによりSDが開)、後進設定用のソレノイドバルブSRにも通電しない(これによりSRが閉)。この状態では、図2に示すように、前進設定用のソレノイドバルブSDがその出力圧ポートPoにライン圧を出力し、これによって前進用油圧バルブDvaが、その出力ポートPoにライン圧を前進用油圧として出力する。すなわち、前進設定用の油圧ラインPLdに前進用油圧を出力する。前進設定用のソレノイドバルブSDの出力ポートPoから前進用油圧バルブDvaの入力圧ポートPiに加わる油圧が、後進用油圧バルブRvaの遮断圧入力ポートPbに加わり、これにより後進用油圧バルブRvaがその入力圧ポートPiと出力圧ポートPoとの間の通流を遮断する。したがって後進用油圧バルブRvaが、後進設定用の油圧ラインPLrに後進用油圧を出力しない状態に拘束される。
仮に、何らかの故障により、後進用ソレノイドバルブSRの出力圧ポートPoからライン圧が出力されていても、前進用ソレノイドバルブSDが出力し後進用油圧バルブRvaの遮断圧ポートPbに印加される油圧が、後進用油圧バルブRvaのスプリングと協働してバルブRvaのスプールをPo/Ex接続位置に駆動するので、後進用油圧バルブRvaの後進用油圧が消える。すなわち後進設定用の油圧ラインPLrの後進用油圧が消える。
また、前進設定用のソレノイドバルブSDを前進用油圧非出力(遮断:バルブ閉)にしたとき、仮に、前進用油圧バルブDvaが、前進用油圧非出力(遮断状態)となるべきであるのに通流状態を維持する故障であっても、前進用油圧バルブDvaの入力圧ポートPiには、前進設定用のソレノイドバルブSDの遮断により前進用油圧を出力するための油圧が加わらないので、前進用油圧バルブDvaは前進用油圧を出力しない。すなわちフェールセーフである。
ニュートラルNが指定されると電子制御装置ECUは、前進設定用のソレノイドバルブSDに通電し(これによりSDが閉)、後進設定用のソレノイドバルブSRには通電しない(これによりSRが閉)。この状態では、図3に示すように、前,後進設定用のソレノイドバルブSD,SRが共に閉であるので、前進用油圧および後進用油圧ともに出力されない。仮に、前,後進バルブDva,Rvaのいずれかが故障して開のままにとどまっても、ソレノイドバルブSD,SRがライン圧を出力しないので、前進用油圧および後進用油圧ともに出力されない。
後進Rが指定されると電子制御装置ECUは、前進設定用のソレノイドバルブSDに通電し(これによりSDが閉)、後進設定用のソレノイドバルブSRにも通電する(これによりSRが開)。この状態では、図4に示すように、後進設定用のソレノイドバルブSRがその出力圧ポートPoにライン圧を出力し、これによって後進用油圧バルブRvaがその出力ポートPoにライン圧を後進用油圧として出力する。すなわち、後進設定用の油圧ラインPLrにライン圧を出力する。後進設定用のソレノイドバルブSRの出力ポートPoから後進用油圧バルブRvaの入力圧ポートPiに加わる油圧が、前進用油圧バルブDvaの遮断圧入力ポートPbに加わり、これにより前進用油圧バルブDvaがその入力圧ポートPiと出力圧ポートPoとの間の通流を遮断する。したがって前進用油圧バルブDvaが前進用油圧を出力しない状態に拘束される。
仮に、何らかの故障により、前進用ソレノイドバルブSDの出力圧ポートPoからライン圧が出力されていても、後進用ソレノイドバルブSRが出力し前進用油圧バルブDvaの遮断圧ポートPbに印加される油圧が、前進用油圧バルブDvaのスプリングと協働して、バルブDvaのスプールをPo/Ex接続位置に駆動するので、前進用油圧バルブDvaの前進用油圧が消える。また、後進設定用のソレノイドバルブSRを後進用油圧非出力(遮断:バルブ閉)にしたとき、仮に、後進用油圧バルブRvaが、後進用油圧非出力(遮断状態)となるべきであるのに通流状態を維持する故障であっても、後進用油圧バルブRvaの入力圧ポートPiには後進設定用のソレノイドバルブRDの遮断により後進用油圧を出力するための油圧が加わらないので、後進用油圧バルブRvaは後進用油圧を出力しない。すなわちフェールセーフである。
−第2実施例−
図5に、第2実施例のレンジ設定油圧切替え装置を示す。この実施例は、後進用ソレノイドバルブSRを、第1実施例の常閉開閉弁から、常開開閉弁に置換したものである。これにともなって第2実施例に適用する電子制御装置ECUは、後進用ソレノイドバルブSRを開(後進用油圧出力)とするときに後進用ソレノイドバルブSRへの通電を遮断し、閉(後進用油圧遮断)とするときには後進用ソレノイドバルブSRに通電する。その他の構成および機能は、上述の第1実施例の場合と同様である。
SD:前進用ソレノイドバルブ
SR:後進用ソレノイドバルブ
SL1〜SL5:速度段設定用のソレノイドバルブ
Dva:前進用油圧バルブ
Rva:後進用油圧バルブ
PLd:前進設定用の油圧ライン
PLr:後進設定用の油圧ライン

Claims (4)

  1. 前進設定用のソレノイドバルブおよびその出力油圧によって駆動されて前進用油圧を出力する前進用油圧バルブ、ならびに、後進設定用のソレノイドバルブおよびその出力油圧によって駆動されて後進用油圧を出力する後進用油圧バルブを備える前後進設定油圧切換え装置において、
    前記前進設定用のソレノイドバルブが、入力圧ポートおよび出力圧ポートを有し、これらのポート間をソレノイドへの通電/非通電によって開閉するバルブであって、前記前進用油圧バルブは、前記前進設定用のソレノイドバルブの出力圧ポートに共に連通する入力圧ポートおよび制御圧ポート、ならびに、出力圧ポートを有し、該入力圧ポートに前進用油圧が加わるとき制御圧ポートの対応する油圧により該出力圧ポートに該前進用油圧を出力するバルブであり、前記前進設定用のソレノイドバルブはソレノイドの通電により、入力圧ポートと出力圧ポートとの間の通流を遮断する常開バルブである、ことを特徴とする前後進設定油圧切換え装置。
  2. 前記後進設定用のソレノイドバルブはソレノイドの通電により、入力圧ポートと出力圧ポートとの間を通流とする常閉バルブである、請求項1に記載の前後進設定油圧切換え装置。
  3. 前記後進設定用のソレノイドバルブはソレノイドの通電により、入力圧ポートと出力圧ポートとの間の通流を遮断する常開バルブである、請求項1に記載の前後進設定油圧切換え装置。
  4. 変速機構,該変速機構を駆動する油圧回路および該油圧回路の油圧の通流を制御するソレノイドバルブ群、ならびに、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の前後進設定油圧切換え装置を備え、該前後進設定油圧切換え装置の前記前進用油圧バルブおよび前記後進用油圧バルブが前記油圧回路にあり、前記前進設定用のソレノイドバルブおよび前記後進設定用のソレノイドバルブが前記ソレノイドバルブ群にある、自動変速機。
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