JP6111414B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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本発明は、油路を選択的に切り替え可能とするためのシフトバルブに特徴を有する自動変速機の油圧制御装置に関する。
従来、下記特許文献1に開示されているように、いわゆるインターロックを回避可能とした油圧制御装置が提供されている。この油圧制御装置においては、シフトバルブを設けている。
すなわち、ソレノイドバルブの出力圧による油圧制御により摩擦係合要素の係合制御を行い、変速段の切り替えを行う自動変速機においては、1速の変速段を構成するために係合が必要な摩擦係合要素(以下、「1速構成用摩擦係合要素」とも称す)を係合させるために設けられたソレノイドバルブ(以下、「1速構成用バルブ」とも称す)の故障等により油圧を出力できない状態(フェイル状態)になると、走行不可能な状態になってしまう。かかる不具合を回避すべく、1速構成用バルブの故障等が生じた場合に、ライン圧制御用の制御圧を出力するために設けられたソレノイドバルブ(SLT)からシフトバルブに対して制御圧を作用させ、1速構成用摩擦係合要素に対して前進時のライン圧(以下「前進時ライン圧」とも称す)を作用させることを可能とした。
特許第3387811号公報
しかしながら、本発明者らが鋭意検討したところ、上述したようなシフトバルブを設けた場合には、以下のような問題が生じうるとの知見に至った。すなわち、上述した油圧制御装置においては、図5(b)に示すように、ソレノイドバルブの制御圧の制御範囲を前進時及び後進時において同一範囲とし、これよりも高圧の領域を1速構成用バルブがフェイル状態となった場合にソレノイドバルブ(SLT)から1速構成用摩擦係合要素に対して出力される制御圧が通常の制御範囲を超えて最大値となるように設定されている。また、後進用の変速段(Rレンジ)におけるライン圧(以下、「後進時ライン圧」とも称す)は、前進時ライン圧よりも高圧になるように設定されている。そのため、1速構成用バルブがフェイル状態になった状態においてRレンジが選択されると、後進時ライン圧が後進時に最大限必要とされる油圧(以下、「R時最大必要圧」とも称す)を超えて過剰に高くなってしまう可能性がある。
一方、上述したように後進時ライン圧が過剰に高くなることを回避すべく、図5(a)に示すように、ソレノイドバルブの制御圧の制御範囲を前進時と後進時とで相違させ、ソレノイドバルブ(SLT)から出力される制御圧が最大値になった場合に後進時ライン圧がR時最大必要圧となるように設定することが考えられる。しかしながら、このように設定した場合には、ソレノイドバルブの制御圧の制御範囲の中間において、シフトバルブのスプール位置が切り替わり、ライン圧が振動してしまう現象(油振)が生じうることが判明した。
そこで本発明は、前進段を構成するためのソレノイドバルブがフェイル状態となった場合に、前進段構成用の摩擦係合要素に対して前進時ライン圧を作用させることを可能としつつ、後進時ライン圧が過剰に高くなることを回避すべくソレノイドバルブから出力される制御圧が最大値になった場合に後進時ライン圧が最大必要圧となるように設定した場合であっても油振が生じることを回避可能とする自動変速機の油圧制御装置の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明は、油圧制御により係合及び解除が可能な複数の摩擦係合要素と、当該摩擦係合要素に油圧を供給する油圧回路とを備えた自動変速機の油圧制御装置であって、前記油圧回路が、油路を選択的に切り替え可能なシフトバルブと、スロットル開度に応じて制御圧を出力する第一ソレノイドバルブと、前記制御圧に応じて油圧源からの油圧をライン圧に調圧するレギュレータバルブと、前記レギュレータバルブから出力されたライン圧を前進用の変速段を構成するための摩擦係合要素を係合させるための油圧に調圧する第二ソレノイドバルブとを備えており、前記シフトバルブが、弾性体によって付勢されたスプールと、前記第二ソレノイドバルブから出力された油圧を受ける第一入力ポートと、前進時にレギュレータバルブから出力された前進用のライン圧を受ける第二入力ポートと、後進時にレギュレータバルブから出力された後進用のライン圧を受ける第三入力ポートと、前記第一ソレノイドバルブから出力された制御圧を受ける第四入力ポートと、前記摩擦係合要素に対して油圧を出力するための出力ポートとを有し、前進時であって前記第二ソレノイドバルブから前記第一入力ポートに油圧が入力されないことを条件として、前記第四入力ポートに入力された制御圧により、前記スプールが前記第二入力ポートと前記出力ポートとが連通する位置に配置され、後進時に前記第三入力ポートに入力された後進用のライン圧により、前記スプールが前記第二入力ポートと前記出力ポートとが連通する位置に配置されることを特徴とするものである。
本発明の自動変速機の油圧制御装置においては、前進時に係合が必要な摩擦係合要素に作用させるための油圧を調圧する第二ソレノイドバルブから第一入力ポートに油圧が入力されない状態(フェイル状態)になった場合に、シフトバルブの第四入力ポートに対して第一ソレノイドバルブから出力された制御圧により、スプールが第二入力ポートと出力ポートとが連通する位置に配置された状態になる。そのため、本発明の油圧制御装置によれば、前進段を構成するためのソレノイドバルブがフェイル状態となった場合であっても、前進段構成用の摩擦係合要素に対して前進用のライン圧(前進時ライン圧)を作用させ、車両を走行可能とすることができる。
また、本発明の油圧制御装置においては、後進時に第三入力ポートに入力された後進用のライン圧により、第二入力ポートと出力ポートとが連通する位置にスプールが配置された状態になる。そのため、後進時ライン圧が過剰に高くなることを回避すべく、第一ソレノイドバルブから出力される制御圧が最大値になることを条件として後進用のライン圧(後進時ライン圧)が最大必要圧となるように設定した場合であっても、第二入力ポートと出力ポートとが連通する位置においてスプールが略固定された状態になり、油振が生じることを回避できる。
さらに、本発明の油圧制御装置においては、変速段を前進段から後進段に切り替える操作を行うと、第三入力ポートに入力された後進用のライン圧によってスプールが移動して前進段を構成するための摩擦係合要素に繋がる出力ポートと第二入力ポートとが連通する。これにより、シフトバルブとマニュアルバルブとが連通し、第二ソレノイドバルブを迂回することなくオイルを排出できるようになる。従って、本発明の油圧制御装置によれば、第二ソレノイドバルブ等の状態によらず、前進段を構成するための摩擦係合要素に作用していた油圧を解放し、後進段を達成するのに係合が必要な摩擦係合要素とそれ以外の摩擦係合要素とが同時に係合する多重噛み合った状態(インターロック状態)になることを確実に回避できる。
本発明によれば、前進段を構成するためのソレノイドバルブがフェイル状態となった場合に、前進段構成用の摩擦係合要素に対して前進時ライン圧を作用させることを可能としつつ、後進時ライン圧が過剰に高くなることを回避すべくソレノイドバルブから出力される制御圧が最大値になった場合に後進時ライン圧が最大必要圧となるように設定した場合であっても油振が生じることを回避可能な自動変速機の油圧制御装置を提供することができる。
本発明の実施の形態における自動変速機の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態における自動変速機の各摩擦要素が各変速段において締結・非締結の何れの状態になるかを示す作動表である。 本発明の実施の形態における自動変速機の油圧制御装置を示す図である。 本発明の実施の形態における自動変速機の油圧制御系を示す図である。 SLTソレノイドバルブの出力圧とライン圧との関係を示したグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る自動変速機の油圧制御装置Xについて図面を参照しながら説明する。本実施形態における自動変速機は、図1に示すように、トルクコンバータ1、トルクコンバータ1を介してエンジン動力が伝達される入力軸2、3個のクラッチC1〜C3、2個のブレーキB1,B2、ワンウェイクラッチF、ラビニヨウ型遊星歯車機構4、出力ギヤ5、出力軸7、差動装置8などを備えている。
遊星歯車機構4のフォワードサンギヤ4aと入力軸2とはC1クラッチを介して連結されており、リヤサンギヤ4bと入力軸2とはC2クラッチを介して連結されている。キャリヤ4cは中間軸3と連結され、中間軸3はC3クラッチを介して入力軸2と連結されている。また、キャリヤ4cはB2ブレーキとキャリヤ4cの正転(エンジン回転方向)のみを許容するワンウェイクラッチFとを介して変速機ケース6に連結されている。キャリヤ4cは2種類のピニオンギヤ4d,4eを支持しており、フォワードサンギヤ4aは軸長の長いロングピニオン4dと噛み合い、リヤサンギヤ4bは軸長の短いショートピニオン4eを介してロングピニオン4dと噛み合っている。ロングピニオン4dのみと噛み合うリングギヤ4fは出力ギヤ5に結合されている。出力ギヤ5は出力軸7を介して差動装置8と接続されている。
上記自動変速機は、クラッチC1,C2,C3、ブレーキB1,B2およびワンウェイクラッチFの作動によって図2のように前進4段、後退1段の変速段を実現している。図2において、●は油圧の作用状態を示している。なお、B2ブレーキは後退時と第1速時に係合するが、第1速時に係合するのはLレンジ時のみである(図2において破線丸印で示す。)。
図3は上記自動変速機に用いられる油圧制御装置Xを示し、図4は油圧制御装置Xの要部を示している。油圧制御装置Xは、油圧回路50と、油圧回路50に設けられた各バルブの動作制御等を行うためのECU60とを備えている。図3及び図4において、10はオイルポンプ、11はレギュレータバルブ、12はマニュアルバルブ、13はリバース制御バルブ(フェイルセーフ弁)、14はB2圧制御バルブ(油圧制御バルブ)、15はB1リレーバルブ、16はシフトバルブである。また、20はSLソレノイドバルブ、21はSLUソレノイドバルブ、22はSLTソレノイドバルブであり、30はB1ソレノイドバルブ、31はC3・B2ソレノイドバルブ、32はC2ソレノイドバルブである。
SLソレノイドバルブ20は、ECU60の指令に従って、リバース制御バルブ13の信号ポートに入力する信号圧をON/OFFする。このSLソレノイドバルブ20としては、ON/OFF切換弁を用いることができる。
SLUソレノイドバルブ21は、ECU60の指令に従って、B2圧制御バルブ14に対して信号圧を出力する。このSLUソレノイドバルブ21としては、微妙な油圧制御を行うことが要求されるため、デューティ制御弁またはリニアソレノイド弁が用いられる。
SLTソレノイドバルブ22は、ECU60の指令に従って、シフトバルブ16に対して信号圧を出力する。SLTソレノイドバルブ22としては、微妙な油圧制御を行うことが要求されるため、デューティ制御弁またはリニアソレノイド弁が用いられる。
B1ソレノイドバルブ30は、ブレーキB1の制御用として設けられたソレノイドバルブである。C3・B2ソレノイドバルブ31は、クラッチC3の制御、及びブレーキB2の制御のために兼用されるソレノイドバルブである。このような兼用がなされるのは、ブレーキB2はDレンジでは作動せず、Lレンジのエンジンブレーキ制御とRレンジの過渡制御でのみ使用されるため、Dレンジで作動されるC3クラッチと干渉しないためである。また、C2ソレノイドバルブ32は、クラッチC2の制御用として設けられたソレノイドバルブであり、スロットル開度に応じてライン圧制御用の制御圧を出力することができる。
レギュレータバルブ11は、オイルポンプ10の吐出圧を所定のライン圧PLに調圧する。調圧されたライン圧PLは、マニュアルバルブ12,B2圧制御バルブ14、B1リレーバルブ15、シフトバルブ16、SLソレノイドバルブ20、SLUソレノイドバルブ21、SLTソレノイドバルブ22、及びその他のバルブに供給される。
マニュアルバルブ12は、シフトレバーの手動操作に応じて、スプール12aがL,2,D,N,R,Pの各レンジに切り換えられる。マニュアルバルブ12の入力ポート12bから入力されたライン圧PLは、前進用の出力ポート12cまたは後退用の出力ポート12dから選択的に出力される。
リバース制御バルブ13は、スプールの移動により油路を切り換えるものである。リバース制御バルブ13は、後に詳述するB2圧制御バルブ14又はSLUソレノイドバルブ21のロックに伴って所定の変速段を達成するのに係合が必要な摩擦係合要素とそれ以外の摩擦係合要素とが誤って同時に係合する多重噛み合いを防止するフェイルセーフ機能を有するバルブである。また、B2圧制御バルブ14は、ライン圧PLを調圧して、B2ブレーキに供給するためのバルブである。
図4に示すように、シフトバルブ16は、スプール16bが右位置又は左位置に移動することで油路を切り換えるものである。スプール16bは、スプリング16aによって図中右側へ付勢されている。図中右端のポート16c(第四入力ポート)は、SLTソレノイドバルブ22から出力された制御圧が入力されるポートである。また、左端のポート16d,16e(第二入力ポート)は、マニュアルバルブ12の前進用の出力ポート12cに接続されており、前進用のライン圧Pd(以下、「前進時ライン圧Pd」とも称す)を入力可能とされている。
また、ポート16cに対して左側に隣接する位置に設けられたポート16f(第三入力ポート)は、マニュアルバルブ12の後進用の出力ポート12dに接続されたポートであり、後進用のライン圧Pbを入力可能とされている。すなわち、シフトバルブ16は、ライン圧制御用として設けられたSLTソレノイドバルブ22からの出力圧を受けるポート16cに隣接する位置(同じ方向)に後進用のライン圧Pbの受圧部となるポート16fが設けられている。シフトバルブ16は、SLTソレノイドバルブ22からの出力圧が所定圧以上になった場合、及びポート16fに後進用のライン圧Pbが入力された場合に、スプール16bが左方向に移動した状態(図5において下方の状態)になるようにバルブ径及びスプリング荷重が設定されている。
ポート16d及びポート16eの間に設けられたポート16g(第一入力ポート)には、C2ソレノイドバルブ32の出力圧を入力可能とされている。また、ポート16e及びポート16fの間に設けられたポート16hには、C2ソレノイドバルブ32の出力圧を入力可能とされている。ポート16i,16j(出力ポート)は、それぞれクラッチC2及びクラッチC3に通じた出力ポートである。
ここで、本実施形態の自動変速機の油圧制御装置Xにおいては、前進時に1速の変速段を構成するために必要な摩擦係合要素(クラッチC2)に作用させるための油圧を調圧するC2ソレノイドバルブ32がフェイル状態になった場合に、シフトバルブ16のポート16cに対してSLTソレノイドバルブ22から出力可能な制御圧の最大圧が入力される。これにより、スプール16bが図4中において左側にシフトした位置(図中下段側の位置)、すなわちポート16d,16eとポート16i,16jとが連通した状態になる。そのため、C2ソレノイドバルブ32がフェイル状態となった場合であっても、クラッチC2に対して前進時ライン圧Pdを作用させ、車両を走行可能とすることができる。
また、本実施形態の油圧制御装置Xにおいては、後進時にポート16fに入力された後進用のライン圧Pbによってもスプール16bが図4中において左側にシフトした位置(図中下段側の位置)に移動し、ポート16d,16eとポート16i,16jとが連通した状態になる。そのため、後進時ライン圧PLが過剰に高くなることを回避すべく、図5(a)に示すようにSLTソレノイドバルブ22から出力される制御圧が最大値になることを条件として後進時ライン圧Pbが最大必要圧となるように設定した場合であっても、ポート16d,16eとポート16i,jとが連通する位置においてスプール16bが略固定された状態になる。これにより、スプール16が図中左右に振動することを回避し、このようなスプール16bの振動に起因する油圧回路50における油圧変動(油振)が生じることを回避できる。
本実施形態の油圧制御装置Xにおいては、変速段を前進段から後進段に切り替える操作、すなわちDレンジからRレンジに切り替える操作を行うと、ポート16fに入力された後進時ライン圧Pbによってスプール16bが図4中左側に移動した状態になり、クラッチC2に繋がるポート16iとポート16dとが連通する。これにより、シフトバルブ16とマニュアルバルブ12とが連通し、C2ソレノイドバルブ32を迂回することなくオイルを排出できるようになる。従って、本実施形態の油圧制御装置Xによれば、C2ソレノイドバルブ32等の状態によらず、前進段を構成するための摩擦係合要素に作用していた油圧を解放し、後進段を達成するのに係合が必要な摩擦係合要素とそれ以外の摩擦係合要素とが同時に係合する多重噛み合った状態(インターロック状態)になることを確実に回避できる。
具体的には、図3に示すように、シフトレバーの切り替え操作に伴い、クラッチC2が急激に解放されることによるショックを回避するべく、C2ソレノイドバルブ32とマニュアルバルブ11との間を繋ぐ油路に、マニュアルバルブ11側からC2ソレノイドバルブ32側へのオイルの流れを許容し、C2ソレノイドバルブ32側からマニュアルバルブ11側へのオイルの流れを遮断する一方弁40を設けると共に、一方弁を迂回するように設けられたバイパス41にオリフィス42を設けた流路とすることがある。このような構成とした場合、シフトがDレンジからNレンジに切り替えられた場合には、オリフィス42を介してゆっくりとオイルが排出されても何ら問題は生じない。しかしながら、DレンジからRレンジに切り替えられた場合には、Rレンジを構成するための摩擦係合要素(クラッチC1,ブレーキB2)が係合状態にされることになる。そのため、オリフィス42を介してオイルを排出することとすると、一時的にクラッチC2、クラッチC1、及びブレーキB2の多重噛み合い状態(インターロック状態)になる懸念がある。
しかしながら、本実施形態の構成とした場合には、シフトレバーの切り替え操作によりDレンジからRレンジに切り替えられた場合には、C2ソレノイドバルブ32やオリフィス42を通過することなく、シフトバルブ16からマニュアルバルブ12へとオイルを排出できるようになる。従って、本実施形態の構成を採用することにより、Rレンジへの切り替え時に多重噛み合い状態(インターロック状態)になることを確実に防止できる。
本発明は、例えば自動車の自動変速機の油圧制御装置として好適に適用することができる。
X 油圧制御装置
11 レギュレータバルブ
16 シフトバルブ
16a スプリング
16b スプール
16c ポート(第四入力ポート)
16d ポート(第二入力ポート)
16e ポート(第二入力ポート)
16f ポート(第三入力ポート)
16g ポート(第一入力ポート)
16i ポート(出力ポート)
22 SLTソレノイドバルブ
32 ソレノイドバルブ
50 油圧回路

Claims (1)

  1. 油圧制御により係合及び解除が可能な複数の摩擦係合要素と、当該摩擦係合要素に油圧を供給する油圧回路とを備えた自動変速機の油圧制御装置であって、
    前記油圧回路が、
    油路を選択的に切り替え可能なシフトバルブと、
    スロットル開度に応じてライン圧制御用の制御圧を出力する第一ソレノイドバルブと、
    前記制御圧に応じて油圧源からの油圧をライン圧に調圧するレギュレータバルブと、
    前記レギュレータバルブから出力されたライン圧を前進用の変速段を構成するための摩擦係合要素を係合させるための油圧に調圧する第二ソレノイドバルブとを備えており、
    前記シフトバルブが、
    弾性体によって付勢されたスプールと、
    前記第二ソレノイドバルブから出力された油圧を受ける第一入力ポートと、
    前進時にレギュレータバルブから出力された前進用のライン圧を受ける第二入力ポートと、
    後進時にレギュレータバルブから出力された後進用のライン圧を受ける第三入力ポートと、
    前記第一ソレノイドバルブから出力された制御圧を受ける第四入力ポートと、
    前記摩擦係合要素に対して油圧を出力するための出力ポートとを有し、
    前進時であって前記第二ソレノイドバルブから前記第一入力ポートに油圧が入力されないことを条件として、前記第四入力ポートに入力された制御圧により、前記スプールが前記第二入力ポートと前記出力ポートとが連通する位置に配置され、
    後進時に前記第三入力ポートに入力された後進用のライン圧により、前記スプールが前記第二入力ポートと前記出力ポートとが連通する位置に配置されることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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