JP6615029B2 - 油圧制御装置 - Google Patents
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Description
内燃機関に駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力部材と、前記入力部材と前記出力部材とを結ぶ動力伝達経路に互いに並列に設けられた無段変速機構及び前後進切替機構と、前記無段変速機構と前記出力部材との間に設けられた切離用係合装置と、前記前後進切替機構と前記出力部材との間に設けられた常開型の噛み合い式係合装置と、を備え、前記前後進切替機構が、前進用係合装置の係合状態で前記車輪を前進方向に回転させる状態と、後進用係合装置の係合状態で前記車輪を後進方向に回転させる状態と、に切替可能に構成された車両用変速装置を制御対象とする油圧制御装置であって、
前記噛み合い式係合装置と、前記前進用係合装置、前記後進用係合装置、及び前記切離用係合装置の中からいずれか1つ選択される特定係合装置とが、共通リニアソレノイドバルブからの油圧供給を受ける油圧サーボによりそれぞれ動作するように構成されているともに、
切替バルブにより、人為操作によるシフトレンジ切替に応じて、前記共通リニアソレノイドバルブからの油圧の供給先が切り替えられるように構成され、
(1)前記切替バルブと前記噛み合い式係合装置の油圧サーボとを接続する油路に設けられた絞り部、及び
(2)前記切替バルブにおける前記共通リニアソレノイドバルブとの連通ポートと、前記噛み合い式係合装置の油圧サーボとの連通ポートとの軸方向間隔を広くした構成、
の少なくとも一方を備える。
或いは、(2)の構成を備えることで、第一モードから第二モードへの切り替えのために切替バルブが共通リニアソレノイドバルブからの油圧の供給先を噛み合い式係合装置の油圧サーボから特定係合装置の油圧サーボへと切り替える際に、共通リニアソレノイドバルブと噛み合い式係合装置の油圧サーボとが連通する時期を遅らせることができる。このため、噛み合い式係合装置の油圧サーボに作用する油圧の低下開始時期を遅らせることができ、第一モードから第二モードへの切替後も噛み合い式係合装置の油圧サーボに作用する油圧が比較的高く維持される。よって、第二モードへの切替後もしばらくの間は噛み合い式係合装置を係合状態に維持することができる。
(1)上記の実施形態では、切替バルブ50と第四油圧サーボ44とを接続する油路に絞り部60が設けられるとともに、切替バルブ50における第四入力ポート50dと第三出力ポート50gとの軸方向間隔が広く設定されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば切替バルブ50における第四入力ポート50dと第三出力ポート50gとの軸方向間隔が広く設定されずに絞り部60だけが設けられても良い。或いは、絞り部60が設けられずに切替バルブ50における第四入力ポート50dと第三出力ポート50gとの軸方向間隔だけが広く設定されても良い。
以上をまとめると、本開示に係る油圧制御装置は、好適には、以下の各構成を備える。
前記噛み合い式係合装置(D)と、前記前進用係合装置(C1)、前記後進用係合装置(B1)、及び前記切離用係合装置(C2)の中からいずれか1つ選択される特定係合装置(Es)とが、共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧供給を受ける油圧サーボ(44,41/42/43)によりそれぞれ動作するように構成されているともに、
切替バルブ(50)により、人為操作によるシフトレンジ切替に応じて、前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧の供給先が切り替えられるように構成され、
(1)前記切替バルブ(50)と前記噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)とを接続する油路に設けられた絞り部(60)、及び
(2)前記切替バルブ(50)における前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)との連通ポート(50d)と、前記噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)との連通ポート(50g)との軸方向間隔を広くした構成、
の少なくとも一方を備える。
或いは、(2)の構成を備えることで、第一モードから第二モードへの切り替えのために切替バルブ(50)が共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧の供給先を噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)から特定係合装置(Es)の油圧サーボ(41/42/43)へと切り替える際に、共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)と噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)とが連通する時期を遅らせることができる。このため、噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)に作用する油圧の低下開始時期を遅らせることができ、第一モードから第二モードへの切替後も噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)に作用する油圧が比較的高く維持される。よって、第二モードへの切替後もしばらくの間は噛み合い式係合装置(D)を係合状態に維持することができる。
前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧を前記特定係合装置(Es)の油圧サーボ(41/42/43)に供給する場合には、当該供給油圧を一旦低下させてから上昇させる緩係合制御を実行し、
前記切替バルブ(50)が前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧の供給先を前記噛み合い式係合装置(D)から前記特定係合装置(Es)に切り替え、前記緩係合制御において前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの供給油圧が低下している間に、前記切替バルブ(50)が前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧の供給先をさらに前記特定係合装置(Es)から前記噛み合い式係合装置(D)に切り替える際に、前記噛み合い式係合装置(D)の油圧サーボ(44)に作用する油圧が当該噛み合い式係合装置(D)を係合状態とするのに必要な係合必要圧(Pe)以上に維持されるように、前記絞り部(60)の開口径及び前記軸方向間隔が設定されていることが好ましい。
前記切替バルブ(50)による前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの油圧の供給先の前記特定係合装置(Es)から前記噛み合い式係合装置(D)への切替時からの経過時間が予め定められた設定時間に達した後に、前記共通リニアソレノイドバルブ(31/32/33)からの供給油圧を前記係合必要圧(Pe)以上に上昇させることが好ましい。
7 車両用変速装置
33 第三リニアソレノイドバルブ(共通リニアソレノイドバルブ)
43 第三油圧サーボ(特定係合装置の油圧サーボ)
44 第四油圧サーボ(噛み合い式係合装置の油圧サーボ)
50 切替バルブ
50d 第四入力ポート(共通リニアソレノイドバルブとの連通ポート)
50g 第三出力ポート(噛み合い式係合装置の油圧サーボとの連通ポート)
60 絞り部
71 入力部材
74 前後進切替機構
76 無段変速機構
77 出力部材
EG 内燃機関
W 車輪
Es 特定係合装置
C1 第一クラッチ(前進用係合装置)
C2 第二クラッチ(切離用係合装置)
B1 第一ブレーキ(後進用係合装置)
D ドグクラッチ(噛み合い式係合装置)
Claims (2)
- 内燃機関に駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力部材と、前記入力部材と前記出力部材とを結ぶ動力伝達経路に互いに並列に設けられた無段変速機構及び前後進切替機構と、前記無段変速機構と前記出力部材との間に設けられた切離用係合装置と、前記前後進切替機構と前記出力部材との間に設けられた常開型の噛み合い式係合装置と、を備え、前記前後進切替機構が、前進用係合装置と後進用係合装置とを含み、前記前進用係合装置の係合状態で前記車輪を前進方向に回転させる状態と、前記後進用係合装置の係合状態で前記車輪を後進方向に回転させる状態と、に切替可能に構成された車両用変速装置を制御対象とする油圧制御装置であって、
前記噛み合い式係合装置と、前記前進用係合装置、前記後進用係合装置、及び前記切離用係合装置の中からいずれか1つ選択される特定係合装置とが、共通リニアソレノイドバルブからの油圧供給を受ける油圧サーボによりそれぞれ動作するように構成されているとともに、
切替バルブにより、人為操作によるシフトレンジ切替に応じて、前記共通リニアソレノイドバルブからの油圧の供給先が切り替えられるように構成され、
(1)前記切替バルブと前記噛み合い式係合装置の油圧サーボとを接続する油路に設けられた絞り部、及び
(2)前記切替バルブにおける前記共通リニアソレノイドバルブとの連通ポートと、前記噛み合い式係合装置の油圧サーボとの連通ポートとの軸方向間隔を広くした構成、
の少なくとも一方を備え、
前記共通リニアソレノイドバルブからの油圧を前記特定係合装置の油圧サーボに供給する場合には、当該供給油圧を一旦低下させてから上昇させる緩係合制御を実行し、
前記切替バルブが前記共通リニアソレノイドバルブからの油圧の供給先を前記噛み合い式係合装置から前記特定係合装置に切り替え、前記緩係合制御において前記共通リニアソレノイドバルブからの供給油圧が低下している間に、前記切替バルブが前記共通リニアソレノイドバルブからの油圧の供給先をさらに前記特定係合装置から前記噛み合い式係合装置に切り替える際に、前記噛み合い式係合装置の油圧サーボに作用する油圧が当該噛み合い式係合装置を係合状態とするのに必要な係合必要圧以上に維持されるように、前記絞り部の開口径及び前記軸方向間隔の少なくとも一方が設定されている油圧制御装置。 - 前記切替バルブによる前記共通リニアソレノイドバルブからの油圧の供給先の前記特定係合装置から前記噛み合い式係合装置への切替時からの経過時間が予め定められた設定時間に達した後に、前記共通リニアソレノイドバルブからの供給油圧を前記係合必要圧以上に上昇させる請求項1に記載の油圧制御装置。
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JP2016064422A JP6615029B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 油圧制御装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2016064422A Active JP6615029B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 油圧制御装置 |
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