JPH0938012A - 清掃用具 - Google Patents

清掃用具

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JPH0938012A
JPH0938012A JP7206635A JP20663595A JPH0938012A JP H0938012 A JPH0938012 A JP H0938012A JP 7206635 A JP7206635 A JP 7206635A JP 20663595 A JP20663595 A JP 20663595A JP H0938012 A JPH0938012 A JP H0938012A
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JP
Japan
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cleaning
cleaning cloth
cleaning tool
tool according
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JP7206635A
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English (en)
Inventor
Kaoru Ogawa
薫 小川
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Nitoms Inc
Original Assignee
Nitoms Inc
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃布に汚れが一定以上蓄積しても、清掃作
業を継続できる清掃用具を提供する。 【解決手段】 清掃布11を面張設する第1張設部1
4,第2張設部15を本体12において異なる向きに設
け、これらの被清掃面に対する清掃布11の面摺接を阻
害しない部位に支持アーム13を回動可能に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は清掃用具に係り、さ
らに詳しく言えば、建物内部のフローリング,畳,クッ
ションフロア等の床面等を清掃するための清掃用具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】建物内部における家具や電気製品等の清
掃布として、例えばパラフィン等の含浸材を不燃布に含
浸させることにより、表裏使用可能、かつ、使い捨て可
能な清掃布が広く知られている。ところで、近年では、
前述した清掃布を用いて建物内部のフローリング,畳,
クッションフロア等の床面を清掃するために、清掃布を
面張設可能な本体を有し、この本体に支持アームが回動
可能に接続されたモップ状の清掃用具が各種提案されて
いる。
【0003】この清掃用具の本体は、例えばプラスチッ
ク等により中空の略扁平台形状に形成され、その底面に
例えばウレタンゴム製の張設部が接続されているととも
に、上面に清掃布を面張設した状態で保持可能な保持手
段が設けられている。保持手段は、本体の上面四隅に形
成されたいわゆるジグザグ状のスリットとされ、本体の
上面に巻き上げられた清掃布を狭入することにより、清
掃布を張設部に面張設した状態で保持可能となってい
る。
【0004】そして、清掃布に汚れが一定以上蓄積して
清掃能力が低下したら、本体から清掃布を取り外して裏
返し、裏面を表側にして清掃布を本体に保持させる。こ
の清掃用具によれば、電気掃除機を用いて床面清掃を行
う場合に比較して、電源が不要であるとともに取り回し
も簡便であり、かつ、電気掃除機の排気による騒音やほ
こりの舞い上がりが生じないという効果が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、清
掃布の能力低下は、清掃中に気付くことが多い。すなわ
ち、前述した清掃用具においては、清掃布の裏返し作業
を清掃中に行うことになり、清掃作業が中断されること
が多いという問題がある。この問題は、床面を清掃する
ための清掃用具以外にも、家具や電気製品を清掃布を用
いて清掃するための清掃用具にも生じている。本発明
は、このような従来の問題を解決するためになされたも
ので、その目的は、清掃布に汚れが一定以上蓄積して
も、清掃作業を継続できる清掃用具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、あらかじめ清掃布を面張設する張設部を複数設けて
おけば、任意の清掃布に一定以上の汚れが蓄積して清掃
能力が低下しても、他の清掃布に移行することにより清
掃作業を継続できることに本発明者が着目して案出され
たものである。
【0007】具体的には、本発明の請求項1に記載した
発明は、被清掃面を清掃するための清掃布を面張設可能
な張設部と、前記清掃布を前記張設部に面張設した状態
で保持可能な保持手段とを備えた本体を有し、前記本体
に支持アームが回動可能に接続された清掃用具におい
て、前記張設部が複数設けられているとともに互いに異
なる方向に向けて配置され、前記被清掃面に対する前記
清掃布の面摺接を阻害しない部位に前記支持アームが接
続されていることを特徴としている。
【0008】この場合、清掃布を面張設するための張設
部は平坦面,円弧面,球面等に形成しておけばよく、あ
るいは本体から多数の突起を突設しておき、これらの突
起上に清掃布を配置することにより、結果的に清掃布を
面張設する構造等を採用してもよい。さらに、本体とし
ては、張設部が平坦面である場合、略扁平箱形状に形成
しておいてもよく、あるいは断面略H字形状,断面L字
形状,断面コ字形状等に形成しておいてもよい。そし
て、支持アームとしては、本体が例えば略扁平箱形状で
ある場合、本体が回転可能となるように、各張設部が設
けられていない面に軸通しておけばよく、あるいはユニ
バーサルジョイント,ナックルジョイント,ピロボール
ジョイント等を介して接続しておいてもよい。
【0009】また、本発明の請求項2に記載した発明
は、前記支持アームが前記本体を軸支する支軸部と、前
記支軸部に連結されるグリップ部とを有し、前記本体が
前記支軸部を中心に回転可能とされていることを特徴と
している。この場合、支軸部としては棒状部材が採用で
き、当該支軸部を中心として回転する本体の障害となら
ないように、本体の回転軌跡を迂回した形状に折り曲げ
形成しておけばよい。
【0010】さらに、本発明の請求項3に記載した発明
は、前記支軸部が前記本体の重心に対して偏心した位置
に軸通されていることを特徴としている。ここで、本体
の形状中心に重心がある場合には支軸部を本体の形状中
心から任意方向にずれた位置に軸通すればよく、あるい
は本体の形状中心に支軸部を軸通する場合には本体の形
状中心から任意方向ずれた位置に重りを配置する構造等
が採用できる。
【0011】また、本発明の請求項4に記載した発明は
前記支軸部にカラーが設けられていることを特徴とし、
例えば摩擦係数の低い材質でカラーを形成しておけばよ
い。そして、本発明の請求項5に記載した発明は前記支
軸部と前記グリップ部とが互いに回動可能に連結されて
いることを特徴とし、例えば支軸部の接線と平行に配置
された回動軸を介して連結しておけばよい。さらに、本
発明の請求項6に記載した発明は前記グリップ部の長手
方向寸法が調節可能であることを特徴とし、例えば複数
の棒状部材を同一軸線上に螺合連結しておく構造や、あ
るいは複数の筒状部材を順次略入れ子状に連結しておく
構造等が採用できる。
【0012】一方、本発明の請求項7に記載した発明は
前記保持手段が前記清掃布を線狭着可能な狭着部を有し
ていることを特徴とし、本発明の請求項8に記載した発
明は前記狭着部が前記本体に一体成形されたスリットで
あることを特徴としている。そして、本発明の請求項9
に記載した発明は、前記スリットが所定間隔で略擂り鉢
状に形成されていることを特徴としている。また、本発
明の請求項10に記載した発明は前記狭着部の奥端に前
記清掃布を収容可能な収容部が設けられていることを特
徴とし、本発明の請求項11に記載した発明は前記狭着
部の開口縁に面取部が設けられていることを特徴として
いる。
【0013】さらに、本発明の請求項12に記載した発
明は、前記保持手段が前記本体に設けられた孔部と、前
記孔部に嵌合可能な蓋部材とを有し、前記清掃布を前記
孔部と前記蓋部材との間に挟み込むことを特徴としてい
る。そして、本発明の請求項13に記載した発明は前記
蓋部材が前記本体に回動可能に連結されていることを特
徴とし、例えば本体に蝶番等を介して蓋部材を連結して
おく構造等が採用できる。
【0014】また、本発明の請求項14に記載した発明
は、前記保持手段が前記本体に設けられた面状ファスナ
の雄部と、前記清掃布に設けられた面状ファスナの雌部
とを有していることを特徴としている。この場合、面状
ファスナの雌部としては、清掃布における互いに対向す
る辺縁に沿って設けておけばよく、清掃布の表裏にそれ
ぞれ設けておいてもよい。
【0015】また、本発明の請求項15に記載した発明
は前記本体の少なくとも表面が弾性を有していることを
特徴とし、例えばウレタンゴム等の弾性材料により本体
を被覆しておけばよい。さらに、本発明の請求項16に
記載した発明は前記本体が弾性材料により形成されてい
ることを特徴とし、例えばチップ状の再生発泡ウレタン
フォームと所定のバインダとを混合して所定形状に形成
すればよい。
【0016】そして、本発明の請求項17に記載した発
明は、前記各張設部が略扁平箱形状に形成された前記本
体における互いに離れる面に配置され、前記保持手段が
前記各張設部の配置面と交差する面に設けられていると
ともに、前記清掃布が前記保持手段を始点および終点と
して前記本体に巻回されていることを特徴としている。
【0017】
【作用】このような本発明の請求項1に記載した発明に
おいては、異なる方向に向けて複数の張設部が設けられ
ているため、任意の清掃布に一定以上の汚れが蓄積して
清掃能力が低下しても、他の清掃布に移行することによ
り清掃作業を継続できることになる。そして、支持アー
ムが被清掃面に対する清掃布の面摺接を阻害しない部位
に接続されているため、複数の張設部間の移行に障害が
生じないことになる。
【0018】また、本発明の請求項2に記載した発明に
おいては、本体が支軸部を中心に回転可能であるため、
本体に張設部が2以上設けられていても、本体を回転さ
せることにより各張設部間の移行を円滑に行えることに
なる。さらに、本発明の請求項3に記載した発明におい
ては、支軸部が本体の重心に対して偏心した位置に軸通
されているため、本体を被清掃面から離間させれば、常
に支軸部よりも重心位置が下方になるように本体が垂下
する。したがって、この状態で本体を被清掃面に接触す
るまで降下させ、非接触面との接触箇所を中心として本
体を回転させれば、清掃中であっても任意の清掃布から
他の清掃布に容易、かつ、迅速に移行できることにな
る。
【0019】そして、本発明の請求項4に記載した発明
においては、支軸部にカラーが設けられているため、支
軸部を本体に対して直接的に軸通した場合に比較して回
転抵抗を低減できることになる。また、本発明の請求項
5に記載した発明においては、支軸部とグリップ部とが
互いに回動可能に連結されているため、例えば支軸部と
グリップ部とを連結する回動軸が支軸部の接線と平行に
配置されていれば張設部の向きを立体的に変更できるこ
とになる。さらに、本発明の請求項6に記載した発明に
おいては、グリップ部の長手方向寸法が調節可能である
ため、グリップ部を伸長させることにより例えば壁面上
方を清掃でき、かつ、グリップ部を縮小させることによ
り例えば机上を清掃できることになる。
【0020】一方、本発明の請求項7に記載した発明に
おいては、保持手段が清掃布を線狭着可能な狭着部を有
しているため、従来の清掃用具のように清掃布をジグザ
グ状のスリットに狭入する場合に比較して、清掃布に皺
や破れ等が生じにくいことになる。また、本発明の請求
項8に記載した発明においては、狭着部が本体に一体成
形されたスリットであるため、狭着部を構成するための
部品が別途必要なく、本体を構成する部品を少数化でき
ることになる。
【0021】さらに、本発明の請求項9に記載した発明
においては、スリット内に指等を差し入れやすくなるた
め、狭着部を容易に開閉でき、清掃布の着脱作業等が容
易に行えることになる。また、本発明の請求項10に記
載した発明においては、狭着部の奥端に清掃布を収容可
能な収容部が設けられているため、この収容部に清掃布
の端部を収容することにより、張設部に清掃布を確実に
面張設できることになる。そして、本発明の請求項11
に記載した発明においては、狭着部の開口縁に面取部が
設けられているため、狭着部内部と本体表面との境界角
部により清掃布が破れる虞れを低減できることになる。
【0022】また、本発明の請求項12に記載した発明
においては、保持手段が本体に設けられた孔部と、孔部
に嵌合可能な蓋部材とを有し、清掃布を孔部と蓋部材と
の間に挟み込むため、清掃布を確実に保持できることに
なる。さらに、本発明の請求項13に記載した発明にお
いては蓋部材が本体に回動可能に連結されているため、
蓋部材を紛失する虞れがないことになる。そして、本発
明の請求項14に記載した発明においては、保持手段が
本体に設けられた面状ファスナの雄部と、清掃布に設け
られた面状ファスナの雌部とを有しているため、本体に
対する清掃布の着脱が容易に行えることになる。
【0023】また、本発明の請求項15に記載した発明
においては、本体の表面が弾性を有しているため、清掃
中に例えば家具や電気製品等を破損させる虞れが少ない
ことになる。さらに、本発明の請求項16に記載した発
明においては、本体が弾性材料により形成されているた
め、本体を構成する部品点数を少数化できることにな
る。ここで、弾性材料が例えば再生発泡ウレタンフォー
ムと所定のバインダとを混合したものであれば、廃材利
用により本体の製造コストを低減できることになる。
【0024】そして、本発明の請求項17に記載した発
明においては、保持手段が略扁平箱形状の本体における
互いに離れる面に配置された各張設部の配置面と交差す
る面に設けられているとともに、清掃布が保持手段を始
点および終点として本体に巻回されている。このため、
清掃布を裏返すにあたっては、清掃布における巻回方向
一端部のみを保持手段から取り外し、清掃布の裏面が表
側を向くように本体に巻回させた後、再び清掃布におけ
る巻回方向一端部を保持手段に保持させるという簡単な
操作を行えばよいことになり、これらにより前記目的が
達成される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明に係る第1実施例が示されてい
る。本実施例における清掃用具10は、主として建物内
部のフローリング,畳,クッションフロア等の床面を清
掃するために、床面等の被清掃面を清掃するための清掃
布11と、清掃布11を面張設可能な本体12と、本体
12に対して回動可能に接続された支持アーム13とを
有している。清掃布11は、例えばパラフィン等の含浸
材が略長方形の不燃布に含浸されていて、表裏使用可
能、かつ、使い捨て可能とされている。
【0026】本体12は、例えばチップ状の再生発泡ウ
レタンフォームと所定のバインダとを混合した弾性材料
により略扁平箱形状に形成されている。この本体12
は、長手方向長さが清掃布11の幅方向寸法に対応する
とともに、長手方向と直交する周方向長さが清掃布11
の長手方向寸法よりも若干短く設定されている。なお、
本体12は、ウレタンフォームにより一体成形してもよ
い。そして、本体12は、互いに離れる方向を向く面
(上面および底面)にそれぞれ平坦な第1張設部14お
よび第2張設部15が設けられているとともに、これら
の第1張設部14および第2張設部15と交差する面、
すなわち側面に清掃布11を保持するための保持手段1
6が設けられている。
【0027】図2にも示すように、保持手段16は、清
掃布11の長手方向端部11A,11Bを線狭着可能な
狭着部17を有している。狭着部17は本体12の長手
方向に連続するスリットとされ、本体12の弾性により
開閉するように本体12と一体成形されている。この狭
着部17は、奥端に清掃布11の長手方向端部を収容可
能な収容部18が設けられているとともに、開口縁に面
取部19が設けられている。収容部18は狭着部17に
沿って本体を貫通する貫通孔とされ、これにより狭着部
17が開閉しても本体12に裂け目が生じないようにな
っている(図2中鎖線参照)。この保持手段16は、当
該保持手段16を始点および終点として、本体12に巻
回させた清掃布11を第1張設部14および第2張設部
15に面張設した状態で保持可能となっている。
【0028】支持アーム13は、本体12に接続される
支軸部20と、この支軸部20に連結されるグリップ部
21とを有している。支軸部20は、本体12における
清掃布11が巻回されない対向面間に軸通される直線部
分22を有し、これにより本体12を回転可能としてい
る(図中矢印A参照)。この支軸部20は、例えば棒材
により本体12の回転軌跡を迂回する略7字形状に折り
曲げ形成されていて、直線部分22が本体12における
重心Cに対して保持手段16から近づく方向に偏心した
位置にカラー23を介して軸通されている。このため、
本体12は、支持アーム12に接続された状態で被清掃
面から離間させると、常に直線部分22の直下に重心C
が位置するとともに、保持手段16が上方を向くように
回転し、静止するようになっている。
【0029】この実施例では、グリップ部21は、支軸
部20に対して回動可能に連結された回動部24と、回
動部24に螺合連結されるステム25とを有している。
このグリップ部21は、前述した支軸部20における直
線部分22の周接線と平行に配置された回動軸27を介
して支軸部20に連結されている。したがって、グリッ
プ部21は、支軸部20に対して図中矢印Bで示すよう
に回動可能となっている。なお、グリップ部21は、回
動部24とステム25と任意の連結角度に固定できるよ
うな、例えば蝶ボルトおよび蝶ナットにより締め付ける
角度保持手段を設けておいてもよい。また、グリップ部
21は、ステム25の接続本数を適宜設定することによ
り長手方向長さが調節可能となっているとともに、回動
部24にハンドル28を螺合連結することにより、清掃
用具10を床面以外の清掃に使用可能としている。な
お、支持アーム13は、棒状部材を折曲形成することに
より、支軸部20およびグリップ部21を連続的、すな
わち分離不可能に形成してもよい。
【0030】次に、本実施例における清掃用具10の使
用方法を説明する。本体12に清掃布11を取り付ける
にあたっては、図3に示すように、まず、図示しない支
軸部20の直線部分22を中心として本体12を自由に
回転可能な状態にすることにより保持手段16が上方を
向くように回転させ、清掃布11の長手方向端部11A
を狭着部17に線狭着させる(図3(A)参照)。この
際、狭着部17は、弾性材料により形成された本体12
に設けられたスリットであるため、弾性変形により容易
に開口する。また、狭着部17の奥端には収納部18が
設けられているため、清掃布11を線狭着するために開
口しても変形歪みが収納部18により緩和され、本体1
2に裂けが生じる虞れはない。
【0031】そして、図示しない支軸部20の直線部分
22を中心として本体12を回転させることにより、相
対的に清掃布11を本体12に巻回し、第1張設面14
および第2張設部15に清掃布11を順次面張設させる
(図3(B)および図3(C)参照)。最後に、清掃布
11を第1張設面14および第2張設部15に面張設し
た状態で清掃布11の長手方向端部11Bを保持手段1
6に保持させる(図3(D)参照)。この際、清掃布1
1は、長手方向端部11Bに生じた余剰分を収納部18
に収納することによりだぶつき等が生じる虞れはない。
【0032】次に、本実施例の清掃用具10における第
2張設部15から第1張設部14への移行方法を説明す
る。図4(A)に示すように、第2張設部15を図中左
方に向かって床面Fに面摺接させて清掃している場合に
は、まず、支持アーム13を上昇させることにより本体
12を床面Fから離間させる。すると、支持アーム13
における図示しない支軸部20の直線部分22が本体1
2の重心Cから偏心した位置を軸通しているため、直線
部分22の直下に重心Cが位置するように本体12が回
転して静止する(図4(B)参照)。
【0033】そして、このままの状態で本体12が床面
Fに接触するまで支持アーム13を降下させ(図4
(C)参照)、次いで、清掃方向と反対側(図中右方)
に移動させながら降下を継続する。すると、本体12が
床面Fとの接触部分を中心として図中時計廻りに回転を
開始し、第1張設部14が床面Fに面接触する(図4
(D)参照)。
【0034】次に、本実施例の清掃用具10における清
掃布11の裏返し方法を説明する。図5(A)に示すよ
うに、まず、清掃布11の長手方向端部11Aを狭着部
17から取り外し、図示しない支軸部20の直線部分2
2を中心として本体12を回転させることにより、清掃
布11を第1張設面14および第2張設部15から順次
取り外す(図5(B)〜図5(D)参照)。そして、こ
のまま、本体12の回転を継続し、裏返し前には裏側で
あった面が表側となるように清掃布を第1張設面14お
よび第2張設部15に順次面張設する(図5(E)およ
び図5(F)参照)。最後に、清掃布11を第1張設面
14および第2張設部15に面張設した状態で清掃布1
1の長手方向端部11Bを保持手段16に保持させる
(図5(G)参照)。
【0035】本実施例の清掃用具10は、図6(A)に
示すように、支持アーム13の支軸部20とグリップ部
21との連結角度を任意設定することにより、第1張設
面14および第2張設部15にそれぞれ交差し、かつ、
保持手段16が設けられていない面を床面Fに面摺接可
能とし、これにより例えば家具等に挟まれた床面Fを清
掃し、かつ、第1張設面14および第2張設部15の清
掃布11により家具の側面を清掃する。また、例えば家
具等の上面は、図6(B)に示すように、支持アーム1
3を掲げるとともに、支持アーム13に対面する第1張
設面14あるいは第2張設部15により清掃する。さら
に、例えば机上あるいは電気製品等は、図1に示すよう
に、支持アーム13からステム25を取り外し、ハンド
ル28を取り付けることにより清掃する。
【0036】本実施例の清掃用具10によれば、清掃布
11により清掃を行うため、電気掃除機を用いて床面清
掃を行う場合に比較して、電源が不要であるとともに取
り回しも簡便であり、かつ、電気掃除機の排気による騒
音やほこりの舞い上がりが生じないという従来より提案
されている清掃布を用いた清掃用具と同様な効果が得ら
れる。
【0037】一方、本実施例の清掃用具10によれば、
清掃布11を面張設するために第1張設面14および第
2張設部15が設けられているため、例えば第1張設面
14に面張設された清掃布11に汚れが蓄積して清掃能
力が低下しても、本体12を回転させることにより第2
張設部15に面張設された清掃布11を用いれば、清掃
作業を継続できる。また、本体12が支軸部20の直線
部分22を中心に回転可能であるため、第1張設面14
および第2張設部15間の移行が容易に行える。
【0038】さらに、直線部分22が本体12の重心C
に対して偏心した位置に軸通されているため、本体12
を被清掃面から離間させれば、常に直線部分22よりも
重心Cが下方になるように本体12が垂下する。したが
って、この状態で本体12を被清掃面に接触させて回転
させるという簡単な操作により、清掃中であっても第1
張設面14および第2張設部15間の移行が容易、か
つ、迅速に行える。特に、本実施例の清掃用具10は、
直線部分22が本体12の重心Cから保持手段16に近
づく方向に偏心した位置に軸通されているため、本体1
2を被清掃面から離間させれば自動的に保持手段16が
上方を向き、清掃布11の着脱あるいは裏返しが容易に
行える。
【0039】そして、支軸部20の直線部分22にカラ
ー23が設けられているため、直線部分2を本体12に
対して直接的に軸通した場合に比較して回転抵抗を低減
できる。また、支持アーム13は、支軸部20とグリッ
プ部21とが互いに回動可能に連結されているため、本
体12の向きを多段的に変更できる。特に、本実施例で
は、支軸部20およびグリップ部21が支軸部20の直
線部分22の接線と平行に配置された回転軸27を介し
て連結されているため、直線部分22を中心とする本体
12の回転方向と支軸部20およびグリップ部21の回
動方向とが直交し、本体12の向き立体的に変更でき
る。
【0040】さらに、グリップ部21は長手方向寸法が
調節可能であるため、伸長させることにより例えば床面
や壁面上方を清掃でき、縮小させることにより例えば机
上を清掃できる。特に、本実施例では、グリップ部21
を構成するステム25が回動部24に螺合連結されてい
るため、回動部24にハンドル28を螺合連結すること
により机上清掃を容易に行えるとともに、清掃作業終了
後に順次ステム25を分離させることにより清掃用具1
0の収納するためのスペースを小さくできる。
【0041】また、保持手段16が清掃布11を線狭着
可能な狭着部17を有しているため、従来の清掃用具の
ように清掃布11をジグザグ状のスリットに狭入する場
合に比較して、着脱時に皺や破れ等が清掃布11に生じ
にくい。さらに、狭着部17が本体12に一体成形され
たスリットであるため、狭着部17を構成するための部
品が別途必要なく、本体12を構成する部品を少数化で
きる。
【0042】その上、狭着部17の奥端に清掃布11の
長手方向端部11A,11Bを収容可能な収容部18が
設けられているため、この収容部18に清掃布の長手方
向端部11A,11Bを収容することにより、第1張設
面14および第2張設部15に清掃布11を確実に面張
設できる。特に、本実施例の収容部18は、狭着部17
に沿って本体を貫通する貫通孔であるため、狭着部17
が開閉しても本体12に裂け目が生じる虞れがない。そ
して、狭着部17の開口縁には面取部19が設けられて
いるため、清掃布11の着脱時あるいは裏返し時に清掃
布11が破れる虞れを一層少なくできる。
【0043】また、本体12が弾性材料により形成され
ているため、保持手段16,狭着部17および収納部1
8等を設けても、本体12を構成する部品点数が多数化
することがなく製造コストを低減できる。特に、本実施
例では、本体12をチップ状の再生発泡ウレタンフォー
ムと所定のバインダとを混合して形成しているため、製
造コストを一層低減できる。
【0044】そして、本実施例の清掃用具10は、第1
張設面14および第2張設部15が本体12における互
いに離れる面に配置され、保持手段16が第1張設面1
4および第2張設部15と交差する面に設けられている
とともに、清掃布11が保持手段16を始点および終点
として本体12に巻回されている。したがって、清掃布
の長手方向端部11Aのみを保持手段16から取り外し
た後、清掃布11の裏面が表側を向くように本体12に
巻回させて、再び清掃布11の長手方向端部11Aを保
持手段16に保持させるという簡単な操作を行うことに
より、確実、かつ、迅速に清掃布11を裏返すことがで
きる。
【0045】図7には、本発明に係る第2実施例の清掃
用具30が示されている。なお、以下に説明する本実施
例の清掃用具30は、既に第1実施例において説明した
清掃用具10との相違点が本体31のみとなっている。
したがって、本実施例では本体31についてのみ説明
し、他の部材については、図中に同一符号を付すことに
より説明を簡略あるいは省略する。
【0046】この清掃用具30の本体31は、例えばプ
ラスチック等の合成樹脂により略扁平箱形状に形成され
た基部32と、この基部32の厚み方向両面に積層され
た弾性板33とを有している。弾性板33は、弾性を有
する例えば軟質樹脂により所定厚みの平板形状に形成さ
れ、それぞれの一辺には基部32から面方向に突出する
とともに、互いに近づく方向に屈曲された折曲部34が
形成されている。これらの屈曲部34は、互いに線圧接
するように配置されることにより、保持手段16の狭着
部17を構成している。また、狭着部17の裏側、すな
わち各弾性板33間の空間は清掃布11の長手方向端部
11A,11Bを収納する収納部18となっている。
【0047】本実施例の清掃用具30によれば、清掃布
11により清掃を行うため、電気掃除機を用いて床面清
掃を行う場合に比較して、電源が不要であるとともに取
り回しも簡便であり、かつ、電気掃除機の排気による騒
音やほこりの舞い上がりが生じないという従来より提案
されている清掃布を用いた清掃用具と同様な効果が得ら
れる。また、本実施例の清掃用具30では、前述した第
1実施例の清掃用具10と基本構成が同様であるため、
前述した第1実施例の清掃用具10と同様な効果が得ら
れる。
【0048】図8には、本発明に係る第3実施例の清掃
用具40が示されている。なお、以下に説明する本実施
例の清掃用具40は、既に第1実施例において説明した
清掃用具10との相違点が本体41のみとなっている。
したがって、本実施例では本体41についてのみ説明
し、他の部材については、図中に同一符号を付すことに
より説明を簡略あるいは省略する。
【0049】清掃用具40の本体41は、例えばプラス
チック等の合成樹脂により略扁平箱形状、かつ、中空に
形成されているとともに、表面に図示しない弾性部材が
張設されている。そして、本体41に設けられた保持手
段16は、第1張設部14および第2張設部15と交差
する面に設けられた孔部42と、この孔部42に嵌合可
能な一対の蓋部材43とを有している。
【0050】孔部42は、保持手段16が設けられた面
に沿う略長方形状の貫通孔とされ、その中央部に当該孔
部42部分的に拡大した段部44が形成されている。一
方、蓋部材43は、突起45を有する断面略凸時形状の
板材とされ、長手方向端縁が蝶番46を介して本体41
に連結されている。これらの蓋部材43は、孔部42を
閉鎖するとそれぞれ突起45が孔部42に嵌合し、か
つ、段部44が外部露出するように形成されている。
【0051】この保持手段16は、清掃布11の長手方
向端部11A,11Bを孔部42に挿入した状態で突起
45が孔部42に嵌合するように蓋部材43を閉鎖する
ことにより、清掃布11を保持するようになっている。
なお、本体41は中空であるため、適宜な開閉蓋47を
形成しておけば、本体41の内部に予備の清掃布11を
収納できる。
【0052】本実施例の清掃用具40によれば、前述し
た第1実施例の清掃用具10と基本構成が同様であるた
め、前述した第1実施例の清掃用具10と同様な効果が
得られる。一方、本実施例の清掃用具40によれば、孔
部42に嵌合可能な蓋部材43により機械的に清掃布1
1を保持しているため、前述した第1実施例および第2
実施例の保持手段16が主に素材の弾性変形に依存して
清掃布11を保持していたのに対して、確実に清掃布1
1を保持できる。また、蓋部材43は、本体41に連結
されているため紛失等の虞れがない。
【0053】図9には、本発明に係る第4実施例が示さ
れている。なお、以下に説明する本実施例の清掃用具5
0は、既に第1実施例において説明した清掃用具10と
の相違点が本体51および清掃布52のみとなってい
る。したがって、本実施例では本体51についてのみ説
明し、他の部材については、図中に同一符号を付すこと
により説明を簡略あるいは省略する。
【0054】清掃用具50の本体51は、例えば再生発
泡ウレタンフォームと所定のバインダとを混合した弾性
材料により略扁平箱形状、かつ、第1張設部14および
第2張設部15と交差する面が略山形に形成されてい
る。そして、本体52の保持手段16は、この面に沿っ
て並行に貼付された面状ファスナの雄部材53,53
と、清掃布11における長手方向端部11A,11Bに
沿って表裏に貼付面状ファスナの雌部材54,54を有
している。
【0055】この保持手段16は、本体51に貼付され
た雄部材53,53に雌部材54,54を面接続するこ
とにより、清掃布11を保持可能としている。そして、
清掃布11を裏返すにあたっては、雄部材53,53か
ら雌部材54,54を引き剥がすことにより本体51か
ら清掃布11を取り外し、裏側の雌部材54,54を雄
部材53,53に面接続することにより行われる。この
際、雄部材53,53の貼付面が山形であるため、清掃
布11の長手方向端部11A,11Bを稜線に沿った状
態で、雌部材54,54を雄部材53,53に面接続す
れば、本体51に対して清掃布11が位置ずれ等を起こ
す虞れはない。なお、清掃布11自体が雌部材54,5
4としての機能を有する、例えばパイル状のものであれ
ば、別途雌部材54,54を設ける必要はない。
【0056】本実施例の清掃用具50によれば、前述し
た第1実施例の清掃用具10と基本構成が同様であるた
め、前述した第1実施例の清掃用具10と同様な効果が
得られる。一方、本実施例の清掃用具50によれば、保
持手段16に面状ファスナを用いているため、本体51
に対する清掃布11の着脱や裏返しが容易に行える。ま
た、雄部材53,53の貼付面が山形であるため、この
稜線に沿って雌部材54,54を雄部材53,53に面
接続すれば、本体51に対して清掃布11が位置ずれ等
を起こすことはない。
【0057】図10には、本発明に係る第5実施例が示
されている。なお、以下に説明する本実施例の清掃用具
60は、既に第1実施例において説明した清掃用具10
との相違点が本体61の狭着部17のみとなっている。
したがって、本実施例では本体61の狭着部17につい
てのみ説明し、他の部材については、図中に同一符号を
付すことにより説明を簡略あるいは省略する。
【0058】清掃用具60の狭着部17は、スリットの
開口縁部が所定間隔で略擂り鉢状に形成されている。こ
の狭着部17は、清掃布11を挟むときに、作業者が指
等を差し入れ、当該狭着部17を容易に開閉できるよう
になっている。本実施例の清掃用具60によれば、前述
した第1実施例の清掃用具10と基本構成が同様である
ため、前述した第1実施例の清掃用具10と同様な効果
が得られる上、狭着部17を容易に開閉できるため、清
掃布11の脱着作業あるいは裏返し作業が容易に行え
る。
【0059】図11には、本発明に係る第6実施例が示
されている。なお、以下に説明する本実施例の清掃用具
65は、既に第1実施例において説明した清掃用具10
との相違点が本体66の保持手段16のみとなってい
る。したがって、本実施例では本体66の保持手段16
についてのみ説明し、他の部材については、図中に同一
符号を付すことにより説明を簡略あるいは省略する。
【0060】本実施例の本体66は、稜線に沿って分離
された狭着部材67が蝶番あるいは薄肉ヒンジを介して
開閉可能に設けられている。本体66および狭着部材6
7は、狭着部材67が本体66に対して閉鎖したときの
相互対向面にそれぞれ引き合う磁石板68,69が取り
付けられている。したがって、本体66の保持手段16
は、清掃布11を磁石板68,69間に配置し、狭着部
材67を本体66に対して閉鎖することにより、清掃布
11を補jいするようになっている。
【0061】本実施例の清掃用具65によれば、前述し
た第1実施例の清掃用具10と基本構成が同様であるた
め、前述した第1実施例の清掃用具10と同様な効果が
得られる上、狭着部材67を開閉することにより、清掃
布11の脱着作業あるいは裏返し作業を容易に行える。
【0062】なお、本発明は前述した各実施例に限定さ
れるものではなく、本発明を達成できる範囲での改良,
変形等は本発明に含まれるものである。例えば、清掃布
を面張設する張設部としては平坦面である必要はなく、
例えば円弧面,球面等に形成しておいてもよい。そし
て、本発明は、本体から多数の突起を突設しておき、こ
れらの突起上に清掃布を配置することにより、結果的に
清掃布を面張設する構造も想定している。
【0063】また、本体としては、前述した各実施例に
おいて例示した略扁平箱形状以外に形成しておいてもよ
く、例えば図10(A)に示す本体70のような略三角
柱形状や、図10(B)に示す本体71のような略楔形
状、あるいは、図10(C)に示す本体72のような断
面略H字形状や断面L字形状,断面コ字形状等に形成し
ておいてもよい。さらに、支持アームとしては、本体に
対して軸通しておく必要はなく、例えばユニバーサルジ
ョイント,ナックルジョイント,ピロボールジョイント
等を介して接続しておいてもよく、要するに本体が支持
アームに干渉されることなく回転可能であればその支軸
部の形状,形態等は任意である。
【0064】また、支軸部は、本体の重心に対して偏心
した位置に軸通されていればよく、例えば図10(D)
に示す本体73のように、支軸部22を本体の形状中心
に軸通させておき、この支軸部22から偏心した位置が
重心となるように適宜な重り74を配置しておいてもよ
い。さらに、グリップ部の長手方向寸法を調節するため
の構造としては、複数の筒状部材を順次略入れ子状に連
結しておく構造等を採用してもよい。
【0065】そして、清掃布を保持する保持手段は本体
の複数箇所に設けておいてもよく、例えば図10(E)
に示す本体75のように、本体75における互いに離れ
る面にそれぞれ保持手段16を設けておいてもよい。こ
の本体75によれば、例えば湿式および乾式等の種類が
異なる清掃布11,11を保持できる。また、前述した
各実施例では、清掃布として略長方形状の清掃布が例示
されていたが、図10(F)に示すように、ロール状の
清掃布11を本体76に内蔵しておき、清掃布11に汚
れが蓄積する度に本体76内から適宜引き出し、余剰分
を廃棄するように構成しておいてもよい。
【0066】さらに、本体の表面に貼付される弾性部材
および本体を形成する弾性材料等は、前述した各実施例
に限定されず、実施にあたって適宜選択すればよい。そ
して、本発明の清掃用具は、清掃布により建物内部のフ
ローリング,畳,クッションフロア等の床面を清掃する
ための清掃用具にのみ適用されるものではなく、家具や
電気製品を清掃するための清掃用具にも適用可能であ
る。その他、前記各実施例で示した各部材の材質,形
状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できる
ものであれば任意であり、限定されない。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載した発明によれ
ば、清掃中、清掃布の清掃能力が低下しても清掃作業を
継続できる。また、本発明の請求項2に記載した発明に
よれば、各張設部間の移行に障害が生じない。さらに、
本発明の請求項3に記載した発明によれば、本体を回転
させることにより清掃中であっても容易、かつ、迅速に
各張設部間の移行が可能となり、本発明の請求項4に記
載した発明によれば本体の回転抵抗を低減できる。
【0068】また、本発明の請求項5に記載した発明に
よれば各張設部の向きを立体的に変更でき、本発明の請
求項6に記載した発明によれば汎用性が得られる。一
方、本発明の請求項7に記載した発明によれば、清掃布
に皺や破れ等が生じにくくなり、本発明の請求項8に記
載した発明によれば本体の構成部品を少数化できる。
【0069】さらに、本発明の請求項9に記載した発明
によれば、清掃布の着脱作業あるいは裏返し作業が容易
に行える。また、本発明の請求項10に記載した発明に
よれば張設部に清掃布を確実に面張設でき、本発明の請
求項11に記載した発明によれば清掃布の破損を防止で
きる。また、本発明の請求項12に記載した発明によれ
ば清掃布を確実に保持でき、本発明の請求項13に記載
した発明によれば蓋部材の紛失を防止できる。
【0070】そして、本発明の請求項14に記載した発
明によれば、本体に対する清掃布の着脱が容易に行え
る。また、本発明の請求項15に記載した発明によれば
例えば家具や電気製品等が破損する虞れを少なくでき、
本発明の請求項16に記載した発明によれば本体をの製
造コストを低減できる。そして、本発明の請求項17に
記載した発明によれば、本体に対する清掃布の着脱およ
び清掃布の裏返し作業が容易、かつ、迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本体の側面図である。
【図3】清掃布の取り付け手順を示す模式斜視図であ
る。
【図4】清掃用具の使用方法を示す模式図である。
【図5】清掃布の裏返し手順を示す模式斜視図である。
【図6】清掃用具の使用方法を示す模式図である。
【図7】本発明の第2実施例の本体を示す全体斜視図で
ある。
【図8】本発明の第3実施例の本体を示す全体斜視図で
ある。
【図9】本発明の第4実施例の本体を示す全体斜視図で
ある。
【図10】本発明の第5実施例の本体を示す全体斜視図
である。
【図11】本発明の第6実施例の本体を示す全体斜視図
である。
【図12】本発明の変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
10,30,40,50,60,65 清掃用具 11 清掃布 12,31,41,51,61,66 本体 13 支持アーム 14 第1張設部 15 第2張設部 16 保持手段 17 狭着部 18 収容部 19 面取部 20 支軸部 21 グリップ部 23 カラー 42 孔部 43 蓋部材 52 面状ファスナの雄部材 53 面状ファスナの雌部材 C 重心 F 被清掃面

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被清掃面を清掃するための清掃布を面張
    設可能な張設部と、前記清掃布を前記張設部に面張設し
    た状態で保持可能な保持手段とを備えた本体を有し、前
    記本体に支持アームが回動可能に接続された清掃用具に
    おいて、前記張設部が複数設けられているとともに互い
    に異なる方向に向けて配置され、前記被清掃面に対する
    前記清掃布の面摺接を阻害しない部位に前記支持アーム
    が接続されていることを特徴とする清掃用具。
  2. 【請求項2】 前記支持アームが前記本体を軸支する支
    軸部と、前記支軸部に連結されるグリップ部とを有し、
    前記本体が前記支軸部を中心に回転可能とされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載した清掃用具。
  3. 【請求項3】 前記支軸部が前記本体の重心に対して偏
    心した位置に軸通されていることを特徴とする請求項2
    に記載した清掃用具。
  4. 【請求項4】 前記支軸部にカラーが設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載した清掃用具。
  5. 【請求項5】 前記支軸部と前記グリップ部とが互いに
    回動可能に連結されていることを特徴とする請求項2に
    記載した清掃用具。
  6. 【請求項6】 前記グリップ部の長手方向寸法が調節可
    能であることを特徴とする請求項2に記載した清掃用
    具。
  7. 【請求項7】 前記保持手段が前記清掃布を線狭着可能
    な狭着部を有していることを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれかに記載した清掃用具。
  8. 【請求項8】 前記狭着部が前記本体に一体成形された
    スリットであることを特徴とする請求項7に記載した清
    掃用具。
  9. 【請求項9】 前記スリットが所定間隔で略擂り鉢状に
    形成されていることを特徴とする請求項8に記載した清
    掃用具。
  10. 【請求項10】 前記狭着部の奥端に前記清掃布を収容
    可能な収容部が設けられていることを特徴とする請求項
    7あるいは請求項8に記載した清掃用具。
  11. 【請求項11】 前記狭着部の開口縁に面取部が設けら
    れていることを特徴とする請求項7あるいは請求項8に
    記載した清掃用具。
  12. 【請求項12】 前記保持手段が前記本体に設けられた
    孔部と、前記孔部に嵌合可能な蓋部材とを有し、前記清
    掃布を前記孔部と前記蓋部材との間に挟み込むことを特
    徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載した
    清掃用具。
  13. 【請求項13】 前記蓋部材が前記本体に回動可能に連
    結されていることを特徴とする請求項12に記載した清
    掃用具。
  14. 【請求項14】 前記保持手段が前記本体に設けられた
    面状ファスナの雄部と、前記清掃布に設けられた面状フ
    ァスナの雌部とを有していることを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれかに記載した清掃用具。
  15. 【請求項15】 前記本体の少なくとも表面が弾性を有
    していることを特徴とする請求項1ないし請求項14の
    いずれかに記載した清掃用具。
  16. 【請求項16】 前記本体が弾性材料により形成されて
    いることを特徴とする請求項15に記載した清掃用具。
  17. 【請求項17】 前記各張設部が略扁平箱形状に形成さ
    れた前記本体における互いに離れる面に配置され、前記
    保持手段が前記各張設部の配置面と交差する面に設けら
    れているとともに、前記清掃布が前記保持手段を始点お
    よび終点として前記本体に巻回されていることを特徴と
    する請求項1ないし請求項16のいずれかに記載した清
    掃用具。
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