JPH0937689A - 両軸受型リール - Google Patents
両軸受型リールInfo
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- JPH0937689A JPH0937689A JP7216727A JP21672795A JPH0937689A JP H0937689 A JPH0937689 A JP H0937689A JP 7216727 A JP7216727 A JP 7216727A JP 21672795 A JP21672795 A JP 21672795A JP H0937689 A JPH0937689 A JP H0937689A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
- A01K89/0192—Frame details
- A01K89/01921—Frame disassembly features
- A01K89/01923—Rotated joints
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リールを握持した際のフィット感が良く、コ
ンパクト化に寄与し、前方からの衝撃から側板が保護さ
れると共にフレームと側板との間に汚れが侵入し難く、
側板の着脱の容易さを維持できる両軸受型リールを提供
する。 【解決手段】 リール本体の左右側板間に回転自在に支
持したスプールを、ハンドルの存在する側とは反対側の
側板12を前記リール本体のフレーム10から取り外し
て、該フレームの穴から抜き去り可能とした両軸受型リ
ールにおいて、前記ハンドルの反対側側板12の外周輪
郭を、前記リール本体の前方部8Fを除くフレーム10
の外周輪郭に略合致させ、しかも前記前方部においては
フレーム外周の方が前方に突出しているよう構成する。
ンパクト化に寄与し、前方からの衝撃から側板が保護さ
れると共にフレームと側板との間に汚れが侵入し難く、
側板の着脱の容易さを維持できる両軸受型リールを提供
する。 【解決手段】 リール本体の左右側板間に回転自在に支
持したスプールを、ハンドルの存在する側とは反対側の
側板12を前記リール本体のフレーム10から取り外し
て、該フレームの穴から抜き去り可能とした両軸受型リ
ールにおいて、前記ハンドルの反対側側板12の外周輪
郭を、前記リール本体の前方部8Fを除くフレーム10
の外周輪郭に略合致させ、しかも前記前方部においては
フレーム外周の方が前方に突出しているよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両軸受型リールに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】リール本体の側板間に回転自在に支持し
たスプールを取り外したり交換する場合に、ハンドルと
は左右方向反対側の側板をリール本体のフレームより取
り外した状態で行うものが、特開昭60−199334
号公報、特開昭63−263033号公報、実開平6−
34463号公報に開示されている。
たスプールを取り外したり交換する場合に、ハンドルと
は左右方向反対側の側板をリール本体のフレームより取
り外した状態で行うものが、特開昭60−199334
号公報、特開昭63−263033号公報、実開平6−
34463号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−1993
34号公報では、リール本体のフレームに着脱される側
板外周輪郭は円形状に形成されてフレームの内側に装着
されるよう構成されている。側板は回転させてフレーム
から取り外すため、側板の外周部には凹凸操作部が形成
され、この側板の外周の一部がフレームから突出してお
り、こうした突出や凹凸部の存在のためにリールを掌に
入れて握持保持する際のフィット感が良くない。
34号公報では、リール本体のフレームに着脱される側
板外周輪郭は円形状に形成されてフレームの内側に装着
されるよう構成されている。側板は回転させてフレーム
から取り外すため、側板の外周部には凹凸操作部が形成
され、この側板の外周の一部がフレームから突出してお
り、こうした突出や凹凸部の存在のためにリールを掌に
入れて握持保持する際のフィット感が良くない。
【0004】また、装着される側板外周とフレーム内周
との間には構成上幾分隙間が存在しており、携帯時や握
持保持の際に側板外周面に付着したゴミ、魚のヌメリ等
がこの側板外周面に沿ってその隙間に侵入し易く、こう
した汚れが隙間に固着し、また、側板の着脱性が悪くな
る。更には、側板をフレームの内側に装着する構造のた
め、フレームの外径を小さくするには限界がある。
との間には構成上幾分隙間が存在しており、携帯時や握
持保持の際に側板外周面に付着したゴミ、魚のヌメリ等
がこの側板外周面に沿ってその隙間に侵入し易く、こう
した汚れが隙間に固着し、また、側板の着脱性が悪くな
る。更には、側板をフレームの内側に装着する構造のた
め、フレームの外径を小さくするには限界がある。
【0005】特開昭63−263033号公報、実開平
6−34463号公報では、リール本体のフレームと同
じ外径寸法の側板を回転させて位置をずらした状態でス
プールを着脱可能としたものであり、リール本体の前方
部に外力が加わるとフレームのみならず側板までも変形
し易く、側板の回転性が阻害される虞がある。
6−34463号公報では、リール本体のフレームと同
じ外径寸法の側板を回転させて位置をずらした状態でス
プールを着脱可能としたものであり、リール本体の前方
部に外力が加わるとフレームのみならず側板までも変形
し易く、側板の回転性が阻害される虞がある。
【0006】依って本発明は、リールを握持した際のフ
ィット感が良いと共にコンパクト化に寄与し、前方から
の衝撃から側板が保護されると共にフレームと側板との
間に汚れが侵入し難く、側板の着脱の容易さを維持でき
る両軸受型リールを提供することを目的とする。
ィット感が良いと共にコンパクト化に寄与し、前方から
の衝撃から側板が保護されると共にフレームと側板との
間に汚れが侵入し難く、側板の着脱の容易さを維持でき
る両軸受型リールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、リール本体の左右側板間に回転自在に支持したスプ
ールを、ハンドルの存在する側とは反対側の側板を前記
リール本体のフレームから取り外して、該フレームの穴
から抜き去り可能とした両軸受型リールにおいて、前記
ハンドルの反対側側板の外周輪郭を、前記リール本体の
前方部を除くフレーム外周輪郭に略合致させ、しかも前
記前方部においてはフレーム外周の方が前方に突出して
いることを特徴とする両軸受型リールを提供する。
は、リール本体の左右側板間に回転自在に支持したスプ
ールを、ハンドルの存在する側とは反対側の側板を前記
リール本体のフレームから取り外して、該フレームの穴
から抜き去り可能とした両軸受型リールにおいて、前記
ハンドルの反対側側板の外周輪郭を、前記リール本体の
前方部を除くフレーム外周輪郭に略合致させ、しかも前
記前方部においてはフレーム外周の方が前方に突出して
いることを特徴とする両軸受型リールを提供する。
【0008】ハンドルの反対側側板の外周形状を、リー
ル本体の前方部を除くフレーム外周形状に略合致させて
いるため、リールの後方から握持したフィット感が良
く、また、側板はフレームの略最大外径を有しており、
このためスプールを挿脱するフレームの穴は可及的に大
きくでき、リールのコンパクト化が可能となる。また、
リール本体の前方部においては、ハンドルの反対側側板
の外周よりもフレーム外周の方が前方に突出しているた
め、前方からの衝撃に対して側板が保護される。更に
は、側板外周輪郭は前方部を除いてフレーム外周輪郭と
略一致させており、側板は上記従来公報のようにフレー
ムに対して内側に装着される構造ではなく、両部材の間
に汚れが侵入し難い。
ル本体の前方部を除くフレーム外周形状に略合致させて
いるため、リールの後方から握持したフィット感が良
く、また、側板はフレームの略最大外径を有しており、
このためスプールを挿脱するフレームの穴は可及的に大
きくでき、リールのコンパクト化が可能となる。また、
リール本体の前方部においては、ハンドルの反対側側板
の外周よりもフレーム外周の方が前方に突出しているた
め、前方からの衝撃に対して側板が保護される。更に
は、側板外周輪郭は前方部を除いてフレーム外周輪郭と
略一致させており、側板は上記従来公報のようにフレー
ムに対して内側に装着される構造ではなく、両部材の間
に汚れが侵入し難い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
の形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る第1の実施形態例の両軸受型リールの上面図、図
2は図1のリールの部分破断の側面図、図3は図2の状
態から側板を取り外す過程の側面図、図4は側板を取り
外した上面図である。フレーム10と、左側板12と、
右側板13とを有したリール本体8の右側板13側には
ハンドル14が取り付けられている。また、リール本体
8のやや後方位置には、左側板と右側板の間に亘って左
右方向にスプール軸18が延設されており、スプール1
6がこの軸18と一体回転するように取り付けられてい
る。
の形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る第1の実施形態例の両軸受型リールの上面図、図
2は図1のリールの部分破断の側面図、図3は図2の状
態から側板を取り外す過程の側面図、図4は側板を取り
外した上面図である。フレーム10と、左側板12と、
右側板13とを有したリール本体8の右側板13側には
ハンドル14が取り付けられている。また、リール本体
8のやや後方位置には、左側板と右側板の間に亘って左
右方向にスプール軸18が延設されており、スプール1
6がこの軸18と一体回転するように取り付けられてい
る。
【0010】ハンドル14に対し、左右方向の反対側の
左側板12には制動装置支持部材20がねじ固定されて
おり、この制動装置支持部材20の一体化された左側板
12は、通常時は後述の構造によってフレーム10に対
して固定されている。この制動装置支持部材20の中央
部に、上記スプール軸18の端部が軸受を介して回転自
在に軸承されている。スプール軸の他側端部は右側板1
3内部で軸承されている。一方、制動装置支持部材20
には回動部材24が内装されており、スプール軸18の
中心を回転中心として制動装置支持部材に回動自在に支
承されている。また、リール本体8のやや前方位置には
この回動部材の歯部24Tと噛合する歯部30Tを有
し、抜け止めばね部材36を介して左側板12に保持さ
れ、フレーム10に螺着されたねじ部材32を枢軸にし
て回動可能な制動調節摘み30が取り付けられている。
左側板12には制動装置支持部材20がねじ固定されて
おり、この制動装置支持部材20の一体化された左側板
12は、通常時は後述の構造によってフレーム10に対
して固定されている。この制動装置支持部材20の中央
部に、上記スプール軸18の端部が軸受を介して回転自
在に軸承されている。スプール軸の他側端部は右側板1
3内部で軸承されている。一方、制動装置支持部材20
には回動部材24が内装されており、スプール軸18の
中心を回転中心として制動装置支持部材に回動自在に支
承されている。また、リール本体8のやや前方位置には
この回動部材の歯部24Tと噛合する歯部30Tを有
し、抜け止めばね部材36を介して左側板12に保持さ
れ、フレーム10に螺着されたねじ部材32を枢軸にし
て回動可能な制動調節摘み30が取り付けられている。
【0011】制動装置支持部材20の一体化された左側
板12はこのねじ部材32を利用してフレーム10に固
定されている。また、フレーム10には図1において鈎
形状の係合部10Kが設けられており、制動装置支持部
材20の方にはこれに係合する係合部20Kが設けられ
ており、係合部10K,20Kはスプール軸18と同心
円上に配設されており、所定角度間隔毎に複数個ずつ設
けられている。ねじ部材32を外せば、両係合部が係合
しつつ制動装置支持部材20と共に左側板12はスプー
ル軸18の中心を回転中心として回転できる。また、係
合部20Kは図2において示すように、制動装置支持部
材20を時計周り方向に回転させるとフレームの係合部
10Kに当接係止するように構成されている。
板12はこのねじ部材32を利用してフレーム10に固
定されている。また、フレーム10には図1において鈎
形状の係合部10Kが設けられており、制動装置支持部
材20の方にはこれに係合する係合部20Kが設けられ
ており、係合部10K,20Kはスプール軸18と同心
円上に配設されており、所定角度間隔毎に複数個ずつ設
けられている。ねじ部材32を外せば、両係合部が係合
しつつ制動装置支持部材20と共に左側板12はスプー
ル軸18の中心を回転中心として回転できる。また、係
合部20Kは図2において示すように、制動装置支持部
材20を時計周り方向に回転させるとフレームの係合部
10Kに当接係止するように構成されている。
【0012】スプール軸18の左部には、アルミニウ
ム、銅等の強磁性でない材料からなる導電環体28が図
1に示すように該スプール軸を中心として環状に突設さ
れている。この導電環体の内面に対面し、スプール軸を
中心として内側磁極環体22が制動装置支持部材20に
固着されている。この内側磁極環体は、径方向のNS極
を円周方向に等間隔で交互逆向きに、かつ相対向して形
成した環状磁石と、その内周面に嵌着された鉄等の強磁
性材料で形成された環状継鉄とを有している。
ム、銅等の強磁性でない材料からなる導電環体28が図
1に示すように該スプール軸を中心として環状に突設さ
れている。この導電環体の内面に対面し、スプール軸を
中心として内側磁極環体22が制動装置支持部材20に
固着されている。この内側磁極環体は、径方向のNS極
を円周方向に等間隔で交互逆向きに、かつ相対向して形
成した環状磁石と、その内周面に嵌着された鉄等の強磁
性材料で形成された環状継鉄とを有している。
【0013】一方、導電環体28の外側に位置して外側
磁極環体26が、スプール軸を中心とした上記回動部材
24の内周面に固着されている。この外側磁極環体は前
記内側磁極環体の環状磁石のNS極と夫々相対向した径
方向のNS極を交互逆向きに相対向して形成した環状磁
石と、その外周面に嵌着された鉄等の強磁性材料で形成
された環状継鉄とを有している。上述の制動調節摘み3
0をねじ部材32を枢軸として回動させると、その歯部
30Tが回動部材24の歯部24Tと噛合しているた
め、スプール軸18を中心として回動部材24が制動装
置支持部材20の中で回動させられ、固定された内側磁
極環体22の対向しているNS極からこれに隣接したS
N極までの間で、外側磁極環体26の磁極角度位置を変
化させられる。
磁極環体26が、スプール軸を中心とした上記回動部材
24の内周面に固着されている。この外側磁極環体は前
記内側磁極環体の環状磁石のNS極と夫々相対向した径
方向のNS極を交互逆向きに相対向して形成した環状磁
石と、その外周面に嵌着された鉄等の強磁性材料で形成
された環状継鉄とを有している。上述の制動調節摘み3
0をねじ部材32を枢軸として回動させると、その歯部
30Tが回動部材24の歯部24Tと噛合しているた
め、スプール軸18を中心として回動部材24が制動装
置支持部材20の中で回動させられ、固定された内側磁
極環体22の対向しているNS極からこれに隣接したS
N極までの間で、外側磁極環体26の磁極角度位置を変
化させられる。
【0014】ところで、外側磁極環体26が内側磁極環
体22に対して異極同士が対向すると、空隙磁束密度が
最大になり、導電環体28に発生する渦電流が最大にな
り、最大の制動力を発揮し、スプール軸と共にスプール
16の回転を制動する。この最大制動力の発生する状態
から外側磁極環体26を回動させると、漸次制動力が減
じられ、同極同士が対向した時に制動力が零となる。こ
の制動調節摘み30の外周には図2に示すように凹部3
0Kが規則的に配設されており、これらが、弾性付勢さ
れた突起部材34と係合する。この突起部材の存在によ
って制動調節摘み30を段階的に回動できると共に、回
動に伴うクリック音を発生させることができる。
体22に対して異極同士が対向すると、空隙磁束密度が
最大になり、導電環体28に発生する渦電流が最大にな
り、最大の制動力を発揮し、スプール軸と共にスプール
16の回転を制動する。この最大制動力の発生する状態
から外側磁極環体26を回動させると、漸次制動力が減
じられ、同極同士が対向した時に制動力が零となる。こ
の制動調節摘み30の外周には図2に示すように凹部3
0Kが規則的に配設されており、これらが、弾性付勢さ
れた突起部材34と係合する。この突起部材の存在によ
って制動調節摘み30を段階的に回動できると共に、回
動に伴うクリック音を発生させることができる。
【0015】図2から分るように、左側板12の外周輪
郭はリール本体8の前方部8Fを除いてフレーム10の
外周輪郭に略合致しており、掌で握持した際のフィット
感が良好となり、前方部はフレーム10の前方部10F
の方が前方に突出している。従って、前方からの衝撃に
対して左側板12が保護されて変形が防止され、後述の
スプールの出し入れに際し、左側板12の取り外しが容
易となる。更には、左側板外周輪郭は前方部を除いてフ
レーム外周輪郭と略一致しており、図1に示すように、
左側板12の端部縁は従来公報のようにフレーム10の
内側に入り込む構造ではなく、フレーム面に対して当接
するように構成されており、従って両部材間に汚れが侵
入し難い。
郭はリール本体8の前方部8Fを除いてフレーム10の
外周輪郭に略合致しており、掌で握持した際のフィット
感が良好となり、前方部はフレーム10の前方部10F
の方が前方に突出している。従って、前方からの衝撃に
対して左側板12が保護されて変形が防止され、後述の
スプールの出し入れに際し、左側板12の取り外しが容
易となる。更には、左側板外周輪郭は前方部を除いてフ
レーム外周輪郭と略一致しており、図1に示すように、
左側板12の端部縁は従来公報のようにフレーム10の
内側に入り込む構造ではなく、フレーム面に対して当接
するように構成されており、従って両部材間に汚れが侵
入し難い。
【0016】また、フレーム10の左側には、メインテ
ナンス等のためにリール本体からスプール16を引き出
すための穴10Hが設けられており、上述のように左側
板外周輪郭が前方部を除いてフレーム外周輪郭に略一致
しているため、この穴10Hを最大限に大きくでき、そ
れだけリールがコンパクトにできる。
ナンス等のためにリール本体からスプール16を引き出
すための穴10Hが設けられており、上述のように左側
板外周輪郭が前方部を除いてフレーム外周輪郭に略一致
しているため、この穴10Hを最大限に大きくでき、そ
れだけリールがコンパクトにできる。
【0017】スプール16の引き出しに際しては、ま
ず、ねじ部材32の螺合を外して、フレーム10から自
由にさせる。次に、左側板12をスプール軸18を中心
として図2において反時計回り方向に回動させる。左側
板12には制動装置支持部材20が一体化されているた
め、この回動操作によって係合部20Kがフレーム10
の係合部10Kから外れ、図3のようになる。この後、
左側板12をスプール軸の軸方向に引けば、図4のよう
に分離できる。そうして、穴10Hからスプール16を
スプール軸18と共に引き出せる。装着時は以上の逆の
順序、方向で組み立てでき、左側板12を時計回り方向
に回動させれば、係合部20Kが係合部10Kに当接し
て係止し、回動が停止させられる。その後、ねじ部材3
2を螺着させて固定する。
ず、ねじ部材32の螺合を外して、フレーム10から自
由にさせる。次に、左側板12をスプール軸18を中心
として図2において反時計回り方向に回動させる。左側
板12には制動装置支持部材20が一体化されているた
め、この回動操作によって係合部20Kがフレーム10
の係合部10Kから外れ、図3のようになる。この後、
左側板12をスプール軸の軸方向に引けば、図4のよう
に分離できる。そうして、穴10Hからスプール16を
スプール軸18と共に引き出せる。装着時は以上の逆の
順序、方向で組み立てでき、左側板12を時計回り方向
に回動させれば、係合部20Kが係合部10Kに当接し
て係止し、回動が停止させられる。その後、ねじ部材3
2を螺着させて固定する。
【0018】図5から図7は図1から図3に対応し、本
発明の他の実施形態例を示し、制動調節摘み30’はね
じ部材32がないが、左側板12に対して回動可能に構
成されている。この左側板12のフレーム10への固定
には、リール本体の前部に貫通する通しねじ部材40が
使用されている。その他の構造は第1実施形態例と同様
である。図7はこの通しねじ部材40の螺合を外して左
側板12を取り外し中の図である。
発明の他の実施形態例を示し、制動調節摘み30’はね
じ部材32がないが、左側板12に対して回動可能に構
成されている。この左側板12のフレーム10への固定
には、リール本体の前部に貫通する通しねじ部材40が
使用されている。その他の構造は第1実施形態例と同様
である。図7はこの通しねじ部材40の螺合を外して左
側板12を取り外し中の図である。
【0019】図8は更に他の実施形態例を示す。以上の
ように磁気制動装置を有さず、遠心制動装置を有する例
である。スプール軸18の径方向に延設固定された支軸
18Sには、ブレーキカラー50がスライド自在に貫挿
されている。一方、左側板12にはブレーキドラム52
を内周面に取り付けた支持部材20’がねじ固定されて
いる。既述の実施形態例と同様に、フレーム10には係
合部10Kが、支持部材20’にはこの係合部10Kに
係合する係合部20K’が設けられている。従って、ス
プール軸18と共にスプール16が高速に回転すると、
その遠心力によってブレーキカラー50がブレーキドラ
ム52に押し付けられ、その回転を自動的に制動でき
る。左側板12とフレーム10との輪郭関係等は既述の
形態例の場合と同様であり、同様な効果を有する。この
他、以上のような磁気制動装置や遠心制動装置を有さな
い両軸受型リールであても本発明は適用できる。
ように磁気制動装置を有さず、遠心制動装置を有する例
である。スプール軸18の径方向に延設固定された支軸
18Sには、ブレーキカラー50がスライド自在に貫挿
されている。一方、左側板12にはブレーキドラム52
を内周面に取り付けた支持部材20’がねじ固定されて
いる。既述の実施形態例と同様に、フレーム10には係
合部10Kが、支持部材20’にはこの係合部10Kに
係合する係合部20K’が設けられている。従って、ス
プール軸18と共にスプール16が高速に回転すると、
その遠心力によってブレーキカラー50がブレーキドラ
ム52に押し付けられ、その回転を自動的に制動でき
る。左側板12とフレーム10との輪郭関係等は既述の
形態例の場合と同様であり、同様な効果を有する。この
他、以上のような磁気制動装置や遠心制動装置を有さな
い両軸受型リールであても本発明は適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ハンドルの反対側側板の外周輪郭を、リール本
体の前方部を除くフレーム外周輪郭に略合致させている
ため、掌で握持したフィット感が良く、また、側板はフ
レームの略最大外径を有しており、このためスプールを
挿脱するフレームの穴は可及的に大きくでき、リールの
コンパクト化が可能となる。また、リール本体の前方部
においては、ハンドルの反対側側板の外周よりもフレー
ム外周の方が前方に突出しているため、前方からの衝撃
に対して側板が保護される。更には、側板外周輪郭は前
方部を除いてフレーム外周輪郭と略一致させており、側
板は従来公報のようにフレームに対して内側に装着され
る構造ではなく、両部材間に汚れが侵入し難い。従っ
て、側板の着脱も容易である。
よれば、ハンドルの反対側側板の外周輪郭を、リール本
体の前方部を除くフレーム外周輪郭に略合致させている
ため、掌で握持したフィット感が良く、また、側板はフ
レームの略最大外径を有しており、このためスプールを
挿脱するフレームの穴は可及的に大きくでき、リールの
コンパクト化が可能となる。また、リール本体の前方部
においては、ハンドルの反対側側板の外周よりもフレー
ム外周の方が前方に突出しているため、前方からの衝撃
に対して側板が保護される。更には、側板外周輪郭は前
方部を除いてフレーム外周輪郭と略一致させており、側
板は従来公報のようにフレームに対して内側に装着され
る構造ではなく、両部材間に汚れが侵入し難い。従っ
て、側板の着脱も容易である。
【図1】図1は本発明に係る第1実施形態の両軸受型リ
ールの上面図である。
ールの上面図である。
【図2】図2は図1のリールの部分破断の側面図であ
る。
る。
【図3】図3は図1の両軸受型リールの側板回動中の側
面図である。
面図である。
【図4】図4は側板離脱時の図である。
【図5】図5は本発明に係る両軸受型リールの他の実施
形態の上面図である。
形態の上面図である。
【図6】図6は図5のリールの部分破断の側面図であ
る。
る。
【図7】図7は図5のリールの側板回動中の側面図であ
る。
る。
【図8】図8は本発明に係る両軸受型リールの要部の他
の実施形態の上面図である。
の実施形態の上面図である。
8 リール本体 8F リール本体の前方部 10 フレーム 10F フレームの前方部 12,13 側板 14 ハンドル 16 スプール 18 スプール軸
Claims (1)
- 【請求項1】 リール本体の左右側板間に回転自在に支
持したスプールをハンドルの存在する側とは反対側の側
板を前記リール本体のフレームから取り外して、該フレ
ームの穴から抜き去り可能とした両軸受型リールにおい
て、 前記ハンドルの反対側側板の外周輪郭を、前記リール本
体の前方部を除くフレーム外周輪郭に略合致させ、しか
も前記前方部においてはフレーム外周の方が前方に突出
していることを特徴とする両軸受型リール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7216727A JPH0937689A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 両軸受型リール |
US08/683,308 US5743479A (en) | 1995-08-02 | 1996-07-18 | Dual bearing fishing reel having a side plate covering a portion of a side of the reel body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7216727A JPH0937689A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 両軸受型リール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937689A true JPH0937689A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16692984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7216727A Pending JPH0937689A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 両軸受型リール |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5743479A (ja) |
JP (1) | JPH0937689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013252134A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Doyo Engineering:Kk | クィックオープニングサイドカバーを備えた釣り用リール |
KR20190079477A (ko) * | 2017-12-27 | 2019-07-05 | 가부시키가이샤 시마노 | 양 베어링 릴 |
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KR200174209Y1 (ko) * | 1999-05-21 | 2000-03-15 | 주식회사신아스포츠 | 스풀 착탈 기구를 갖는 베이트 캐스팅 릴 |
KR100320405B1 (ko) * | 1999-09-02 | 2002-01-15 | 현광호 | 낚시용 양 베어링형 릴의 사이드카바 착탈구조 |
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JP4965410B2 (ja) * | 2007-11-19 | 2012-07-04 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
JP6166558B2 (ja) * | 2013-03-13 | 2017-07-19 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
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JP7064316B2 (ja) * | 2017-11-10 | 2022-05-10 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
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JPH0810279Y2 (ja) * | 1989-08-10 | 1996-03-29 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用両軸受型リール |
JP2529109Y2 (ja) * | 1989-12-13 | 1997-03-19 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
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DE4125895C2 (de) * | 1990-08-07 | 2002-08-08 | Shimano Kk | Köderwurfhaspel |
US5429318A (en) * | 1991-10-04 | 1995-07-04 | Shimano Inc. | Baitcasting reel having a locking device disposed laterally of a reel body |
JP2575446Y2 (ja) * | 1992-02-18 | 1998-06-25 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
JPH0634463A (ja) * | 1992-07-13 | 1994-02-08 | Kyowa Electron Instr Co Ltd | パイル支持力測定用ひずみ計 |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP7216727A patent/JPH0937689A/ja active Pending
-
1996
- 1996-07-18 US US08/683,308 patent/US5743479A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013252134A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Doyo Engineering:Kk | クィックオープニングサイドカバーを備えた釣り用リール |
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JP2019115278A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5743479A (en) | 1998-04-28 |
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