JPH0937315A - 電話交換制御システム、電話交換制御方法 - Google Patents

電話交換制御システム、電話交換制御方法

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JPH0937315A
JPH0937315A JP18376995A JP18376995A JPH0937315A JP H0937315 A JPH0937315 A JP H0937315A JP 18376995 A JP18376995 A JP 18376995A JP 18376995 A JP18376995 A JP 18376995A JP H0937315 A JPH0937315 A JP H0937315A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、信販業等において用いられる電話交
換制御システムに関し、システム状態に応じて、システ
ム内のモード電話機の動作モードを自動的にかつ最適に
変更することにより、システム内資源を有効に活用し、
システム監視者の負担を軽減することを目的とする。 【解決手段】本発明を、モード電話機の各々に対する着
信専用モードまたは発信専用モードの別およびシステム
の負荷を記憶する第一記憶手段と、モード電話機の動作
モードを変更する基準を記憶する第二記憶手段と、前記
第一記憶手段に記憶された記憶項目が前記第二記憶手段
に記憶された電話機の動作モード変更基準を満たすか否
かを判定する判定手段と、当該判定手段の出力に応じ
て、前記第一記憶手段に記憶されたモード電話機の動作
モードをシステムの負荷を軽減する方向に変更する変更
手段とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信販業、金融業、銀行
業等において用いられる電話交換制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】信販業等で使用されている電話交換制御
システムにおいては、着信専用モードまたは発信専用モ
ードにシステム設定可能なモード電話機が、用いられて
いる。従来、同システムにおいて、システム内のモード
電話機の着信専用モードまたは発信専用モードの別、そ
の通話状態およびシステムの負荷等のシステム状態(以
下、「システム状態」という。)を一目で把握できるコ
ントロールパネル等を設け、システム監視者が、システ
ム状態に応じて、手作業でシステム内のモード電話機の
動作モードを変更していた。
【0003】当該運用方法は、動作モードを固定するこ
とによる弊害を取り除くことができる点では、有効であ
る。つまり、動作モードを固定した運用の場合は、シス
テムへの着信呼の数が着信専用モードに設定されたモー
ド電話機(以下、「着信モード電話機」という。)の数
より多くなったとき、発信専用モードに設定されたモー
ド電話機(以下、「発信モード電話機」という。)なら
空いているにも関わらず、発信者は、空きになった着信
担当のオペレータが対応するまで待つ以外ない。同様
に、動作モードを固定した運用の場合において、システ
ムへの着信呼の数が着信モード電話機の数より少ないと
き、着信モード電話機なら空いているにも関わらず、発
信業務は、一定数の発信モード電話機で対応せざるを得
なかった。前記運用方法では、システム状態に応じて、
モード電話機の動作モードを変更するため、動作モード
を固定することによるシステム内資源が有効に利用され
ないという問題はない。
【0004】しかし、前記運用方法における監視作業
は、システム監視者に多大な負担をかけ、また、手作業
であるため、動作モードの変更等においてミスが多発す
る等の問題があった。一方、最近、信販業等において
は、不良債権の電話による督促等の発信業務を行う場
合、業務の効率化を図るべく、プレディクティブ・ダイ
ヤリング機能を用いている。プレディクティブ・ダイヤ
リング機能とは、同時に複数の顧客に自動的に電話をか
け、応答した呼だけをシステム内の適当なモード電話機
に接続する機能をいう。その接続の際、便宜のため、当
該顧客の応対に必要なデータを接続したオペレータの端
末画面に表示し、応答結果を端末から入力できる運用が
なされている。この機能により、オペレータが膨大な顧
客リストから電話をかけるべき顧客を抽出する等の非効
率な作業や電話のかけ間違いといったような手作業によ
るミスをなくすことができるため、業務の効率化が図れ
る。テレマーケティング・ジャーナル1994年3月号
25ページには、このプレディクティブ・ダイヤリング
機能を用いたある企業の場合、従来の手作業の場合に比
較して、電話をかける件数では約4倍、接続件数では約
6倍と、めざましい成果を収めた例が掲載されている。
【0005】しかし、このプレディクティブ・ダイヤリ
ング機能を備えた電話交換制御システムにあっても、コ
ントロールパネル等によりシステム状態を監視するシス
テム監視者が、手作業でモード電話機の動作モードを変
更するため、上述したように、システム監視者に多大な
負担をかける等の問題は依然として残っていた。ところ
で、前記運用方法のように業務が次々と変更されると、
使用する書類や参照する業務マニュアル等の相違によ
り、対応が煩雑になるため、業務効率が低下するとの危
惧もある。しかし、現在では企業内LANが定着し、電
話応対中または電話応対終了後に、端末から必要な情報
の参照や応答結果の入力が容易に行われるようになり、
業務効率低下の問題は解消されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、システム状態に応じて、システム内のモード電話機
の動作モードを自動的にかつ最適に変更することによ
り、システム内資源を有効に活用し、システム監視者の
負担を軽減し、かつシステム監視者の手作業による動作
モードの変更ミスを排除することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明を第1図に示すように構成し、これを同図に
沿って説明する。第1図は、本発明の構成原理図を示
す。同図中、1はシステム状態を記憶する第一記憶手段
を、2は第一記憶手段1において記憶されているシステ
ム状態が、第二記憶手段3に記憶されている動作モード
変更基準を満たすか否かを判定する判定手段を、4は判
定手段2の出力に応じて、モード電話機の動作モードを
変更する動作モード変更手段を、5は構内電話交換制御
手段を、6は構内電話交換制御手段5により制御される
着信モード電話機または発信モード電話機を、7は公衆
回線を表わす。
【0008】
【作用】第2図は、本発明の動作原理を示すフローチャ
ートを表す。本発明の作用を、第1図および第2図を用
いて説明する。まず、システムが起動されると(S
1)、モード電話機6の動作モード変更基準は第二記憶
手段3に、初期のシステム状態は第一記憶手段1に設定
される(S2)。業務が開始され、発信モード電話機の
オペレータは、発信モード電話機から公衆回線7、つま
り顧客へ電話をかけ、発信業務を行う。同様に、着信モ
ード電話機のオペレータは、公衆回線7から顧客がかけ
てきた着信呼に応答し、着信業務を行う。第一記憶手段
1は、システム状態に変更があると、その旨の通知を受
け、リアルタイムでを更新し、かつ記憶することによ
り、リアルタイムのシステム状態を記憶している。
【0009】適当なタイミングで、判定手段2は、第一
記憶手段1に記憶されているシステム状態が動作モード
変更基準を満たすか否かの判定を開始する(S3)。判
定手段2は、当該システム状態が着信専用モードへの所
定の動作モード変更基準を満たしているか否かを判定す
る(S4)。システム状態が当該基準を満たしていると
判定した場合には、判定手段2は、第一記憶手段1に記
憶されているシステム状態を参照し、「空き」状態にあ
る発信モード電話機を特定し、動作モード変更手段4に
対し、当該モード電話機を着信専用モードに変更するよ
う通知する。動作モード変更手段4は、その通知内容に
従い、第一記憶手段1に記憶されている、指定された発
信モード電話機の動作モードを着信専用モードに変更
し、その旨を当該オペレータに通知する。着信待ち呼が
ある場合は、構内電話交換機5は、当該モード電話機に
その着信待ち呼を接続する(S5)。
【0010】次に、判定手段2は、システム状態が発信
専用モードへの所定の動作モード変更基準を満たしてい
るか否かを判定する(S6)。システム状態が当該基準
を満たしていると判定した場合には、判定手段2は、第
一記憶手段1に記憶されているシステム状態を参照し、
「空き」状態にある着信モード電話機を特定し、動作モ
ード変更手段4に対し、当該モード電話機を発信専用モ
ードに変更するよう通知する。動作モード変更手段4
は、その通知内容に従い、第一記憶手段1に記憶されて
いる、指定された着信モード電話機の動作モードを発信
専用モードに変更し、その旨を当該オペレータに通知す
る。当該オペレータは、新たに発信専用モードに変更さ
れたモード電話機を用い、発信業務を行う(S7)。こ
のようなモード電話機の動作モードの変更に伴う第一記
憶手段1内のシステム状態の更新は、リアルタイムで行
われる。以上のようにして、システム状態に応じて、シ
ステム内のモード電話機の動作モードを最適かつ自動的
に変更することができる。なお、ここでは、着信専用モ
ードへの動作モードの変更判定を先に説明したが、発信
専用モードへの動作モードの変更判定を先に行ってもよ
いことは、いうまでもない。
【0011】
【実施例】第3図は、本発明の一実施例を示すシステム
構成図である。第3図において、第1図と同一の番号を
付された要素は、第1図と同一の要素を示す。5aは構
内電話交換機5の入出力チャネルを、5bはシステム内
のモード電話機6と公衆回線7の回線の接続を制御する
接続制御部を、5cは、システム状態を記憶する第一記
憶手段1を格納するメモリを表す。ここで、6には、モ
ード電話機と対の端末が含まれ、当該端末は、電話の応
対に必要な情報を自動的にまたはオペレータの要求に応
じて表示する。8はコンピュータを、8aはコンピュー
タ8の入出力チャネルを、8bはコンピュータ8のCP
Uを、8cはコンピュータ8のメモリを表す。メモリ8
cには、第1図の判定手段2、第二記憶手段3、および
動作モード変更手段4が格納されている。プレディクテ
ィブ・ダイヤリング機能は、CPU8bにより制御され
る。9は、顧客の電話番号や電話の応対に必要な情報を
記憶するデータベースを、10は、コンピュータ8と各
端末を接続するLAN回線を表す。
【0012】まず、モード電話機の動作モードの変更を
行わない場合の本発明の処理の流れについて説明する。
システムが起動されると、モード電話機6の動作モード
変更基準はメモリ8c内の第二記憶手段3に、初期のシ
ステム状態は第一記憶手段1に設定される。以下、簡単
のため、モード電話機10台からなるグループ1だけを
考える。グループとは、例えば、業務単位で分けられた
モード電話機、端末およびそれらを操作する担当オペレ
ータを一対とするその集合をいう。なお、接続制御部5
bは、、システム内のグループを、外線の電話番号によ
り区別する。グループ内のモード電話機は、初期設定に
より、発信専用モードまたは着信専用モードに設定され
ている。例えば、初期設定により、グループ1のモード
電話機10台は、発信専用モード6台、着信専用モード
4台というように割り当てられる。
【0013】CPU8bの制御の下、プレディクティブ
・ダイヤリング機能が作動し、データベース9に記憶さ
れているグループ1の業務の対象となる顧客の電話番号
を用い、電話交換機5は、該当する複数の顧客に同時に
自動的に電話をかける。顧客が応答すると、接続制御部
5bは、第一記憶手段1に記憶された現時刻のシステム
状態を参照し、「空き」状態の発信モード電話機を検索
し、そのモード電話機に接続する。
【0014】これと同時に、接続制御部5bは、入出力
チャネル5aおよび8aを介して、CPU8bにデータ
ベース9から当該顧客の応対に必要な情報を読み出すよ
う指示する。CPU8bは、接続した呼の電話番号をキ
ーとして、データベース9から該当する情報を読出し、
LAN回線10を介して、当該情報を接続に係る電話機
と対の端末に表示させる。この処理が終了すると、接続
制御部5bは、当該モード電話機が「話中」であるこ
と、およびそれと対の端末が使用中であることを、第一
記憶手段1の該当箇所に書込む。応対の終了により回線
が切断され、かつ端末からの応答結果の入力が終了する
と、接続制御部5bは、当該モード電話機および端末は
「空き」状態にあることを第一記憶手段1の該当箇所に
書込む。
【0015】顧客からグループ1に電話がかかってくる
と、接続制御部5bは、第一記憶手段1に記憶された現
時刻のシステム状態から「空き」状態の着信モード電話
機を検索し、該当するモード電話機が存在する場合に
は、そのモード電話機に接続する。この処理が終了する
と、接続制御部5bは、当該モード電話機が「話中」で
あることを、第一記憶手段1の該当箇所に書込む。応対
結果を記録する必要がある場合、オペレータは、端末か
らその応答結果を入力し、LAN回線10を介し、デー
タベースの情報を更新する。応対の終了により回線が切
断され、かつ端末からの応答結果の入力が終了すると、
接続制御部5bは、当該モード電話機および端末は「空
き」状態にあることを第一記憶手段1の該当箇所に書込
む。
【0016】次に、システム状態の所定の動作モード変
更基準を満たす場合の本発明の処理の流れについて説明
する。ここでは,動作モード変更基準の一例として、グ
ループ1について、次のように設定されている場合を考
える。この基準は、グループ毎に設定することも可能で
あるし、システム全体で同一の基準を用いることも可能
である。着信専用モードへの動作モード変更基準は、
「着信呼数が着信モード電話機の数より多く、かつ待ち
時間が15秒を超える着信の待ち呼があり、かつ発信モ
ード電話機が一以上存在する場合、当該発信モード電話
機の動作モードを着信専用モードに変更する。」(C
1)と、発信専用モードへの動作モード変更基準は、
「着信待ち呼がなく、かつ着信モード電話機が一以上存
在する場合、当該着信モード電話機の動作モードを発信
専用モードに変更する。」(C2)と設定されている。
これらの動作モード変更基準は、第二記憶手段3に記憶
されている。
【0017】システム状態がこれらの動作モード変更基
準を満たすか否かの判定は、一定の時間間隔で行う。こ
の時間管理は、図示はしないコンピュータ8内のタイマ
で管理される。当該タイマは、所定の時間間隔、例えば
1秒毎に判定手段2に対し、システム状態が所定の動作
モード変更基準を満たすか否かの判定を開始する信号
(以下、「判定開始信号」という。)を送る。この判定
開始信号を受信した判定手段2は、入出力チャネル8b
および5bを介して、第一記憶手段1に対し、現時刻の
システム状態をコンピュータ8側に送るよう指示する。
判定手段2は、受信したシステム状態をメモリ8c内の
バッファ領域に格納し、判定を開始する。
【0018】まず、時刻T1に、判定開始信号が判定手
段2に送られてきた場合の処理を説明する。第4図は、
着信専用モードへの動作モード変更基準C1に対する判
定処理を示すフローチャートを示す。同図において各処
理毎に付されている番号の最初の二桁は、第2図におけ
る同じ番号の処理を表し、第4図における第3番目の桁
は、対応する第2図の処理の中での処理の順番を表す。
【0019】システム状態を記憶する第一記憶手段1
は、前記動作モード変更基準に対応して、例えば、第5
図および第6図に示す2つのテーブルからなる。第5図
は、時刻T1におけるモード電話機の動作モードおよび
その通話状態を管理するテーブルを、第6図は、システ
ムの負荷、この場合はシステム内の着信待ち呼を管理す
るテーブルを表す。第5図において、コードとは、シス
テム内の一対のモード電話機および端末6を識別するた
めのものである。この例では、当該コードは、5桁で表
され、最初の一桁はグループを、残り4桁はグループ内
での識別番号を表している。第5図では、グループ1以
外の他のグループの情報は図示していないが、同一テー
ブルで管理されていてもよいものとする。
【0020】第6図において、着信待ち呼は、着信順に
グループ毎に付される4桁の管理番号により、識別され
る。この場合において、管理番号の最初の1桁はグルー
プを、残りの3桁は当該グループ毎に着信順に付される
番号を表す。同図において、本来は、グループに関係な
く、着信順に当該テーブルに記憶されるが、説明の便宜
のため、グループ毎の着信順に並べかえたものを掲載し
た。また、同図に示すように、第一記憶手段1にシステ
ム状態として、各着信待ち呼の着信時刻が記憶されてい
るので、判定手段2は、現時刻を示すよう設定されたシ
ステム時間とその着信時間との差をとることにより、そ
の着信待ち呼の待ち時間を把握する。この着信待ち呼が
着信モード電話機に接続され、または顧客がシステム内
電話機と接続される前に着信待ち呼を切断すると、当該
データは、着信待ち呼管理テーブルから削除される。こ
の管理方法によると、グループ内で、最長の待ち時間を
有する待ち呼は、常に当該グループ内で最も若い管理番
号をもつものとなる。したがって、判定手段2が、グル
ープ内の最長待ち時間を知るには、着信待ち呼管理テー
ブルにおいて、当該グループのデータとして、存在する
最も若い管理番号をもつ待ち呼の着信時刻とシステム時
間との差をとればよいことになる。
【0021】さて、第4図に沿って、時刻T1における
システム状態が動作モード変更基準C1を満たすか否か
の判定処理を説明する。時刻T1におけるグループ1の
構成は、動作モード管理テーブル(第5図)に示すよう
に、発信モード電話機5台、着信モード電話機5台であ
る。コンピュータ8内のタイマから判定手段2に対し、
所定の時間間隔で、判定開始信号が送られる。判定開始
信号を受信した判定手段2は、入出力チャネル8aおよ
び5aを介し、第一記憶手段に記憶されているシステム
状態をメモリ8cに受信し、同メモリ内のバッファ領域
に格納する。時刻T1に、当該判定開始信号を受信した
判定手段2は、システム状態が動作モード変更基準を満
たすか否かの判定を開始する(S3)。
【0022】判定手段2は、動作モード変更基準C1の
要件を一つずつ判定する。まず、判定手段2は、着信待
ち呼管理テーブル(第6図)を参照し、管理番号が
「1」で始まる着信待ち呼を検索する(S41)。今の
場合、該当する管理番号があるので、判定手段2は、管
理番号が「1」で始まるものの内、最も番号の若い管理
番号を検索し、その着信時刻と現時刻の差が、15秒を
超えたか否かを判定する(S42)。今の場合、該当す
る着信待ち呼、つまり管理番号1021があるので、次
に、判定手段2は、動作モード管理テーブル(第5図)
を参照し、コードが「1」で始まり、かつその動作モー
ドが発信専用モードであって、かつその通話状態が「空
き」のモード電話機があるか否かを判定する(S4
3)。今の場合、第5図に示すように、グループ1の
「空き」状態の発信モード電話機は2台あり、そのコー
ドが10104と10106であることがわかる。した
がって、判定手段2は、時刻T1におけるグループ1の
システム状態が動作モード変更基準C1を満たしている
と判定する。
【0023】ここで、動作モードを変更される候補が二
以上ある場合、判定手段2は、例えば、コードの若い
方、この場合でいうとコード10104の動作モードを
変更するよう、動作モード変更手段4に通知する。この
方法によると、発信業務および着信業務の両方に慣れた
熟練者をコードの若いモード電話機に配置し、新人等の
非熟練者を動作モード変更の少ないコードの古いモード
電話機に配置することにより、非熟練者を、可能な限
り、片方の業務のみに専念させる等、教育上および業務
効率を考慮をしたものの一例である。コード10104
の動作モードを着信専用モードに変更するよう通知を受
けた動作モード変更手段4は、LAN回線10を介し、
コード10104の端末にその旨を表示させると共に、
メモリ5c内動作モード管理テーブルの当該動作モード
のデータを「発信」から「着信」に変更する(S5
1)。当該変更が完了すると、接続制御部5bは、コー
ド10104の電話機に着信待ち呼1021を接続する
(S52)。
【0024】着信待ち呼が接続されると、接続制御部5
bは、着信待ち呼管理テーブルから着信待ち呼1021
を削除し、また着信モード電話機10104は「話中」
であることを、動作モード管理テーブルに書込む(S5
3)。応対結果を記録する必要がある場合、オペレータ
は、端末からその応答結果を入力し、LAN回線10を
介し、データベースの情報を更新する。応対の終了によ
り回線が切断され、かつ端末からの応答結果の入力が終
了すると、接続制御部5bは、動作モード管理テーブル
の該当箇所に、当該モード電話機および端末は「空き」
状態にあることを書込む。
【0025】なお、システム状態が着信専用モードへの
動作モード変更基準C1を満たすか否かの判定が終了す
ると、判定手段2は、システム状態が発信専用モードへ
の動作モード変更基準C2を満たすか否かの判定を行
う。今の場合、時刻T1のグループ1には着信待ち呼が
あり、グループ1のシステム状態が動作モード変更基準
C2を満たさないため、判定手段2は、タイマからの次
の判定開始信号を待って、判定処理を行う。
【0026】次に、時刻T2において、判定手段2に判
定開始信号が送られてきた場合の処理を、第7図に沿っ
て説明する。第7図は、発信専用モードへの動作モード
変更基準C2に対する判定処理を示すフローチャートを
示す。同図において各処理毎に付されている番号の最初
の二桁は、第2図における同じ番号の処理を表し、第7
図における第3番目の桁は、対応する第2図の処理の中
での処理の順番を表す。さて、時刻T2におけるグルー
プ1のシステム状態は、第8図、第9図に示す通りであ
る。なお、第9図においても第6図のときと同様に、説
明の便宜のため、グループ毎の着信順に並べかえたもの
を記載した。時刻T2におけるグループ1の構成は、動
作モード管理テーブル(第8図)によると、発信モード
電話機6台、着信モード電話機4台である。コンピュー
タ8内のタイマは、判定手段2に対し、所定の時間間隔
で、判定開始信号を送る(S3)。判定開始信号を受信
した判定手段2は、入出力チャネル8aおよび5aを介
し、第一記憶手段に記憶されているシステム状態を受信
し、メモリ8c内のバッファ領域に格納する。時刻T2
に当該判定開始信号を受信した判定手段2は、システム
状態が動作モード変更基準を満たすか否かの判定を開始
する。判定手段2は、第8図、第9図の両テーブルを参
照し、時刻T2におけるグループ1のシステム状態が動
作モード変更基準C1を満たさないと判定する。
【0027】次に、判定手段2は、時刻T2におけるグ
ループ1のシステム状態が動作モード変更基準C2を満
たすか否かを判定する。まず、判定手段2は、着信待ち
呼管理テーブル(第9図)を参照し、管理番号が「1」
で始まる着信待ち呼を検索する(S61)。今の場合、
該当する管理番号がないので、次に、判定手段2は、動
作モード管理テーブル(第8図)を参照し、コードが
「1」で始まり、かつその動作モードが着信専用モード
であって、かつその通話状態が「空き」のモード電話機
があるか否かを判定する(S62)。今の場合、第8図
に示すように、グループ1の「空き」状態の発信モード
電話機は1台あり、そのコードが10103であること
がわかる。したがって、判定手段2は、時刻T2におけ
るグループ1のシステム状態が動作モード変更基準C2
を満たしていると判定する。
【0028】判定手段2は、コード10103のモード
電話機の動作モードを発信専用モードに変更するよう、
動作モード変更手段4に通知する。動作モード変更手段
4は、LAN回線10を介し、コード10103の端末
にその旨を表示させ、メモリ5c内の動作モード管理テ
ーブルの当該動作モードのデータを「着信」から「発
信」に変更する(S71)。当該変更が完了すると、接
続制御部5bは、発信モード電話機10103に発信呼
を接続する(S72)。また、接続されると同時に、C
PU8bは、プレディクティブダイヤリング機能で使用
した電話番号をキーとして、データベース9から当該応
対に必要な情報を検索し、LAN回線10を介して、コ
ード10103の端末に表示させる。
【0029】接続制御手段5bは、コード10103の
モード電話機が「話中」であること、およびそれと対の
端末が「使用中」であることを、メモリ5c内の動作モ
ード管理テーブルに書込む。応対の終了により回線が切
断され、かつ端末からの応答結果の入力が終了すると、
接続制御部5bは、当該モード電話機および端末は「空
き」状態にあること動作モード管理テーブルの該当箇所
に書込む。
【0030】
【発明の効果】以上のようにして、システム側でシステ
ム状態を監視し、当該システム状態に応じて、システム
内のモード電話機を最適なモードに自動的に変更するた
め、システム監視者の負担を軽減し、かつ手作業による
ミスをなくすことができる。また、システム内資源の有
効活用により、業務の効率化、および顧客へのより良い
サービスを提供することが可能となる。また、既存の資
源を有効利用するため、人件費を節約することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成原理図。
【図2】 本発明の動作原理を示すフローチャート。
【図3】 本発明の実施例。
【図4】 着信専用モードへの動作モード変更基準C1
に対する判定処理を示すフローチャート。
【図5】 時刻T1におけるモード電話機の動作モード
管理テーブルを表す図表。
【図6】 時刻T1における着信待ち呼管理テーブルを
表す図表。
【図7】 発信専用モードへの動作モード変更基準C2
に対する判定処理を示すフローチャート。
【図8】 時刻T2におけるモード電話機の動作モード
管理テーブルを表す図表。
【図9】 時刻T2における着信待ち呼管理テーブルを
表す図表。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着信専用モードまたは発信専用モードにシ
    ステム設定可能なモード電話機を有する電話交換制御シ
    ステムにおいて、 モード電話機の各々に対する着信専用モードまたは発信
    専用モードの別およびシステムの負荷を記憶する第一記
    憶手段と、 モード電話機の動作モードを変更する基準を記憶する第
    二記憶手段と、 前記第一記憶手段に記憶された記憶項目が前記第二記憶
    手段に記憶された電話機の動作モード変更基準を満たす
    か否かを判定する判定手段と、 当該判定手段の出力に応じて、前記第一記憶手段に記憶
    されたモード電話機の動作モードをシステムの負荷を軽
    減する方向に変更する変更手段とを有することを特徴と
    する電話交換制御システム。
  2. 【請求項2】システム内のモード電話機の各々に対する
    発信専用モードまたは着信専用モードの別およびシステ
    ムの負荷を記憶し、 これらの記憶項目が着信専用モードへの変更についての
    動作モード変更基準を満たした場合、発信専用モードに
    設定されているモード電話機の動作モードを着信専用モ
    ードに変更し、かつ前記記憶項目が発信専用モードへの
    変更についての動作モード変更基準を満たした場合、着
    信専用モードに設定されているモード電話機の動作モー
    ドを発信専用モードに変更することを特徴とする電話交
    換制御方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の電話交換制
    御システムにおいて、 電話番号を記憶した第三記憶手段と、 同時に複数の自動的に電話をかけ、応答した呼だけをシ
    ステム内の電話機に接続するプレディクティブ・ダイヤ
    リング機能を制御する手段とを有することを特徴とする
    電話交換制御システム。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載の電話交換制
    御システムにおいて、 発信専用モードに設定されたモード電話機の動作モード
    を着信専用モードに変更する基準に、着信待ち呼の待ち
    時間として所定の時間の設定を含むことを特徴とする電
    話交換制御システム。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第2項に記載の電話交換制
    御方法において、 発信専用モードに設定されたモード電話機の動作モード
    を着信専用モードに変更する基準に、着信待ち呼の待ち
    時間として所定の時間の設定を含むことを特徴とする電
    話交換制御方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第3項に記載の電話交換制
    御システムにおいて、 発信専用モードに設定されたモード電話機の動作モード
    を着信専用モードに変更する基準に、着信待ち呼の待ち
    時間として所定の時間の設定を含むことを特徴とする電
    話交換制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020136912A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 Necプラットフォームズ株式会社 管理装置、端末装置制御方法及び端末装置制御プログラム

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