JPH09329163A - ディスクブレーキのブレーキパッド - Google Patents

ディスクブレーキのブレーキパッド

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Publication number
JPH09329163A
JPH09329163A JP17071696A JP17071696A JPH09329163A JP H09329163 A JPH09329163 A JP H09329163A JP 17071696 A JP17071696 A JP 17071696A JP 17071696 A JP17071696 A JP 17071696A JP H09329163 A JPH09329163 A JP H09329163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding hole
brake
claw
brake pad
caliper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17071696A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nakajima
島 修 中
Yukio Iwata
田 幸 雄 岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP17071696A priority Critical patent/JPH09329163A/ja
Publication of JPH09329163A publication Critical patent/JPH09329163A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレーキパッドの裏金の裏面の切削加工を不要
とし、その製造コストを低減できるように、ブレーキラ
イニングと裏金との結合構造を工夫することをその課題
とするものである。 【解決手段】ディスクブレーキのブレーキパッドにおい
て、裏金27の中央で、かつキャリパ爪もしくはピスト
ン端面に接しない位置に単一の結着孔28を設け、当該
結着孔28にブレーキライニングの単一の突起29を嵌
合させて構成したディスクブレーキのブレーキパッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディスクブレーキのブ
レーキパッドの構造、殊にライニングの突起と裏金の結
着孔の配置構造に関するものであり、ブレーキパッドの
製造コストを低減でき、更に鳴き発生が抑えられるもの
である。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキのブレーキパッドは、
結着強度を増加するために図6、7に突起9a、9aと
して示すようにライニング(摩擦材)が裏金10の結着
孔10b、10bにも充填された状態で裏金に結合され
ており(実公平7−50596号公報)、裏金10の左
右の結着孔10b、10bの位置がキャリパの爪4d、
4dが当接する位置に当たる。裏金10の結着孔10
b、10bは打ち抜き加工によって形成されるので、裏
金10の裏面が結着孔の周辺において変形(抜きダレが
発生)しており、この変形した部分にキャリパの爪4
d、4d(もしくはピストの端面)が局部的に当接する
と制動時にブレーキパッドが振動して鳴き音を発生する
という問題がある。このために裏金10の裏面を平坦面
にするために当該裏面を切削加工している。この切削加
工を不要にすることによって、ブレーキパッドの製造コ
ストを大きく低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ブレーキ
パッドの裏金の裏面の切削加工を不要とするように、ブ
レーキライニングと裏金との結合構造を工夫することを
その課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために講
じた手段は、ディスクブレーキのブレーキパッドにおい
て、次の要素(イ)によって構成されるものである。 (イ)裏金の中央で、かつキャリパ爪もしくはピストン
端面に接しない位置に単一の結着孔を設け、当該結着孔
にブレーキライニングの単一の突起を嵌合させたこと。
【0005】
【作 用】単一の結着孔を裏金の中央に設けたので、キ
ャリパの爪がこの結着孔の周辺の変形した部分(抜きダ
レ部)を跨ぐことができ、したがって、キャリパの爪が
この結着孔の周辺の変形した部分と当接することはな
い。また、カップ形ピストンの円筒状部分の端面は結着
孔の周辺の変形した部分を跨ぐので、この結着孔の周辺
の変形した部分と当接することはない。それゆえ、裏金
の裏面を切削加工して平坦にする必要はない。また、結
着孔とブレーキライニングの突起の断面形状を非円形
(楕円形状,長円形状等)にすると、該突起と該結着孔
とによるブレーキライニングと裏金との結合強度をより
増加することができる。
【0006】
【実 施 例】ディスクブレーキのブラケット21に支
持されたキャリパ22のシリンダに嵌合されたピストン
23とキャリパの爪24、24とによってブレーキパッ
ド25を加圧してロータRに圧接させてこれを制動す
る。ブレーキパッド25はブレーキライニング26を裏
金27に結合したものであり、裏金27の中央部に単一
の結着孔28を打ち抜き加工によって形成し、断面形状
が結着孔と同形状の単一の突起29をブレーキライニン
グ26の裏面に突設して、この突起29を結着孔28に
嵌着させる。また、上記裏金10の結着孔を非円形、例
えば楕円形状とし、上記ブレーキライニング26の突起
29をこの結着孔の形状と同形状の断面形状に構成する
ことができる。爪24、24によって結着孔28を跨
ぎ、また結着孔の打ち抜き加工によって変形した部分を
も完全に跨ぐことができる。さらにピストンも結着孔2
8および結着孔の打ち抜き加工によって変形した部分を
完全に跨ぐことができる。次に、本発明のブレーキパッ
ドと、従来のブレーキパッド(結着孔がキャリパの爪お
よびピストン端面に当接する位置にあり、かつ裏金の裏
面を切削加工していないもの)を実車に取付けて、制動
温度:常温〜300℃,制動初速度:20Km/h,4
0Km/h,減速度:0.1〜0.4Gの多段階にて鳴
き発生率を測定したところ、従来品では5.0%の鳴き
発生があったが、本発明品では、鳴き発生が僅かに0.
3%という結果が得られた。なお、図5の実施例は結着
孔を横長の楕円形状にしたが、縦長の楕円形状にするこ
ともでき、この場合もその長径の長さは横長の場合と同
様である。このいずれの場合も結着孔の形状は完全な楕
円形であることは必要ではなく、言わば長円形であって
もよい。
【0007】
【効 果】結着孔およびその周辺の変形した部分はキャ
リパの爪、あるいはピストンと当接することが回避され
るので、変形した結着孔の周辺部分を残しても支障がな
い。したがって、裏金の裏面を平坦にするための切削加
工をする必要はない。したがって、裏金の加工コストを
低減し、ブレーキパッドの切削コストを低減することが
できるとともに鳴きが殆ど発生しない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】実施例のブレーキパッドの正面図である。
【図4】実施例のブレーキパッドの断面図である。
【図5】結着孔の形状および突起の断面形状を楕円形状
とした実施例の正面図である。
【図6】従来例の正面図である。
【図7】図6の従来例の断面図である。
【符号の説明】
4d、24・・・キャリパの爪 9a、29・・・ブレーキライニングの突起 10、27・・・裏金 10b、28・・・結着孔 21・・・ブラケット 22・・・キャリパ 23・・・ピストン 25・・・ブレーキパッド 26・・・ブレーキライニング R・・・ロータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクブレーキのブレーキパッドにおい
    て、 裏金の中央で、かつキャリパ爪もしくはピストン端面に
    接しない位置に単一の結着孔を設け、当該結着孔にブレ
    ーキライニングの単一の突起を嵌合させたディスクブレ
    ーキのブレーキパッド。
  2. 【請求項2】裏金の結着孔の形状およびブレーキライニ
    ングの突起の断面形状を非円形にした請求項1記載のデ
    ィスクブレーキのブレーキパッド。
JP17071696A 1996-06-11 1996-06-11 ディスクブレーキのブレーキパッド Pending JPH09329163A (ja)

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JP17071696A JPH09329163A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 ディスクブレーキのブレーキパッド

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JP17071696A JPH09329163A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 ディスクブレーキのブレーキパッド

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JPH09329163A true JPH09329163A (ja) 1997-12-22

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ID=15910079

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JP17071696A Pending JPH09329163A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 ディスクブレーキのブレーキパッド

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JP (1) JPH09329163A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015115270A1 (ja) * 2014-01-29 2017-03-23 住友ベークライト株式会社 ブレーキパッドおよびキャリパ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015115270A1 (ja) * 2014-01-29 2017-03-23 住友ベークライト株式会社 ブレーキパッドおよびキャリパ装置

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