JPS5928786B2 - デイスクブレ−キパツド - Google Patents

デイスクブレ−キパツド

Info

Publication number
JPS5928786B2
JPS5928786B2 JP13100476A JP13100476A JPS5928786B2 JP S5928786 B2 JPS5928786 B2 JP S5928786B2 JP 13100476 A JP13100476 A JP 13100476A JP 13100476 A JP13100476 A JP 13100476A JP S5928786 B2 JPS5928786 B2 JP S5928786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lining
hole
diameter hole
small diameter
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13100476A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5356475A (en
Inventor
公万 石川
弘之 岡
寿一 柴谷
治美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP13100476A priority Critical patent/JPS5928786B2/ja
Publication of JPS5356475A publication Critical patent/JPS5356475A/ja
Publication of JPS5928786B2 publication Critical patent/JPS5928786B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はディスクブレーキパッドに関するものであり、
特に、ライニングと裏金との耐剥離性を向上させたディ
スクブレーキパッドに関するものである。
従来技術 ディスクブレーキ用のパッドとしては、ライニングを裏
金にモールドしたモールドタイプと、ライニングをリベ
ットによって裏金にかしめ付けたリベットタイプとが広
く知られている。
モールドタイプはリベットタイプに比較して安価である
ため広く使用されているが、ライニングと裏金との剥離
が生じ易い欠点を有している。
そのため、この欠点を除去すべくライニングをモールド
すべき裏金の表面に切欠や貫通穴を設け、モールド時に
これら切欠や貫通穴にライニング材を食い込ませること
が一般的に行われている。
この方法は相当に有効なもめではあるが、まだ十分とは
言えず、剥離強度上の理由からライニング材の材質が制
約を受けることが多い。
また、実公昭51−15030号公報には、裏金の一部
に切り曲げ加工を施して裏金に貫通穴を形成すると同時
に表面側へ曲げ起こした突起を形成し、その上ヘライニ
ング材をモールドすることによってライニング材の一部
を貫通穴に食い込ませる一方、裏金の突起をライニング
内に食い込ませて耐剥離性を向上させることが提案され
ている。
しかしながら、裏金は一般に曲げ剛性を確保するために
相当厚いものとすることが必要であり、そのように厚い
裏金に曲げ加工を施して突起を形成することはそれほど
容易ではなく、突起の形状をライニングの剥離を防止す
る上で有効な形状とすることが困難である欠点を有して
いる。
一方、リベツMこよってライニングを裏金にかしめ付け
る場合にはライニングの一部をリベットの頭部に係合さ
せることが必要であり、この係合部の強度を確保するた
めに裏金の表面とリベット頭部との間に一定以上の隙間
を必要とし、この隙間とリベット頭部との厚さとの和に
相当するライニングは使用することができない欠点を有
している。
そして、ブレーキの鳴きを防止する等の目的で軟質のラ
イニング材を使用する場合には特に係合部を厚くする必
要があり、ライニングの使用不能な部分が一層厚くなる
ことを避は得ない。
これに対して、特開昭50−21160号公報Oこは、
ライニングを裏金に対してリベットでかしめ付けるとと
もに、ライニングと裏板との間に接着材の層を設けてラ
イニングの裏板に対する固定強度を高めることが提案さ
れている。
しかしながら、このようζこしてもライニングのリベッ
ト頭部と係合する部分にはやはり一定以上の厚さが必要
であって、上記のような不具合を十分に解決し得るとは
言い難い。
発明の目的 本発明は上記のような事情を背景として為されたもので
あり、その目的とするところは、ライニングの耐剥離性
が十分Gこ高く、しかもライニングの使用不能な部分が
可及的ζこ薄いディスクブレーキパッドを提供すること
にある。
発明の構成 そして、本発明の構成上の特徴は、裏金にその表面側が
小径穴部、裏面側が大径穴部である段付の貫通穴を形成
するとともに、その貫通穴の大径穴部に嵌入可能かつ小
径穴部ce嵌入不能な大径の頭部と、その頭部から突出
して前記小径穴部を半径方向に一定の隙間を残して貫通
する軸部と、その軸部の先端部にその軸部よりは大径で
小径穴部よりは小径となるように形成された中径部とを
備えた係止部材を、その頭部が大径穴部と小径穴部との
間の段部に着座し、中径部が裏金の表面側へ突出する状
態で取付け、しかる後(こライニング材を裏金の表面側
からモールドしてその一部分が小径穴部と軸部との間の
隙間を埋ぬる状態としたことにある。
発明の効果 上記のように構成されたディスクブレーキパッド(こお
いては、ライニングが裏金にモールドされるとともに係
止部材によっても裏金に結合されるために、モールドタ
イプの耐剥離性とリベットタイプの耐剥離性とを加え合
わせたものとなる。
しかも、ライニング材の一部は貫通穴の小径部と係止部
材の軸部との間に形成された環状の隙間ζこ食い込んで
耐剥離性を向上させる効果を奏する。
また、係止部材の軸部先端に形成された中径部は、リベ
ットの頭部と同様にライニングと係合してライニングが
裏金の表面に直角な方向へ離脱することを防止する役割
を果たすのであるが、リベットの頭部のようにライニン
グの一部を裏金との間に挾んで固定するわけではなく、
ライニングの、係止部材の中径部と頭部との間に食い込
んだ十分な厚さの部分と係合するものであるため、裏金
の表面と中径部との間の距離を小さくしてもライニング
の固定強度が不足することがない。
したがって、リベットでライニングを固定する場合に比
較して係止部材のライニング表面からの突出量を小さく
することが可能であり、ライニングの使用不能な部分厚
さを低減させることができる。
また、係止部材はリベットとは異なり、ライニングと単
に係合しているわけではなく、全表面においてライニン
グと接着されているため、リベットよりもライニングを
固定する能力が高いことも本発明の特長の1つである。
以上の結果、ライニングの耐剥離性が前述した従来公知
のいずれのディスクブレーキパッドよりも高く、しかも
、リベットタイプのディスクブレーキパッドよりもライ
ニングの使用不能部分の厚さが薄いディスクブレーキパ
ッドが得られることとなるのである。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図および第2図において1はライニング、2は裏金
であり、共に平板状をなし、互いに固着されて一体的な
ディスクブレーキパッドを構成している。
このディスクブレーキパッドは長手方向をディスクロー
タの周方向に向けて使用されるものであるが、裏金2に
その長手方向に一定の間隔を隔てて2個の貫通穴2Aが
設けられている。
貫通穴2Aは裏金2の裏面に開口する大径穴部2aと、
表面(ライニングをモールドすべき面)に開口する小径
穴部2a’とから成る段付の貫通穴とされている。
また、3は係止部材であり、貫通穴2Aの大径入部2a
にちょうど嵌入可能な頭部3Aと、その頭部3Aの中央
部から直角方向に突出した係止部3Bとから成っている
係止部3Bは、比較的小径の軸部3bと、その先端部に
形成された中径部3b’とから成っている。
頭部3Aにはモールド時のガス抜きのために適数個の貫
通穴3aが設けられている。
上記係止部材3を、頭部3Aが裏金の大径入部2aに嵌
入してその大径入部2aと小径穴部2a′との間の段部
に着座するとともに、軸部3bが小径穴部2a’を半径
方向に一定の隙間を残して貫通する状態で固定し、ライ
ニング1をモールドすれば、ライニング材が裏金の小径
穴部2a’と係止部材3の軸部3bとの間に形成された
環状の隙間内に食い込んだ状態となるとともに、係止部
材3の係止部3Bがライニング1内に埋没した状態とな
る。
したがって、制動時にライニング1と裏金2との接合面
に剪断力が加えられた場合に、裏金の小径穴部2a’に
食い込んだライニング材と係止部材3のライニング1内
に埋没した係止部3Bとが共同してこの剪断力に対抗す
ることとなり、この部分の強度が向上し、剥離の発生が
有効に防止されるのである。
ここにおいて係止部材3の係止部3Bの先端が中径部3
b’とされているため、係止部3Bが可及的に広い面積
でライニング1と接着されて、剥離強度を向上させる上
で有効である。
また、ライニング1のこの中径部3b’と係合する部分
は中径部3b’と頭部3Aとの間ζこ食い込んだ比較的
厚い部分であるため、十分な破壊強度を有しており、こ
の点においてもリベットを使用する場合に比較してライ
ニング1の剥離強度向上を期待し得る。
さらに、中径部3b’と裏金2の表面との距離を小さく
しても、ライニング1の中径部3b’と係合する部分の
厚さが不足する恐れがないため、係止部材3の裏金表面
からの突出量を小さくすることができ、係止部材3が存
在することによってライニング1の使用不能になる部分
の厚さを薄くすることができるのである。
なお、係止部3Bの先端部の形状は第2図に示すものに
限定されるわけでなく、例えば第3図ζこ示すように逆
截頭円錐形とした係止部4Bを備えた係止部材4の使用
も可能であり、この場合には裏金2の表面側開口周縁と
係止部4Bとの間隔が広くなり、ライニング1のこの部
分の強度が向上する利点が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるディスクブレーキパッ
ドを示す斜視図であり、第2図は第1図における■−■
断面図である。 第3図は本発明の別の実施例における第2図に相当する
図である。 1ニライニング、2:裏金、2A:貫通穴、2a:大径
入部、2a′:小径穴部、3:係止部材、3A:頭部、
3B:係止部、3b=軸部、3b′:中径部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平板状の裏金の表面側に平板状のライニングが固着
    されて成り、回転するディスクロータに押し付けられて
    該ディスクロータの回転を抑制するディスクブレーキパ
    ッドであって、 前記裏金にその表面側が小径穴部、裏面側が大径穴部で
    ある段付の貫通穴を形成するとともに、該貫通穴の大径
    穴部に嵌入可能かつ小径穴部に嵌入不能な大径の頭部と
    、該頭部から突出して前記小径穴部を半径方向に一定の
    隙間を残して貫通する軸部と、該軸部の先端部に該軸部
    よりは大径で前記小径穴部よりは小径となるように形成
    された中径部とを備えた係止部材を、該頭部が該大径穴
    部と小径穴部との間の段部に着座し、該中径部が前記裏
    金の表面側へ突出する状態で取付け、しかる後にライニ
    ング材を該裏金の表面側からモールドしてその一部分が
    前記小径穴部と前記軸部との間の隙2司を埋める状態と
    したことを特徴とするディスクブレーキパッド。
JP13100476A 1976-10-29 1976-10-29 デイスクブレ−キパツド Expired JPS5928786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13100476A JPS5928786B2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29 デイスクブレ−キパツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13100476A JPS5928786B2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29 デイスクブレ−キパツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5356475A JPS5356475A (en) 1978-05-22
JPS5928786B2 true JPS5928786B2 (ja) 1984-07-16

Family

ID=15047694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13100476A Expired JPS5928786B2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29 デイスクブレ−キパツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5928786B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663136A (en) * 1979-10-23 1981-05-29 Sumitomo Electric Ind Ltd Friction pad assembly
DE10350725B4 (de) 2003-10-30 2006-10-12 Tmd Friction Services Gmbh Belagträgerplatte und Verfahren zu deren Herstellung
JP6329088B2 (ja) * 2015-01-30 2018-05-23 株式会社シマノ 自転車用のブレーキパッドおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5356475A (en) 1978-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0547304Y2 (ja)
JPS5910434Y2 (ja) ブレ−キパッド支持装置
JP3211662B2 (ja) ディスクブレーキ
JPS5928786B2 (ja) デイスクブレ−キパツド
JPH11270599A (ja) 鉄道用ブレーキの制輪子構造
JPH0124441Y2 (ja)
JPH07117115B2 (ja) 内側シュ−ドラムブレ−キ
JPS5865442U (ja) デイスクブレキの摩擦パツド摩耗限度警報装置
JPS6332987Y2 (ja)
JP2566400Y2 (ja) ディスクブレーキの2枚重ねシム
JPH0353068Y2 (ja)
JPH0723633Y2 (ja) ディスクブレーキ用摩擦パッド
JP2543080Y2 (ja) ディスクブレーキ
JP2005042759A (ja) ブレーキパッドシム取付構造
JP2595259Y2 (ja) ディスクブレーキ
JPH045780Y2 (ja)
JPS6015954Y2 (ja) デイスクブレ−キ用摩擦パツド
JPH025131Y2 (ja)
JPH0353060Y2 (ja)
JPS626999Y2 (ja)
JPH09264359A (ja) ブレーキシュー
JPH081308Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキの摩擦パッド摩耗警報装置
JPS6123697Y2 (ja)
JP2000145842A (ja) ディスクブレーキ用ロータ
JPH022489B2 (ja)