JPS6123697Y2 - - Google Patents

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JPS6123697Y2
JPS6123697Y2 JP1101680U JP1101680U JPS6123697Y2 JP S6123697 Y2 JPS6123697 Y2 JP S6123697Y2 JP 1101680 U JP1101680 U JP 1101680U JP 1101680 U JP1101680 U JP 1101680U JP S6123697 Y2 JPS6123697 Y2 JP S6123697Y2
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JP
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disc
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JP1101680U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、デイスクブレーキ、特にブレーキ
パツドと固定部材の係合部に特徴を有するデイス
クブレーキに関するものである。
デイスクブレーキのパツドアセンブリを保持す
る方法のひとつに、パツド裏板のデイスク周方向
両側縁に凹所を設け、これを固定部材(トルクメ
ンバ)の突起にスライド可能に嵌め合わせたもの
がある。
従来、この種の方法を採用したデイスクブレー
キでは、ブレーキパツドの発する鳴音(特に制動
時)を防止するため、種々の対策が施こされてお
り、中でも、線バネや板バネによつてパツドアセ
ンブリを固定部材に圧接し鳴きの原因となる振動
を防止するようにしたものが一般的である。
しかしながら、上記のものは、構造が複雑で保
守製作に手間を要すると共に、バネが制動時のト
ルクを受けて次第に疲労し、長期の使用に耐えに
くい欠点がある。
この考案は、上記に鑑みてなされたものであつ
て、簡単な構造で効果的にブレーキの鳴音を防止
できるデイスクブレーキを提供することを目的と
している。
以下、この考案の構成を添付図面に基いて説明
する。
第1図は、この考案の改良の対象となる浮動型
デイスクブレーキであつて、そのブレーキは固定
部材10と、一対の対向パツドアセンブリ20
(キヤリパのシリンダ側は図示せず)と、キヤリ
パ30から構成されている。
前記固定部材10には、パツドアセンブリを間
にして対向する突起11,11′が設けられてお
り、またデイスクDの半径方向外方部において突
起に隣接する位置にはそれぞれ突起の半径方向外
側面12,12′に鋭角に交わるトルク受け面1
3,13′を形成したV字状のガイド溝14,1
4′が設けられている。
前記パツドアセンブリの裏板21には、そのデ
イスク周方向両側縁に凹所22,22′を設けて
あり、これを固定部材の対応した突起11,1
1′に嵌め合わせ、パツドアセンブリ20をブレ
ーキピストンの軸方向に対してスライド自在に保
持している。
さらに、裏板21には、ガイド溝14,14′
に嵌まり込んだ肩部23,23′に傾斜角θがト
ルク受け面13,13′の傾斜角とほゞ等しいテ
ーパ面24,24′が形成され、この面24,2
4′がパツドアセンブリのデイスク回出側への移
動時に上記ガイド溝のトルク受面13,13′に
当接するようになつている。
さて、以上の構成によれば制動時にデイスクの
回出側においては、制動トルクを受けたパツド裏
板のテーパ面と固定部材のトルク受面が互いに干
渉し合うのでパツドのデイスク径方向の動きが規
制され、それによつて制動中の鳴音が防止され
る。この効果は特開昭50−78768号によつて明ら
かにされている。ところが、パツドの裏板と固定
部材との間には若干の隙間があり、このためデイ
スクの回入側ではトルク受面とパツドの肩部のテ
ーパ面との間に隙間が生じ、これによつてデイス
ク回入側でパツドが振動するので上述の構成のみ
では先の効果が減衰されると云う欠点がある。
そこで、この考案は、第2図に示すように、固
定部材の突起11の半径方向外側面12に対して
突起の先端の巾Hが後端の巾hよりも大となる方
向に角度を持たせ、一方パツド裏板の肩部のデイ
スク中心側の面25は、面12に適合する角度に
して上述の欠点を無くしたのである。このように
しておくと、パツドアセンブリ20が矢印方向に
押されたとき、面12と15の作用により鎖線で
示すように移動し、裏板の凹所22と突起11の
半径方向内側面との間にできた間隙がなくなる。
従つてパツドアセンブリはデイスクの回出側は勿
論回入側においてもデイスク径方向の動きが規制
されることになる。
なお、この考案は浮動型のデイスクブレーキ以
外のデイスクブレーキ、例えばピストン対向型の
ブレーキ等にも適用される。
以上述べたように、この考案は、固定部材に設
けたV字状のガイド溝と、パツド裏板の肩部に形
成したテーパ面を干渉させてパツドアセンブリの
振動を防止するようにしたデイスクブレーキにお
いて、ガイド溝を構成する突起の半径方向外側面
とそれに係合する裏板肩部のデイスク中心側の面
を上記突起が先端側でデイスク径方向に広巾とな
る向きに傾斜させたので、簡単かつ保守製作の容
易な構造で長期の使用に耐え得る優れた鳴音防止
効果を得ることができる。
また、パツドのデイスク周方向両側部に設けた
肩部を固定部材のガイド溝に係合させているので
キヤリパのアウター爪側(ピストンに対向する
側)に連結部の無い固定部材を採用したデイスク
ブレーキにも適用でき、かつブレーキの重量、コ
ストを増加させることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の改良の対象となるデイス
クブレーキの一例を示す断面図、第2図はそれに
本願の改良を加えたデイスクブレーキの要部を示
す断面図である。 10……固定部材、11,11′……突起、1
2,12′……半径方向外側面、13,13′……
トルク受け面、14,14′……ガイド溝、20
……パツドアセンブリ、21……裏板、22,2
2′……凹所、23,23′……肩部、24,2
4′……テーパ面、25……デイスク中心側の
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材の対向突起に、パツド裏板に対応して
    設けた凹所を係合させてパツドアセンブリをスラ
    イド自在に保持し、さらに、前記突起に隣接して
    固定部材のデイスク半径方向外方部に設けたV字
    状のガイド溝に、この溝の傾斜トルク受け面に対
    応するテーパ面を設けたパツド裏板の肩部を係合
    させたデイスクブレーキに於いて、前記ガイド溝
    を構成する前記突起のデイスク半径方向外側面と
    その面に係合する裏板肩部のデイスク中心側の面
    とを突起の先端がデイスク径方向に広巾となる向
    きに傾斜させたことを特徴とするデイスクブレー
    キ。
JP1101680U 1980-01-28 1980-01-28 Expired JPS6123697Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1101680U JPS6123697Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1101680U JPS6123697Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56111334U JPS56111334U (ja) 1981-08-28
JPS6123697Y2 true JPS6123697Y2 (ja) 1986-07-16

Family

ID=29607648

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JP1101680U Expired JPS6123697Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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JPS56111334U (ja) 1981-08-28

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