JPH068347Y2 - デイスクブレ−キ - Google Patents
デイスクブレ−キInfo
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- JPH068347Y2 JPH068347Y2 JP661887U JP661887U JPH068347Y2 JP H068347 Y2 JPH068347 Y2 JP H068347Y2 JP 661887 U JP661887 U JP 661887U JP 661887 U JP661887 U JP 661887U JP H068347 Y2 JPH068347 Y2 JP H068347Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- disc
- mounting bracket
- friction
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば車両等に制動力を与えるのに好適に用
いられるディスクブレーキに関し、特に、摩擦パッドを
軸方向に摺動可能に支持するパッドスプリングの改良に
関する。
いられるディスクブレーキに関し、特に、摩擦パッドを
軸方向に摺動可能に支持するパッドスプリングの改良に
関する。
第4図および第5図に従来技術のディスクブレーキを示
す。
す。
図において、1は車両の車輪と一体的に回転するディス
ク、2は該ディスク1の一側で車両の非回転部分に設け
られる取付ブラケットを示し、該取付ブラケット2には
ディスク1の周方向に離間して、軸方向に伸長する一対
の腕部2A,2Aが設けられ、該各腕部2Aは後述のキ
ャリパ3をディスク1の軸方向に摺動可能に支持するよ
うになっている。また、該各腕部2Aには後述の各パッ
ドスプリング9が取付けられるようになっている。
ク、2は該ディスク1の一側で車両の非回転部分に設け
られる取付ブラケットを示し、該取付ブラケット2には
ディスク1の周方向に離間して、軸方向に伸長する一対
の腕部2A,2Aが設けられ、該各腕部2Aは後述のキ
ャリパ3をディスク1の軸方向に摺動可能に支持するよ
うになっている。また、該各腕部2Aには後述の各パッ
ドスプリング9が取付けられるようになっている。
3は取付ブラケット2に支持されたキャリパを示し、該
取付ブラケット3は、ディスク1の一面側に配設され、
内周側にシリンダ(図示せず)が形成されたインナ脚部
3Aと、該インナ脚部3Aからブリッジ部3Bを介して
ディスク1の他面側へと延設され、該インナ脚部3Aと
の間でディスク1の両側を跨ぐように形成されたアウタ
脚部3Cと、インナ脚部3Aの両端から第4図中の左右
方向にそれぞれ延設された一対の取付部3D,3Dとか
らなり、該各取付部3Dにはボルト4,4を介して軸方
向に伸長する摺動軸(図示せず)が取付けられている。
そして、この各摺動軸は取付ブラケット2の各腕部2A
内に挿嵌され、該各腕部2Aにキャリパ3を軸方向に摺
動可能に支持させるようになっている。
取付ブラケット3は、ディスク1の一面側に配設され、
内周側にシリンダ(図示せず)が形成されたインナ脚部
3Aと、該インナ脚部3Aからブリッジ部3Bを介して
ディスク1の他面側へと延設され、該インナ脚部3Aと
の間でディスク1の両側を跨ぐように形成されたアウタ
脚部3Cと、インナ脚部3Aの両端から第4図中の左右
方向にそれぞれ延設された一対の取付部3D,3Dとか
らなり、該各取付部3Dにはボルト4,4を介して軸方
向に伸長する摺動軸(図示せず)が取付けられている。
そして、この各摺動軸は取付ブラケット2の各腕部2A
内に挿嵌され、該各腕部2Aにキャリパ3を軸方向に摺
動可能に支持させるようになっている。
5,5はキャリパ3の各取付け部3Dと取付ブラケット
2の各腕部2Aとの間に配設され、該各摺動軸の周囲を
覆う保護ブーツ、6は前記インナ脚部3Aのシリンダ内
に摺動可能に挿嵌されたピストンを示し、該ピストン6
はブレーキ操作によりマスタシリンダ(図示せず)から
前記シリンダ内に液圧が供給されると、アウタ脚部3C
との間でディスク1の両面側に後述の各摩擦パッド7を
押付け、該ディスク1に制動力を与えるようになってい
る。
2の各腕部2Aとの間に配設され、該各摺動軸の周囲を
覆う保護ブーツ、6は前記インナ脚部3Aのシリンダ内
に摺動可能に挿嵌されたピストンを示し、該ピストン6
はブレーキ操作によりマスタシリンダ(図示せず)から
前記シリンダ内に液圧が供給されると、アウタ脚部3C
との間でディスク1の両面側に後述の各摩擦パッド7を
押付け、該ディスク1に制動力を与えるようになってい
る。
7,7はディスク1の両面側に配置されるインナ側およ
びアウタ側の摩擦パッドを示し、該各摩擦パッド7には
裏金8,8の左、右両端側にそれぞれ耳部8A,8Aが
第5図中に例示する如く突設され、該各耳部8Aは後述
の各パッドスプリング9によって軸方向に摺動可能に支
持されるようになっている。そして、該各摩擦パッド7
はピストン6およびアウタ脚部3Cを介してキャリパ3
によりディスク1の両面に押圧され、該ディスク1を強
く挟持することによって、該ディスク1に制動力を与え
るようになっている。
びアウタ側の摩擦パッドを示し、該各摩擦パッド7には
裏金8,8の左、右両端側にそれぞれ耳部8A,8Aが
第5図中に例示する如く突設され、該各耳部8Aは後述
の各パッドスプリング9によって軸方向に摺動可能に支
持されるようになっている。そして、該各摩擦パッド7
はピストン6およびアウタ脚部3Cを介してキャリパ3
によりディスク1の両面に押圧され、該ディスク1を強
く挟持することによって、該ディスク1に制動力を与え
るようになっている。
9,9は取付ブラケット2の各腕部2Aと各摩擦パッド
7の各耳部8Aとの間に配設されたパッドスプリングを
示し、該各パッドスプリング9は板ばね等の材料によっ
て形成され、各摩擦パッド7を各耳部8Aを介してディ
スク1の軸方向に摺動可能に支持するようになってい
る。ここで、該各パッドスプリング9は、各摩擦パッド
7の耳部8Aを案内すべく、断面略L字状に形成され、
前、後の折曲げ部9A,9Aによって腕部2Aに取付け
られたガイド部9Bと、該ガイド部9Bから上方に延び
て各耳部8A上に折返すように延設され、該各耳部8A
をガイド部9B側に押付けるようになったパッド押え部
9Cと、該パッド押え部9Cからさらにキャリパ3のブ
リッジ部3Bに向けて延設され、該ブリッジ部3Bの下
面に弾性的に係合する舌部9Dとからなり、該舌部9D
はブリッジ部3Bを上向きに押圧するようになってい
る。
7の各耳部8Aとの間に配設されたパッドスプリングを
示し、該各パッドスプリング9は板ばね等の材料によっ
て形成され、各摩擦パッド7を各耳部8Aを介してディ
スク1の軸方向に摺動可能に支持するようになってい
る。ここで、該各パッドスプリング9は、各摩擦パッド
7の耳部8Aを案内すべく、断面略L字状に形成され、
前、後の折曲げ部9A,9Aによって腕部2Aに取付け
られたガイド部9Bと、該ガイド部9Bから上方に延び
て各耳部8A上に折返すように延設され、該各耳部8A
をガイド部9B側に押付けるようになったパッド押え部
9Cと、該パッド押え部9Cからさらにキャリパ3のブ
リッジ部3Bに向けて延設され、該ブリッジ部3Bの下
面に弾性的に係合する舌部9Dとからなり、該舌部9D
はブリッジ部3Bを上向きに押圧するようになってい
る。
従来技術によるディスクブレーキは上述の如き構成を有
するもので、ブレーキ操作によりキャリパ3のシリンダ
内にマスタシリンダから液圧が供給されると、ピストン
6は該シリンダ内をディスク1側へと摺動し、アウタ脚
部3Cとの間で各摩擦パッド7をディスク1の両面に押
圧する。このとき、該各摩擦パッド7は各パッドスプリ
ング9によって案内され、各耳部8Aが該各パッドスプ
リング9のガイド部9B上をディスク1の軸方向に摺動
し、該各摩擦パッド7によりディスク1に制動力が付与
される。そして、前記ブレーキ操作を解除すると、マス
タシリンダからの液圧の供給が停止され、各摩擦パッド
7はディスク1の両面から再び僅かに離間するようにな
る。
するもので、ブレーキ操作によりキャリパ3のシリンダ
内にマスタシリンダから液圧が供給されると、ピストン
6は該シリンダ内をディスク1側へと摺動し、アウタ脚
部3Cとの間で各摩擦パッド7をディスク1の両面に押
圧する。このとき、該各摩擦パッド7は各パッドスプリ
ング9によって案内され、各耳部8Aが該各パッドスプ
リング9のガイド部9B上をディスク1の軸方向に摺動
し、該各摩擦パッド7によりディスク1に制動力が付与
される。そして、前記ブレーキ操作を解除すると、マス
タシリンダからの液圧の供給が停止され、各摩擦パッド
7はディスク1の両面から再び僅かに離間するようにな
る。
然るに、上述した従来技術では、各パッドスプリング9
のパッド押え部9Cから一体的に舌部9Dがキャリパ3
のブリッジ部3Bに向けて延設され、該舌部9Dはブリ
ッジ部3Bを上向きに押圧するのに対し、パッド押え部
9Cは摩擦パッド7の耳部8Aをガイド部9Bに向けて
下向きに押圧するから、該パッド押え部9Cによる下向
きのばね荷重と舌部9Dによる上向きのばね荷重とを適
切な値に設定するのが難しいという欠点がある。即ち、
パッド押え部9Cのばね荷重が小さくなると、摩擦パッ
ド7にがたつきが生じ、舌部9Dのばね荷重が小さくな
ると、キャリパ3と取付ブラケット2の各腕部2Aとの
間にがたつきが生じ、それぞれ異音の発生原因となる。
そして、両者のばね荷重を過大に設定すると、摩擦パッ
ド7のひきづりが発生するばかりでなく、パッドスプリ
ング9自体を折損させるという欠点がある。
のパッド押え部9Cから一体的に舌部9Dがキャリパ3
のブリッジ部3Bに向けて延設され、該舌部9Dはブリ
ッジ部3Bを上向きに押圧するのに対し、パッド押え部
9Cは摩擦パッド7の耳部8Aをガイド部9Bに向けて
下向きに押圧するから、該パッド押え部9Cによる下向
きのばね荷重と舌部9Dによる上向きのばね荷重とを適
切な値に設定するのが難しいという欠点がある。即ち、
パッド押え部9Cのばね荷重が小さくなると、摩擦パッ
ド7にがたつきが生じ、舌部9Dのばね荷重が小さくな
ると、キャリパ3と取付ブラケット2の各腕部2Aとの
間にがたつきが生じ、それぞれ異音の発生原因となる。
そして、両者のばね荷重を過大に設定すると、摩擦パッ
ド7のひきづりが発生するばかりでなく、パッドスプリ
ング9自体を折損させるという欠点がある。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、本考案はパッドスプリングのパッド押え部と舌部と
を別の部位に設けることによって、両者のばね荷重を適
切な値に設定でき、異音の発生や摩擦パッドのひきづ
り、さらにはパッドスプリングの折損等の問題を解消で
きるようにしたディスクブレーキを提供するものであ
る。
で、本考案はパッドスプリングのパッド押え部と舌部と
を別の部位に設けることによって、両者のばね荷重を適
切な値に設定でき、異音の発生や摩擦パッドのひきづ
り、さらにはパッドスプリングの折損等の問題を解消で
きるようにしたディスクブレーキを提供するものであ
る。
上述した問題点を解決するために、本考案が採用する手
段の特徴は、各パッドスプリングを、各摩擦パッドの耳
部を案内すべく、取付ブラケットの腕部に取付けられる
ガイド部と、該ガイド部から上方に延びて折返すように
延設され、前記各摩擦パッドの耳部を該ガイド部側に押
付けるパッド押え部と、前記ガイド部から前記キャリパ
のブリッジ部に向けて上方に折曲げるように延設され、
該キャリパのブリッジ部に弾性的に係合する舌部とから
構成したことにある。
段の特徴は、各パッドスプリングを、各摩擦パッドの耳
部を案内すべく、取付ブラケットの腕部に取付けられる
ガイド部と、該ガイド部から上方に延びて折返すように
延設され、前記各摩擦パッドの耳部を該ガイド部側に押
付けるパッド押え部と、前記ガイド部から前記キャリパ
のブリッジ部に向けて上方に折曲げるように延設され、
該キャリパのブリッジ部に弾性的に係合する舌部とから
構成したことにある。
以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づいて
説明する。なお、実施例では前述した第4図に示す従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
説明する。なお、実施例では前述した第4図に示す従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
図中、11は取付ブラケットを示し、該取付ブラケット
11は従来技術で述べた取付ブラケット2とほぼ同様に
形成され、一対の腕部11A,11Aを有するものの、
該各腕部11Aの内側面にはディスク1の軸方向に伸長
する長溝11Bが形成されている。そして、該各長溝1
1B内には後述する裏金13の各突起13Bが挿入され
るようになっている。12は、ディスク1の両面側に配
置される摩擦パッドを示し(但し、アウタ側の摩擦パッ
ド12のみを図示)、該各摩擦パッド12は従来技術で
述べた各摩擦パッド7とほぼ同様に形成され、各裏金1
3の左、右両端側にはそれぞれ耳部13A,13Aが突
設されているものの、該各裏金13には各耳部13Aよ
りも下側に位置して左、右に突起13B,13Bが突設
されている。そして、該各突起13Bは前記各腕部11
Aの長溝11B内に挿入され、該長溝11B内をディス
ク1の軸方向に移動可能となっている。
11は従来技術で述べた取付ブラケット2とほぼ同様に
形成され、一対の腕部11A,11Aを有するものの、
該各腕部11Aの内側面にはディスク1の軸方向に伸長
する長溝11Bが形成されている。そして、該各長溝1
1B内には後述する裏金13の各突起13Bが挿入され
るようになっている。12は、ディスク1の両面側に配
置される摩擦パッドを示し(但し、アウタ側の摩擦パッ
ド12のみを図示)、該各摩擦パッド12は従来技術で
述べた各摩擦パッド7とほぼ同様に形成され、各裏金1
3の左、右両端側にはそれぞれ耳部13A,13Aが突
設されているものの、該各裏金13には各耳部13Aよ
りも下側に位置して左、右に突起13B,13Bが突設
されている。そして、該各突起13Bは前記各腕部11
Aの長溝11B内に挿入され、該長溝11B内をディス
ク1の軸方向に移動可能となっている。
14,14は取付ブラケット11の各腕部11Aと各摩
擦パッド12の各耳部13Aとの間に配設されたパッド
スプリングを示し、該各パッドスプリング14は板ばね
等の材料によって形成され、各摩擦パッド12をディス
ク1の軸方向に摺動可能に支持している。ここで、該各
パッドスプリングは、前、後の折曲げ部14A,14A
等によって取付ブラケット11の腕部11Aに取付けら
れ、各摩擦パッド12の各耳部13Aを案内する平坦面
部14B1および垂下面部14B2等からなる断面略L
字状のガイド部14Bと、該ガイド部14Bの平坦面部
14B1の外側端側から上方に延びて各耳部13A上に
折返すように延設され、該各耳部13Aをガイド部14
Bの平坦面部14B1側に押付けるようになったパッド
押え部14Cと、前記ガイド部14Bの垂下面部14B
2中央側からキャリパ3のブリッジ部3Bに向けて上方
に折曲げるように延設され、該ブリッジ部3Bの下面側
と弾性的に係合することによって、該ブリッジ部3Bを
上向きに押圧する舌部14Dとから大略構成されてい
る。
擦パッド12の各耳部13Aとの間に配設されたパッド
スプリングを示し、該各パッドスプリング14は板ばね
等の材料によって形成され、各摩擦パッド12をディス
ク1の軸方向に摺動可能に支持している。ここで、該各
パッドスプリングは、前、後の折曲げ部14A,14A
等によって取付ブラケット11の腕部11Aに取付けら
れ、各摩擦パッド12の各耳部13Aを案内する平坦面
部14B1および垂下面部14B2等からなる断面略L
字状のガイド部14Bと、該ガイド部14Bの平坦面部
14B1の外側端側から上方に延びて各耳部13A上に
折返すように延設され、該各耳部13Aをガイド部14
Bの平坦面部14B1側に押付けるようになったパッド
押え部14Cと、前記ガイド部14Bの垂下面部14B
2中央側からキャリパ3のブリッジ部3Bに向けて上方
に折曲げるように延設され、該ブリッジ部3Bの下面側
と弾性的に係合することによって、該ブリッジ部3Bを
上向きに押圧する舌部14Dとから大略構成されてい
る。
また、該各パッドスプリング14のガイド部14Bに
は、垂下面部14B2の下端側に位置して、取付ブラケ
ット11の長溝11B内へと折返され、該長溝11Bの
両側壁に係合する前、後の係合部14E,14Eと、該
各係合部14Eと各折曲げ部14Aとの間に位置して、
垂下面部14B2の両側端側を腕部11Aの両側壁側へ
と折曲げることによって形成された前、後の他の折曲げ
部14F,14Fとが設けられている。そして、該各パ
ッドスプリング14のガイド部14Bは各折曲げ部14
A,14Fおよび各係合部14Eを介して取付ブラケッ
ト11の各腕部11Aに確実に固定されるようになって
いる。
は、垂下面部14B2の下端側に位置して、取付ブラケ
ット11の長溝11B内へと折返され、該長溝11Bの
両側壁に係合する前、後の係合部14E,14Eと、該
各係合部14Eと各折曲げ部14Aとの間に位置して、
垂下面部14B2の両側端側を腕部11Aの両側壁側へ
と折曲げることによって形成された前、後の他の折曲げ
部14F,14Fとが設けられている。そして、該各パ
ッドスプリング14のガイド部14Bは各折曲げ部14
A,14Fおよび各係合部14Eを介して取付ブラケッ
ト11の各腕部11Aに確実に固定されるようになって
いる。
本実施例によるディスクブレーキは上述の如き構成を有
するもので、その基本的作動については従来技術による
ものと格別差異はない。
するもので、その基本的作動については従来技術による
ものと格別差異はない。
然るに、本実施例では各パッドスプリング14の舌部1
4Dをパッド押え部14Cから離間させて、ガイド部1
4Bの垂下面部14B2中央からブリッジ部3Bの下面
に向けて上方に折曲げるように延設したから、パッド押
え部14Cと舌部14Dとのばね荷重をそれぞれ別個に
簡単に調整でき、それぞれのばね荷重を最適な値に設定
することができる。
4Dをパッド押え部14Cから離間させて、ガイド部1
4Bの垂下面部14B2中央からブリッジ部3Bの下面
に向けて上方に折曲げるように延設したから、パッド押
え部14Cと舌部14Dとのばね荷重をそれぞれ別個に
簡単に調整でき、それぞれのばね荷重を最適な値に設定
することができる。
従って、本実施例によれば、各パッドスプリング14の
パッド押え部14Cによって各摩擦パッド12のがたつ
きを、舌部14Dによってキャリパ3のがたつきをそれ
ぞれなくして、異音の発生を良好に防止できる上に、各
摩擦パッド12のひきづりやパッドスプリング14の折
損等の問題も解消することができる。
パッド押え部14Cによって各摩擦パッド12のがたつ
きを、舌部14Dによってキャリパ3のがたつきをそれ
ぞれなくして、異音の発生を良好に防止できる上に、各
摩擦パッド12のひきづりやパッドスプリング14の折
損等の問題も解消することができる。
なお、前記実施例では、取付ブラケット11を車両の非
回転部分に設けるものとしたが、該取付ブラケット11
は車体のナックル等と別体に形成して、ボルト等で固定
するようにしてもよく、あるいは車体のナックルに一体
的に形成し、いわゆるダイレクトマウント型のディスク
ブレーキとして構成してもよいものである。
回転部分に設けるものとしたが、該取付ブラケット11
は車体のナックル等と別体に形成して、ボルト等で固定
するようにしてもよく、あるいは車体のナックルに一体
的に形成し、いわゆるダイレクトマウント型のディスク
ブレーキとして構成してもよいものである。
また、前記実施例では、取付ブラケット11の各腕部1
1Aにディスク1の軸方向に伸長する長溝11Bを設
け、各摩擦パッド12の裏金13には各耳部13Aより
も下側に位置して各突起13Bを設け、該各突起13B
を各腕部11Aの長溝11B内に挿入するものとして述
べたが、各長溝11Bや各突起13Bは必ずしも設ける
必要はなく、各パッドスプリング14に設けた各係合部
14Eや各折曲げ部14F等も場合によっては省略して
もよい。
1Aにディスク1の軸方向に伸長する長溝11Bを設
け、各摩擦パッド12の裏金13には各耳部13Aより
も下側に位置して各突起13Bを設け、該各突起13B
を各腕部11Aの長溝11B内に挿入するものとして述
べたが、各長溝11Bや各突起13Bは必ずしも設ける
必要はなく、各パッドスプリング14に設けた各係合部
14Eや各折曲げ部14F等も場合によっては省略して
もよい。
以上詳述した通り、本考案によれば、各パッドスプリン
グの舌部をパッド押え部から離間させて、ガイド部から
キャリパのブリッジ部に向けて上方に折曲げるように延
設したから、パッド押え部と舌部とのばね荷重をそれぞ
れ個別に調整して、最適な値に簡単に設定でき、各摩擦
パッドのがたつきやキャリパのがたつきを防止でき、異
音等の発生を防止できる。また、各摩擦パッドのひきづ
りや各パッドスプリングの折損等の問題も解消すること
ができる。
グの舌部をパッド押え部から離間させて、ガイド部から
キャリパのブリッジ部に向けて上方に折曲げるように延
設したから、パッド押え部と舌部とのばね荷重をそれぞ
れ個別に調整して、最適な値に簡単に設定でき、各摩擦
パッドのがたつきやキャリパのがたつきを防止でき、異
音等の発生を防止できる。また、各摩擦パッドのひきづ
りや各パッドスプリングの折損等の問題も解消すること
ができる。
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、第1図は
ディスクブレーキの正面図、第2図は第1図中のパッド
スプリングに摩擦パッドを組付た状態を示す一部破断の
斜視図、第3図はパッドスプリングの斜視図、第4図お
よび第5図は従来技術を示し、第4図はディスクブレー
キの平面図、第5図は第4図中に示すパッドスプリング
に摩擦パッドを組付けた状態を示す一部破断の斜視図で
ある。 1……ディスク、3……キャリパ、3A……インナ脚
部、3B……ブリッジ部、3C……アウタ脚部、6……
ピストン、11……取付ブラケット、11A……腕部、
12……摩擦パッド、13……裏金、13A……耳部、
14……パッドスプリング、14B……ガイド部、14
C……パッド押え部、14D……舌部。
ディスクブレーキの正面図、第2図は第1図中のパッド
スプリングに摩擦パッドを組付た状態を示す一部破断の
斜視図、第3図はパッドスプリングの斜視図、第4図お
よび第5図は従来技術を示し、第4図はディスクブレー
キの平面図、第5図は第4図中に示すパッドスプリング
に摩擦パッドを組付けた状態を示す一部破断の斜視図で
ある。 1……ディスク、3……キャリパ、3A……インナ脚
部、3B……ブリッジ部、3C……アウタ脚部、6……
ピストン、11……取付ブラケット、11A……腕部、
12……摩擦パッド、13……裏金、13A……耳部、
14……パッドスプリング、14B……ガイド部、14
C……パッド押え部、14D……舌部。
Claims (1)
- 【請求項1】ディスクの周方向に離間して、軸方向に伸
長した一対の腕部を有する取付ブラケットと、該取付ブ
ラケットの各腕部に軸方向に摺動可能に支持され、前記
ディスクの両側を跨ぐように形成されたキャリパと、前
記ディスクの両面側に配置され、該キャリパによってデ
ィスクの両面に押圧される一対の摩擦パッドと、該各摩
擦パッドをディスクの軸方向に摺動可能に支持すべく、
該各摩擦パッドの各耳部と取付ブラケットの各腕部との
間に設けられた一対のパッドスプリングとからなるディ
スクブレーキにおいて、前記各パッドスプリングは、各
摩擦パッドの耳部を案内すべく、前記取付ブラケットの
腕部に取付けられるガイド部と、該ガイド部から上方に
延びて折返すように延設され、前記各摩擦パッドの耳部
を該ガイド部側に押付けるパッド押え部と、前記ガイド
部から前記キャリパのブリッジ部に向けて上方に折曲げ
るように延設され、該キャリパのブリッジ部に弾性的に
係合する舌部とから構成したことを特徴とするディスク
ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP661887U JPH068347Y2 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 | デイスクブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP661887U JPH068347Y2 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 | デイスクブレ−キ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63115934U JPS63115934U (ja) | 1988-07-26 |
JPH068347Y2 true JPH068347Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=30789305
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP661887U Expired - Lifetime JPH068347Y2 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 | デイスクブレ−キ |
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---|---|
JP (1) | JPH068347Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20190064806A (ko) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 주식회사 만도 | 패드 플레이트용 클립 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1987
- 1987-01-20 JP JP661887U patent/JPH068347Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108626273A (zh) * | 2017-03-23 | 2018-10-09 | 株式会社万都 | 用于车辆的盘式制动器 |
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CN108626273B (zh) * | 2017-03-23 | 2020-12-29 | 株式会社万都 | 用于车辆的盘式制动器 |
KR20190064806A (ko) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | 주식회사 만도 | 패드 플레이트용 클립 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63115934U (ja) | 1988-07-26 |
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