JPH09242795A - ディスクブレーキ用シム板 - Google Patents

ディスクブレーキ用シム板

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Publication number
JPH09242795A
JPH09242795A JP4910496A JP4910496A JPH09242795A JP H09242795 A JPH09242795 A JP H09242795A JP 4910496 A JP4910496 A JP 4910496A JP 4910496 A JP4910496 A JP 4910496A JP H09242795 A JPH09242795 A JP H09242795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
shim plate
plate
back plate
supporting pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4910496A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Horiuchi
内 雄 大 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4910496A priority Critical patent/JPH09242795A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッド支持ピンの折損を解消する。 【解決手段】 シム板15の耳部15aに筒状部15b
を一体に形成する。筒状部15bはパッド12の裏板1
2aの孔に嵌入し、筒状部15b内にパッド支持ピン1
4を挿通してパッド12およびシム板15を支持させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、車両の車
輪ブレーキとして使用されるディスクブレーキに関おい
てパッド支持ピンにより支持されたパッドの裏板とパッ
ドをその背後からディスクロータに向けて押圧する押圧
部材との間に介在されるディスクブレーキ用シム板に関
する。
【0002】
【従来の技術】押圧部材がパッドを押圧する中心の位置
を調節してブレーキ鳴き現象を軽減する等の目的でパッ
ドの裏板とパッドをその背後からディスクロータに向け
て押圧する押圧部材との間にシム板を介在させることは
周知であり、例えば実公昭61−31548号公報に開
示されている。
【0003】このシム板の支持構造として、シム板の打
ち抜き孔にパッド支持ピンを挿通して支持する構造、シ
ム板の周縁に形成した爪部でパッドの裏板や押圧部材に
係止させる構造などが知られているが、シム板の打ち抜
き孔にパッド支持ピンを挿通して支持する構造が確実性
が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シム板
の打ち抜き孔にパッド支持ピンを挿通して支持する構造
は、ブレーキ時にブレーキトルクがシム板を介してパッ
ド支持ピンに付加したり、車輪振動に起因する慣性力が
シム板からパッド支持ピンに付加し、シム板とパッド支
持ピンとの当接面積が少ない(シム板の肉厚相当)こと
から、荷重集中によりパッド支持ピンに折損が発生する
ことがあると言う問題があった。
【0005】この出願の発明は、上記の問題を解消する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的に従うこの出
願の発明に係るディスクブレーキ用シム板は、請求項1
に記載したように、裏板の孔を摺動可能に貫通するパッ
ド支持ピンにより移動可能に支持されたパッドの前記裏
板とパッドをその背後からディスクロータに向けて押圧
する押圧部材との間に介在されるディスクブレーキ用シ
ム板であって、前記パッド支持ピンの外周を囲繞して内
周でパッド支持ピンの外周に当接する筒状部を一体に形
成したことを特徴とするものである。
【0007】上記構成のディスクブレーキ用シム板にお
いては、シム板とパッド支持ピンとの間の力の伝達は筒
状部の内周を介して行われ、筒状部の内周はシム板の肉
厚よりも遥かに大きいため、荷重集中が回避され、パッ
ド支持ピンの折損が解消するものである。
【0008】尚、請求項2に記載したように、前記筒状
部を前記パッドの前記裏板に向けて突出させて前記裏板
の孔に嵌入させれば、裏板に対するシム板のずれ防止を
同時に得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係るディスクブ
レーキ用シム板の実施形態につき、図を参照して説明す
る。
【0010】図1および図2において、11はディスク
ロータ、12はパッド、13は押圧部材であるピスト
ン、14はパッド支持ピン、15はシム板である。シム
板15の耳部15a,15aにはパッド支持ピン14の
外径に対応する内径を持つ筒状部15b,15bが一体
に形成されており、この筒状部15b,15bは裏板1
2aの対応する孔12bに嵌入されている。パッド支持
ピン14は筒状部15b内に挿通されパッド12および
シム板15を支持する。
【0011】筒状部15bの横断面形状は円形に限定さ
れるものではなく、横長の楕円形状、長円形状にしても
よい。その場合、裏板12aの孔12bも対応する形状
にする必要がある。
【0012】また、筒状部15bは必ずしも裏板12a
の孔12bに嵌入する必要はなく、裏板12aとは反対
側へ突出させても良い。
【0013】このようなシム板15においては、筒状部
15bの内周でパッド支持ピン14との間の荷重伝達を
行うため、荷重集中が発生せず、パッド支持ピン14の
折損が回避される。
【0014】
【発明の効果】この出願の発明にかかるディスクブレー
キ用シム板においては、シム板とパッド支持ピンとの間
の力の伝達は筒状部の内周を介して行われ、筒状部の内
周はシム板の肉厚よりも遥かに大きいため、荷重集中が
回避され、パッド支持ピンの折損が解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の一実施形態の縦断面図であ
る。
【図2】図1のシム板を右方から見た図である。
【符号の説明】
11・・・ディスクロータ 12・・・パッド 12a・・・裏板 12b・・・孔 13・・・ピストン(押圧部材) 14・・・パッド支持ピン 15・・・シム板 15b・・・筒状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏板の孔を摺動可能に貫通するパッド支
    持ピンにより移動可能に支持されたパッドの前記裏板と
    パッドをその背後からディスクロータに向けて押圧する
    押圧部材との間に介在されるディスクブレーキ用シム板
    において、前記パッド支持ピンの外周を囲繞して内周で
    パッド支持ピンの外周に当接する筒状部を一体に形成し
    たことを特徴とするディスクブレーキ用シム板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスクブレーキ用シ
    ム板であって、前記筒状部を前記パッドの前記裏板に向
    けて突出させて前記裏板の孔に嵌入させたことを特徴と
    するディスクブレーキ用シム板。
JP4910496A 1996-03-06 1996-03-06 ディスクブレーキ用シム板 Pending JPH09242795A (ja)

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JP4910496A JPH09242795A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 ディスクブレーキ用シム板

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JP4910496A JPH09242795A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 ディスクブレーキ用シム板

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JPH09242795A true JPH09242795A (ja) 1997-09-16

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JP4910496A Pending JPH09242795A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 ディスクブレーキ用シム板

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JP (1) JPH09242795A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021110441A (ja) * 2020-01-15 2021-08-02 曙ブレーキ工業株式会社 パッド用ピン受金具、ピン受金具付きディスクブレーキ用パッド及びディスクブレーキ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021110441A (ja) * 2020-01-15 2021-08-02 曙ブレーキ工業株式会社 パッド用ピン受金具、ピン受金具付きディスクブレーキ用パッド及びディスクブレーキ装置

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