JPH05790A - エレベーターのブレーキ装置 - Google Patents

エレベーターのブレーキ装置

Info

Publication number
JPH05790A
JPH05790A JP17577391A JP17577391A JPH05790A JP H05790 A JPH05790 A JP H05790A JP 17577391 A JP17577391 A JP 17577391A JP 17577391 A JP17577391 A JP 17577391A JP H05790 A JPH05790 A JP H05790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
brake shoe
elevator
drum
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17577391A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okada
浩二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP17577391A priority Critical patent/JPH05790A/ja
Publication of JPH05790A publication Critical patent/JPH05790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキシュ5のブレーキドラム1に対する
面当りを全体的に均一化し、安定した高いブレーキ制動
力を発生するブレーキ装置を得る。 【構成】 ブレーキシュ5を固着したブレーキシュ保持
体3の内側と、ブレーキ腕2に支持されるブレーキシュ
保持体3の外側との中間に肉抜空間部11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターブレー
キ装置のブレーキトルク安定化のためのブレーキシュ部
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば実開昭53−77567
号公報に示された従来のエレベーターのブレーキ装置を
示す図である。図において、1は軸受で支持され回転す
るブレーキドラム、2はブレーキドラムの両側に配設さ
れ、押付力を伝達するブレーキ腕、3はこのブレーキ腕
にスプリング4を介して支持されるブレーキシュ保持
体、5はブレーキシュ保持体の内側に固着されるブレー
キシュ、6は上記ブレーキ腕に押付力を発生させるコイ
ルばね、7はレバー8とボルト9を介し、上記ブレーキ
腕に押付開放力を伝達する電磁装置である。
【0003】従来のブレーキ装置は、上記のように構成
され、上記ブレーキドラムの回転を停止させるために
は、コイルばね6によりブレーキ腕2に押付力を加え、
上記ブレーキ腕からブレーキシュ保持体3に押付力を伝
え、この保持体に固着されたブレーキシュ5とブレーキ
ドラム1の間で摩擦による制動力が発生し、上記ブレー
キドラムが停止する。また、上記ブレーキドラムの制動
力の開放は、電磁装置7より、レバー8とボルト9を介
して上記ブレーキ腕2に押付開放力を伝達し、前記コイ
ルばね6より前記ブレーキ腕2に加えられる押付力に押
付開放力が付勝って、前記ブレーキシュ保持体の押付力
が除去されることにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のブ
レーキ装置では、ブレーキ腕2によりブレーキシュ保持
体3の中央部に押付力を加えており、前記ブレーキシュ
保持体は弾性体であるために、ブレーキシュ保持体の上
端部と下端部で撓み変形し、反面中央部が殆ど変形しな
いことから、ブレーキシュ5の中央部にブレーキドラム
1との強い面当りが生じ、ブレーキシュ上端部、下端部
付近には面当りが生じなかった。従って、全体としての
面当りが少ないため、ブレーキの制動力が不安定である
とともに、一般的なブレーキシュの特性として面当りが
少ないと面圧が高いために、摩擦係数が低下する傾向が
あり、そのためブレーキの制動力が低下し、その結果エ
レベーターの乗心地が悪くなって乗客に不快感を与える
等の問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ブレーキシュのドラムに対す
る面当りを全体的に均一化し、安定した高いブレーキ制
動力を発生するブレーキ装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るエレベーターのブレーキ装置は、一
端を軸支され、他端にブレーキドラム両側への回動力が
付与される一対のブレーキ腕に、ブレーキシュ保持体の
外側を支持し、このブレーキシュ保持体の内側に固着さ
れたブレーキシュをブレーキドラムの両側に圧接させ、
又、電磁装置により、逆方向への開放力を発生させるよ
うにしたエレベーターのブレーキ装置において、上記ブ
レーキシュ保持体の外側と内側との中間に肉抜空間部を
形成した構成にしてある。
【0007】
【作用】この発明におけるエレベーターのブレーキ装置
は、上記のような構成にすることにより、ブレーキ腕2
より前記ブレーキシュ保持体3に伝達される押付力は、
ブレーキシュ5に伝達される際に全体に分散され、上記
ブレーキシュの面当りを均一化することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明のブレーキ装置の構成図であり、従
来技術を示す図3と同一部分及び相当部分には同一符号
を付し、説明を省略する。図において、1はブレーキド
ラム、5はこれに接触するブレーキシュで、ブレーキシ
ュ保持体3の内側に固着されている。ブレーキシュ保持
体3の外側は摺動軸10とスプリング4を介してブレー
キ腕2に支持されている。ブレーキシュ保持体3の内側
と外側との中間に肉抜空間部11が形成されている。
【0009】上記のように構成されたブレーキ装置にお
いては、ブレーキ腕2よりブレーキシュ保持体3に押付
力が伝達され、押付力は、上記ブレーキシュ保持体3の
中央部より上下両端部に分かれるから、押付力はブレー
キシュ5に分散されて伝達され、従来のようにブレーキ
シュの中央部に強い面当りを生ずることなく、ブレーキ
シュ全体に平均的な面当りが生ずる。
【0010】図2に別の実施例を示す。ブレーキシュ保
持体3に形成する肉抜空間部として3個の円形空間部を
独立して設けている。本実施例でも押付力を複数に分散
するので、実施例1と同様な効果が期待できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ブレ
ーキシュを固着したブレーキシュ保持体の内側とブレー
キ腕に支持されるブレーキシュ保持体の外側との中間に
肉抜空間部を形成したから、ブレーキ腕から伝達される
押付力が、ブレーキシュ保持体の中央に集中することな
く、分散するため、ブレーキ制動力が安定する。またブ
レーキシュ5の面圧が低減するため、ブレーキドラム1
との摩擦係数が高くなり、高いブレーキ制動力を確保で
きる。
【0012】エレベーターの稼働現場において、ブレー
キシュ5の摩耗により前記ブレーキシュを交換する場合
には、新規ブレーキシュを取付け、ブレーキドラム1と
のある程度の面当りを得るため、前記ブレーキシュとブ
レーキドラムの摺り合わせ運転を行うが、本発明によれ
ば押付力を分散しているため、面当りが早く、摺り合わ
せ運転時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるブレーキ装置の構成
図。
【図2】この発明の他の実施例によるブレーキ装置の構
成図。
【図3】従来のブレーキ装置を示す構成図。
【符号の説明】
1 ブレーキドラム 2 ブレーキ腕 3 ブレーキシュ保持体 4 スプリング 5 ブレーキシュ 6 コイルばね 7 電磁装置 10 摺動軸 11 肉抜空間部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端を軸支され、他端にブレーキドラム
    両側への回動力が付与される一対のブレーキ腕に、ブレ
    ーキシュ保持体の外側を支持し、このブレーキシュ保持
    体の内側に固着されたブレーキシュをブレーキドラムの
    両側に圧接させ、又、電磁装置により、逆方向への開放
    力を発生させるようにしたエレベーターのブレーキ装置
    において、上記ブレーキシュ保持体の外側と内側との中
    間に肉抜空間部を形成したことを特徴とするエレベータ
    ーのブレーキ装置。
JP17577391A 1991-06-21 1991-06-21 エレベーターのブレーキ装置 Pending JPH05790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17577391A JPH05790A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 エレベーターのブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17577391A JPH05790A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 エレベーターのブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05790A true JPH05790A (ja) 1993-01-08

Family

ID=16002013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17577391A Pending JPH05790A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 エレベーターのブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05790A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4954141A (en) * 1988-01-28 1990-09-04 Showa Denko Kabushiki Kaisha Polishing pad for semiconductor wafers
KR100497030B1 (ko) * 2002-10-14 2005-06-28 반도종공 주식회사 드럼브레이크를 갖는 호이스트
JP2010132418A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Meidensha Corp 巻上機のブレーキ機構
CN103922238A (zh) * 2006-03-14 2014-07-16 三菱电机株式会社 电磁制动器控制装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4954141A (en) * 1988-01-28 1990-09-04 Showa Denko Kabushiki Kaisha Polishing pad for semiconductor wafers
KR100497030B1 (ko) * 2002-10-14 2005-06-28 반도종공 주식회사 드럼브레이크를 갖는 호이스트
CN103922238A (zh) * 2006-03-14 2014-07-16 三菱电机株式会社 电磁制动器控制装置
JP2010132418A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Meidensha Corp 巻上機のブレーキ機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4064972A (en) Caliper brake for bicycles for maintaining equal distance between both brake shoes and a wheel therebetween
JPH05790A (ja) エレベーターのブレーキ装置
JP4279780B2 (ja) エレベータ巻上機のブレーキ装置
JP5094851B2 (ja) ドラムブレーキ
JPS5986724A (ja) 自転車用デイスクブレ−キ装置のブレ−キ制動方法
JPH1054431A (ja) ディスクブレーキ装置
US6234281B1 (en) Attachment of a brake cable with an actuator of a parking brake
JPH0517410B2 (ja)
KR20090040072A (ko) 단일 슈 타입 주차 브레이크
JP3792877B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP3774036B2 (ja) デュオサーボ式ドラムブレーキ
KR200157382Y1 (ko) 드럼브레이크
GB2308627A (en) Hold-down element for a drum brake shoe
JPS6014217B2 (ja) デイスクブレ−キ
JPS5825152Y2 (ja) 摩擦ブレ−キ装置
JP3774034B2 (ja) デュオサーボ式ドラムブレーキ装置
JP2674367B2 (ja) エレベータ用ブレーキ装置
JPH0720421Y2 (ja) ドラムブレ−キのパ−キングレバ−支持構造
JPH0261658B2 (ja)
JPH0173533U (ja)
JPH0550175U (ja) ディスクブレーキ
JPH07117116B2 (ja) 圧電素子を用いたブレ−キ装置
JPH09242795A (ja) ディスクブレーキ用シム板
JPH10159879A (ja) ディスクブレーキ
JPH10245196A (ja) 巻上機用制動装置