JPH09326140A - 光ディスクの製造装置 - Google Patents

光ディスクの製造装置

Info

Publication number
JPH09326140A
JPH09326140A JP28060296A JP28060296A JPH09326140A JP H09326140 A JPH09326140 A JP H09326140A JP 28060296 A JP28060296 A JP 28060296A JP 28060296 A JP28060296 A JP 28060296A JP H09326140 A JPH09326140 A JP H09326140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
plate
disk
center pin
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28060296A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Murakami
昇 村上
Chu Tanabe
宙 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GLOBAL MACH KK
Original Assignee
GLOBAL MACH KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GLOBAL MACH KK filed Critical GLOBAL MACH KK
Priority to JP28060296A priority Critical patent/JPH09326140A/ja
Publication of JPH09326140A publication Critical patent/JPH09326140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 UV樹脂を介し2枚のディスクの接合時、U
V樹脂層中に空気混入のない光ディスクの製造装置。 【解決手段】 センターピン41をもつディスクテーブ
ル42上に、ディスクW1 をその中央円孔をセンターピ
ンに係合して載置する移載手段28と、ディスクテーブ
ル42上のディスクW1 にUV樹脂49をリング状に塗
布する供給ノズル48と、樹脂49を塗布したディスク
1 上に、ディスクW2 を重ね合わせユニット70と、
2枚のディスクW1 ,W2 をプレスまたは回転して密着
積層する密着積層手段と、紫外線によりUV樹脂層49
を硬化するUV照射手段とを備えた光ディスクの製造装
置で、センターピン41に、外気と連絡する排気通路4
5を設け、ディスクW2 をディスクW1 にゆっくりと重
ね合わせ、ディスクW1 ,W2 とUV樹脂49とセンタ
ーピン41で囲まれた密閉空間内の空気を排気通路45
を介し外部に逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体で
ある光ディスクの製造装置に係わり、特に2枚のディス
クプレートを貼り合わせて一体化する光ディスクの製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、一般に、合成樹脂製ディ
スク本体の片面に情報が記録され、その上に金属反射被
膜が形成され、さらにその上に保護被膜が形成された構
造となっている。
【0003】そして近年では、情報の高密度化というニ
ーズに応えるべく、それぞれ片面に情報の記録されてい
るディスクプレートの情報記録面側を、接着剤により貼
り合わせて1枚のディスクとすることで、多くの情報を
記録できるようにした薄型でコンパクトな光ディスクも
提案されている。そしてこの種の従来の光ディスクは、
図15に示すように、2枚のディスクプレート1,1が
ホットメルト2によって接合された構造となっている。
符号1aは、情報記録面の表面に形成されたアルミ蒸着
層、符号3は、ディスク中央に形成されている円孔であ
る。なお、一方のディスクプレートにのみ情報が記録さ
れて、他のディスクプレートは情報の記録されていない
ダミーディスクプレートとされた構造の光ディスクもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のディスク
プレートの接着剤としてはホットメルトが一般的であっ
たが、耐熱性が悪く、耐候性に問題があった。
【0005】そこで、紫外線を照射することで簡単に固
化する耐熱性および耐候性に優れた紫外線硬化性樹脂
(以下、UV樹脂という)の使用が提案されるに至っ
た。そして最近では、UV樹脂を介して積層した2枚の
ディスクプレートに紫外線を照射してUV樹脂を硬化さ
せることで、ディスクプレートを接合一体化する光ディ
スクの具体的量産方法が提案されている。しかし、2枚
のディスクプレートを貼り合わせる際に、UV樹脂層中
に空気が混入し不良品の原因となるという問題があっ
た。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、UV樹脂を介して2枚のディ
スクプレートを接合する際に、UV樹脂層中に空気が混
入することのない光ディスクの製造装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる光ディスクの製造装置において
は、センターピンを上方に突設させたディスクテーブル
上に、第1のディスクプレートをその中央円孔をセンタ
ーピンに係合させた状態に載置する第1のディスクプレ
ート移載手段と、前記ディスクテーブル上の第1のディ
スクプレートの上に紫外線硬化性樹脂をリング状に塗布
する樹脂塗布手段と、樹脂を塗布した第1のディスクプ
レート上に、第2のディスクプレートを上方から重ね合
わせるディスクプレート重ね合わせ手段と、重ね合わせ
た2枚のディスクプレートを密着積層させる密着積層手
段と、上方から紫外線を照射して積層ディスクプレート
間の紫外線硬化性樹脂層を硬化させる紫外線照射手段と
を備えた光ディスクの製造装置において、前記センター
ピンに、ディスクプレート重ね合わせ手段によって重ね
られる第1,第2のディスクプレート間を外気に連絡す
る排気通路を設けるとともに、前記ディスクプレート重
ね合わせ手段が第2のディスクプレートを上方からゆっ
くりと重ね合わせるように構成したものである。
【0008】排気通路としては、例えば、請求項2,3
に記載したように、センターピンの側面位置からセンタ
ーピン上端面に貫通する貫通孔や、センターピン外側面
に形成された縦溝があり、センターピン外側面に縦溝を
形成することは、容易である。
【0009】請求項4においては、請求項1記載の光デ
ィスクの製造装置において、前記密着積層手段を、重ね
合わせた2枚のディスクプレートを第2のディスクプレ
ートの上方からプレスするプレス手段で構成するように
したものである。
【0010】請求項5においては、請求項4記載の光デ
ィスクの製造装置において、前記ディスクプレート重ね
合わせ手段を、前記センターピンと係合でき、センター
ピン側の排気通路と連絡できる外気連通孔が設けられた
センターボスと、前記センターボスに外嵌され、センタ
ーボスに対し軸方向摺動可能なディスク担持部と、前記
ディスク担持部に設けられ、第2のディスクプレートを
その円孔を前記センターボスに係合させた状態に保持す
るディスクプレート保持機構とを備えた構成とし、前記
プレス手段を、前記センターピンと係合でき、センター
ピン側の排気通路と連絡できる外気連通孔が設けられた
剥離ユニットと、この剥離ユニットに外嵌され、剥離ユ
ニットに対し軸方向摺動可能なプレスプレートとを備え
た構成としたものである。
【0011】請求項6においては、請求項1記載の光デ
ィスクの製造装置において、前記密着積層手段を、重ね
合わせた2枚のディスクプレートを高速回転させる回転
手段で構成するようにしたものである。
【0012】請求項7においては、請求項6記載の光デ
ィスクの製造装置において、前記ディスクプレート重ね
合わせ手段を、前記センターピンと係合でき、センター
ピン側の排気通路と連絡できる外気連通孔が設けられた
センターボスと、前記センターボスに外嵌され、センタ
ーボスに対し軸方向摺動可能なディスク担持部と、前記
ディスク担持部に設けられ、第2のディスクプレートを
その円孔を前記センターボスに係合させた状態に保持す
るディスクプレート保持機構とを備えた構成としたもの
である。次に、本発明の作用について説明する。
【0013】第1のディスクプレートの上に第2のディ
スクプレートを重ね合わせる工程において、第2のディ
スクプレートは、ディスクプレート重ね合わせ手段によ
り平行状態に保持されてゆっくりと下降させられ、ディ
スクテーブルに載置されている第1のディスクプレート
上にリング状に延在するUV樹脂と線接触すると、ディ
スクプレート重ね合わせ手段から解放される。両ディス
クプレートとリング状のUV樹脂とセンターピンで囲ま
れた密閉空間は、センターピンに設けられた排気通路に
よって外気と連通しており、さらに、第2のディスクプ
レートはゆっくりと下降してUV樹脂と接触するため、
この密閉空間領域の空気は圧縮されることなく排気通路
を介して外部に排気されて、空気が気泡となってディス
クプレート間のUV樹脂層に取り込まれることがない。
そして、第2のディスクプレートは、ディスクプレート
重ね合わせ手段による保持がなくなることで、その自重
によりUV樹脂を半径方向に押し広げることになり、さ
らに請求項5のように、密着積層手段がプレス手段であ
る場合には、第2のディスクプレートをUV樹脂層を介
して第1のディスクプレートに押圧密着させるが、第2
のディスクプレートが自重で下降したり、プレス手段に
よって強制的に下降させられる際にも、この密閉空間領
域の空気は圧縮されることなく排気通路を介して外部に
排気されて、空気が気泡となってディスクプレート間の
UV樹脂層に取り込まれることがない。
【0014】請求項4では、プレス手段は直接第1,第
2のディスクプレートを直接プレスするので、ディスク
プレートを密着積層させるために要す時間が短い。
【0015】請求項5では、ディスクプレート重ね合わ
せ手段は、センターボスがセンターピンに係合すると、
ディスク担持部がセンターピンに対し第2のディスクプ
レートを平行に保持したまま下降し、第2のディスクプ
レートをその円孔がセンターピンと係合するように第1
のディスクプレートに重ね合わせる。
【0016】またプレス手段は、プレスプレートによる
積層ディスクプレートのプレスが完了すると、ディスク
剥離ユニットがセンターピンと係合しディスクプレート
の円孔周縁部を押圧した状態のまま、プレスプレートが
ディスク剥離ユニットに対し上昇し、プレスプレートを
ディスクプレートから確実に分離する。
【0017】ディスクプレート重ね合わせ手段のセンタ
ーボスがセンターピンに係合した状態では、センターピ
ンの排気通路がセンターボスの外気連通孔と連絡し、プ
レス手段のディスク剥離ユニットがセンターピンと係合
した状態では、センターピンの排気通路がディスク剥離
ユニットの外気連通孔と連絡し、ディスクプレートが重
ね合わされる際の前記密閉空間領域内の空気が圧縮され
ることなく、排気通路とこの排気通路と連絡する外気連
通孔を介して外部に排気されるので、空気が気泡となっ
てディスクプレート間のUV樹脂層に取り込まれること
がない。
【0018】請求項6では、重ね合わされた第1,第2
のディスクプレートが高速回転して、ディスクプレート
間のUV樹脂層が遠心力で外方に広がることで、第1,
第2のディスクプレートが密着積層する。UV樹脂層が
遠心力で外方に広がる過程で、ディスクプレート間の空
気層やUV樹脂層中に含まれている気泡が排出される。
【0019】請求項7では、請求項5において説明した
ディスクプレート重ね合わせ手段の作用の説明と同様で
あり、その重複した説明は省略する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施態様を実施例
に基づいて説明する。
【0021】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は本発明の一実施例である光ディスクの製造装
置の平面図、図2はディスクテーブル上の下側ディスク
プレートにUV樹脂を供給する工程の説明図、図3はデ
ィスク重ね合わせユニットの要部断面図、図4(a)は
ディスク重ね合わせユニットが上側ディスクを把持して
下降する状態図、図4(b)はディスク重ね合わせユニ
ットが上側ディスクの把持を解除した状態図、図5はプ
レスユニットの縦断面図、図6(a)はプレスユニット
が積層ディスクをプレスする状態図、図6(b)はプレ
スユニットが積層ディスクから離間する状態図、図7は
UV照射装置の要部断面図、図8(a)はUV照射工程
においてテーブルを上昇させた状態図、図8(b)はU
V照射工程においてテーブルを離間させた状態図、図9
は光ディスクの製造装置の作動手順を説明する図であ
る。図1において、光ディスクの製造装置は、下側ディ
スクプレートW1 を多数集積した下側ディスクプレート
供給スタッカテーブル10と、移載アーム18によりス
タッカテーブル10から供給された下側ディスクプレー
トW1 を搬送する搬送装置20と、上側ディスクプレー
トW2 を集積した上側ディスクプレート供給スタッカテ
ーブル30と、搬送装置20とスタッカテーブル30間
に配置され、移載アーム28により搬送装置20から移
載されたディスクプレートW1 にUV樹脂を供給すると
ともに、スタッカテーブル30から移載アームである重
ね合わせユニット70を介し供給された上側ディスクプ
レートW2 を下側ディスクプレートW1 に重ね合わせて
積層させるディスクプレート重ね合わせ用ターンテーブ
ル40(40A,40B,40C,40D)と、ターン
テーブル40において重ね合わされた積層ディスクプレ
ートW1 ,W2 が移載アーム28によって搬送装置20
に戻され、この搬送装置20により搬送され、移載アー
ム38により移載された積層ディスクプレートW1 ,W
2 をプレスして、紫外線を照射するプレス・紫外線照射
用ターンテーブル50と、ターンテーブル50において
処理され、移載アーム58により移載された光ディスク
を集積するための光ディスクスタッカテーブル60と、
前記した各装置の動作を制御する制御回路ユニット10
0とから主として構成されている。
【0022】ディスクプレート供給スタッカテーブル1
0は、所定のタイミングで回転する円盤状のターンテー
ブル11上の周方向等分6箇所にディスク載置部12が
設けられた構造で、各ディスク載置部12には、ディス
クプレートW1 の円孔に係合するセンターピン13が突
設され、このディスク載置部12に情報記録面を上に向
けた下側ディスクプレートW1 が積層状態に多数集積さ
れている。
【0023】ディスクプレート供給スタッカテーブル3
0も、ディスクプレート供給スタッカテーブル10と同
一構造で、ターンテーブル31に設けられたディスク載
置部32には、上側ディスクプレートW2 が情報記録面
を下に向けた積層状態に多数集積されている。符号33
は、センターピンである。
【0024】移載アーム18は、鉛直軸19b回りに水
平回転かつ鉛直軸19bに沿った上下昇降動作可能な旋
回アーム19aの先端部下方に、吸着パッド19cを設
けた構造で、旋回アーム19aが昇降および旋回するこ
とで、スタッカテーブル10上のディスクプレートW1
を吸着して、搬送装置20のディスク載置部22の上に
移載する。
【0025】搬送装置20は、センターピン23の突設
されたディスク載置部22が等間隔にエンドレスに配置
された構造で、下側ディスクプレートW1 を重ね合わせ
用ターンテーブル40対応位置まで搬送するとともに、
重ね合わせ用ターンテーブル40によって重ね合わされ
た積層ディスクプレートW1 ,W2 をプレス紫外線照射
用ターンテーブル50対応位置まで搬送する。
【0026】移載アーム28は、左右一対の旋回アーム
29a,29aが鉛直軸29b回りに水平旋回しかつ鉛
直軸29bに沿って上下昇降動作する構造である。旋回
アーム29a,29aの先端部には、吸着パッド29c
がそれぞれ設けられており、搬送装置20のディスク載
置部22上の下側ディスクW1 を吸着して重ね合わせ用
ターンテーブル40(40A,40B,40C,40
D)に移載するとともに、テーブル40で重ね合わされ
た積層ディスクプレートW1 ,W2 を吸着して、搬送テ
ーブル20のディスク載置部22に戻す。
【0027】ディスクプレート重ね合わせ用ターンテー
ブル40(40A,40B,40C,40D)には、周
方向等分3箇所にディスク載置用のディスクテーブル4
2が設けられ、移載アーム28による下側ディスクプレ
ートW1 の移載と、UV樹脂供給ノズル48によるディ
スクプレートW1 上へのUV樹脂の供給と、重ね合わせ
ユニット70による上側ディスクプレートW2 の下側デ
ィスクプレートW1 への重ね合わせとが適正となる所定
のタイミングで、ターンテーブル40が間欠回転する。
【0028】ディスクテーブル42の上面中央部には、
図2に示すように、第1のディスクプレートである下側
ディスクプレートW1 を位置決めするためのセンターピ
ン41が突設されており、ディスクテーブル42のセン
ターピン41近傍および外周近傍には、載置されたディ
スクプレートW1 を吸着保持する負圧吸引ポート43,
44が周方向に複数個設けられている。センターピン4
1は、大径基部41aと球形状の小径先端部41bから
構成され、小径先端部41bは、ディスクプレート重ね
合わせユニット70(図3参照)のセンターボス71の
ボス穴71aと正確に係合できるようになっている。
【0029】符号45は、センターピン41の基部41
aの外側面の外周等分複数個所から先端部41bの上端
面に穿設された排気通路で、複数本の水平通路45aと
この通路45aに連通する1本の垂直通路45bとから
構成されており、下側ディスクプレートW1 に上側ディ
スクプレートW2 を重ね合わせる際に、両プレート
1 ,W2 とUV樹脂49とセンターピン41で囲まれ
た密閉空間の空気がこの排気通路45を通って外部に逃
げることで、UV樹脂層49内に気泡が混入しないよう
になっている。
【0030】テーブル40の近傍には、UV樹脂供給ノ
ズル48が設けられており、ディスクプレートW1 を載
置したディスクテーブル42を回転させつつ、ノズル4
8によりUV樹脂49を供給すると、図2に示されるよ
うに、ディスクプレートW1上にUV樹脂49がリング
状に供給される。
【0031】下側ディスクプレートW1 の上に上側ディ
スクプレートW2 を重ね合わせるディスクプレート重ね
合わせユニット70(70A,70B)は、図3に示さ
れるように、センターテーブル72の中央に突出する円
筒形状のディスク担持部72a内にディスクプレート位
置決め用のセンターボス71が係合され、圧縮コイルス
プリング73のばね付勢力によってセンターボス71が
ディスク担持部72aから突出した状態に保持され、エ
アシリンダ74により、センターボス71はディスク担
持部72a内に没した位置まで摺動できる。
【0032】またセンターテーブル72の周りには、エ
アシリンダ75によって開閉動作してディスクプレート
2 を把持できるクランプアーム76が配設されてい
る。なお、ディスクプレート重ね合わせユニット70
は、上下一対のユニット70A,70Bが一体化され
て、水平軸X回りに旋回できる構造で、鉛直軸79回り
に水平旋回および鉛直軸79に沿って上下昇降動作可能
な旋回アーム78の先端に設けられている。
【0033】センターボス71は、ディスクプレートW
2 の円孔に整合する外径に形成され、ディスク担持部7
2aのディスク支持面には、ディスクプレートを吸着保
持する負圧吸引ポート77が開口している。またセンタ
ーボス71およびディスク担持部72aには、ボス穴7
1a内を外部に解放する外気連通孔H1 (71b,72
b)が穿設されており、図4(a),(b)に示すよう
に下側ディスクプレートW1 に上側ディスクプレートW
2 を重ね合わせる際に、ディスクプレートW1,W2
UV樹脂49とセンターピン41で囲まれた密閉空間内
の空気を排気通路45とボス穴71aと外気連通孔H1
を介して外部に逃し、これによってUV樹脂層中に気泡
が混入しないようになっている。
【0034】搬送装置20とプレス・紫外線照射用ター
ンテーブル50間に設けられている移載アーム38は、
鉛直軸39b回りに水平旋回し鉛直軸39bに沿って上
下昇降動作可能な旋回アーム39aの先端部に吸着パッ
ド39cが設けられた前記した移載アーム18と同一の
構造で、旋回アーム39aが昇降および水平旋回するこ
とで、搬送装置20で搬送されてきた積層ディスクプレ
ートW1 ,W2 をターンテーブル50に移載する。
【0035】プレス・紫外線照射用ターンテーブル50
は、重ね合わせ用ターンテーブル40を構成するディス
クテーブル42と同一構造のディスクテーブル52が周
方向等分12個配置された構造で、テーブル50は所定
ピッチで間欠回転する。符号51は大径基部51aと小
径先端部51bとからなるセンターピン,符号53,5
4は吸引ポート、符号55(55a,55b)は排気通
路である。
【0036】ターンテーブル50の近傍に設けられたプ
レスユニット80は、図5に示されるように、ディスク
テーブル52に載置されたディスクプレート積層体
1 ,W2 を上方からプレスするプレスプレート82
と、このプレート82の中央円孔に嵌合され、ディスク
テーブル52のセンターピン51と係合できる剥離ユニ
ット81とから構成されている。符号81aは、センタ
ーピン51が係合できる凹部である。
【0037】プレスプレート82は、エアシリンダ86
によって上下方向に昇降動作でき、剥離ユニット81
は、エアシリンダ84によってプレート82に対し軸方
向に摺動できる。符号83は、剥離ユニット81をプレ
ート81内に没する方向に付勢する圧縮コイルスプリン
グである。
【0038】剥離ユニット81およびプレスプレート8
2には、剥離ユニット81の凹部81a内を外部に解放
する外気連通孔H2 (87,88)が穿設されており、
この孔H2 (87,88)の存在によって、ディスクプ
レートW1 ,W2 をプレスする際に、UV樹脂層中に空
気が混入しないようになっている。
【0039】即ち、図5に示すように、剥離ユニット8
1はプレート82と面一の状態のまま下降し、図6
(a)に示すように、積層ディスクプレートW1 ,W2
をプレスする。この時、ディスクプレートW1 ,W2
UV樹脂49とセンターピン51で囲まれた空間の空気
は、ディスクプレートW1 ,W2 がプレスされること
で、排気通路55,外気連通孔H2 (87,88)を介
して排気されて、UV樹脂層49に気泡が混入すること
がない。
【0040】また、ディスクプレートW1 ,W2 のプレ
スが完了すると、図6(b)に示されるように、剥離ユ
ニット81がディスクプレートを押圧した状態のまま、
プレスプレート82だけが上昇し、その後、剥離ユニッ
ト81が上昇することで、プレスプレート82を確実に
ディスクから分離することができる。
【0041】ターンテーブル50に設けられているUV
照射装置90は、図7に示すように、下端部に石英ガラ
ス板92を固定一体化した円筒型のハウジング91内
に、照射部を下に向けたUV照射機本体96が内蔵され
た構造で、プレスされたディスクを載せたディスクテー
ブル52がUV照射装置90の真下にくると、図8
(a)に示すように、ディスクテーブル52が上昇し
て、ディスクをガラス板92に圧接し、積層ディスクの
厚さを一定に保持した状態で、UV照射が行われる。
【0042】符号94は、石英ガラス板91の中央円孔
に係合され、エアシリンダ95によってガラス板92に
対し軸方向慴動可能な剥離ユニットで、剥離ユニット9
4は、圧縮コイルスプリング93によって、常にガラス
板91の下方に突出する方向に付勢されている。剥離ユ
ニット94には、ディスクテーブル52のセンターピン
51が係合できる凹部94aが形成されており、UV照
射が終了した積層ディスクに対し、剥離ユニット94が
ディスクを押圧する状態のままディスクテーブル52が
下降して、ガラス板92からディスクを確実に分離する
ことができる。
【0043】移載アーム58は、ターンテーブル50に
おいて製品として仕上がった光ディスクをスタッカデー
ブル60に移載するためのもので、移載アーム18,3
8と同一構造であるため、その説明は省略する。
【0044】次に、制御回路ユニット100によって制
御される各装置の動きを、図9に基づいて説明する。
【0045】スタッカテーブル10に集積されている下
側ディスクプレートW1 は、移載アーム18,搬送装置
20によって所定位置まで搬送されてくると、まず、ス
テップ101で、移載アーム28が作動して、下側ディ
スクプレートW1 が重ね合わせ用ターンテーブル40の
ディスクテーブル42にセットされる。同時に、ディス
クプレートW1 は真空吸着されてディスクテーブル42
に密着した状態となる。そしてターンテーブル40が所
定ピッチで回転し、ディスクテーブル42が樹脂供給ノ
ズル48に対応した位置となる。次に、ステップ102
で、UV樹脂の供給が行われる。即ち、ディスクテーブ
ル42が回転することで、樹脂供給ノズル48によって
UV樹脂49がリング状にプレートW1 上に一定量塗布
される(図2)。
【0046】次に、ステップ103で、ターンテーブル
40が所定ピッチだけ回転し、ディスクプレート重ね合
わせ工程に移行する。一方、この間に、重ね合わせユニ
ット70(70A,70B)がスタッカテーブル30に
集積されている上側ディスクプレートW2 を把持し、水
平旋回して下側ディスクプレートW1 上に位置してい
る。即ち、ステップ104で、図示しない移載アームが
ユニット70(70A)に上側ディスクW2 を移載し、
ステップ105で、ユニット70AがディスクW2 を吸
着保持しかつ把持する。そしてステップ106で、重ね
合わせユニット70が水平軸X回りに旋回し、下側ディ
スクプレートW2 を把持したユニット70Aを下に向
け、かつ図示しない移載アームが再び、ユニット70B
にも上側ディスクプレートW2 を移載し、ユニット70
Bは上側ディスクW2 を吸着かつ把持する(図3参
照)。そしてステップ107で、クランプアーム70が
水平旋回し、上側ディスクプレートW2 をターンテーブ
ル40A,40C上の下側ディスクプレートW1 の上方
に位置させる。
【0047】ステップ108で、ユニット70が下降
し、下側ディスクプレートW1 上に上側ディスクプレー
トW2 がセット(ステップ109)される(図4(a)
参照)。ステップ110で、クランプアーム76による
ディスクプレートW2 のクランプおよび吸着が解除され
る(図4(b)参照)。
【0048】次に、ステップ111で、重ね合わせユニ
ット70が上昇する。次いで重ね合わせユニット70が
水平軸X回りに旋回し、かつ所定角度だけ水平旋回し
て、隣接する重ね合わせ用ターンテーブル40B(40
D)の下側ディスクプレートW1 の真上に上側ディスク
プレートW2 を位置させる。そしてステップ108,1
09,110,111の動作をすることで、ターンテー
ブル40B,40D の下側ディスクプレートW1 上に
も上側ディスクプレートW2 を重ね合わせる。
【0049】ステップ112では、ターンテーブル40
において積層されたディスクプレートW1 ,W2 が移載
アーム28により搬送装置20に移載され、ステップ1
13では、搬送装置20により搬送され、さらにステッ
プ114で、移載アーム38により、積層ディスクプレ
ートW1 ,W2 がプレス・紫外線照射用ターンテーブル
50の旋回テーブル52に移載される。
【0050】ステップ115で、ターンテーブル50が
回転して、積層ディスクプレートがプレスユニット80
に対応した位置にくる(図5参照)と、ステップ116
において、プレスユニット80が下降し、積層ディスク
プレートW1 ,W2 をプレスする(図6(a)参照)。
【0051】次いで、ステップ117で、プレスユニッ
ト80が上昇し(図6(b)参照)、ステップ118
で、プレスされたディスクがUV照射位置(図7参照)
となる。そしてステップ119で、図8(a)に示すよ
うに、ディスクテーブル52が上昇し、ステップ120
で、UV照射が行われる。
【0052】UV照射が完了すると、ステップ121
で、図8(b)に示すように、ディスクを載せたディス
クテーブル52が下降し、ターンテーブル50が回転し
て、所定位置となると、移載アーム58がディスクをス
タッカ60に移載する。
【0053】なお前記した実施例では、センターピンの
側面から上端面に貫通する貫通孔によって排気通路45
が構成されていたが、図10に示すように、センターピ
ン41の外側面に形成した周方向等分複数本の縦溝によ
って排気通路45Aを構成するようにしてもよい。
【0054】また前記実施例では、ディスクテーブル4
2を回転させることで下側ディスクプレートW1 の上に
UV樹脂をリング状に供給するようになっているが、デ
ィスクテーブル42に対し樹脂供給ノズル48を旋回さ
せるようにしてもよい。
【0055】図11〜図14は本発明の他の実施例を示
すもので、図11は本発明の第2の実施例である光ディ
スク製造装置の平面図、図12はディスク重ね合わせユ
ニットが上側ディスクを下降させてUV樹脂に接触させ
た状態図、図13はディスク重ね合わせユニットが上側
ディスクの把持を解除した状態図、図14はスピンテー
ブルの断面図である。
【0056】前記第1の実施例では、重ね合わせユニッ
ト70で重ね合わせたディスクプレート積層体を密着積
層させる装置がプレスユニット80によって構成されて
いるが、この第2の実施例では、ディスクプレート積層
体を密着積層させる装置がスピンテーブル150によっ
て構成されている点に特徴がある。
【0057】図11に示すように、下側ディスクプレー
トW1 の供給工程から上側ディスクプレートW2 を重ね
合わせる重ね合わせ工程までは、前記した第1の実施例
と同一であるが、重ね合わせ工程終了後のUV樹脂層
は、図13に示すように、ディスクプレート積層体の内
周縁部に確実に到達した形態となっている。即ち、UV
樹脂供給ノズル48によるUV樹脂の塗布位置は、前記
第1の実施例の場合よりディスクプレートの円孔寄りと
されて、図12に示すように、ディスク重ね合わせユニ
ット70が上側ディスクプレートW2 を下降させてUV
樹脂49に接触させ、さらに、図13に示すように、上
側ディスクプレートW2 の把持を解除すると、ディスク
プレートW2 の自重で押圧されたUV樹脂49が半径方
向内外に広がって、ディスクプレートW1 ,W2 の円孔
に充分到達するようになっている。この重ね合わせユニ
ット70で重ね合わせたディスクプレート積層体は、搬
送装置20で搬送され、二股状の移載アーム138Aに
よって、搬送装置20の前方に配置された一対のスピン
テーブル150,150に載置される。スピンテーブル
150上のディスクプレート積層体は、図14に示すよ
うに、スピンテーブル150のディスク載置面に開口す
る吸引ポート53,54によって吸着保持されて、スピ
ンテーブル150と一体に高速回転し、ディスクプレー
トW1 ,W2 間のUV樹脂層49が半径方向外方に引き
延ばされて、ディスクプレートW1 ,W2 が密着積層状
態となる。
【0058】即ち、ディスクプレート積層体の高速回転
に伴って発生する遠心力がディスクプレートW1 ,W2
間の空気層をディスクプレートW1 ,W2 の外周縁から
外に追い出すとともに、UV樹脂層48が半径方向外方
に延伸して、ディスクプレート積層体が密着積層するデ
ィスクとなる。
【0059】前記した第1の実施例のように、プレスユ
ニット80でUV樹脂層をプレスする場合は、ディスク
プレートの接合面の周方向長さはリング状UV樹脂より
内側では短く、外側では長くなるため、UV樹脂層の厚
さが半径方向外側程、薄くなる傾向にあるが、UV樹脂
層の厚さを半径方向に均一にするには、UV樹脂供給ノ
ズル48によるUV樹脂の半径方向における塗布位置を
厳密に設定しなければならないという不便があるが、本
実施例では、前記したように、ディスクプレートW1
2 を重ね合わせた時にディスクプレートの円孔に臨む
位置にUV樹脂が充分存在する形態となるよう、円孔寄
りにUV樹脂を塗布すればよく、プレスユニット80で
UV樹脂層をプレスする場合程の塗布位置の厳格さは要
求されない。
【0060】さらに、本実施例では、遠心力を利用して
UV樹脂層を半径方向外方に延伸するため、UV樹脂層
をプレスする場合のように、センターピンに、ディスク
プレート間の空気を排気するための排気通路を設ける必
要もない。
【0061】スピンテーブル150において密着積層さ
れたディスクは、二股状の移載アーム138Bによっ
て、UV照射装置90を備えた紫外線照射用ターンテー
ブル160に移載され、紫外線が照射されてUV樹脂層
が固化された後、移載アーム58により、スタッカー6
0に移載される。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光ディスクの製造装置によれば、第1のディスク
プレートにUV樹脂を介し第2のディスクプレートを重
ね合わせる際に、第2のディスクプレートをゆっくりと
重ね合わせるとともに、第1,第2のディスクプレート
とUV樹脂とセンターピン間の空気がセンターピンに設
けられている排気通路を介して排気されるので、UV樹
脂層中に気泡が混入しない光ディスクが得られる。
【0063】請求項4によれば、重ね合わされた第1,
第2のディスクプレートは、プレス手段により直接プレ
スされて密着積層されるため、密着積層工程に要す時間
が短い。
【0064】請求項5,7によれば、ディスクプレート
の重ね合わせ工程やディスクプレートのプレス工程にお
いて、第1,第2のディスクプレートとUV樹脂とセン
ターピン間の空気は、センターピンの排気通路とディス
クプレート重ね合わせ手段のセンターボスの外気連通孔
を介して、また、センターピンの排気通路とディスクプ
レートプレス手段のディスク剥離ユニットの外気連通孔
を介して、それぞれ外部に排気されるので、製造された
光ディスクのUV樹脂層中に気泡が混入することがな
い。
【0065】請求項6によれば、重ね合わされた第1,
第2のディスクプレートは、回転手段により回転し、こ
のとき作用する遠心力によりUV樹脂層が引き延ばされ
て密着積層されるため、均一な膜厚で気泡の混入しない
UV樹脂層をもつ光ディスクが得られる。
【0066】また、UV樹脂の塗布位置は、ディスクプ
レートW1 ,W2 を重ね合わせた時に、ディスクプレー
トの円孔に臨む位置にUV樹脂がくるように、下側ディ
スクプレートW1 の円孔寄りであればよく、プレスユニ
ット80でディスクプレートW1 ,W2 を密着積層(プ
レス)する場合程の塗布位置の厳格さは要求されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスクの製造装置
の平面図
【図2】ディスクテーブル上の下側ディスクプレートに
UV樹脂を供給する工程の説明図
【図3】ディスク重ね合わせユニットの要部断面図
【図4】(a)ディスク重ね合わせユニットが上側ディ
スクを把持して下降する状態図 (b)ディスク重ね合わせユニットが上側ディスクの把
持を解除した状態図
【図5】プレスユニットの縦断面図
【図6】(a)プレスユニットが積層ディスクをプレス
する状態図 (b)プレスユニットが積層ディスクから離間する状態
【図7】UV照射装置の要部断面図
【図8】(a)UV照射工程においてテーブルを上昇さ
せた状態図 (b)UV照射工程においてテーブルを離間させた状態
【図9】光ディスクの製造装置の作動手順を説明する図
【図10】本発明の他の実施例の要部断面図
【図11】本発明の第2の実施例である光ディスクの製
造装置の平面図
【図12】ディスク重ね合わせユニットが上側ディスク
を下降させてUV樹脂に接触させた状態図
【図13】ディスク重ね合わせユニットが上側ディスク
の把持を解除した状態図
【図14】スピンテーブルの断面図
【図15】両面に情報が記録された従来の光ディスクの
断面図
【符号の説明】
10 下側ディスクプレートスタッカテーブル 18,28,38,56 ディスクプレート移載アーム 20 搬送装置 30 上側ディスクプレートスタッカテーブル 40 ディスクプレート重ね合わせ用ターンテーブル 41 センターピン 42,52 ディスクテーブル 43,53 第1のディスクプレートの円孔周縁部を吸
引固定する負圧吸引ポート 44,54 第1のディスクプレートの外周縁部を吸引
固定する負圧吸引ポート 45,45A 排気通路 48 UV樹脂供給ノズル 49 塗布されたリング状のUV樹脂 50 プレス・紫外線照射用ターンテーブル 60 光ディスクスタッカテーブル 70 ディスクプレート重ね合わせ手段である重ね合わ
せユニット 80 密着積層手段であるプレスユニット 90 UV照射装置 100 制御回路ユニット 150 密着積層手段であるスピンテーブル H1 (71b,72b) 重ね合わせユニットに設けた
外気連通孔 H2 (87,88) プレスユニットに設けた外気連通
孔 W1 第1のディスクである下側ディスクプレート W2 第2のディスクである上側ディスクプレート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターピンを上方に突設させたディスク
    テーブル上に、第1のディスクプレートをその中央円孔
    をセンターピンに係合させた状態に載置する第1のディ
    スクプレート移載手段と、前記ディスクテーブル上の第
    1のディスクプレートの上に紫外線硬化性樹脂をリング
    状に塗布する樹脂塗布手段と、樹脂を塗布した第1のデ
    ィスクプレート上に、第2のディスクプレートを上方か
    ら重ね合わせるディスクプレート重ね合わせ手段と、重
    ね合わせた2枚のディスクプレートを密着積層させる密
    着積層手段と、上方から紫外線を照射して積層ディスク
    プレート間の紫外線硬化性樹脂層を硬化させる紫外線照
    射手段とを備えた光ディスクの製造装置において、 前記センターピンには、ディスクプレート重ね合わせ手
    段によって重ねられる第1,第2のディスクプレート間
    を外気に連絡する排気通路が設けられるとともに、前記
    ディスクプレート重ね合わせ手段が第2のディスクプレ
    ートを上方からゆっくりと重ね合わせることを特徴とす
    る光ディスクの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記排気通路は、第1,第2のディスク
    プレート間に臨むセンターピンの側面位置からセンター
    ピンの上端面位置に貫通する貫通孔により構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ディスクの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記排気通路は、センターピンの外側面
    に形成された縦溝により構成されたことを特徴とする請
    求項1記載の光ディスクの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記密着積層手段は、重ね合わせた2枚
    のディスクプレートを第2のディスクプレートの上方か
    らプレスするプレス手段であることを特徴とする請求項
    1記載の光ディスクの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスクプレート重ね合わせ手段
    は、前記センターピンと係合でき、センターピン側の排
    気通路と連絡できる外気連通孔が設けられたセンターボ
    スと、前記センターボスに外嵌され、センターボスに対
    し軸方向摺動可能なディスク担持部と、前記ディスク担
    持部に設けられ、第2のディスクプレートをその円孔を
    前記センターボスに係合させた状態に保持するディスク
    プレート保持機構とを備え、 前記プレス手段は、前記センターピンと係合でき、セン
    ターピン側の排気通路と連絡できる外気連通孔が設けら
    れた剥離ユニットと、この剥離ユニットに外嵌され、剥
    離ユニットに対し軸方向摺動可能なプレスプレートとを
    備えたことを特徴とする請求項4記載の光ディスクの製
    造装置。
  6. 【請求項6】 前記密着積層手段は、重ね合わせた2枚
    のディスクプレートを高速回転させる回転手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ディスクの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスクプレート重ね合わせ手段
    は、前記センターピンと係合でき、センターピン側の排
    気通路と連絡できる外気連通孔が設けられたセンターボ
    スと、前記センターボスに外嵌され、センターボスに対
    し軸方向摺動可能なディスク担持部と、前記ディスク担
    持部に設けられ、第2のディスクプレートをその円孔を
    前記センターボスに係合させた状態に保持するディスク
    プレート保持機構とを備えたことを特徴とする請求項6
    記載の光ディスクの製造装置。
JP28060296A 1996-04-03 1996-10-23 光ディスクの製造装置 Pending JPH09326140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28060296A JPH09326140A (ja) 1996-04-03 1996-10-23 光ディスクの製造装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8139496 1996-04-03
JP8-81394 1996-04-03
JP28060296A JPH09326140A (ja) 1996-04-03 1996-10-23 光ディスクの製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09326140A true JPH09326140A (ja) 1997-12-16

Family

ID=26422417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28060296A Pending JPH09326140A (ja) 1996-04-03 1996-10-23 光ディスクの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09326140A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100467266C (zh) 用于制造dvd光盘的粘合方法和装置
WO2002065463A1 (fr) Dispositif et procede de production d'un disque optique
JP2941196B2 (ja) 光ディスクの製造方法および製造装置
JPH09326140A (ja) 光ディスクの製造装置
WO2006095859A1 (ja) 光ディスクの製造装置
JP4118083B2 (ja) スタンパ貼合せ方法および装置
JP3684775B2 (ja) 光学記録媒体の製造方法及びその製造装置
KR100650093B1 (ko) 다층 기록 매체의 형성 방법 및 장치 및 다층 기록 매체
JP2003320541A (ja) スタンパ剥離方法および装置、ならびに多層記録媒体
JP2003326535A5 (ja)
JP2000348389A (ja) ディスクを製造するための装置
JPH11162027A (ja) 円盤状記録媒体の製造方法および装置
JP2002042383A (ja) 光ディスク貼合方法及び貼合装置
JPH11273165A (ja) ディスク搬送方法、ディスク搬送装置及びディスクの製造方法
JP2003067991A (ja) 光ディスクの製造方法及びディスク積層体の搬送方法
JPH10134427A (ja) 保持台から記憶ディスクを取り上げる方法、及びそのために使用する保持台
JP4235161B2 (ja) 搬送装置および塗膜形成装置
JP3468972B2 (ja) ディスク貼り合わせ装置
JP2002025125A (ja) 接着方法、ディスク製造方法およびディスク製造装置
JPH09293282A (ja) ディスク貼り合わせ方法及び装置
WO2005055222A1 (ja) 光ディスクの貼合わせ方法及び光ディスクの貼合わせ装置
JP2006114092A (ja) ディスク状記録媒体の製造装置および製造方法
JP2007157309A (ja) 光ディスク製造方法、スピンコート装置及び光ディスク製造装置
JPH10154360A (ja) ディスク貼合わせ装置
JPH08297868A (ja) 光学式記録情報媒体の製造装置