JPH09293282A - ディスク貼り合わせ方法及び装置 - Google Patents

ディスク貼り合わせ方法及び装置

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JPH09293282A
JPH09293282A JP13115596A JP13115596A JPH09293282A JP H09293282 A JPH09293282 A JP H09293282A JP 13115596 A JP13115596 A JP 13115596A JP 13115596 A JP13115596 A JP 13115596A JP H09293282 A JPH09293282 A JP H09293282A
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JP
Japan
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adhesive
disk
disc
liquid
supplying
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Withdrawn
Application number
JP13115596A
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English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
秀雄 小林
Masahiko Kotoyori
正彦 琴寄
Shinichi Shinohara
信一 篠原
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Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上側ディスクを下側ディスク上に接着剤で接
着させる際に形成されがちな気泡を簡単に除去し、品質
の高いDVDのような貼り合わせディスクを得ることを
目的とするものである。 【解決手段】 第1のディスクと、第2のディスクとを
貼り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、
上記第1のディスクの中央の周りに輪状に液状の接着剤
を供給する工程であって、上記輪状の接着剤の中央部に
比べて外側が高くなるように供給する接着剤供給工程
と、上記第2のディスクを上記液状の接着剤を介して上
記第1のディスクに重ねる工程と、上記液状の接着剤を
遠心力によって上記第1と第2のディスク間で拡げる回
転工程と;からなるディスク貼り合わせ方法及びこの方
法を実現する装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のディスク
と、第2のディスクとを貼り合わせて1枚のディスクを
製造するディスク貼り合わせ方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 下側ディスクと上側ディスクとを貼り
合わせて1枚のディスクを作る一方法として、従来は、
特公平4ー53013号公報に記載されているように、
まず、下側ディスクを回転装置上に載置し、回転装置を
低速回転させながら、図10(A)に示すようにこの下
側ディスク上に接着剤を輪状に供給した後、回転装置を
再び停止させ、同図(B)に示すようにこの下側ディス
ク上の輪状の接着剤に上側ディスクを接触させる。
【0003】 そして、下側ディスク1上に上側ディス
ク2を重ねた状態でこれらを所定時間、高速回転させ、
上下ディスク間に接着剤3を十分に行き渡らせる。その
後に、回転を再び停止させ、接着剤を介して密着した上
下ディスクを紫外線照射装置(図示せず)へ送り、紫外
線を照射して接着剤を硬化させ、このようにして、貼り
合わせディスクを完成させる。上記のように、回転装置
(図示せず)を高速回転させることによって、均一な厚
さの接着剤の層を形成でき、平坦性のよい貼り合わせデ
ィスクを得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし上記従来例に
おいては、下側ディスク1の上面と上側ディスクの下面
と接着剤とに囲まれた気泡が発生するという欠点を有す
る。このような気泡は、接着力の不足を招来したり、寒
暖の繰り返しによって気泡が収縮−膨張を繰り返すこと
により、接着層が破壊される原因となる可能性があり、
除去しなければならない。
【0005】 本発明は、前述のような気泡を容易に除
去できるディスク貼り合わせ方法及び装置を提供するこ
とを主目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明
は、第1のディスクと、第2のディスクとを貼り合わせ
て1枚のディスクを製造する方法において、上記第1の
ディスクの中央の周りに輪状に液状の接着剤を供給する
工程であって、上記輪状の接着剤の中央部に比べて外側
が高くなるように供給する接着剤供給工程と、上記第2
のディスクを上記液状の接着剤を介して上記第1のディ
スクに重ねる工程と、上記液状の接着剤を遠心力によっ
て上記第1と第2のディスク間で拡げる回転工程と;を
有することを特徴とするディスク貼り合わせ方法であ
る。
【0007】 請求項2ないし請求項5のいずれかに記
載の発明は、第1のディスクと、第2のディスクとを貼
り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、上
記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給す
る第1の接着剤供給工程と、上記第1のディスクに供給
された上記輪状の第1の接着剤の外側に、該輪状の第1
の接着剤と一体的になり、かつ該輪状の第1の接着剤の
ピークよりも高いピークをもつように液状の第2の接着
剤を輪状に供給する第2の接着剤供給工程と、上記第2
のディスクを上記液状の接着剤を介して上記第1のディ
スクに重ねる工程と、上記液状の接着剤を遠心力によっ
て上記第1と第2のディスク間で拡げる回転工程と;を
有することを特徴とするディスク貼り合わせ方法であ
る。
【0008】 請求項6ないし請求項8のいずれかに記
載の発明は、第1のディスクと、第2のディスクとを貼
り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、上
記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給す
る第1の接着剤供給工程と、上記第2のディスクに第2
の液状の接着剤を輪状に供給する第2の接着剤供給工程
と、上記第2のディスクを表裏反転させる工程と、上記
第2のディスクを下降、又は上記第1のディスクを上昇
させて、上記第1の液状の接着剤と上記第2の液状の接
着剤とを接触させ、上記第2のディスクを上記液状の接
着剤を介して上記第1のディスクに重ねる工程と、上記
液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のディス
ク間で拡げる回転工程と;を有することを特徴とするデ
ィスク貼り合わせ方法である。
【0009】 請求項7又は請求項8に記載の発明は、
第1のディスクと、第2のディスクとを貼り合わせて1
枚のディスクを製造する方法において、上記第1のディ
スクに第1の液状の接着剤を輪状に供給する第1の接着
剤供給工程と、上記第2のディスクに第2の液状の接着
剤を輪状に供給する第2の接着剤供給工程と、上記第2
のディスクを表裏反転させる工程と、上記第2のディス
クを下降、又は上記第1のディスクを上昇させて、上記
第1の液状の接着剤と上記第2の液状の接着剤とを接触
させる工程と、上記第1の接着剤と上記第2の接着剤と
を接触させた状態で、上記第1のディスクと上記第2の
ディスクとの間を一定に保持しながら搬送する搬送工程
と、上記第2のディスクを上記液状の接着剤を介して上
記第1のディスクに重ねる工程と、上記液状の接着剤を
遠心力によって上記第1と第2のディスク間で拡げる回
転工程と;を有することを特徴とするディスク貼り合わ
せ方法である。
【0010】 請求項9又は請求項10に記載の発明
は、第1のディスクと、第2のディスクとを貼り合わせ
て1枚のディスクを製造する装置において、上記第1の
ディスクの中央の周りに輪状に液状の接着剤を供給する
手段であって、上記輪状の接着剤の中央部に比べて外側
が高くなるように供給する接着剤供給手段と、上記第2
のディスクを上記第1のディスクの上方まで搬送し、下
降して上記液状の第1と第2の接着剤を介して上記第1
のディスクに重ねる搬送手段と、上記液状の接着剤を遠
心力によって上記第1と第2のディスク間で拡げる回転
手段と;を有することを特徴とするディスク貼り合わせ
装置である。
【0011】 請求項11ないし請求項17のいずれか
に記載の発明は、第1のディスクと、第2のディスクと
を貼り合わせて1枚のディスクを製造する装置におい
て、上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に
供給する第1の接着剤供給手段と、上記第1のディスク
に供給された上記輪状の第1の接着剤の外側に、該輪状
の第1の接着剤と一体的になり、かつ該輪状の第1の接
着剤のピークよりも高いピークをもつように液状の第2
の接着剤を輪状に供給する第2の接着剤供給手段と、上
記第2のディスクを上記第1のディスクの上方まで搬送
し、下降して上記液状の第1と第2の接着剤を介して上
記第1のディスクに重ねる搬送手段と、上記液状の接着
剤を遠心力によって上記第1と第2のディスク間で拡げ
る回転手段と;を有することを特徴とするディスク貼り
合わせ装置である。
【0012】 請求項12ないし請求項17のいずれか
に記載の発明は、第1のディスクと、第2のディスクと
を貼り合わせて1枚のディスクを製造する装置におい
て、上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に
供給した後、上記第1のディスクの放射外方向に所定量
移動し、上記第1のディスクに供給された上記輪状の第
1の接着剤の外側に、該輪状の第1の接着剤と一体的に
なり、かつ該輪状の第1の接着剤のピークよりも高いピ
ークをもつように液状の第2の接着剤を輪状に供給する
接着剤供給手段と、上記第2のディスクを上記第1のデ
ィスクの上方まで搬送し、下降して上記液状の接着剤を
介して上記第1のディスクに重ねる搬送手段と、上記液
状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のディスク
間で拡げる回転手段と;を有することを特徴とするディ
スク貼り合わせ装置である。
【0013】
【気泡の発生原因の解明】 ここで先ず、下側ディスク
上に接着剤を輪状に供給した後、上側ディスクを重ねる
までの輪状接着剤の形状の変化を微視的に観察して見る
と、図11の実線で示すように、下側ディスク1上に輪
状に供給された接着剤3は、供給直後ではほぼ断面半円
状に近い形状をしているが、時間の経過とともに、下側
ディスク1の濡れ性と接着剤3の粘度と供給量に従っ
て、同図の鎖線で示すように、下側ディスク1の面を広
がって行く。当然に、接着剤3の頂部の形状はなだらか
になるが、最も高い部分を頂部とすると、その頂部はほ
ぼ輪状中央部に位置する。
【0014】 このような接着剤3の頂部に上側ディス
ク2が接触するとき、上側ディスク2の下面と接着剤3
のなだらかな頂部との間に先ず気泡が形成され、上側デ
ィスク2の下面と下側ディスク1の上面との間の間隙を
狭くして行くに従って、上側ディスク2の下面と下側デ
ィスク1の上面と接着剤3とに挟まれて、かなり大きな
気泡が形成されることが分かった。
【0015】
【発明を実施するための形態】 そしてこのような気泡
は、図1及び図2に示すように、下側ディスク1と上側
ディスク2の回転中心から放射外方向に存在する気泡4
(鎖線で示す)ほど、高速回転による接着剤3の放射外
方向への拡がりに伴い、下側ディスク1と上側ディスク
2の間を放射外方向へ拡がりながら移動し、それらの端
縁から放出されることを確認した。換言すれば、下側デ
ィスク1の上面に輪状の接着剤3が下側ディスク1と上
側ディスク2の間を放射外方向に広がって行って、過剰
の接着剤3Aがそれらの端縁から振り切られるのに伴
い、それと一緒に気泡4も放出される。
【0016】 図2は1例として、60mmの半径をも
つディスクの回転中心からほぼ40mm程度離れた位置
に形成された気泡は、3000r.p.m の高速回転を5秒
間保持して所望膜厚の接着剤層を形成した場合に、ディ
スク半径の60mm程度まで移動することを示してい
る。他の種々の実験から、気泡の移動する距離はディス
クの高速回転速度、接着剤の粘性、ディスク表面の濡
れ、及び接着剤の供給量によって左右されるので、一概
には決められないが、所望膜厚の接着剤層を形成した場
合には、ディスクの回転中心からほぼ30mm程度以上
離れた位置に形成された気泡は除去が可能である。
【0017】 この発明では、図3に示すように、中央
部に比べて外側が高くなるように液状の接着剤3を下側
ディスクの中心に対して輪状に形成することを特徴とす
る。このように中央部に比べて外側が高くなるように液
状の接着剤3を供給することにより、輪状の接着剤3の
中央部に比べて外側に頂部3aが形成される。したがっ
て、上側ディスク2の下面が液状の接着剤3に接触する
とき、上側ディスク2の下面は接着剤3の中央部よりも
外側に位置する頂部3aに接触する。前述のとおり、上
側ディスク2の下面と接着剤3の頂部3aとの接触部に
気泡4が形成されるが、この気泡4は従来に比べて外側
に位置するので、図3に示すように、高速回転工程にお
ける下側ディスク1と上側ディスク2の間の接着剤3の
拡がりに伴い、気泡4も拡がりながら放射外方向に移動
し、これらの端縁から放出される。
【0018】 下側ディスク1と上側ディスク2の間に
均一で所望の膜厚の接着剤層を形成するには、実際上、
高速回転により、下側ディスク1の上面に供給された輪
状の接着剤3の最外側部分を上下ディスク端面から振り
切る必要があるので、本発明では上側ディスク2の下面
と接着剤3の頂部3aとの接触部に形成される気泡4を
実質的にすべて除去できる。
【0019】
【実施例】 図4は、本発明の一実施例であるディスク
貼り合わせ方法を説明するための図である。
【0020】 下側ディスク1は低い回転速度で回転し
得る回転台(図示せず)に載置され、必要に応じて真空
吸着でその回転台に安定状態に保持される。下側ディス
ク1の中央穴1aの中心は回転台(図示せず)の回転中
心に一致するよう位置合わせされている。
【0021】 紫外線(UV)の照射で硬化するUV接
着剤のような接着剤を下側ディスク1の上面に供給する
接着剤供給装置5のノズル5a、5b,5c,5dは、
下側ディスク1の中央穴1aから別々の所定距離だけ放
射外方向で、下側ディスク1の上方に位置する。ノズル
5a、5b,5c,5dはノズル5aが最も細く(供給
口が小さい)、ノズル5dが最も太く(供給口が大き
い)なっており、同一加圧力の下で各ノズル5a、5
b,5c,5dから吐出される液状の接着剤3の量は、
ノズル5aが最も少なく、ノズル5dが最も多くなる。
【0022】 したがって、回転台(図示せず)が所定
の低速回転を行うのに伴い一緒に下側ディスク1も回転
を行い、その低速回転が一定の状態で、接着剤供給装置
5はそのノズル5a、5b,5c,5dからそれぞれの
供給口に比例した各所定量の接着剤3を供給する。通
常、接着剤3を供給開始してから下側ディスク1がほぼ
1回転した時点でその供給を停止する。この結果、各ノ
ズルから下側ディスク1に供給された接着剤3の断面形
状は僅かに時間が経過すると、図示のように内側が低
く、外側が高い比較的なだらかな山状の輪になり、その
頂部3aは輪状の接着剤の最外側に近い位置にできる。
この輪状の接着剤3の幅は供給直後には30mm程度で
あり、頂部3aの位置は下側ディスク1の回転中心から
ほぼ40〜45mmに形成された。
【0023】 その後、ノズルごと一緒に接着剤供給装
置5を移動させ、図示していない上側ディスクを下側デ
ィスク1の真上へ搬送した後、降下させて輪状の接着剤
3の頂部3aに静かに接触させ、重ね合わせる。しかる
後、数千回転まで急速に回転速度を上昇させ、その速度
で一定時間高速回転させて、重ねたディスク間から余剰
の接着剤を振り切り、除去する。このとき、頂部3a近
傍に発生した気泡も一緒に重ねたディスク間から除去す
る。しかる後に、上側ディスクと下側ディスク1の双方
の面から、あるいは一方の面から紫外線(UV)照射を
行って、ディスク間の接着剤層を硬化させる。
【0024】 次に図5により第2の実施例を説明す
る。下側ディスク1は低い回転速度で回転し得る回転台
(図示せず)に載置され、必要に応じて真空吸着でその
回転台に安定状態に保持される。下側ディスク1の中央
穴1aの中心は回転台(図示せず)の回転中心に一致す
るよう位置合わせされている。
【0025】 紫外線(UV)の照射で硬化するUV接
着剤のような第1の接着剤を下側ディスク1の上面に供
給する第1の接着剤供給装置5の供給ノズル5aは、下
側ディスク1の中央穴1aから所定距離だけ放射外方向
で、下側ディスク1の数mmないし10mm程度上方に
位置する。
【0026】 回転台(図示せず)が所定の低速回転を
行うのに伴い一緒に下側ディスク1も回転を行い、その
低速回転が一定の状態で、第1の接着剤供給装置5はそ
の供給ノズル5aから所定量の第1の接着剤3を供給す
る。通常、第1の接着剤3を供給してから下側ディスク
1がほぼ1回転した時点でその供給を停止する。この結
果、下側ディスク1の上面の接着剤3は輪状になる。
【0027】 次に、そのまま下側ディスク1を回転さ
せた状態で、第2の接着剤供給装置6がその供給ノズル
6aから第2の接着剤3’を供給する。供給ノズル6a
は下側ディスク1の回転中心に対して第1の接着剤供給
装置5の供給ノズル5aよりも幾分放射外方向に位置す
る。第2の接着剤3’は第1の接着剤3と同等なもので
あり、輪状の第1の接着剤3のほぼ最外側近傍部に重な
るように供給され、第2の接着剤供給装置6も前述と同
様に第2の接着剤3’を供給してから下側ディスク1が
ほぼ1回転した時点でその供給を停止する。第2の接着
剤3’の供給量は第1の接着剤3の供給量よりも少ない
方が好ましい、特に供給ノズル6aの径が供給ノズル5
aよりも小さい方が好ましいが、輪状の第1の接着剤3
の頂部の高さよりも輪状の第2の接着剤3’の頂部が高
くなるよう供給することが大切である。このようにする
ことにより、図3(A)に示すような断面形状の輪状の
第2の接着剤層を得ることができる。
【0028】 ここで、用いる接着剤の粘度、ディスク
表面の濡れ性及び供給量などによって、第1の接着剤3
と第2の接着剤3’の供給開始時間の差は決定される。
用いる接着剤の粘度が小さく、ディスク表面の濡れ性が
大きい場合には、輪状の第1の接着剤3は広がってなだ
らかになり易いので、第1の接着剤3の供給開始後、比
較的短い時間の経過後に第2の接着剤3’を供給する必
要がある。しかし、用いる接着剤の粘度が大きく、ディ
スク表面の濡れ性が小さい場合には、処理時間の短縮な
どを考えなければ、第1の接着剤3と第2の接着剤3’
の供給開始の時間差を大きく選定できる。
【0029】 図5では説明を理解し易くするため、第
1の接着剤供給装置5と第2の接着剤供給装置6とを別
々の図に示したが、これらは下側ディスク1の回転中心
軸線に対してある角度ずれ、かつ放射方向にもある距離
だけ離れた位置関係にそれぞれのノズル5aとノズル6
aがあるように設置されても良い。ただしこの場合、第
1の接着剤供給装置5のノズル5aは下側ディスク1の
回転方向に対して接着剤供給装置6のノズル6aよりも
上流にある。そしてこの場合の第1の接着剤3の供給
は、第2の接着剤3’の供給よりも早い時点で行われ、
かつ早い時点で終了される。
【0030】 なお、第1の接着剤3と第2の接着剤
3’とが同じものであるとすれば、第2の接着剤供給装
置6は第1の接着剤供給装置5と同じものでも良い。こ
の場合には、第1の接着剤供給装置5がその供給ノズル
5aから所定量の第1の接着剤3を供給してから下側デ
ィスク1がほぼ1回転した時点でその供給を停止した
後、そのノズル5aを放射外方向の所定位置(ノズル6
aの位置の相当)まで移動させ、直ぐにあるいは所定時
間の経過後に第2の接着剤3’相当する接着剤を供給し
ても良い。
【0031】 次に図6は、図4及び図5で説明した実
施例を組み合わせ、変更した第3の実施例を示す。この
実施例では、例えば幅が10〜35mmの幅の広い単一
のノズル5aと図5に示した第2の接着剤供給装置6の
ノズル6aとを用いる。これらノズル5a,6aは下側
ディスク1の回転中心軸線に対してある角度ずれ、かつ
放射方向にもある距離だけ離れた位置関係にあるように
設置される。ただし、前記実施例と同様に第1の接着剤
供給装置5のノズル5aは下側ディスク1の回転方向に
対して接着剤供給装置6のノズル6aよりも上流にあっ
ても良く、第1の接着剤3の供給は、第2の接着剤3’
の供給よりも早い時点で行われ、かつ早い時点で終了さ
れる。
【0032】 低速度で回転している下側ディスク1の
上面に幅の広い単一のノズル5aから第1の接着剤を供
給して、比較的平坦な幅の広い輪状の接着剤3の山を形
成する。その山の最外側近傍に、細いノズル6aから第
2の接着剤を供給して、前記実施例と同様に接着剤の環
状の山の外側に頂部3aを形成する。この場合、ノズル
5aとノズル6aからの接着剤の供給はほぼ同時でも、
ノズル5aが供給を開始してから所定の時間の経過後で
もどちらでも良い。
【0033】 次に図7に示す実施例では、加熱できる
温度調節ジャケット7と8がそれぞれ、第1の供給ノズ
ル5aと第2の供給ノズル6aの外面に備えられてい
る。温度調節ジャケット7と8はそれぞれの温度調節器
9、10に接続されており、温度設定に見合った電流、
あるいは液体又は気体のような媒体を温度調節器9、1
0を通して温度調節ジャケット7と8に流すことによ
り、第1の供給ノズル5aと第2の供給ノズル6aを通
して流れる液状の第1の接着剤3とこれと同一組成の第
2の接着剤3’をほぼ設定温度にすることができる。
【0034】 接着剤の粘度は、その温度のによりかな
り変化するので、接着剤の温度をほぼ一定に保持し、そ
の粘度を安定させることがこの温度調整の第1の目的で
あるが、第2の目的として、温度調節器9の設定温度T
1よりも温度調節器10の設定温度T2をあらかじめ決
めた温度だけ低く(T1>T2)することにより、第2
の接着剤3’の温度を第1の接着剤3をあらかじめ決め
た温度だけ低くして、第1の接着剤3の粘度に比べて第
2の接着剤3’の粘度を高くすることにある。このよう
に第1の接着剤3の粘度に比べて第2の接着剤3’の粘
度を高くすることで、輪状に形成された第2の接着剤
3’の形状がなだらかになり難くなり、輪状の第2の接
着剤3’の頂部を高い状態に保持できる。このことは、
第2の接着剤3’の頂部と上側ディスク2の下面との初
期の接触面積を小さくできるので、気泡の発生を少なく
できる効果もあり、しかも第2の接着剤3’の供給量が
少なくても所望の形状を造り易い。なお、一方のノズル
のみの温度調整を行っても良い。
【0035】 次に図8は、下側ディスク1の上面に輪
状に第1の接着剤3を供給すると共に、上側ディスク2
の貼り合わせ面に輪状に第2の接着剤3’を供給した後
に、上側ディスク2を表裏反転して下側ディスク1の輪
状の第1の接着剤3の外側部分に上側ディスク2の輪状
の第2の接着剤3’を接触させる実施例を示す。
【0036】 同図(A)で示すように、第1の接着剤
3を供給工程と第2の接着剤3’の供給工程は、ほぼ同
時に別々の位置で別々の接着剤供給装置(図示せず)で
行われる。第2の接着剤3’の供給量は、最大で上側デ
ィスク2を表裏反転したとき第2の接着剤3’が滴下し
ない程度に制限する必要があり、通常は第1の接着剤3
よりもかなり少量で良い。また、第2の接着剤3’の輪
の頂部、即ち中心の直径は第1の接着剤3の外径とほぼ
等しくする。
【0037】 貼り合わせ面に輪状に第2の接着剤3’
が供給された上側ディスク2は、図示しない反転装置に
より真空吸着で保持され、その反転装置がほぼ180度
反転することにより、同図(B)で示すように表裏反転
され、一旦、上側ディスク2の下面が下側ディスク1の
上面に平行な状態でその上方に位置され、次に降下して
第2の接着剤3’が第1の接着剤3に接触し重ねられ
る。この場合、気泡は第1の接着剤3と第2の接着剤
3’の接触部に生じ、それは第1の接着剤3の外周付近
であって、その後の高速回転による振り切りで気泡が除
去される。ただしこの場合は、従来例のように上側ディ
スク2の広い平坦な下面が下側ディスク上の接着剤のな
だらかな頂部に直接接触するのと違って、下側ディスク
1上の接着剤のなだらかな頂部に上側ディスク下面の比
較的傾斜のある接着剤の頂部が接触するので、実際には
それらの間にほとんど気泡が発生しないことが確認され
ている。
【0038】 次に図9は、第2の接着剤3’の頂部が
できるだけ高い状態で上側ディスク2の下面を接触させ
得る実施例である。先ず、ある傾斜で横にした接着剤供
給装置の供給ノズル5aから、低速で回転している下側
ディスク1の上面に輪状に第1の接着剤3を供給した
後、供給ノズル5aを放射外方向に所定距離移動させ、
第1の接着剤3と同じ第2の接着剤3’を供給する。こ
れら接着剤の供給中に、上側ディスク2を下側ディスク
1の真上まで搬送し、供給ノズル5aに接触しない程度
のレベルまで降下させる。供給ノズル5aは第2の接着
剤3’の供給を完了した時点で、直ちに上側ディスク2
と下側ディスク1との間から外れる位置まで退避させ、
しかる後に上側ディスク2の下面を下側ディスク1の接
着剤の頂部に静かに接触させ重ねる。この状態で高速回
転させる。
【0039】 この実施例では、供給ノズル5aが第2
の接着剤3’の供給終了時には、上側ディスク2が下側
ディスク1の真上の比較的近傍のレベルにあるので、第
2の接着剤3’の供給終了後、非常に短い時間で、上側
ディスク2の下面を下側ディスク1の接着剤の頂部に静
かに接触させることができる。したがって、接着剤の頂
部は比較的高い状態にあり、第2の接着剤3’の供給量
を少なくできる。この実施例は、特に接着剤の粘度が比
較的低い、あるいは下側ディスク1と上側ディスク2と
接着剤よの濡れ性が良い場合に有効である。なお、単一
のノズルを用いたが、この実施例でも前述実施例同様に
第1と第2のノイズを用いても良いことは勿論である。
【0040】 さてここで、実際のディスク貼り合わせ
装置では、処理速度などの面から、各処理ポジションを
別々にするため、下側ディスク上に接着剤を供給する位
置は高速回転位置と異なる場合が多い。勿論この場合に
は、前記実施例のように上側ディスクに接着剤を供給す
る位置は高速回転位置と異なる。したがって、下側ディ
スク上に接着剤を供給後、下側ディスクと上側ディスク
とを高速回転位置まで搬送する必要がある。この搬送時
間は短いが、上側ディスクと下側ディスクとを重ね合わ
せた状態で搬送すると、表面張力により接着剤が放射外
方向ばかりでなく放射内方向にも広がるため、上下側デ
ィスクの中央穴からはみ出してしまう場合がある。
【0041】 このような現象の影響をできるだけ小さ
くするためには、図3において上側ディスク2の下面が
下側ディスク1上の接着剤3の頂部3aが接触した状態
で、上側ディスク2と下側ディスク1との間の間隔を一
定に保持しながら、高速回転位置まで搬送すればよいこ
とが確認された。この場合には、接着剤3の拡がりは、
自身の表面張力と、ディスク表面との間の界面張力が平
衡した段階で停止するので、接着剤3が重ね合わされた
ディスクの中央穴からはみ出すことはない。図4ないし
図8で説明した実施例についても全く同様である。
【0042】 なお、以上の実施例では上側ディスク2
の下面を下側ディスク1上の接着剤3の頂部3aに接触
させる点について詳しく述べなかったが、上側ディスク
2の下面が下側ディスク1上の接着剤3の頂部3aから
1〜数ミリ離れた位置まで搬送手段(図示せず)で搬送
した後、その位置から自然落下させれば良い。しかし好
ましくは、上側ディスク2を最後まで自然落下させず
に、落下速度よりも遅い速度で降下させて、上側ディス
ク2の下面を下側ディスク1上の接着剤3の頂部3aに
接触させるのが良い。
【0043】 また、以上の実施例ではデスクを回転さ
せたが、供給ノズルを回転させてもまったく同様な効果
が得られる。図4に示した実施例においては、ノズルの
数を4本にしたが、任意の数でよく、また最外側のノズ
ルのみを太くし、他のノズルの太さはほぼ等しくても良
い。さらに、これらノズルの太さ、つまり供給口の大き
さはすべて等しくし、加圧力の調整によって、最外側の
ノズルが最も多くの接着剤を吐出できるように構成して
も良い。また、図4の実施例と第2のノズルとを組み合
わせても良い。この場合に複数のノズルから供給される
接着剤はすべてほぼ等しくても良く、これら複数のノズ
ルの最外側に位置するノズルが供給する輪状接着剤に重
なるように接着剤を供給できる位置に第2のノズルを配
置すれば良い。
【0044】
【発明の効果】 以上述べたように発明によれば、上側
ディスクを下側ディスク上に接着剤で接着させる際に形
成されがちな、気泡を簡単に除去でき、品質の高い貼り
合わせディスクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディスク貼り合わせ方法を説明
するための図である。
【図2】 本発明に係るディスク貼り合わせ方法を説明
するための図である。
【図3】 本発明のディスク貼り合わせ原理を説明する
ための図である。
【図4】 本発明のディスク貼り合わせ方法の一実施例
を示す図である。
【図5】 本発明の他の一実施例を説明するための図で
ある。
【図6】 本発明の他の一実施例を説明するための図で
ある。
【図7】 本発明の他の一実施例を説明するための図で
ある。
【図8】 本発明の他の一実施例を説明するための図で
ある。
【図9】 本発明の他の一実施例を説明するための図で
ある。
【図10】従来例を説明するための図である。
【図11】接着剤の拡がり状態を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1……下側のディスク 2……上側のディスク 3、3’……第1、第2の接着剤 4……気泡 5、6……第1、第2の接着剤供給装置 5a、6b……第1、第2の接着剤供給ノズル 7、8………第1、第2の温度調節ジャケット 9、10……第1、第2の温度調節器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のディスクと、第2のディスクとを
    貼り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、 上記第1のディスクの中央の周りに輪状に液状の接着剤
    を供給する工程であって、上記輪状の接着剤の中央部に
    比べて外側が高くなるように供給する接着剤供給工程
    と、 上記第2のディスクを上記液状の接着剤を介して上記第
    1のディスクに重ねる工程と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転工程と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ方法。
  2. 【請求項2】 第1のディスクと、第2のディスクとを
    貼り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、 上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給
    する第1の接着剤供給工程と、 上記第1のディスクに供給された上記輪状の第1の接着
    剤の外側に、該輪状の第1の接着剤と一体的になり、か
    つ該輪状の第1の接着剤のピークよりも高いピークをも
    つように液状の第2の接着剤を輪状に供給する第2の接
    着剤供給工程と、 上記第2のディスクを上記液状の接着剤を介して上記第
    1のディスクに重ねる工程と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転工程と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記第1の接着剤供給工程は、上記第2の接着剤供給工
    程よりも早い時点で開始され、かつ早い時点で終了する
    ことを特徴とするディスク貼り合わせ方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記第2の接着剤は、上記第1の接着剤に比べて高い粘
    度を有することを特徴とするディスク貼り合わせ方法。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 上記第1の接着剤と上記第2の接着剤の少なくとも一方
    の温度調整を行うことを特徴とするディスク貼り合わせ
    方法。
  6. 【請求項6】 第1のディスクと、第2のディスクとを
    貼り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、 上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給
    する第1の接着剤供給工程と、 上記第2のディスクに第2の液状の接着剤を輪状に供給
    する第2の接着剤供給工程と、 上記第2のディスクを表裏反転させる工程と、 上記第2のディスクを下降、又は上記第1のディスクを
    上昇させて、上記第1の液状の接着剤と上記第2の液状
    の接着剤とを接触させ、上記第2のディスクを上記液状
    の接着剤を介して上記第1のディスクに重ねる工程と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転工程と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ方法。
  7. 【請求項7】 第1のディスクと、第2のディスクとを
    貼り合わせて1枚のディスクを製造する方法において、 上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給
    する第1の接着剤供給工程と、 上記第2のディスクに第2の液状の接着剤を輪状に供給
    する第2の接着剤供給工程と、 上記第2のディスクを表裏反転させる工程と、 上記第2のディスクを下降、又は上記第1のディスクを
    上昇させて、上記第1の液状の接着剤と上記第2の液状
    の接着剤とを接触させる工程と、 上記第1の接着剤と上記第2の接着剤とを接触させた状
    態で、上記第1のディスクと上記第2のディスクとの間
    を一定に保持しながら搬送する搬送工程と、 上記第2のディスクを上記液状の接着剤を介して上記第
    1のディスクに重ねる工程と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転工程と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、 上記第2の接着剤の量は上記第1の接着剤の量に比べて
    少ないことを特徴とするディスク貼り合わせ方法。
  9. 【請求項9】 第1のディスクと、第2のディスクとを
    貼り合わせて1枚のディスクを製造する装置において、 上記第1のディスクの中央の周りに輪状に液状の接着剤
    を供給する手段であって、上記輪状の接着剤の中央部に
    比べて外側が高くなるように供給する接着剤供給手段
    と、 上記第2のディスクを上記第1のディスクの上方まで搬
    送し、下降して上記液状の第1と第2の接着剤を介して
    上記第1のディスクに重ねる搬送手段と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転手段と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記接着剤供給手段は液状の接着剤を供給し得る複数の
    ノズル手段を備え、該複数のノズル手段は上記第1のデ
    ィスクの上方に、かつ放射方向にある距離を隔てて配置
    されており、上記複数のノズル手段の放射内方向に位置
    するものに比べて放射外方向に位置するノズル手段は単
    位時間当たりの接着剤供給量が多いことを特徴とするデ
    ィスク貼り合わせ装置。
  11. 【請求項11】 第1のディスクと、第2のディスクと
    を貼り合わせて1枚のディスクを製造する装置におい
    て、 上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給
    する第1の接着剤供給手段と、 上記第1のディスクに供給された上記輪状の第1の接着
    剤の外側に、該輪状の第1の接着剤と一体的になり、か
    つ該輪状の第1の接着剤のピークよりも高いピークをも
    つように液状の第2の接着剤を輪状に供給する第2の接
    着剤供給手段と、 上記第2のディスクを上記第1のディスクの上方まで搬
    送し、下降して上記液状の第1と第2の接着剤を介して
    上記第1のディスクに重ねる搬送手段と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転手段と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 上記第1の接着剤供給手段は接着剤を上記第1のディス
    クに供給する第1のノズル手段を有し、また第2の接着
    剤供給手段は接着剤を上記第1のディスクに供給する第
    2のノズル手段を有し、上記第1のノズル手段は上記第
    2のノズル手段に比べて、上記第1のディスクの放射方
    向に対して幅が広いことを特徴とするディスク貼り合わ
    せ装置。
  13. 【請求項13】 第1のディスクと、第2のディスクと
    を貼り合わせて1枚のディスクを製造する装置におい
    て、 上記第1のディスクに第1の液状の接着剤を輪状に供給
    した後、上記第1のディスクの放射外方向に所定量移動
    し、上記第1のディスクに供給された上記輪状の第1の
    接着剤の外側に、該輪状の第1の接着剤と一体的にな
    り、かつ該輪状の第1の接着剤のピークよりも高いピー
    クをもつように液状の第2の接着剤を輪状に供給する接
    着剤供給手段と、 上記第2のディスクを上記第1のディスクの上方まで搬
    送し、下降して上記液状の接着剤を介して上記第1のデ
    ィスクに重ねる搬送手段と、 上記液状の接着剤を遠心力によって上記第1と第2のデ
    ィスク間で拡げる回転手段と;を有することを特徴とす
    るディスク貼り合わせ装置。
  14. 【請求項14】 請求項12又は請求項13において、 上記搬送手段が上記第2のディスクを上記第1のディス
    ク上の上記液状の接着剤に接触させ、上記第2のディス
    クと上記第1のディスクとの間の間隔を一定に保持しな
    がら搬送した後、上記第2のディスクを上記第1のディ
    スクに重ねる搬送手段であることを特徴とするディスク
    貼り合わせ装置。
  15. 【請求項15】 請求項9ないし請求項11において、 上記接着剤供給手段、又は第1、第2の接着剤供給手段
    のいずれかが少なくとも、前記液状の接着剤の温度を調
    整し得る温度調整手段を備えたことを特徴とするディス
    ク貼り合わせ装置。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし請求項15におい
    て、 上記接着剤供給手段、又は第1、第2の接着剤供給手段
    を回転運動させる駆動機構を備えたことを特徴とするデ
    ィスク貼り合わせ装置。
  17. 【請求項17】 請求項12ないし請求項15におい
    て、 上記第1のディスクを低速で回転させる回転手段を備え
    たことを特徴とするディスク貼り合わせ装置。
JP13115596A 1996-04-26 1996-04-26 ディスク貼り合わせ方法及び装置 Withdrawn JPH09293282A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026214A3 (en) * 1999-02-01 2003-02-26 Origin Electric Co. Ltd. Bonding system and method
JP2014114346A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Origin Electric Co Ltd 接合部材製造方法及び装置

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