JPH0932594A - エンジン停止装置 - Google Patents
エンジン停止装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B77/00—Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
- F02B77/08—Safety, indicating, or supervising devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
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- F02D41/042—Introducing corrections for particular operating conditions for stopping the engine
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02P11/025—Shortening the ignition when the engine is stopped
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Abstract
にランオンやアフターバーンの発生を確実に防止する。 【解決手段】 機関停止用操作スイッチ3又はオイルセ
ンサ4から停止指令信号が同信号入力回路14に入力す
ると、点火用電源VIGに基づく停止指令信号が電気的に
分離して電源コイル2からの電源VCCに基づく信号に変
換し、停止信号保持回路15で自己保持し、燃料カット
ドライブ回路12を介して燃料カット弁5を閉弁する。
同時に、停止信号保持回路からの信号が停止信号遅延回
路16へ出力して遅延し、所定の遅延時間経過後、停止
信号出力回路17で電気的に分離して点火用電源VIGに
基づく信号に変換し、機関停止回路13に作動信号とし
て出力する。これにより点火コイル6の一次側が短絡し
て点火プラグ7が失火し、高周波ノイズの混入を回避し
て制御信頼性を向上しつつ、燃料カット弁下流側の残留
燃料によるランオンやアフターバーン発生を回避する。
Description
火カットを行ってエンジンを強制的に停止させるエンジ
ン停止装置に関する。
め、エンジンの空燃比が薄めの方向にセッティングされ
る傾向にあり、エンジンを停止させるときに、ランオン
やアフターバーンが発生し易くなっている。
をカットすることが多く、通常、この燃料カットは、気
化器等の燃料通路に介装したソレノイドバルブをエンジ
ンの停止操作に伴って閉弁させるようにしており、この
燃料カットに係わる先行技術としては、例えば、特開平
3−39181号公報がある。
されたエンジンにあって、発電機の出力に並列にコンデ
ンサ回路を接続し、エンジンのストップ操作後の発電機
の慣性回転エネルギによる電力を燃料カット用ソレノイ
ドに供給して付勢することによりバルブを閉成するとと
もに、燃料カット用ソレノイドバルブの付勢状態終了の
タイミングをコンデンサ回路の放電電力によって遅らせ
ることにより、エンジンが停止するまで燃料カット用ソ
レノイドバルブを閉性状態に保持する技術が開示されて
いる。
ンを停止すべく燃料カット用ソレノイドバルブを閉弁さ
せても、燃料カット用ソレノイドバルブの下流側には燃
料が残留しているため、この残留燃料がエンジンに吸入
されることになり、高温、高負荷時等のようにエンジン
の運転条件如何によっては、ランオンやアフターバーン
が発生する虞がある。
エンジン等においては、燃料カット用ソレノイドバルブ
駆動用の電源や制御回路の電源として、点火用電源とは
接地電位の異なる別の電源を用意しなければならない場
合があり、このような場合には、点火系で発生する高周
波ノイズによる誤動作を回避するための対策が必要とな
る。
で、いかなる条件でエンジンが運転されていようとも、
エンジン停止時にランオンやアフターバーンの発生を確
実に防止することのできるエンジン停止装置を提供する
ことを第1の目的とし、さらに、点火系の高周波ノイズ
に影響されることなく、ランオンやアフターバーンの発
生を防止してエンジンを停止させることのできるエンジ
ン停止装置を提供することを第2の目的としている。
エンジン停止を指令する停止指令信号が入力されたと
き、燃料供給通路に介装された燃料カット弁を閉弁させ
る燃料供給停止手段と、上記停止指令信号を遅延し、上
記燃料カット弁を閉弁させてから設定時間経過後に、点
火をカットしてエンジンを停止させる点火停止処理手段
とを備えたものである。
力される点火用電源を短絡するエンジン停止回路を備え
たエンジンの停止装置であって、エンジン停止を指令す
る停止指令信号が入力されたとき、燃料供給通路に介装
された燃料カット弁を閉弁させる燃料供給停止回路と、
上記停止指令信号を遅延し、上記燃料カット弁を閉弁さ
せてから設定時間経過後に、上記エンジン停止回路へ作
動信号を出力する点火停止処理回路とを備えたものであ
る。
火系と分離した電源出力を発生させるための電源コイル
を有するエンジンを停止させるエンジン停止装置であっ
て、上記電源コイルからの電源で動作し、エンジン停止
を指令する停止指令信号の入力により、燃料供給通路に
介装された燃料カット弁を閉弁させるとともに、点火系
の電源を短絡するエンジン停止回路を作動させる制御回
路部を備え、上記制御回路部に、上記停止指令信号を遅
延し、上記燃料カット弁を閉弁させてから設定時間経過
後に遅延信号を出力する遅延回路と、上記遅延回路から
の遅延信号を電気的に分離して点火系の電源に基づく信
号に変換し、変換した信号を上記エンジン停止回路への
作動信号として出力する出力回路とを備えたものであ
る。 請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明にお
いて、上記制御回路部に、さらに、点火系の電源に基づ
いて生成された上記停止指令信号を電気的に分離し、上
記電源コイルからの電源に基づく信号に変換する入力回
路を備えたものである。
3,4のいずれか一に記載の発明において、上記停止指
令信号を、エンジンを停止させるための操作用スイッチ
及びエンジンの運転状態を検出するセンサの少なくとも
一方からの信号とするものである。
ジン停止を指令する停止指令信号が入力されたとき、直
ちに燃料供給通路に介装された燃料カット弁を閉弁させ
て燃料供給を停止する一方、燃料カット弁を閉弁してか
ら設定時間遅れて点火をカットすることで点火を停止さ
せ、燃料供給を停止しても燃料カット弁下流側に残留す
る燃料がエンジンに吸入されてランオンやアフターバー
ンが発生することを防止する。
停止を指令する停止指令信号が入力されたとき、直ちに
燃料供給通路に介装された燃料カット弁を閉弁させて燃
料供給を停止する一方、燃料カット弁を閉弁してから設
定時間遅れてマグネトーから出力される点火用電源を短
絡することで点火を停止させ、燃料供給を停止しても燃
料カット弁下流側に残留する燃料がエンジンに吸入され
てランオンやアフターバーンが発生することを防止す
る。
分離した電源出力を発生する電源コイルからの電源で制
御回路部を動作させ、エンジン停止を指令する停止指令
信号の入力によって燃料供給通路に介装された燃料カッ
ト弁を閉弁させた後、停止指令信号を遅延し、遅延した
信号を電気的に分離して点火系の電源に基づく信号に変
換する。そして、変換した信号によって点火系の電源を
短絡するエンジン停止回路を作動させることで、点火系
からのノイズの混入を防止して回路の誤動作を防止しつ
つ、燃料カット弁下流側の残留燃料によるランオンやア
フターバーンの発生を防止する。
に、請求項3記載の発明において、点火系の電源に基づ
いて生成された停止指令信号を電気的に分離し、電源コ
イルからの電源に基づく信号に変換して入力すること
で、入力側と出力側で点火系からのノイズの混入を防止
する。
1,2,3,4のいずれか一に記載の発明において、エ
ンジンを停止させるための操作用スイッチ及びエンジン
の運転状態を検出するセンサの少なくとも一方からの信
号を停止指令信号として入力し、いかなるエンジン運転
環境下においても、確実にエンジン停止時のランオンや
アフターバーンを防止できるようにする。
施の形態を説明する。図面は本発明の実施の形態の一例
を示し、図1はエンジン停止装置の全体構成図、図2は
エンジン停止回路と燃料カット・停止処理回路とのイン
ターフェースを示す説明図である。
指令する停止指令信号の入力によってエンジンへの燃料
供給を遮断するとともに点火カットを行い、エンジンを
強制的に停止させるエンジン停止装置であり、本形態に
おいては、リコイルスタータを索引して始動を行うマグ
ネトー点火方式の汎用エンジンで、マグネトー内にバッ
テリあるいは灯火等のための電源コイル2を備えるもの
に適用される例を示す。
は、常開形のエンジン停止用操作スイッチ3が操作さ
れ、あるいは、エンジンの運転状態を検出するセンサと
して、図示しないクランクケースに貯溜された潤滑オイ
ルのレベルを検出する常開形のフロートスイッチ等から
なるオイルセンサ4により、潤滑オイル不足が検知され
てエンジン停止指令信号が入力されると、図示しない気
化器に装着された燃料カット用ソレノイドバルブ(燃料
カット弁)5を閉弁させてエンジンへの燃料供給を遮断
し、さらに、マグネトーに内蔵される点火コイル6と、
この点火コイル6の一次側をON,OFFするトランジ
スタあるいは機械式接点等からなる点火回路7とを備え
たイグニッションユニット8に対し、点火コイル6の一
次側を短絡させて点火プラグ9を失火させ、エンジンを
強制的に停止させるようになっている。
上記電源コイル2で発生する交流電圧出力を整流、平滑
(必要に応じて電圧安定化)する電源回路10、上記エ
ンジン停止用操作スイッチ3あるいは上記オイルセンサ
4からのエンジン停止指令信号により、燃料カット及び
点火カットを実行させる制御回路部としての燃料カット
・停止処理回路11、及び、上記燃料カット用ソレノイ
ドバルブ5を駆動するためのパワートランジスタ等から
なる燃料カットドライブ回路12、上記制御回路部から
の信号により上記点火コイル6の一次側を短絡させるエ
ンジン停止回路13が備えられている。
1には、エンジン停止を指令する停止指令信号が入力さ
れたとき、燃料供給通路に介装された燃料カット用ソレ
ノイドバルブ5を閉弁させて燃料供給を停止させる燃料
供給停止回路と、上記停止指令信号を遅延し、上記燃料
カット用ソレノイドバルブ5を閉弁させてから設定時間
経過後に、上記エンジン停止回路13へ作動信号を出力
する点火停止処理回路とが備えられている。
記エンジン停止用操作スイッチ3あるいは上記オイルセ
ンサ4からのエンジン停止指令信号を入力する停止指令
信号入力回路14、この停止指令信号入力回路14から
の信号をエンジンが停止するまで(上記電源コイル2か
らの電源供給がなくなるまで)保持し、上記燃料カット
ドライブ回路12へ駆動制御信号(燃料カット信号)を
出力する停止信号保持回路15が備えられ、上記点火停
止処理回路には、上記停止信号保持回路15で保持され
た信号を遅延して所定時間後に出力する停止信号遅延回
路16、この停止信号遅延回路16で遅延された信号を
上記エンジン停止回路13へ出力する停止信号出力回路
17が備えられている。
4、上記停止信号保持回路15、及び、上記燃料カット
ドライブ回路12によって形成される燃料供給停止手段
により、エンジン停止を指令する停止指令信号が入力さ
れたとき、燃料供給通路に介装された燃料カット用ソレ
ノイドバルブ5を閉弁させて燃料供給を停止させ、上記
停止信号遅延回路16、上記停止信号出力回路17、及
び、上記エンジン停止回路13によって形成される点火
停止処理手段により、停止指令信号を遅延し、上記燃料
カット用ソレノイドバルブ5を閉弁させてから設定時間
経過後に、点火をカットしてエンジンを停止させるよう
になっている。
イドバルブ5は、非通電状態で開弁、通電状態で閉弁す
る形式のものであるが、バッテリを備えたエンジン等で
は、上記燃料カット用ソレノイドバルブ5を非通電状態
で閉弁、通電状態で開弁する形式のものとしても良く、
上記燃料カットドライブ回路12へ燃料カット信号が入
力されていない状態で、上記燃料カット用ソレノイドバ
ルブ5が通電されて開弁状態になっているような構成と
しても良い。
は、上記電源回路10から上記燃料カット・停止処理回
路11、及び、上記燃料カットドライブ回路12へ制御
用電源が供給されるようになっており、上記電源回路1
0、上記燃料カット・停止処理回路11、及び、上記燃
料カットドライブ回路12が上記電源コイル2に対して
共通なグランド(接地電位)G1を有する一方、上記エ
ンジン停止用操作スイッチ3、上記オイルセンサ4、及
び、上記エンジン停止回路13が点火系と共通でエンジ
ンに接地されるグランドG2を有している。
地電位の異なる回路が混在することになり、回路間の信
号伝達に不具合を生じるばかりでなく、点火系で発生す
る高周波ノイズが混入して誤動作を起こす虞があるた
め、上記燃料カット・停止処理回路11では、停止指令
信号入力回路14及び停止信号出力回路17において、
電源コイル2の電源系と点火用電源系とを電気的に絶縁
するようにしている。
令信号入力回路14には、発光ダイオードPD1及びフォ
トトランジスタPTRからなるフォトカプラ18が備えら
れており、上記フォトダイオードPD1のカソード側を点
火用電源VIG(点火コイル6の一次側)に接続し、アノ
ード側を抵抗R1を経て上記エンジン停止用操作スイッ
チ3あるいは上記オイルセンサ4を介してグランドG2
に接地する一方、上記フォトトランジスタPTRのコレク
タ側を抵抗R2を介して上記電源回路10からの電源VC
Cに接続することで、点火用電源VIGによるエンジン停
止指令信号を光アイソレートし、上記フォトトランジス
タPTRのエミッタ側から制御用電源VCCに基づく信号を
上記停止信号保持回路15へ出力するようになってい
る。
び上記オイルセンサ4に電源回路10から制御用電源V
CCを供給し、エンジンから絶縁して接地する場合には、
上記停止指令信号入力回路14のフォトカプラ18は必
ずしも必要でないが、入力信号を電気的に分離すること
により、いかなる電源系からのいかなる形式の入力信号
にも柔軟に対応することができる。
光ダイオードPD2及びフォトサイリスタPSCRからなる
フォトカプラ19が備えられ、上記発光ダイオードPD2
のアノード側を抵抗R3を介して制御用電源VCCに接続
し、カソード側をトランジスタTR1を経てグランドG1
に接地する一方、上記フォトサイリスタPSCRを上記エ
ンジン停止回路13に接続することで、上記トランジス
タTR1のベースにバイアス抵抗R4,R5を介して入力さ
れる上記停止信号遅延回路16からの制御用電源VCCに
基づく信号を光アイソレートし、上記エンジン停止回路
13へのエンジン停止信号を出力するようになってい
る。
リスタ式停止回路が適用可能であり、上記点火コイル6
の一次側を短絡するための電源短絡用サイリスタSCR
のカソード側が短絡用抵抗R6を介して点火用電源VIG
に接続され、アノード側がダイオードD1のカソード側
に接続され、このダイオードD1のアノード側がグラン
ドG2(エンジン接地)に接続されている。
ゲート側には、一度エンジン停止信号が入力されるとエ
ンジンの回転が停止するまで上記電源短絡用サイリスタ
SCRを自動的に再トリガしてターンオン状態に維持す
る自己保持回路13aが接続されている。
用サイリスタSCRがターンオンしたときに電荷を蓄
え、蓄えた電荷を上記電源短絡用サイリスタSCRがタ
ーンオフしたときゲート側に環流する保持コンデンサC
2を中心として構成されており、上記停止信号出力回路
17のフォトサイリスタPSCRは、カソード側とゲート
側との間にコンデンサC1及び抵抗R7を並列接続した上
でカソード側とゲート側とが上記保持コンデンサC2に
共通接続され、アノード側が上記ダイオードD1のカソ
ード側に接続されている。
については、先に本出願人によって提出された実開平6
−28265号等に詳述されている。
ついて説明する。通常、エンジンが稼働中は、マグネト
ー内の電源コイル2からエンジン回転に同期した交流電
圧が出力され、電源回路10によって整流、平滑されて
燃料カット・停止処理回路11、燃料カットドライブ回
路12に制御電源VCCが供給されているが、燃料カット
・停止処理回路11からは燃料カットドライブ回路12
への燃料カット信号、及び、エンジン停止回路13への
エンジン停止信号は出力されておらず、図示しない気化
器に装着された燃料カット用ソレノイドバルブ5は開弁
状態で、エンジン停止回路13も非作動状態となってい
る。
6の一次側が点火回路7で断続され、点火コイル6の一
次側に自己誘導されるマイナスの点火用電源VIGによっ
て点火コイル6の二次側に点火プラグ9の電極間の絶縁
破壊電圧以上の高圧電圧が発生するようになっており、
点火プラグ9が周期的にスパークして気化器からの混合
気が燃焼し、エンジンの回転が継続している。
操作、あるいは、オイルセンサ4による潤滑オイル不足
の検知がなされると、該当するスイッチ接点が閉じ、図
2に示すように、点火用電源VIGのマイナス側の期間で
停止指令信号入力回路14のフォトダイオードPD1にグ
ランドG2から電流Iaが流れ、フォトダイオードPD1
が発光する。
されるフォトトランジスタPTRがONして制御電源VCC
から電流が流れ、点火用電源VIGに基づいて生成された
停止指令信号を電気的に分離して電源コイル2からの電
源VCCに基づく信号に変換し、次段の停止信号保持回路
15へ出力される。
入力回路14からの信号を自己保持するとともに、燃料
カットドライブ回路12へ燃料カット信号を出力し、こ
の信号が燃料カットドライブ回路12で増幅されて燃料
カット用ソレノイドバルブ5が作動させられる。これに
より、燃料カット用ソレノイドバルブ5が閉弁して気化
器の燃料通路が遮断され、燃料供給がカットされる。
保持動作と同時に、停止信号遅延回路16へ信号が出力
され、この信号が停止信号遅延回路16で遅延されて所
定の遅延時間経過後、停止信号出力回路17へ遅延信号
が出力される。この停止信号遅延回路16での遅延時間
は、燃料カット用ソレノイドバルブ5が閉弁してからバ
ルブ下流側に残留する燃料がエンジン内に吸入されて燃
焼され尽くす迄の時間を考慮し、例えば、アイドル時の
無負荷状態で約1sec程度となっており、実際のエン
ジンの燃料系に応じて最適値が設定される。
信号遅延回路16からの信号を受けてフォトカプラ19
のトランジスタTR1がONし、制御電源VCCからフォト
ダイオードPD2に電流が流れて発光する。これにより、
フォトダイオードPD2に光結合されるフォトサイリスタ
PSCRがターンオンし、停止信号遅延回路16からの遅
延信号が電気的に分離されて点火用電源VIGに基づく信
号に変換され、エンジン停止回路13に作動信号として
出力されることになり、このフォトサイリスタPSCRの
導通によってエンジン停止回路13の自己保持回路13
a内の保持コンデンサC2がマイナスの点火用電源VIG
によって充電される。そして、電源短絡用サイリスタS
CRのゲートに印加される保持コンデンサC2の端子電
圧がターンオン電圧に達すると、電源短絡用サイリスタ
SCRがターンオンする。
通によって点火コイル6の一次側が短絡され、点火回路
7による点火コイル6一次側の遮断を無効として点火プ
ラグ7を失火させるとともに、マイナスの点火用電源V
IGによって保持コンデンサC2が充電される。そして、
以後、停止信号出力回路17からのエンジン停止信号の
有無に拘わらず、電源短絡用サイリスタSCRのON,
OFFが繰り返され、エンジンが停止する。
差をもってエンジン停止回路13が作動させられ、いか
なるエンジン運転条件下においても、燃料カット用ソレ
ノイドバルブ5下流側の残留燃料によってエンジンのラ
ンオンやアフターバーン発生を回避することができる。
止指令信号を電気的に分離して制御回路部に入力し、こ
の制御回路部から点火用電源VIGを短絡するエンジン停
止回路に作動信号を出力するため、点火系で発生する高
周波ノイズの混入を回避し、制御信頼性を向上すること
ができる。
明及び請求項2記載の発明では、燃料カット弁を閉弁さ
せた後、設定時間だけ遅れて点火を停止させるため、燃
料カット弁下流側の残留燃料によるランオンやアフター
バーンの発生を確実に防止することができる。
載の発明では、燃料カット弁を閉弁させて設定時間経過
後に点火を停止させる際に、点火系と分離した電源出力
を発生する電源コイルからの電源に基づく信号と、点火
系の電源に基づく信号とを分離し、点火系で発生する高
周波ノイズの混入を回避するため、誤動作を防止してエ
ンジン停止時にランオンやアフターバーンの発生を確実
に防止することができる。
ンジン停止のための操作信号だけでなく、エンジン運転
条件を検出するセンサからの信号を停止指令信号として
入力することにより、いかなるエンジン運転環境下にお
いても、ランオンやアフターバーンを生じることなく確
実にエンジンを停止させることができる。
とのインターフェースを示す説明図
弁) 11 … 燃料カット・停止処理回路(制御回路部) 13 … エンジン停止回路 14 … 停止指令信号入力回路 16 … 停止信号遅延回路 17 … 停止信号出力回路
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジン停止を指令する停止指令信号が
入力されたとき、燃料供給通路に介装された燃料カット
弁を閉弁させる燃料供給停止手段と、 上記停止指令信号を遅延し、上記燃料カット弁を閉弁さ
せてから設定時間経過後に、点火をカットしてエンジン
を停止させる点火停止処理手段とを備えたことを特徴と
するエンジン停止装置。 - 【請求項2】 マグネトーから出力される点火用電源を
短絡するエンジン停止回路を備えたエンジンの停止装置
であって、 エンジン停止を指令する停止指令信号が入力されたと
き、燃料供給通路に介装された燃料カット弁を閉弁させ
る燃料供給停止回路と、 上記停止指令信号を遅延し、上記燃料カット弁を閉弁さ
せてから設定時間経過後に、上記エンジン停止回路へ作
動信号を出力する点火停止処理回路とを備えたことを特
徴とするエンジン停止装置。 - 【請求項3】 マグネトー内に点火系と分離した電源出
力を発生させるための電源コイルを有するエンジンを停
止させるエンジン停止装置であって、 上記電源コイル
からの電源で動作し、エンジン停止を指令する停止指令
信号の入力により、燃料供給通路に介装された燃料カッ
ト弁を閉弁させるとともに、点火系の電源を短絡するエ
ンジン停止回路を作動させる制御回路部を備え、 上記制御回路部に、 上記停止指令信号を遅延し、上記燃料カット弁を閉弁さ
せてから設定時間経過後に遅延信号を出力する遅延回路
と、 上記遅延回路からの遅延信号を電気的に分離して点火系
の電源に基づく信号に変換し、変換した信号を上記エン
ジン停止回路への作動信号として出力する出力回路とを
備えたことを特徴とするエンジン停止装置。 - 【請求項4】 上記制御回路部に、さらに、点火系の電
源に基づいて生成された上記停止指令信号を電気的に分
離し、上記電源コイルからの電源に基づく信号に変換す
る入力回路を備えたことを特徴する請求項3記載のエン
ジン停止装置。 - 【請求項5】 上記停止指令信号を、エンジンを停止さ
せるための操作用スイッチ及びエンジンの運転状態を検
出するセンサの少なくとも一方からの信号とすることを
特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか一に記載の
エンジン停止装置。
Priority Applications (2)
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JP17613895A JP3730286B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | エンジン停止装置 |
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JP3730286B2 JP3730286B2 (ja) | 2005-12-21 |
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