JPH09325776A - 波形データ編集装置 - Google Patents

波形データ編集装置

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JPH09325776A
JPH09325776A JP8144624A JP14462496A JPH09325776A JP H09325776 A JPH09325776 A JP H09325776A JP 8144624 A JP8144624 A JP 8144624A JP 14462496 A JP14462496 A JP 14462496A JP H09325776 A JPH09325776 A JP H09325776A
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JP
Japan
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waveform data
tempo
start point
end point
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JP8144624A
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Ayumi Takahashi
歩 高橋
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ユーザがサンプリングした波形デー
タの再生開始点および再生終了点をボタン押下等により
設定する波形データ編集装置に関し、再生開始点、再生
終了点の修正を容易にする。 【解決手段】波形データのテンポを入力し、その入力さ
れたテンポに基づいて、例えばボタン操作等により指定
された再生開始点ないし再生終了点を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザがサンプリ
ングした波形データの再生開始点および再生終了点をボ
タン押下等により設定する波形データ編集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば楽曲等を表すアナログ
の波形信号を取り込みディジタルの波形データに変換し
て記録する、いわゆるサンプラと呼ばれる装置が知られ
ている。このようなサンプラでは記録した波形データに
基づく波形を再生して音声として出力しその音声を聴き
ながら、ボタン押下等により、その波形データの時間軸
上の再生開始点と再生終了点を指定することにより、そ
の波形データの必要な部分を切出す波形データ編集機能
が内蔵されている。この波形データ編集機能を用いて波
形データの必要な部分を切り出すにあたり、波形の再生
出力に対するボタン押下のタイミングがずれた場合、再
生開始点ないし再生終了点の指定のタイミングがずれ
る。そのような場合、そのずれを修正するために、例え
ば修正すべき時間を数値で指定し、その指定した時間だ
け再生開始点ないし再生終了点を移動させることが行な
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、時間を
数値で指定して再生開始点ないし再生終了点を修正する
操作は極めて煩雑であり、しかも一回の操作ではなかな
かうまく修正しきれず、トライアンドエラーにより何度
も操作を繰り返す必要があるのが通常である。本発明
は、上記事情に鑑み、再生開始点が再生終了点ないし容
易に修正される波形データ編集装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の波形データ編集装置は、 (a)所定のテンポを有する波形データに基づく波形を
循環的に繰り返し再生する波形再生手段 (b)上記波形データのテンポを入力するテンポ入力手
段 (c)上記波形データ上の、波形再生手段による再生の
開始点を指定する開始点指定手段 (d)上記波形データ上の、波形再生手段による再生の
終了点を指定する終了点指定手段 (e)テンポ入力手段により入力されたテンポに基づい
て、開始点指定手段により指定された再生の開始点、お
よび終了点指定手段により指定された再生の終了点のう
ちの少なくとも一方を修正することにより、その開始点
からその終了点までの時間間隔を修正する時間間隔修正
手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】ここで、上記本発明の波形データ編集装置
は、さらに、 (f)メトロノーム音を再生するメトロノーム音再生手
段 (g)上記時間間隔修正手段により時間間隔が修正され
た後の開始点および終了点双方をその時間間隔を保った
まま、もしくはメトロノーム音を、相対的に時間方向に
移動させる時間位置修正手段とを備えることが好まし
い。
【0006】波形データには、例えば市販のフレーズサ
ンプルCD等から波形データを入力する場合など、その
波形データのテンポがわかっている場合も多い。本発明
は、その波形データのテンポがわかっている場合に適用
されるものであり、波形データのテンポを入力し、その
入力されたテンポに基づいて、例えばボタン操作等によ
り指定された再生開始点ないし再生終了点を修正するよ
うにしたため、再生開始点ないし再生終了点が誤差をも
って指定された場合であっても、拍に対応した正しい時
間間隔に修正される。
【0007】また、メトロノーム音を聴きながら再生開
始点および再生終了点双方をそれらの間の時間間隔を保
ったまま、ないしメトロノーム音を相対的に時間方向に
移動させることにより、ビートとメトロノーム音とを正
しく一致させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】ここでは、先ず、概要の把握のた
めに、全体の処理の流れを説明し、次いで本発明の実施
形態について説明する。図1は、本発明における処理の
流れの一例を示す図である。図1(a)〜(e)のそれ
ぞれに示すような所定のテンポを持った波形データを入
力し、その波形データのテンポを入力する。次いで、図
1(a)に示すように、その波形データの所望とする区
間の開始点を示すスタートポイントを指定する。する
と、この波形データのテンポが入力されているため、図
1(b)に示すように、その指定されたスタートポイン
トを起点とし、4分音符の長さに相当する時間間隔を持
ったビートグリッドが形成される。次いで、図1(c)
に示すように、その所望とする区間の終了点を示すエン
ドポイントを指定する。この指定されたエンドポイント
は、図1(c)に示すようにグリッドポイントからずれ
ている場合も多く、ずれている場合、図1(d)に示す
ようにそのエンドポイントが最寄りのグリッドポイント
に修正される。このとき、エンドポイントを修正する代
わりにスタートポイントを修正してもよい。これによ
り、スタートポイントとエンドポイントとの間の時間間
隔が、4分音符に想到する時間長の丁度整数倍、例えば
丁度一小節分の時間長に合致する。
【0009】ただし、これだけでは、スタートポイント
とエンドポイントとの間の時間長は正確に、例えば一小
節に合致したものの、スタートポイントおよびエンドポ
イントの、波形データに対する絶対位置が正しく設定さ
れているとは限らない。そこで、次にスタートポイン
ト、エンドポイントの絶対位置を調整するために、図1
(e)に示すように、波形データのスタートポイントと
エンドポイントとの間の波形データに基づき再生音を繰
り返し循環的に出力するとともにその再生音に重ねてメ
トロノーム音を発生させる。
【0010】図2は、メトロノーム音を発生させた後
の、スタートポイントとエンドポイントの絶対位置の調
整方法の説明図である。上記のようにしてスタートポイ
ントとエンドポイントを指定し、かつエンドポイントに
時間軸上の位置を調整しても、図2(a)に示すように
メトロノーム音とスタートポイントおよびエンドポイン
トが相互にずれていることも多い。
【0011】そこで、次に、メトロノーム音と波形デー
タに基づく再生音のビートが、聴感上一致するように、
スタートポイントとエンドポイントを同時に、かつ同量
移動させる。あるいは、メトロノーム音の方を移動させ
てもよい。このようにして、メトロノーム音と再生音の
ビートを合わせることにより、スタートポイントおよび
エンドポイントが完璧に設定される。
【0012】次に、以上の動作を実現する、本発明の波
形データ編集装置の実施形態について説明する。図3
は、本発明の波形データ編集装置の一実施形態のハード
ウェア構成図である。この図3に示す波形データ編集装
置には、CPU11,ROM12,RAM13,表示部
14,パネルスイッチ15,音源部16が備えられてお
り、それらはバス10を介して相互に接続されている。
【0013】またこの波形データ編集装置には、アナロ
グの波形信号を入力してディジタルの波形データに変換
して音源部16に入力するA/D変換器17、音源部1
6から出力された波形データをアナログ波形信号に変換
するD/A変換器18、およびD/A変換器18から出
力されたアナログ波形信号を増幅して図示しないスピー
カに向けて出力するサウンドシステム19が備えられて
いる。スピーカでは、サウンドシステム19から送られ
てくる波形信号に基づく再生音が空間に放音される。
【0014】さらに、この波形データ編集装置には、こ
の装置全体の動作タイミングを規定するシステムクロッ
クを生成するシステムクロック生成器20、システムク
ロックを入力して分周することにより、後述するメトロ
ノーム音発音のタイミングを支持するテンポクロックを
生成する、テンポクロック生成器21、および、システ
ムクロックを入力して分周することにより、アナログ入
力波形のサンプリング周波数に対応したサンプルクロッ
クを生成するサンプルクロック生成器22が備えられて
いる。
【0015】ROM12には、CPU11で実行される
プログラムが格納されており、このROM12に格納さ
れたプログラムがCPU11で実行されることによりこ
の装置全体の制御が行なわれる。RAM13には、CP
U11でプログラムが実行される際にそのプログラムで
使用する変数などの値が一時的に格納される。表示部1
4には、例えば液晶表示パネルが備えられており、この
装置の動作状態やテンポなどが表示される。パネルスイ
ッチ15は、パネルの上に配置された複数のスイッチ数
で構成され、それらのスイッチを操作するとその操作の
状態がCPU11に取り込まれる。詳細については後述
する。また、音源部16には、A/D変換器17で得ら
れた波形データを格納しておくウェーブRAM161、
CPU11からの指令を受けてウェーブRAM161へ
の波形データの書込みを制御する書込み手段162、お
よびCPU11からの指令を受けてウェーブRAM16
1からの波形データの読出しを制御する読出し手段16
3が備えられている。
【0016】図4は、図3にハードウェア構成を示す波
形データ編集装置のパネル図を示す平面図である。この
パネル面には、図3に示す波形データ編集装置の表示部
14に相当する表示部14、および図3に示す波形デー
タ編集装置のパネルスイッチ15を構成する、各種ボタ
ン151〜158、データつまみ159、および複数の
キーパッド1510A,1510B,…,1510Nが
備えられている。
【0017】スタートポイントボタン151、エンドポ
イントボタン152は、それぞれ、波形データの再生開
始アドレス(図1(a)に示すスタートポイントに相当
する)および再生最終アドレス(図1(c)に示すエン
ドポイントに相当する)を指定するボタンであり、スタ
ートポイントボタン151およびエンドポイントボタン
152を押すタイミングで、それぞれ再生開始アドレス
および再生終了アドレスが指定される。キャンセルボタ
ン153は、一旦指定した再生開始アドレスおよび再生
終了アドレスをキャンセルするためのボタンである。メ
トロノームボタン154は、メトロノームのオン、オフ
を切り換えるボタンであり、メトロノームをオンにする
と、波形再生開始のタイミングに合わせてメトロノーム
がスタートする。サンプリングボタン156は、アナロ
グ入力波形のサンプリングを開始する時およびサンプリ
ングを終了する時に押すボタンであり、ストップボタン
155は一旦サンプリングボタン156を押したものの
サンプリングを行なわずにサンプリング処理を抜ける場
合に押すボタンである。
【0018】さらに、トランケートボタン157は、波
形データの再生開始アドレスおよび再生終了アドレスが
最終的に定まったときに、押すボタンであり、このトラ
ンケートボタン157を押すと、その波形データの、再
生開始アドレスと再生終了アドレスとに挟まれた部分以
外の余分な部分が削除される。データつまみ159は、
回転自在なつまみであって、このデータつまみ159を
回すとテンポ、あるいは波形再生アドレスが変更され
る。添付を変更するかあるいは波形再生アドレスを変更
するかはセレクトボタン158を押すことにより指定さ
れる。
【0019】キーパッド1510A,1510B,…,
1510Nには、それぞれにサンプリングされた楽音
(波形データ)が割り当てられて記憶され、キーパッド
1510A,1510B,…,1510Nのうちのいず
れかのキーパッドを押すと、その押されたキーパッドに
対応して記憶された波形データが読み出されて再生され
る。
【0020】この図4に示すパネル面で操作の手順の概
略は以下のとおりである。 (楽音のサンプリング) (1)サンプリングボタン156を押す。 (2)サンプリングして楽音(波形データ)をどのキー
パッドに割り当てるかを選択する複数のキーパッド15
10A,1510B,…,1510Nのうちの割り当て
ようとするキーパッドを押す。 (3)再びサンプリングボタン156を押す。この時点
から外部入力楽音(アナログ入力信号)のサンプリング
が開始される。 (4)ストップボタン155を押す。この時点でサンプ
リングが終了する。
【0021】(テンポの設定)セレクトボタン158に
より、データつまみ159を回すことによりテンポ値を
設定する側に切り替え、データつまみ159を回すこと
により、外部入力楽音のソースであるサンプリングCD
等に表示されたテンポ値を入力する。データつまみ15
9を回すことにより入力されるテンポ値は表示部14に
表示される。
【0022】(スタートポイント/エンドポイントの設
定) (1)サンプリング時に選択したキーパッドを押す。こ
の時点で、キーパッドに割り当てられた波形データに基
づく楽音の再生が開始される。 (2)再生音を聴きながら、スタートポイントボタン1
51を押す。これにより切り取られる波形のデータの再
生開始点が指定される。 (3)同様に、エンドポイントボタン152を押す。こ
れにより切り取られる波形のデータの再生終了点が指定
される。この指定された再生終了点は、再生開始点、お
よび指定されたテンポに基づいて補正される。
【0023】(再生波形の音をメトロノームに合わせ
る) (1)メトロノームボタン154を操作してメトロノー
ムをオンする。 (2)所望のキーパットを押す。すると、そのキーパッ
ドに対応した波形データが読み出されて再生される。再
生終了点まで到達すると、再び再生開始点から再生し、
これを繰り返す(ループ再生)。 (3)セレクトボタン158を押して、データつまみ1
59で再生アドレスを変更できるようにする。 (4)データつまみ159を操作して、スタートポイン
ト(再生開始点)とエンドポイント(再生終了点)を時
間軸(アドレス軸)上で同方向に同量だけ移動させる。
メトロノームの音とサンプリング音とを聞き較べながら
データつまみ159を操作して、ビート(拍)が合うと
ころをさがす。 (5)ビートがあったら、同じキーパッドを押して波形
再生を止める。
【0024】(トランケート)トランケートボタン15
7を押すと、波形データの余計な部分(再生開始点から
再生終了点までのデータ以外の部分のデータ)が削除さ
れる。以下、以上に概要した操作および装置の動作をフ
ローチャートに従って説明する。
【0025】図5は、メインルーチンのフローチャート
である。このメインルーチンは、図3に示す波形データ
編集装置に電源が投入されると動作を開始し、初期設定
(ステップ5_1)の後、図4に示す各種の操作子(各
種ボタン151〜158,データつまみ159,キーパ
ッド1510A,1510B,…,1510N)が操作
されたか否かを監視し(ステップ5_2〜5_10)、
操作された操作子に応じた各種の処理(ステップ5_1
6〜5_19)が行なわれる。
【0026】図6は、図5のステップ5_11で実行さ
れるサンプリング処理ルーチンのフローチャートであ
る。図5に示すメインルーチンのステップ5_2におい
てサンプリングボタン156が押されたか否かが判定さ
れ、サンプリングボタン156が押されたと判定される
と、この図6に示すサンプリング処理ルーチンが実行さ
れる。
【0027】このサンプリング処理ルーチンでは、図3
に示す複数のキーパッド1510A,1510B,…,
1510Nのうちのいずれかのキーパッドnが押された
か否か(ステップ6_1)、およびストップボタン15
5が押されたか否か(ステップ6_2)がモニタされ、
いずれのキーパッドも押さずにストップボタン155を
押すと何もせずにこのサンプリング処理ルーチンを抜け
る。いずれかのキーパッドが押されると、ステップ6_
3に進み、サンプリングボタン156が押されたか否
か、およびステップ6_4においてストップボタン15
5が押されたか否かが判定される。いずれかのキーパッ
ドが押された場合であってもサンプリングボタン156
が押されずにストップボタン155が押されると何もせ
ずにこのルーチンを抜ける。
【0028】サンプリングボタン156が押されるとス
テップ6_5に進み、図3に示すCPU11から音源部
16に向けてサンプリング開始命令が出され、音源部1
6ではそのサンプリング開始命令を受けて書込み手段1
62の制御によりウェーブRAM161の押されたキー
パッドnに対応するデータ領域に波形データが記憶され
る。
【0029】ステップ6_6ではサンプリングボタン1
56が再度押されるのがモニタされ、サンプリングボタ
ン156が押されるとステップ6_7に進んでCPU1
1から音源部16に向けてサンプリング終了命令が出さ
れ、音源部16ではこのサンプリング終了命令を受けて
ウェーブRAM161への波形データの格納を停止す
る。
【0030】以上のようにして、ウェーブRAM161
に、各キーパッドに対応づけられた波形データが記憶さ
れる。図7は、図5のステップ5_12で実行されるデ
ータつまみ処理ルーチンのフローチャートである。図5
に示すメインルーチンのステップ5_3においてデータ
つまみ159が操作されたか否かが判定され、データつ
まみ159が操作されるとこの図7に示すデータつまみ
処理ルーチンが実行される。
【0031】このデータつまみ処理ルーチンの実行が開
始されると、まずステップ7_1において、つまみセレ
クトフラグ(図示せず)が「アドレス」か否かが判定さ
れる。このつまみセレクトフラグは、図4に示すセレク
トボタン158を一回押すごとに「アドレス」と「テン
ポ」に交互に切り換わる。つまみセレクトフラグが「ア
ドレス」の場合、ステップ7_2に進み、データつまみ
159が右へ回ったか左へ回ったかが判定される。左に
回った場合はステップ7_3に進みスタートポイントボ
タン151を押すことにより指定されたスタートアドレ
ス(スタートポイントボタン151を押すことにより実
行されるスタートポイント処理については後述する)が
データつまみ159の回転量に応じた量だけデクリメン
トされる。ステップ7_4では、そのデクリメントされ
たマスターアドレスがマイナスになってしまったかどう
かが判定され、マイナスになってしまったときはステッ
プ7_5においてスタートアドレスが0に置き換えられ
る。ステップ7_6では、エンドアドレスを、スタート
アドレスをデクリメントした量と同じ量だけデクリメン
トする。エンドアドレスは、エンドポイントボタン15
2を押すことにより実行されるエンドポイント処理によ
り指定される。エンドポイント処理については後述す
る。さらにステップ7_7において、現在発音中のアド
レスも同量だけデクリメントされる。メトロノーム音と
楽音とを合わせるためである。
【0032】ステップ7_2においてデータつまみ15
9が右に回ったと判定されるとステップ7_8に進み、
ここでは先ずエンドレスアドレスがデータつまみ159
の回転量に応じた量だけインクリメントされる。ステッ
プ7_9ではインクリメントされたエンドアドレスが最
大アドレスを越えたか否かが判定され、また越えたとき
はエンドアドレスが最大アドレスにクリップされる。ス
テップ7_11,7_12では、エンドアドレスをイン
クリメントした量と同量だけスタートアドレスおよび現
在発音中のアドレスがインクリメントされる。
【0033】これにより、データつまみ159を回すこ
とによって再生中の楽音のビートとメトロノーム音とを
聴感上一致させることができる。一方、ステップ7_1
においてつまみセレクトフラグが「アドレス」ではな
く、「テンポ」であると判定されるとステップ7_13
に進む。ステップ7_13ではデータつまみ159が右
に回ったか左に回ったかが判定される。左へ回った場合
はステップ7_14に進み、現在指定されているテンポ
がその回転量に応じた量だけデクリメントされる。
【0034】ステップ7_15では、そのデクリメント
されたテンポが所定の最小テンポを下回ったか否かが判
定され、下回ったときはステップ7_16において指定
されるテンポが最小テンポに固定される。ステップ7_
13でデータつまみ159が右に回ったことが判定され
ると、ステップ7_17に進み、その回転量に応じた量
だけテンポがインクリメントされ、そのインクリメント
されたテンポが所定の最大テンポを越えたときは(ステ
ップ7_18)、その最大テンポに固定される(ステッ
プ7_19)。
【0035】以上のようにしてデータつまみ159を回
すことによりテンポが指定される。図8は、図5のステ
ップ5_13で実行されるキーパッド処理ルーチンのフ
ローチャートである。図5に示すメインルーチンのステ
ップ5_4においてキーパッドが押されたか否かが判定
され、キーパッドが押されるとこの図8に示すキーパッ
ド処理ルーチンが実行される。
【0036】このキーパッド処理ルーチンの実行が開始
されると、先ずステップ8_1において、現在発音中か
否かを示す発音フラグがオンか否かが判定される。発音
フラグがオフ(消音中)のときはステップ8_2に進み
CPU11から音源部16に向けて発音命令がされる。
すると、音源部16では読出し手段163の制御によ
り、ウェーブRAM161に記憶されている波形データ
のうち押されたキーパッドに対応した波形データがスタ
ートアドレスからエンドアドレスまで循環的に繰り返し
読み出されてD/A変換器18に向けて送出され、図示
しないスピーカからその読み出された波形データに基づ
く楽音が発音される。
【0037】ステップ8_3では発音フラグが、発音状
態を表わすオンにされる。ステップ8_4ではテンポク
ロックがリセットされる。これにより、メトロノーム音
を発音させた時、スタートアドレスの波形データに基づ
く楽音とメトロノーム音とが同時に発音される。一方、
ステップ8_1において発音フラグがオフ、すなわち消
音中であると判定されると、ステップ8_5に進み、C
PU11から音源部16に向けて消音命令が出される。
すると音源部16ではウェーブRAM161からの波形
データの読出しが停止される。ステップ8_6では発音
フラグがオフされる。
【0038】このように、キーパッドを押すと、消音中
の場合は、そのキーパッドに対応づけられた楽音の演奏
が開始され、楽音演奏中にキーパッドを押すと、その演
奏が停止する。図9は、図5のステップ5_14で実行
されるスタートポイント処理ルーチンのフローチャート
である。
【0039】図5に示すメインルーチンのステップ5_
5においてスタートポイントボタン151が押されたか
否かが判定され、スタートポイントボタン151が押さ
れると、この図9に示すスタートポイント処理ルーチン
が実行される。このスタートポイント処理ルーチンは、
発音中のみ有効であり、したがってこのスタートポイン
ト処理ルーチンの実行が開始されると、先ずステップ9
_1において発音フラグがオンかオフかが判定され、オ
フのときは何もせずにこのルーチンを抜ける。発音フラ
グがオンのときはステップ9_2に進み、そのスタート
ポイントボタン151が押された時点で正に発音中の楽
音に対応する波形データのアドレスを知らせるようCP
U11から音源部16に向けて指令が出され、音源部1
6からCPU11にその現在のアドレスが通知される。
ステップ9_3では、その現在のアドレスがスタートア
ドレスとして記録され、ステップ9_4においてスター
トアドレスを変更するようCPU11から音源部16に
指令が出される。すると音源部16では読出し手段16
3による読出し開始アドレスがその現在のアドレスに変
更される。さらにステップ9_5では、エンドポイント
処理のためのクオンタイズグリッド計算処理が実行され
る。
【0040】図10は、図9に示すスタートポイント処
理ルーチンのステップ9_5で実行されるクオンタイズ
グリッド計算処理ルーチンのフローチャート、図11
は、クオンタイズグリッド計算処理ルーチンの説明図で
ある。図11(a)に示すようなアナログ入力波形を、
周波数fs のサンプルクロックでサンプリングするもの
とする。そのとき、図11(a)に示すように1アドレ
スあたりの時間は1/fs (秒)となる。「テンポ」は
1分あたりの4分音符の数で表わされる。このテンポを
B とすると、4分音符1個あたりの時間は60/fB
となる。なお、テンポクロックのクロックパルスは1分
あたりfsitabee回の割合で発生する。ここで
は、図11(b)に示すようにスタートポイントから8
分音符単位に量子化する必要があるため、8分音符1個
あたりの時間を求めると、30/fB となる。
【0041】したがって、8分音符1個あたりのアドレ
ス量は30fs /fB となる。ここでは、図11(b)
に示すようにスタートアドレスから、8分音符2,3,
4,…個分ずれた各アドレスを計算してそれぞれQ
(2),Q(3),Q(4),…に格納しておく。8分
音符1個分ずれたアドレスQ(1)は不要である。これ
は、後述するエンドポイント処理においてエンドアドレ
スとしてスタートアドレスとQ(3)とに挟まれたアド
レスが指定されたときはそのエンドアドレスが全てアド
レスQ(2)に修正されるからである。
【0042】図10に示すクオンタイズグリッド計算処
理ルーチンでは、先ずステップ10_1において、変数
iに初期値‘2’を置く。次いで、ステップ10_2に
おいて、(30・i・(fS /fB )+スタートアドレ
ス)がエンドアドレスを越えていないかどうか判定し、
越えていなければステップ10_3に進み、Q(i)に
(30・i・(fS /fB )+スタートアドレス)を格
納し、ステップ10_4でiを‘1’だけインクリメン
トしてステップ10_2に戻る。ステップ10_2にお
いて(30・i・(fS /fB )+スタートアドレス)
がエンドアドレスを越えたことが判定されるとこのルー
チンを抜ける。
【0043】図12は、図5のステップ5_15で実行
されるエンドポイント処理ルーチンのフローチャートで
ある。図5に示すメインルーチンのステップ5_6にお
いてエンドポイントボタン152が押されたか否かが判
定され、エンドポイントボタン152が押されるとこの
図12に示すエンドポイント処理ルーチンが実行され
る。
【0044】このエンドポイント処理ルーチンは、上述
したスタートポイント処理ルーチンと同様、発音中のみ
有効であり、したがって先ずステップ12_1において
発音フラグがオンかオフかが判定され、オフの時は何も
せずここのルーチンを抜ける。発音フラグがオンのとき
は、ステップ12_2に進み、そのエンドポイントボタ
ン152が押された時点で正に発音中の楽音に対応する
波形データのアドレスを知らせるようCPU11から音
源部16に向けて指令が出され、音源部16からCPU
11にその現在のアドレスが通知される。ステップ12
_3では、現在のアドレスがQ(3)よりも小さいアド
レスであるか否かが判定される。現在のアドレスがQ
(3)よりも小さいアドレスであった場合、ステップ1
2_4に進んでその現在のアドレスがスタートアドレス
からわずかに進んだばかりのアドレスであっても、全て
Q(2)がエンドアドレスとして記録され、ステップ1
2_5に進んで、エンドアドレスをその記録されたエン
ドアドレスQ(2)変更するようCPU11から音源部
16に指令が出される。すると音源部16では、読出し
手段163による読出し終了アドレスがその現在のアド
レスに変更される。
【0045】ステップ12_3において現相のアドレス
がQ(3)以降のアドレスであった場合、ステップ12
_6に進んでiを‘3’に変更し、さらに必要に応じ
て、ステップ12_8でiを‘2’ずつインクリメント
しながら、 Q(i)<現在のアドレス<Q(i+2) を満足する変数iの値を見つける(ステップ12_
7)。これを満足する変数iの値が見つかると、Q(i
+1)をエンドアドレスとして記録する。
【0046】図1(b)を参照して例示すると、 Q(5)<現在のアドレス<Q(7) を満足するときは、Q6がエンドアドレスとなる。ステ
ップ12_10では、エンドアドレスをその記録された
エンドアドレス(Qi+1)に満足するようCPU11
から音源部16に指令が出され、音源部16では読出し
手段163による読出し終了アドレスがその現在のアド
レスに変更される。
【0047】図13は、図5のステップ5_16で実行
されるキャンセル処理ルーチンのフローチャートであ
る。図5に示すメインルーチンのステップ5_7におい
てキャンセルボタン153が押されたか否かが判定さ
れ、キャンセルボタン153が押されるとこの図3に示
すキャンセル処理ルーチンが実行される。
【0048】このキャンセル処理ルーチンも、上述のス
タートポイント処理ルーチンおよびエンドポイント処理
ルーチンと同様、発音中のみ有効であり、したがってこ
のキャンセル処理ルーチンの実行が開始されると、先ず
ステップ13_1において、発音フラグがオンかオフか
が判定され、オフのときは何もせずにこのルーチンを抜
ける。
【0049】発音フラグがオンのときはステップ13_
2に進み、現在選択されているキーパットに対応する波
形データの格納アドレスのうちの最低アドレスがスター
トアドレスとして記録され、ステップ13_3ではCP
U11から音源部16に向けてスタートアドレス変更命
令が出され、音源部16ではこれを受けて最低アドレス
が読出し開始アドレスとなるように読出し開始アドレス
が変更される。さらにステップ13_4では、現在選択
されているキーパッドに対応する波形データの格納アド
レスのうちの最大アドレスがエンドアドレスとして記録
され、ステップ13_5では、CPU11から音源部1
6に向けてエンドアドレス変更指令が出され、音源部1
6ではこれを受けて最大アドレスが読出し終了アドレス
となるように読出しアドレスが変更される。
【0050】図14は、図5のステップ5_17で実行
されるメトロノーム処理ルーチンのフローチャートであ
る。図5に示すメインルーチンのステップ5_8におい
てメトロノームボタン154が押されたか否かが判定さ
れ、メトロノームボタン154が押されるとこの図14
に示すメトロノーム処理ルーチンが実行される。
【0051】メトロノーム処理ルーチンの実行が開始さ
れると、先ずステップ14_1において、テンポ割り込
みフラグがオンかオフかが判定される。テンポ割り込み
フラグが‘オフ’のときはステップ14_2においてテ
ンポ割込みを許可する処理がなされ、ステップ14_3
においてテンポ割込みフラグが‘オン’に変更される。
一方、ステップ14_1においてテンポ割込みフラグが
‘オン’であると判定されたときはステップ14_4に
進みテンポ割込み禁止処理がなされ、テンポ割込みフラ
グが‘オフ’に変更される。
【0052】すなわち、メトロノームボタン154を一
回押すごとに、交互にテンポ割込みが禁止され、あるい
は許可される。図15は、テンポ割込みルーチンのフロ
ーチャートである。図3に示すようにテンポクロック生
成器21からCPU11に、クロック周波数fB のテン
ポクロックが供給されるが、CPU11では、テンポ割
込みが許可されているときにはこのテンポクロックを構
成する各クロックパルスが入力される毎に図5に示すテ
ンポ割込みルーチンが実行される。このテンポ割込みル
ーチンCPU11から音源部16に向けてメトロノーム
音発音命令が出され(ステップ151)、音源部16で
は、この命令を受けて、ウェーブRAM161内にあら
かじめ格納しておいたメトロノーム音の波形データが読
み出され、メトロノーム音として再生される。
【0053】図14のメトロノーム処理ルーチンおよび
図15のテンポ割込みルーチンからわかるようにメトロ
ノームボタン154を一回押す毎にメトロノーム音の再
生が開始され、あるいはメトロノーム音の再生が停止さ
れる。図16は、図5のステップ5_18で実行される
トランケート処理ルーチンのフローチャートである。
【0054】図5に示すメインルーチンのステップ5_
9においてトランケートボタン157が押されたか否か
が判定され、トランケートボタン157が押されるとこ
の図16に示すようにトランケート処理ルーチンが実行
される。このトランケート処理ルーチンでは、ステップ
16_1において変数iが初期値‘0’に設定され、ス
テップ16_2において(スタートアドレス+i)がエ
ンドアドレスを越えたか否かが判定され、越えていない
ときはステップ16_3において、ウェーブRAM16
1の(スタートアドレス+i)番地に格納された波形デ
ータが(0+i)番地に移動され、これを、ステップ1
64でiを順次1ずつインクリメントしながら(スター
トアドレス+i)がエンドアドレスを越えるまで繰り返
される。
【0055】すなわち、このトランケート処理ではウェ
ーブRAM161内に記憶された波形データのうち、ス
タートアドレスとエンドアドレスとの間の部分以外の部
分のデータが削除される。メモリの節約のためである。
図17は、図5のステップ5_19で実行されるつまみ
セレクト処理ルーチンのフローチャートである。
【0056】図5に示すメインルーチンのステップ5_
10においてセレクトボタン158が押されるとこの図
17に示すつまみセレクト処理ルーチンが実行される。
このつまみセレクト処理ルーチンでは、ステップ17_
1においてつまみセレクトフラグが「テンポ」の状態に
あるか否かが判定され「テンポ」の状態にあるときはス
テップ17_2に進んでつまみセレクトフラグが「アド
レス」に変更される。一方、ステップ17_1において
つまみセレクトフラグが「テンポ」の状態にはない、す
なわち「アドレス」の状態にあると判定されたときはス
テップ17_3に進み、つまみセレクトフラグが「テン
ポ」に変更される。このつまみセレクトフラグは、図7
を参照して説明したデータつまみ処理ルーチンのステッ
プ7_1で参照され、図3に示すデータつまみ159を
回したときに「テンポ」と「アドレス」のいずれを変更
するかが定められる。
【0057】以上で、第1の実施形態の説明を終了す
る。以上に説明した第1の実施形態ではスタートアドレ
スとエンドアドレスとの間で繰り返し再生される楽音の
ビートとメトロノーム音を合わせる際には、メトロノー
ム音の方はそのままにしておいてスタートアドレスおよ
びエンドアドレスの方を変更する処理が行なわれたが、
そのときには現在アドレスも変更する必要があり、この
ため再生中の楽音にノイズが重畳することになる。
【0058】そこで、再生楽音のビートとメトロノーム
音とを聴感上合致させればよいため、次に説明する第2
の実施形態では、再生楽音のビートとメトロノーム音と
を聴感上一致させるにあたり、スタートアドレスおよび
エンドアドレスの方はそのままとしメトロノーム音の発
音タイミングの方が変更される。以下では、上記の考え
方に基づく第2の実施形態について説明するが、大部分
は上述した第1の実施形態の構成と同一であるため、こ
こでは、第1の実施形態からの変更点のみについて説明
する。
【0059】図18は、図7のデータつまみ処理ルーチ
ンに代えて採用されるデータつまみ処理ルーチンのフロ
ーチャートである。図7に示す処理と同一の処理部分に
ついては図7にプログラムの各ステップに付したステッ
プ番号と同一のステップ番号を付して示し、相違点のみ
説明する。ステップ7_1では、図7のルーチンと同様
に、つまみセレクトフラグが「アドレス」か否かが判定
される。つまみセレクトフラグが「アドレス」ではなく
「テンポ」のときは、ステップ7_13〜7_19にお
いて、図7のルーチンと同一の処理が行なわれる。
【0060】ステップ7_1でつまみセレクトフラグが
「アドレス」の状態にあると判定されるとステップ7_
2に進みデータつまみ159が右へ回ったか左へ回った
かが判定される。左にまわったときはステップ18_1
に進みその回転量に応じた量だけ‘オフセットアドレ
ス’がデクリメントされる。この‘オフセットアドレ
ス’は、現在発音中のメトロノーム音の発音タイミング
からの時間的なずれ量を、ウェーブRAM161に記憶
されているメトロノーム音の波形データの格納アドレス
からのアドレス変化量で表わしたものである。
【0061】一方、ステップ7_2でデータつまみ15
9が右へ回ったと判定されたときは、その回転量に応じ
た量だけオフセットアドレスがインクリメントされる。
ステップ18_3では、そのようにしてデクリメントな
いしインクリメントされたオフセットアドレスが所定の
範囲内か否かが判定される。メトロノーム音はテンポに
応じた時間間隔で繰り返し発音されているため、このオ
フセットアドレスは引き続いて発音される2つのメトロ
ノーム音の時間間隔をTとしたとき±T/2の範囲に対
応するアドレス範囲を越える必要がないからである。ス
テップ18_3でオフセットアドレスが上記の範囲を越
えた旨判定されると、ステップ18_4に進み、そのオ
フセットアドレスが、より近いメトロノーム音発音タイ
ミングとの時間差に相当するアドレスに変更される。ス
テップ18_5では、オフセットアドレスに対応した時
間が計算され、図3に示すテンポクロック生成器21に
通知される。テンポクロック生成器21ではこの通知を
受け、テンポクロックの位相が変更され、これによりメ
トロノーム音の発音タイミングが変更される。
【0062】図19は、図6のトランケート処理ルーチ
ンに代えて採用されるトランケート処理ルーチンのフロ
ーチャートである。図19に示すトランケート処理ルー
チンの、図16に示すトランケート処理ルーチンとの相
違点は、図16に示すトランケート処理ルーチンにおけ
るステップ163に代えてステップ19_1を有する点
であり、このステップ19_1では、(スタートアドレ
ス+オフセットアドレス+i)番地のデータがi番地に
移動される。
【0063】この実施形態に示すように、データつまみ
159の回転に応じてスタートアドレスおよびエンドア
ドレスを変更することに代え、メトロノーム音の発音タ
イミングを変更してもよい。このときは、メトロノーム
音の発音タイミングの変更時間に相当するオフセットア
ドレスを求めておき、波形データの不要部分を削除する
際にそのオフセットアドレスが考慮される。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば波
形データのテンポを知ることができる場合に、波形デー
タを容易に編集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における処理の流れの一例を示す図であ
る。
【図2】メトロノーム音を発生させた後の、スタートポ
イントとエンドポイントの絶対位置の調整方法の説明図
である。
【図3】本発明の波形データ編集装置の一実施形態のハ
ードウェア構成図である。
【図4】図3にハードウェア構成を示す波形データ編集
装置のパネル図を示す平面図である。
【図5】メインルーチンのフローチャートである。
【図6】図5のステップ5_11で実行されるサンプリ
ング処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】図5のステップ5_12で実行されるデータつ
まみ処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】図5のステップ5_13で実行されるキーパッ
ド処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】図5のステップ5_14で実行されるスタート
ポイント処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】図9に示すスタートポイント処理ルーチンの
ステップ9_5で実行されるクオンタイズグリッド計算
処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】クオンタイズグリッド計算処理ルーチンの説
明図である。
【図12】図5のステップ5_15で実行されるエンド
ポイント処理ルーチンのフローチャートである。
【図13】図5のステップ5_16で実行されるキャン
セル処理ルーチンのフローチャートである。
【図14】図5のステップ5_17で実行されるメトロ
ノーム処理ルーチンのフローチャートである。
【図15】テンポクロック毎に実行されるテンポ割込み
ルーチンのフローチャートである。
【図16】図5のステップ5_18で実行されるトラン
ケート処理ルーチンのフローチャートである。
【図17】図5のステップ5_19で実行されるつまみ
セレクト処理ルーチンのフローチャートである。
【図18】図7のデータつまみ処理ルーチンに代えて採
用されるデータつまみ処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図19】図16のトランケート処理ルーチンに代えて
採用されるトランケート処理ルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
10 バス 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 表示部 15 パネルスイッチ 16 音源部 17 A/D変換器 18 D/A変換器 19 サウンドシステム 20 システムクロック生成器 21 テンポクロック生成器 22 サンプルクロック生成器 151 スタートポイントボタン 152 エンドポイントボタン 153 キャンセルボタン 154 メトロノームボタン 155 ストップボタン 156 サンプリングボタン 157 トランケートボタン 158 セレクトボタン 159 データつまみ 161 ウェーブRAM 162 書込み手段 163 読出し手段 1510A,1510B,…,1510N キーパッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のテンポを有する波形データに基づ
    く波形を循環的に繰り返し再生する波形再生手段と、 前記波形データのテンポを入力するテンポ入力手段と、 前記波形データ上の、前記波形再生手段による再生の開
    始点を指定する開始点指定手段と、 前記波形データ上の、前記波形再生手段による再生の終
    了点を指定する終了点指定手段と、 前記テンポ入力手段により入力されたテンポに基づい
    て、前記開始点指定手段により指定された再生の開始
    点、および前記終了点指定手段により指定された再生の
    終了点のうちの少なくとも一方を修正することにより、
    該開始点から該終了点までの時間間隔を修正する時間間
    隔修正手段とを備えたことを特徴とする波形データ編集
    装置。
  2. 【請求項2】 メトロノーム音を再生するメトロノーム
    音再生手段と、 前記時間間隔修正手段により時間間隔が修正された後の
    前記開始点および前記終了点双方を該時間間隔を保った
    まま、もしくは前記メトロノーム音を、相対的に時間方
    向に移動させる時間位置修正手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の波形データ編集装置。
JP8144624A 1996-06-06 1996-06-06 波形データ編集装置 Withdrawn JPH09325776A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7019205B1 (en) 1999-10-14 2006-03-28 Sony Computer Entertainment Inc. Entertainment system, entertainment apparatus, recording medium, and program
US7058462B1 (en) 1999-10-14 2006-06-06 Sony Computer Entertainment Inc. Entertainment system, entertainment apparatus, recording medium, and program
JP2006523851A (ja) * 1999-04-07 2006-10-19 アール. シュワルツ,スティーブン サンプリング調整方法と装置
EP2267714A1 (en) * 1999-07-26 2010-12-29 Pioneer Corporation Apparatus and method for reproducing audio information
US9087503B2 (en) 2013-08-12 2015-07-21 Casio Computer Co., Ltd. Sampling device and sampling method

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