JPH09323295A - スライス肉片の折曲げ位置調節装置 - Google Patents

スライス肉片の折曲げ位置調節装置

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JPH09323295A
JPH09323295A JP16385796A JP16385796A JPH09323295A JP H09323295 A JPH09323295 A JP H09323295A JP 16385796 A JP16385796 A JP 16385796A JP 16385796 A JP16385796 A JP 16385796A JP H09323295 A JPH09323295 A JP H09323295A
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meat
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Hideaki Onishi
秀明 大西
Hajime Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック肉をスライスしたスライス肉片を折
り畳む装置において、該スライス肉片の折曲げ位置を所
望の設定にしたがって自動的に調節し、折り畳まれたス
ライス肉片の乱れを防止してその商品価値の向上を図
る。 【解決手段】 ホルダが保持するブロック肉の突端を薄
切りする切断装置と、薄切りされてできたスライス肉片
を前後幅(L)の中間部で二つに折り曲げる折畳み装置
と、前記ホルダが保持するブロック肉又はスライス肉片
の前後幅(L)を検出するセンサとを備え、該センサに
よって検出された前後幅(L)に基づいて前記折畳み装
置に供給されるスライス肉片の位置が所定のプログラム
にしたがって調節されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、牛肉、豚肉等のブ
ロック肉をスライスし、得られたスライス肉片を自動的
に折り畳んで所定方向に送り出す装置におけるスライス
肉片の折曲げ位置調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】豚肉等のブロック肉をスライスする装置
としては、種々のものが開発されており(例えば、実開
昭56−160793号、実開昭56−160794
号、特開昭50−69271号、特開平4−42152
号、特開平6−246682号公報参照)、これらの他
にも種々のスライス装置が実用されている。また、この
種のスライス装置によってスライスされた肉片を折り畳
んで運び出す装置も種々開発されている(例えば、実公
昭57−48382号、特公平3−66212号、特公
平6−31124号公報参照)。
【0003】上記折畳み装置は、ブロック肉をスライス
するスライス装置と結合されているのが一般的であり、
該結合された処理装置で、原材料であるブロック肉から
折り畳まれたスライス肉片を連続的に生産している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の折畳み装
置には、二つに折り曲げる位置をスライス肉片の前後幅
(L)に応じて自動的に調節する装置が施されていな
い。したがて、前後幅(L)が大きなブロック肉を薄く
切断し、出来たスライス肉片を例えば前後幅(L)の中
央で二つに折り曲げるように設定して作業を開始し、作
業が進むにしたがってブロック肉の前後幅(L)が2/
3程度に小さくなると、或は次に供給したブロック肉の
前後幅(L)が2/3程度に小さいと、折り曲げて上に
重なる肉片が1/4又は3/4と大幅に中央からずれ
る。このずれにより、順次折り畳まれながら重なるスラ
イス肉片に乱れが生じ、商品価値が低下するおそれがあ
った。
【0005】そこで、本発明は、ブロック肉又はこれか
ら切り出されたスライス肉片の前後幅(L)の大きさに
応じてスライス肉片の折曲げ中心の位置を常に中央に位
置させたり、常に前端から1/3の位置に位置させた
り、或は前後幅(L)が大きくなるにしたがって中央寄
りに移動させたり、要は所望の設定にしたがって自動的
に調節し、折り畳まれたスライス肉片の乱れを防止して
その商品価値の向上を図ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、第
1の発明にかかる折曲げ位置調節装置は、ホルダが保持
するブロック肉の突端を薄切りする切断装置と、薄切り
されてできたスライス肉片を前後幅(L)の中間部で二
つに折り曲げる折畳み装置と、ホルダが保持するブロッ
ク肉又はスライス肉片の前後幅(L)を検出するセンサ
とを備え、該センサによって検出された前後幅(L)に
基づいて折畳み装置に供給されるスライス肉片の位置が
所定のプログラムにしたがって調節されるように構成し
たことを特徴としている。
【0007】この第1の発明は、ブロック肉又はスライ
ス肉片の前後幅(L)を検出し、これに基づいて、折曲
げ位置が自動的に調節されるので、常に所望の折畳み状
態を得ることができ、商品価値が向上する。
【0008】つぎに、第2の発明にかかる折曲げ位置調
節装置は、ホルダ内に収納したブロック肉を所定圧力の
加圧装置を有する押圧具で一方から対向するホルダ内面
に押圧して保持し、該ホルダの開口端部に臨ませて設け
た刃体により前記ホルダ開口端部から突出するブロック
肉の端部を薄切りする切断装置と、該切断装置によって
薄切りされたスライス肉片を取出しコンベアで受け取っ
て所定の停止位置まで移動させ、そこで後述の搬送コン
ベアに供給する供給装置と、該供給装置によって供給さ
れたスライス肉片を所定の方向に搬送する搬送コンベア
と、該搬送コンベア上に供給されたスライス肉片を折り
畳む折畳み装置とを備えた装置のスライス肉片折曲げ位
置調節装置であって、ブロック肉又はスライス肉片の前
後幅(L)を検出するセンサと、該センサの検出結果か
ら求められるスライス肉片の前後幅に基づいて、その折
曲げ位置が折畳み装置の最適折曲げ位置に合致するよう
に前記取出しコンベアの停止位置を定める停止位置調節
手段とを設けたことを特徴としている。
【0009】この第2の発明によれば、ホルダ内のブロ
ック肉又はスライス肉片の前後幅(L)を検出するセン
サの検出結果からスライス肉片の長さ(前後幅)を求
め、これに基づいて、その折曲げ位置が折畳み装置の最
適折曲げ位置に供給されるように前記取出しコンベアの
停止位置を定めるので、スライス肉片を常に最適折曲げ
位置で折り曲げることができる。
【0010】また、第3の発明にかかる折曲げ位置調節
装置は、ホルダ内に収納したブロック肉を所定圧力の加
圧装置を有する押圧具で一方から対向するホルダ内面に
押圧して保持し、該ホルダの開口端部に臨ませて設けた
刃体により前記ホルダ開口端部から突出するブロック肉
の端部を薄切りする切断装置と、該切断装置によって薄
切りされたスライス肉片を取出しコンベアで受け取って
所定の停止位置まで移動させ、そこで後述の搬送コンベ
アに供給する供給装置と、該供給装置によって供給され
たスライス肉片を所定の方向に搬送する搬送コンベア
と、該搬送コンベア上に供給されたスライス肉片を折り
畳む折畳み装置とを備えた装置のスライス肉片折曲げ位
置調節装置であって、ブロック肉又はスライス肉片の前
後幅(L)を検出するセンサと、該センサの検出結果に
基づいて、前記供給装置によって供給されるスライス肉
片の折曲げ位置が折畳み装置の最適折曲げ位置と合致す
るように該折畳み装置を移動させる折畳み装置移動手段
とを設けたことを特徴としている。
【0011】この第3の発明では、上記センサの検出結
果に基づいて、折畳み装置側を折曲げに最適な位置に移
動させるので、スライス肉片の寸法が変化しても、常に
適正な折畳みが行われる。
【0012】さらに、第4の発明にかかる折曲げ位置調
節装置は、ホルダ内に収納したブロック肉を所定圧力の
加圧装置を有する押圧具で一方から対向するホルダ内面
に押圧して保持し、該ホルダの開口端部に臨ませて設け
た刃体により前記ホルダ開口端部から突出するブロック
肉の端部を薄切りする切断装置と、該切断装置によって
薄切りされたスライス肉片を取出しコンベアで受け取っ
て所定の停止位置まで移動させ、そこで後述の搬送コン
ベアに供給する供給装置と、該供給装置によって供給さ
れたスライス肉片を所定の方向に搬送する搬送コンベア
と、該搬送コンベア上に供給されたスライス肉片を折り
畳む折畳み装置とを備えた装置のスライス肉片折曲げ位
置調節装置であって、ブロック肉又はスライス肉片の前
後幅(L)を検出するセンサと、該センサの検出結果に
基づいて、前記供給装置によって供給されるスライス肉
片の折曲げ位置が折畳み装置の最適折曲げ位置に合致す
るように前記切断装置の刃体とホルダとの相対位置を調
節することのできる切断位置調節手段とを設けたことを
特徴としている。
【0013】第4の発明では、上記センサの検出結果に
基づいて、切断装置の刃体とブロック肉を保持するホル
ダとの相対位置を調節することにより、切り離されたス
ライス肉の供給装置上の位置を調節し、該供給装置を介
して折畳み装置の最適折曲げ位置に供給することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様につい
て図面を参照しつつ具体的に説明する。まず、本発明を
構成するブロック肉の薄切り装置Sは、機枠1を備え、
筒状のホルダ2を保持する揺動枠3が該機枠の上部に設
けた軸5によって前後(図1における左右方向)に揺動
自在に支持されている。
【0015】4は前記揺動枠3を揺動させるクランク装
置であって、これが軸4a回りに回転することにより、
前記揺動枠3とホルダ2とが一体となって所定範囲で揺
動する。
【0016】ホルダ2は、図3または図4に示すよう
に、奥側の壁面2aが平面視凹状に形成された上下に長
い筒状体として形成されている。そして、手前側の面2
bは若干厚肉の平面として形成され、その外面部にエア
シリンダ10が取り付けられている。また、該平面2b
の内側には、ホルダ2の中心部に向かう面が平面視凹面
6aとして形成された押圧具6が設けられている。この
押圧具6の中央部には前記エアシリンダ10のロッドが
取り付けられており、左右両側にはスライド軸受け2
c,2cによって支承されたガイド棒24,24が取り
付けられている。
【0017】上記エアシリンダ10は、押圧具6の加圧
装置であり、これを伸縮させることにより押圧具6が前
後に移動する。この伸縮量は、該シリンダ10に沿わせ
て設けたストロークセンサSによって検出される。押圧
具の凹面6aは、図3の例では平面視三角状であり、図
4の実施例では円弧状として形成されているが、この凹
面の形状は、ホルダの大きさやブロック肉の種類等に応
じて最適なもの、すなわち、切断中にブロック肉が逃げ
ないように、外周部からうまく締め付けることができる
ようなものを選べばよい。また、1台の揺動枠3に取り
付けるホルダ2の数は、図示例では2台であり(図2参
照)、同時に2枚ずつスライスすることができるように
なっているが、ホルダを1台だけ取り付けてもよく、3
台以上取り付けてもよい。このスライス装置は帯状刃体
を用いるので、複数のホルダを並設して同時に切断する
ことができる。
【0018】ホルダ2の側壁2d,2dの下端部は、側
面視において下に凸な円弧状に形成されている(図7参
照)。この円弧状曲線の曲率半径は、ホルダ2の揺動半
径と近似している。そして、このホルダ下端部の曲線に
沿うように上に凹な曲面の受け板11が該ホルダの下端
部との間に所定の間隔をおいて設けられている。この受
け板11の高さ(ホルダ下端部との間隔)を調節するこ
とにより、切断されるスライス片の肉厚を調節すること
ができる。
【0019】受け板11は、厚み調節用フレーム17に
取り付けられている。このフレーム17は、図8に示す
ように、機枠1のレール1a上にローラ27a,…を介
して載置した支持フレーム27に揺動リンク18,18
を介して取り付けられている。支持フレーム27は、機
枠1の所定の位置に着脱可能なロック装置(図示例では
固定ピンP)によって固定されるが、このロック装置を
外せば、該支持フレーム27を上記フレーム17、リン
ク18及び後述のモータ19等とともに機枠1の外側
(図1の矢印Y方向)に向かってレール1a上を移動さ
せることができる。そして、機枠1の端部に設けられて
いるストッパをはずして、一体として機枠から取り出す
ことができる。このため、これらの部材やホルダ下端部
付近の洗浄やメインテナンス等の清掃を容易に行うこと
ができる。なお、必ずしも上記のように全体を機枠から
取り出すことができなくても、受け板11がホルダ2の
下側から完全に離れるまで引き出すことができれば清掃
がある程度容易になるので便利である。
【0020】上記モータ19は、厚み調節手段としての
モータ(正逆回転可能で回転量のコントロールが容易な
パルスモータを使用するのがよい)であり、図8に示す
ように、その回転軸に調節ねじ29が取り付けられてい
る。この調節ねじ29には、支持フレーム27に回動ピ
ン28で回動自在に支持されたモータ枠19aに摺動自
在に係合したメネジ部材19bが螺着されている。この
メネジ部材19bはフレーム17に軸17a、横棒17
bを介して連結されているため、前記モータ19を作動
させると、その調節ねじ29に螺合するメネジ部材が該
調節ねじの軸心方向に移動し、図7の実線と鎖線で示す
ように、受け板11と調節用フレーム17が斜め上下に
移動する。したがって、受け板11とホルダ2との隙間
を調節できる。
【0021】ホルダ2の前側には切断用の刃体8が設け
られている。この刃体8は環状に繋ぎ合わされた帯状の
刃体で、図2に示すように、機枠1の一方の側部に設け
られた駆動用モータ9の回転軸に取り付けられている駆
動ドラム22と、機枠の反対側の側部に設けられた従動
ドラム23との間に張架され、駆動用モータ9の回転に
よって所定の速度で一定方向に循環走行するようになっ
ている。帯状の刃体8の一方の側縁部には、全周にわた
って断面楔状の尖った刃先が形成されている。前記ホル
ダ2がその前向きの揺動行程でこの刃体8の位置を通過
する時に、該ホルダの下側に突出したブロック肉が該刃
体によってスライスされるのである。なお、刃体8は、
少なくとも切り上がり部(図1におけるZ部)では、ホ
ルダ2の下端部と実質的に接触し、該ホルダ下端部との
間の剪断効果により、繊維等を切り離すようになってい
る。刃体8を切り始めから切り上がりまでホルダ2の下
端部に接触させるようにしてもよい(図6のa,b又は
c)が、bの場合は、刃先が摩耗しやすいという問題が
ある。
【0022】前記刃体8は、ホルダ下端部付近の切断位
置では、刃物保持板12の溝12aに摺動自在に嵌合し
た状態で案内される。このため、薄肉の帯状刃体を用い
ても該刃体が振れることなく、正確な切断を行うことが
できる。この刃物保持板12の上面は、前記受け板の場
合と同様に、ホルダ2の揺動半径と近似した曲率半径の
凹状曲面として形成されており、ホルダ2は、該刃物保
持板の直上部をその上面に沿って揺動する。さらに、ホ
ルダ2が最も後退した状態でも、刃体8は平面視におい
てホルダ2から離れず、該ホルダ2の下側に重なってい
る。このため、ホルダ2が再度前進する時に刃先がホル
ダと衝突しない。
【0023】前記刃体8の下側には、供給装置Nが設け
られている。供給装置Nには、表面に多数の針状突起2
6,…を備えた複数の突起付きコンベア帯13a,…か
らなる取出しコンベア13が設けられている。この取出
しコンベア13のコンベア帯13a,…は、互いに等し
い間隔をおいて平行に設けられ、それぞれが、図7に示
すように、上下のローラ30,31に巻き掛けられてい
る。33は、これらローラ30,31が取り付けられた
受取フレームであり、前記厚み調節用フレーム17に固
着されている。このため、該受取フレーム33は、厚み
調節用フレームと一体となって上下に移動する。前記支
持フレーム27には駆動装置取り付け部材15aが固着
されており、これに取出しコンベア駆動装置(図示例で
はモータ)15が取り付けられている。このモータ15
のプーリ(またはスプロケット)15bと前記ローラ3
1を固着したローラ軸14cの端部に取り付けたプーリ
(またはスプロケット)14eとの間にベルト(または
チェーン)がかけられている。このモータ15の回転に
より、複数の突起付きコンベア帯13a,…が同時に矢
印方向に循環移動する。なお、取出しコンベア13は、
スライス片を下向きに搬送する搬送体であるが、このよ
うな帯状コンベアの代わりに、外周部に突起を植付けた
回転ドラム等の搬送体を用いることもできる。
【0024】前記取出しコンベア13の突起付きコンベ
ア帯13a,…の内側には、供給装置Nの取り外し装置
(はたき装置)14が設けられている。はたき装置14
は、図2及び図7に示すように、前記突起付きコンベア
13a,…の間隔部を通って内外に揺動する複数のはた
き棒14a,…を備え、該はたき棒の基部は、ローラ軸
14cに遊嵌された取付具14bに固着され、櫛歯状に
構成されている。前記取付具14bには半径方向に突出
するアーム14dが一体に設けられ、これにエアシリン
ダ16のロッド先端部に取り付けた連結具15eがピン
で取り付けられている。エアシリンダ16は、はたき装
置駆動用手段であり、その伸縮によって取付具14bが
正逆回動し、これに取り付けられている前記はたき棒1
4a…が突起付きコンベア帯13a,…の間隔部を通っ
て内外に揺動する。
【0025】前記取出しコンベア13の下側には、折畳
み装置Mを兼ねた搬送コンベア21が設けられている。
この搬送コンベア21としては、通常のベルトコンベア
等の搬送装置を利用することができる。
【0026】このコンベア21の上側には、図10乃至
図12に示すように、折畳み装置Mの回転ロータ70
と、案内棒71とが設けられている。具体的には、コン
ベア21のフレームにロータ70を支持するメインフレ
ーム75が固着されており、このメインフレームに設け
た前後のブラケット76,76にガイドロッド77とね
じ棒79とが前記コンベアと平行に差し渡されている。
そして、これらガイドロッド77とねじ棒79によって
可動フレーム80が支持されている。ガイドロッド77
は可動フレーム80のスライドベアリング77aに嵌合
しており、ねじ棒79は可動フレームに設けたナット部
材79aに螺合している。なお、ねじ棒79の端部に
は、図11に示すように、前後位置調節手段であるモー
タ78が設けられ、制御装置からの指令によって前記ね
じ棒79を所定量だけ正逆回転させるようになってい
る。このようなモータを設ける代わりに、図1に示すよ
うに、自在継手82を介して前後位置調節ハンドル85
を設けておいてもよい。このハンドル85を回すことに
より、前記ロータ70、案内棒71を可動フレーム80
ごと一体として前後に移動させ、折畳み位置を調節する
ことができる。
【0027】前記可動フレーム80には、コンベア21
の搬送面よりも上方へ突出する前後一対のブラケット8
7,87が設けられている。そして、これら前後のブラ
ケット87,87に左右一対のガイド棒89,89が支
持されており、さらに、該一対のガイド棒の左右中間部
やや下側には、下面側に歯列の切られたラック部材90
が支持されている。
【0028】前記ガイド棒89,89には、ロータ支持
部材93がスライドベアリング93aを介して取り付け
られている。また、このロータ支持部材93には、前記
前側のブラケット87に取り付けられたエアシリンダ9
5のロッド95aが連結されており、該シリンダ95の
伸縮により、ロータ支持部材93がガイド棒89に沿っ
て前後に移動するようになっている。
【0029】ロータ支持部材93には、コンベア21の
搬送方向と直交する上下2本の回転軸96,97がそれ
ぞれの軸受96a,97aによって回転自在に取り付け
られている。上側の回転軸96の中間部には、前記ラッ
ク部材90の歯列90aに噛み合うピニオン98が取り
付けられ、下側の回転軸97には、該ピニオン98と噛
み合う歯車99が取り付けられている。
【0030】前記下側の回転軸97には、前記回転ロー
タ70が、コンベア21の搬送面の上方に延びるように
一体に設けられている。したがって、ロータ支持部材9
3が前記シリンダ95によって前後に移動させられる
と、該移動方向に対応して、前記ロータ70が強制的に
正逆回転させられる。このロータ70は、その軸方向に
沿って複数(図示例では8本)の溝70a,…を有する
断面星形に形成されている。この溝70aは必ずしも必
要なものではないが、これを設けておく方が、スライス
肉片の付着が起こりにくく、しかも肉片に係合して該肉
片を折り曲げる力をうまく伝達することができるので好
ましい。なお、軸方向の溝を設ける代わりに、円周方向
の溝を設けておいてもよい。
【0031】前記可動フレーム80には、前記ロータ支
持部材93のほかに側方へ張出する支持フレーム100
が設けられている。この支持フレーム100の端部には
L字状の屈曲部が設けられており、この部分にモータ1
05が取り付けられている。モータ105は、折曲げ案
内棒71を回動させる回動手段であり、その回転軸に直
角方向に延びるアーム106が取り付けられている。こ
のアーム106には、折り曲げ案内棒71をその軸方向
に前進、後退させるエアシリンダ107が取り付けられ
ている。案内棒71は、図からわかるように、先端部が
滑らかに尖った針状の細い棒体であり、材質的にはステ
ンレス鋼等の金属棒を用いるのが好ましい。また、この
案内棒71は、スライス肉片に押し当てられた時に、該
肉片を傷つけない程度に柔軟な弾性体を採用するのが好
ましい。
【0032】次に、この装置の動作について説明する。
まず、ブロック肉の薄切り装置Sの受け板11の高さを
所望のスライス肉片の厚みとなるよう調節(厚み調節用
モータ19を所望の量だけ正逆回転させることにより行
なう)し、筒状のホルダ2内にブロック肉25を入れ
る。この状態で各シリンダ、モータ等の駆動手段を作動
させると、ブロック肉25がその下端部から順に薄く切
断され、スライス肉片20が得られる。上記シリンダ、
モータ等の動作は、図示を省略した制御装置によって制
御される。
【0033】上記切断は、具体的にはつぎのような手順
で行われる。まず、ホルダ2が刃体8から後退した状態
でエアシリンダ10のピストンロッドが引き戻され、押
圧具6によるブロック肉外周部への押圧が緩められる。
すると、ブロック肉25が自重で受け板11上に落下
し、該受け板によって位置決めされる。しかるのち、シ
リンダ10のピストンロッドが突出して、押圧具6がブ
ロック肉25の外周面を押圧する。これによりブロック
肉25がホルダの他の壁面と押圧具6との間で殆ど隙間
なく締め付けられるとともに、肉塊が幾分固化し肉自体
の剛性が向上する。ブロック肉25が柔らかい生肉状態
であるばあいは、それ自体が変形し易く、ホルダ2と押
圧具6との間で殆ど隙間なく締め付けることができるの
である。
【0034】この状態でホルダが前進すると、モータ9
によって循環走行している帯状の刃体8の位置にブロッ
ク肉が移動し、該刃体8によって切断が行われる(図5
参照)。この時、切断によって垂れ下がった肉片は、突
起付きコンベア帯13a,…の突起26,…に突き刺さ
れて該コンベア帯13a,…の移動とともに下方へ引き
離される。このため、刃体8等への肉片の付着が防止さ
れるとともに、刃体8は、図6に示すように、ホルダ2
の側壁下端面と殆ど接触する状態で該下端面に沿って相
対移動するため、切断部における肉の変形や逃げ等が生
じない。また、切り上がり部(Z)では、刃体8がホル
ダ下端部(特に内部側エッジ部)と実質的に接触し、鋏
作用により切り離しが行なわれるので、肉に繊維や脂身
等があってもうまく切り離される。なお、同図に示され
ているように、ホルダ2の下端面に対し、刃体8が角α
だけ逃げているため、ブロック肉の新たな切断面に接触
せず、摩擦による肉の変色等が生じない。
【0035】ホルダ2が十分に前進して、切断が完了す
ると、ホルダ2は再度後退し、押圧具6が緩められてブ
ロック肉25が同寸法だけ受け板11上に繰り出され
る。切り離されたスライス肉片20は取出しコンベア1
3のコンベア帯13a,…によって搬送コンベア21の
直上部まで運ばれる。すると、はたき装置14が作動
し、コンベア13a,…の間隔部から突出したはたき棒
14a,…が肉片20を搬送コンベア21上にはたき落
とす。はたき落とされたスライス肉片20は、折畳み装
置Mによって折り畳まれた状態で、順次間欠運動する搬
送コンベア21によって所定位置まで運び出される。
【0036】図示例では、帯状の刃体を使用している
が、回転丸刃状のものでもよい。また、一回の切断完了
後にブロック肉を自重による落下で送るようになってい
るが、ホルダを水平方向か傾斜状に構成してホルダの内
壁に沿って突起付きベルト等の強制送り装置を設け、所
定量づつ強制的に切断装置側へ送るようにしてもよい。
さらに、図示例のように直線状の刃先を持つ刃体で切断
を行う場合は、切り上がりの部分の外形線が刃先の稜線
と平行な直線状であるとバリ等が生じる恐れがあるの
で、図9に示すように、刃先稜線Lが切り上がり部分の
外形線Cに対し傾斜する(平行とならない)ような方向
に切断するのが好ましい。切り上がり部分の外形線が直
線状ではなく、例えば平面視凸状の曲線となるようにブ
ロック肉を保持して、直線状の刃体で切断するようにし
てもよい。図示のホルダは、切り上がり部の内壁面が平
面視凹状曲面となっているので、ブロック肉はこの部分
で平面視凸状に押圧保持される結果、切り上がり部がき
れいである。
【0037】つぎに、折畳み装置Mによる折畳み動作に
ついて説明する。まず、上記スライス肉片が搬送コンベ
ア21上に供給される時点では、折畳み装置Mの折畳み
案内棒71は、図13に示すように、コンベア21の搬
送面の側端部へ退避して上方に支持されており、ロータ
70がその前後移動範囲の前端部付近に位置した待機状
態となっている。ロータ70は、コンベア21の搬送面
よりも若干高い位置に保持されており、上記はたき装置
14によってはたき落とされた肉片20は、搬送方向前
端部がロータ70上に打ち掛けられ、後端部はコンベア
21上に載った状態となるようにロータの位置等が設定
されている。コンベア21は間欠的に移動するもので、
この状態では停止している。
【0038】つぎに、シリンダ107のピストンロッド
が突出し、図14に示すように、案内棒71が上方位置
のままコンベア上に横から進出する。そして、図15に
示すように、モータ105の所定量の回転により、案内
棒71が後方下側に回動し、肉片20の中央部付近をコ
ンベア上に押さえ付ける。
【0039】次いで、図16に示すように、ロータ70
が搬送方向後向きに転動し、その上に打ち掛けられてい
たスライス肉片20の前端部を案内棒71で押さえ付け
られている部分を越えて後端部上に重ね合わせる。
【0040】然る後、図17に示すように、案内棒71
が肉片から引き抜かれてコンベア搬送面の側部へ引っ込
み、ロータ70が肉片20の上方を前方へ移動する。そ
して、コンベアが所定量移動(矢印K方向)し、折り畳
まれた肉片20が1ピッチ分だけ前向きに送られる。さ
らに、案内棒71が上向きに回動し、図18に示すよう
に、再度待機状態となる。
【0041】以下、同様な動作が繰り返され、図19に
示すように、折曲げ部20aが前側に位置し、端部20
b,20cが後側に位置する折曲げ状態で順次重ね合わ
されて、肉片20,…がコンベア21上を運ばれて行
く。折曲げ部が上になり、凹凸のある端部が下側になる
ので、見栄え良く並べられる。なお、コンベアの進行方
向を逆向きにすれば、折曲げ部を下側に、端部を上側に
して並べることもできる。また、上記図示例の装置で
は、肉片を折り曲げる装置としてコンベアの搬送方向に
沿って前後に転動する回転ロータを採用しているが、従
来公知の他の折曲げ装置を使用してもよい。さらに、場
合によっては、上記針状の案内棒71を設けておかなく
てもよい。
【0042】上記スライス肉片20の折曲げ位置は、取
出しコンベア13のコンベア帯13aがスライス肉片を
はたき落とすために停止したときの該コンベア帯13a
上におけるスライス肉片20の位置、取出しコンベア1
3と搬送コンベア21の相対位置関係、および搬送コン
ベア21上における折曲げ手段の位置によって定まる。
したがって、ブロック肉の種類等が変わった場合の折曲
げ位置の調節は、これらの位置関係を調節することによ
って行うことができる。
【0043】通常、スライス肉片の折曲げ位置は、該肉
片の送り方向の長さの前後中央部として、該肉片の両端
部が重なり合うように折り畳まれることが多いが、場合
によっては、中央よりも若干どちらかへ偏った折曲げ線
によって折り畳むこともある。いずれにしても、所望の
折曲げ線が所定の折曲げ位置に合致するようにスライス
肉片を搬送コンベア21上に載せる必要がある。
【0044】そこで、本発明では、まず、図1に示すよ
うに、押圧具を加圧するシリンダ10のピストンロッド
の突出量を検出するストロークセンサSを設けた。この
センサSで検出されるシリンダのピストンロッドの突出
量(押圧具6の移動量)からホルダ内のブロック肉の前
後幅(取出しコンベア13上におけるスライス肉片の移
動方向長さ)Lを求めることができる。すなわち、ホル
ダ2の内部の前後幅から押圧具6の移動量を差し引いた
値が、切断時におけるブロック肉の前後幅Lに相当す
る。このブロック肉の前後幅とスライスされた肉片20
の前後幅とはほぼ等しいので、この測定値からスライス
肉片の前後幅(長さ)が求められる。
【0045】また、ホルダ2の揺動と取出しコンベア1
3の運動は同期しているので、該取出しコンベアに受け
取られたスライス肉片の終端部(切上り部)の位置は一
定である。したがって、スライス肉片の前後幅(長さ)
Lがわかれば、取出しコンベア13上におけるスライス
肉片の最適折曲げ線の位置(通常は前後方向の中央部で
ある)が求められる。
【0046】一方、取出しコンベア13で切断位置から
引き出されたスライス肉片20は、該取出しコンベア1
3から折畳み装置Mに引き渡されるので、引渡し時(は
たき落し時)における該取出しコンベア13の停止位
置、もしくは該取出しコンベア13と折畳み装置Mとの
相対位置関係を前後調節すれば、該折畳み装置に供給さ
れるスライス肉片20の折曲げ線が前後に移動すること
になる。したがって、原料であるブロック肉25の寸法
(前後幅)が変化して、折曲げ線を前後に調節する必要
が生じた場合は、前記センサSによって検出されるブロ
ック肉25の前後幅Lに基づいて、取出しコンベア13
の停止位置、もしくは該コンベアに対する折畳み装置M
の位置を調節すればよい。
【0047】図21は、スライス肉片20の前後幅Lが
異なる場合に、取出しコンベア13の停止位置を調節す
る方法を示すもので、同図(a)に示すように、肉片2
0の前後幅(長さ)L1が大きい場合(センサSによっ
て検出される)は、その中心線(折曲げ線)Fが比較的
上方にある状態でコンベア13を停止させて、はたき落
すが、同図(b)に示すように、肉片20の前後幅L2
が比較的小さくなった場合は、それに応じてコンベア1
3の停止位置を下方に移動させる。これにより、折曲げ
線Fが常に一定の位置となるように折畳み装置に供給さ
れる。なお、この制御は、センサSの検出信号を制御装
置CPUに入力し、そこで演算した最適停止位置となる
ように取出しコンベア13駆動用のモータ15に制御信
号を出力することにより行われる。
【0048】つぎに、図22は上記と異なる調節法をあ
らわすもので、本例では、スライス肉片20の前後幅
(長さ)Lに基づいて、取出しコンベア13と折畳み装
置Mの相対位置(距離D)を調節する。すなわち、図2
2(a)に示すように、スライス肉片の前後幅L1が大
きい場合は折畳み装置Mとコンベア13との距離D1を
小さくし、同図(b)に示すように、スライス肉片20
の前後幅L2が小さい場合は、折畳み装置Mとコンベア
13との距離D2を大きくする。これにより、折曲げ線
Fが折畳み装置上の常に一定の位置に位置するようにな
る。
【0049】上記取出しコンベア13と折畳み装置Mと
の相対位置関係(距離D)は、モータ78でねじ棒79
を回すことにより行うことができる。ねじ棒79が回転
すれば、折曲げ手段を構成するロータ70と案内棒71
が一体として前後に移動するので、該ねじ棒の回転方向
と回転量をセンサSの検出信号に基づいて制御装置で演
算し制御する。これにより、折曲げ線Fが折畳み装置上
の常に一定の位置に位置するようになる。
【0050】図23は、さらに別な折曲げ位置調節装置
をあらわすもので、ホルダ2と刃体8との相対位置関係
を調節することにより、供給装置13のコンベア13a
上にスライス肉片を供給するタイミング(該コンベア上
におけるスライス肉片の位置)を調節するものである。
同図(a)は、ブロック肉25の前後幅Lが比較的大き
い場合(L1)をあらわし、この場合は刃体8とホルダ
2の距離Wが比較的大きく、同図(b)に示すようにブ
ロック肉25の前後幅L2が小さい場合は、ホルダ2と
刃体8の距離を小さくする。
【0051】図示例では、調節手段(図ではシリンダ)
105から突出したピストンロッドにホルダ2を取り付
け、空気圧により、フレーム3に対するホルダ2の取り
付け位置を前後に調節するようにしたが、調節手段のア
クチュエータとして、ホルダ2にリニアモータを取り付
け、そのシリンダの伸縮等によってホルダの前後位置を
調節するようにしてもよい。この場合、取出しベルト1
3の停止位置は一定であるから、該ベルト13上に保持
されるスライス肉片20の位置が変われば、折畳み装置
Mにおける折曲げ線Fの位置も変化し、所望の折曲げ位
置で折り畳むように調節される。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ブロック肉をスライスし、得られたスライス肉片を
折り畳んで送り出す装置において、前記スライス肉片の
折曲げ位置を調節することのできる折曲げ位置調節装置
が設けられているので、元のブロック肉の形状寸法が変
化しても、スライス肉片を所望の折曲げ位置で的確に折
り畳むことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例の側面図である。
【図2】要部の正面図である。
【図3】ホルダの断面図である。
【図4】上記と異なる例を表すホルダの断面図である。
【図5】切断中における要部の説明図である。
【図6】刃体とホルダとの位置関係を表す側面図であ
る。
【図7】肉厚調節方法の説明図である。
【図8】その要部の一部断面図である。
【図9】切断方法の説明図である。
【図10】折畳み装置の正面図である。
【図11】折畳み装置の側面図である。
【図12】要部の拡大正面図である。
【図13】動作の説明図である。
【図14】動作の説明図である。
【図15】動作の説明図である。
【図16】動作の説明図である。
【図17】動作の説明図である。
【図18】動作の説明図である。
【図19】折り畳まれたスライス肉片の説明図である。
【図20】ロータの断面図である。
【図21】折曲げ位置調節装置の側面図である。
【図22】上記と異なる折曲げ位置調節装置の側面図で
ある。
【図23】さらに異なる折曲げ位置調節装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 機枠 1a レール 2 ホルダ 3 揺動枠 6 押圧具 8 刃体 9 刃物駆動用モータ 10 加圧装置 11 受け板 12 刃物保持板 13 受取装置 14 はたき装置 16 はたき棒駆動用エアシリンダ 17 厚み調節用フレーム 19 厚み調節用モータ 20 スライス肉片 21 取り出し用搬送装置 22 刃物駆動用ドラム 25 ブロック肉 27 支持フレーム 27a ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 始 愛媛県松山市東垣生町980番地5 株式会 社日本キャリア工業内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダが保持するブロック肉の突端を薄
    切りする切断装置と、薄切りされてできたスライス肉片
    を前後幅(L)の中間部で二つに折り曲げる折畳み装置
    と、前記ホルダが保持するブロック肉又はスライス肉片
    の前後幅(L)を検出するセンサとを備え、該センサに
    よって検出された前後幅(L)に基づいて前記折畳み装
    置に供給されるスライス肉片の位置が所定のプログラム
    に従って調節されるように構成したことを特徴とするス
    ライス肉片の折曲げ位置調節装置。
  2. 【請求項2】 ホルダ内に収納したブロック肉を所定圧
    力の加圧装置を有する押圧具で一方から対向するホルダ
    内面に押圧して保持し、該ホルダの開口端部に臨ませて
    設けた刃体により前記ホルダ開口端部から突出するブロ
    ック肉の端部を薄切りする切断装置と、該切断装置によ
    って薄切りされたスライス肉片を取出しコンベアで受け
    取って所定の停止位置まで移動させ、そこで後述の搬送
    コンベアに供給する供給装置と、該供給装置によって供
    給されたスライス肉片を所定の方向に搬送する搬送コン
    ベアと、該搬送コンベア上に供給されたスライス肉片を
    折り畳む折畳み装置とを備えたスライス肉片の折曲げ位
    置調節装置であって、ブロック肉又はスライス肉片の前
    後幅(L)を検出するセンサと、該センサの検出結果か
    ら求められるスライス肉片の前後幅に基づいて、その折
    曲げ位置が折畳み装置の最適折曲げ位置に合致するよう
    に前記取出しコンベアの停止位置を定める停止位置調節
    手段とを設けたことを特徴とするスライス肉片の折曲げ
    位置調節装置。
  3. 【請求項3】 ホルダ内に収納したブロック肉を所定圧
    力の加圧装置を有する押圧具で一方から対向するホルダ
    内面に押圧して保持し、該ホルダの開口端部に臨ませて
    設けた刃体により前記ホルダ開口端部から突出するブロ
    ック肉の端部を薄切りする切断装置と、該切断装置によ
    って薄切りされたスライス肉片を取出しコンベアで受け
    取って所定の停止位置まで移動させ、そこで後述の搬送
    コンベアに供給する供給装置と、該供給装置によって供
    給されたスライス肉片を所定の方向に搬送する搬送コン
    ベアと、該搬送コンベア上に供給されたスライス肉片を
    折り畳む折畳み装置とを備えたスライス肉片折曲げ位置
    調節装置であって、ブロック肉又はスライス肉片の前後
    幅(L)を検出するセンサと、該センサの検出結果に基
    づいて、前記供給装置によって供給されるスライス肉片
    の折曲げ位置が折畳み装置の最適折曲げ位置と合致する
    ように該折畳み装置を移動させる折畳み装置移動手段と
    を設けたことを特徴とするスライス肉片の折曲げ位置調
    節装置。
  4. 【請求項4】 ホルダ内に収納したブロック肉を所定圧
    力の加圧装置を有する押圧具で一方から対向するホルダ
    内面に押圧して保持し、該ホルダの開口端部に臨ませて
    設けた刃体により前記ホルダ開口端部から突出するブロ
    ック肉の端部を薄切りする切断装置と、該切断装置によ
    って薄切りされたスライス肉片を取出しコンベアで受け
    取って所定の停止位置まで移動させ、そこで後述の搬送
    コンベアに供給する供給装置と、該供給装置によって供
    給されたスライス肉片を所定の方向に搬送する搬送コン
    ベアと、該搬送コンベア上に供給されたスライス肉片を
    折り畳む折畳み装置とを備えたスライス肉片折曲げ位置
    調節装置であって、ブロック肉又はスライス肉片の前後
    幅(L)を検出するセンサと、該センサの検出結果に基
    づいて、前記供給装置によって供給されるスライス肉片
    の折曲げ位置が折畳み装置の最適折曲げ位置に合致する
    ように前記切断装置の刃体とホルダとの相対位置を調節
    することのできる切断位置調節手段とを設けたことを特
    徴とするスライス肉片の折曲げ位置調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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