JPH09320047A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH09320047A
JPH09320047A JP13180796A JP13180796A JPH09320047A JP H09320047 A JPH09320047 A JP H09320047A JP 13180796 A JP13180796 A JP 13180796A JP 13180796 A JP13180796 A JP 13180796A JP H09320047 A JPH09320047 A JP H09320047A
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JP
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magnetic
magnetic recording
orientation
recording layer
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JP13180796A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Saga
隆一 嵯峨
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】真偽の判別情報が容易に得られるとともに、偽
造がなしがたい磁気記録媒体を得る。 【解決手段】非磁性支持体上に、磁性粉を分散した結合
剤樹脂の乾燥被膜からなる磁気記録層が設けられた磁気
記録媒体において、当該磁気記録層上に低保磁力の軟磁
性材料からなる隠蔽用磁性層を備え、かつ、該磁気記録
層が磁性粉がどの方向にも配向されていない部分(A)
と、長手方向に磁性粉が配向されている部分(C)と、
これらの間に、当該部分(A)から部分(C)に向け
て、長手方向の配向度が連続的に増大する様な配向度勾
配で磁性粉が配向されている部分(B)と、当該部分
(C)から部分(A)に向けて、長手方向の配向度が連
続的に減少する様な配向度勾配で磁性粉が配向されてい
る部分(D)とを有しており、これら磁気記録層上の4
つの部分が部分(A)、部分(B)、部分(C)、部分
(D)の順で繰り返された配向パターンを有する磁気記
録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードの偽造が困難で
あって、かつ、真偽の判定が容易にできる磁気記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードは、通常、非磁性支持体上に
磁気記録層を形成した磁気記録媒体からなり、プリペイ
ドカード、乗車券、回数券、キャッシュカード、クレジ
ットカードなどとして普及している。近年これらの磁気
カードにおいて、偽造、変造等の不正使用が大きな問題
となっており、そこで様々な不正使用防止策が提案され
ている。
【0003】例えば特公平3−68453号公報(特開
昭63−9017号公報)には、偽造防止に優れた磁気
記録媒体として、非磁性体からなるベースの上に磁気層
が塗布されてなる磁気記録媒体において、磁気層を構成
している磁性粉の主たる配向部分が磁気層の長手方向
(XX軸方向)に形成され、その一部の配向部分が磁気
層の垂直方向(YY軸方向)又は平面方向(ZZ軸方
向)に形成されていることを特徴とする磁気記録媒体が
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た磁気記録媒体は、配向部分の一部分を主たる配向方向
と異なる向きに再配向することにより、部分的に配向が
乱れた部分を形成したものであるため、主たる配向部分
は一様な配向度を有しており、そのため、再生出力電圧
は高・低2種類の信号としてのみ検知されるにすぎな
い。さらに再生出力電圧は不連続となり、マグネット・
ビューアー等の磁気ディスプレイ装置で容易に検出でき
てしまう。その為、これを真偽の判定情報として使用し
た場合は偽造が比較的容易であるという欠点があった。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決しようと
するものであり、カードの偽造が困難であって、かつ、
真偽の判定が容易にできる磁気記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、非磁性支
持体上に、磁性粉を分散した結合剤樹脂の乾燥被膜から
なる磁気記録層が設けられた磁気記録媒体において、当
該磁気記録層上に低保磁力の軟磁性材料からなる隠蔽用
磁性層を備え、かつ、当該磁気記録層が磁性粉がどの方
向にも配向されていない部分(A)と、長手方向に磁性
粉が配向されている部分(C)と、これらの間に、当該
部分(A)から部分(C)に向けて、長手方向の配向度
が連続的に増大する様な配向度勾配で磁性粉が配向され
ている部分(B)と、当該部分(C)から部分(A)に
向けて、長手方向の配向度が連続的に減少する様な配向
度勾配で磁性粉が配向されている部分(D)とを有して
おり、これら磁気記録層上の4つの部分が部分(A)、
部分(B)、部分(C)、部分(D)の順で繰り返され
た配向パターンを有することを特徴とする磁気記録媒体
を提供する。
【0007】以下に図面を用いて、本発明について詳し
く説明する。図1は、本発明の媒体の配向パターンを有
する磁気記録層を示した模式図のひとつであり、(A)
〜(D)の記号は、本発明における部分(A)〜(D)
に夫々対応している。XXの矢印は、媒体の磁気記録層
の長手方向を示すものであり、YYの矢印は、媒体の磁
気記録層の垂直方向、即ち磁気記録層の厚み方向を示す
ものであり、ZZの矢印は磁気記録層の平面方向、即ち
磁気記録層の幅方向を示すものであり、以下、それぞれ
XX軸、YY軸及びZZ軸と略記する場合がある。図中
の黒色部分は、非磁性支持体を示している。
【0008】図2は、本発明の媒体をその磁気記録層中
の磁性粉の配向度の大きさに基づいて部分(A)〜
(D)を模式的に示した図であり、一定磁化密度でこの
磁気記録層に磁気記録を行った場合における、媒体上の
各部分の再生出力電圧値がどの様になるのかを示してあ
る。図からわかる様に、再生出力電圧値には、極大値と
極小値が存在し、それらの間は連続的に電圧値が変化す
る様になっている。
【0009】磁性粉は、磁化容易軸を有しているが、磁
界が存在しない場では、それら個々の粒子は、その磁化
容易軸とは無関係に、個々ランダムな方向に向いてい
る。それら粒子集合体を磁場中に置くと、その磁力線方
向に磁化容易軸を向けて粒子が向く。この様に磁性粉を
一定方向に向かせることを配向という。磁界の強さによ
り、集合体を形成する全粒子のうちの磁力線方向に磁化
容易軸を向けた粒子の個数は変化する。磁性粉が飽和磁
化状態になるまでは、その磁界の強度が高くなればなる
ほど、全粒子のうちの磁力線方向に磁化容易軸を向けた
粒子の個数はより増大する。
【0010】本発明においては、全磁性粉粒子数に占め
る、磁力線方向に磁化容易軸を向けた粒子数の割合が配
向度である。本発明においては、磁気記録媒体の長手方
向(XX軸方向)が磁力線方向となる。
【0011】つまり、磁気記録層の磁性粉の長手方向の
配向度は、単位体積中の磁性粉個々の長手方向に向いて
いる確率として把握され、その確率の大小が粒子集合体
としての磁性粉のXX軸方向の配向度となる。磁気記録
層の単位体積中に含まれる全粒子数のうちの、XX軸方
向に向いた磁性粉粒子数が多いほど、前記確率が高く、
長手方向の配向度が高いということになる。
【0012】第1図中、数字1で示す部分(A)は、磁
気記録層中の単位体積当たりに含まれる磁性粉粒子の個
々の向きは、千差万別であり、XX軸方向に向いている
ものもあれば、YY軸方向に向いているものもある。部
分(A)全体として見ると、ランダム状態であり、特定
の一方向には配向されておらず、配向度は最も低い部分
である。
【0013】第1図中、数字3で示す部分(C)は、磁
気記録層中の磁性粉の長手方向の配向度が最も高い部分
である。
【0014】図2中、数字2で示す部分(B)は、上記
部分(A)と部分(C)とに挟まれた部分であり、この
部分(C)の磁性粉は、部分(A)に近かい程、XX軸
方向の配向度が低く、部分(A)におけるXX軸方向の
配向度に近くなり、よりランダムな状態で存在し、部分
(C)に近づくほどXX軸方向の配向度が高く、部分
(C)のXX軸方向の配向度に近くなる。そして、この
部分(B)のXX軸方向の配向度は、部分(A)に接す
るところから部分(C)に接するところまで、その方向
に磁性粉のXX軸方向の配向度が連続的に増大する様に
してある。
【0015】図2中、数字4で示す部分(D)は、上記
部分(C)と次の部分(A)とに挟まれた部分であり、
この部分(D)の磁性粉は、部分(A)に近かい程、X
X軸方向の配向度が低く、部分(A)のXX軸方向の配
向度に近くなり、それらはよりランダムな状態で存在
し、部分(C)に近づくほどXX軸方向の配向度が高
く、部分(C)のXX軸方向の配向度に近くなる。そし
て、この部分(D)のXX軸方向の配向度は、部分
(C)に接するところから次の部分(A)に接するとこ
ろまで、その方向に磁性粉のXX軸方向の配向度が連続
的に減少する様にしてある。
【0016】尚、磁気記録層の長手方向の配向度は、X
X軸方向とYY軸方向の飽和磁化特性の比で近似でき
る。飽和磁化特性は角型比(=残留磁化/飽和磁化)で
代表されることから、XX軸方向の角型比とYY軸方向
の角型比の比で近似することも出来る。
【0017】この様に構成した磁気記録媒体は、一定磁
化密度で当該磁気記録層に磁気記録した時の再生出力電
圧が、当該磁気記録層の長手方向で周期関数的に連続変
化し、出力電圧極大値と同極小値とが交互に繰り返し出
現するという特徴を有している。
【0018】本発明の磁気記録媒体は、上記した様に配
向した磁性粉が結合剤樹脂中に分散しており、その配向
度が固定された状態でその磁性粉は結着されて乾燥被膜
となり、それが磁気記録層として非磁性支持体上に接着
されて設けられている。
【0019】さらに、軟磁性材料が結合剤樹脂中に分散
した乾燥被膜が隠蔽用磁性層として、当該磁気記録層上
に接着されて設けられている。
【0020】本発明の磁気記録媒体は、如何なる方法で
製造されてもよいが、例えば、図3に示す製造方法が挙
げられる。
【0021】巻出し装置1から送り出された非磁性支持
体2に、塗工ヘッド4により磁性塗料3を塗布して磁気
記録層を構成する。
【0022】この磁性塗料3は、磁性粉と結合剤樹脂と
を必須成分として含有するものであり、必要に応じて有
機溶剤が併用される。尚、この磁性塗料については、後
で詳述する。
【0023】次いで、非磁性支持体2上に塗布された磁
性塗料3の塗工面が乾燥する前に、磁場配向装置5によ
り配向パターンを形成する。次いで、乾燥装置6で当該
塗工面を乾燥させ、配向を固定した後、巻取り装置7で
巻取る。
【0024】さらに、巻き取った磁気記録媒体の磁気記
録層上に、塗工ヘッド4により隠蔽用磁性塗料を塗布し
て隠蔽用磁性層を構成する。
【0025】この隠蔽用磁性塗料は、軟磁性材料と結合
剤樹脂とを必須成分として含有するものであり、必要に
応じて有機溶剤が併用される。尚、この隠蔽用磁性塗料
については、後で詳述する。
【0026】次いで、乾燥装置6で磁気記録層上に塗布
された隠蔽用磁性塗料の塗工面を乾燥させ、巻取り装置
7で巻取る。
【0027】非磁性支持体2は、シート状あるいは板状
を呈しており、この非磁性支持体の材料としては、例え
ば、塩化ビニル、ナイロン、セルロースジアセテート、
セルローストリアセテート、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリ
カーボネート等のプラスチック類もしくは;銅、アルミ
ニウム等の金属;紙、含浸紙;及びこれらの材料の複合
体が挙げられ、これら以外であっても、磁気カードに必
要な物理的特性、例えば強度、剛度、隠蔽性、光透性を
有するものであれば、特に制限なく使用できる。
【0028】上記磁性塗料3に用いる磁性粉としては、
例えばγ−Fe23 、Co被着γ−Fe23 、Fe3
4 、CrO2 、Fe、Baフェライト、Srフェライ
トなどが挙げられる。
【0029】磁性粉は、適当な結着剤樹脂中に分散して
調整することができる。磁性粉が分散される結合剤樹脂
としては、例えばブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セ
ルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸
共重合樹脂、エポキシ樹脂等があげられる。
【0030】これら結合剤樹脂には、硬化剤を併用する
ことが出来る。硬化剤としては、例えば、トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水
添ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド
変成ポリイソシアネート、トリメチロールプロパントリ
イソシアネート等のポリイソシアネート類が好適に使用
できる。
【0031】また、磁性粉が結合剤樹脂中に分散されて
なる磁性塗料中には、必要に応じて、分散剤、界面活性
剤、カップリング剤、可塑剤、潤滑剤等、あるいはカー
ボン、その他顔料を添加することもできる。
【0032】磁性塗料を調整するに際しては、通常有機
溶剤が併用される。この際に用いることが出来る有機溶
剤としては、例えばトルエン、キシレン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノ
ール、シクロヘキサノン、ヘキサン等が併用される。
【0033】磁性塗料中の結合剤樹脂の使用量は、特に
制限されないが、磁性粉100重量部当たり10〜40
重量部の範囲が好ましい。
【0034】勿論、磁性塗料を調整するに当たっては、
あらかじめ予備混練を行ってから、充分な分散混練を行
う2段階混練を行って調整してもよい。
【0035】磁性塗料は、如何なる方法で非磁性支持体
上に塗布してもよいが、例えば塗工ヘッドを用いて塗工
することが出来る。塗工ヘッド4は、グラビアロール、
リバースロール、ダイ、エアーナイフ、マイクログラビ
アなどの従来公知の塗工ヘッドが使用できる。
【0036】非磁性支持体上に塗布された磁性塗料は、
次にその中に含まれる磁性粉が所定の配向度勾配を有す
る様に配向処理される。この配向処理には、通常、磁場
配向装置が用いられる。この磁場配向装置5は、例えば
図4(a)または(b)に示すような円柱型磁石で、か
つ、外周面の磁極がN極、S極交互にストライプ状また
はスパイラル状に着磁された磁石8を含んでいる。
【0037】そしてこの磁石8は、円柱軸中心に回転出
来る様になっている。この磁石8を、磁性塗料に接触し
ない様にして回転させることにより、磁性塗料中の磁性
粉を所定の配向度となる様に調整することが出来る。
【0038】通常、磁石8のストライプは、非磁性支持
体2のXX軸と直角(非磁性支持体の長手方向に対して
90°)となる様に設けることが出来る。尚、配向処理
に際して磁石8の周速度は、非磁性支持体2の移動速度
と一致させるか同程度として配向処理することが好まし
い。
【0039】また、磁石8は、非磁性支持体2上の磁性
塗料塗布面側に設けても良いし、磁性塗料塗布面と反対
側(つまり、非磁性支持体2面側)に設けてもよい。前
者の場合には、磁石8は、非磁性支持体2の進行方向と
逆方向に回転させて、所定配向度勾配を有する配向パタ
ーンを形成する。一方、後者の場合には、非磁性支持体
2の進行方向と同一方向に回転させて、所定配向度勾配
を有する配向パターンを形成する。
【0040】磁石8は、上記した通り、非磁性支持体2
のXX軸と直角(つまり、非磁性支持体の長手方向に対
して90°)となる様に設けることが出来るが、XX軸
に対して0°を越えて90°未満又はXX軸に対して9
0°を越えて180°未満となる様な所定角度で設ける
様にして、再生出力電圧の極大値間の間隔が等間隔であ
り、同極小値間の間隔が等間隔であり、かつ、同極大値
と同極小値との間隔と、同極小値から同極大値までの間
隔が異なる間隔とすることも出来た。
【0041】また、磁石8の直前に、移動方向に一定磁
場で配向する電磁石または永久磁石を設置することもで
き、磁石8の幅と個数と位置の組合せで配向パターンを
全面でも部分的に形成することもできる。〔図5(a)
及び(b)参照。〕。
【0042】配向パターン9は、磁気記録層の全面また
は一部に形成することができる。尚この様にして得られ
た未乾燥状態の非磁性支持体上の磁気記録層は、乾燥さ
せ、被膜化して磁性粉の配向が変化しない様に、固定す
る。この際の乾燥は、どの様な条件で行ってもよいが、
例えば熱風、赤外線等を当てることで行うことが出来
る。熱風乾燥の場合には、通常80〜180℃で行うこ
とが出来る。
【0043】この乾燥により得られた磁気記録媒体は、
必要ならば、巻き取り装置で巻き取り、所定の時間、恒
温恒湿条件のもとでエージングされる。
【0044】前記隠蔽用磁性塗料に用いる軟磁性材料と
しては、保磁力が50(Oe)以下(ゼロも含む)のも
のが好適に使用でき、例えばパーマロイ、センダストな
どが挙げられる。
【0045】軟磁性材料は、適当な結合剤樹脂中に分散
して調整することができる。軟磁性材が分散される結合
剤樹脂としては、例えばブチラール樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン−マレ
イン酸共重合樹脂、エポキシ樹脂等があげられる。
【0046】これら結合剤樹脂には、硬化剤を併用する
ことが出来る。硬化剤としては、例えば、トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水
添ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド
変成ポリイソシアネート、トリメチロールプロパントリ
イソシアネート等のポリイソシアネート類が好適に使用
できる。
【0047】また、軟磁性材料が結合剤樹脂中に分散さ
れてなる隠蔽用磁性塗料中には、必要に応じて、分散
剤、界面活性剤、カップリング剤、可塑剤、潤滑剤等、
あるいはカーボン、その他顔料を添加することもでき
る。
【0048】隠蔽用磁性塗料を調整するに際しては、通
常有機溶剤が併用される。この際に用いることが出来る
有機溶剤としては、例えばトルエン、キシレン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−
ブタノール、シクロヘキサノン、ヘキサン等が併用され
る。
【0049】隠蔽用磁性塗料中の結合剤樹脂の使用量
は、特に制限されないが、磁性粉100重量部当たり1
0〜40重量部の範囲が好ましい。
【0050】勿論、隠蔽用磁性塗料を調整するに当たっ
ては、あらかじめ予備混練を行ってから、充分な分散混
練を行う2段階混練を行って調整してもよい。
【0051】隠蔽用磁性塗料は、如何なる方法で非磁性
支持体上に塗布してもよいが、例えば塗工ヘッドを用い
て塗工することが出来る。塗工ヘッド4は、グラビアロ
ール、リバースロール、ダイ、エアーナイフ、マイクロ
グラビアなどの従来公知の塗工ヘッドが使用できる。
【0052】磁気記録層上に塗布された隠蔽用磁性塗料
は乾燥させ、被膜化する。この際の乾燥は、どの様な条
件で行ってもよいが、例えば熱風、赤外線等を当てるこ
とで行うことが出来る。熱風乾燥の場合には、通常80
〜180℃で行うことが出来る。尚、乾燥前に、磁場配
向処理を行うことも出来る。
【0053】この乾燥により得られた磁気記録媒体は、
必要ならば、巻き取り装置で巻き取り、所定の時間、恒
温恒湿条件のもとでエージングされる。
【0054】本発明の磁気記録媒体は、図6(a)〜
(e)に示した様な層構成とすることもできる。配向パ
ターンを有する磁気記録層10の上層に隠蔽用磁性層1
1を設けることにより、マグネット・ビューアー等の磁
気ディスプレイ装置での配向パターンの検出を不可能に
すると共に外観上の隠蔽も可能にできる。また、隠蔽用
磁性層上に保護層を設けて使用することもできる。さら
に、磁気記録層を複数構成して使用することもできる。
【0055】この様にして得られた磁気記録媒体は、そ
のままで使用することが出来るが、所望の形状に切断し
て使用してもよい。
【0056】また、磁気記録層への記録再生は、当該磁
気記録層を記録再生するヘッドと、当該記録再生の少な
くとも再生の間低保磁力の軟磁性材料からなる隠蔽用磁
性層を磁気飽和させる手段を有する記録再生装置がいず
れも使用できる。この様な装置としては、例えば記録用
コイルを含む記録用ヘッドコアと、再生用コイルを含む
再生用ヘッドコアとを有し、磁気飽和用コイルを有して
いてもよい磁気飽和用ヘッドコアと励磁用永久磁石をも
有するものが使用できる(特開昭55−93514号公
報)。この様な装置を用いれば上記の配向パターンによ
る連続的出力変化を真偽の判定情報として使用できる。
【0057】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。実施
例中、「%」及び「部」は、各々「重量%」及び「重量
部」を表す。
【0058】(実施例1)非磁性支持体としては、東レ
株式会社製E−22(厚さ188μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム)を使用した。
【0059】まず、下記材料をボールミルにより24時
間分散混合して磁性塗料を調製した。 MC−617 (戸田工業(株)製Baフェライト磁性粉) 100部 VAGH (UCC社製塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体) 15部 T−5206 (大日本インキ化学工業(株)製ポリウレタン樹脂) 15部 トルエン 50部 メチルエチルケトン 50部 シクロヘキサノン 50部
【0060】上記で調製した磁性塗料100部及び「バ
ーノックD−750」(大日本インキ化学工業(株)製
ポリイソシアネート)3部からなる塗料を使用し、リバ
ースコーターで10μmの厚さに塗布した。
【0061】2つの底面に挟まれた外周面に磁極を有
し、かつその磁極であるN極とS極とが交互に、両底面
方向に向けてストライプ状に着磁された円柱型磁石(ス
トライプ幅が全て等しく、ストライプ幅約8mm、表面
磁束密度1100G)を用い、当該支持体長手方向の塗
料塗布面と、当該磁石の外周面とを、それらが接触しな
い様に、ストライプと磁気記録層XX軸とが90°の角
度となる様に対向させて、その磁石を、円柱軸中心に支
持体の移動方向と逆方向に回転させて、磁場配向処理し
て配向パターンを設けた。この際、磁石の周速度と支持
体移動速度の各絶対値は一致する様にした。
【0062】次に磁場配向処理された未乾燥状態の磁気
記録層が設けられた非磁性支持体を温度100℃の熱風
乾燥装置内で1分乾燥させた。これらの各工程は、図3
に示す製造工程図に従って行われた。この様にして得ら
れた磁気記録媒体は、巻き取られ、40℃、50%RH
の条件で24時間エージング処理された。
【0063】以上の方法により得られた磁気記録媒体を
カード状に打ちぬき、各部分(A)〜(D)の、XX軸
方向の角型比及びZZ軸方向の角型比を振動試料型磁力
計を用い、印加磁場10000Gで、それぞれ測定し、
それらの比(XX軸方向の角型比/ZZ軸方向の角型
比)を配向度とした。その結果を表1に示した。
【0064】
【表1】
【0065】尚、表1には部分(B)及び(D)につい
て、各1点しか配向度値を示していないが、実測によれ
ば、部分(B)内では、その配向度が連続的に増加する
傾向にあり、一方部分(D)内では、その配向度が連続
的に減少する傾向が確認出来た。また、得られた磁気記
録媒体は、部分(A)〜部分(D)がその順に並んだの
を1単位として、繰り返し配列されていた。
【0066】このカード状磁気記録媒体を、磁気カード
リーダライタを用いて200FCIの密度で記録した
後、再生出力電圧を測定した。その結果、図7(a)の
ような出力波形を得た。図7(a)から、再生出力電圧
値は、磁気記録層の長手方向で周期関数的に連続変化
し、出力電圧極大値と同極小値とが交互に繰り返し出現
しており、極小値間の間隔が等間隔で、極大値間の間隔
が等間隔で、かつ極大値と極小値との間隔も等間隔であ
ることがわかる。
【0067】尚、再生出力電圧極小値は、部分(A)に
対応し、磁場配向処理において、その磁気記録層部分が
円柱状磁石のN極中心上又はS極中心上に対応していた
ことを示し、再生出力電圧極大値は、部分(C)に対応
し、同様にこれは、磁場配向時に、その部分が磁石のN
極とS極の境目又はS極とN極の境目に対応していたこ
とを示している。最初の再生出力電圧極小値を、円柱状
磁石のN極中心上での配向処理に対応させるとすると、
それに隣接する再生出力電圧極小値は、円柱状磁石のS
極中心上での配向処理に対応している。部分(A)は、
配向度1であり、磁性粉は無配向状態である。
【0068】そして部分(B)は、配向度が連続的に徐
々に増加する部分であり、磁場配向処理において、S極
又はN極中心上から、S極とN極との境目又はN極とS
極との境目に向かって回転しながら、磁性粉の配向が行
われたことを示し、一方部分(D)は、配向度が連続的
に徐々に減少する部分であり、磁場配向処理において、
S極とN極との境目又はN極とS極との境目から、S極
又はN極中心上に向かって回転しながら、磁性粉の配向
が行われたことを示している。
【0069】尚、配向度の高い部分の出力(再生出力電
圧極大値)aと配向度の低い部分の出力(再生出力電圧
極小値)bとは、約1.5倍のレベル差があった。この
連続的出力変化を微分処理することにより、再生出力電
圧極大値間または同極小値間のピーク間隔c、勾配d及
びピーク数を検知することが出来、これらの情報を使用
してカードの真偽を判別することが出来た。
【0070】次いで、下記材料をボールミルにより24
時間分散混合して隠蔽用磁性塗料を調整した。 センダスト粉 (保磁力10Oeの軟磁性材料) 100部 VAGH (UCC社製塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体) 15部 T−5206 (大日本インキ化学工業(株)製ポリウレタン樹脂) 15部 トルエン 50部 メチルエチルケトン 50部 シクロヘキサノン 50部
【0071】上記で調製した隠蔽用磁性塗料100部及
び「バーノックD−750」(大日本インキ化学工業
(株)製ポリイソシアネート)3部からなる塗料を使用
し、リバースコーターで10μmの厚さに塗布した。
【0072】以上の方法で得られた磁気記録媒体の表面
を目視観察したところ、配向パターンは隠蔽されてお
り、目視では判別できなかった。また、マグネット・ビ
ューアーで配向パターンの検出を試みたが、判別できな
かった。
【0073】(実施例2)上記実施例1と同様の方法で
調整した磁性塗料100部及び「バーノックD−75
0」〔大日本インキ化学工業(株)製ポリイソシアネー
ト〕3部からなる塗料を使用し、リバースコーターで1
0μmの厚さに塗布した。
【0074】2つの底面に挟まれた外周面に磁極を有
し、かつその磁極であるN極とS極とが交互に、両底面
方向に対して45°の傾きをもってスパイラル状に着磁
された円柱型磁石(スパイラル幅が全て等しく、スパイ
ラル幅約15mm、表面磁束密度1400G)を用い、
当該支持体長手方向の塗料塗布面と、当該磁石の外周面
とを、それらが接触しない様に、磁石の円柱軸と磁気記
録層XX軸とが90°の角度となる様に対向させて、そ
の磁石を、円柱軸中心に支持体の移動方向と逆方向に回
転させて、磁場配向処理して配向パターンを設けた。こ
の際、磁石の周速度と支持体移動速度の各絶対値は一致
する様にした。
【0075】次に磁場配向処理された未乾燥状態の磁気
記録層が設けられた非磁性支持体を温度100℃の熱風
乾燥装置内で1分乾燥させた。これらの各工程は、図3
に示す製造工程図に従って行われた。この様にして得ら
れた磁気記録媒体は、巻き取られ、40℃、50%RH
の条件で24時間エージング処理された。
【0076】以上の方法により得られた磁気記録媒体を
カード状に打ちぬき、各部分(A)〜(D)のXX軸方
向の角型比及びZZ軸方向の角型比を、振動試料型磁力
計を用い、印加磁場10000Gで、それぞれ測定し
た。その結果を表2に示した。
【0077】
【表2】
【0078】尚、表2には部分(B)及び(D)につい
て、各一点しか配向度値を示していないが、実測によれ
ば、部分(B)内では、その配向度が連続的に増加する
傾向にあり、一方部分(D)内では、その配向度が連続
的に減少する傾向が確認できた。また、得られた磁気記
録媒体は、部分(A)〜部分(D)がその順に並んだの
を1単位として、繰り返し配列されていた。
【0079】このカード状磁気記録媒体を、磁気カード
リーダライタを用いて200FCIの密度で記録した
後、再生出力電圧を測定した。その結果、図7(b)の
ような出力波形を得た。図7(b)から、再生出力電圧
値は、磁気記録層の長手方向で周期関数的に連続変化
し、出力電圧極大値と同極小値とが交互に繰り返し出現
しており、極小値間の間隔が等間隔で、極大値間の間隔
が等間隔で、かつ極大値と極小値との間隔と極小値と極
大値との間隔が異なることがわかる。
【0080】尚、配向度の高い部分の出力(再生出力電
圧極大値)aと配向度の低い部分の出力(再生出力電圧
極小値)bとは、約1.5倍のレベル差があった。この
連続的出力変化を微分処理することにより、再生出力電
圧極大値間または同極小値間のピーク間隔c、勾配d及
びピーク数を検知することが出来た。さらに、再生出力
電圧極大値と同極小値との間隔c1と、同極小値と同極
大値との間隔c2との差異を検知することが出来た。こ
れらの情報を使用してカードの真偽を判別することが出
来た。
【0081】次いで、上記実施例1と同様の方法で調整
した隠蔽用磁性塗料100部及び「バーノックD−75
0」〔大日本インキ化学工業(株)製ポリイソシアネー
ト〕3部からなる塗料を使用し、リバースコーターで1
0μmの厚さに塗布した。
【0082】以上の方法で得られた磁気記録媒体の表面
を目視観察したところ、配向パターンは隠蔽されてお
り、目視では判別できなかった。さらに、マグネット・
ビューアーで配向パターンの検出を試みたが、判別でき
なかった。
【0083】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、磁性粉の配向
度合いの変化による連続的な出力変化を利用することに
より、真偽の判定情報が容易に得られるとともに、偽造
が極めて成しがたいという格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の部分(A)〜(D)の
配向度の程度を説明する際に用いる座標系を示した図。
【図2】本発明の磁気記録媒体の部分(A)〜(D)の
配向度の程度と再生出力電圧値(出力波形)とを対応さ
せた模式的に示した図。
【図3】本発明の磁気記録媒体の製造工程の一例を示す
概略図。
【図4】本発明で使用される、2つの底面に挟まれた外
周面に磁極を有し、かつその磁極であるN極とS極とが
交互に着磁された円柱型磁石を示す図で、(a)は両底
面方向に向けてストライプ状に着磁された磁石を示し、
(b)は両底面方向に対して所定の傾きをもってスパイ
ラル状に着磁された磁石を示す。
【図5】本発明の磁気記録媒体を示す平面図で、(a)
は磁気記録層の全面に配向パターンが形成されているこ
とを示し、(b)は磁気記録層の任意の箇所に間欠的に
配向パターンが形成されていることを示す図。
【図6】本発明の磁気記録媒体の構成例を示す断面図。
【図7】本発明の磁気記録媒体の磁気記録層を磁気記録
後、再生した時の出力電圧値から得られる波形。
【符号の説明】
1 巻出し装置 2 非磁性支持体 3 磁性塗料 4 塗工ヘッド 5 磁場配向装置 6 乾燥装置 7 巻取り装置 8 磁石 9 配向パターン 10 配向パターンを有する磁気記録層 11 隠蔽用磁性層 12 磁気記録層 13 保護層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に、磁性粉を分散した結
    合剤樹脂の乾燥被膜からなる磁気記録層が設けられた磁
    気記録媒体において、当該磁気記録層上に低保磁力の軟
    磁性材料からなる隠蔽用磁性層を備え、かつ、当該磁気
    記録層が磁性粉がどの方向にも配向されていない部分
    (A)と、長手方向に磁性粉が配向されている部分
    (C)と、これらの間に、当該部分(A)から部分
    (C)に向けて、長手方向の配向度が連続的に増大する
    様な配向度勾配で磁性粉が配向されている部分(B)
    と、当該部分(C)から部分(A)に向けて、長手方向
    の配向度が連続的に減少する様な配向度勾配で磁性粉が
    配向されている部分(D)とを有しており、これら磁気
    記録層上の4つの部分が部分(A)、部分(B)、部分
    (C)、部分(D)の順で繰り返された配向パターンを
    有することを特徴とする磁気記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001331770A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Dainippon Printing Co Ltd 磁気情報転写箔およびそれを用いた磁気情報形成方法

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